JP3901701B2 - 光ディスク及び光ディスク記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク記録装置のレーザ光を利用して光ディスクの表面に文字や画像などの可視情報を形成することができる光ディスク及び光ディスク記録装置に関し、特に薄型の光ディスク記録装置に好適に利用できるものである。
レーザ光を利用して光ディスクの表面に可視情報を形成することができる従来の光ディスクは、1.2mmの基板上に、データ記録層、反射層、感熱層、透明保護層が積層された構造となっていて、いわゆる光ディスクのCD規格に適合するものである。感熱層は所定パワー以上のレーザ光が照射されると照射箇所の色が変化する感熱材料から構成されている。この光ディスクを光ディスク記録装置のターンテーブルに裏返して装着し、感熱層を光ピックアップと対向させた状態で回転させ、光ピックアップのレーザ光が感熱層に焦点が合うようにしてから、形成すべき可視情報に基づきパワー変調されたレーザ光を感熱層に照射して可視情報を形成している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−203348号公報(第19頁、図26、図27)
しかしながら、前記従来の構成では、可視情報の形成に1.2mm基板用であるCDディスク用光ピックアップを用い、感熱層を光ピックアップと対向させた状態で光ピックアップのレーザ光が感熱層に焦点が合うように構成しているため、かかる合焦点位置は記録層側を光ピックアップと対向した通常の光ピックアップの合焦点位置より約0.8mm程度異なる。従って、光ピックアップにおける対物レンズアクチュエータのフォーカス方向の可動範囲を広く取る必要がある。光ピックアップにおける対物レンズアクチュエータのフォーカス方向の可動範囲が十分でない場合の対策としては、光ディスクとターンテーブルとの間に所定厚みのアダプタを挟む構成、あるいは光ピックアップを所定量だけターンテーブルから離間させる駆動機構を設ける構成が考案されている。
しかしながら、上記のような対物レンズの合焦点位置が大きく異なる構成では、通常の光ディスク記録装置と較べて高さ方向に0.8mm以上の空間余裕が必要となり、厚さ12.7mm以下の薄型の光ディスク記録装置では空間余裕がないために実現困難であるという課題を有していた。そして、光ディスクとターンテーブルとの間に所定厚みのアダプタを挟む構成では、ディスククランプの隙間が大きく異なるので、マグネットクランプ方式では規定のクランプ力を確保することが困難であり、光ディスクの中心孔をクランプ爪で保持するメカニカルクランプ方式も適用が困難であるという課題を有していた。さらには、使用者がアダプタをその都度セットする必要があるため操作性に問題があり、光ディスクを光ディスク記録装置の挿入口から直接挿入するスロットローディング方式の装置には対応できないという課題も有していた。また、光ピックアップを所定量だけターンテーブルから離間させる駆動機構を設ける構成では、装置構成が複雑になり装置が高価になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の構成の課題を解決するもので、装置高さが12.7mm以下の薄型の光ディスク記録装置にも適用でき、光ディスク記録装置のレーザ光を利用して光ディスクの表面に文字や画像などの可視情報を形成することができる光ディスク及び光ディスク記録装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の光ディスクは、0.6mm基材厚からなる透明基板上にデータ記録層が形成され、前記透明基板の前記データ記録層側に0.6mm基材厚からなる保護基板が接着され、前記保護基板の前記データ記録層側反対の表面、レーザ光の照射によって可視情報を形成できる可視情報記録層が設けられた光ディスクであって、該光ディスクの前記可視情報記録層側の中央部前記可視情報記録層側の中央部以外の表面より0.2mm出しディスククランプ領域面を含む突出部形成されていることを特徴とするものである。また、本発明の第2の光ディスクは、1.2mm基材厚からなる透明基板上にデータ記録層、反射層、レーザ光の照射によって可視情報を形成できる可視情報記録層が積層された光ディスクであって、該光ディスクの前記可視情報記録層側の中央部には、前記可視情報記録層側の中央部以外の表面より0.2mm突き出した、ディスククランプ領域面を含む突出部が形成されていることを特徴とするものである。また、本発明の第1または第2の光ディスクは、前記突出部の前記ディスククランプ領域面を含む表面の周縁部に、光学的に検出可能なディスクモータ回転同期用のFGパターンとディスク位置検出用の基準パターンと形成されていることを特徴とするものである。さらには、前記突出部は0.2mm厚の環状シールを前記可視情報記録層側の中央部の表面に貼付けた構成であり、前記環状シールに前記FGパターンと前記基準パターンとが形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスクの前記データ記録層と前記可視情報記録層の両方に情報を記録可能な光ディスク記録装置であって、ターンテーブルが具備されたディスクモータと、前記ディスクモータの回転を制御するディスクモータ駆動回路と、対物レンズと0.6mm基板および1.2mm基板にそれぞれ対応する光学部材とを有する光ピックアップと、前記光ピックアップから出射されるレーザ光を変調するレーザ駆動回路と、前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる光ピックアップ移送機構と、前記光ディスクの前記突出部に形成された前記FGパターンと前記基準パターンを検出するフォトカップラと、を具備し、前記光ディスクの前記可視情報記録層に可視情報を形成する場合には、前記ディスククランプ領域面を前記ターンテーブルに装着した状態で前記光ディスクを回転させ、前記フォトカップラで検出した前記FGパターンからの信号を前記ディスクモータ駆動回路に入力して前記ディスクモータの回転を制御するとともに、前記フォトカップラで検出した前記基準パターンからの信号を前記レーザ駆動回路に入力し、前記0.6mm基板に対応する光学部材を用いてレーザ光を前記可視情報記録層に合焦点させた状態で、可視情報データに基づいて変調されレーザ光をディスク回転位置に応じて照射することにより、前記可視情報記録層に可視情報を形成するように構成したことを特徴とするものである
本発明の光ディスクによれば、CDやDVDの光ディスク規格に適合した光ディスク形状にて、可視情報を記録するために光ディスクをターンテーブルにセットした状態での感熱層の位置と、データ情報を記録するために光ディスクをターンテーブルにセットした状態でのデータ記録層の位置との光学的距離を、従来の光ディスクに較べて近づけることができるので、かかる光ディスクにデータ情報と可視情報とを記録する光ディスク記録装置に搭載された光ピックアップの対物レンズの移動量を小さくできる。
さらに本発明の光ディスクに可視情報を記録する光ディスク記録装置によれば、可視情報を記録する場合、0.6mm基板に対応する光学部材を使用するので、従来の1.2mm基板用の光学系を使用する場合に較べて、感熱層を光ピックアップと対向させた状態でレーザ光を感熱層に合焦点する対物レンズの位置が、記録層側を光ピックアップと対向した状態でレーザ光をデータ記録層に合焦点する対物レンズの位置に近づき、光ディスク記録装置に必要なオフセット量を通常のフォーカスアクチュエータの性能範囲内にすることができ、その結果光ディスク記録装置に可視情報を記録するための付加機能を追加する必要がなく、本発明に該当する光ピックアップを搭載した光ディスク記録装置ではローディング機構、ディスククランプ方式の違いを問わず適用可能であり、特に装置高さが12.7mm以下の薄型の光ディスク記録装置にも適用できる。
以下に、本発明の実施の形態に係る光ディスク及び光ディスク記録装置を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスクの部分断面を示す。図2は、同実施の形態の光ディスクの突起部の平面図である。
図1において、光ディスク1は、ポリカーボネイト等の0.6mm基材厚からなる透明基板2と0.6mm基材厚からなる保護基板3とをUV硬化樹脂等の接着部材4にて接着した貼合わせディスク構成になっている。かかるディスク構成はDVDディスクの構成と同じである。透明基板2の片側には案内溝(図示せず)が形成され、案内溝面にデータ記録層5、反射層6が積層されている。保護基板3の内周部は表面より突出した突出部7を具備しており、突出部7の面はディスククランプ領域面8が含まれている。突出部7は射出成形にて保護基板3に一体成形されている。さらに、突出部7のディスククランプ領域面8の外側に光学的に検出可能なディスクモータ回転同期用のFGパターン9とディスク位置検出用の基準パターン10とが形成されている(図2参照)。
図2に示すように、FGパターン9は一定幅の放射状パターンで、基準パターン10はFGパターン9の幅より広いパターンからなっている。FGパターン9と基準パターン10とは凹凸パターンからなり、金型に凹凸の転写パターンを形成し、射出成形時に突出部7に転写される。なお、FGパターン9と基準パターン10とは後述するフォトカップラで検出できればよいので、凹凸形状に限ることはなく、スクリーン印刷で形成してもよい。
図1に示すように、保護基板3の表面には、可視情報記録層となる感熱層11と、透明な保護層12とが積層されている。感熱層11は所定パワー以上のレーザ光が照射されると照射箇所の色が変化する感熱材料から構成されている。本発明に適する感熱材料の一例としては、カプセル内部に顔料があるマイクロカプセル顔料がある。マイクロカプセル顔料に所定パワー以上のレーザ光を照射するとマイクロカプセルが溶解して発色する。保護層12は光ディスクで使用されている表面保護用のハードコート材料からなり、この保護層12の厚みは2〜10ミクロンである。
光ディスク1の厚さは、ディスククランプ領域面8のディスク厚みが1.4mm、それ以外のディスク厚みが1.2mmとなっていて、この数値はDVDディスクの規格に適合した数値となっている。なお、本実施の形態では突出部7を一体成形にて形成したが、突出部7は図3に示すような厚み0.2mmの環状シール13を、ディスク厚みが1.2mmの光ディスクに貼付けてもよい。環状シール13にはFGパターン9と基準パターン10とが印刷されている。環状シール13を使用する場合は既存のCDやDVDの樹脂基板を使用することができるので新たな成形金型などの設備投資が不要となる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る光ディスクの部分断面を示す。
図4において、光ディスク21は、ポリカーボネイト等の1.2mm基材厚からなる透明基板22であり、透明基板22の片側には案内溝(図示せず)が形成され、案内溝面にデータ記録層23、反射層24、感熱層25、透明保護層26が積層されている。透明基板22の内周部は表面より突出した突出部27を具備しており、突出部27の面はディスククランプ領域面28となっている。光ディスク21の厚さは、ディスククランプ領域面28のディスク厚みが1.4mm、それ以外のディスク厚みが1.2mmとなっていて、この数値はCDディスクの規格に適合した数値となっている。上述した構成以外については第1の実施の形態に係る光ディスク1の構成と同じであるので詳細な説明は省略する。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第1および第2の実施の形態に係る光ディスクに可視情報を形成するための光ディスク記録装置のブロック構成図である。また、図6は光ディスク記録装置の光ピックアップの構成を示す図、図7の(a)と(b)とは第1の実施の形態に係る光ディスクと第2の実施の形態に係る光ディスクにデータを記録再生する場合の光ピックアップの光学経路を示す図、図8は本発明の光ディスク記録装置の動作を説明するフローチャート、図9の(a)および(b)はそれぞれ本発明の光ディスクに可視情報を記録する場合の対物レンズの位置関係を示す図である。
図5に示すように、光ディスク記録装置31は、ターンテーブル32が具備されたディスクモータ33、ディスクモータ33の回転を制御するディスクモータ駆動回路34、光ディスク1あるいは光ディスク21(以下、光ディスク1、21と記載する)に可視情報を記録するための光ピックアップ35、RFアンプ36、光ピックアップ駆動回路37、光ピックアップ35を光ディスク1、21の半径方向に移送するためのステッピングモータ38に連結された光ピックアップ移送機構39、光ディスク1、21のFGパターン9と基準パターン10とを検出するフォトカップラ40、光ピックアップ35から出射されるレーザ光を変調するレーザ駆動回路41、コントローラ42、メモリバッファ43、インタフェース回路44から構成されている。
ここで、光ピックアップ35は、1.2mm基板のCDディスクと0.6mm基板のDVDディスクとの両方の光ディスクに情報を記録することができるCD/DVD記録用光ピックアップであり、図6を用いて説明する。光ピックアップ35は、発振波長635nmの半導体レーザを備えたレーザ検出器一体モジュール51、発振波長780nmの半導体レーザを備えたレーザ検出器一体モジュール52、偏光ビームスプリッタ53、集光レンズ54、ミラー55、波長板56、対物レンズ57、フォーカスアクチュエータ58、トラッキングアクチュエータ59を備えている。
ここで、図7(a)は0.6mm基板の光ディスク1にデータを記録再生する場合、図7(b)は1.2mm基板の光ディスク21にデータを記録再生する場合を示している。図7(a)において、レーザ検出器一体モジュール51から出射した光は偏光ビームスプリッタ53を透過し、集光レンズ54により略平行な光ビームとなり、ミラー55で反射し、波長板56と対物レンズ57とを透過して、光ディスク1のデータ記録層上に光スポットを形成する。光ディスク1で反射した光ビームは、同じ経路を戻り、レーザ検出器一体モジュール51の光検出器で受光される。光検出器は、再生信号を検出すると共に、フォーカス制御信号、トラッキング制御信号を検出する。図7(b)において、レーザ検出器一体モジュール52から出射した光ビームは、偏光ビームスプリッタ53で反射し、集光レンズ54により少し発散した光ビームとなり、ミラー55で反射し、波長板56と対物レンズ57を透過して、光ディスク21のデータ記録層上に光スポットを形成する。光ディスク21で反射した光ビームは、同じ経路を戻り、レーザ検出器一体モジュール52の光検出器で受光される。
上記構成の光ディスク記録装置31の動作について説明する。この光ディスク記録装置31は、光ディスク1、21のデータ記録層5、23にデータを記録することが可能であるとともに、感熱層11、25に画像データなどの可視情報を形成することができるように構成されている。以下、データ記録および可視情報形成の動作について図8を用いて説明する。
光ディスク記録装置31のターンテーブル32に光ディスク1、21がセットされる(ステップS1)と、コントローラ42からの指令に基づいて、ディスクモータ駆動回路34によりディスクモータ33が回転される。つぎに、フォトカップラ40がFGパターン9あるいは基準パターン10を検出するか判定する(ステップS2)。検出されない場合は、光ディスク1、21のデータ記録層5、23が光ピックアップ35と対向するようにセットされていることがわかる。一方、検出された場合には光ディスク1、21の感熱層11、25が光ピックアップ35と対向するようにセットされていることがわかる。なお、FGパターン9や基準パターン10の検出の有無によっていずれの面が光ピックアップ35に向けてセットされたかを検出する方法を述べたが、フォーカスエラー信号のS字出力値の相違を検出するようにしてもよい。このように、この実施の形態では、FGパターン9や基準パターン10またはフォーカスエラー信号のS字出力値の相違などを、これらを検出することで光ディスク1、21の向きを判定するための被判定用手段として用いている。
光ディスク1、21のデータ記録層5、23が光ピックアップ35と対向するように光ディスク1、21がセットされていると判断した場合には、光ピックアップ35の半導体レーザを再生パワーにて光ディスクに照射して、フォーカスエラー信号のS字出力値の相違より光ディスク1か光ディスク21かを判定する(ステップS3)。セットされた光ディスクが光ディスク1の場合には、光ピックアップ35を図7(a)の光学経路にセットし動作させる(ステップS4)。一方、セットされた光ディスクが光ディスク21の場合には、光ピックアップ35を図7(b)の光学経路にセットして動作させる(ステップS6)。そしてRFアンプ36からの信号に基づき光ピックアップ駆動回路37からの制御用駆動電流にてフォーカスアクチュエータ58、トラッキングアクチュエータ59を動作させ、光スポットを光ディスクのデータ記録層のトラックに追従させる。つぎに、ステッピングモータ38を駆動して光ピックアップ移送機構39を移動させ光スポットを記録すべき所定のトラック上に追従させる。コントローラ42はインタフェース回路44を介して外部からメモリバッファ43に供給される記録データに基づき、レーザ駆動回路41により光ピックアップ35から出射されるレーザ光を変調して光ディスクにデータ情報を記録する(ステップS5、S7)。なおデータ情報を記録するための制御方法は、従来の光ディスク記録装置と同様であるため、詳しい動作については説明を省略する。
一方、セットされた光ディスク1、21の感熱層11、25が光ピックアップ35と対向するように光ディスク1、21がセットされていると判断した場合には、FGパターン9を検出したフォトカップラ40からのFG信号をディスクモータ駆動回路34に入力し、所定の角速度でディスクモータ33を回転させる。また、基準パターン10を検出したフォトカップラ40からの基準信号はコントローラ42に入力され、可視情報を記録するためのタイミング信号を生成する。
以下の説明は光ディスク1がセットされたとして説明する。コントローラ42の指令により光ピックアップ35を図7(a)に示す0.6mm基板用の光学経路にセットし(ステップS8)、光ピックアップ駆動回路37によりフォーカスアクチュエータ58を駆動して光ディスク1の感熱層11に光スポットの焦点が合うようにフォーカス制御を行う。光ディスク1はディスククランプ領域面8が保護基板3の感熱層11より0.2mm突出しているので、図9(b)に示すように感熱層11はターンテーブル32より0.2mm離間した位置にある。かかる位置は光ディスク1にデータを記録するために、データ記録層5が光ピックアップ35と対向するようにターンテーブル32にセットされた場合のデータ記録層5の位置(図9(a)参照)とは寸法d1=0.4mm離れている。この0.4mmは屈折率約1.55のポリカーボネイトを介した距離であるので、光学的距離としては寸法d2の0.26mmとなる。したがって、対物レンズ57はデータ記録時と較べて0.26mmだけ上方にオフセットする必要がある。しかし、フォーカスアクチュエータ58の対物レンズ57の可動範囲はハーフハイト高さの光ディスク記録装置で1.6mm程度、12.7mm高さの光ディスク記録装置でも1.2mm程度あるので、このオフセット量は通常のフォーカスアクチュエータ58の性能範囲にある。従来は、光ピックアップの対物レンズのフォーカスアクチュエータの可動範囲を超える対策として、光ディスクとターンテーブルの間に所定厚みのアダプタを挟む構成、あるいは光ピックアップを所定量だけターンテーブルから離間させる駆動機構を設けていたが、本実施例ではそのような付加機構をつける必要がない。
フォーカス制御した後、ステッピングモータ38を駆動して光ピックアップ移送機構39を所定位置まで移送する(ステップS10)。かかる位置より、コントローラ42はステップS9においてインタフェース回路44を介して外部からメモリバッファ43に供給された可視情報データを光ディスク1に記録するための制御を行う。すなわち、コントローラ42は、基準パターン10を検出したフォトカップラ40からの基準信号より可視情報を記録するためのタイミング信号を生成し、かかるタイミング信号を起点にメモリバッファ43に供給された可視情報データに基づきレーザ駆動回路41を駆動して、光ピックアップ35から出射されるレーザ光をパルス変調する。感熱層11はパルス変調のピークパワー出力にてマイクロカプセルが溶解し変色するので、パルス変調したレーザ光にて感熱層11にディスク1周分の可視情報を記録することができる(ステップS11)。その後、ステッピングモータ38を1ステップ駆動し光ピックアップ移送機構39を所定距離動かして(ステップS12)、前述した動作にて1周分の可視情報を記録していき、可視情報を感熱層11に完成させる(ステップS13、S14)。ディスク21に可視情報を記録する場合も前述した動作と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明の光ディスク1、21によれば、可視情報記録層である感熱層11、25側のディスククランプ領域面8、28を含む内周部に、感熱層11、25側の表面より突出する突出部7、27を形成して、その突出部7、27の端面から感熱層11、25までの光学的距離が、透明基板2、22側の表面からデータ記録層5、23までの光学的距離に近くなるように配置させたので、可視情報を記録するために光ディスク1、21をターンテーブル32にセットした状態での感熱層11、25の位置と、データ情報を記録するために光ディスク1、21をターンテーブル32にセットした状態でのデータ記録層5、23の位置との光学的距離を、従来の光ディスクに較べて近づけることができ、この結果、かかる光ディスク1、21にデータ情報と可視情報とを記録する光ディスク記録装置31に搭載された光ピックアップ35の対物レンズ57の移動量を小さくできる。したがって、上述したように、光ディスク記録装置31に必要なオフセット量を通常のフォーカスアクチュエータ58の性能範囲内にすることができて、本実施の形態の光ディスク記録装置によれば従来のような付加機構が不要であるので、光ディスク記録装置31の形態で制限を受けることがなく、あらゆるディスククランプ方式、ディスクローディング方式に適用でき、特に装置高さが12.7mm以下の薄型の光ディスク記録装置にも好適である。
なお、本実施の形態では光ディスク1、21のFGパターン9を用いてディスクモータ33の回転制御を行ったが、ディスクモータにFGを具備しているなら光ディスクのFGパターンを用いなくてもよい。
本発明にかかる光ディスクは、DVDディスクおよびCDディスクの規格に適合する形状の、可視情報を記録できる光ディスクであり、かかる光ディスクにデータ情報と可視情報の両方を記録する光ディスク記録装置は、可視情報を記録するために使用する光ピックアップの感熱層の合焦点位置が記録層の合焦点位置に近いので、可視情報を記録するために、光ディスクとターンテーブルとの間に所定厚みのアダプタを挟む構成、あるいは光ピックアップを所定量だけターンテーブルから離間させる駆動機構を設ける構成を追加する必要がなく、特に装置高さが12.7mm以下の薄型の光ディスク記録装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る光ディスクの部分断面図 同実施の形態の光ディスクの突起部の平面図 同実施の形態に係る光ディスクに使用する環状シールの斜視図 本発明の第2の実施の形態に係る光ディスクの部分断面図 本発明の第1および第2の実施の形態に係る光ディスクに可視情報を形成するための光ディスク記録装置のブロック構成図 同光ディスク記録装置の光ピックアップの構成を示す図 (a)は第1の実施の形態に係る光ディスクにデータを記録再生する場合の光ピックアップの光学経路を示す図、(b)は第2の実施の形態に係る光ディスクにデータを記録再生する場合の光ピックアップの光学経路を示す図 同光ディスク記録装置の動作を説明するフローチャート (a)および(b)はそれぞれ本発明の光ディスクに可視情報を記録する場合の対物レンズの位置関係を示す図
符号の説明
1 光ディスク
2 透明基板
3 保護基板
4 接着部材
5 データ記録層
6 反射層
7 突出部
8 ディスククランプ領域面
9 FGパターン
10 基準パターン
11 感熱層
12 透明保護層
13 環状シール
31 光ディスク記録装置
32 ターンテーブル
33 ディスクモータ
34 ディスクモータ駆動回路
35 光ピックアップ
36 RFアンプ
37 光ピックアップサーボ回路
38 ステッピングモータ
39 光ピックアップ移送機構
40 フォトカップラ
41 レーザ駆動回路
42 コントローラ
43 メモリバッファ
44 インタフェース回路
51、52 レーザ検出器一体モジュール
57 対物レンズ
58 フォーカスアクチュエータ
59 トラッキングアクチュエータ

Claims (5)

  1. 0.6mm基材厚からなる透明基板上にデータ記録層が形成され、前記透明基板の前記データ記録層側に0.6mm基材厚からなる保護基板が接着され、前記保護基板の前記データ記録層側反対の表面、レーザ光の照射によって可視情報を形成できる可視情報記録層が設けられた光ディスクであって、該光ディスクの前記可視情報記録層側の中央部前記可視情報記録層側の中央部以外の表面より0.2mm出しディスククランプ領域面を含む突出部形成されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 1.2mm基材厚からなる透明基板上にデータ記録層、反射層、レーザ光の照射によって可視情報を形成できる可視情報記録層が積層された光ディスクであって、該光ディスクの前記可視情報記録層側の中央部には、前記可視情報記録層側の中央部以外の表面より0.2mm突き出した、ディスククランプ領域面を含む突出部が形成されていることを特徴とする光ディスク。
  3. 前記突出部の前記ディスククランプ領域面を含む表面の周縁部に、光学的に検出可能なディスクモータ回転同期用のFGパターンとディスク位置検出用の基準パターンと形成されていることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の光ディスク。
  4. 前記突出部は0.2mm厚の環状シールを前記可視情報記録層側の中央部の表面に貼付けた構成であり、前記環状シールに前記FGパターンと前記基準パターンとが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク。
  5. 請求項3または4の何れか記載の光ディスクの前記データ記録層と前記可視情報記録層の両方に情報を記録可能な光ディスク記録装置であって、
    ターンテーブルが具備されたディスクモータと、
    前記ディスクモータの回転を制御するディスクモータ駆動回路と、
    対物レンズと0.6mm基板および1.2mm基板にそれぞれ対応する光学部材とを有する光ピックアップと、
    前記光ピックアップから出射されるレーザ光を変調するレーザ駆動回路と、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる光ピックアップ移送機構と
    前記光ディスクの前記突出部に形成された前記FGパターンと前記基準パターンを検出するフォトカップラと、を具備し、
    前記光ディスクの前記可視情報記録層に可視情報を形成する場合には、前記ディスククランプ領域面を前記ターンテーブルに装着した状態で前記光ディスクを回転させ、前記フォトカップラで検出した前記FGパターンからの信号を前記ディスクモータ駆動回路に入力して前記ディスクモータの回転を制御するとともに、前記フォトカップラで検出した前記基準パターンからの信号を前記レーザ駆動回路に入力し、前記0.6mm基板に対応する光学部材を用いてレーザ光を前記可視情報記録層に合焦点させた状態で、可視情報データに基づいて変調されレーザ光をディスク回転位置に応じて照射することにより、前記可視情報記録層に可視情報を形成するように構成した
    ことを特徴とする光ディスク記録装置。
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