JP3902684B2 - 綾巻きパッケージを巻成する繊維機械の綾巻きパッケージ交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、綾巻きパッケージを巻成する繊維機械の綾巻きパッケージ交換装置であって、完成した綾巻きパッケージを空管と交換する装置を有しており、しかもこの装置が、糸キャッチ薄板を有する、制限された範囲で旋回可能にかつ軸方向で移動可能に旋回・支承軸に支承された糸リフタを備えており、前記糸キャッチ薄板が走行糸の綾振り領域内へ旋回可能である形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の綾巻きパッケージ交換装置は、多数の刊行物、例えば、シュラーフホルスト(Schlafhorst)社発行のハンドブック「AUTOCONER238」、またはドイツ連邦共和国特許公開第4217575号明細書により公知である。
【0003】
ハンドブック「AUTOCONER238」には、01.7.0頁に、巻き返し機に用いられる綾巻きパッケージ交換装置が示されている。続く頁には、この装置の種々の操作部材が詳説されている。01.7.6頁には、例えばこの綾巻きパッケージ交換装置の、旋回可能に支承された糸リフタが図示され説明されている。
【0004】
周知のように、この種の綾巻きパッケージ交換装置は、巻き返し機の上部構造に配置され、巻き取り部の上方を往復動し、規定の長さもしくは規定の直径に達した各綾巻きパッケージを空管と自動的に交換する。
【0005】
満管の綾巻きパッケージは、交換装置によって、巻き取り部後方に配置された置き場、またはこの領域に配置された綾巻きパッケージ搬送ベルトに引き渡される。空管は、交換装置により、巻き取り部上方に配置された管マガジンから取り出される。
【0006】
綾巻きパッケージ交換動作中、供給ボビンと綾巻きパッケージとの間に延びる糸も操作される。すなわち、綾巻きパッケージ交換器に配置された糸リフタが、端部側に配置されたリフト部材またはキャッチ部材を、綾振り運動する糸の領域内へ旋回させ、糸を捕捉する。別個に配置された引き渡し部材が、糸リフタに保持されている糸を受け取り、側方に配置されたヘッドカッタにこの糸を案内し、上糸と下糸とに分断する。上糸は、ヘッドノズル内へ吸引され、引き続きヘッドワインディング(Kopfwicklung)として、完成した綾巻きパッケージの管の端部に巻き付けられる。下方の糸は、テレスコープ式に構成されたフットノズルによって捕捉され、フットワインディング(Fusswicklung)として特別な予備巻き取り装置内で、新しい空管に巻き取られる。このように用意された管は、引き続いてクリール(Spulenrahmen)へ引き渡され、本来の巻き返し工程がスタートする。
【0007】
以上の説明から分かるように、公知の方法は、いくぶん複雑であり、必要とされる装置も比較的高価である。
【0008】
これと原理的に類似した装置が、ドイツ特許公開第4217575号明細書により公知である。さらにこの装置は、2重リンク式に構成された糸リフタを有している。
【0009】
さらに、欧州特許第282105号明細書により公知の綾巻きパッケージ交換装置では、被交換綾巻きパッケージが、まずクリールから送出シュートへ送られる。次いで、送出シュートの凹所内に固定され、糸ガイドドラムと綾巻きパッケージとの間に張られた糸ストランドを、互いに直角に配置された2平面内で旋回可能な操作アームが、鉤状端部で掴み、クリールの管受容部の領域内に案内する。ここで、糸は、新たに挿入された空管によりクランプされ、操作アームに配置された切断装置により分断される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、前述の種類の綾巻きパッケージ交換装置を前提として、この種の装置のパッケージ操作ユニットを改良することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、綾巻きパッケージ交換装置に、移動距離制限装置が配置されており、この移動距離制限装置が、移動可能に支承された、規定された状態で負荷可能なクランプ機構と、糸リフタに結合され、クランプ機構によりクランプ可能なブレーキ管と、調節可能なストッパ部材とを有しており、その結果、クランプ機構、ひいては糸リフタの軸方向の移動距離が規定されるようにした。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の装置の利点は、各巻き取り部に、規定通りの、再現可能なフットワインディング(Fusswicklung)が形成され、しかも、例えば組立に起因する各巻き取り部の位置の相異を補償するために予め各巻き取り部において厄介な調節作業を行わずに済むことである。
【0013】
さらに、請求項2から4に記載の構成の特に大きな利点は、構造が極めて頑丈で、寿命が長いことである。
【0014】
請求項5に記載のセンサ装置により、移動距離制限装置の機能を監視することができるので有利である。
【0015】
従って、請求項6に記載の構成は特に有利である。なぜなら、処理しようとする糸が、糸リフタヘッドの戻り旋回時に、このヘッドに配置されたクランプカッタ内へ自動的に挿入され、そこで、その後の糸処理ステップ、例えば、ヘッドワインディングの形成や、新たに交換しようとする空管へのフットワインディングの取り付けの用意がなされるからである。糸リフタが軸方向に移動可能であることにより、クランプカッタ内に捕捉された下糸を、クリールに新たに送入された管に直接に取り付けることができる。言い換えると、巻き取りポジションの直ぐ上方に位置するクリールに新しい管が保持されている間に、この管にフットワインディングを形成することができる。
【0016】
請求項7に記載のような、糸キャッチ薄板の構成によって、走行糸がその都度の綾振り方向とは無関係に確実かつ迅速に捕捉され、ひいてはクランプカッタ内に確実に挿入することができる。
【0017】
請求項8に記載の、糸リフタヘッドの有利な構成により、クランプカッタの位置を、異なる管に確実に適合させることができる。こうすることにより、例えば、下方の糸を取り付けるさいに発生する糸端をできるだけ短くし、垂れ糸の発生や糸端の巻過ぎを大幅に防止できる。
【0018】
請求項9には、糸リフタヘッドへ力を伝達する装置の有利な構成が記載されている。その構成により、ヘッドの規定された旋回が可能になり、この場合糸リフタの軸方向の可動性が損なわれることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図面に示した実施の形態について説明する。
【0020】
図1には、符号1,2,3により、(詳細には図示されていない)綾巻きパッケージ交換装置50のケーシング壁が示してある。この形式の綾巻きパッケージ交換装置は、多数の種々の糸処理部材を有している。見やすくするために、本発明の移動距離制限装置26を有する糸リフタ4のみが図示されている。この糸リフタ4は、主として旋回ケーシング5ならびに糸リフタヘッド6から成っている。
【0021】
糸リフタ4の旋回ケーシング5が旋回・支承軸7に、制限された範囲で旋回可能に、かつ軸方向に移動可能に支承されている。旋回・支承軸7は、例えば(詳細に図示されていない)カム板伝動装置8を介して規定された状態で負荷可能であり、かつ軸方向に移動可能な力伝達機構9を介して軸受スリーブ10に結合されている。この軸受スリーブは、歯付きベルト伝動装置12のピニオン11を支持している。
【0022】
軸受スリーブ10は、軸受装置13を介して回転スリーブ14に支持されており、さらにブレーキ管24によって取囲まれている。
【0023】
軸受15,16を介して、制限された範囲で回転可能に旋回・支承軸7に支承された回転スリーブ14は、一方では、糸リフタ4の旋回ケーシング5に固着されていて、他方では、カム板伝動装置17に接続されている。
【0024】
さらにカム板伝動装置17の領域には、回転スリーブ14の、ひいては糸リフタ4の軸方向移動を可能にする駆動装置47が配置されている。
【0025】
糸リフタヘッド6には、端部に糸キャッチ薄板18が配置されている。この糸キャッチ薄板の糸キャッチ成形部19が、両側に向かってホッパ状に開いている。
【0026】
糸キャッチ薄板18の下方には、クランプカッタ20、すなわち前置された糸クランプを有する糸カッタが取り付けられている。このクランプカッタの取付け位置は、無段階的に調節可能である。クランプカッタ20は、有利にはニューマチック式シリンダ45を介して制御可能である。このニューマチック式シリンダ45は、供給導管21を介して圧力源に接続されている。
【0027】
糸リフタヘッド6の旋回軸線22の領域には、糸ガイド薄板25(図2)ならびに調節可能のストッパ23が配置されている。ストッパ23は、巻き取り部のケーシング壁48と対応している。
【0028】
図3および図4に詳細に示した、本発明による移動距離制限装置26は、主として、ニューマチック式に制御可能な、移動可能に支承されたクランプ機構(Klemmschelle)27から成っている。つまりクランプ機構の基台28が、軸方向移動可能に滑りレール29に支承されており、ばね部材30により出発位置に位置決めされる。基台28には、軸31を中心として旋回可能にクランプ機構の加圧アーム32が取り付けられている。この加圧アーム32には、ニューマチック式のスラストピストン伝動装置33を介して負荷を与えることができる。このスラストピストン伝動装置33による圧力負荷により、クランプ機構27は、ブレーキ管24に固定可能である。このブレーキ管24は、糸リフタ4の旋回ケーシング5に結合されている。さらに綾巻きパッケージ交換装置のケーシング壁3には、支台34に、調節可能のストッパ部材35が取り付けられている。この調節可能のストッパ部材35は、クランプ機構27の、軸方向の戻り移動距離sを制限している。この戻り移動距離sは、新しく交換される管において形成しようとするフットワインディングの位置にとって極めて重要である。さらに移動距離制限装置26の領域には、センサ装置36が配置されている。このセンサ装置によって移動距離制限装置26の監視が可能になる。
【0029】
次に、本発明の綾巻きパッケージ交換装置の作用形式を述べる。
【0030】
図5には、糸リフタ4のゼロ位置、つまり出発位置が示されている。糸リフタ4の旋回ケーシング5は、そのゼロ位置にある。つまり、旋回ケーシング5は、例えば綾巻きパッケージ交換装置50のケーシング壁2に配置されたストッパ37に接触している。糸リフタヘッド6も、同じようにその出発位置にある。すなわち、糸リフタヘッド6のストッパ38が、旋回ケーシング5のストッパ部材39に接触している。この状態では、クランプカッタ20は開かれている。
【0031】
第1の作業ステップ(図6)において、調節可能なストッパ38がストッパ部材39に再び反対の側から接触するまで、糸リフタヘッド6が、カム板伝動装置8(図1)と歯付きベルト伝動装置12とを介して、矢印Aの方向へ下方旋回させられる。同時に、有利には同じくケーシング壁2に配置されたストッパ40に接触するまで、旋回ケーシング5がカム板伝動装置17(図1)を介して矢印Bの方向に前方旋回させられる。このような位置においては、糸キャッチ薄板18は、綾振り運動する糸42の領域内の糸ガイドドラム41下方に位置決めされ、糸を捕捉する。
【0032】
次の作業ステップでは、糸リフタヘッド6と旋回ケーシング5とが、再びゼロ位置へ戻し旋回させられる(図7)。そのさい、糸キャッチ薄板18に捕捉された糸42は、糸ガイド薄板25内、ならびに開かれたクランプカッタ20内に挿入される。糸リフタヘッド6は再びストッパ部材39に接触し、旋回ケーシング5も再び対応するストッパ37に接触する。
【0033】
続いて、上糸43は、相応の作業部材(図示せず)によって管先端へ移され、そこでヘッドワインディング(Topcone)または糸弦(Fadensehne)を形成する。後者の場合は、上糸を綾巻きパッケージの外套面から短く下へ案内し、再び、外套面に戻すようにする。このような方法は公知であり、例えばドイツ連邦共和国特許第4040532号明細書に記載されている。
【0034】
図8には、糸リフタヘッド6が、糸42を短めに保持するため、完全に旋回しきらずに、例えば制御可能なストッパ46により位置決めされた位置にある状態が示されている。その他の点では、図8は、図7のところで説明した状態と変わらない。
【0035】
図9に示したように、糸42がクランプカッタ20によって切断されてクランプされ、上糸43がヘッドワインディング(トップコーン)または糸弦として巻き取られ、完成した綾巻きパッケージ44が、後方に向かって綾巻きパッケージ搬出ベルト(図示せず)上へ送出されたあと、旋回ケーシング5は、再び、前方位置(ストッパ40)に旋回する。糸リフタヘッド6もやはり、ニューマチック式シリンダ45により設定されるストッパ53にまで旋回する。次いで駆動装置47(図1)を介して、糸リフタ4が綾巻きパッケージ交換装置50のケーシング壁3の方向に、ストッパ23が当該巻き取り部のケーシング壁48に接触するまで、移動させられる。
【0036】
次に、下糸49として形成された糸42の端部が、クリール52の右側の管受容部51の前方に位置決めされ、クランプカッタ20によって保持され、糸ガイド薄板25によって案内される。糸リフタ4が下糸49と共に、最も右の位置に移動すると(移動距離VW)(ストッパ23は巻き取り部のケーシング壁48に接触する)、管フィーダ(図示せず)によって、管がクリールの受容部の間へ運ばれ、続いてスラストピストン伝動装置33によってクランプ機構27が閉じられる。すなわち、クランプ機構27が、糸リフタ4に結合されたブレーキ管24に固定される。
【0037】
次いで、クリール52が閉じられ、そのさい、下糸49が管基部とクリールの管受容部51との間にクランプされると、駆動ユニット47を介して直線的に移動可能な糸リフタ4も左方向へ移動する。クランプ機構27は、調節可能なストッパ部材35の方向に向かって所定距離sだけ移動する(図3)。したがって、ストッパ部材35へ向かってクランプ機構27が移動した移動距離sが、次いで形成されるようになっているフット予備ワインディング(Fussreservewicklung)の位置の基準となる。
【0038】
したがって、移動距離制限装置26によって、新しい管における予備ワインディングの位置が、綾巻きパッケージ交換装置50の位置もしくはその都度の巻き取り部の正確な組み付け位置とは無関係に確実に規定される。つまり、フット予備ワインディングの申し分のない形成のために、例えば、組み付けに起因する巻き取り部の組み付けの不正確さを補償する等の、厄介な調節作業を必要としない。
【0039】
本発明により構成された綾巻きパッケージ交換装置は、特に自動綾巻きパッケージワインダ(Kreuzspurautomaten)との関連で、特に綾巻きパッケージを完成させ、次いで空管と交換するサービスユニットとして構成されている。
【0040】
言うまでもなく、本発明の枠内で、本発明により構成された綾巻きパッケージ交換装置を、オープンエンド精紡機の場合に公知の種類のサービスユニットの構成部分とすることも可能である。この場合、サービスユニットは本発明による綾巻きパッケージ交換装置のほかに、別の操作装置を有している。これらの操作装置は、例えば精紡部材をクリーニングし、糸切れ後、糸継ぎすることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸リフタを部分的に切断して示す正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って一部分を切断して示す部分側断面図である。
【図3】ベースワインディングの位置決めのための、本発明による移動距離制限装置の前面図である。
【図4】図3のX方向で見た移動距離制限装置の側面図である。
【図5】糸リフタを出発位置で示した図である。
【図6】矢印A方向に旋回した作業段階を示した図である。
【図7】糸を伴い再び出発位置へ戻された段階を示した図である。
【図8】次の作業段階を示した図である。
【図9】綾巻きパッケージ完成段階を示した図である。
【符号の説明】
1,2,3 ケーシング壁、 4 糸リフタ、 5 旋回ケーシング、 6 糸リフタヘッド、 7 旋回・支承軸、 8,17 カム板伝動装置、 9 力伝達機構、 10 軸受スリーブ、 11 ピニオン、 12 歯付きベルト伝動装置、 13 軸受装置、 14 回転スリーブ、 15,16 軸受、 18 糸キャッチ薄板、 19 糸キャッチ成形部、 20 クランプカッタ、 21 供給導管、 22 旋回軸線、 23,38,40,46 ストッパ、 24 ブレーキ管、 25 糸ガイド薄板、 26 移動距離制限装置、 27クランプ機構、 28 基台、 29 滑りレール、 30 ばね部材、 31 軸、 32 加圧アーム、 33 スラストピストン伝動装置、 34 支台、 35,39 ストッパ部材、 36 センサ装置、 41 糸ガイドドラム、 42 糸、 43 上糸、 45 ニューマチック式シリンダ、 47 駆動ユニット、 48 ケーシング壁、 49 下糸、 50 綾巻きパッケージ交換装置、 51 管受容部、 52 クリール

Claims (9)

  1. 綾巻きパッケージを巻成する繊維機械の綾巻きパッケージ交換装置であって、完成した綾巻きパッケージを空管と交換する装置を有しており、しかもこの装置が、糸キャッチ薄板を有する、制限された範囲で旋回可能にかつ軸方向で移動可能に旋回・支承軸に支承された糸リフタを備えており、前記糸キャッチ薄板が走行糸の綾振り領域内へ旋回可能である形式のものにおいて、
    綾巻きパッケージ交換装置(50)に、移動距離制限装置(26)が配置されており、この移動距離制限装置が、移動可能に支承された、規定された状態で負荷可能なクランプ機構(27)と、糸リフタ(4)に結合され、クランプ機構(27)によりクランプ可能なブレーキ管(24)と、調節可能なストッパ部材(35)とを有しており、その結果、クランプ機構(27)、ひいては糸リフタ(4)の軸方向の移動距離(s)が規定されることを特徴とする、綾巻きパッケージを巻成する繊維機械の綾巻きパッケージ交換装置。
  2. クランプ機構(27)が、滑りガイド(29)に支承されていて、ばね力により負荷されて出発位置(I)に位置決め可能であることを特徴とする、請求項1記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  3. スラストピストン伝動装置(33)を介して負荷可能な、かつブレーキ管(24)に固定可能なクランプ機構(27)が、ストッパ部材(35)に突き当たることによって、フット予備ワインディングの位置(移動距離s)を規定するようになっている、請求項1または2記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  4. 旋回・支承軸(7)における糸リフタ(4)の移動距離(VW)が 、糸リフタ(4)の旋回ケーシング(5)または糸リフタヘッド(6)に配置されたストッパ(23)によって制限されるようになっており、このストッパが、それぞれ繊維機械の巻き取り部のケーシング(48)に対応している、請求項1から3までのいずれか1項記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  5. 移動距離制限装置(26)の領域に、移動距離制限装置(26)を監視するためのセンサ装置(36)が配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  6. (イ)旋回ケーシング(5)を有する糸リフタ(4)が、旋回・支承軸(7)に、軸方向移動可能に、かつ制限された範囲で旋回可能に支承されており、
    (ロ)旋回ケーシング(5)の端部側に、糸リフタヘッド(6)が旋回可能に配置されており、この糸リフタヘッド(6)が、糸キャッチ薄板(18)とクランプカッタ(20)とを有している、請求項1記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  7. 糸キャッチ薄板(18)の両側に、綾振り運動する糸(42)を受容する糸キャッチ成形部(19)が配置されている、請求項5記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  8. クランプカッタ(20)が、糸リフタヘッド(6)に移動可能に支承されており、異なる作業個所に固定可能である、請求項5記載の綾巻きパッケージ交換装置。
  9. 糸リフタヘッド(6)が、歯付きベルト伝動装置(12)と、軸方向に移動可能な力伝達機構(9)とを介して、規定された状態で負荷可能な旋回・支承軸(7)と接続されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の綾巻きパッケージ交換装置。
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