JP4784230B2 - サウナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内空気を加熱及び加湿することにより、室内をサウナ空間とするサウナ装置に関する。
従来のサウナ装置としては、熱交換促進部材に温水を噴霧して蒸発させることにより浴室内に加湿空気を供給する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのサウナ装置について図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、サウナ装置101は外装体102を備え、この外装体102の前面中央部に外部からの空気を吸入する空気吸入口103が、また、その下部にスチーム吹出口104がそれぞれ開口されている。さらに外装体102の内部には噴出湯管105が上部位置に配置され、この噴出湯管105の下部には熱交換促進部材106が配置されているとともにこの熱交換促進部材106の下部背面にはモーター駆動のファンユニット107が配置されている。また、熱交換促進部材106の下部には噴出湯管105から噴出され熱交換促進部材106上を流下した加湿水を集水するためのドレン受け108が設けられており、ドレン受け108により集水された湯は排水口109よりサウナ装置101の外部へと排出される。
噴出湯管105には複数の湯噴出口110が設けられており、これら噴出湯口110は噴出湯管105に接続された給湯配管(図示せず)から供給される温水を熱交換促進部材106の上部に放散させる。熱交換促進部材106に放散された温水の一部は熱交換促進部材106上を流下する際に熱交換により蒸発し、ファンユニット107の作動によりスチームが吹出口104から吹出される。
熱交換促進部材106はボイラーなどの熱源に接続され、その表面を高温にすることで熱交換促進部材106上を流下する温水を加熱し、温水が蒸発するのを促進する。
特許第2773014号公報(第2−4頁、第1−4図)
以上の例では、噴出湯管105から噴出され、熱交換促進部材106上で蒸発せずに下部に設けられたドレン受け108に流下した加湿用の温水は比較的高温のままドレン受け108に設けられた排水口109から装置外部へと排出される。排出された温水は浴室のドレンパン等を経由して浴室排水口から浴室外へと排出されるが、この際、サウナ装置101の運転状況によっては排水温度が比較的高温(50℃〜80℃程度)となり、ユニットバス(一般的な材質はFRP等)のドレンパンなどに直接排水した場合、ドレンパンの耐熱温度(一般的には50〜60℃程度)を超えてしまい、ドレンパンの破損につながり、ひいては浴室外への水漏れ等を発生させてしまう可能性がある。
また、従来、室内の温湿度環境最適化のためには湿度センサーを設けるなどの方法により室内の温湿度を正確に把握する必要があったが、湿度センサーは比較的高価な上に、高温高湿な環境下においては測定の精度が低く、浴室内の環境を正確に把握することが難しかった。
本発明は上記課題を解決するものであり、いかなる運転状況においても一定温度(浴室等の耐熱温度以下、たとえば50℃程度)以上の排水を排出しないようにし、浴室等を破損することのないサウナ装置を提供することを目的としている。また、湿度センサーなどの比較的高価な検知手段を用いることなく、室内の温湿度を把握し、室内の温湿度環境を比較的容易に最適化することが可能なサウナ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明が講じた第一の解決手段は、室内の空気を加熱するための加熱手段と、室内の空気を加湿するための加湿手段と、前記加熱手段および前記加湿手段によって加熱、加湿された空気を室内に供給するための送風手段と前記加湿手段に加湿水を供給するための加湿水供給手段と、前記加湿手段で使用されなかった加湿水を排水するための排水手段を有するサウナ装置において、排水手段から排水される排水温度を検出するための排水温度検出手段を設け、排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の温度を超えた場合に熱源から供給されサウナ装置内部を循環する高温循環水の流通を停止するようにしたものである。
この手段により、サウナ装置から排出される排水によってサウナ対象室の一部が破損したりすることのないサウナ装置を得ることができる。また、この手段によりサウナ装置から排出される排水の温度を検知し、排水温度が所定の温度より高い値とならないようにサウナ装置の運転状態を変更することが可能となるとともに、室内の温湿度環境を把握することが可能となり、湿度センサーなどを設けることなく室内の温湿度を最適な状態にコントロールすることが可能となる。また、この手段により浴室サウナ装置から排出される排水温度が所定の値より高くなった場合には加湿水に供給される熱を遮断することで排水温度を低減させることができるとともに、室内が高湿度な状態になり、排水温度が上昇した場合に自動的に加湿量を低減させ、室内の湿度が上昇し過ぎないようにすることができ、室内を最適な環境にコントロールすることが可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記排水温度検出手段が検知した排水温度が所定の温度以上となった場合にサウナ装置内部を循環している室内空気の送風量を一時的に増加させるようにしたものである。
この手段によりサウナ装置から排出される排水温度が高くなった場合には室内空気の循環量を多くすることで熱交換を促進させ、排水温度を低減させることができるとともに、特別な湿度センサーなどを用いることなく室内の湿度を一定の範囲内にコントロールすることが可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記排水温度検出手段が検知した排水温度が所定の温度以上となった場合に前記加湿部に加湿水を供給している加湿水供給手段を閉止し、加湿水の供給を停止するようにしたものである。
この手段により、サウナ装置から排出される排水温度が高くなった場合には加湿水供給手段からの加湿水の供給を停止することで高温の排水を停止することができるとともに、特別な湿度センサーなどを用いることなく室内の湿度を一定の範囲内にコントロールすることが可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、サウナ装置からの排水温度を所定の温度以下に冷却するようにしたものである。
この手段により、サウナ装置から高温の排水が排出されることによる浴室の破損などを防止することができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、室内の空気を加熱するための加熱手段と、室内の空気を加湿するための加湿手段と、前記加熱手段および前記加湿手段によって加熱、加湿された空気を室内に供給するための送風手段と前記加湿手段に加湿水を供給するための加湿水供給手段と、前記加湿手段で使用されなかった加湿水を排水するための排水手段を有するサウナ装置において、前記排水手段から排出される排水の温度を低減させるための排水温度冷却手段を設けたものである。
この手段によりサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記送風手段により、サウナ装置内部を循環する空気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものである。
この手段によりサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記排水温度低減のための熱交換器をフィンチューブ式の熱交換器で構成し、熱交換器のチューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブ外に室内空気を通風することにより熱交換を行うように構成したものである。
この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができるとともに、室内の温度を昇温することができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記送風手段により室外から導入された外気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものである。
この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記排水温度低減のための熱交換器をフィンチューブ式の熱交換器で構成し、熱交換器のチューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブ外に浴室外から導入された外気を通風することにより熱交換を行うように構成したものである。
この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温湿度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記加湿水供給手段から供給される加湿水とサウナ装置から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものである。
この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温湿度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記排水温度低減のための熱交換器を二重管式の熱交換器で構成し、二重管の内側の管の内部に加湿水を通水し、内側の管の外部で外側の管の内部にあたる流路にサウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うように構成したものである。
この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温湿度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記排水温度低減のための熱交換器をプレート積層型熱交換器で構成し、一方の流路に加湿水を通水し、他方の流路にサウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うように構成したものである。
この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温湿度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記加湿水供給手段から供給される加湿水を分岐させる分岐流路を設け、前期分岐流路により加湿水の一部を前記排水手段から排出される排水に混合させるように構成したものである。
この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温湿度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記排水温度冷却手段としての分岐流路および分岐後の加湿水流路のそれぞれに加湿水および冷却水の流通を停止するための第一閉止手段及び第二閉止手段を設けたものである。
この手段により、任意の時期にサウナ装置から排出される排水の温度を低減させることができ、サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、本発明が講じた第十の解決手段は、前記排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の値を超えた場合に前記分岐流路上に設けられた第二閉止手段を開放し冷却水を通水することで排水温度を低減するようにしたものである。
この手段により、サウナ装置からの排水温度が所定の温度を超えた場合のみ冷却水を供給して排水温度を低減させることができ、サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、本発明が講じた第十六の解決手段は、前記分岐流路上に設けられた第二閉止手段が流量調整弁であり、前記排水温度検知手段により検出された排水温度に応じて冷却水流路を通水する冷却水の流通量を変化させるように構成したものである。
この手段により、サウナ装置から排出される排水の温度が高温となるような条件の場合でも加湿を停止することなく、サウナ装置からの排水温度を常に所定の温度以下にし、サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、本発明が講じた第十七の解決手段は、前記分岐流路の上流側に第三閉止手段を設けるように構成したものである。
この手段により、閉止手段を複数設けることなく、サウナ装置からの排水温度を常に所定の温度以下にすることができる。
本発明によればサウナ装置から排出される排水温度を一定温度(浴室の耐熱温度)以下に保つことができ、いかなる運転状況においても浴室のドレンパン等を破損することのない浴室サウナ装置を得ることができる。また、排水温度から室内の温湿度環境を推定することにより、室内の環境を最適な状態にコントロールすることが可能となる。
本発明の請求項1記載の発明は、室内の空気を加熱するための加熱手段と、室内の空気を加湿するための加湿手段と、前記加熱手段および前記加湿手段によって加熱、加湿された空気を室内に供給するための送風手段と前記加湿手段に加湿水を供給するための加湿水供給手段と、前記加湿手段で使用されなかった加湿水を排水するための排水手段を有するサウナ装置において、前記排水手段から排水される排水温度を検出するための排水温度検出手段を設け、前記排水温度検出手段が検知した排水温度が所定の温度以上となった場合にサウナ装置に循環する高温の循環水の流通を停止させることで加湿水の昇温を停止するようにしたものであり、この手段によりサウナ対象室内の温湿度が高温高湿な状態となり、サウナ装置から排出される排水温度が所定の値より高くなった場合にはサウナ装置に供給される熱を遮断することで排水温度を低減させることができ、サウナ装置から排出される排水によりサウナ対象室の一部を破損したりすることのないサウナ装置が得られるとともに、サウナ対象室内の温湿度を一定の範囲内にコントロールすることが可能となる。
また、前記排水温度検出手段が検知した排水温度が所定の温度以上となった場合にサウナ装置内部を循環している室内空気の送風量を一時的に増加させるようにしたものであり、この手段によりサウナ対象室内の温湿度が高温高湿な状態となり、サウナ装置から排出される排水温度が高くなった場合には室内空気の循環量を多くすることで熱交換を促進させ、排水温度を低減させることができる。
また、前記排水温度検出手段が検知した排水温度が所定の温度以上となった場合に前記加湿部に加湿水を供給している加湿水供給手段を閉止し、加湿水の供給を停止するようにしたものであり、この手段によりサウナ対象室内の温湿度が高温高湿な状態となり、サウナ装置から排出される排水温度が高くなった場合には加湿水供給手段からの加湿水の供給を停止することで高温の排水を停止することができるとともにサウナ対象室内の温湿度を一定の範囲内にコントロールすることが可能となる。
また、サウナ装置からの排水温度を所定の温度以下に冷却するようにしたものであり、この手段により、高温の排水が排出されることに伴う浴室の破損等を防止することができる。
また、室内の空気を加熱するための加熱手段と、室内の空気を加湿するための加湿手段と、前記加熱手段および前記加湿手段によって加熱、加湿された空気を室内に供給するための送風手段と前記加湿手段に加湿水を供給するための加湿水供給手段と、前記加湿手段で使用されなかった加湿水を排水するための排水手段を有するサウナ装置において、前記排水手段から排出される排水の温度を低減させるための排水温度冷却手段を設けたものであり、この手段によりサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができる。
また、前記送風手段により、サウナ装置内部を循環する室内空気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものであり、この手段によりサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができる。
また、前記排水温度低減のための熱交換器をフィンチューブ式の熱交換器で構成し、熱交換器のチューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブ外に室内空気を通風することにより熱交換を行うように構成したものであり、この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水させることができるとともに、室内の温度を昇温することができる。
また、前記送風手段により室外から導入された外気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものであり、この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記排水温度低減のための熱交換器をフィンチューブ式の熱交換器で構成し、熱交換器のチューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブ外に室外から導入された外気を通風することにより熱交換を行うように構成したものであり、この手段により、サウナ装置の運転を継続することによって室内の温度が高くなった場合でもサウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記加湿水供給手段から供給される加湿水とサウナ装置から排出される排水を熱交換させることで排水温度を低減させるようにしたものであり、この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記排水温度低減のための熱交換器を二重管式の熱交換器で構成し、二重管の内側の管の内部に加湿水を通水し、内側の管の外部で外側の管の内部にあたる流路にサウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うように構成したものであり、この手段により、サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記排水温度低減のための熱交換器をプレート積層型熱交換器で構成し、一方の流路に加湿水を通水し、他方の流路に浴室サウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うように構成したものであり、この手段により、浴室サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記加湿水供給手段から供給される加湿水を分岐させる分岐流路を設け、前期分岐流路により加湿水の一部を前記排水手段から排出される排水に混合させるように構成したものであり、この手段により、浴室サウナ装置から排出される排水温度を所定の温度以下に低減させてから排水することができる。
また、前記分岐後の加湿水流路のそれぞれに加湿水および冷却水の流通を停止するための閉止手段を設けたものであり、この手段により、任意の時期に浴室サウナ装置から排出される排水の温度を低減させることができ、浴室サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、前記排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の値を超えた場合に前記分岐流路上に設けられた閉止手段を開放し冷却水を通水することで排水温度を低減するようにしたものであり、この手段により、浴室サウナ装置からの排水温度が所定の温度を超えた場合のみ冷却水を供給して排水温度を低減させることができ、浴室サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、前記分岐流路上に設けられた閉止弁を流量調整弁で構成し、前記排水温度検知手段により検出された排水温度に応じて冷却水流路を通水する冷却水の流量を変化させるように構成したものであり、この手段により、浴室サウナ装置から排出される排水の温度が高温となるような条件の場合でも加湿を停止することなく、浴室サウナ装置からの排水温度を常に所定の温度以下にし、浴室サウナ装置運転中の水使用量を削減することができる。
また、前記分岐流路の上流側に閉止手段を設けるように構成したものであり、この手段により、閉止手段を複数設けることなく、浴室サウナ装置からの排水温度を常に所定の温度以下にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すようにサウナ装置101は外装体102内部にサウナ装置101内部に空気を吸い込むための吸入口103、加熱加湿した空気をサウナ装置101外部に吹出すための吹出口104、サウナ装置101内部に空気を吸入するとともに加熱・加湿された空気をサウナ装置101外部に吹出すための送風手段としてのファンユニット107、サウナ装置101内部に吸入した空気を加熱するための加熱手段としての加熱装置111、サウナ装置101内部に吸入した空気を加湿するための加湿手段としての加湿装置112、加湿装置112に加湿水を供給するための加湿水供給路113、加湿部の余剰水を排出するための排水経路114、加湿水の供給を閉止するための供給水閉止弁115、加熱装置111及び加湿装置112に高温の温水を循環するための循環温水供給路116、循環温水の供給を停止させるための循環水閉止弁117を備えている。また、排水経路114及び吸入口103から加熱装置111、加湿装置112の間に設けられた送風路118上には2種類の流体をそれぞれ独立して流通させることのできる流路を設けた熱交換器1が連通接続され、一方の流路に吸入口103から吸入された浴室内空気を流通させ、他方の流路には加湿装置112から排出された余剰加湿水を流通させるように連通接続する。排水経路114の出口部には排水経路114内を流れる余剰水の温度を検出するための排出水温度検知センサー2が設けられている。
ファンユニット107により吸入口103から吸引された浴室内空気は熱交換器1を通過する際に加湿に利用されなかった比較的高温な余剰水と熱交換を行い昇温された後、加熱装置111及び加湿装置112へと流入する。加熱装置111、加湿装置112において加熱、加湿された空気は高温、高湿な状態となり、ファンユニット107により吹出口104から浴室内に供給され浴室内を高温高湿なミストサウナ状態にする。循環温水供給路116には給湯器(図示せず)などの熱源が接続され高温の循環温水を加熱装置111、加湿装置112に供給し浴室内空気の加熱、加湿のための熱を供給している。
加熱装置111は空気を流通させる送風路118上に給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水を流通させる水路を備え、周りの空気と熱交換を行うことで空気の加熱を行う。
加湿装置112は空気を流通させる送風路118に対し給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水と熱交換することで高温となった加湿水を霧状に噴霧することで加湿する方式であり、霧状の水滴と空気が熱交換することで空気の加熱、加湿を行う。
加湿水供給路113より供給された加湿水は加湿装置112内で循環温水供給路116を流通する高温水により昇温された後、加湿に利用される。加湿水の一部は加湿に利用されること無く排水経路114より加湿装置112から排出されるが、この際比較的高温の状態で排出されることが多い。比較的高温な状態で加湿装置112から排出された余剰水は排水経路114に連通接続された熱交換器1に流入する。この熱交換器1は図2に示すように、熱交換器外装体3内部にフィン状の電熱板4を複数並列に設置し、この電熱板4を連通接続する通水管5を設けている。熱交換器外装体3内部に浴室内空気を流通させ、通水管5内部に余剰水を通水させることにより電熱板4を介して余剰水の持つ熱を浴室内空気に移行させることができる。
サウナ装置101の運転を行うと浴室内の空気は加熱加湿され、徐々に温湿度が上昇する。これに伴い、加熱装置111、加湿装置112での加熱、加湿量が徐々に減少し、加湿装置112から排出される余剰水の温度も徐々に上昇していく。高温(例えば60℃程度)となった余剰水は前述した熱交換器1により浴室内空気と熱交換することにより一定の温度以下(例えば50℃以下)に冷却された後、装置外に排出される。この際、排水経路114上に設けられた排出水温度検知センサー2により余剰水の温度を検出し、所定の温度(例えば50℃程度)を超過した際に、ファンユニット107の送風量を増加させ、一時的に加湿装置112における熱交換量を増大させ、余剰水の温度低下を実施する。ファンユニット107の風量増加を実施したにもかかわらず余剰水の温度低下が図れない場合には循環水閉止弁117を閉止することにより加湿装置112への熱供給を停止することで余剰水の温度低下を図る。さらに、ファンユニット107の動作異常、循環水閉止弁117の動作異常等により前述した操作にもかかわらず余剰水の温度低下が見られない場合には供給水閉止弁115を閉止し、加湿水の供給を閉止することで高温の余剰水が装置外に排出されるのを防止する。これらの動作により常に装置外に排出される余剰水の温度を一定温度以下に保つことができ、高温の余剰水を排出することに伴う浴室ドレンパンの破損などを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においては熱交換器1は複数のフィンに導水管を連通接続するフィンチューブ式の熱交換器としたが、余剰水と浴室内空気の間で熱交換が行える形状であればよく、シェルチューブ型熱交換器やプレート式熱交換器など一般に幅広く使用されている熱交換器を使用してもなんら問題は無く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111と加湿装置112を並列に浴室内空気を流通させるように接続したが、浴室内空気を加熱、加湿する効果があればよく、直列もしくはまったくの別経路で接続してもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111を高温の温水との熱交換により空気を加熱する方式として説明したが、空気を加熱するための熱源があればよく、電気式ヒーターなどの熱源を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿装置112は空気中に高温の加湿水を噴霧することで加湿する方式として説明したが、温水を空気に気化することができ、なおかつ、加湿に利用されなかった加湿水を排水する必要のある加湿方式であれば本実施の形態の発明を適用することが可能となる。
また、本発明においては循環水閉止弁117の動作により加熱装置111、加湿装置112両者の循環温水の流通を同時に停止する構造としたが、それぞれを独立して閉止させる構造としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態2)
図3に示すようにサウナ装置101は外装体102内部にサウナ装置101内部に空気を吸い込むための吸入口103、加熱加湿した空気をサウナ装置101外部に吹出すための吹出口104、サウナ装置101内部に空気を吸入するとともに加熱・加湿された空気をサウナ装置101外部に吹出すための送風手段としてのファンユニット107、サウナ装置101内部に吸入した空気を加熱するための加熱手段としての加熱装置111、サウナ装置101内部に吸入した空気を加湿する加湿手段としての加湿装置112、加湿装置112に加湿水を供給するための加湿水供給路113、加湿部の余剰水を排出するための排水経路114、加湿水の供給を閉止するための供給水閉止弁115、加熱装置111及び加湿装置112に高温の温水を循環するための循環温水供給路116、循環温水の供給を停止させるための循環水閉止弁117を備えている。また、外装体102には換気手段6が設けられており、サウナ対象室内の空気を外部に排出するための排気経路7と外部の空気をサウナ対象室内に供給するための吸気経路8に接続されている。また、排水経路114上には2種類の流体をそれぞれ独立して流通させることのできる流路を設けた熱交換器1が連通接続され、一方の流路に吸気経路8から吸入された浴室外空気を流通させ、他方の流路には加湿装置112から排出された余剰加湿水を流通させるように連通接続する。排水経路114の出口部には排水経路114内を流れる余剰水の温度を検出するための排出水温度検知センサー2が設けられている。
ファンユニット107により吸入口103から吸引された浴室内空気は加熱装置111及び加湿装置112へと流入する。加熱装置111、加湿装置112において加熱、加湿された空気は高温、高湿な状態となり、ファンユニット107により吹出口104から浴室内に供給され浴室内を高温高湿なミストサウナ状態にする。循環温水供給路116には給湯器(図示せず)などの熱源が接続され高温の循環温水を加熱装置111、加湿装置112に供給し浴室内空気の加熱、加湿のための熱を供給している。
加熱装置111は空気を流通させる送風路118上に給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水を流通させる水路を備え、周りの空気と熱交換を行うことで空気の加熱を行う。
加湿装置112は空気を流通させる送風路118に対し給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水と熱交換することで高温となった加湿水を霧状に噴霧することで加湿する方式であり、霧状の水滴と空気が熱交換することで空気の加熱、加湿を行う。
加湿水供給路113より供給された加湿水は加湿装置112内で循環温水供給路116を流通する高温水により昇温された後、加湿に利用される。加湿水の一部は加湿に利用されること無く排水経路114より加湿装置112から排出されるが、この際比較的高温の状態で排出されることが多い。比較的高温な状態で加湿装置112から排出された余剰水は排水経路114に連通接続された熱交換器1に流入する。この熱交換器1は図2に示すように、熱交換器外装体3内部にフィン状の電熱板4を複数並列に設置し、この電熱板4を連通接続する通水管5を設けている。熱交換器外装体3内部に換気手段6より流入した浴室外空気を流通させ、通水管5内部に余剰水を通水させることにより電熱板4を介して余剰水の持つ熱を浴室外から吸引した空気に移行させることができる。加熱され昇温された浴室外空気は送風路118に供給され、加熱装置111、加湿装置112により加熱、加湿され浴室内に供給される。
サウナ装置101の運転を行うと浴室内の空気は加熱加湿され、徐々に温湿度が上昇する。これに伴い、加熱装置111、加湿装置112での加熱、加湿量が徐々に減少し、加湿装置112から排出される余剰水の温度も徐々に上昇していく。高温(例えば60℃程度)となった余剰水は前述した熱交換器1により浴室外空気と熱交換することにより一定の温度以下(例えば50℃以下)に冷却された後、装置外に排出される。この際、排水経路114上に設けられた排出水温度検知センサー2により余剰水の温度を検出し、所定の温度(例えば50℃程度)を超過した際に、ファンユニット107の送風量を増加させ、一時的に加湿装置112における熱交換量を増大させ、余剰水の温度低下を実施する。ファンユニット107の風量増加を実施したにもかかわらず余剰水の温度低下が図れない場合には循環水閉止弁117を閉止することにより加湿装置112への熱供給を停止することで余剰水の温度低下を図る。さらに、ファンユニット107の動作異常、循環水閉止弁117の動作異常等により前述した操作にもかかわらず余剰水の温度低下が見られない場合には供給水閉止弁115を閉止し、加湿水の供給を閉止することで高温の余剰水が装置外に排出されるのを防止する。これらの動作により常に装置外に排出される余剰水の温度を一定温度以下に保つことができ、高温の余剰水を排出することに伴う浴室ドレンパンの破損などを防止することが可能となる。
なお、本実施例においては熱交換器1は複数のフィンに導水管を連通接続するフィンチューブ式の熱交換器としたが、余剰水と浴室内空気の間で熱交換が行える形状であればよく、シェルチューブ型熱交換器やプレート式熱交換器など一般に幅広く使用されている熱交換器を使用してもなんら問題は無く、その作用効果に差異を生じない。
また、本発明においては加熱装置111と加湿装置112を並列に浴室内空気を流通させるように接続したが、浴室内空気を加熱、加湿する効果があればよく、直列もしくはまったくの別経路で接続してもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111を高温の温水との熱交換により空気を加熱する方式として説明したが、空気を加熱するための熱源があればよく、電気式ヒーターなどの熱源を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿装置112は空気中に高温の加湿水を噴霧することで加湿する方式として説明したが、温水を空気に気化することができ、なおかつ、加湿に利用されなかった加湿水を排水する必要のある加湿方式であれば本実施の形態の発明を適用することが可能となる。
また、本実施の形態においては循環水閉止弁117の動作により加熱装置111、加湿装置112両者の循環温水の流通を同時に停止する構造としたが、それぞれを独立して閉止させる構造としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態3)
図4に示すようにサウナ装置101は外装体102内部にサウナ装置101内部に空気を吸い込むための吸入口103、加熱加湿した空気をサウナ装置101外部に吹出すための吹出口104、サウナ装置101内部に空気を吸入するとともに加熱・加湿された空気をサウナ装置101外部に吹出すための送風手段としてのファンユニット107、サウナ装置101内部に吸入した空気を加熱するための加熱手段としての加熱装置111、サウナ装置101内部に吸入した空気を加湿する加湿手段としての加湿装置112、加湿装置112に加湿水を供給するための加湿水供給路113、加湿部の余剰水を排出するための排水経路114、加湿水の供給を閉止するための供給水閉止弁115、加熱装置111及び加湿装置112に高温の温水を循環するための循環温水供給路116、循環温水の供給を停止させるための循環水閉止弁117を備えている。また、加湿水供給路113及び排水経路114上には2種類の流体をそれぞれ独立して流通させることのできる流路を設けた熱交換器1が連通接続され、一方の流路に加湿水供給路113内の加湿水を流通させ、他方の流路には加湿装置112から排出され排水経路114内の余剰加湿水を流通させるように連通接続する。排水経路114の出口部には排水経路114内を流れる余剰水の温度を検出するための排出水温度検知センサー2が設けられている。
ファンユニット107により吸入口103から吸引された浴室内空気は加熱装置111及び加湿装置112へと流入する。加熱装置111、加湿装置112において加熱、加湿された空気は高温、高湿な状態となり、ファンユニット107により吹出口104から浴室内に供給され浴室内を高温高湿なミストサウナ状態にする。循環温水供給路116には給湯器(図示せず)などの熱源が接続され高温の循環温水を加熱装置111、加湿装置112に供給し浴室内空気の加熱、加湿のための熱を供給している。
加熱装置111は空気を流通させる送風路118上に給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水を流通させる水路を備え、周りの空気と熱交換を行うことで空気の加熱を行う。
加湿装置112は空気を流通させる送風路118に対し給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水と熱交換することで高温となった加湿水を霧状に噴霧することで加湿する方式であり、霧状の水滴と空気が熱交換することで空気の加熱、加湿を行う。
加湿水供給路113より供給された加湿水は熱交換器1内で余剰加湿水と熱交換を行うことで昇温された後、加湿装置112へ供給される。その後、加湿水は加湿装置112内で循環温水供給路116を流通する高温水によりさらに昇温され、加湿に利用される。加湿水の一部は加湿に利用されること無く排水経路114より加湿装置112から排出されるが、この際比較的高温の状態で排出されることが多い。比較的高温な状態で加湿装置112から排出された余剰水は排水経路114に連通接続された熱交換器1に流入する。
熱交換器1は図5に示すように、伝熱壁9によって遮られた高温側経路10と低温側経路11の2つの経路を交互に配置して構成され、排水経路114から導入される高温の余剰水を高温側経路10に流通させるとともに加湿水供給路113から導入される加湿水を低温側経路11に通水する。高温側経路10及び低温側経路11内を流通する余剰水、加湿水はお互いの流通方向が対向する方向に流通させるように接続する。余剰水と加湿水が電熱壁9を介して熱交換を行うことで余剰水の冷却及び加湿水の昇温を行う。
サウナ装置101の運転を行うと浴室内の空気は加熱加湿され、徐々に温湿度が上昇する。これに伴い、加熱装置111、加湿装置112での加熱、加湿量が徐々に減少し、加湿装置112から排出される余剰水の温度も徐々に上昇していく。高温(例えば60℃程度)となった余剰水は前述した熱交換器1により供給される加湿水と熱交換することにより一定の温度以下(例えば50℃以下)に冷却された後、装置外に排出される。この際、排水経路114上に設けられた排出水温度検知センサー2により余剰水の温度を検出し、所定の温度(例えば50℃程度)を超過した際に、ファンユニット107の送風量を増加させ、一時的に加湿装置112における熱交換量を増大させ、余剰水の温度低下を実施する。ファンユニット107の風量増加を実施したにもかかわらず余剰水の温度低下が図れない場合には循環水閉止弁117を閉止することにより加湿装置112への熱供給を停止することで余剰水の温度低下を図る。さらに、ファンユニット107の動作異常、循環水閉止弁117の動作異常等により前述した操作にもかかわらず余剰水の温度低下が見られない場合には供給水閉止弁115を閉止し、加湿水の供給を閉止することで高温の余剰水が装置外に排出されるのを防止する。これらの動作により常に装置外に排出される余剰水の温度を一定温度以下に保つことができ、高温の余剰水を排出することに伴う浴室ドレンパンの破損などを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においては熱交換器1は複数の電熱壁を積層するプレート式の熱交換器としたが、余剰水と供給される加湿水の間で熱交換が行える形状であればよく、シェルチューブ型熱交換器や二重管式熱交換器など一般に幅広く使用されている熱交換器を使用してもなんら問題は無く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111と加湿装置112を並列に浴室内空気を流通させるように接続したが、浴室内空気を加熱、加湿する効果があればよく、直列もしくはまったくの別経路で接続してもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111を高温の温水との熱交換により空気を加熱する方式として説明したが、空気を加熱するための熱源があればよく、電気式ヒーターなどの熱源を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿装置112は空気中に高温の加湿水を噴霧することで加湿する方式として説明したが、温水を空気に気化することができ、なおかつ、加湿に利用されなかった加湿水を排水する必要のある加湿方式であれば本実施の形態の発明を適用することが可能となる。
また、本実施の形態においては循環水閉止弁117の動作により加熱装置111、加湿装置112両者の循環温水の流通を同時に停止する構造としたが、それぞれを独立して閉止させる構造としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態4)
図6に示すようにサウナ装置101は外装体102内部にサウナ装置101内部に空気を吸い込むための吸入口103、加熱加湿した空気をサウナ装置101外部に吹出すための吹出口104、サウナ装置101内部に空気を吸入するとともに加熱・加湿された空気をサウナ装置101外部に吹出すための送風手段としてのファンユニット107、サウナ装置101内部に吸入した空気を加熱するための加熱手段としての加熱装置111、サウナ装置101内部に吸入した空気を加湿する加湿手段としての加湿装置112、加湿装置112に加湿水を供給するための加湿水供給路113、加湿部の余剰水を排出するための排水経路114、加湿水の供給を閉止するための供給水閉止弁115、加熱装置111及び加湿装置112に高温の温水を循環するための循環温水供給路116、循環温水の供給を停止させるための循環水閉止弁117を備えている。
加湿水供給経路113の供給水閉止弁115下流側には分岐部12が設けられており、分岐部12により、加湿装置112に加湿水を供給する分岐後加湿水経路13と排水経路114に接続され、排水に供給水を混合させるための冷却水通水路14に分岐される。また、排水経路114の出口部には排水経路114内を流れる余剰水の温度を検出するための排出水温度検知センサー2が設けられている。
ファンユニット107により吸入口103から吸引された浴室内空気は加熱装置111及び加湿装置112へと流入する。加熱装置111、加湿装置112において加熱、加湿された空気は高温、高湿な状態となり、ファンユニット107により吹出口104から浴室内に供給され浴室内を高温高湿なミストサウナ状態にする。循環温水供給路116には給湯器(図示せず)などの熱源が接続され高温の循環温水を加熱装置111、加湿装置112に供給し浴室内空気の加熱、加湿のための熱を供給している。
加熱装置111は空気を流通させる送風路118上に給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水を流通させる水路を備え、周りの空気と熱交換を行うことで空気の加熱を行う。
加湿装置112は空気を流通させる送風路118に対し給湯器(図示せず)から供給された高温の循環温水と熱交換することで高温となった加湿水を霧状に噴霧することで加湿する方式であり、霧状の水滴と空気が熱交換することで空気の加熱、加湿を行う。
加湿水供給路113より供給された加湿水は加湿装置112内で循環温水供給路116を流通する高温水により昇温された後、加湿に利用される。加湿水の一部は加湿に利用されること無く排水経路114より加湿装置112から排出されるが、この際比較的高温の状態で排出されることが多い。比較的高温な状態で加湿装置112から排出された余剰水は、排水経路114により排水口109に導かれるが、この際、排水経路114に接続された冷却水通水路14により導入される低温の水と混合される。これにより、加湿装置112から排出された余剰水は冷却され、所定の温度(例えば50℃以下)となってから排水口109より排出される。分岐部12により分岐される供給水は分岐後加湿水経路13および冷却水通水路14を流れる供給水の水量が所定の分流比となるように調整されており、給水圧等が変動してもお互いの流量比が変動しないため、排水口109に送られる余剰水の温度は常に所定の温度以下まで冷却されることとなる。
サウナ装置101の運転を行うと浴室内の空気は加熱加湿され、徐々に温湿度が上昇する。これに伴い、加熱装置111、加湿装置112での加熱、加湿量が徐々に減少し、加湿装置112から排出される余剰水の温度も徐々に上昇していく。高温(例えば60℃程度)となった余剰水は前述した冷却水通水路14により供給される常温の水を混合され所定の温度(例えば50℃以下)まで冷却された後、装置外に排出される。この際、排水経路114上に設けられた排出水温度検知センサー2により余剰水の温度を検出し、所定の温度(例えば50℃程度)を超過した際に、ファンユニット107の送風量を増加させ、一時的に加湿装置112における熱交換量を増大させ、余剰水の温度低下を実施する。ファンユニット107の風量増加を実施したにもかかわらず余剰水の温度低下が図れない場合には循環水閉止弁117を閉止することにより加湿装置112への熱供給を停止することで余剰水の温度低下を図る。さらに、ファンユニット107の動作異常、循環水閉止弁117の動作異常等により前述した操作にもかかわらず余剰水の温度低下が見られない場合には供給水閉止弁115を閉止し、加湿水の供給を閉止することで高温の余剰水が装置外に排出されるのを防止する。これらの動作により常に装置外に排出される余剰水の温度を一定温度以下に保つことができ、高温の余剰水を排出することに伴う浴室ドレンパンの破損などを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においては加熱装置111と加湿装置112を並列に浴室内空気を流通させるように接続したが、浴室内空気を加熱、加湿する効果があればよく、直列もしくはまったくの別経路で接続してもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱装置111を高温の温水との熱交換により空気を加熱する方式として説明したが、空気を加熱するための熱源があればよく、電気式ヒーターなどの熱源を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿装置112は空気中に高温の加湿水を噴霧することで加湿する方式として説明したが、温水を空気に気化することができ、なおかつ、加湿に利用されなかった加湿水を排水する必要のある加湿方式であれば本実施の形態の発明を適用することが可能となる。
また、本実施の形態においては循環水閉止弁117の動作により加熱装置111、加湿装置112両者の循環温水の流通を同時に停止する構造としたが、それぞれを独立して閉止させる構造としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては供給水閉止弁115を分岐部12の上流側に設置する構造としたが、分岐部12の下流側の分岐後加湿水経路13および冷却水通水路14の両者にそれぞれ閉止弁を設ける構造としてもよく、その作用効果に差異を生じない。本実施例のように分岐部12の上流側に供給水閉止弁115を設けることで供給水通水中は常に余剰水の冷却を実施することができ、複数の閉止弁を設けることによる装置のコスト上昇を避けることができる。分岐部12の下流側の分岐後加湿水経路13及び冷却水通水路14それぞれに閉止弁を設ける場合には冷却水通水路14側の閉止弁を流量調整弁とすることで冷却水の通水量を調整し、排出水温度検知センサーの検知温度に応じて冷却水の通水量を可変させることで冷却水の使用量を低減させることができ、ランニングコストを低減させることが可能となる。
以上のように本発明にかかるサウナ装置は、浴室等を破損することのなく加湿空気を得られるものであり、浴室以外の居室を換気空調する装置と併用することで居室の加温加湿を行う用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の浴室サウナ装置を示す概略図 同実施の形態1における熱交換器の概略図 本発明の実施の形態2の浴室サウナ装置を示す概略図 本発明の実施の形態3の浴室サウナ装置を示す概略図 同実施の形態3における熱交換器の概略図 本発明の実施の形態4の浴室サウナ装置を示す概略図 従来の浴室サウナ装置を示す概略図
符号の説明
1 熱交換器
2 排出水温度検知センサー
3 熱交換器外装体
4 電熱板
5 通水管
6 換気手段
7 排気経路
8 吸気経路
9 伝熱壁
10 高温側経路
11 低温側経路
12 分岐部
13 分岐後加湿水経路
14 冷却水通水路
101 サウナ装置
102 外装体
103 吸入口
104 吹出口
107 ファンユニット
109 排水口
111 加熱装置
112 加湿装置
113 加湿水供給路
114 排水経路
115 供給水閉止弁
116 循環温水供給路
117 循環水閉止弁
118 送風路

Claims (17)

  1. 室内の空気を加熱するための加熱手段と、室内の空気を加湿するための加湿手段と、前記加熱手段および前記加湿手段によって加熱、加湿された空気を室内に供給するための送風手段と前記加湿手段に加湿水を供給するための加湿水供給手段と、前記加湿手段で使用されなかった加湿水を排水するための排水手段を有するサウナ装置において、排水手段から排水される排水温度を検出するための排水温度検出手段を設け、排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の温度を超えた場合に熱源から供給されサウナ装置内部を循環する高温循環水の流通を停止することを特徴とするサウナ装置。
  2. 排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の温度を超えた場合に、前記送風手段からの送風量を一時的に増加させることを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
  3. 排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の温度を超えた場合に、前記加湿水供給手段から供給される加湿水の供給を停止することを特徴とする請求項1またはに記載のサウナ装置。
  4. 水温度を所定の温度以下に冷却することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサウナ装置。
  5. 排水手段からの排水温度を低減させるための排水温度冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサウナ装置。
  6. 排水温度冷却手段が前記送風手段によりサウナ装置内部を循環する室内空気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることによって排水温度を低減させることを特徴とする請求項記載のサウナ装置。
  7. 排水温度冷却手段としての熱交換器がフィンチューブ式の熱交換器であり、チューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブの外部に室内空気を通風させることによって熱交換を行うことを特徴とする請求項または記載のサウナ装置。
  8. 排水温度冷却手段が前記送風手段により室外から導入された外気と前記排水手段から排出される排水を熱交換させることによって排水温度を低減させることを特徴とする請求項記載のサウナ装置。
  9. 排水温度冷却手段としての熱交換器がフィンチューブ式の熱交換器であり、チューブ内にサウナ装置からの排水を通水し、チューブの外部に室外から導入された外気を通風させることにより熱交換を行うことを特徴とする請求項またはに記載のサウナ装置。
  10. 排水温度冷却手段が前記加湿水供給手段により供給される加湿水と熱交換を行うことによって排水温度を低減させることを特徴とする請求項に記載のサウナ装置。
  11. 排水温度冷却手段としての熱交換器が二重管式の熱交換器であり、内側の管内部に供給される加湿水を通水し、内側の管の外部で外側の管の内部に当たる流路にサウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うことを特徴とする請求項または1に記載のサウナ装置。
  12. 排水温度冷却手段としての熱交換器がプレート積層型熱交換器であり、熱交換器の一方の流路に加湿水を通水し、他方の流路にサウナ装置からの排水を通水することで熱交換を行うことを特徴とする請求項または1に記載のサウナ装置。
  13. 排水温度冷却手段が、前記加湿水供給手段から供給される加湿水を分岐させる分岐流路を設け、前記分岐流路により加湿水の一部を前記排水手段から排出される排水に混合させることで排水温度を低減させることを特徴とする請求項記載のサウナ装置。
  14. 排水温度冷却手段としての分岐流路および分岐後の加湿水流路のそれぞれに加湿水および冷却水の流通を停止するための第一閉止手段及び第二閉止手段を設けたことを特徴とする請求項または1に記載のサウナ装置。
  15. 排水温度検出手段により検出された排水温度が所定の値を超えた場合に前記分岐流路上に設けられた第二閉止手段を開放し冷却水を通水することで排水温度を低減することを特徴とする請求項14に記載のサウナ装置。
  16. 分岐流路上に設けられた第二閉止手段が流量調整弁であり、前記排水温度検知手段により検出された排水温度に応じて冷却水流路を通水する冷却水の流通量を変化させることを特徴とする請求項14または1に記載のサウナ装置。
  17. 分岐流路の上流側に第三閉止手段を設けたことを特徴とする請求項または1に記載のサウナ装置。
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