JP3899753B2 - 生ごみ処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物の力を利用して生ごみを分解処理するための生ごみ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、微生物の力を利用して有機物及び水分を有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解処理(発酵)することが行われており、この生ごみ処理を行うための生ごみ処理装置が知られている。この生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽内にバイオチップと称される木質細片などの担体を生ごみ処理材として充填してあり、生ごみ処理槽に設けた生ごみ投入口から生ごみを生ごみ処理槽内に投入し、生ごみ処理材に生息する微生物の働きで生ごみを発酵させて分解処理するようになっている。
【0003】
一般的に生ごみが分解する反応は下記で表される。
・炭水化物の分解
Cm(H2O)n+mO2→mCO2+mH2O…………(式1)
・タンパク質、脂質の分解
CxHyNzOp+aO2→CuHvNwOq+bCO2+dH2O+eNH3
…………(式2)
したがって、生ごみの分解に伴って炭酸ガス、アンモニアが発生するが、糖質の分解は一般にタンパク質の分解に先行して行われる。
【0004】
ところで上記した式1の過程では下記の式3のような反応が起きている。
【0005】
C6H12O6→6CH3COOH………………………… (式3)
通常分解過程で生成した有機酸は通常式1のように炭酸ガスまで酸化されてしまうか、生ごみ処理材に含まれるアルカリ成分により中和されてpHを大きく低下させるまでには至らない。ところが、初回の生ごみ投入から立ち上げる立ち上げ時には処理材の中和能力が十分ではなく、式3の反応の有機酸生成の部分が支配的となり、処理材のpHが低下してしまうことがある。したがって、分解反応が起こらずに投入した生ごみが腐敗してしまって悪臭を発生するものである。また、立ち上がり時のみならず、通常運転においても、定格量以上の過剰なごみを投入したときも同様の現象によって酸敗することがあり、酸敗のまま運転すると、生ごみの処理が行われないので、生ごみ処理材を全量交換する必要があり、その間生ごみ処理を中断しなければならず、また、コストも高くなるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、安定した立ち上げができ、また、万一酸敗が生じても分解を回復することが可能な生ごみ処理方法を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る生ごみ処理方法は、生ごみ処理材が収容された生ごみ処理槽1内に生ごみを投入して生ごみ処理材に生息した微生物の働きで生ごみを分解処理する生ごみ処理装置8を用いた生ごみ処理方法において、生ごみ処理装置の立ち上げ運転時又は生ごみ処理槽内が酸敗となった時に、微生物の育成に好適なpH域での緩衝能力が高いソーダ灰を生ごみ処理槽1内に投入することを特徴とするものである。このような方法を採用することで、生ごみ処理装置8の立ち上げ運転時又は生ごみ処理槽内が酸敗となった時に、微生物の育成に好適なpH域での緩衝能力が高いソーダ灰により、生ごみ処理材のpHが低下しないようにできて、分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避することができるものである。
また、立ち上げ運転時にソーダ灰を生ごみ処理槽内に投入した場合には、初回の生ごみ投入から立ち上げる立ち上げ時に生ごみ処理材の中和能力が十分ではないが、立ち上げ運転時に投入したソーダ灰により、生ごみ処理材のpHが低下しないようにできて、分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避して、安定した立ち上がりが可能となるものである。
【0008】
また、生ごみ処理槽1内が酸敗となった時にソーダ灰を生ごみ処理槽1内に投入した場合には、通常運転において、定格量以上の過剰な生ごみを投入したときに酸敗が発生しても、ソーダ灰を投入することで、生ごみ処理材のpHを上げて分解反応を回復して分解が継続してできるものである。
【0009】
また、ソーダ灰を投入する際にソーダ灰とともに水を生ごみ処理槽1内に投入することが好ましい。このようにソーダ灰を投入する際にソーダ灰とともに水を投入することで、少ないソーダ灰の量でpHを安定化させることが可能となるものである。
【0010】
また、ソーダ灰と水と投入する生ごみとの投入割合を20〜40重量部:100重量部:100重量部の割合とすることが好ましい。このような方法を採用することで、少ないソーダ灰の量で効果的にpHを安定化させて分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避することができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0012】
図1には生ごみ処理装置8の全体を示す斜視図が示してある。生ごみ処理装置8の上方が開口したケース9内に上方に開口した生ごみ処理槽1が内装してあり、この生ごみ処理槽1内には撹拌手段3が回転自在に内装してある。
【0013】
撹拌手段3は中空パイプ状をした撹拌軸3aに撹拌羽根3bを設けて構成してあり、該撹拌羽根3aが生ごみ処理槽1の両側壁に設けた軸受け部に回転自在に軸支してある。ここで、少なくとも撹拌軸3aの一端部は生ごみ処理槽1の側壁よりも外側に突出しており、撹拌軸3aの外側への突出部分に図1に示すようにスプロケット10を設けてある。
【0014】
ケース9の底板11にはモータ12が取り付けてあり、モータ12の出力軸に設けたスプロケットと上記撹拌手段3の撹拌軸3aに設けたスプロケット10とにチェーン13を掛け回してあり、モータ12を正転することで撹拌手段3を正転し、モータ12を逆転することで撹拌手段3を逆転し、このような撹拌手段3の回転により生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材を撹拌し、生ごみ処理槽1内の各部にまんべんなく空気を供給すると共に生ごみを生ごみ処理槽1内に充填した生ごみ処理材中に投入された生ごみを均等に撹拌混合させるようになっている。この場合、撹拌手段3の回転により生ごみは生ごみ処理材といっしょに撹拌される際に同時に粉砕されるものである。撹拌手段3の回転の制御は制御手段により行われる。
【0015】
生ごみ処理槽1の下部の外面部には面ヒータが取着してあり、この面ヒータが生ごみ処理槽1内の温度を昇温するための加熱手段2を構成してある。したがって、生ごみ処理槽1内に充填した生ごみ処理材の温度が低い場合には面ヒータにより加熱するようになっている。
【0016】
生ごみ処理槽1内には微生物が生息したバイオチップと称されるおが屑状の木質細片のような担体よりなる生ごみ処理材が充填してある。この生ごみ処理材としては例えば従来から公知の木質細片が使用できるものである。
【0017】
生ごみ処理装置8には生ごみ処理槽1内の湿気や臭気を排気するための排気路17の一端部が開口しており、この排気路17には排気手段4を構成するファンが設けてあり、更に、排気路17の途中に白金触媒などの触媒を加熱して脱臭する加熱脱臭装置のような脱臭装置14が設けてある。ファンを運転することで、生ごみ処理槽1内で発生した湿気や臭気を排気路17を通して排出するものである。
【0018】
生ごみ処理槽1の内部には含水率計測手段14が配設してある。図1に示す実施形態においては含水率計測手段14は生ごみ処理槽1の側壁の内面に取り付けてある。この含水率計測手段14で生ごみ処理材の含水率を求めることで、制御手段により、加熱手段2を構成する面ヒータや撹拌手段3や排気手段4を構成するファンの運転制御を行うものである。
【0019】
ケース9の上部の開口部は生ごみを投入するための投入口9aとなっており、この投入口9aには後端部の軸着部を中心に回動して開閉自在となった生ごみ投入用の蓋7が設けてある。
【0020】
そして、上記投入用の蓋7を開けて生ごみを投入し、撹拌手段3により撹拌して生ごみと生ごみ処理材とを混合して生ごみ処理材に生息している微生物の働きにより生ごみを分解処理するものである。この場合、生ごみの分解で発生する水分とガスは排気手段4により排気路17を経て外部に排出されるものであり、この排気手段4による排気作用で、生ごみ処理槽1内には新たな空気が供給され、撹拌手段3で撹拌することで生ごみ処理槽1内に充填した生ごみ処理材の隅々まで空気を供給して生ごみ処理材に生息する微生物を活性化させるものである。また、上記の生ごみ処理の過程で生ごみ処理材の温度が低い場合や過湿の場合には加熱手段2で生ごみ処理材を加熱して微生物の生息に好適な温度にするものである。
【0021】
ところで、上記のような生ごみ処理装置8の運転をするに当たって、生ごみ処理装置8の運転の初期は立ち上げ運転モードで運転し、立ち上げ運転モードにより生ごみ処理材内の微生物が活性化すると、通常運転モードに切り換えて運転するものである。
【0022】
しかして、生ごみ処理装置8の運転を開始して立ち上げ運転モードで運転すると(この場合生ごみを投入して運転を開始する)、立ち上げ運転モードにおいては微生物が活性化していなくて生ごみ処理材の中和反応が十分ではなく、前述の生ごみの分解における式1の過程で起こる式3の反応の有機酸生成の部分が支配的となり、生ごみ処理材のpHが低下するおそれがある。そこで、本発明においては、生ごみ処理装置8の立ち上げ運転時にソーダ灰を生ごみ処理槽1内に投入することで、立ち上げ運転時におけるpHの低下を防いで安定した立ち上げが行われるようにするものである。
【0023】
また、通常運転に移行した後、定格量以上の過剰な生ごみを投入すると、酸敗が発生することがあるが、このように酸敗が発生した場合にはソーダ灰を生ごみ処理槽1内に投入することで酸敗状態から回復することができる。つまり、酸敗常態となると、pHが低下するが、ソーダ灰を投入することで、pHを通常運転のpH8〜pH10に回復することができ、これにより酸敗した生ごみ処理材を全量交換するというようなことなく、つまり、生ごみ処理を中断することなく継続して生ごみ処理運転を行うことができるものである。
【0024】
ここで、使用するソーダ灰としては軽灰(Na2CO3)と重灰(Na2CO3・H2O)とがあるが、どちらを使用してもよい。また、ソーダ灰は単独で使用してもよく、あるいは、他の物(例えば、炭酸カルシウム)と混合したものを使用してもよい。
【0025】
ところで、ソーダ灰を使用するのは生ごみ処理材に生息する微生物の増殖はpH7〜11、好ましくはpH8〜10であるが、この微生物の生育に適したpH域での緩衝能力が大きく、投入量をあまり気にせずに投入して調整できるためである。
【0026】
すなわち、消石灰とソーダ灰とを比較した場合、消石灰は強アルカリであるため、投入量に対してpHが敏感に反応する。図2に同一重量のソーダ灰と消石灰の酢酸での中和滴定曲線を示している。ここで、図2は生ごみの分解過程で生成する有機酸を酢酸に置き換え、500ml中に5gのソーダ灰が含まれている水溶液と、500ml中に5gの消石灰が含まれている水溶液にそれぞれ酢酸を滴下した場合の中和曲線である。図2において線Aはソーダ灰を示し、線Bは消石灰を示している。また、図3に微生物の活性のpH依存性を示している。図2から明らかなように、消石灰は重量当たりの中和能力は高いが微生物の成育に適したpH域での緩衝能力がソーダ灰に比べて小さく、量的な調整がきわめて困難である。一方、ソーダ灰は微生物の育成に好適なpH域での緩衝能が高く、投入量をあまり気にせずに投入することができるものであり、この結果、過投入による微生物生育阻害が起こりにくいものである。
【0027】
図4には生ごみ処理装置1の立ち上げ時にソーダ灰を投入したものと、投入しなかったものとの立ち上げ実験をおこなった結果を示している。生ごみの投入量は1kg、ソーダ灰投入量50gでおこなった。3回実験を行ってソーダ灰を投入しないものはpHが低下し、1回は酸敗して分解が停止した。一方、ソーダ灰を投入したものは3回ともpHは10前後で推移し、安定した分解が行えた。
【0028】
次に、本発明の他の実施形態につき説明する。
【0029】
本実施形態においては、上記のように立ち上げ運転時又は酸敗となった時にソーダ灰を投入する際にソーダ灰とともに水を生ごみ処理槽1内に投入するものである。pHの定義は、pH=−log10(H+)である(ここでH+:水素イオン濃度)であるから、水分(H2O)の量が増えれば上がる傾向にある。これを利用すれば、pHの安定につながるものである。
【0030】
図5には生ごみ処理材重量70kg、初期含水率45%の時のpH上昇と含水率と、加水量の関係を示している。一般的に含水率60%以上の環境では、水が生ごみ処理材内の酸素通路を遮断してしまうことがわかっているので、含水率60%以下をねらい、pHを最大に上げようと考えると加水量30kgでpH0.3の上昇が見込めることになる。
【0031】
また、加水することで初期の含水率が上がり、生ごみ処理材であるチップ間に自由水が散在するようになる。図6に模式的に示すように、自由水がない場合は図6(a)のようにそれぞれの生ごみ処理材のpHがばらばらであって安定していないが、図6(a)の状態のものに加水して図6(b)のように自由水がある状態とすることでそれらが安定化してpHの低下の抑制につながるものである。つまり、立ち上げ時や酸敗時にソーダ灰を投入しても、生ごみ処理材表面に自由水がなく、それぞれの生ごみ処理材のpHのばらつきがあり、全体のpHが不安定となるが、水を混合することで、生ごみ処理材表面に自由水ができ、全体としてのpHが安定しその低下を抑制でき、ソーダ灰(ソーダ灰に炭酸カルシウムのような他のもの混合したものも含む)のみを投入した場合に比べて、少量で安定した立ち上がりを行うことができるとともに万一の酸敗時にも少量で分解を回復することができるものである。図6において20は生ごみ処理材、21は水分、21aは自由水、22は生ごみである炭水化物を示している。
【0032】
ここで、ソーダ灰と水と投入する場合、ソーダ灰と水と生ごみとの投入割合を20〜40重量部:100重量部:100重量部の割合とすることで、少ないソーダ灰の量で効果的に処理材のpHが低下しないようにできて、分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避して、安定した立ち上がりが可能となるものである。
【0033】
次に、ソーダ灰のみを投入した場合と、ソーダ灰とともに水を投入した場合の実施例につき説明する。
【0034】
生ごみ処理槽1内に微生物の寄生した生ごみ処理材を収納した生ごみ処理装置により生ごみの分解処理を行うに当たり、生ごみ30kgとソーダ灰9.6kgを投入して生ごみの分解実験を行った結果、図7(a)に示すようにpHが微生物が活性化する領域で安定し、分解が順調に進んだ。また、生ごみ30kgとソーダ灰6kgと水30kgを投入して生ごみの分解実験を行った結果、図7(b)に示すようにpHが微生物が活性化する領域で安定し、分解が順調に進んだ。これにより、ソーダ灰の量が少なくても水を加えることで安定した立ち上げを行うことができるとともに万一の酸敗時にも分解を回復することができることが判る。
【0035】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、生ごみ処理材が収容された生ごみ処理槽内に生ごみを投入して生ごみ処理材に生息した微生物の働きで生ごみを分解処理する生ごみ処理装置を用いた生ごみ処理方法において、生ごみ処理装置の立ち上げ運転時又は生ごみ処理槽内が酸敗となった時に、微生物の育成に好適なpH域での緩衝能力が高いソーダ灰を生ごみ処理槽内に投入するので、ソーダ灰により、処理材のpHが低下しないようにできて、分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避することができ、特に、ソーダ灰は微生物の育成に好適なpH域での緩衝能が高く、投入量をあまり気にせずに投入することができ、この結果、過投入による微生物生育阻害がおこりにくいものである。
また、立ち上げ運転時にソーダ灰を生ごみ処理槽内に投入した場合には、処理材の中和能力が十分ではない立ち上げ時に、ソーダ灰により、処理材のpHが低下しないようにできて、分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避して、生ごみ処理装置の立ち上がりが安定するものである。
【0036】
また、生ごみ処理槽内が酸敗となった時にソーダ灰を生ごみ処理槽内に投入した場合には、通常運転において、定格量以上の過剰なごみを投入したときに酸敗が発生しても、ソーダ灰を投入して処理材のpHを上げて分解反応を回復でき、これにより従来のように酸敗が発生した際に生ごみ処理材の全量を交換するという必要がなく、交換による分解の中断がなくて分解が継続してでき、また、交換によるコストアップも避けることができるものである。
【0037】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、ソーダ灰を投入する際にソーダ灰とともに水を生ごみ処理槽内に投入するので、少ないソーダ灰量でpHを安定させることができるものである。
【0038】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、ソーダ灰と水と投入する生ごみとの投入割合を20〜40重量部:100重量部:100重量部の割合とするので、少ないソーダ灰の量で効果的にpHを安定化させて分解反応を促進し、投入した生ごみが腐敗して悪臭を発生するというような事態を回避することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる生ごみ処理装置の斜視図である。
【図2】ソーダ灰と消石灰の酢酸での中和滴定曲線を示すグラフである。
【図3】微生物の活性のpH依存性を示すグラフである。
【図4】生ごみ処理装置の立ち上げ時にソーダ灰を投入したものと、投入しなかったものとの立ち上げ実験をおこなった結果を示すグラフである。
【図5】生ごみ処理材重量70kg、初期含水率45%の時のpH上昇と含水率、加水量の関係を示すグラフである。
【図6】(a)は生ごみ処理材間に自由水がない場合における模式図であり、(b)は生ごみ処理材間に自由水がある場合における模式図である。
【図7】(a)は生ごみ30kgとソーダ灰9.6kgとを投入した場合におけるpH低下抑制実験の結果を示すグラフであり、(b)は生ごみ30kgとソーダ灰6kgと水30kgを投入した場合におけるpH低下抑制実験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽
2 生ごみ処理装置
Claims (3)
- 生ごみ処理材が収容された生ごみ処理槽内に生ごみを投入して生ごみ処理材に生息した微生物の働きで生ごみを分解処理する生ごみ処理装置を用いた生ごみ処理方法において、生ごみ処理装置の立ち上げ運転時又は生ごみ処理槽内が酸敗となった時に、微生物の育成に好適なpH域での緩衝能力が高いソーダ灰を生ごみ処理槽内に投入することを特徴とする生ごみ処理方法。
- ソーダ灰を投入する際にソーダ灰とともに水を生ごみ処理槽内に投入することを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理方法。
- ソーダ灰と水と投入する生ごみとの投入割合を20〜40重量部:100重量部:100重量部の割合とすることを特徴とする請求項2記載の生ごみ処理方法。
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