JP3899450B2 - 半導体電力変換装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子等を用いた半導体電力変換装置に係り、特に、スイッチング動作時の過電圧を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
IGBTを電力変換装置に適用した場合、ターンオフ時に配線に蓄えられていたエネルギーによってサージ電圧が発生し、IGBTに印加される。ターンオフ時のサージ電圧などの過電圧印加による素子破壊を防止する方式として、例えば、アイ・イー・イー,アイ・エー・エス・国際会議資料「Series Connection of high voltage IGBT modulus」平成12年度電気学会産業応用部門大会予稿集「スナバレスIGBT直列接続」の図1に紹介されるように、コレクタ電圧を抵抗などで分圧し、分圧した点の電位を基にゲート電圧指令値を決定し、過電圧を抑制するアクティブゲート制御方式が知られている。
例えば、本明細書に添付の図2に示すように、IGBT1のゲート電圧が分圧点9の電圧となるように、分圧点9とIGBT1のゲート間をバッファ回路を介して接続する。IGBT1がオン状態の時に、オンオフパルス発生器7が負電位を出力すると、ゲート抵抗8を介してIGBT1のゲートに蓄えられた電荷が引き抜かれてゲート電圧を低下し始め、ターンオフ状態に移行し、コレクタ電圧が上昇する。主配線の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギーにより、サージ過電圧が印加されるような状況においても、本制御方式を用いれば、コレクタ電圧に応じた分圧点の電位の上昇に追随してゲート−エミッタ間電圧(ゲート電圧)も高くなり、IGBTのインピーダンスが低下するので、コレクタ電圧の上昇をクランプして素子を過電圧破壊から保護することが可能である。ここで、図2において、環流ダイオード2がIGBT1に逆並列に接続され、また、パルス発生器7には電源13より電力を供給し、IGBT1のコレクタ端子とゲートドライバ内の配線間には、高圧側分圧抵抗器3及び低圧側分圧抵抗器4が接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
抵抗器によりIGBTのコレクタ電圧を分圧する場合、分圧に用いる抵抗器は、分圧点より高圧側の抵抗器では5〜100kΩが好ましく(IGBT素子のオフ時のインピーダンスが大きい場合はさらに抵抗値を大きくできる。)、低圧側の抵抗器は高圧側抵抗器の20分の1以下(ゲート耐圧/コレクタ耐圧)の抵抗値であるが、抵抗器にはその抵抗値に大略比例した寄生容量が存在する。したがって、抵抗値の大きな高圧側の抵抗器では寄生容量が大きく無視できない。コレクタ電圧の分圧には、高圧側は高抵抗、低圧側は低抵抗の抵抗器で分圧するので、IGBTのターンオフ時のコレクタ電圧上昇時等、コレクタ電圧の電圧上昇率(dv/dt)が大きいと、高圧側の高抵抗の抵抗器のインピーダンスが低下して分圧点の電圧が高くなり、必要以上にIGBTのコレクタ電圧を低下させるため、IGBTの損失が増大する、という問題がある。
【0004】
本発明の課題は、IGBTのクランプ電圧を一定に保持し、IGBTの損失を軽減するに好適な半導体電力変換装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、分圧点より低圧側の抵抗器に並列にコンデンサを接続して、IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、IGBTのゲート電圧が増加する。
ここで、分圧点より高圧側の分圧回路のインピーダンスと分圧点より低圧側の分圧回路のインピーダンスの比がコレクタ電圧の電圧変動率(dv/dt)によらず大略一定である。
ここで、分圧点より高圧側の抵抗器の抵抗値成分とその寄生容量成分からなるCR時定数が分圧点より低圧側の抵抗器と該抵抗器に並列に接続されるコンデンサのCR時定数と大略等しい。
また、分圧点より低圧側の抵抗器及び高圧側の抵抗器のそれぞれに並列にコンデンサを接続し、分圧点より高圧側の分圧回路のインピーダンスと分圧点より低圧側の分圧回路のインピーダンスの比がコレクタ電圧の電圧変動率(dv/dt)によらず大略一定であり、IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、IGBTのゲート電圧が増加する。
また、分圧点より低圧側の抵抗器及び高圧側の抵抗器のそれぞれに並列にコンデンサを接続し、分圧点より高圧側の抵抗器と該高圧側抵抗器に並列に接続するコンデンサとのCR時定数が分圧点より低圧側の抵抗器とコンデンサのCR時定数と大略等しいこと、IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、IGBTのゲート電圧が増加する。
ここで、電力変換器の一アームにIGBTを多直列に接続する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態を説明する全図において、同一の機能を有するものには同一の符号をつける。また、電位はエミッタを基準とする。なお、IGBTのコレクタ−エミッタ間に過電圧が印加されるような条件においては、コレクタ−エミッタ間電圧とコレクタ−ゲート間電圧はほぼ等しいので、以後は両者ともコレクタ電圧と呼ぶ。
【0007】
図1は、本発明の半導体電力変換装置である第1の実施形態を示す。図3は、本実施形態を適用する電力変換装置の主要部を示す。図1は、図3のアーム20の主要部であり、電力変換装置は、2直列接続されたアーム20が3並列され、それぞれ直流電圧源21に接続され、対となったアームの各中点に負荷22が接続される。
本実施形態の電力変換装置のアームの構成は次の通りである。IGBT1に逆並列に環流ダイオード2を接続する。また、IGBT1のゲートには、ゲート抵抗8を経由してスイッチング指令用のオンオフ信号を発生するオンオフパルス発生器7を接続する。パルス発生器7には電源13より電力を供給する。IGBTのコレクタ端子とゲートドライバ内の配線13Nの間には、高圧側分圧抵抗器3及び低圧側分圧抵抗器4を接続する。さらに、低圧側抵抗器4には並列にコンデンサ5を接続する。高圧側分圧抵抗器3と低圧側分圧抵抗器4の分圧点9は、バッファ回路6を介してIGBT1のゲート端子に接続する。
ここで、高圧側抵抗器3の抵抗値をRh、その寄生容量値をCh、低圧側の抵抗器4の抵抗値をRl、低圧側の抵抗器4に並列に接続したコンデンサ5の容量をClとする。
Cl=Ch×Rh/Rl (1)
並列に接続したコンデンサ5の容量Clを(1)の関係式が成立するように設定すれば、低圧側の抵抗器4と高圧側の抵抗器3の抵抗値の比と、低圧側の抵抗器4に並列に接続したコンデンサ5のインピーダンスと高圧側の抵抗器3の寄生容量のインピーダンスの比が同じとなる。見方を換えると、低圧側の抵抗成分と容量成分のCR時定数と、高圧側の抵抗成分と容量成分のCR時定数が等しい時に(1)式が成立するとも云える。これにより、IGBT1のコレクタ電圧の電圧上昇率(dv/dt)に関係なく、分圧比を一定に保つことができる。
【0008】
例えば、抵抗値:50kΩ、寄生容量値:50pFの抵抗器を高圧側抵抗器3として、175Ωの抵抗器を低圧側の抵抗器4とする。IGBT1のゲート電圧閾値を7Vとすると、定常状態では、IGBT1のコレクタ電圧が2000Vに達した時に分圧点9の電圧が閾値電圧7Vに達し、コレクタ電圧をクランプする。図8に、任意のdv/dtでコレクタ電圧を2000Vまで立ち上げた時の2000Vにおける分圧点電位を示す。並列コンデンサ5が接続されない条件下では、dv/dtが大きいと、分圧点の電圧が高くなりすぎてしまい、分圧点の電圧がIGBT1のゲート出力されると、IGBTが誤点弧してしまう。
しかし、(1)式が成立する容量値のコンデンサすなわち約14286μFのコンデンサ5を低圧側の抵抗器4に並列に接続すれば、分圧点9の電位は、dv/dtによらず分圧点電位は約7Vとなる。通常は、ゲート電圧が閾値電圧から10V程度の範囲では、IGBTの誤点弧なく、コレクタ電圧を抑制でき、また、コレクタ電圧のdv/dtも5000V/μs以下である。したがって、図8では、コンデンサ容量が10000μFの時、dv/dtが5000V/μs以下で分圧点電位は10V以下である。すなわち、(1)の関係式から得られる容量値より30%の範囲内のコンデンサ容量であれば、実用の範囲といえる。
【0009】
次に、電力変換装置の動作を説明する。電源13からパルス発生器7の動作に必要な電力を供給し、PWMやPAM制御により制御したドライブ信号をパルス発生器7より発生させる。発生したドライブ信号をゲート抵抗8を介してIGBTのゲートに入力してIGBT1をオンもしくはオフさせることにより、アーム20をオンオフさせて交流電圧を作り出し、負荷22に印加する。対となったアームは同時にオンさせない(例えば、アーム20(P)とアーム20(N))。ここで、アーム20(N)とアーム20(P)を交互にオンオフ制御してアーム20(P)へのドライブ信号がオン状態、アーム20(N)がオフ状態である時に着目する。アーム20(P)がオン状態において、電流は直流電圧源21からアーム20(P)、インダクタス負荷22といった経路で流れる。アーム20(P)をターンオフさせると、アーム20(P)には主回路(直流電圧源21→アーム20(P)→アーム20(N)→直流電圧源21)の経路に存在する配線インダクタンス23に発生する電圧が直流電圧源21の電圧に重畳される。したがって、アーム20(P)を構成するIGBT1のコレクタ−エミッタ間の電圧も跳ね上がる。
【0010】
図4を用いて、ターンオフ時のIGBTのコレクタ電圧及びゲート電圧波形をより詳細に説明する。図4は、IGBTのコレクタ電圧波形31、IGBTのゲート電圧波形32、分圧点の電圧波形33を示す。
IGBT1がオンしている状況において、パルス発生器7よりゲート電位32に示すオフ信号を発生させると(パルス発生器7より負電位を出力する)、IGBT1のゲートに蓄えられた電荷がゲート抵抗8を介して引き抜かれてIGBT1はターンオフ状態に移行し、コレクタの電位31が上昇する。コレクタ電圧に応じて分圧点9の電位33も上昇する。
前述のように、(1)式の関係を満足するような並列コンデンサ5の容量を選択すれば、コレクタ電圧のdv/dtに関係なく、分圧点9の電位はIGBT1のコレクタ電圧に比例する。また、IGBT1のゲート電位は、バッファ6により分圧点9の電位に制御される。したがって、コレクタ電圧に過電圧(配線インダクタンス23に発生する電圧に直流電圧源21の電圧に重畳した電圧)が印加され、ゲート電圧がしきい値を超えると、IGBTのインピーダンスが低下してコレクタ電圧をクランプするが、分圧点9の電位は、コレクタ電圧のdv/dtに関係なく、IGBTのコレクタ電圧に比例して高くなるので、コレクタ電圧のクランプは、このコレクタ電圧のdv/dtに関係のない分圧点9の電位によりなされることになる。これは、IGBTのコレクタのクランプ電圧レベルを一定に保つことを意味する。
このように、本実施形態では、IGBTのコレクタ電圧のdv/dtに関係なく、コレクタ電圧のクランプレベルを一定に保つことができるため、従来のように必要以上にIGBTのコレクタ電圧を低下させてしまうことがなく、IGBTの損失を軽減することができる。
【0011】
図5は、本発明の第2の実施形態を示す。ここでは、図3に示す電力変換装置のアーム20が図5のような構成となる。本実施形態は、第1の実施形態において分圧抵抗4をゲートドライバ内の配線13Nに接続したのに対し、分圧抵抗4をIGBTのエミッタ端子に接続することを特徴とする。第1の実施形態と同等の効果が得られる。
【0012】
図6は、本発明の第3の実施形態を示す。第1及び第2の実施形態は、低圧側の分圧抵抗器4に並列に高圧側の抵抗器3の寄生容量値に応じた容量のコンデンサ5を接続することを特徴としていた。しかし、高圧側抵抗器3の寄生容量は製造ばらつきがあり、それに応じた容量のコンデンサを選択するのは多大な手間を伴う。本実施形態は、高圧側の抵抗器3に並列に、この抵抗器3の寄生容量値よりも十分大きなコンデンサ51を接続することを特徴とする。
高圧側抵抗器3の抵抗値をRh、寄生容量値をCh、低圧側の抵抗器4の抵抗値をRl、高圧側の抵抗器3に並列に接続したコンデンサ51の容量をCch、低圧側の抵抗器4に並列に接続したコンデンサ5の容量をClとする。
Cl=(Cch+Ch)×Rh/Rl (2)
コンデンサ5の容量Clとコンデンサ51の容量Cchを(2)の関係式が成立するように設定すれば、IGBTのコレクタ電圧のdv/dtに関係なく、分圧比を一定に保つことができる。
ここで、Cch>>Chとすれば、コンデンサ5の容量Clとコンデンサ51の容量Cchの関係式(3)が成立する。
Cl=Cch×Rh/Rl (3)
本実施形態においても、見方を換えると、高圧側の抵抗成分と容量成分のCR時定数と、低圧側の抵抗成分と容量成分のCR時定数が等しい時に(3)式が成立するとも云える。すなわち、本実施形態においても、コレクタ電圧のdv/dtに関係なく、分圧点9の電位はIGBTのコレクタ電圧に比例して高くなる。IGBT1のゲート電位は、バッファ6により分圧点9の電位に制御される。したがって、コレクタ電圧に過電圧(配線インダクタンス23に発生する電圧に直流電圧源21の電圧に重畳した電圧)が印加され、ゲート電圧がしきい値を超えると、IGBTのインピーダンスが低下してコレクタ電圧をクランプするが、分圧点9の電位は、コレクタ電圧のdv/dtに関係なく、IGBTのコレクタ電圧に比例して高くなるので、コレクタ電圧のクランプは、このコレクタ電圧のdv/dtに関係のない分圧点9の電位によりなされることになる。これは、IGBTのコレクタのクランプ電圧レベルを一定に保つことを意味する。
また、Cch>>Chとすれば、高圧側抵抗器3の寄生容量値ばらつきを気にせず、無視してコンデンサ5やコンデンサ51の容量を設定することができる。
【0013】
図7は、本発明の第4の実施形態を示す。第1乃至第3の実施形態はアームが1直列のIGBTによって構成したのに対し、本実施形態は、IGBTが多直列に接続することを特徴とする。
ゲート容量などの素子特性に違いがあるIGBT素子が直列に接続されたとする。例えば、ゲート容量が小さい素子は、ターンオフ時のコレクタ電圧の立ち上がるタイミングが他の素子より早い。ターンオフのタイミングが早いと、他の素子よりもインピーダンスの増加速度も他の素子よりも速いので、直流電圧をより大きく背負うことになり、1直列でのターンオフと比べて急激にコレクタ電圧が上昇してしまい、素子を破壊する恐れがある。
しかし、本実施形態の回路方式では、コレクタ電圧のdv/dtが大きくても、コレクタ電圧のクランプレベルが一定であるので、直列接続したIGBT間の電圧分担を均等化することになる。これにより、素子の破壊を防止することができる。
【0014】
以上、本発明の実施形態としてIGBT1について説明したが、パワーMOSFETなどMOSゲートに印加する電圧によりオンオフ制御するデバイスに置き換えても同様の効果を得ることができることは云うまでもない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、IGBT(パワーMOSFETなど他のMOSゲートデバイスを含む。)のコレクタ電圧のdv/dtに関係なく、コレクタ電圧のクランプレベルを一定に保つことができるので、従来のように必要以上にIGBTのコレクタ電圧を低下させてしまうことがなく、IGBTの損失を軽減することができる。
また、電力変換装置のアーム構成がIGBTの多直列接続である場合、コレクタ電圧のdv/dtが大きくても、コレクタ電圧のクランプレベルが一定であるので、直列接続したIGBT間の電圧分担を均等化することができ、素子の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体電力変換装置である第1の実施形態
【図2】従来技術による電力変換装置の1アーム分の主要部
【図3】本発明を適用する電力変換装置の主要部
【図4】本発明のIGBTのコレクタ、ゲート電圧波形及び分圧点の電圧波形図
【図5】本発明の第2の実施形態
【図6】本発明の第3の実施形態
【図7】本発明の第4の実施形態
【図8】本発明の第1の実施形態の説明図
【符号の説明】
1…IGBT、2…還流ダイオード、3…高圧側分圧抵抗、4…低圧側分圧抵抗、5…コンデンサ素子、51…コンデンサ素子、6…バッファ回路、7…オンオフパルス発生器、8…ゲート抵抗、9…分圧点、13…オンオフパルス発生器用電源、13N…ゲート回路内の負電位配線、20…アーム、21…直流電圧源、22…インダクタス負荷、23…寄生インダクタス

Claims (6)

  1. IGBTのコレクタとエミッタ間またはIGBTのコレクタとエミッタに対して一定の電位差を有する配線間の電圧を少なくとも2個以上の抵抗器により分圧する回路構成を有し、前記分圧点の電位にIGBTのゲート電位をコントロールすることによってコレクタへの過電圧印加からIGBTを保護する機能を有する半導体電力変換装置において、
    前記分圧点より低圧側の抵抗器に並列にコンデンサを接続して、
    前記IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、前記IGBTのゲート電圧が増加することを特徴とする半導体電力変換装置。
  2. 請求項1において、前記分圧点より高圧側の分圧回路のインピーダンスと前記分圧点より低圧側の分圧回路のインピーダンスの比がコレクタ電圧の電圧変動率によらず大略一定であることを特徴とする半導体電力変換装置。
  3. 請求項1において、前記分圧点より高圧側の抵抗器の抵抗値成分とその寄生容量成分からなるCR時定数が前記分圧点より低圧側の抵抗器と該抵抗器に並列に接続されるコンデンサのCR時定数と大略等しいことを特徴とする半導体電力変換装置。
  4. IGBTのコレクタとエミッタ間またはIGBTのコレクタとエミッタに対して一定の電位差を有する配線間の電圧を少なくとも2個以上の抵抗器により分圧する回路構成を有し、前記分圧点の電位にIGBTのゲート電位をコントロールすることによってコレクタへの過電圧印加からIGBTを保護する機能を有する半導体電力変換装置において、
    前記分圧点より低圧側の抵抗器及び高圧側の抵抗器のそれぞれに並列にコンデンサを接続し、
    前記分圧点より高圧側の分圧回路のインピーダンスと前記分圧点より低圧側の分圧回路のインピーダンスの比がコレクタ電圧の電圧変動率によらず大略一定であり、前記IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、前記IGBTのゲート電圧が増加することを特徴とする半導体電力変換装置。
  5. IGBTのコレクタとエミッタ間またはIGBTのコレクタとエミッタに対して一定の電位差を有する配線間の電圧を少なくとも2個以上の抵抗器により分圧する回路構成を有し、前記分圧点の電位にIGBTのゲート電位をコントロールすることによってコレクタへの過電圧印加からIGBTを保護する機能を有する半導体電力変換装置において、
    前記分圧点より低圧側の抵抗器及び高圧側の抵抗器のそれぞれに並列にコンデンサを接続し、
    前記分圧点より高圧側の抵抗器と該高圧側抵抗器に並列に接続するコンデンサとのCR時定数が前記分圧点より低圧側の抵抗器とコンデンサのCR時定数と大略等しいこと、前記IGBTのコレクタとエミッタ間の電位差の増加に応じて、前記IGBTのゲート電圧が増加することを特徴とする半導体電力変換装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかにおいて、電力変換器の一アームに前記IGBTを多直列に接続することを特徴とする半導体電力変換装置。
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