JP3902567B2 - 基板支持装置及びこれを利用した基板処理装置 - Google Patents

基板支持装置及びこれを利用した基板処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板を支持するための基板支持装置及びこれを利用して基板に対する各種処理(搬送、搬入、搬出、ボンディング等の実装処理等)を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−21932号公報
【特許文献2】
特開2000−49210号公報
従来においては、SAW(表面弾性波)フィルターやTCXO(温度補償型水晶発振器)のパッケージ等のように、1つ1つの基板が小さい場合には、扱い易さ等の観点から、かかる小さな基板を一体的に複数集合させて所謂集合基板を形成し、これを用いて実装装置への搬入(供給)、搬出(排出)、保持(クランプ)などを行うようにしている。例えば、TCXOの単体基板(W5mm×D3.2mm×T0.65mm,W;幅、D;奥行き、T厚さ)を、14列×18列=252個の集合板としたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、セラミック製の集合基板においては、個々の基板(単体基板、個片基板)としては良品であっても、集合された結果、集合基板全体として比較的反りが大きくなる等するため、フリップチップの実装に悪影響を与える惧れがある。
【0004】
即ち、フリップチップの実装では、前記反りの影響で各基板の高さ位置にバラツキが生じる惧れがあり、以って接合に悪影響を及ぼす惧れがある。また、超音波振動を用いて接合する場合、前記反りの影響で基板裏面(実装処理などが行なわれる基板の被処理面の反対側の面)が十分に支持面に接触して支持されなくなる惧れがあり、かかる場合には、振動の逃げが生じる等して安定した品質を維持できなくなる惧れがある。
【0005】
また、個々の基板(単体基板)の製作が困難で歩留まりが悪い場合に集合基板とするような場合には、集合基板が不良な単体基板を含んでいる惧れが比較的高いが、このような場合においては、不良な部分も良好な部分と伴に集合基板として各工程を流すことになるため、不良な部分に対しても良好な部分と同様に各種処理操作を行うこととなり、以て無駄な作業が発生し作業効率が低下するといった惧れがある。
【0006】
このようなことから、本願出願人は、特願2001−019860号において、個片基板、基板パッケージ等を複数集合させて収容可能な基板用キャリアを提案すると共に、当該基板用キャリアに収容された各々の個片基板、基板パッケージ等の外側面を横方向(実装方向と略直交する方向)から押圧して基板用キャリアボディに対して位置決め保持するという技術を提案した。
【0007】
かかる技術によれば、キャリアに収容した基板の外周側面を押圧して保持するため、上記各種の惧れを効果的に回避することができる。しかしながら、かかる技術においても、場合によっては、基板搬送時の振動や基板収容時におけるクランプ動作に伴って基板がキャリア収容部から浮き上がってしまう惧れがあり、このような状態で基板にフリップチップ等を実装すると、上述したように悪影響が生じる惧れがある。
【0008】
本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、簡単な構成でありながら、容易なハンドリングと良好な位置決めを達成でき、以って生産効率の向上と品質の安定化を促進することができる基板支持装置を提供することを目的とする。また、これらを用いて基板に対する各種処理を行う基板処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に記載の発明に係る基板支持装置は、
基板の被処理面の裏面を支持する基板支持部と、
基板の横方向への移動を規制する移動規制部と、
回動支点廻りに回動可能に構成され、前記基板支持部が支持する基板と当接可能な端部を有する押圧部材と、
前記押圧部材に作用して、前記押圧部材の端部に前記回動支点廻りの弾性付勢力を付与する弾性部材と、
を含んで構成され、
前記押圧部材の端部を基板に当接させ、該端部に付与される弾性付勢力により、前記基板支持部が支持する基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧すると共に、基板を前記移動規制部に押圧する一方、
前記移動規制部が、当該基板と当接し、別の弾性部材により前記押圧部材の端部と該基板との接触部方向に該基板を押圧するように作用すると共に、該基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧するように作用する。
【0010】
かかる構成によれば、基板の被処理面に実装処理などを行なう際に、基板を基板支持部側に押圧する下向きの力と、基板を移動規制部に対して横方向に押圧する力と、を基板に対して作用させることができるので、実装時の振動等により生じる惧れのある基板の浮き上がりや位置ズレ等を確実に防止することができ、実装処理などの処理精度を向上させることができる。従って、簡単な構成としながら、容易なハンドリングと良好な位置決めを達成でき、以って生産効率の向上と品質の安定化を促進できる基板支持装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明に係る基板支持装置は、前記移動規制部に作用する別の弾性部材と前記押圧部材に作用する弾性部材とは、基板を挟んで反対側に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明に係る基板支持装置は、前記押圧部材の回動平面に平行な面上において、前記押圧部材の回動支点の中心と、前記押圧部材の端部と基板との当接点と、を結ぶ直線に直交する方向に作用する基板に対する前記押圧部材の押圧力が、基板を前記基板支持部の支持面に押圧する方向の成分と、基板を前記移動規制部材側に押圧する方向の成分と、を持つように構成する。
【0012】
このように配設すると、実装時の振動等により生じる惧れのある基板の浮き上がりや位置ズレ等を、比較的簡単な構成で確実に防止することが可能となる。
【0013】
本願発明の一態様に係る基板支持装置、基板の被処理面に直交する方向から投影したときに、前記押圧部材の回動支点の中心と前記当接点とを結ぶ直線と、該当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面によって切断される基板断面と、が前記当接点を除いて重畳しない位置関係にある場合に、前記押圧部材の回動平面に平行な面において、前記押圧部材の回動支点の中心が、前記当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面に対して、該基板の裏面側に位置するように構成することができる。
すなわち、請求項4に記載の発明に係る基板支持装置のように、押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において押圧部材の回動支点側に位置する場合には、押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より下方に位置するように構成することができる。
【0014】
本願発明の一態様に係る基板支持装置、基板の被処理面に直交する方向から投影したときに、前記押圧部材の回動支点の中心と前記当接点とを結ぶ直線と、該当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面によって切断される基板断面と、が重畳する位置関係にある場合に、前記押圧部材の回動平面に平行な面において、前記押圧部材の回動支点の中心が、前記当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面に対して、該基板の裏面の反対側に位置するように構成することができる。
すなわち、請求項5に記載の発明に係る基板支持装置のように、押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において押圧部材の回動支点とは反対側に位置する場合には、押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より上方に位置するように構成することができる。
【0017】
請求項に記載の発明に係る基板支持装置は、1又は複数の基板を収容可能な基板用キャリアを保持可能に構成され、該基板用キャリアが当該基板支持装置に保持されたときに、前記基板用キャリアが収容していた基板が前記基板支持部に支持されるように構成されたことを特徴とする。
【0018】
かかる構成とすれば、基板用キャリアに基板を収容させることでハンドリング特性を向上させることができる一方で、例えば、実装時などにおいては、基板を高精度に加工された基板支持部に支持させることが可能となるので、ハンドリング特性の向上と処理精度の維持向上とを高いレベルで両立させることなどが可能となる。
【0019】
請求項7に記載の発明に係る基板処理装置は、
基板の被処理面の裏面を支持する基板支持部と、
基板の横方向への移動を規制する移動規制部と、
回動支点廻りに回動可能に構成され、前記基板支持部が支持する基板と当接可能な端部を有する押圧部材と、
前記押圧部材に作用して、前記押圧部材の端部に前記回動支点廻りの弾性付勢力を付与する弾性部材と、
を含んで構成され、
前記押圧部材の端部を基板に当接させ、該端部に付与される弾性付勢力により、前記基板支持部が支持する基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧すると共に、基板を前記移動規制部に押圧する一方、
前記移動規制部が、当該基板と当接し、別の弾性部材により前記押圧部材の端部と該基板との接触部方向に該基板を押圧するように作用すると共に、該基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧するように作用する基板支持装置を備え、
該基板支持装置に支持された基板に対して所定の処理を行なうように構成した。
【0020】
かかる構成によれば、基板の被処理面に実装処理などを行なう際に、基板を基板支持部側に押圧する下向きの力と、基板を移動規制部に対して横方向に押圧する力と、を基板に対して作用させることができるので、実装時の振動等により生じる惧れのある基板の浮き上がりや位置ズレ等を確実に防止することができ、実装処理などの処理精度を向上させることができる。従って、簡単な構成としながら、容易なハンドリングと良好な位置決めを達成でき、以って生産効率の向上と品質の安定化を促進できる基板処理装置を提供することができる。
【0021】
請求項8に記載の発明に係る基板処理装置は、前記移動規制部に作用する別の弾性部材と前記押圧部材に作用する弾性部材とは、基板を挟んで反対側に設けられていることを特徴とする。
【0022】
請求項に記載の発明に係る基板処理装置は、前記押圧部材の回動平面に平行な面上において、前記押圧部材の回動支点の中心と、前記押圧部材の端部と基板との当接点と、を結ぶ直線に直交する方向に作用する基板に対する前記押圧部材の押圧力が、基板を前記基板支持部の支持面に押圧する方向の成分と、基板を前記移動規制部材側に押圧する方向の成分と、を持つように構成する。
【0023】
このように配設すると、実装時の振動等により生じる惧れのある基板の浮き上がりや位置ズレ等を、比較的簡単な構成で確実に防止することが可能となる。
【0024】
本願発明の一態様に係る基板処理装置、基板の被処理面に直交する方向から投影したときに、前記押圧部材の回動支点の中心と前記当接点とを結ぶ直線と、該当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面によって切断される基板断面と、が前記当接点を除いて重畳しない位置関係にある場合に、前記押圧部材の回動平面に平行な面において、前記押圧部材の回動支点の中心が、前記当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面に対して、該基板の裏面側に位置するように構成することができる。
すなわち、請求項10に記載の発明に係る基板処理装置のように、押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において押圧部材の回動支点側に位置する場合には、押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より下方に位置するように構成することができる。
【0025】
本願発明の一態様に係る基板処理装置、基板の被処理面に直交する方向から投影したときに、前記押圧部材の回動支点の中心と前記当接点とを結ぶ直線と、該当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面によって切断される基板断面と、が重畳する位置関係にある場合に、前記押圧部材の回動平面に平行な面において、前記押圧部材の回動支点の中心が、前記当接点を含み前記基板支持部に支持された基板の被処理面に平行な平面に対して、該基板の裏面の反対側に位置するように構成することができる。
すなわち、請求項11に記載の発明に係る基板処理装置のように、押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において押圧部材の回動支点とは反対側に位置する場合には、押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より上方に位置するように構成することができる。
【0028】
請求項1に記載の発明に係る基板処理装置は、前記基板支持装置が、1又は複数の基板を収容可能な基板用キャリアを保持可能に構成され、該基板用キャリアが当該基板支持装置に保持されたときに、前記基板用キャリアが収容していた基板が前記基板支持部に支持されるように構成されたことを特徴とする。
【0029】
かかる構成とすれば、基板用キャリアに基板を収容させることでハンドリング特性を向上させることができる一方で、例えば、実装時などにおいては、基板を高精度に加工された基板支持部に支持させることが可能となるので、ハンドリング特性の向上と処理精度の維持向上とを高いレベルで両立させることなどが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
図1(A)〜図1(C)は、本発明に係る第1の実施の形態において使用する基板用キャリアの構成例を示す。
【0031】
図1(A)〜図1(C)に示したように、本実施形態に係る基板用キャリア1は、比較的小さな基板2、例えばTCXOの単体基板(W5mm×D3.2mm×T0.65mm)を収容可能な収容部4を有する所定サイズの板状部材3で構成される。なお、図1では、複数の収容部4を備えたキャリアを例示しているが、基板用キャリア1は収容部4を単数備えるものであっても良い。また、板状部材3は、一例に過ぎず、図示した形状に限定されるものではなく、板状形状に限定されるものでもない。
【0032】
前記収容部4は、図1(A)〜図1(C)に示すように、収容する基板2の実装処理などの各種の処理が行なわれる面(被処理面:図8等の上面2A)の裏面を支持するが、
板状部材3の表面3Aに略直交する方向に板状部材3を貫通して形成される開口であって、収容する基板2の奥行き方向(D方向)における寸法(D寸法)より所定量大きなD1寸法と、収容する基板2の幅方向(W方向)における寸法(W寸法)より所定量大きなW1寸法を有する開口部5と、
開口部5に挿入される基板2の下面を支持可能な大きさに開口される開口部6と、
を含んで構成される。
【0033】
なお、前記開口部5のD1寸法やW1寸法は、例えば、基板用キャリア1への基板2の搬入・搬出・固定等の各特性等が考慮されて決定される。
【0034】
前記開口部6は、収容される基板2を基板用キャリア1との相対位置関係を所定に維持できるようなW2,D2寸法及び厚さ方向T2寸法(板状部材3の表面3Aからの深さ)をもって形成される(図1(A)、図1(C)等参照)。即ち、基板2を収容した基板用キャリア1のハンドル時(装置への搬入・搬出・実装時など)において、基板2が脱落等することのない良好なハンドル特性を達成できるサイズで、開口部6は形成される。
【0035】
次に、本実施の形態に係るキャリアホルダ10について、図2〜図5に基づいて説明する。
本実施の形態に係るキャリアホルダ10は、移動可能として基板用キャリア1のハンドル時などに用いることもできるが、例えば、図2、図3に示すように、ボンディングステージ等の実装時などにおいて、基板用キャリア1延いては基板2の位置決め等を達成するために実装装置等に固定して利用されることもできる。
【0036】
図2、図3に示したように、キャリアホルダ10は、実装装置60に固定され、該キャリアホルダ10には基板用キャリア1を収容保持するベース部11が設けられ、当該ベース部11には基板用キャリア1を案内しつつ基板用キャリア1の下面(収容される基板2の被処理面の裏面側の面)を支持する支持部12が設けられる。
【0037】
前記支持部12は、図3、図4に示すように、基板用キャリア1の搬送方向と略直交する方向から基板用キャリア1を挟んで両側に設けられており、各々の支持部12は、基板用キャリア1の側面1C(若しくは1D)をガイドするガイド面12Aと、基板用キャリア1の下面1Bを支持する支持面12Bと、を含んで構成される。なお、基板用キャリア1は、搬送アーム開閉シリンダ92及び搬送アームガイドシャフト93を介して駆動される搬送アーム90、及び当該搬送アーム90に取り付けられた搬送ピン91により、前記支持部12のガイド面12Aにガイドされつつ図3に示されるような実装装置60内の所定位置に搬送され、前記支持部12の支持面12Bにより支持されるようになっている。また、実装処理後には、前記搬送アーム90及び搬送ピン91を介して、前記所定位置から搬出されるようになっている。
【0038】
ところで、前記キャリアホルダ10には、基板用キャリア1の搬送方向(図3参照)と略直交する方向から基板用キャリア1が収容している基板2を挟み込むようにして両側に、本発明に係る押圧部材であるクランプレバー13が設けられている。該クランプレバー13は、キャリアホルダ10上に、回動支点14を介して回動可能に取り付けられている。また、クランプレバー13の基板2を押圧する側の押圧部13Aの回動支点14を挟んで反対側には、本発明に係る弾性部材として機能するスプリング15が取り付けられており、これによりクランプレバー13には回動支点14を中心とする弾性付勢力が付与され、当該弾性付勢力により、図4においては、クランプレバー13が前記支持部12のストッパ部12Cに押圧付勢されている。なお、前記スプリング15は、棒バネ、板バネ、流体バネなどの各種の弾性部材を利用することができる。
【0039】
図2は、基板用キャリア1が実装装置60に搬送されて所定位置に収容された状態を示すが、この後、当該実装装置60は、図5に示すように、基板用キャリア1が収容する基板2の実装処理のための位置決め固定を行なう。
【0040】
即ち、実装装置60の所定位置に基板用キャリア1が搬送されると、実装装置60の上下シリンダ20により駆動される上下動シャフト21を介して図2において上方に持ち上げられていたキャリアホルダ用フレーム30を、上下シリンダ20の駆動力を解放することによって、所定の基準レベルに固定されているメインフレーム40に対して相対移動させ、キャリアホルダ用フレーム30のストッパ部31とメインフレーム40のストッパ部41とが当接するまで、図5に示したように下方に下降させる。なお、キャリアホルダ用フレーム30とメインフレーム40との相対移動が円滑に行なえるように、両者の間には、図5に示すようなリニアガイド50を設けることが好ましい。
【0041】
上記のようにして、キャリアホルダ用フレーム30が、メインフレーム40に対して相対移動されてストッパ部31とストッパ部41とが当接するまで下降されると、図6に示す状態から、メインフレーム40の上方に固定されている基板テーブル42の基板支持部43と、下降されるキャリアホルダ用フレーム30に固定されているキャリアホルダ10内の基板用キャリア1の収容部4に収容されている基板2の下面2Bと、が当接するようになる。そして、更にキャリアホルダ用フレーム30の下降が進むと、図7(A)、図8に示すように、基板支持部43に当接して支持されている基板2の表面2Aが、スプリング15による弾性付勢力に抗してクランプレバー13の押圧部13Aを押し上げ、キャリアホルダ用フレーム30のストッパ部31とメインフレーム40のストッパ部41とが当接したときには、基板支持部43が基板2を所定位置(加工基準位置)に所定押圧力で支持するようになる。このとき、図7(A)、図8に示すように、前記基板テーブル42は、基板用キャリア1の下面1Bを、キャリアホルダ10の支持部12の支持面12Bから離間させた状態で支持している。
【0042】
なお、符号44は位置決め用ノックピンであり、符号1Nは基板用キャリア1の所望の位置に開口される位置決め用ノック穴である。また、符号45は、基板支持部43上において基板2の下面2Bを真空吸着するための真空通路である。符号46は、基板テーブル42をメインフレーム40に固定するための通しボルト等の締結手段である。
【0043】
このように、本実施形態では、基板用キャリア1の収容部4により収容支持されていた基板2を、実装時においては、高精度な基準高さ(加工基準位置)を有する基板支持部43が支持するようにしたので、高さ方向における基板2の位置決めを高精度に行なわせることができると共に、クランプレバー13の押圧部13Aにより基板2を上面2A側から基板支持部43へ向けて押圧するようにしたので、実装時等において基板2が基板支持部43から浮き上ってしまうことを確実に防止できるので、実装処理の高精度化を促進することができる。
【0044】
なお、本実施形態においては、基板支持部43により支持された基板2をクランプレバー13が押圧するときに、基板2の上面2A側から基板支持部43に向かう下向きの力が基板2に確実に作用すると共に、基板2の中心に向かう力の成分が基板2の各側面2C、2D側から確実に作用するように(図7(B)参照)、クランプレバー13の回動支点(回動中心)は、図7(A)に示されるように、基板支持部43により支持された基板2がクランプレバー13によりクランプされるときのクランプ位置(基板2とクランプレバー13との当接位置)より下側に位置するように配設してある。これにより、実装時の振動等により生じる惧れのある基板2の浮き上がりや位置ズレ等を一層確実に防止することが可能となる。
【0045】
また、図8に示すように、基板支持部43により支持された基板2をクランプレバー13がクランプするときに、基板2の中心に向かう力の成分が、基板2の各側面2C、2D側から作用するように、クランプレバー13の押圧部13Aの押圧面13Bをハの字状に形成することができる。かかる構成とすれば、実装時の振動等により生じる惧れのある位置ズレ等をより一層確実に防止することが可能となる。
【0046】
なお、本実施形態における一対のクランプレバー13のうちの一方は、本発明に係る移動規制部として機能することにもなる。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明したものに対して、装置の小型化を促進した一例である。第1の実施の形態では、クランプレバー13を、図3平面と略平行に配設するものであるため、図3に示す幅方向Aにおいて比較的大きなスペースを必要とする。このため、基板2を、図3平面と略平行な平面において搬送方向と略平行に複数列収容した基板用キャリア1を用いるような場合には装置が大型化すると言う問題がある。
【0048】
そこで、第2の実施の形態では、以下のように構成する。
第2の実施形態では、図9、図10に示すような基板用キャリア101が用いられる。
本実施形態に係る基板用キャリア101は、第1の実施の形態において説明したと同様の比較的小さな基板2を収容可能な収容部104を有する所定サイズの板状部材103で構成される。なお、図9では、単一の収容部104を備えたキャリアを例示しているが、図10に示すように、基板用キャリア101は収容部104を複数備えることができるものである。また、収容部104は、図10の平面においてD方向にも、複数列設けることもできるものである。
【0049】
前記収容部104は、図9(A)に示すように、収容する基板2の実装処理などの各種の処理が行なわれる面(被処理面)の裏面を支持する構成であるが、
板状部材103の表面103Aに略直交する方向に板状部材103を貫通して形成される開口であって、収容する基板2の奥行き方向(D方向)における寸法(D寸法)より所定量大きなD3寸法を有する一方、収容する基板2の幅方向(W方向)における寸法(W寸法)より所定量小さなW3寸法を有する開口部105と、
該開口部105のW方向において該開口部105の開口に臨んで配設される一対の相対面する窪みであって、基板2のW方向端部2A,2Bを各々収容し、基板2の収容部104への挿入方向と対向する方向から基板2を支持する窪み部106A,106Bと、
を含んで構成される。
【0050】
なお、前記開口部105のD3寸法やW3寸法は、例えば、基板用キャリア101(窪み部106A,106B)への基板2の搬入・搬出・固定等に要するスペース(例えば、搬入・搬出アーム等の挿入スペースの確保)や、後述するクランプレバー121やストッパ部114等を収容可能なスペース等が考慮されて決定される。
【0051】
前記窪み部106A,106Bは、該窪み部106A,106Bに収容され支持される基板2を板状部材103との相対位置関係を所定に維持できるようなW4,D4寸法及び厚さ方向T4寸法(板状部材103の表面103Aからの深さ)をもって形成される(図9参照)。即ち、基板2を収容した基板用キャリア101のハンドル時(装置への搬入・搬出・実装時など)において、基板2が脱落等することのない良好なハンドル特性を達成できるサイズで、窪み部106A,106Bは形成される。
【0052】
次に、第2の実施の形態に係るキャリアホルダ110について、図11〜図15に基づいて説明する。
【0053】
本実施の形態に係るキャリアホルダ110は、移動可能として基板用キャリア101のハンドル時などに用いることもできるが、例えば、ボンディングステージ等の実装時などにおいて、基板用キャリア101延いては基板2の位置決め等を達成するために実装装置等に固定して利用されることもできる。
【0054】
図11、図14(A)に示すように、キャリアホルダ110には、当該図11において2点鎖線で示される基板用キャリア101を載置して支持するキャリア支持部112を有するベース部111を含むと共に、前記キャリア支持部112の支持面112Aから該キャリア支持部112に支持される基板用キャリア101側に所定量突出して設けられる基板支持部113が備えられる。なお、図11の符号111A、111Bは、基板用キャリア101のキャリアホルダ110に対する位置決めを行なう位置決め部材である。
【0055】
ここで、図13、図14(A)に示すように、本実施の形態においては、基板2を収容した基板用キャリア101を、キャリアホルダ110のキャリア支持部112に支持させる際、基板用キャリア101の下面101Bがキャリア支持部112のキャリア支持面112Aに着座する前に、基板用キャリア101に収容保持されている基板2は基板支持部113の基板支持面113Aに当接することとなるため、基板用キャリア101がキャリア支持部112に完全に支持されたときには、基板2はT方向において基板用キャリア101から離れ、加工基準面として精確に形成されている基板支持面113Aに載置され支持されることになる。
【0056】
即ち、当該基板用キャリア101及びキャリアホルダ110を用いれば、基板用キャリア101の精度(反りや厚さのバラツキ)等の影響を受けることなく水平度を高精度に維持することができ、以て基板2の高さ方向(T方向)における高精度な位置決めが可能となる。
【0057】
なお、図13、図14(A)に示したように、基板用キャリア101がキャリアホルダ110に完全に収容され基板2が基板支持部113によって支持されたときでも、基板2の下面が、基板用キャリア1の上面1Aから突き出ることがないような位置関係に各寸法が設定されることが好ましい。これにより、例えば実装終了後などにおいて、基板用キャリア101をキャリアホルダ110から脱退させる際に、基板2が収容部104の内側壁によって良好にガイドされ、基板2の基板用キャリア101の収容部104への再収容が円滑に行われることになる。
【0058】
ところで、図11、図13、図14(A)に示したように、基板2が安定して基板支持面113Aに支持され得るように、基板2の下面を基板支持面113A側に吸着するための真空吸着手段を含むことができ、例えば、吸着/解放切り替え可能な切替弁(図示せず)等を介して真空ポンプ(図示せず)等に連通される真空吸着通路113Bを基板支持面113Aに開口させることができる。
【0059】
更に、本実施の形態に係るキャリアホルダ110には、基板支持面113Aに載置された基板2を、位置決めするための基板ロック装置120が設けられている。
【0060】
該基板ロック装置120は、図13、図14(A)等に示すように、基板2に当接して押圧する本発明に係る押圧部材であるクランプレバー121と、該クランプレバー121を回動自在に支持すると共にベース部111に固定される回動支点122と、前記回動支点122を回動中心として前記クランプレバー121を図13において時計回転方向に回動付勢するためのスプリング123(本発明に係る弾性部材に相当する)と、該スプリング123を支持するためにベース部111に設けられるバネ受け部124と、を含んで構成される。なお、前記スプリング123は、棒バネ、板バネ、流体バネなどの各種の弾性部材を利用することができる。
【0061】
更に、前記クランプレバー121に作用してスプリング123の弾性付勢力に抗して図13において反時計回転方向に当該クランプレバー121を回動させて基板2との接触を絶たせることが可能なクランプピン125と、該クランプピン125に連結されるクランプシャフト126と、該クランプシャフト126延いては前記クランプピン125を図13において右方向に弾性付勢可能に前記クランプシャフト126とベース部111との間に介装されるスプリング127と、前記クランプシャフト126に作用して前記スプリング127の弾性力に抗して前記クランプシャフト126を図13において左方向に移動させることが可能なレバー128と、を含んで構成される。なお、クランプシャフト126、スプリング127、回動支点122、クランプピン125等は、図11、図12等に示すように、隣接する一対のクランプレバー121の間に設けられ、各クランプレバー126を操作することで、一対のクランプレバー121を同時に操作することができるようになっている。
【0062】
前記レバー128は、ブラッケット131を介して支持される回動支点129廻りに回動可能に構成され、図13において反時計回転方向に回動されることで、ストッパピン130を介して前記クランプシャフト126延いてはクランプピン125を前記スプリング127の弾性力に抗して図13において左方に移動させ、これによってクランプピン125がスプリング123の弾性力に抗して図13において反時計回転方向にクランプレバー121を回動させて基板2との接触を絶ちクランプレバー121による基板2のクランプを解除することになる。
【0063】
逆に、前記レバー128の図13における反時計回転方向への回動力Fを解放すると、スプリング123、スプリング127の復元力により、前記ストッパピン130、クランプピン125及びクランプシャフト126が図13において右方向に移動され、その結果前記クランプレバー121が回動支点122を中心に図13において時計回転方向に回動されてクランプレバー121による基板2のクランプが行なわれることになる。なお、図13では、このクランプレバー121による基板2のクランプが行なわれている状態が示されている。
ここで、本実施形態では、図14(B)に示すように、クランプレバー121のクランプ面121Aと基板2との当接部を通る図14(B)において垂直な線と、前記クランプ面121Aと、が所定角度θをもって交差するように構成されている。
【0064】
これにより、クランプレバー121により基板2をクランプする際には、図14(B)において上方から基板支持部113側に向かう下向きの力が基板2に作用すると共に、ストッパ部114側に向かう力の成分が基板2に作用するようになる。このため、実装時の振動等により生じる惧れのある基板2の浮き上がりや位置ズレ等を確実に防止することが可能となる。なお、前記ストッパ部114が、本発明に係る移動規制部に相当する。
【0065】
ところで、図15に示すように、ストッパー部114もθ2の傾斜角をもつように構成すれば、浮き上がりを一層確実に防止することができる。
【0066】
このように、第2の実施の形態によれば、クランプレバー121により基板2をクランプする際に、基板支持部113側に基板2を押圧する力と、ストッパ部114側に基板2を押圧する力と、を基板2に作用させることができるようにしたので、実装時の振動等により生じる惧れのある基板2の浮き上がりや位置ズレ等を確実に防止することが可能となり、実装処理などの処理精度を向上させることができる。
【0067】
また、第2の実施の形態では、クランプレバー121を基板用キャリア101の上面と略直交する方向に配設するようにしたので、第1の実施の形態のように、クランプレバー13を基板用キャリア1の上面と略平行な方向に配設するものに比べ、大幅に図10に示すD方向における必要スペースを小さくすることができる。このため、図10のD方向に基板2を複数列収容した基板用キャリア101を用いるような場合でも省スペース化を促進することができることになる。
【0068】
続けて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、キャリア搬送方向に一列に複数並べられた基板2を挟んで両側に相対向して一対のクランプレバー213を配設し、該基板2の両側に配設されたクランプレバー13を用いて、基板2を位置決め支持する構成例について説明したが、かかる第1の実施の形態のものでは、キャリア搬送方向と並行に二列に基板2を複数並べようとした場合、多くのスペースが必要となり、装置の大型化等を招く惧れがある。
【0069】
第3の実施の形態は、装置の大型化を極力抑制しつつ、キャリア搬送方向と並行に二列に基板2を複数並べることができるようにした構成例に関する。
【0070】
なお、第1の実施の形態において説明したと同様の要素については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0071】
第3の実施の形態に係る基板用キャリア201は、図16、図17に示すように、基板2を収容可能な収容部204がキャリア搬送方向と並行に二列に複数並べて配設される所定サイズの板状部材203を含んで構成される。なお、板状部材203は、一例に過ぎず、図示した形状に限定されるものではなく、板状形状に限定されるものでもない。
【0072】
前記収容部204は、収容する基板2の実装処理などの各種の処理が行なわれる面(被処理面)の裏面を支持するが、板状部材203の表面203Aに略直交する方向に板状部材203を貫通して形成される開口であって、収容する基板2の奥行き方向(D方向)における寸法(D寸法)より所定量大きなD1寸法と、収容する基板2の幅方向(W方向)における寸法(W寸法)より所定量大きなW1寸法を有する開口部205と、開口部205に挿入される基板2の下面を支持可能な大きさに開口される開口部206と、を含んで構成される。
【0073】
なお、第1の実施の形態と同様に、前記開口部205、206の各部寸法は、良好なハンドル特性を達成できるサイズで形成される。
【0074】
前記基板用キャリア201を支持するキャリアホルダ210は、第1の実施の形態と同様に、移動可能として基板用キャリア201のハンドル時などに用いることもできるが、例えば、図17〜図19に示すように、ボンディングステージ等の実装時などにおいて、基板用キャリア201延いては基板2の位置決め等を達成するために実装装置等に固定して利用されることができる。
【0075】
キャリアホルダ210は、例えば、図17に示すように、実装装置260に固定され、該キャリアホルダ210には、図18、図19等に示すように、基板用キャリア201を収容保持するベース部211が設けられ、当該ベース部211には基板用キャリア201を案内しつつ基板用キャリア201の下面(収容される基板2の被処理面の裏面側の面)を支持する支持部212が設けられる。
【0076】
前記支持部212は、第1の実施の形態において説明した支持部12と同様の構造と機能を有するものであり、ここでは説明を省略する。
【0077】
なお、前記キャリアホルダ210には、図17に示したように、キャリア搬送方向と並行に二列に並んで複数の基板2を配した基板用キャリア201が支持されるが、この二列の基板列のうちの一方の基板列に略直交する方向で、かつ、図17平面に直交する方向から投影したときに他方の基板列と重畳しない方向から、前記一方の基板列の各基板2に対して各一対のクランプレバー213X、213Yが作用するようにクランプレバー213X、213Yが配設されており、該一対のクランプレバー213X、213Yによって、二列に並ぶそれぞれの基板2を位置決め支持する構成となっている。なお、クランプレバー213X、213Yは、本発明に係る押圧部材に相当する。
【0078】
より詳細には、クランプレバー213X、213Yは、図18、図19に示すように、キャリアホルダ210上に、回動支点214X、214Yを介して回動可能にそれぞれ取り付けられている。
【0079】
なお、図18平面に直交する方向から見て、一の基板2に作用する一対のクランプレバー213Xと213Yとは重複しているが、両者の動きが相互に干渉し合わないように、例えば、クランプレバー213X側には、クランプレバー213Yの少なくとも一部(213YA等)を移動自在に収容するスリット213Z(図20(A)参照)が設けられている。但し、一の基板2に作用する一対のクランプレバー213Xと213Yの動きが相互に干渉し合わない構成であれば、かかる構成に限定されるものではない。
【0080】
また、クランプレバー213X、213Yの基板2を押圧する側の押圧部213XA、213YAの回動支点214X、214Yを挟んで反対側には、本発明に係る弾性部材として機能するスプリング215、215がそれぞれ取り付けられており、これによりクランプレバー213X、213Yには回動支点214X、214Yを中心とする弾性付勢力が付与され、当該弾性付勢力により、図18に示すように、クランプレバー213X、213Yが前記支持部212のストッパ部212Cにそれぞれ押圧付勢されている。なお、前記スプリング215X、215Yは、棒バネ、板バネ、流体バネなどの各種の弾性部材を利用することができる。
【0081】
第3の実施の形態に係るキャリアホルダ210は、第1の実施の形態で説明したキャリアホルダ10と同様に機能するものであり、図18に示す状態から、例えば、第1の実施の形態において説明したと同様の方法で、基板テーブル242の基板支持部243と、キャリアホルダ210と、が相互に接近する方向に相対移動されると、基板支持部243と、基板用キャリア201の収容部204に収容されている基板2の下面2Bと、が当接され、更に進むと、図19に示すように、基板支持部243に当接して支持される基板2の上面2Aが、スプリング215X、215Yによる弾性付勢力に抗してクランプレバー213X、213Yの押圧部213XA、213YAを押し上げ、基板支持部243が基板2を所定位置(加工基準位置)に所定押圧力で支持するようになる。
【0082】
このとき、図19に示すように、前記基板テーブル242は、基板用キャリア201の下面201Bを、キャリアホルダ210の支持部212の支持面212Bから離間させた状態で支持している。なお、符号244は位置決め用ノックピンであり、符号201Nは基板用キャリア201の所望の位置に開口される位置決め用ノック穴である。また、符号245は、基板支持部243上において基板2の下面2Bを真空吸着するための真空通路である。
【0083】
このように、第3の実施の形態においても、基板用キャリア201の収容部204により収容支持されていた基板2を、実装時においては、高精度な基準高さ(加工基準位置)を有する基板支持部243が支持するようにしたので、高さ方向における基板2の位置決めを高精度に行なわせることができると共に、クランプレバー213X、213Yの押圧部213XA、213YAにより基板2を上面2A側から基板支持部243へ向けて押圧するようにしたので、実装時等において基板2が基板支持部243から浮き上ってしまうことを確実に防止できるので、実装処理の高精度化を促進することができる。
【0084】
なお、第3の実施の形態においては、基板支持部243により支持された基板2をクランプレバー213X、213Yが押圧するときに、基板2の被処理面である上面2A側から基板支持部243に向かう下向き成分の力が基板2に確実に作用すると共に、基板2の中心に向かう力の成分が基板2の各側面2C、2D側から確実に作用するように(図21参照)、クランプレバー213Xの回動支点214Xの回動中心は、図19、図22等に示されるように、基板支持部243により支持された基板2がクランプレバー213Xによりクランプされるときのクランプ位置(基板2とクランプレバー213Xの押圧部213XAとの当接点)より上側に位置するように配設されると共に、クランプレバー213Yの回動支点214Yの回動中心は、図19、図22等に示されるように、基板支持部243により支持された基板2がクランプレバー213Yによりクランプされるときのクランプ位置(基板2とクランプレバー213Yの押圧部213YAとの当接点)より下側に位置するように配設されるようになっている。
【0085】
このように配設すると、図22に示すように、クランプレバー213Xの回動支点214Xの回動中心と、クランプレバー213Xの押圧部213XAと基板2の当接点と、を結ぶ直線に対して直角な方向(接線方向)に押圧力が作用し、クランプレバー213Yの回動支点214Yの回動中心と、クランプレバー213Yの押圧部213YAと基板2の当接点と、を結ぶ直線に対して直角な方向(接線方向)に押圧力が作用したときに、当該両押圧力が基板2の中心に向かう方向に作用するので、図21において説明したように、基板2の上面2A側から図21において下向きの力を基板2に確実に作用させることができると共に、基板2の中心に向かう力の成分を基板2の各側面2C、2D側から確実に作用させることができることになる。
【0086】
そして、これにより、実装時の振動等により生じる惧れのある基板2の浮き上がりや位置ズレ等を一層確実に防止することが可能となる。
【0087】
なお、図20(B)に示すように、押圧部213XA、213YAの押圧面213XB、213YBをハの字状に面取りして形成することもできる。このように構成すると、面取りの角度などを調整することで接触点位置を調整でき、以って基板支持部243により支持された基板2をクランプレバー213X、213Yがクランプするときに基板2の中心に向かう力の成分の、合力に対する割合等を最適なものとすることなどが可能となるため、基板2の中心に向かう力の成分実装時の振動等により生じる惧れのある位置ズレ等をより一層確実に防止することなどが可能となる。
【0088】
ところで、第3の実施の形態における一対のクランプレバー213X、213Yのうちの一方は、本発明に係る移動規制部として機能することにもなる。
【0089】
以上のように、第3の実施の形態によれば、一の基板2に作用する一対のクランプレバー213Xと213Yとを、キャリア搬送方向と並行な二列の基板列のうちの一方の基板列に略直交する方向で、かつ、図17平面に直交する方向から投影したときに他方の基板列と重畳しない方向から、当該一方の基板列の各基板2に対して作用させるように構成したので、キャリア搬送方向と並行に二列に基板2を複数並べた場合でも、省スペース化を促進しつつ、良好に基板を位置決め支持することが可能となる。
【0090】
また、第3の実施の形態においても、基板用キャリア1の収容部4により収容支持されていた基板2を、実装時においては、高精度な基準高さ(加工基準位置)を有する基板支持部243が支持するようにしたので、高さ方向における基板2の位置決めを高精度に行なわせることができると共に、クランプレバー213X、213Yの押圧部213XA、213YAにより基板2を上面2A側から基板支持部243へ向けて押圧するようにしたので、実装時等において基板2が基板支持部243から浮き上ってしまうことを確実に防止できるので、実装処理の高精度化を促進することができる。
【0091】
更に、第3の実施の形態においては、クランプレバー213Xの回動支点214Xの回動中心と、クランプレバー213Xの押圧部213XAと基板2の接触点と、を結ぶ直線に対して直角な方向(接線方向)に押圧力が作用し、クランプレバー213Yの回動支点214Yの回動中心と、クランプレバー213Yの押圧部213YAと基板2の接触点と、を結ぶ直線に対して直角な方向(接線方向)に押圧力が作用したときに、当該両押圧力が基板の両側から基板2の中心に向かう方向に作用するように構成したので、基板2の上面2A側から図21において下向きの力を基板2に確実に作用させることができると共に、基板2の中心に向かう力の成分を基板2の各側面から確実に作用させることができることになる。
【0092】
これにより、実装時の振動等により生じる惧れのある基板2の浮き上がりや位置ズレ等を一層確実に防止することが可能となる。
【0093】
ところで、第1、第2、第3の実施の形態において、基板2を基板支持部43、113或いは243を介して直接加熱できるように、キャリアホルダ10、110或いは210は、基板支持部43、113或いは243を効果的に加熱することができる電熱ヒータ等の加熱手段を含んで構成することができる。また、例えば、良好な温度特性を実現するために、温度センサ(熱電対)等を基板支持部43、113或いは243等に設け、該検出温度結果に応じて加熱手段の加熱量をフィードバック制御等することもできるものである。なお、同様の考えから、ストッパ部114を介して基板2を加熱する側面加熱手段を含むことも可能である。
【0094】
このように、基板用キャリア1、101或いは201を加熱して基板2を間接的に加熱するのではなく、基板2を基板支持部43、113或いは243を介して直接加熱するようにすれば、基板用キャリア1、101或いは201を加熱して基板2を間接的に加熱する場合に比べ、基板用キャリア1、101或いは201の温度による変形や反り等を極力抑制することができるため、基板2の製造品質を高精度化することが可能となる。また、基板との接触面積が小さい基板用キャリア1、101或いは201を介して加熱するのではなく、比較的接触面の大きな基板支持部43、113或いは243を介して基板2を加熱するので、加熱効率が向上し、以て安定したボンディング品質の提供と少ない電力消費とを達成することが可能となる。
【0095】
ところで、本発明のように、クランプレバーと弾性部材との組み合わせで基板を押圧する場合には、以下のような利点がある。
【0096】
(1)弾性部材としてコイルバネを用いることができるため、比較的大きくストロークさせた状態で押圧力を作用させることができるので(クランプレバーを介して基板に作用される押圧力は、〔バネ定数〕×〔ストローク〕×〔ストローク比〕で表される)、同じ押圧力を作用させる場合には、例えばストロークの短い板バネなどを用いる場合に比べて、バネ定数の小さなものを用いることが容易となる。
【0097】
このため、比較的簡単な構成でありながら、ストローク変化Δsに対する荷重変化Δfを小さくできるので、各種寸法ばらつきや基板の品種変更等による基板の被処理面の高さ変化に対する許容度を高くできるため、条件出しが容易となる。
【0098】
また、押圧力の設定パラメータが複数あるので、クランプレバー及びスプリングの選択自由度が高いことも特徴となる。
【0099】
加えて、初期状態で予圧を掛けることができるので、最適な押圧力にセットするのが可能でその調整も容易である。なお、例えば、クランプレバーとスプリングとの間やスプリングとベース部との間に調整用シムを介在させたり、或いはクランプレバーとスプリングの当接位置(或いはスプリングとベース部の当接位置)を調整可能な調整用ボルト等を、クランプレバーとスプリングの間(或いはスプリングとベース部)間に介在させたりすることもできる。
【0100】
(2)製品を押える部品(クランプレバー)の特性を任意に選択することができる。
例えば、クランプレバーの基板との当接部の摩耗を防止するなどのために、硬質材料(焼き入れ品、超硬等)を用いることができ、或いは当接部に焼き入れや表面処理(TiN、DLC等)などの改質処理を行なうことができる。
【0101】
また、基板のキズ防止等のために、低摩擦材料(テフロン(登録商標)等)や表面処理(テフロン(登録商標)コート等)を任意に施すことができる。
【0102】
ところで、上記各実施の形態では、基板2の被処理面が略水平となるように配設して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、基板2の非処理面を略垂直に或いは重力方向に対して斜めに配設した場合にも適用できるものである。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、実装処理の際などに、基板を基板支持部側に押圧する下向きの力と、基板を横方向に押圧する力と、を基板に対して作用させることができるようにしたので、実装時の振動等により生じる惧れのある基板の浮き上がりや位置ズレ等を確実に防止することができ、実装処理などの処理精度を向上させることができる。従って、簡単な構成としながら、容易なハンドリングと良好な位置決めを達成でき、以って生産効率の向上と品質の安定化を促進できる個片基板の支持装置及び支持方法を提供することができる。
【0104】
また、押圧部材を基板用キャリアの上面と略直交する方向に配設するようにすれば、省スペース化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る基板用キャリアの平面図である。(B)は、(A)の側面図であり、(C)は収容部4の拡大断面図である。
【図2】同上実施の形態に係る実装装置をキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(非クランプ時)。
【図3】同上実施の形態に係るキャリアホルダ及び実装装置の一部を示す平面図である。
【図4】同上実施の形態に係る搬送アーム及びキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(非クランプ時)。
【図5】同上実施の形態に係る実装装置をキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(クランプ時)。
【図6】同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(非クランプ時)。
【図7】(A)は、同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(クランプ時)。(B)は、基板に作用する力の成分を説明する図である。
【図8】同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た拡大図である(クランプ時)。
【図9】(A)は、本発明の第2の実施の形態に係る基板用キャリアの平面図である。(B)は、(A)の側面図である。
【図10】同上実施の形態に係る基板用キャリアの平面図である。
【図11】同上実施の形態に係るキャリアホルダの一部を示す平面図である。
【図12】同上実施の形態に係るキャリアホルダの側面図である。
【図13】同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(クランプ時)。
【図14】(A)は、同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た拡大断面図である。(B)は、基板に作用する力の成分を説明する図である。
【図15】同上実施の形態に係るキャリアホルダの他の一例をキャリア搬送方向と略直交する方向から見た拡大断面図である。
【図16】(A)は、本発明の第3の実施の形態に係る基板用キャリアの平面図である。(B)は、(A)の側面図である
【図17】同上実施の形態に係るキャリアホルダ及び実装装置の一部を示す平面図である。
【図18】同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(非クランプ時)。
【図19】同上実施の形態に係るキャリアホルダをキャリア搬送方向と略直交する方向から見た図である(クランプ時)。
【図20】(A)は、同上実施の形態に係る一対のクランプレバーの一部を上方から見た図である。(B)は、同上の一対のクランプレバーを採用した場合における実装ノズルの基板被処理面へのアクセス状態を示す図。
【図21】同上実施の形態に係る一対のクランプレバーの押圧力により基板に作用される力の成分を説明する図である。
【図22】同上実施の形態に係る一対のクランプレバーの押圧力の作用方向を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板用キャリア
2 基板
4 収容部
10 キャリアホルダ
13 クランプレバー(押圧部材及び移動規制部として機能する)
14 回動支点
15 スプリング(弾性部材)
43 基板支持部
60 実装装置
101 基板用キャリア
110 キャリアホルダ
113 基板支持部
114 移動規制部
122 回動支点
123 スプリング(弾性部材)
201 基板用キャリア
204 収容部
210 キャリアホルダ
213X、Y クランプレバー(押圧部材及び移動規制部として機能する)
214X、Y 回動支点
215X、Y スプリング(弾性部材)
243 基板支持部
260 実装装置

Claims (12)

  1. 基板の被処理面の裏面を支持する基板支持部と、
    基板の横方向への移動を規制する移動規制部と、
    回動支点廻りに回動可能に構成され、前記基板支持部が支持する基板と当接可能な端部を有する押圧部材と、
    前記押圧部材に作用して、前記押圧部材の端部に前記回動支点廻りの弾性付勢力を付与する弾性部材と、
    を含んで構成され、
    前記押圧部材の端部を基板に当接させ、該端部に付与される弾性付勢力により、前記基板支持部が支持する基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧すると共に、基板を前記移動規制部に押圧する一方、
    前記移動規制部が、当該基板と当接し、別の弾性部材により前記押圧部材の端部と該基板との接触部方向に該基板を押圧するように作用すると共に、該基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧するように作用することを特徴とする基板支持装置。
  2. 前記移動規制部に作用する別の弾性部材と前記押圧部材に作用する弾性部材とは、基板を挟んで反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板支持装置。
  3. 前記押圧部材の回動平面に平行な面上において、前記押圧部材の回動支点の中心と、前記押圧部材の端部と基板との当接点と、を結ぶ直線に直交する方向に作用する基板に対する前記押圧部材の押圧力が、基板を前記基板支持部の支持面に押圧する方向の成分と、基板を前記移動規制側に押圧する方向の成分と、を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板支持装置。
  4. 前記押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において前記押圧部材の回動支点側に位置する場合には、前記押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より下方に位置することを特徴とする請求項3に記載の基板支持装置。
  5. 前記押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において前記押圧部材の回動支点とは反対側に位置する場合には、前記押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より上方に位置することを特徴とする請求項3に記載の基板支持装置。
  6. 1又は複数の基板を収容可能な基板用キャリアを保持可能に構成され、該基板用キャリアが当該基板支持装置に保持されたときに、前記基板用キャリアが収容していた基板が前記基板支持部に支持されるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1に記載の基板支持装置。
  7. 基板の被処理面の裏面を支持する基板支持部と、
    基板の横方向への移動を規制する移動規制部と、
    回動支点廻りに回動可能に構成され、前記基板支持部が支持する基板と当接可能な端部を有する押圧部材と、
    前記押圧部材に作用して、前記押圧部材の端部に前記回動支点廻りの弾性付勢力を付与する弾性部材と、
    を含んで構成され、
    前記押圧部材の端部を基板に当接させ、該端部に付与される弾性付勢力により、前記基板支持部が支持する基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧すると共に、基板を前記移動規制部に押圧する一方、
    前記移動規制部が、当該基板と当接し、別の弾性部材により前記押圧部材の端部と該基板との接触部方向に該基板を押圧するように作用すると共に、該基板の裏面を前記基板支持部の支持面に押圧するように作用する基板支持装置を備え、
    該基板支持装置に支持された基板に対して所定の処理を行なう基板処理装置。
  8. 前記移動規制部に作用する別の弾性部材と前記押圧部材に作用する弾性部材とは、基板を挟んで反対側に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記押圧部材の回動平面に平行な面上において、前記押圧部材の回動支点の中心と、前記押圧部材の端部と基板との当接点と、を結ぶ直線に直交する方向に作用する基板に対する前記押圧部材の押圧力が、基板を前記基板支持部の支持面に押圧する方向の成分と、基板を前記移動規制側に押圧する方向の成分と、を持つことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において前記押圧部材の回動支点側に位置する場合には、前記押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より下方に位置することを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記押圧部材の端部と基板との当接点が、基板の中心に関して水平方向において前記押圧部材の回動支点とは反対側に位置する場合には、前記押圧部材の回動支点の中心は前記当接点より上方に位置することを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  12. 前記基板支持装置が、1又は複数の基板を収容可能な基板用キャリアを保持可能に構成され、該基板用キャリアが当該基板支持装置に保持されたときに、前記基板用キャリアが収容していた基板が前記基板支持部に支持されるように構成されたことを特徴とする請求項7から請求項11の何れか1に記載の基板処理装置。
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