JP3897213B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアコン、浴室暖房乾燥機等の空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置の一例としての浴室暖房乾燥機は、浴室の天井等に取り付けられる装置本体を備え、この装置本体は、空気を吸引する吸引口と、空気を排出する排出口と、これらを連通する空気流路とを有している。空気流路にはファン装置及び熱交換器が配設されている。ファン装置は、吸引口を通して浴室内の空気を吸引し、吸引した空気を空気流路を通して送給した後に排出口を通して浴室内に排出する。熱交換器は、空気流路を通して流れる空気を熱交換によって加熱し、加熱された空気が排出口を通して排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような浴室暖房乾燥機では、熱交換器として温水パイプを用い、給湯器等の熱源機からの温水が配管を通して熱交換器の温水パイプに送給され、この温水が温水パイプを通して流れる間に、空気流路を流れる空気との間で熱交換が行われ、このようにして空気が熱交換によって加熱される。
【0004】
しかしながら、熱交換器として温水パイプを利用する場合、この温水パイプの管路断面積を小さくすると流路抵抗が増大して熱交換器の効率が悪くなるため、この管路断面積を小さくすることが難しく、このことに関連して熱交換器が大きくなり、浴室暖房乾燥機自体が大型化する問題がある。また、このように熱交換器が大型化すると、空気流路の流路圧損が大きくなり、充分な風量を確保するためには大型のファン装置を必要とする。このような問題は、エアコン等の他の空気調和装置にも同様に存在する。
本発明の目的は、熱交換器に関連して装置全体の小型化を達成することができる空気調和装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、吸入口、排出口及びこれらを連通する空気流路を有する装置本体と、前記装置本体の前記空気流路に配設されたファン装置と、前記空気流路に配設された熱交換器と、を具備し、前記ファン装置は前記吸入口より吸入した空気を前記空気流路を通して前記排出口から排出し、前記熱交換器は前記空気流路を通して流れる空気を熱交換によって加熱又は冷却する空気調和装置であって、
前記熱交換器は1個又は複数個の第1の形態の熱交換ユニット及び第2の形態の熱交換ユニットを連結することによって構成され、前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットは交換器本体を備え、前記交換器本体は、間隔を置いて配設されたプレート状の一対の端部壁を有し、前記一対の端部壁の間には複数個のヒートパイプが装着され、前記一対の端部壁の少なくとも一方の内部には、熱媒体が流れる媒体流路が形成され、前記熱媒体からの熱が前記複数個のヒートパイプを介して前記空気流路を流れる空気に伝達され、
また前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の少なくとも一方には、これら熱交換ユニットを横方向に連結するための横連結手段が設けられ、前記横連結手段は、前記第1の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の間に設けられ、且つ前記媒体流路に連通された連結供給パイプ及び連結戻りパイプと、前記第1又は第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の一方の外面に設けられ、且つ前記媒体流路に連通された流入側接続パイプ及び流出側接続パイプと、から構成されており、
前記第1の形態の熱交換ユニットの前記連結供給パイプ及び前記連結戻りパイプにはそれぞれ、前記第1又は第2の形態の熱交換ユニットの前記流入側接続パイプ及び前記流出側接続パイプが連結されることを特徴とする。
【0006】
本発明に従えば、第1及び第2の形態の熱交換ユニットの交換器本体は、間隔を置いて配設されたプレート状の一対の端部壁を有し、一対の端部壁の間には複数個のヒートパイプが装着され、一対の端部壁の少なくとも一方の内部には、熱媒体が流れる媒体流路が形成されている。従って、温水、冷水等の熱媒体は交換器本体を通して循環され、交換器本体を通して流れる際に熱媒体からの熱が複数本のヒートパイプに伝達され、ヒートパイプからの熱が空気流路を流れる空気に伝達され、加熱又は冷却された空気が排出口から排出される。ヒートパイプは外径が細いものであっても熱伝達の効率が高く、このようなヒートパイプを用いることによって熱交換器を小型化して装置全体を小型化することができる。また、熱源からの熱媒体は交換器本体を通して循環するので、この熱媒体の流路抵抗が大きくならず、熱媒体の循環効率を高めることができる。また、熱交換器は1個又は複数個の第1の形態の熱交換ユニット及び第2の形態の熱交換ユニットを連結することによって構成されるので、連結するユニット数を変えることによって熱交換器の熱交換容量を変えることができる。また、第1及び第2の形態の熱交換ユニットの端部壁の少なくとも一方には横連結手段が設けられているので、熱交換ユニットを横方向に連結することができる。
【0009】
また、本発明では、前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の少なくとも一方には、これら熱交換ユニットを縦方向に連結するための縦連結手段が設けられており、前記縦連結手段は、前記一対の端部壁の少なくとも一方の上面及び下面にそれぞれ前記媒体流路と連通して設けられた一対の接続パイプから構成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、第1及び第2の形態の熱交換ユニットの端部壁の少なくとも一方には縦連結手段が設けられているので、熱交換ユニットを縦方向に連結することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う空気調和装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に従う空気調和装置の一例としての浴室暖房乾燥機の一実施形態を簡略的に示す断面図であり、図2は、図1の浴室暖房乾燥機の第1の形態の熱交換ユニットを示す斜視図であり、図3は、図2の熱交換ユニットを簡略的に示す断面図であり、図4は、第2の形態の熱交換ユニットを簡略的に示す断面図であり、図5は、熱交換ユニットを横方向に連結した状態を簡略的に示す断面図であり、図6は、熱交換ユニットを縦方向に連結した状態を簡略的に示す断面図であり、図7は、図3におけるVII−VII線による断面図である。
【0011】
図1において、空気調和装置の一例としての図示の浴室暖房乾燥機は、装置本体2を備えており、装置本体2は浴室4の天井6の裏側に取り付けられる。装置本体2の下面にはグリル板8が装着され、グリル板8は浴室4の天井面に露出している。グリル板8には、浴室4内の空気を吸入する吸入口10と、空気を浴室4内に排出する排出口12とが設けられている。尚、浴室4には入浴するための浴槽14が設置されている。
【0012】
装置本体2内には空気流路16が設けられ、この空気流路16は吸入口10と排出口12とを連通している。空気流路16には、ファン装置18及び熱交換器20が配設されている。この形態では、ファン装置18は吸引口10の内側に配設され、空気を送風するための循環ファン22と、この循環ファン22を矢印24で示す所定方向に回動するための電動モータ(図示せず)とを備えている。循環ファン22が矢印24で示す方向に回動すると、浴室4内の空気が吸入口10を通して装置本体2内に吸入され、かく吸入された空気は空気流路16を通して流れて排出口12から浴室4内に排出される。
【0013】
熱交換器20は排出口12の内側に配設されている。この熱交換器20は、2個の熱交換ユニット25,26、即ち連結ユニットを構成する第1の形態の熱交換ユニット25と、基本ユニットを構成する第2の形態の熱交換ユニット26とから構成される。熱交換ユニット25,26については、後に詳述する。
【0014】
熱交換器20には供給側配管30及び戻り側配管32が接続され、これら配管30,32は給湯器の如き温熱源機(図示せず)に接続されている。また、供給側配管30には熱動弁34が配設されている。従って、熱動弁34が開状態になると、この温熱源機(図示せず)からの熱媒体としての温水が供給側配管30を通して熱交換器20に供給され、かく供給された温水は熱交換器20にて空気流路16を流れる空気と熱交換され、その後戻り側配管32を通して温熱源機に戻り、このようにして温熱源機からの温水が熱交換器20を通して循環される。
【0015】
浴室暖房乾燥機は、更に、換気ファン装置36を備えている。装置本体2内には、空気流路16から分岐して排気流路38が設けられ、この排気流路38の下流側に排気ダクト40が接続され、この排気ダクト40が屋外に延びている。換気ファン装置36は、排気流路38に配設された換気ファン42と、換気ファン42を所定方向に回転するための電動モータ(図示せず)とを備え、換気ファン42が回動することによって、浴室4内の空気が吸入口10、空気流路16の一部、排気流路38及び排気ダクト40を通して屋外に排出され、これによって浴室4内の湿気を取り除くことができる。
【0016】
次に、図2及び図3を参照して、第1の形態の熱交換ユニット(連結ユニット)25について説明する。この熱交換ユニット25は交換器本体27を備え、交換器本体27は、間隔を置いて配設された温水プレート52及びパイプ固定プレート54(これらが熱交換ユニット25の端部壁を構成する)を有し、これら温水プレート52とパイプ固定プレート54との間に複数本、例えば10〜20本程度、この実施形態では15本のヒートパイプ56が装着されている。温水プレート52の外面には流入側接続パイプ58と流出側接続パイプ60とが設けられ、またその上面及び下面には、熱交換ユニット25を上下方向に接続するときに利用する接続パイプ62,64がそれぞれ設けられている。この温水プレート52の内部には、流入側接続パイプ58に連通する供給流路66と、流出側接続パイプ60に連通する流出流路68が設けられ、この実施形態では、供給流路66と流出流路68とが3本の分岐流路70を介して接続されており、これら供給流路66、流出流路68及び分岐流路70が熱媒体が流れる媒体流路を構成する。複数本のヒートパイプ56は、これら分岐流路70に対応して温水プレート52の幅方向(図7において左右方向)に3列に配設され、各ヒートパイプ56の一端部は対応する分岐流路70内に挿入されて温水プレート52に固定されている。各ヒートパイプ56の他端部はパイプ固定プレート54に挿入固定されている。また、供給流路66と接続パイプ62とは接続流路72を介して連通され、流出流路68と接続パイプ64とは接続流路74を介して連通されている。
【0017】
この熱交換ユニット25では、更に、供給流路66には連結供給パイプ76の一端部が接続され、その他端部はパイプ固定プレート54を貫通して外側に幾分突出している。また、流出流路68には連結戻りパイプ78の一端部が接続され、その他端部はパイプ固定プレート54を貫通して外側に幾分突出している。この熱交換ユニット25に図4の熱交換ユニット(基本ユニット)26を横方向に連結して使用する(図1に示すように連結して使用する)ときには、図2及び図3から容易に理解される通り、流入側接続パイプ58が供給側配管30に接続され、流出側接続パイプ60が戻り側配管32に接続される。また、接続パイプ62,64は使用しないので、密封キャップ等の閉塞部材80,82によって閉塞される。
【0018】
第1の形態の熱交換ユニット25は上述したように構成されているので、供給側配管30を通して流入側接続パイプ58から熱媒体としての温水が供給されると、供給された温水の一部は分岐流路70を通して流出流路68に流れ、この温水の残部は連結供給パイプ76を通して更に下流側に流れる。そして、流出流路68に流れた温水は流出側接続パイプ60を通して戻り側配管32に流れる。
【0019】
次に、図4を参照して、第2の形態の熱交換ユニット(基本ユニット)26について説明すると、図示の熱交換ユニット26は、上述した第1の形態の熱交換ユニット25から連結供給パイプ76及び連結戻りパイプ78を除いたものと同様の構成であり、交換器本体29を備え、この交換器本体29は間隔を置いて配設された温水プレート86及びパイプ固定プレート88(これらが熱交換ユニット26の端部壁を構成する)を有し、温水プレート86とパイプ固定プレート88との間に複数本、例えば10〜20本程度、この実施形態では15本のヒートパイプ56が装着されている。温水プレート86の外面には流入側接続パイプ90と流出側接続パイプ92とが設けられ、またその上面及び下面には、熱交換ユニット26を縦方向(上下方向)に接続するときに利用する接続パイプ94,96がそれぞれ設けられている。温水プレート86の内部には、第1の形態の熱交換ユニット25と同様に、流入側接続パイプ90に連通する供給流路98と、流出側接続パイプ92に連通する流出流路100が設けられ、供給流路98と流出流路100とが3本の分岐流路102を介して接続されており、これら供給流路98、流出流路100及び分岐流路102が熱媒体が流れる媒体流路を構成する。複数本のヒートパイプ56は、これら分岐流路102に対応して3列に配設され、各ヒートパイプ56の一端部は対応する分岐流路102内に挿入され、各ヒートパイプ56の他端部はパイプ固定プレート88に固定されている。また、供給流路98は接続パイプ94に連通され、流出流路100は接続パイプ96に連通されている。
【0020】
この熱交換ユニット(基本ユニット)26に図3の熱交換ユニット(連結ユニット)25を横方向に連結して使用する(図1に示すように連結して使用する)ときには、図4に示すとおり、流入側接続パイプ90が熱交換ユニット25の連結供給パイプ76に接続され、流出側接続パイプ92が熱交換ユニット25の連結戻りパイプ78に接続される。また、接続パイプ94,96は使用しないので、密封キャップ等の閉塞部材104,106によって閉塞される。
【0021】
第2の形態の熱交換ユニット26は上述したように構成されているので、連結供給パイプ76から流入側接続パイプ90を通して熱媒体としての温水が供給されると、供給された温水は分岐流路102を通して流出流路100に流れる。そして、流出流路68に流れた温水は流出側接続パイプ60を通して連結戻りパイプ78に流出する。
【0022】
ここでヒートパイプ56について説明すると、ヒートパイプ56は、例えばステンレス鋼から形成されたパイプ本体内に、熱伝達媒体として例えば水を充填し、パイプ本体内の真空度を高めたそれ自体公知のものから構成され、パイプ本体の外径は例えば3〜5mm程度に設定される。このような小径のヒートパイプ56を用いることによって、熱交換機20を小さくして、浴室暖房乾燥機の小型化を図ることができる。
【0023】
第1及び第2の形態の熱交換ユニット25,26を横方向に相互に連結することによって、図1に示す熱交換器20となる。このとき、上述したように、熱交換ユニット26の流入側接続パイプ90が熱交換ユニット25の連結供給パイプ76に挿入連結されるとともに、熱交換ユニット26の流出側接続パイプ92が熱交換ユニット25の連結戻りパイプ78に挿入連結される。
【0024】
この熱交換器20では、供給側配管30を通して温水が熱交換ユニット25の供給流路66に供給されると、この温水の一部は分岐流路70を通して流出流路68に流れ、この分岐流路70を通して流れる間に温水からの熱がヒートパイプ56に伝達され、これらヒートパイプ56と空気流路16を流れる空気との間で熱交換が行われる。また、この温水の残部は連結供給パイプ76を通して熱交換ユニット26の供給流路98に供給され、かく供給された温水が分岐流路102を通して流出流路100に流れ、分岐流路102をかく流れる間に温水からの熱がヒートパイプ56に伝達され、この熱交換ユニット26においてもヒートパイプ56と空気流路16を流れる空気との間で熱交換が行われる。流出流路100に流れた温水は連結戻りパイプ78を通して熱交換ユニット25の流出流路68に流れ、分岐流路70を流れる温水とともに流出側接続パイプ60を通して戻り側配管32に流れ、このようにして熱源機(図示せず)からの温水が熱交換ユニット25,26を通して循環される。
【0025】
図1に示す熱交換器20では、熱交換ユニットを横方向に2個連結しているが、熱交換ユニットを横方向に3個以上連結するようにしてもよい。かかる場合、1個の第2の形態の熱交換ユニット(基本ユニット)26と残りの第1の形態の熱交換ユニット(連結ユニット)25を用いて連結するようになる。例えば、熱交換ユニットを横方向に3個連結する場合、図5に示すように、第1の形態の熱交換ユニット(連結ユニット)25を2個、また第2の形態の熱交換ユニット(基本ユニット)26を1個用い、一つ目の熱交換ユニット25の連結供給パイプ76に二つ目の熱交換ユニット25の流入側接続パイプ58を挿入するとともに、その連結戻りパイプ78に二つ目の熱交換ユニット25の流出側接続パイプ60を挿入する。また、二つ目の熱交換ユニット25の連結供給パイプ76に残りの熱交換ユニット26の流入側接続パイプ90を挿入するとともに、その連結戻りパイプ78に残りの熱交換ユニット26の流出側接続パイプ92を挿入する。このように連結されるので、熱交換ユニット25の連結供給パイプ76及び連結戻りパイプ78と、これらに連結される熱交換ユニット26(25)の流入側接続パイプ90(58)及び流出側接続パイプ92(60)は、横方向に連結するための横連結手段を構成する。そして、一つ目の熱交換ユニット25の流入側接続パイプ58が供給側配管30に接続され、その流出側接続パイプ60が戻り側配管32に接続される。このようにして熱交換ユニット25,26を横方向に連結することができ、熱交換ユニット25,26の連結数を変えることによって、浴室暖房乾燥機の熱容量等を変えることができる。尚、このように横方向に連結するとき、熱交換ユニット25,26の接続パイプ62,64,94,96は、閉塞部材80,82,104,106によって閉塞される。
【0026】
このような熱交換ユニット25(26)は、縦方向に2個以上連結することもできる。この場合、同一形態(第1の形態又は第2の形態)の熱交換ユニット25(26)を複数用いて連結するようになる。例えば、熱交換ユニットを縦方向に2個連結する場合、図6に示すように、例えば第1の形態の熱交換ユニット(連結ユニット)25を2個用い、上側の熱交換ユニット25の接続パイプ64を下側の熱交換ユニット25の接続パイプ62に挿入すればよく、熱交換ユニット25の接続パイプ62,64(第2の形態の熱交換ユニット26にあっては接続パイプ94,96)が縦方向に連結するための縦連結手段を構成する。尚、この縦連結手段は、パイプ固定プレート54(88)側にも設けるようにしてもよい。そして、上側の熱交換ユニット25の流入側接続パイプ58が供給側配管30に接続され、下側の熱交換ユニット25の流出側接続パイプ60が戻り側配管32に接続される。このようにして熱交換ユニット25を縦方向に連結することができ、上側の熱交換ユニット26の流入側接続パイプ58を通して流入した温水は、その温水プレート52の分岐流路70を通り、更に上側の熱交換ユニット25の接続パイプ64から下側の熱交換ユニット25の接続パイプ62を通り、その分岐流路70を通って下側の熱交換ユニット25の流出側接続パイプ60から流出される。このように熱交換ユニット25,26の縦方向の連結数を変えることによっても浴室暖房乾燥機の熱容量等を変えることができる。尚、図6に示すように縦方向に連結するとき、上側の熱交換ユニット25にあっては、接続パイプ62が閉塞部材80によって、また流出側接続パイプ60、連結供給パイプ76及び連結戻りパイプ78が閉塞部材112,114,116によって閉塞される。また、下側の熱交換ユニット25にあっては、上述と同様にして、接続パイプ64が閉塞部材82によって、また流入側接続パイプ58、連結供給パイプ76及び連結戻りパイプ78が閉塞部材118,114,116によって閉塞される。
【0027】
上述した実施形態では、熱交換ユニット25,26を横方向に連結したものと、これらを縦方向に連結したものとを図面に示して説明したが、上述した記載から容易に理解される通り、これらを横方向及び縦方向に連結することもできる。
【0028】
以上、本発明に従う温度調和装置の一例としての浴室暖房乾燥機の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0029】
例えば、図示の実施形態では、ヒートパイプ56を3列に配置しているが、熱交換ユニット25,26の幅を小さくするときには1列又は2列に配置するようにしてもよく、またその幅を大きくするときには4列以上配置するようにしてもよい。
【0030】
また、例えば、図示の実施形態では、熱交換ユニット25,26の一方の端部壁を温水プレート52,86から構成してヒートパイプ56を一端側から熱媒体からの熱を伝達しているが、これに代えて、双方の端部壁を温水プレート52,86から構成してヒートパイプ56の両端側から熱媒体からの熱を伝達するようにすることもできる。
【0031】
また、例えば、図示の実施形態では特に設けていないが、ヒートパイプ56からの放熱効果を高めるために、例えばアルミニウム等から形成したフィンを複数設けるようにしてもよい。
【0032】
更に、図示の実施形態では浴室暖房乾燥機に適用して説明したが、これに限定されるエアコン等の空気調和装置にも適用することができる。この場合、室内を暖房するときには、熱交換器20は温熱源機(図示せず)に接続され、温熱源機からの温熱媒体が熱交換器20に供給されるが、室内を冷房するときには、熱交換器20は冷熱源機(図示せず)に接続され、冷熱源機からの冷熱媒体が熱交換器20に供給される。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1の空気調和装置によれば、熱交換器が複数個のヒートパイプを備えているので、熱媒体からヒートパイプに伝達された熱が空気流路を流れる空気との間で熱交換される。また、ヒートパイプを用いることによって熱交換器を小型化して装置全体を小型化することができる。また、熱交換器は1個又は複数個の第1の形態の熱交換ユニット及び第2の形態の熱交換ユニットを連結することによって構成されるので、連結するユニット数を変えることによって熱交換器の熱交換容量を変えることができる。また、第1及び第2の形態の熱交換ユニットには横連結手段が設けられているので、熱交換ユニットを横方向に連結することができる。
【0035】
また、本発明の請求項2の空気調和装置によれば、第1及び第2の形態の熱交換ユニットには縦連結手段が設けられているので、熱交換ユニットを縦方向に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う空気調和装置の一例としての浴室暖房乾燥機の一実施形態を簡略的に示す断面図である。
【図2】図1の浴室暖房乾燥機の第1の形態の熱交換ユニットを示す斜視図である。
【図3】図2の熱交換ユニットを簡略的に示す断面図である。
【図4】第2の形態の熱交換ユニットを簡略的に示す断面図である。
【図5】熱交換ユニットを横方向に連結した状態を簡略的に示す断面図である。
【図6】熱交換ユニットを縦方向に連結した状態を簡略的に示す断面図である。
【図7】図3におけるVII−VII線による断面図である。
【符号の説明】
2 装置本体
4 浴室
10 吸入口
12 排出口
16 空気流路
18 ファン装置
20 熱交換器
25,26 熱交換ユニット
27,29 交換器本体
30 供給側配管
32 戻り側配管
52,86 温水プレート
54,88 パイプ固定プレート
56 ヒートパイプ
76 連結供給パイプ
78 連結戻りパイプ
Claims (2)
- 吸入口、排出口及びこれらを連通する空気流路を有する装置本体と、前記装置本体の前記空気流路に配設されたファン装置と、前記空気流路に配設された熱交換器と、を具備し、前記ファン装置は前記吸入口より吸入した空気を前記空気流路を通して前記排出口から排出し、前記熱交換器は前記空気流路を通して流れる空気を熱交換によって加熱又は冷却する空気調和装置であって、
前記熱交換器は1個又は複数個の第1の形態の熱交換ユニット及び第2の形態の熱交換ユニットを連結することによって構成され、前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットは交換器本体を備え、前記交換器本体は、間隔を置いて配設されたプレート状の一対の端部壁を有し、前記一対の端部壁の間には複数個のヒートパイプが装着され、前記一対の端部壁の少なくとも一方の内部には、熱媒体が流れる媒体流路が形成され、前記熱媒体からの熱が前記複数個のヒートパイプを介して前記空気流路を流れる空気に伝達され、
また前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の少なくとも一方には、これら熱交換ユニットを横方向に連結するための横連結手段が設けられ、前記横連結手段は、前記第1の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の間に設けられ、且つ前記媒体流路に連通された連結供給パイプ及び連結戻りパイプと、前記第1又は第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の一方の外面に設けられ、且つ前記媒体流路に連通された流入側接続パイプ及び流出側接続パイプと、から構成されており、
前記第1の形態の熱交換ユニットの前記連結供給パイプ及び前記連結戻りパイプにはそれぞれ、前記第1又は第2の形態の熱交換ユニットの前記流入側接続パイプ及び前記流出側接続パイプが連結されることを特徴とする空気調和装置。 - 前記第1及び第2の形態の熱交換ユニットの前記一対の端部壁の少なくとも一方には、これら熱交換ユニットを縦方向に連結するための縦連結手段が設けられており、前記縦連結手段は、前記一対の端部壁の少なくとも一方の上面及び下面にそれぞれ前記媒体流路と連通して設けられた一対の接続パイプから構成されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
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CN102221245A (zh) * | 2011-05-13 | 2011-10-19 | 南京工程学院 | 一种基于热管换热的恒温型风机盘管 |
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1999
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