JP3896535B2 - 欄間付きサッシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓部と欄間部を備えた欄間付きサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】
欄間付きサッシとしては、サッシ枠の欄間用枠部を吊束によって左枠部と右枠部に区画し、その左枠部と右枠部に一対の欄間用の障子を引き違いにそれぞれ装着したものが提案されている。
例えば、図12と図13に示すように、サッシ枠1の上枠2と無目3に亘って吊束4を連結して欄間用枠部5を左枠部5aと右枠部5bに区画し、各枠部5a,5bに室内側障子6と室外側障子7を引き違いにそれぞれ装着している。
前記吊束4は上枠2と無目3の面外方向室外側に連結され、左右の室内側障子6を突き合せて気密・水密している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の各障子が単板ガラスの障子場合には問題がないが、高気密・高断熱のサッシとするために複層ガラスの障子とした場合に次のような問題が発生する。
複層ガラスの障子は框の見込み寸法が大きく、室内側障子6の室内側部が欄間用枠部5の室内側面5cよりも室内側に突出する。
一方、サッシ枠1は建物躯体の室外側部に取付けられると共に、建物躯体は吊束4と対向した部分に躯体吊束8を有する。
【0004】
このために、左右の室内側障子6の突き合せ框6aが躯体吊束8と干渉し、左右の室内側障子6を突き合せて気密・水密できない。
このことを解消するには、サッシ枠1を形成する各枠材の見込み寸法を大きくし、室内側障子6の室内側部が欄間用枠部5の室内側面5cよりも室内側に突出しないようにすることが考えられる。
しかしながら、サッシ枠1を形成する各枠材の見込み寸法を大きくすると、サッシ枠1の建物躯体からの突出寸法が大きくなって見栄えが悪いものとなると共に、枠材が高価となる。
【0005】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした欄間付きサッシを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、窓用枠部と欄間用枠部を有し、その欄間用枠部が吊束で左欄間用枠部と右欄間用枠部に区画されているサッシ枠が、窓用開口部と欄間用開口部が形成され、その欄間用開口部が躯体吊束で左欄間用開口部と右欄間用開口部に区画されている建物躯体に取付けられた欄間付きサッシであって、
前記サッシ枠の左右欄間用枠部に室内側障子と室外側障子が引き違いにそれぞれ装着され、前記各室内側障子の室内側部は欄間用枠部の室内側面よりも室内側に突出し、その各室内側障子の戸当り框が、前記躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部にそれぞれ接するようにしたことを特徴とする欄間付きサッシである。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において前記戸当り框は、見込み寸法が大きく欄間用枠部の室内側面よりも突出した面内方向内側部と、見込み寸法が小さく欄間用枠部の室内側面よりも突出しない面内方向外側部を備え、その面内方向外側部が吊束の戸当り部に接するようにした欄間付きサッシである。
【0008】
第3の発明は、窓用枠部と欄間用枠部を有し、その欄間用枠部が吊束で左欄間用枠部と右欄間用枠部に区画されているサッシ枠が、左右の縦取付部と上下及び中間の横取付部とによって窓用開口部と欄間用開口部が形成されると共に、その欄間用開口部が躯体吊束で左欄間用開口部と右欄間用開口部に区画されている建物躯体に取付けられた欄間付きサッシであって、
前記サッシ枠の左右欄間用枠部に室内側障子と室外側障子が引き違いにそれぞれ装着され、前記各室内側障子の室内側部は欄間用枠部の室内側面よりも室内側に突出し、前記左右一方の室内側障子の戸当り框が、前記躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部にそれぞれ接し、左右他方の室内側障子の戸当り框が前記建物躯体の縦取付部と干渉せずに縦枠の戸当り部に接するようにしたことを特徴とする欄間付きサッシである。
【0009】
第4の発明は、第3の発明において前記戸当り框は、見込み寸法が大きく欄間用枠部の室内側面よりも突出した面内方向内側部と、見込み寸法が小さく欄間用枠部の室内側面よりも突出しない面内方向外側部を備え、その面内方向外側部が吊束の戸当り部、縦枠の戸当り部に接するようにした欄間付きサッシである。
【0010】
【作 用】
第1の発明によれば、左右の室内側障子を複層ガラスを備えた見込み寸法の大きい障子とすると共に、欄間用枠部を形成する各枠材の見込み寸法を大きくせずに、左右の室内側障子の戸当り框を躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部に接することができる。
よって、通常の単板ガラスを備えた障子を装着するサッシ枠と同程度の見込み寸法のサッシ枠に複層ガラスを装着した障子を装着して障子4枚建ての欄間を形成することができる。
【0011】
第2の発明によれば、戸当り框の面内方向内側部に複層ガラスを装着できると共に、その戸当り框の面内方向外側部を躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部に接することができる。
【0012】
第3の発明によれば、左右の室内側障子を複層ガラスを備えた見込み寸法の大きい障子とすると共に、欄間用枠部を形成する各枠材の見込み寸法を大きくせずに、左右一方の室内側障子の戸当り框を躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部に接し、左右他方の室内側障子の戸当り框を縦取付部と干渉せずに縦枠の戸当り部に接することができる。
よって、通常の単板ガラスを備えた障子を装着するサッシ枠に複層ガラスを装着した障子を装着して障子4枚建ての欄間を形成することができる。
【0013】
第4の発明によれば、戸当り框の面内方向内側部に複層ガラスを装着できると共に、その戸当り框の面内方向外側部を躯体吊束、縦取付部に干渉せずに吊束、縦枠の戸当り部にそれぞれ接することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、建物躯体には窓用開口部10と欄間用開口部11が形成され、その欄間用開口部11は躯体吊束12で左欄間用開口部11aと右欄間用開口部11bに区画されている。
サッシ枠20は左右の縦枠21,21と上枠22と下枠23と無目24で窓用枠部25と欄間用枠部26を有し、その欄間用枠部26は吊束27で左欄間用枠部26aと右欄間用枠部26bに区画されている。
左右の縦枠21が建物躯体の左右縦取付部13の室外側面に固着され、上枠22、下枠23、無目24が建物躯体の上横取付部14、下横取付部15、中間横取付部16の室外側面にそれぞれ固着され、吊束27は躯体吊束12の室外側面に固着される。
【0015】
図2に示すように、前記左欄間用枠部26aと右欄間用枠部26bには室内側障子30と室外側障子31がそれぞれ引き違いに装着され、障子4枚建ての欄間としている。
前記各障子は複層ガラス32が装着され、その框の見込み寸法が大きく、室内側障子30の室内側部30aが欄間用枠部26の室内側面26cよりも室内側に突出する。室外側障子31の室外側部31aは欄間用枠部26の室外側面26dより室外側に突出せずに網戸33と干渉しないようにしてある。
前記室外側障子31の召合せ框34以外の框はアルミ等の金属製の室外側部材35と樹脂等の断熱材製室内側部材36を備えた断熱框である。
なお、室外側障子31の召合せ框34を前述の断熱框としても良い。
【0016】
前記各室内側障子30の戸当り框37は、複層ガラス32を装着する面内方向内側部37aの見込み寸法が大で、吊束27と接する面内方向外側部37bの見込み寸法が小さく、かつ欄間用枠部26の室内側面26cよりも室内側に突出しない。
前記吊束27の室内側部は欄間用枠部26の室内側面26cと略面一で、左右の室内側障子30の戸当り框37が接する戸当り部38を備えている。
【0017】
このようであるから、室内側障子30の戸当り框37の面内方向外側部37bが躯体吊束12と干渉しないので、戸当り框37を吊束27の戸当り部38に接して気密・水密できる。
つまり、戸当り框37の面内方向外側部37bの面内方向寸法は、戸当り框37が吊束27の戸当り部38に当接した時に躯体吊束12の左右面と面内方向内側部37aとの間に所定の寸法Sが形成されるようにしてある。
【0018】
前記左右の室内側障子30と左右の室外側障子31は左右対称で、その室内側障子30と室外側障子31の召合せ部を窓用枠部25に装着した4枚建て障子における室内側障子と室外側障子の召合せ部の面内方向位置に合わせて外観の見栄えを良くできる。
【0019】
次に室内側障子30と吊束27の接する部分の詳細を説明する。
図3に示すように、吊束27は面外方向に向う左右の側板40と室外側板41と室内側板42と中間連結板43で2つの中空部を有する略矩形断面中空形状のアルミ押出形材で、その各側板40には室外側突片44(網戸32の戸当り部)、中間突片45、室内側取付片46が一体的に設けてある。
前記室内側板42と中間連結板43にはビスホール47が長手方向に連続して有する。
前記室外側板41は側板40の室外端よりも若干室内寄りで、室外側に開口した凹部48aを有する。前記室内側板42は側板40の室内端よりも若干室外寄りで、室内側に開口した凹部48bを有する。
【0020】
前記側板40の室内寄り部と室内側取付片46とに亘って、樹脂等の断熱材より成る略L字形状の覆板49が長手方向全長に亘って設けられ、この覆板49がビス50で側板40に固着されている。左右の縦枠21も縦取付部13の室外側面に同様に固着される。
覆板49、室内側取付片46を通してビス51が躯体吊束12に固着されて吊束27が躯体吊束12の室外側面12aに取付けてある。
この左右の室内側取付片46間の寸法(吊束27の見付け寸法)は躯体吊束12の見付け寸法よりも小さく、室内から見た時に吊束27が見えないようにしてある。
【0021】
室内側障子30を閉じると戸当り框37の室内側部材36が樹脂製の引寄せ片52に当接して室内側に引き寄せられ、室外側部材35に装着した気密・水密材53が中間突片45の室外側面に圧接して気密・水密する。
前記戸当り框37の室内側部材36が覆板49と対向し、吊束27の戸当り框37の室内側部材36と対向した部分に結露が生じにくいようにしてある。
【0022】
また、左右の網戸33は図2に示すように吊束27の室外側突片44に当接して左右反対側の欄間用枠部26a又は26bに移動しないので、その網戸33の開閉操作が容易である。
【0023】
次に吊束27と上枠22、無目24の連結について説明する。
前記上枠22は図4に示すように、室内側吊下片60、室内側上レール61、室外側上レール62、室外側垂下片63を有する。
例えば、上枠22はアルミ等の金属製の上枠本体22aと、この上枠本体22aに断熱材22bを介して連結したアルミ等の金属製の室内側部材22cと、樹脂等の断熱材製の室内側カバー部材22dで成る断熱形材である。
室内側カバー部材22dに、前記室内側垂下片60、室内側上レール61、室外側上レール用垂下片62aが一体的に設けてあり、上枠本体22aに室外側上レール用補強片62bと室外側垂下片63が一体的に設けてある。
【0024】
前記無目24はアルミ押出形材で、その上面24aは室内側が高く室外側が低い階段形状で、室内側立上り片64、室内側下レール65、室外側下レール66、室外側立上り片(網戸レール)67を有する。
【0025】
前記上枠22の室内側垂下片60、室内側上レール61、室外側上レール62における吊束取付部がそれぞれ切断して除去され、上枠22の室外側垂下片63が連続している。無目24の室内側下レール65、室外側下レール66、室外側立上り片67における吊束27の各側板40と対向した部分を図3に示すように切欠き、吊束27と対向した部分を残存させる。残存部を符号65a,66a,67aで示す。
【0026】
前記吊束27の上端面27aは図4に示すように上枠22の内面に合致した形状に切断加工され、下端面27bは無目24の上面24aに合致した形状に切断加工されていると共に、側板40の室内側板42よりも突出した部分の下部が無目24の室内側立上り片64の立上り寸法だけ切欠き(切欠部40a)され、左右の室外側突片44の上部が上枠22の室外側垂下片63の垂下寸法だけ切欠き(切欠部44a)されている。
【0027】
図4と図6に示すように、吊束24の側板40における面外方向中間部(中間連結板43部分)上面と面外方向内側部にそれぞれ切欠部40bが有り、その各切欠部40bに取付横材68をそれぞれ嵌合し、図6に示すようにビス69を中間連結板43のビスホール47、室内側板42のビスホール47にそれぞれ螺合して各取付横材68を吊束27の上部にそれぞれ固着してある。
【0028】
前記吊束27の上端面27aが上枠22の内面に接し、下端面27bが無目24の上面24aに接し、前記各取付横材68の吊束27の側板40から突出した部分を上枠22の上枠本体22a、室内側部材22cにビス70でそれぞれ固着して吊束27と上枠22が連結される。このビス70は裏板71に螺合している。
前記無目24の室内側下レール65の残存部分65aと吊束27の両側板40を下ブラケット72で連結する。
この下ブラケット72は縦片72aと両側片72bで平面略コ字形状で、その縦片72aの下部を室内側下レール65の残存部分65aにビス73で固着し、各側片72bを側板40に前記覆片49を固着するビス50で固着して吊束27の下部室内寄りを無目24の室内寄りに連結する。
室外側下レール66の残存部分66aに、鉤形の押え片74を接し、吊束27の室外側板41からビス75を残存部分66aを貫通して押え片74に螺合して室外側板41を残存部分66aに連結する。
【0029】
前記吊束27の室外側突片44の切欠部44aが図4に示すように上枠22の室外側垂下片63に嵌まり合うと共に、その室外側突片44の下端面が無目24の内面24aに接し、吊束27の凹部48aに無目24の室外側立上り片67における残存部分67aが嵌まり合う。
【0030】
よって、吊束27の中空部を形成する室外側板41、側板40が上枠22の内面と無目24の上面24aに接するので、その中空部に外気(エアー)が侵入することがない。
この外気の侵入を確実に防止するために前述の接触部にシート状の気密材を設けても良い。
【0031】
吊束27の側板40の切欠部40aが無目24の室内側立上り片64に嵌まり合い、室内側板42の室内側面が室内側立上り片64の室外側面に接する。
【0032】
よって、吊束27と無目24との間に浸入した雨水等は無目24の室内側立上り片64で止水され、強風雨等で室内側に浸入することが防止されるので、水密性が向上する。
【0033】
また、吊束27の室内側下部と無目24の連結部は室内側障子30の戸当り框37の室外側面よりも室内寄りであるので、万一吊束27の中空部に侵入した外気(エアー)が室内側障子30側へ吹き出し、しぶき等を起こすことを防止できる。
このことを確実にするには吊束27の側板40下端面と無目24の上面24aとの間にシート状の気密材を設ければ良い。
【0034】
以上の実施の形態では、左右の室内側障子30の戸当り框37を吊束27の室内側部に接し、左右の室外側障子31の戸当り框を左右の縦枠21の室外側部に接したので、窓用枠部25を形成する左右の縦枠21をそのまま延長して欄間用枠部26を形成する縦枠21とすることができる。
この場合には吊束27の見込み寸法を欄間用枠部26の見込み寸法よりも小さくし、室内側に取付けるようにしても良い。
【0035】
また、図7に示すように左欄間用枠部26aに装着した室内側障子30の戸当り框37を縦枠21の室内側部に接すると共に、室外側障子31の戸当り框を吊束27の側板40室外側部に接するようにしても良い。
【0036】
この場合には図8に示すように、吊束27の左の側板40の室外寄りに中間戸当り片45を一体的に設けると共に、内向片40cを一体的に設け、その内向片40cに気密材40dを室外側に向けて装着する。
左の縦枠21における内向片21aの欄間用枠部26を形成する部分(無目24よりも上方部分)を切断して除去し、その部分にアタッチメント76をビス77で取付ける。
このアタッチメント76は戸当り片78を備え、室内側障子30の戸当り框37に装着した引寄せ片52が戸当り片78に接すると共に、気密材53が接するようにしてある。
また、戸当り框37の面内方向外側部37bが縦取付部13と干渉しない。
【0037】
このようにすれば、窓用枠部25の左側に装着した一対の障子と左欄間用枠部26aに装着した一対の障子のガラス面外観を異ならせることができる。
また、窓用枠部25を形成する縦枠21の上部を延長して左欄間用枠部26aの縦枠とすることができる。
【0038】
次に吊束27と上枠22、無目24の連結構造の第2の実施の形態を図9、図10、図11に基づいて説明する。
吊束27は中間連結板43を有しないと共に、ビスホール47を有しない形状である。
無目24の室内側下レール65と室外側下レール66における吊束27の中空部に位置する残存部分65a,66aに第1下ブラケット80、第2下ブラケット81を取付ける。
【0039】
前記第1下ブラケット80は縦片80aと両側片80bで平面略コ字形状で、その縦片80aの下部を室内側下レール65の残存部分65aにビス82で固着し、各側片80bを側板40に前記覆片49を固着するビス50で固着して吊束27の下部室内寄りを無目24の室内寄りに連結する。
このビス50は吊束27の外側から螺合される。
【0040】
前記第2ブラケット81は縦片81aと両側片81bで平面略コ字形状で、その縦片81aの下部を室外側下レール66の残存部分66aにビス83で固着し、各側片81bを側板40にビス84で固着して吊束27の下部室外寄りを無目24の室外寄りに連結する。
このビス85は吊束27の外側から螺合される。
【0041】
上枠22の室内側垂下片60、室内側上レール61、室外側上レール62の吊束取付部分は前述と同様に切断して除去する。
この切断して除去した上枠22の内面に第3ブラケット90と第4ブラケット91を室内側方向に離隔して取付ける。
前記第3ブラケット90は横片90aと両縦片90bで正面略コ字形状で、その横片90aが上枠22の室内側部材22cにビス92で固着され、各縦片90bが吊束27の両側板40に前記覆片49を固着するビス50でそれぞれ固着される。
【0042】
前記第4ブラケット91は横片91aと両縦片91bで正面略コ字形状で、その横片90aが上枠22の上枠本体22aにビス93で固着され、各縦片91bが吊束27の両側板40にビス94でそれぞれ固着される。
前記ビス93は上枠本体22aの中空部に設けた裏板95に螺合し、ビス94は吊束27の外側から螺合される。
【0043】
前述のようにすることで、吊束27を上枠22と無目24に強固で、容易に連結できる。
また、上枠22の室内側カバー部材22dを吊束27を連結した状態で取り外しできる。
【0044】
前述の第2・第3の実施の形態の場合に、左右の室内側障子30の戸当り框37を吊束27にそれぞれ接しても良いし、一方の室内側障子30の戸当り框37を縦枠21に接すると共に、一方の室外側障子31の戸当り框37を吊束27に接しても良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、左右の室内側障子を複層ガラスを備えた見込み寸法の大きい障子とすると共に、欄間用枠部を形成する各枠材の見込み寸法を大きくせずに、左右の室内側障子の戸当り框を躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部に接することができる。
よって、通常の単板ガラスを備えた障子を装着するサッシ枠と同程度の見込み寸法のサッシ枠に複層ガラスを装着した障子を装着して障子4枚建ての欄間を形成することができる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、戸当り框の面内方向内側部に複層ガラスを装着できると共に、その戸当り框の面内方向外側部を躯体吊束に干渉せずに吊束の戸当り部に接することができる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、左右の室内側障子を複層ガラスを備えた見込み寸法の大きい障子とすると共に、欄間用枠部を形成する各枠材の見込み寸法を大きくせずに、左右一方の室内側障子の戸当り框を躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部に接し、左右他方の室内側障子の戸当り框を縦取付部と干渉せずに縦枠の戸当り部に接することができる。
よって、通常の単板ガラスを備えた障子を装着するサッシ枠に複層ガラスを装着した障子を装着して障子4枚立ての欄間を形成することができる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、戸当り框の面内方向内側部に複層ガラスを装着できると共に、その戸当り框の面内方向外側部を躯体吊束、縦取付部に干渉せずに吊束、縦枠の戸当り部にそれぞれ接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物躯体の一部とサッシ枠の斜視図である。
【図2】欄間部の横断面図である。
【図3】欄間部の吊束部分の拡大横断面図である。
【図4】図3のA−Aの縦断面図である。
【図5】図4のB−Bの横断面図である。
【図6】吊束の斜視図である。
【図7】第2の実施の形態を示す欄間部の横断面図である。
【図8】吊束部分と一方の縦枠部分の拡大横断面図である。
【図9】吊束と上枠、無目の連結構造の第2の実施の形態を示す横断面図である。
【図10】図9のC−C断面図である。
【図11】図10のD−D断面図である。
【図12】従来例の正面図である。
【図13】従来例の横断面図である。
【符号の説明】
12…躯体吊束
13…縦取付部
20…サッシ枠
21…縦枠
22…上枠
24…無目
26…欄間用枠部
26a…左欄間用枠部
26b…右欄間用枠部
27…吊束
30…室内側障子
31…室外側障子
37…戸当り框
37a…面内方向内側部
37b…面内方向外側部
45…戸当り片(戸当り部)
78…戸当り片(戸当り部)
Claims (4)
- 窓用枠部と欄間用枠部を有し、その欄間用枠部が吊束で左欄間用枠部と右欄間用枠部に区画されているサッシ枠が、窓用開口部と欄間用開口部が形成され、その欄間用開口部が躯体吊束で左欄間用開口部と右欄間用開口部に区画されている建物躯体に取付けられた欄間付きサッシであって、
前記サッシ枠の左右欄間用枠部に室内側障子と室外側障子が引き違いにそれぞれ装着され、前記各室内側障子の室内側部は欄間用枠部の室内側面よりも室内側に突出し、その各室内側障子の戸当り框が、前記躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部にそれぞれ接するようにしたことを特徴とする欄間付きサッシ。 - 前記戸当り框は、見込み寸法が大きく欄間用枠部の室内側面よりも突出した面内方向内側部と、見込み寸法が小さく欄間用枠部の室内側面よりも突出しない面内方向外側部を備え、その面内方向外側部が吊束の戸当り部に接するようにした請求項1記載の欄間付きサッシ。
- 窓用枠部と欄間用枠部を有し、その欄間用枠部が吊束で左欄間用枠部と右欄間用枠部に区画されているサッシ枠が、左右の縦取付部と上下及び中間の横取付部とによって窓用開口部と欄間用開口部が形成されると共に、その欄間用開口部が躯体吊束で左欄間用開口部と右欄間用開口部に区画されている建物躯体に取付けられた欄間付きサッシであって、
前記サッシ枠の左右欄間用枠部に室内側障子と室外側障子が引き違いにそれぞれ装着され、前記各室内側障子の室内側部は欄間用枠部の室内側面よりも室内側に突出し、前記左右一方の室内側障子の戸当り框が、前記躯体吊束と干渉せずに吊束の戸当り部にそれぞれ接し、左右他方の室内側障子の戸当り框が前記建物躯体の縦取付部と干渉せずに縦枠の戸当り部に接するようにしたことを特徴とする欄間付きサッシ。 - 前記戸当り框は、見込み寸法が大きく欄間用枠部の室内側面よりも突出した面内方向内側部と、見込み寸法が小さく欄間用枠部の室内側面よりも突出しない面内方向外側部を備え、その面内方向外側部が吊束の戸当り部、縦枠の戸当り部に接するようにした請求項3記載の欄間付きサッシ。
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