JPH10284878A - 半導体部品用搬送キャリアおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体部品用搬送キャリアおよびそれを用いた半導体装置の製造方法

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JPH10284878A
JPH10284878A JP9090499A JP9049997A JPH10284878A JP H10284878 A JPH10284878 A JP H10284878A JP 9090499 A JP9090499 A JP 9090499A JP 9049997 A JP9049997 A JP 9049997A JP H10284878 A JPH10284878 A JP H10284878A
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carrier
semiconductor
opening
semiconductor component
package substrate
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JP9090499A
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Inventor
Ryo Ueda
陵 上田
Junichi Ono
淳一 大野
Takeo Sato
武雄 佐藤
Tatsurou Tonedachi
達郎 刀禰館
Hideo Numata
英夫 沼田
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Toshiba Corp
Fukuoka Toshiba Electronics Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Fukuoka Toshiba Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、BGAタイプの半導体パッケージな
どの製造に用いられる搬送キャリアであって、収納して
いるパッケージ基板を搬送キャリアごと製造ラインに供
給できるようにすることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、SUS304などの単一部材か
らなる金属薄板を用いて一体的に形成された、キャリア
本体11の開口部12内にパッケージ基板31を搭載す
る場合、まず、可動コーナー部15の可動片15aを外
方向に引っぱる。こうして、可動片15aを板バネ15
bの撓みにともなって変位させた後、パッケージ基板3
1を開口部12に位置合わせして搭載する。そして、板
バネ15bの復元力により可動片15aを元の位置に戻
し、この可動片15aおよび第一,第二の凸部13,1
4によって各面の位置を規制することで、パッケージ基
板31を開口部12内にて保持させる構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体部品用搬
送キャリアおよびそれを用いた半導体装置の製造方法に
関するもので、特に、PCB(Printed Circuit Board
)をパッケージ基板とする、BGA(Ball Grid Array
)タイプの半導体パッケージなどの製造に用いられる
ものである。
【0002】なお、本明細書中においては、最終製品で
ある半導体パッケージを半導体装置として、また、その
製造過程におけるパッケージ基板を含む途中工程品(仕
掛品)を半導体部品として、それぞれ定義する。
【0003】
【従来の技術】周知のように、半導体装置の製造の分野
において、たとえば、PCBをパッケージ基板とする、
BGAタイプの半導体パッケージの製造においては、低
価格化のために、段取りの簡素化、スループット性の向
上および製造の短時間化が追及されている。
【0004】図33は、BGAタイプの半導体パッケー
ジの製造に用いられるトレイと称する治具を示すもので
ある。
【0005】すなわち、BGAタイプの半導体パッケー
ジの製造においては、PCBからなる複数のパッケージ
基板(図示していない)を、プラスチックスや金属など
を加工してなるトレイ1上に収納し、管理するととも
に、組み立ての第一の工程、たとえば、半導体チップの
マウント(フリップチップ接続処理)を行うマシン位置
への移動もトレイ単位で行うようになっている。
【0006】同様に、組み立ての第二,第三の工程であ
る、パッケージ基板と半導体チップとの間への樹脂の充
填(アンダーフィル処理)およびパッケージ基板上への
ボールの形成(ボール搭載処理)を行う各マシン間の移
動も、トレイ単位で行うようになっている。
【0007】しかしながら、各工程におけるそれぞれの
処理はマシンによる完全な自動化が図られているもの
の、各工程間の移動にはトレイ1を用いているため、マ
シンへの半導体部品の供給に多少なりの時間を要すると
いう問題があった。
【0008】つまり、従来は、マシンへの半導体部品の
供給にはコレットなどの移送手段が必要であり、この移
送手段を用いて、トレイ1上に搭載されている複数の半
導体部品を1つずつマシンにセット/リセットするよう
になっていた。
【0009】このように、トレイ1の使用は、半導体パ
ッケージを製造する際の段取りを悪化させる結果、製造
の短時間化の妨げとなるなど、低価格化を図る上での障
害となっており、マシンへの半導体部品の供給を効率的
に行うことを可能とするものの開発が望まれていた。
【0010】また、トレイ1は、複数の凹部1aが形成
された単純な構造であったため、収納されている半導体
部品が簡単に脱落するなど、半導体部品を保持するには
不十分な構造であり、取り扱いには十分な注意が必要で
あった。
【0011】一方、取り扱いが容易なものとして、IC
キャリアと呼ばれる各種の治具が提案されている(たと
えば、特開平6−148271号参照)。
【0012】このICキャリアは、たとえば図34に示
すように、樹脂の一体成形によって、IC2が装着され
る矩形状の装着凹部3の、その四隅位置にアーム部4を
介して爪部5が設けられ、この爪部5の押圧付勢力によ
って、装着凹部3内にIC2が確実に保持されるように
構成されている。
【0013】また、装着凹部3の装着方向に対する下部
にはリード2aが載置される載置部3aが設けられ、リ
ード2aの実装面がステージ6と対向した状態で、IC
2を装着できる構成とされている。
【0014】このような構成のICキャリアによれば、
爪部5によって、装着凹部3からIC2が簡単に脱落す
るのを防ぐことが可能となるため、取り扱いが難しいと
いった不具合は解決できる。
【0015】しかしながら、このICキャリアは、IC
2の最終試験などに用いられるものであって、取り扱い
は容易であるものの、樹脂の一体成形により形成される
ものであるとともに、一度に複数個の半導体部品を収納
できるようには構成されていないなど、半導体パッケー
ジの製造には適さない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、各工程におけるそれぞれの処理はマシンに
よる完全な自動化が図られているものの、各工程間にお
ける半導体部品の移動にはトレイを用いているため、マ
シンへの半導体部品の供給の効率が悪いという問題があ
った。
【0017】そこで、この発明は、半導体組立装置に対
して半導体部品を効率的に供給でき、より一層の低価格
化を図ることが可能な半導体部品用搬送キャリアおよび
それを用いた半導体装置の製造方法を提供することを目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体部品用搬送キャリアにあって
は、半導体部品を収納するとともに、その半導体部品を
保持したまま半導体組立装置に供給するものであって、
前記搬送キャリアのキャリア本体は、金属薄板からなる
単一部材により一体的に形成され、前記半導体部品が搭
載される略矩形状の開口部、および、この開口部の所定
部位に可撓変位可能に設けられた、少なくとも1つの可
動片を有してなる構成とされている。
【0019】また、この発明の半導体部品用搬送キャリ
アにあっては、半導体部品を収納するとともに、その半
導体部品を保持したまま半導体組立装置に供給するもの
であって、前記半導体部品が搭載される少なくとも1つ
の略矩形状の開口部と、この開口部の辺部にそれぞれ設
けられた、前記半導体部品の側面の位置を規制する少な
くとも1つの第一の凸部と、前記開口部の辺部にそれぞ
れ設けられた、前記半導体部品の一表面の位置を規制す
る第二の凸部と、前記開口部の対向する2つの部位にそ
れぞれ可撓変位可能に設けられ、前記半導体部品の他表
面の位置を規制する可動片と、向きを把握するための少
なくとも1つの認識用マークと、搬送用の少なくとも1
つの係合部とを有するキャリア本体が、金属薄板からな
る単一部材により一体的に形成されてなる構成とされて
いる。
【0020】また、この発明の半導体部品用搬送キャリ
アにあっては、半導体部品を収納するとともに、その半
導体部品を保持したまま半導体組立装置に供給するもの
であって、前記半導体部品が搭載される少なくとも1つ
の略矩形状の開口部と、この開口部の所定部位に可撓変
位可能に設けられ、前記半導体部品の側面に当接される
少なくとも1つの可動片と、前記開口部の辺部にそれぞ
れ設けられた、前記半導体部品の側面に当接される少な
くとも1つの凸部と、向きを把握するための少なくとも
1つの認識用マークと、搬送用の少なくとも1つの係合
部とを有するキャリア本体が、金属薄板からなる単一部
材により一体的に形成されてなる構成とされている。
【0021】さらに、この発明の半導体装置の製造方法
にあっては、金属薄板からなる単一部材により一体的に
形成されたキャリア本体の可動片を変位させ、そのキャ
リア本体の開口部に半導体部品を搭載する第一の工程
と、前記開口部に搭載された前記半導体部品を、そのま
ま保持した状態で、前記キャリア本体ごと半導体組立装
置に供給する第二の工程と、前記半導体組立装置によ
り、前記開口部に搭載された前記半導体部品による最終
製品の組み立てを実施する第三の工程と、この後、前記
可動片を変位させ、そのキャリア本体の開口部より最終
製品を取り出す第四の工程とからなっている。
【0022】この発明の半導体部品用搬送キャリアおよ
びそれを用いた半導体装置の製造方法によれば、半導体
部品を収納するとともに、その半導体部品を保持したま
ま半導体組立装置に連続的に供給できるようになる。こ
れにより、取扱性に優れるとともに、低価格化を図る上
で重要となる、段取りの簡素化、スループット性の向上
および製造の短時間化が容易に可能となるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の第一の形態にかか
る、半導体部品用搬送キャリアの概略構成を示すもので
ある。なお、同図(a)は搬送キャリアの平面図であ
り、同図(b)は同じく図(a)の1A−1A線に沿う
要部の断面図、同図(c)は同じく図(a)の1B−1
B線に沿う要部の断面図である。
【0025】この搬送キャリアは、たとえば、BGA
(Ball Grid Array )タイプの半導体パッケージの製造
に用いられる、半導体部品としての、PCB(Printed
Circuit Board )からなるパッケージ基板を収納すると
ともに、そのパッケージ基板を保持したままの状態で半
導体パッケージの組み立てライン(製造ライン)に供給
するためのものであって、ステンレス(SUS304)
などの金属薄板により一体的に形成されている。
【0026】すなわち、上記SUS304などの単一部
材からなるキャリア本体11は、たとえば、幅63mm
×長さ167mm×厚さ0.4mmを有している。
【0027】そして、そのキャリア本体11には、たと
えば、縦33mm×横33mm×高さ(厚さ)1mmの
サイズのパッケージ基板を搭載するための、略矩形状の
複数(この場合、3個)の開口部12が形成されてい
る。
【0028】この場合、上記開口部12としては、上記
パッケージ基板のサイズよりも十分な大きさを有して形
成されている。
【0029】上記開口部12の各辺には、上記パッケー
ジ基板の側面の位置を規制するための第一の凸部13
と、上記パッケージ基板のチップとの非接続面(一表
面)側の位置を規制するための第二の凸部14とが、そ
れぞれ開口部12内に突出するようにして設けられてい
る。
【0030】上記第一の凸部13は、たとえば、第一の
突起部13aおよび第二の突起部13bからなり、上記
開口部12の各辺の中心からやや外れた位置にそれぞれ
設けられている。
【0031】上記第二の凸部14は、たとえば、上記第
一の凸部13の第一,第二の突起部13a,13bより
もそれぞれ長い、第一の突起部14aおよび第二の突起
部14bからなり、上記開口部12の各辺のほぼ中心の
位置にそれぞれ設けられている。
【0032】そして、上記第一,第二の凸部13,14
は、それぞれの第一の突起部13a,14aが、共に、
上記キャリア本体11における上記開口部12に対して
所定の角度(たとえば、20°〜70°)を有し、か
つ、互いに平行に設けられるとともに、それぞれの第二
の突起部13b,14bが、共に、上記キャリア本体1
1に対してほぼ平行に設けられて、いずれも略Z字状に
形成されている。
【0033】すなわち、上記第一の凸部13は、上記パ
ッケージ基板の上記開口部12内への搭載にともなっ
て、その第二の突起部13bの先端部を上記パッケージ
基板の各側面に褶動可能な状態(接触/非接触が選択的
に繰り返される状態)で対向させることで、上記パッケ
ージ基板の、上記開口部12との間のギャップによる回
転などの水平方向の位置の変化を防ぐようになってい
る。
【0034】一方、上記第二の凸部14は、その第二の
突起部14bの平坦部を上記パッケージ基板の一表面の
各部位に褶動可能な状態で接触させることで、上記パッ
ケージ基板を選択的に支持するとともに、後述する可動
コーナー部15とで、上記パッケージ基板の、上記開口
部12内における上下方向の位置の変化を抑えるように
なっている。
【0035】また、上記キャリア本体11の、上記開口
部12の対向する2つの角部にはそれぞれ可動コーナー
部15が設けられている。
【0036】上記可動コーナー部15は、たとえば図2
に示すように、上記開口部12の対角の内方向にそれぞ
れ突出するようにして設けられた可動片15aと、この
可動片15aを可撓変位可能に構成するための、略U字
形状の曲がり梁からなる一対の板バネ15bとからなっ
ている。
【0037】上記可動片15aは、上記開口部12に搭
載された上記パッケージ基板のチップとの接続面(他表
面)の位置を規制するためのもので、これには、変位
(開口)時に、たとえば、上記開口部12の対角の外方
向(図示矢印方向)に引っぱるための開閉治具の係合ピ
ン21が係合される係合孔15cが設けられている。
【0038】なお、上記係合孔15cは1つに限らず、
かつ、上記係合孔15c以外に、たとえば、開閉治具の
爪が係合される1つないし複数の凸部を設けるようにし
ても良い。
【0039】上記板バネ15bは、その一端が上記可動
片15aにそれぞれ接続されるとともに、他端が上記キ
ャリア本体11にそれぞれ接続されている。
【0040】すなわち、上記可動コーナー部15は、そ
の可動片15aを変位させて上記開口部12を開口する
ことにより、上記開口部12内への上記パッケージ基板
の搭載または上記開口部12内からの最終製品の取り出
しを容易に可能にするとともに、上記開口部12を部分
的に閉口し、上記可動片15aを上記開口部12内に搭
載されている上記パッケージ基板の他表面の各部位に褶
動可能な状態で対向させることによって、上記第二の凸
部14とで、上記パッケージ基板の、上記開口部12内
における上下方向の位置の変化を抑えるようになってい
る。
【0041】この場合、上記可動コーナー部15は、上
記可動片15aのアーム部分となる板バネ15bを略U
字形状の曲がり梁とするとともに、それ以外の部分は応
力分布がほぼ均一な、いわゆる平等強さ梁となるように
している。このため、梁にかかる局部的な力、つまり最
大応力を極めて小さく抑えることができるようになって
いる。
【0042】このように、アーム部分を左右対称な略U
字形状の板バネ15bとした場合、上記可動片15aの
変位にともなって、上記板バネ15bは左右方向および
上下方向に容易に撓むため、かかる最大応力を十分に小
さくすることが可能となる。
【0043】これにより、多少の振動などによっても上
記可動片15aからパッケージ基板が外れない程度の強
度を確保すると同時に、梁にかかる最大応力が大きくな
っても、上記キャリア本体11が塑性変形するのを防ぐ
ことができ、搬送キャリアを繰り返しの使用にも十分に
耐えられるようにすることが可能となる。
【0044】さらに、上記キャリア本体11には、たと
えば図1に示すように、そのほぼ中心の位置に沿って複
数の搬送用係合部16が設けられている。各搬送用係合
部16は、たとえば、上記開口部12のそれぞれに対し
てほぼ等間隔で設けられるようになっている。
【0045】また、上記キャリア本体11の、たとえ
ば、上記可動片15a上の上記係合孔15cの形成位置
に対応する延長線上には、それぞれ、上記開閉治具の係
合部(図示していない)が係合される係合孔17が設け
られている。
【0046】また、上記キャリア本体11には、搬送キ
ャリアの向きを把握するための、たとえば、上記キャリ
ア本体11の一部を半円状に切り欠いてなる認識マーク
18が設けられている。
【0047】なお、この認識マーク18としては、上記
半円状に切り欠いてなるものに限らず、たとえば、少な
くとも1つの凹部または凸部などを、搬送キャリアの上
下、左右、および、表裏を認識することが可能な位置、
つまり、上記キャリア本体11上の非対称な位置(線対
称および点対称以外の位置)に設けるようにすれば良
い。
【0048】さて、このような構成の搬送キャリア(キ
ャリア本体11)は、たとえば、エッチング(または、
プレスによる打ち抜き)によって上記開口部12や上記
可動コーナー部15などを形成した後、さらに、上記第
一の凸部13および上記第二の凸部14をそれぞれ通常
のプレスによって略Z字状に加工することで、ほぼ均一
な厚さを有する単一部材により一体的に形成されるよう
になっている。
【0049】図3〜図5は、上記した搬送キャリアにパ
ッケージ基板を収納する際の動作の概略について示すも
のである。
【0050】たとえば、キャリア本体11の開口部12
内にパッケージ基板31を搭載する場合(図3(a),
(b)参照)、まず、その開口部12に対応する、可動
コーナー部15の可動片15aに設けられた係合孔15
cに、上記開閉治具の係合ピン21を係合させるととも
に、キャリア本体11に設けられた係合孔17に、上記
開閉治具の係合部を係合させる。
【0051】そして、上記開閉治具をマニュアルまたは
オートにより操作して、可動片15aを、上記開口部1
2の対角の外方向に引っぱり、板バネ15bの撓みをと
もなって変位させる(図4(a),(b)参照)。
【0052】この状態において、搭載しようとするパッ
ケージ基板31を位置合わせし、上記開口部12内に搭
載する。この後、上記開閉治具による上記可動片15a
の引っぱりをやめ、上記板バネ15bの復元力によって
上記可動片15aを元の位置に戻すことにより、上記パ
ッケージ基板31を開口部12内にて保持させる(図5
(a),(b)参照)。
【0053】図6は、上記した搬送キャリアにパッケー
ジ基板を収納させた状態を概略的に示すものである。な
お、同図(a)は搬送キャリアの上面図、同図(b)は
同じく側面図、同図(c)は同じく下面図である。
【0054】この場合、パッケージ基板31は、上記第
一の凸部13によって規制される上記開口部12内の所
定の位置に、その一表面の各部位が上記第二の凸部14
に接触されることにより搭載されるとともに、他表面の
各部位が上記可動コーナー部15の可動片15aによっ
て部分的に覆われることで、十分に保持されるようにな
っている。
【0055】すなわち、このような構成の搬送キャリア
によれば、上記パッケージ基板31を開口部12内にお
いては多少のゆとりをもって搭載できるものの、振動な
どによってパッケージ基板31が水平方向に回転などし
て上記第二の凸部14および上記可動片15aからはず
れるのを防ぐことが可能となっている。
【0056】このようにして、上記した構成の搬送キャ
リアには、たとえば、同時に3個のパッケージ基板31
を収納できるとともに、それぞれのパッケージ基板31
を確実に保持することが可能となっている。
【0057】次に、図7〜図10を参照して、上記した
搬送キャリアを用いた半導体装置の製造方法について簡
単に説明する。なお、ここでは、PCBをパッケージ基
板とする、BGAタイプの半導体パッケージの製造を例
に示している。
【0058】たとえば、上述したようにしてパッケージ
基板31が搭載されることによって、複数個のパッケー
ジ基板31を同時に収納してなる搬送キャリアは、その
パッケージ基板31をそれぞれ保持したまま製造ライン
に供給される。
【0059】すなわち、パッケージ基板31を収納して
なる搬送キャリアは、たとえば、認識マーク18により
搬送の向きをチェックした上で、キャリア本体11の各
搬送用係合部16に、搬送機構部の搬送治具22に設け
られた係合ピン22aがそれぞれ係合されることによ
り、同一ピッチで搬送され、まずは、上記パッケージ基
板31上に半導体チップ32をフリップチップ(FC)
法によりマウントするためのFCマウンタ(図示してい
ない)に送られる(図7(a),(b)参照)。
【0060】このFCマウンタでは、たとえば、上記半
導体チップ32および上記パッケージ基板31の両方も
しくはいずれか一方にロジン系フラックスを塗布した
後、上記半導体チップ32の各電極パッド32aの位置
に設けられたバンプ33と、上記パッケージ基板31上
の各配線パッドとを、それぞれ位置合わせする。
【0061】そして、ステージ23aによって下方から
上記パッケージ基板31を押し上げるとともに、ボンデ
ィングツール23bによって上方から上記半導体チップ
32を加圧して、所定の荷重(10g/バンプ程度)を
かけ、上記パッケージ基板31上に上記半導体チップ3
2を仮止めする(図8(a),(b)参照)。
【0062】その際に、ボンディングツール23b内に
ヒーターを埋め込ませておくことにより、加熱しながら
加圧するようにしても良い。
【0063】各パッケージ基板31ごと(もしくは、同
時)に、搬送キャリアに収納されているパッケージ基板
31のすべてに半導体チップ32の仮止めがなされる
と、上記ステージ23aの降下および上記ツール23b
の上昇によりパッケージ基板31のそれぞれを搬送キャ
リアによって再び保持させる。
【0064】そして、図示していないリフロー炉におい
て、上記バンプ33および上記パッケージ基板31上の
各配線パッドの溶融、自然冷却を行って、上記パッケー
ジ基板31上に上記半導体チップ32をそれぞれフリッ
プチップ接続させる。
【0065】次いで、半導体チップ32がフリップチッ
プ接続されたパッケージ基板31が収納されている搬送
キャリアは、同様にして搬送され、今度は、上記パッケ
ージ基板31と上記半導体チップ32との間に樹脂(ア
ンダーフィルレジン)34を充填するためのアンダーフ
ィル装置(図示していない)に送られる(図9(a),
(b)参照)。
【0066】このアンダーフィル装置では、たとえば、
ステージ24aによって下方から上記パッケージ基板3
1を押し上げて、キャリア本体11に固定した状態で、
図示せぬシリンジの先端に設けられたノズル24bから
ディスペンス法により液状の樹脂を供給する。
【0067】すると、毛細管現象(キャピラリ効果)に
よって、上記パッケージ基板31と上記半導体チップ3
2との間に液状の樹脂が徐々に進入し、最後には液状の
樹脂によって完全に埋め尽くされる。そして、上記パッ
ケージ基板31と上記半導体チップ32との間に充填さ
れた液状の樹脂を硬化させることで、樹脂34による封
止が行われる。
【0068】各パッケージ基板31ごと(もしくは、同
時)に、搬送キャリアに収納されているすべてのパッケ
ージ基板31の、上記半導体チップ32との間に樹脂3
4の充填がなされると、上記ステージ24aの降下によ
りパッケージ基板31のそれぞれを搬送キャリアによっ
て再び保持させる。
【0069】次いで、半導体チップ32との間に樹脂3
4が充填されたパッケージ基板31が収納されている搬
送キャリアは、さらに搬送され、表裏が反転された後、
今度は、半導体パッケージの裏面側に外部接続用電極と
なるボール35を形成するためのボール搭載装置(図示
していない)に送られる(図10(a),(b)参
照)。
【0070】このボール搭載装置では、たとえば、キャ
リア本体11の認識マーク18により搬送キャリアの搬
送の向きをチェックするとともに、ステージ25aによ
って下方から上記半導体チップ32ごと上記パッケージ
基板31を押し上げて、キャリア本体11に固定させ
る。
【0071】そして、上記パッケージ基板31の上記半
導体チップ32との非接続面に設けられた配線パッド上
にロジン系フラックスを塗布した後、その配線パッド上
に上記フラックスを介して共晶ハンダからなるボール3
5をそれぞれ接着させるとともに、上記フラックスを加
熱して活性化させることにより、上記ボール35のそれ
ぞれの配線パッド上への接続が行われる。
【0072】各パッケージ基板31ごと(もしくは、同
時)に、搬送キャリアに収納されているパッケージ基板
31のすべてにボール35の形成がなされると、上記ス
テージ25aの降下によりパッケージ基板31のそれぞ
れを搬送キャリアによって再び保持させる。
【0073】このようにして、半導体チップ32との非
接続面にボール35が形成されたパッケージ基板31が
収納されている搬送キャリアは、そのまま搬送され、し
かる後、上記したキャリア本体11の開口部12内にパ
ッケージ基板31を搭載する場合と逆の作業により、半
導体チップ32の接続、樹脂34の充填、および、ボー
ル35の形成が行われたパッケージ基板31の、キャリ
ア本体11の開口部12内からの取り出しが行われる。
【0074】すなわち、可動コーナー部15の可動片1
5aに設けられた係合孔15cに、上記開閉治具の係合
ピン21を係合させるとともに、キャリア本体11に設
けられた係合孔17に、上記開閉治具の係合部を係合さ
せる。
【0075】そして、上記開閉治具をマニュアルまたは
オートにより操作して、可動片15aを、開口部12の
対角の外方向に引っぱって、開口部12を開口させるこ
とにより、PCBをパッケージ基板31とする、BGA
タイプの半導体パッケージ(最終製品)が開口部12内
より容易に取り出される。
【0076】こうして、各開口部12よりそれぞれ半導
体パッケージを取り出すことにより、複数の半導体パッ
ケージを連続して得ることができる。
【0077】上記した構成の搬送キャリアによれば、パ
ッケージ基板31のキャリア単位での連続した供給が可
能となるため、各工程間でのパッケージ基板31の供給
を高効率化でき、短い時間でより多数の半導体パッケー
ジを製造できるようになるなど、半導体パッケージの製
造に際して極めて有効である。
【0078】しかも、搬送キャリアは、金属薄板からな
る単一部材により一体的に形成するようにしているた
め、比較的簡素な構造でありながら製造時の熱や圧力と
いった外力に強く、また、塑性変形しにくい構造を有す
ることにより、製造ラインへの繰り返しの供給が可能と
なっている。
【0079】上記したように、パッケージ基板を収納す
るとともに、そのパッケージ基板を保持したまま半導体
パッケージ組み立てのための製造ラインに連続的に供給
できるようにしている。
【0080】すなわち、SUS304からなる単一部材
により一体的に形成されたキャリア本体の可動片を変位
させ、そのキャリア本体の開口部にパッケージ基板を搭
載できるようにしている。これにより、パッケージ基板
を、それを収納する搬送キャリアごと製造ラインに供給
できるようになるため、取扱性に優れるとともに、パッ
ケージ基板の各工程への連続した供給が可能となる。し
たがって、トレイなどの治具が不要となる分、製造ライ
ン上の各種の組立装置に対するパッケージ基板の供給を
効率良く行うことができ、低価格化を図る上で重要とな
る、段取りの簡素化、スループット性の向上および製造
の短時間化が容易に可能となるものである。
【0081】しかも、キャリア本体に対して、複数個の
パッケージ基板を同時に搭載できるようにしているた
め、1つの搬送キャリアで少なくとも2つ以上の半導体
パッケージを連続して製造することが可能である。
【0082】さらには、パッケージ基板の各面の位置を
それぞれ規制することで、パッケージ基板をキャリア本
体に搭載するようにしているため、傷つきやすいPCB
などのパッケージ基板であっても何らダメージを与える
ことなしに保持・搬送することができる。
【0083】また、各組立装置に対してパッケージ基板
をセット/リセットするためのコレットなどの移送手段
に代えて搬送機構部を用意するだけで、組立装置の大き
な改良も必要とせずに容易に実現できる。
【0084】なお、上記した本発明の実施の第一の形態
においては、キャリア本体11の開口部12の各辺に、
上記パッケージ基板31の側面の位置を規制するための
第一の凸部13と、上記パッケージ基板31の一表面の
位置を規制するための第二の凸部14とを、それぞれ1
つずつ設けるようにした場合を例に説明したが、これに
限らず、たとえば図11に示すように、第二の凸部14
の両サイドにそれぞれ1つずつ第一の凸部13を設ける
構成としても良い。
【0085】このようにして、キャリア本体11Aを構
成した場合、開口部12でのパッケージ基板31の搭載
がより安定化するため、上記した効果に加え、パッケー
ジ基板31の搬送キャリアからの脱落をさらに軽減させ
ることが可能となる。
【0086】さらに、上記開口部12の各辺において、
上記第一の凸部13の個数は1つまたは2つに限定され
るものではなく、同様に、上記第二の凸部14の個数は
1つに限定されるものではなく、搭載するパッケージ基
板31の形状あるいは開口部12のサイズなどに応じて
適宜変更可能である。
【0087】また、上記した第一の形態においては、上
記第二の凸部14の第一の突起部14aおよび第二の突
起部14bをそれぞれ同じ幅で設けるようにしたが、た
とえば図12に示すように、第一の突起部14aとそれ
よりも幅の広い第二の突起部14b´とで第二の凸部1
4´を構成するようにしても良い。
【0088】このようにして、キャリア本体11Bを構
成した場合、第二の凸部14´の耐荷重性が向上すると
ともに、パッケージ基板31と接触する面積が大きくな
る分、第二の凸部14´でのパッケージ基板31の支持
をより安定させることが可能となる。
【0089】さらに、第二の凸部14´のみに限らず、
たとえば、第一の凸部13の第二の突起部13bの幅
を、第一の突起部13aよりも大きく(幅広く)構成す
ることもできる。この場合、上記したように、第一の凸
部13の個数を増加した場合とほぼ同様な効果が期待で
きる。
【0090】また、上記した第一の形態においては、キ
ャリア本体11の開口部12のそれぞれに搬送用係合部
16を1つずつ設けるようにしたが、たとえば図13に
示すように、開口部12のそれぞれに搬送用係合部16
を複数個(この場合、2つ)ずつ設けるようにしても良
い。
【0091】このようにして、キャリア本体11Cを構
成した場合、途中でピッチを変更するなど、搬送キャリ
アの搬送の精度を高めることができるようになる。
【0092】さらに、搬送用係合部16の一部を、認識
マーク18などと兼用させることも可能であり、また、
凹部もしくは凸部などによって搬送用係合部16を形成
することも可能である。
【0093】また、上記した第一の形態においては、第
一,第二の凸部13,14の、キャリア本体11におけ
る上記開口部12に対する角度(θ)をそれぞれ20°
〜70°に設定したが、これ以外の角度で設けることも
可能である。
【0094】図14は、第一,第二の凸部13,14
の、キャリア本体11における上記開口部12に対する
角度θをそれぞれ40°程度の鋭角に設定した場合を例
に示すものである。
【0095】この場合、複数枚のキャリア本体11を隙
間なく積み重ねることができ、たとえば、搬送キャリア
を保管する際にも小さいスペースで多くの搬送キャリア
の保管が可能となるため、保管スペースの小規模化にと
っては非常に有利である。
【0096】これに対し、第一,第二の凸部13,14
の角度θを20°〜70°以外の、たとえば、90°の
直角とした場合(図15参照)、もしくは、80°程度
とした場合(図16参照)は、いずれも、複数枚のキャ
リア本体11を隙間なく積み重ねることができないた
め、その分、大きな保管スペースが必要となる。
【0097】一方、第一,第二の凸部13,14の角度
θを20°〜70°以外の、たとえば、10°程度とし
た場合(図17参照)には、複数枚のキャリア本体11
を隙間なく積み重ねることができるものの、このような
搬送キャリアでは厚みのあるパッケージ基板を収納する
ことができない(収納できるようにするためには、キャ
リア本体11が大型化する)。
【0098】このように、第一,第二の凸部13,14
の角度θを、たとえば、0°<θ<20°とした搬送キ
ャリアも、また、70°<θ<90°とした搬送キャリ
アも、パッケージ基板31を保持したまま半導体パッケ
ージの組み立てのため製造ラインに供給することは可能
である。しかし、保管スペースや収納できるパッケージ
基板31の厚さを考慮すると、第一,第二の凸部13,
14の、キャリア本体11における上記開口部12に対
する角度θはそれぞれ20°〜70°程度に設定するの
が望ましい。
【0099】また、上記した第一の形態においては、い
ずれも、キャリア本体11の開口部12の対向する2つ
の角部にそれぞれ設けられた可動コーナー部15の、可
動片15aを変位させるための板バネ15bを均一な幅
で構成するようにしたが、たとえば図18に示すよう
に、幅の一部を部分的に変化させてなる板バネ15b´
を用いて構成することも可能である。
【0100】この場合、たとえば、板バネ15b´の途
中部分を他の部分よりも細くするこで、板バネ15b´
は小さな荷重(開口部12の対角の外方向に引っぱる
力)で大きく撓ませることが可能となるため、可動片1
5aをより容易に変位させることができるようになる。
【0101】さらに、幅の一部を細くする場合に限ら
ず、たとえば、エッチングによって厚さを変化させるよ
うにした場合にも同様な効果が期待できるものであり、
また、幅と厚さの両方を変化させるようにした場合に
は、いずれか一方を変化させるようにした場合よりもよ
り大きな効果が期待できる。
【0102】また、上記した第一の形態においては、い
ずれも、キャリア本体11の開口部12の対向する2つ
の角部にそれぞれ設けられた可動コーナー部15の、可
動片15aを変位させるための板バネ15bを略U字形
状の曲がり梁により構成するようにしたが、略U字形状
に限らず、他の形状の曲がり梁を用いて構成することも
できる。
【0103】また、パッケージ基板31を収納するとと
もに、そのパッケージ基板31を保持したままの状態で
製造ラインに供給するための搬送キャリアとしては、た
とえば図19に示すように、キャリア本体11´におけ
る開口部12の対向する2つの辺にそれぞれ設けられる
可動部15´によって、パッケージ基板31の他表面の
位置を規制するように構成することも可能である。
【0104】この場合、可動部15´は、たとえば図2
0に示すように、キャリア本体11´の開口部12内に
突出するようにして設けられた可動片15aと、この可
動片15aを可撓変位可能に構成するための、略一字形
状の梁(両端支持梁)からなる一対の板バネ15dとか
らなっている。
【0105】すなわち、上記可動部15´は、係合孔1
5cに開閉治具の係合ピンが係合され、可動片15aが
開口部12の外方向(図示矢印方向)に引っぱられるこ
とにより、板バネ15dが撓み、その板バネ15dの撓
みにともなって、可動片15aを変位させるように構成
されている。
【0106】また、上記開口部12の各辺には、たとえ
ば、1つの第一の凸部13と、2つの第二の凸部14と
がそれぞれ設けられている。
【0107】このような構成の搬送キャリアによって
も、上記可動片15aを、開口部12内に搭載されてい
るパッケージ基板31の他表面の各部位に褶動可能な状
態で対向させることにより、収納する上記パッケージ基
板31に余計なダメージを与えることなく、かつ、開口
部12内における上記パッケージ基板31の上下方向の
位置の変化を抑えることが可能となる。
【0108】特に、幅80mm×長さ200mm×厚さ
0.4mmを有してなる、SUS304などの単一部材
からなる金属薄板を用いて一体的に形成される、この構
成のキャリア本体11´においては、たとえば、縦50
mm×横50mm×高さ(厚さ)1mm程度の大型サイ
ズのパッケージ基板31´を搭載する場合に用いて好適
である。
【0109】また、パッケージ基板31を収納するとと
もに、そのパッケージ基板31を保持したままの状態で
製造ラインに供給するための搬送キャリアとしては、た
とえば、パッケージ基板31の側面を直に支持させるこ
とによって、それを保持するように構成することも可能
である。
【0110】図21,図22は、本発明の実施の第二の
形態にかかる、半導体部品用搬送キャリアの概略構成を
示すものである。なお、図21(a)はパッケージ基板
31を収納する前の搬送キャリアの平面図であり、図2
1(b)は同じく図21(a)の21B−21B線に沿
う要部の断面図である。また、図22(a)はパッケー
ジ基板31を収納させた後の搬送キャリアの平面図であ
り、図22(b)は同じく図22(a)の22B−22
B線に沿う要部の断面図である。
【0111】この搬送キャリアは、たとえば、BGAタ
イプの半導体パッケージの製造に用いられる、半導体部
品としての、プラスチックスやアルミナを主成分とする
セラミックスからなるパッケージ基板31を収納すると
ともに、そのパッケージ基板31を保持したままの状態
で半導体パッケージの組み立てライン(製造ライン)に
供給するためのものであって、SUS304などの単一
部材からなる金属薄板により一体的に形成されている。
【0112】たとえば、幅40mm×長さ224mm×
厚さ0.3mmからなるキャリア本体51には、縦10
mm×横10mm×高さ(厚さ)0.5mmのサイズの
パッケージ基板31を同時に搭載するための、略矩形状
の複数(最大で、6個程度)の開口部52が形成されて
いる。
【0113】この場合、上記開口部52としては、上記
パッケージ基板31のサイズよりもやや大きめに形成さ
れている。
【0114】上記開口部52の、対向する2つの角部の
一方には可動コーナー部53が設けられている。また、
この可動コーナー部53に対向する、2つの角部の他方
は、たとえば、その基端部に係合孔を有する基準コーナ
ー部54となっている。
【0115】上記可動コーナー部53は、たとえば図2
3に示すように、上記開口部52の内方向に突出するよ
うにして設けられた可動片53aと、この可動片53a
を可撓変位可能に構成するための、略U字形状の曲がり
梁からなる一対の板バネ53bとからなっている。
【0116】上記可動片53aは、上記開口部52に搭
載されるパッケージ基板31の二側面の一角部に、その
当接部53cを当接させることによって、上記パッケー
ジ基板31の他の二側面を、上記基準コーナー部54を
形成する各辺にそれぞれ設けられた凸部54aに当接さ
せるように構成されている。
【0117】また、上記可動片53aには、変位(開
口)時に、たとえば、上記開口部52の対角の外方向
(図示矢印方向)に引っぱるための開閉治具の係合ピン
が係合される係合孔53dが設けられている。
【0118】なお、上記係合孔53dは1つに限らず、
かつ、上記係合孔53d以外に、たとえば、開閉治具の
爪が係合される1つないし複数の凸部を設けるようにし
ても良い。
【0119】上記板バネ53bは、その一端が上記可動
片53aにそれぞれ接続されるとともに、他端が上記キ
ャリア本体51にそれぞれ接続されている。
【0120】上記板バネ53bとしては、多少の振動な
どによって上記パッケージ基板31の位置がずれたり、
外れたりするのを防ぐことができるだけの、撓み量と保
持力とが得られるように構成されている。
【0121】すなわち、上記可動コーナー部53は、そ
の可動片53aを変位させて上記開口部52を開口する
ことにより、上記開口部52内への上記パッケージ基板
31の搭載または上記開口部52内からの最終製品の取
り出しを容易に可能にするとともに、上記可動片53a
の元の位置への復帰により、上記パッケージ基板31の
二側面の一角部に当接部53cを当接させることによっ
て、上記凸部54aとで、上記パッケージ基板31の上
記開口部52内における位置を十分に規制するようにな
っている。
【0122】この場合も、上記可動コーナー部53の、
上記可動片53aのアーム部分となる板バネ53bを略
U字形状の曲がり梁とするとともに、それ以外の部分は
応力分布がほぼ均一な、いわゆる平等強さ梁となるよう
にしている。このため、梁にかかる局部的な力、つま
り、塑性変形の原因となる、最大応力を極めて小さく抑
えることができるようになっている。
【0123】また、たとえば図24に示すように、上記
当接部53cからキャリア本体51の上記板バネ53b
との接続部までの距離La、および、上記当接部53c
から可動片53aの上記板バネ53bとの接続部までの
距離Lbは、できるだけ小さくすることが望ましい。こ
れにより、上下方向に不要な力が加えられた際にも、可
動片53aの回転を小さく抑えることが可能となる。
【0124】なお、上記キャリア本体51には、たとえ
ば、上記開口部52のそれぞれに対して、ほぼ等間隔で
1つまたは複数の搬送用係合部(図示せず)が設けられ
ている。
【0125】また、上記キャリア本体51には、搬送キ
ャリアの向きを把握することが可能な位置に、認識マー
ク(図示せず)が設けられている。
【0126】さて、このような構成の搬送キャリア(キ
ャリア本体51)は、たとえば、エッチングまたはプレ
スによる打ち抜きによって上記開口部52や上記可動コ
ーナー部53などを形成することで、ほぼ均一な厚さを
有する単一部材により一体的に形成されるようになって
いる。
【0127】次に、上記した搬送キャリアにパッケージ
基板31を収納する際の動作の概略について簡単に説明
する。
【0128】たとえば、キャリア本体51の開口部52
内にパッケージ基板31を搭載する場合、まず、その開
口部52に対応する、可動コーナー部53の可動片53
aに設けられた係合孔53dに開閉治具の係合ピンを係
合させるとともに、上記基準コーナー部54の基端部に
開閉治具の係合部を係合させる。
【0129】そして、上記開閉治具をマニュアルまたは
オートにより操作して、可動片53aを上記開口部52
の対角の外方向に引っぱり、板バネ53bの撓みをとも
なって変位させる。
【0130】この状態において、搭載しようとするパッ
ケージ基板31の一つの角部を基準コーナー部54と位
置合わせするとともに、その角部と対角の、上記パッケ
ージ基板31のもう一つの角部を、上記開閉治具により
引っぱられている上記可動片53aの当接部53cと位
置合わせする。
【0131】そして、上記開閉治具による可動片53a
の引っぱりをやめ、上記板バネ53bによる上記可動片
53aを元の位置に戻そうとする際の力によって、対応
する二側面を基準コーナー部54の各凸部54aに押し
付けさせることにより、パッケージ基板31を上記開口
部52内にて保持させる。
【0132】これにより、上記した構成の搬送キャリア
には、複数個のパッケージ基板31を同時に収納させる
ことが可能となる。
【0133】このような構成の搬送キャリアによれば、
本発明の実施の第一の形態にかかる搬送キャリアの場合
と同様に、製造ラインに対して、パッケージ基板31を
搬送キャリアごと連続して供給できるようになるため、
各工程間でのパッケージ基板31の供給を効率的に行え
るようになる結果、短い時間でより多数の半導体パッケ
ージを製造することが可能となるものである。
【0134】しかも、キャリア本体51は、金属薄板を
エッチングまたはプレスにより打ち抜いてなる平坦な構
造であるため、保管スペースも小さく、製造ラインへの
供給にも繰り返し使用することが可能である。
【0135】特に、この構成のキャリア本体51の場
合、その側面によりパッケージ基板31を保持するもの
であるため、たとえば、セラミックスなどの変形やダメ
ージに比較的強いパッケージ基板を収納する場合に用い
て好適である。
【0136】また、上記した第二の形態においては、そ
の基端部に係合孔を有する上記基準コーナー部54の、
各辺にそれぞれ全体的に設けられた凸部54aとパッケ
ージ基板31とが接触するように構成したが、たとえば
図25および図26に示すように、各辺のほぼ中央部に
のみそれぞれ設けられた凹部54b以外の部分で、パッ
ケージ基板31と接触するようにキャリア本体51Aを
構成することもできる。
【0137】この場合、凸部54aのパッケージ基板3
1との接触面積は低下するものの、たとえば、キャリア
本体51Aの開口部52またはパッケージ基板31の少
なくともいずれかに多少の反りや曲がりなどの非直線部
分が存在したとしても、強制的に二か所で接触させるよ
うにすることでパッケージ基板31をより強固に保持で
き、回転したりするのを防ぐことが可能となる。
【0138】また、上記した第二の形態においては、そ
の基端部に係合孔を有する基準コーナー部54の、各辺
にそれぞれ全体的に設けられた凸部54aとパッケージ
基板31とが接触するように構成したが、たとえば図2
7および図28に示すように、各辺より開口部52内に
突出するようにしてそれぞれ設けられた2つの凸部54
aと、パッケージ基板31とを接触させるようにキャリ
ア本体51Bを構成することもできる。
【0139】この場合も、上記した各辺のほぼ中央部に
のみそれぞれ設けられた凹部54b以外の部分が、パッ
ケージ基板31と接触するように構成された上記キャリ
ア本体51Aの場合とほぼ同様の効果が期待できる。
【0140】また、上記した第二の形態においては、い
ずれも、キャリア本体51の開口部52の対向する2つ
の角部の一方に設けられた可動コーナー部53の、可動
片53aを変位させるための板バネ53bを均一な幅で
構成するようにしたが、たとえば図29に示すように、
幅の一部を部分的に変化させてなる板バネ53b´を用
いて構成することも可能である。
【0141】この場合、たとえば、板バネ53b´の途
中部分を他の部分よりも細くするこで、板バネ53b´
は小さな荷重(開口部52の対角の外方向に引っぱる
力)で大きく撓ませることが可能となるため、可動片5
3aをより容易に変位させることができるようになる。
【0142】さらに、幅の一部を細くする場合に限ら
ず、たとえば、エッチングによって厚さを変化させるよ
うにした場合にも同様な効果が期待できるものであり、
また、幅と厚さの両方を変化させるようにした場合に
は、いずれか一方を変化させるようにした場合よりもよ
り大きな効果が期待できる。
【0143】また、パッケージ基板31を収納するとと
もに、そのパッケージ基板31を保持したままの状態で
製造ラインに供給するための搬送キャリアとしては、上
記した第二の形態における、キャリア本体51の開口部
52の、対向する2つの角部の一方に可動コーナー部5
3を設けるように構成する場合に限らず、たとえば図3
0に示すように、キャリア本体51´における開口部5
2の隣り合う2つの辺にそれぞれ設けられる可動部53
´によって、パッケージ基板31の各側面の位置を規制
するように構成することも可能である。
【0144】この場合、上記可動部53´は、たとえ
ば、キャリア本体51´の開口部52内に突出するよう
にして設けられた可動片53aと、この可動片53aを
可撓変位可能に構成するための、略U字形状の曲がり梁
からなる一対の板バネ53bとからなっている。
【0145】すなわち、上記可動部53´は、たとえ
ば、基準コーナー部54の基端部に設けられた係合孔お
よび可動部53´の係合孔53dに開閉治具の係合ピン
が係合され、可動片53aが開口部52の外方向に引っ
ぱられることにより、板バネ53bが撓み、その板バネ
53bの撓みにともなって、可動片53aを変位させる
ように構成されている。
【0146】このような構成の搬送キャリアによって
も、上記可動部53´の各可動片53aを、開口部52
内に搭載されるパッケージ基板31の隣り合う二側面に
それぞれ接触させることにより、上記パッケージ基板3
1の他の二側面を、基準コーナー部54を構成する各辺
に形成された凸部54aにそれぞれ強固に押し付けるこ
とが可能となる。
【0147】特に、幅40mm×長さ224mm×厚さ
0.3mmを有してなる、SUS304などの単一部材
からなる金属薄板を用いて一体的に形成される、この構
成のキャリア本体51´においては、たとえば、縦35
mm×横35mm×高さ(厚さ)0.5mm程度の大型
サイズのパッケージ基板31を搭載する場合に用いて好
適である。
【0148】また、上記した第二の形態においては、い
ずれも、可動片53aを変位させるための板バネ53b
を略U字形状の曲がり梁により構成するようにしたが、
略U字形状に限らず、他の形状の曲がり梁を用いて構成
することもできる。
【0149】また、パッケージ基板31を収納するとと
もに、そのパッケージ基板31を保持したままの状態で
製造ラインに供給するための搬送キャリアとしては、た
とえば図31に示すように、キャリア本体51''におけ
る開口部52の隣り合う2つの辺にそれぞれ設けられる
可動部53''によって、パッケージ基板31の各側面の
位置を規制するように構成することも可能である。
【0150】この場合、上記可動部53''は、たとえば
図32に示すように、キャリア本体51''の開口部52
内に突出するようにして設けられた可動片53aと、こ
の可動片53aを可撓変位可能に構成するための、略一
字形状の梁(両端支持梁)からなる一対の板バネ53e
とからなっている。
【0151】すなわち、上記可動部53''は、たとえ
ば、基準コーナー部54の基端部に設けられた係合孔お
よび可動部53''の係合孔53dに開閉治具の係合ピン
が係合され、可動片53aが開口部52の外方向(図示
矢印方向)に引っぱられることにより、板バネ53eが
撓み、その板バネ53eの撓みにともなって、可動片5
3aを変位させるように構成されている。
【0152】このような構成の搬送キャリアによって
も、上記可動部53''の各可動片53aを、開口部52
内に搭載されるパッケージ基板31の隣り合う二側面に
それぞれ接触させることにより、上記パッケージ基板3
1の他の二側面を、基準コーナー部54を構成する各辺
に形成された凸部54aにそれぞれ強固に押し付けるこ
とが可能となる。
【0153】特に、上記した構成のキャリア本体51''
の場合、可動部53''が大型化するのを抑えることが可
能となるため、幅の狭い搬送キャリアを求める場合にお
いて有利である。
【0154】また、上記した第二の形態において、いず
れも、基準コーナー部54に設けられる係合孔は1つに
限らず、また、その一部を開口部52と重複させて設け
る必要はない。
【0155】また、上記した第二の形態においては、い
ずれも、基準コーナー部54を固定式としたが、可動式
とすることも可能である。また、可動コーナー部53お
よび可動部53´,53''の数も必要に応じて増減する
ことが容易に可能である。
【0156】また、上記した第二の形態において、基準
コーナー部54の各辺に設けられる凸部54aおよび凹
部54bは、必要に応じて適宜設けるようにすれば良
く、その数や形状に何ら制限を受けるものではない。
【0157】また、上記した第一,第二のいずれの形態
においても、搬送キャリアを形成するための金属薄板に
SUS304を用いるようにしたが、これに限らず、た
とえば42アロイ、銅、または、それらの合金を用いる
ことも可能である。
【0158】また、BGAタイプの半導体パッケージを
製造する場合の他、たとえば、LCC(Leadless Chip
Carrier )やSON(Small Out-line Non-leaded )構
造の半導体パッケージの製造にも適用できる。
【0159】さらには、一般的な半導体製造プロセス、
たとえば、ダイボンディング工程、ワイヤーボンディン
グ工程、TAB(Tape Automated Bonding)工程、モー
ルド工程、キュア工程、T/F(trim and form )工
程、メッキ工程、および、外観検査などの工程にも容易
に適用することが可能である。
【0160】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0161】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、半導体組立装置に対して半導体部品を効率的に供給
でき、より一層の低価格化を図ることが可能な半導体部
品用搬送キャリアおよびそれを用いた半導体装置の製造
方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第一の形態にかかる、半導体
部品用搬送キャリアを概略的に示す構成図。
【図2】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー部
の構成を示す概略図。
【図3】同じく、搬送キャリアへのパッケージ基板の収
納にかかる動作を説明するために示す概略図。
【図4】同じく、搬送キャリアへのパッケージ基板の収
納にかかる動作を説明するために示す概略図。
【図5】同じく、搬送キャリアへのパッケージ基板の収
納にかかる動作を説明するために示す概略図。
【図6】同じく、パッケージ基板を収納させた状態を示
す搬送キャリアの概略図。
【図7】同じく、搬送キャリアを用いた半導体パッケー
ジの製造方法について説明するために示す概略図。
【図8】同じく、搬送キャリアを用いた半導体パッケー
ジの製造方法について説明するために示す概略図。
【図9】同じく、搬送キャリアを用いた半導体パッケー
ジの製造方法について説明するために示す概略図。
【図10】同じく、搬送キャリアを用いた半導体パッケ
ージの製造方法について説明するために示す概略図。
【図11】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図12】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図13】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図14】同じく、搬送キャリアの構成の要部を示す概
略図。
【図15】同じく、搬送キャリアの構成の要部を示す概
略図。
【図16】同じく、搬送キャリアの構成の要部を示す概
略図。
【図17】同じく、搬送キャリアの構成の要部を示す概
略図。
【図18】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の他の構成を示す概略図。
【図19】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図20】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の他の構成を示す概略図。
【図21】この発明の実施の第二の形態にかかる、半導
体部品用搬送キャリアを概略的に示す構成図。
【図22】同じく、パッケージ基板を収納させた状態を
示す搬送キャリアの概略図。
【図23】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の構成を示す概略図。
【図24】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の構成を示す概略図。
【図25】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図26】同じく、パッケージ基板を収納させた状態を
示す搬送キャリアの概略図。
【図27】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図28】同じく、パッケージ基板を収納させた状態を
示す搬送キャリアの概略図。
【図29】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の他の構成を示す概略図。
【図30】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図31】同じく、搬送キャリアの他の構成例を示す概
略図。
【図32】同じく、搬送キャリアにおける可動コーナー
部の他の構成を示す概略図。
【図33】従来技術とその問題点を説明するために示
す、トレイの概略構成図。
【図34】同じく、ICキャリアを概略的に示す構成
図。
【符号の説明】
11,11´,11A,11B,11C…キャリア本体 12…開口部 13…第一の凸部 13a…第一の突起部 13b…第二の突起部 14,14´…第二の凸部 14a…第一の突起部 14b,14b´…第二の突起部 15…可動コーナー部 15´…可動部 15a…可動片 15b,15b´,15d…板バネ 15c…係合孔(可動片) 16…搬送用係合部 17…係合孔(キャリア本体) 18…認識マーク 21…係合ピン(開閉治具) 22…搬送治具 22a…係合ピン 23a…ステージ(FCマウンタ) 23b…ボンディングツール 24a…ステージ(アンダーフィル装置) 24b…ノズル 25a…ステージ(ボール搭載装置) 31,31´…パッケージ基板 32…半導体チップ 32a…電極パッド 33…バンプ 34…樹脂 35…ボール 51,51´,51'',51A,51B…キャリア本体 52…開口部 53…可動コーナー部 53´,53''…可動部 53a…可動片 53b,53b´,53e…板バネ 53c…当接部 53d…係合孔 54…基準コーナー部 54a…凸部 54b…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 淳一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 佐藤 武雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 刀禰館 達郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 沼田 英夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体部品を収納するとともに、その半
    導体部品を保持したまま半導体組立装置に供給する搬送
    キャリアであって、 前記搬送キャリアのキャリア本体は、金属薄板からなる
    単一部材により一体的に形成され、前記半導体部品が搭
    載される略矩形状の開口部、および、この開口部の所定
    部位に可撓変位可能に設けられた、少なくとも1つの可
    動片を有してなることを特徴とする半導体部品用搬送キ
    ャリア。
  2. 【請求項2】 前記キャリア本体は、さらに、前記開口
    部の辺部にそれぞれ設けられた、前記半導体部品の側面
    の位置を規制する第一の凸部、および、前記半導体部品
    の一表面の位置を規制する第二の凸部を有してなること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体部品用搬送キャリ
    ア。
  3. 【請求項3】 前記第一,第二の凸部は、それぞれ、第
    一の突起部および第二の突起部からなることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  4. 【請求項4】 前記第一の凸部の第一の突起部および前
    記第二の凸部の第一の突起部は、いずれも、前記キャリ
    ア本体に対して所定の角度を有して設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリ
    ア。
  5. 【請求項5】 前記第一の凸部の第一の突起部および前
    記第二の凸部の第一の突起部は、いずれも、前記キャリ
    ア本体における前記開口部に対して、20°〜70°の
    角度を有して設けられていることを特徴とする請求項4
    に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  6. 【請求項6】 前記第一,第二の凸部は、いずれも、前
    記第一の突起部が互いに平行に設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  7. 【請求項7】 前記第一の凸部の第一の突起部は、前記
    第二の凸部の第一の突起部よりも短いことを特徴とする
    請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  8. 【請求項8】 前記第一の凸部の第二の突起部および前
    記第二の凸部の第二の突起部は、いずれも、前記キャリ
    ア本体に対してほぼ平行に設けられていることを特徴と
    する請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  9. 【請求項9】 前記第一の凸部の第二の突起部は、前記
    第二の凸部の第二の突起部よりも短いことを特徴とする
    請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  10. 【請求項10】 前記第二の凸部の第二の突起部は、前
    記第一の凸部の第二の突起部よりも大きいことを特徴と
    する請求項3に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  11. 【請求項11】 前記第一の凸部は、その第二の突起部
    の先端部が、前記半導体部品の側面に褶動可能な状態で
    接触することによって、前記半導体部品の側面の位置を
    規制するものであることを特徴とする請求項2または3
    のいずれかに記載の半導体部品用搬送キャリア。
  12. 【請求項12】 前記第二の凸部は、その第二の突起部
    の平坦部が、前記半導体部品の一表面に褶動可能な状態
    で接触することによって、前記半導体部品の一表面の位
    置を規制するものであることを特徴とする請求項2また
    は3のいずれかに記載の半導体部品用搬送キャリア。
  13. 【請求項13】 前記可動片は板バネを有して構成さ
    れ、この板バネを介して前記半導体部品の他表面に褶動
    可能な状態で接触されることによって、前記半導体部品
    の他表面の位置を規制するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  14. 【請求項14】 前記板バネは、曲がり梁であることを
    特徴とする請求項13に記載の半導体部品用搬送キャリ
    ア。
  15. 【請求項15】 前記曲がり梁は、略U字形状であるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の半導体部品用搬送キ
    ャリア。
  16. 【請求項16】 前記板バネは、その途中部分が他の部
    分よりも細く形成されていることを特徴とする請求項1
    4に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  17. 【請求項17】 前記可動片は、前記キャリア本体にお
    ける前記開口部の対向する2つの角部にそれぞれ設けら
    れるものであることを特徴とする請求項1または13の
    いずれかに記載の半導体部品用搬送キャリア。
  18. 【請求項18】 前記可動片は、前記キャリア本体にお
    ける前記開口部の対向する2つの辺部にそれぞれ設けら
    れるものであることを特徴とする請求項1または13の
    いずれかに記載の半導体部品用搬送キャリア。
  19. 【請求項19】 前記キャリア本体は、さらに、前記開
    口部の辺部にそれぞれ設けられた、前記半導体部品の側
    面に当接される少なくとも1つの凸部を有してなること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体部品用搬送キャリ
    ア。
  20. 【請求項20】 前記可動片は板バネを有して構成さ
    れ、この板バネを介して前記半導体部品の二側面の角部
    に当接されるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体部品用搬送キャリア。
  21. 【請求項21】 前記可動片は板バネを有して構成さ
    れ、この板バネを介して前記半導体部品の二側面に当接
    されるものであることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体部品用搬送キャリア。
  22. 【請求項22】 前記板バネは、曲がり梁であることを
    特徴とする請求項20または21のいずれかに記載の半
    導体部品用搬送キャリア。
  23. 【請求項23】 前記曲がり梁は、略U字形状であるこ
    とを特徴とする請求項22に記載の半導体部品用搬送キ
    ャリア。
  24. 【請求項24】 前記板バネは、その途中部分が他の部
    分よりも細く形成されていることを特徴とする請求項2
    2に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  25. 【請求項25】 前記可動片は、前記キャリア本体にお
    ける前記開口部の角部に設けられるものであることを特
    徴とする請求項1または20のいずれかに記載の半導体
    部品用搬送キャリア。
  26. 【請求項26】 前記可動片は、前記キャリア本体にお
    ける前記開口部の隣り合う2つの辺部にそれぞれ設けら
    れるものであることを特徴とする請求項1または21の
    いずれかに記載の半導体部品用搬送キャリア。
  27. 【請求項27】 前記キャリア本体には複数の開口部が
    設けられ、複数の半導体部品を同時に搭載することが可
    能に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体部品用搬送キャリア。
  28. 【請求項28】 前記キャリア本体には、その向きを把
    握するための認識用マークが、少なくとも1つは設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の半導体部品
    用搬送キャリア。
  29. 【請求項29】 前記キャリア本体には、これを搬送す
    るための搬送用係合部が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体部品用搬送キャリア。
  30. 【請求項30】 前記搬送用係合部は、前記開口部ごと
    にある間隔を有して設けられた、1つまたは複数の係合
    孔からなることを特徴とする請求項29に記載の半導体
    部品用搬送キャリア。
  31. 【請求項31】 半導体部品を収納するとともに、その
    半導体部品を保持したまま半導体組立装置に供給する搬
    送キャリアであって、 前記半導体部品が搭載される少なくとも1つの略矩形状
    の開口部と、 この開口部の辺部にそれぞれ設けられた、前記半導体部
    品の側面の位置を規制する少なくとも1つの第一の凸部
    と、 前記開口部の辺部にそれぞれ設けられた、前記半導体部
    品の一表面の位置を規制する第二の凸部と、 前記開口部の対向する2つの部位にそれぞれ可撓変位可
    能に設けられ、前記半導体部品の他表面の位置を規制す
    る可動片と、 向きを把握するための少なくとも1つの認識用マーク
    と、 搬送用の少なくとも1つの係合部とを有するキャリア本
    体が、金属薄板からなる単一部材により一体的に形成さ
    れてなることを特徴とする半導体部品用搬送キャリア。
  32. 【請求項32】 半導体部品を収納するとともに、その
    半導体部品を保持したまま半導体組立装置に供給する搬
    送キャリアであって、 前記半導体部品が搭載される少なくとも1つの略矩形状
    の開口部と、 この開口部の所定部位に可撓変位可能に設けられ、前記
    半導体部品の側面に当接される少なくとも1つの可動片
    と、 前記開口部の辺部にそれぞれ設けられた、前記半導体部
    品の側面に当接される少なくとも1つの凸部と、 向きを把握するための少なくとも1つの認識用マーク
    と、 搬送用の少なくとも1つの係合部とを有するキャリア本
    体が、金属薄板からなる単一部材により一体的に形成さ
    れてなることを特徴とする半導体部品用搬送キャリア。
  33. 【請求項33】 金属薄板からなる単一部材により一体
    的に形成されたキャリア本体の可動片を変位させ、その
    キャリア本体の開口部に半導体部品を搭載する第一の工
    程と、 前記開口部に搭載された前記半導体部品を、そのまま保
    持した状態で、前記キャリア本体ごと半導体組立装置に
    供給する第二の工程と、 前記半導体組立装置により、前記開口部に搭載された前
    記半導体部品による最終製品の組み立てを実施する第三
    の工程と、 この後、前記可動片を変位させ、そのキャリア本体の開
    口部より最終製品を取り出す第四の工程とからなること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記第一の工程は、前記半導体部品の
    側面の位置を第一の凸部によって、前記半導体部品の一
    表面の位置を第二の凸部によって、前記半導体部品の他
    表面の位置を前記可動片によって、それぞれ規制するこ
    とにより、前記半導体部品を保持するものであることを
    特徴とする請求項33に記載の半導体装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記第一の工程は、前記可動片を、前
    記半導体部品の二側面または二側面の角部に当接させる
    ことにより、前記半導体部品を保持するものであること
    を特徴とする請求項33に記載の半導体装置の製造方
    法。
  36. 【請求項36】 前記第二の工程は、前記キャリア本体
    に設けられた搬送用の係合部に、搬送機構部を係合させ
    ることによって行われるものであることを特徴とする請
    求項33に記載の半導体装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記第二の工程は、前記キャリア本体
    に設けられた認識用マークにより、前記キャリア本体の
    向きを把握した状態で行われるものであることを特徴と
    する請求項33に記載の半導体装置の製造方法。
JP9090499A 1997-04-09 1997-04-09 半導体部品用搬送キャリアおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 Abandoned JPH10284878A (ja)

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