JP3895696B2 - 建築用連結パネルと建築構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建築用連結パネルと建築構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日の住宅建築工法には2×4工法、パネル工法、軸組み工法といった様々な工法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
夫々の工法には一長一短がある。軸組み工法の床組は床下束石、束、大引角、根太掛け、根太棒、床板等、複数の材料の組み合わせで構成されており、床のひずみ、床鳴り等が発生し易く、住宅品質確保促進法に違反するおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決し、身体に優しい住環境が得られ、県産材や間伐材を有効利用可能な建築用連結パネルと建築構造を提供することにある。
【0005】
本件出願の請求項1の建築用連結パネルは、芯持ちの棒材1の接合面2に二本以上の溝3が接合面2の長手方向に沿って形成され、その棒材1が前記接合面2を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材1間に棒材1の変形を防止する細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6が配置され、前記変形防止材4は隣接する棒材1の夫々の接合面2の対向する両溝3に跨がせて配置され、前記隙間防止材6は夫々の接合面2の対向する他の両溝3に跨がせて配置され、それら棒材1が棒材連結具5で貫通して連結された建築用パネル7を二枚以上並べ、これら建築用パネル7間にも細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6が配置され、この変形防止材4と隙間防止材6も両建築用パネル7の接合面2の両溝3に跨がせて配置され、並べられた両建築用パネル7はその両外側面から差し込まれたパネル連結ボルト23のネジ端部が両建築用パネル7の接合面2間に配置された高ナット24に 両側からねじ込まれて連結されたものである。
【0006】
本件出願の請求項2の建築構造は、請求項1記載の建築用連結パネルを土台、根太等の受け材8の上に配置し、その建築用連結パネルを固定具9により受け材8に固定したものである。
【0007】
本件出願の請求項3の建築構造は、請求項1記載の建築用連結パネルを建築物の柱、間柱等の内側又は外側又は間に配置し、その建築用連結パネルを柱、間柱等に固定したものである。
【0008】
本件出願の請求項4の建築構造は、芯持ちの棒材1の接合面2に二本以上の溝3が接合面2の長手方向に沿って形成され、その棒材1が前記接合面2を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材1間に棒材1の変形を防止する細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6が配置され、前記変形防止材4は隣接する棒材1の夫々の接合面2の対向する両溝3に跨がせて配置され、前記隙間防止材6は夫々の接合面2の対向する他の両溝3に跨がせて配置され、それら棒材1が棒材連結具5で貫通して連結された建築用パネル7を土台、根太等の受け材8の上に二枚以上並べ、これら建築用パネル7間にも細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6を配置し、この変形防止材4と隙間防止材6も両建築用パネル7の接合面2の両溝3に跨がせて配置し、並べられた両建築用パネル7はその両外側面からパネル連結ボルト23を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル7の接合面2間に配置された高ナット24に両側からねじ込んで連結し、連結した建築用連結パネルを固定具9により受け材8に固定したものである。
【0009】
本件出願の請求項5の建築構造は、芯持ちの棒材1の接合面2に二本以上の溝3が接合面2の長手方向に沿って形成され、その棒材1が前記接合面2を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材1間に棒材1の変形を防止する細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6が配置され、前記変形防止材4は隣接する棒材1の夫々の接合面2の対向する両溝3に跨がせて配置され、前記隙間防止材6は夫々の接合面2の対向する他の両溝3に跨がせて配置され、それら棒材1が棒材連結具5で貫通して連結された建築用パネル7を建築物の柱、間柱等の内側又は外側又は間に二枚以上並べ、これら建築用パネル7間にも細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6を配置し、この変形防止材4と隙間防止材6も両建築用パネル7の接合面2の両溝3に跨がせて配置し、並べられた建築用パネル7の両外側面からパネル連結ボルト23を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル7の接合面2間に配置された高ナット24に両側からねじ込むことにより両建築用パネル7を連結し、連結した建築用連結パネルを固定具9により柱、間柱等に固定して壁構造としたものである。
【0010】
本件出願の請求項6の建築構造は、土台11の外面にスペーサ12を土台11の長手方向に間隔を空けて設け、前記土台11の上に内壁材16を設け、内壁材16の外側に断熱材15を配置し、断熱材15の外側から前記土台11の上にパネルを配置し、そのパネル及び前記スペーサ12の外側にそれらとの間に通気空間14を設けて外壁材13を配置し、前記パネルの内側に断熱材15を配置し、その内側に内壁材16を設けた建築構造であり、前記パネルは請求項1記載の建築用連結パネルであるか、又は、芯持ちの棒材1の接合面2に二本以上の溝3が接合面2の長手方向に沿って形成され、その棒材1が前記接合面2を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材1間に棒材1の変形を防止する細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6が配置され、前記変形防止材4は隣接する棒材1の夫々の接合面2の対向する両溝3に跨がせて配置され、前記隙間防止材6は夫々の接合面2の対向する他の両溝3に跨がせて配置され、それら棒材1が棒材連結具5で貫通して連結された建築用パネル7を二枚以上並べ、これら建築用パネル7間にも細長の変形防止材4と細長の隙間防止材6を配置し、この変形防止材4と隙間防止材6も両建築用パネル7の接合面2の両溝3に跨がせて配置し、並べられた建築用パネル7の両外側面からパネル連 結ボルト23を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル7の接合面2間に配置された高ナット24に両側からねじ込むことにより両建築用パネル7を連結したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
(建築用連結パネルの実施の形態)
本発明の建築用連結パネルの第1の実施形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。これら図に示す建築用連結パネルは芯20を持った(芯持ちの)木の棒材1を複数本、横一列に並べ、それらを棒材連結具5で貫通連結した建築用パネル7を2枚並べて連結してある。図1の棒材1は角材であるが、棒材1はその接合面(側面)2が横に並べて連結できる平面であれば、上面21や下面22は円弧面でもよい。棒材1のサイズは任意に選択することができる。一例としては120mm角、長さ3640mmの柱状の角材とすることができる。
【0012】
夫々の棒材1の接合面2にはその長手方向に沿って溝3が上下に間隔を空けて二本形成されている。溝3は半円状であり、接合面2から外側に開口して、二本の棒材1の接合面2同士を突き合わせると、溝3同士が対向して円形孔が形成されるようにしてある。二本の溝3のうち一本の溝3(図1では上の溝)には変形防止材4が溝3の長手方向に均等間隔で数本配置されている。変形防止材4は棒材1の捩れ、そり等の変形を防止するためのものであり、それには金属製の棒やパイプが使用されている。二本の溝3のうち他の一本の溝3(図1では下の溝)の全長には隙間防止材6が配置されている。隙間防止材6は隣接する棒材1間に隙間ができるのを防止して、隙間風が通るのを防止するためのものである。図1の隙間防止材6は発泡ウレタンを丸棒状に成形したものであるが、その材質はゴムとか他の材料製とすることもできる。
【0013】
溝3の形状は半楕円形、角形など任意の形状にすることができる。溝3の寸法も棒材1の寸法によって任意に選択することができ、溝3の本数も棒材のサイズが大きい場合は3本以上とすることができ、その間隔も任意とすることができる。変形防止材4、隙間防止材6の形状、寸法は溝の形状、寸法に合わせて任意に選択することができる。変形防止材4、隙間防止材6の材質も前記材質以外の任意の材質とすることができる。図1では変形防止材4と隙間防止材6の双方が使用されているが、変形防止材4を溝3の長手方向全長に配置して、変形防止材4が連結用介在具としての機能と、隣接する棒材1間の隙間防止具としての機能とを兼用することができれば、隙間防止材6は不要となる場合もある。
【0014】
本発明では棒材1の溝3に変形防止材4、隙間防止材6を配置し、それらの径の約半分を溝3の外に突出させ、その棒材1の横に他の棒材1を並べる。この場合、隣接する棒材1の溝3を変形防止材4の突出部17、隙間防止材6の突出部18に被せて、隣接する棒材1の接合面2同士を接合させる。このようにして複数本の棒材1を所望本並べ、それら棒材1を棒材連結具5で連結する。棒材連結具5にはボルトとナットを使用し、並べた棒材1の一端からボルトを差し込んで他端まで貫通させ、貫通した先端部にナットを螺合して、並べた数枚の棒材1を固定する。並べる棒材1の長さ、本数は任意本数とすることができる。例えば、連結されたパネルの幅が455mmとか、910mmといった所定の規格にすると使用し易くなる。
【0015】
(建築用パネルを1階の床材として使用した建築構造の実施形態)
本発明の建築用連結パネルを構成する建築用パネルは従来の壁板、床板、天井板用の板材やパネルに代えて使用することができる。1階の床板に代えてとして使用する場合は、例えば図4のように建築用パネル7を土台、大引、1階根太等の受け材8の上にのせ、隣り合う2枚の建築用パネル7同士をパネル連結具10で連結する。パネル連結具10にはパネル連結ボルトと高ナットを使用し、図2、図3のように連結する2枚の建築用パネル7の外側からパネル連結ボルト23を差し込んで夫々の建築用パネル7の内側に突出させ、2本のパネル連結ボルト23の突出端部を高ナット24(図3)にねじ込んで2本のパネル連結ボルト23同士を連結することにより、両建築用パネル7を連結する。
【0016】
図4のように土台、根太等の受け材8の上に配置した建築用パネル7は受け材8に固定する。その固定には固定具9を使用する。固定具9は図5に示すL字状のものを使用し、その縦板25を建築用パネル7の接合面2に釘26などで固定し、横板27を受け材8に釘26等で固定することにより、建築用パネル7が受け材8に固定された床材が完成する。この場合、1階の根太はあっても良いが、無くとも良い。固定具9は図示した以外の形状、たとえば、T字状のものでもよい。
【0017】
(建築用パネルを2階の床材(1階の天井材)として使用した建築構造の実施形態)
本発明の建築用連結パネルを構成する建築用パネルを2階の床板に代えて使用する場合は、例えば、建築用パネル7を2階梁、台輪、2階根太等の受け材の上にのせ、隣り合う2枚の建築用パネル7同士を1階の床材として使用する場合と同様にパネル連結具10で連結する。
【0018】
土台、根太等の受け材8の上に配置した建築用パネル7は2階の受け材に固定する。その固定には1階の床材を受け材に固定する場合と同様に図5に示す固定具9を使用し、固定具9の縦板25を建築用パネル7の側面に釘などで固定し、横板27を受け材に釘などで固定して、建築用パネル7を固定具9を介して2階の受け材に固定する。この場合、2階の根太はあってもなくとも良い。
【0019】
(建築用パネルを外壁材として使用した建築構造の実施形態)
本発明の建築用連結パネルを構成する建築用パネル7を従来の外壁材に代えて使用する場合は、図6のコンクリート基礎30の上の土台11の上に間柱33を立て、土台11の外面にスペーサ12を取り付ける。スペーサ12は土台11の長手方向に間隔を空けて取り付ける。スペーサ12の外側には図7のようにスレート板、サイディング等の外壁材13を配置し、外壁材13の内側に本発明の建築用パネル7を配置固定して、当該建築用パネル7と外壁材13との間に通気空間14を形成する。前記建築用パネル7の内側に断熱材15を配置し、その内側に土壁、漆喰、木製板材等の内壁材16を設けることができる。建築用パネル7を建物の外壁として使用するこの実施形態では、建築用パネル7を縦向き(棒材1を縦向き)にして配置するのが構造、強度などの面から適する。
【0020】
(建築用パネルを内壁材として使用した建築構造の実施形態)
本発明の建築用連結パネルを構成する建築用パネル7を従来の内壁材に代えて使用する場合は、例えば、その建築用パネル7を1階管柱、間柱等の外側或いは内側或いは間に配置し、固定する。建築用パネル7を建物の内壁材として使用するこの実施形態では、建築用パネル7を横向き(棒材1を横向き)にして配置するのが適する。配置した建築用パネル7は一枚単体で使用することもできるが、2枚以上を並べて使用することもできる。2枚以上を並べて使用し、並べた建築用パネル7同士を連結する必要がある場合は、1階の床材として使用する場合と同様に、図3のように建築用パネル7同士をパネル連結具10で連結する。
【0021】
前記のように1階管柱、間柱等の外側或いは内側に配置した建築用パネル7は、1階管柱、間柱等に固定する。その固定には1階の床材を受け材に固定する場合と同様に図5の固定具9を使用し、固定具9の縦板25を建築用パネル7の側面や端面に釘26などで固定し、固定具9の横板27を1階管柱、間柱等に釘26等で固定する。本発明の連結用パネル7を2階の壁面として使用する場合も、1階の壁面として使用する場合と同様に、2階管柱、間柱の外側或いは内側に配置して使用する。
【0022】
【発明の効果】
本件出願の建築用連結パネルは次のような効果がある。
1.芯持ちの棒材を複数本並べ、それらを棒材連結具で貫通して連結してパネル状にしたので、従来の床板、天井板、壁板、壁パネル等に代えて使用することができる。しかも、個々の棒材が柱と同様の形状であり、強度に優れるため、それを組み合わせたパネル全体も強度に優れたものとなる。このため、1階又は2階の床パネル(2階の場合は天井パネルともなる)、木造建築の外壁材、内壁材等の各種用途に使用することができる。
2.木材が棒材として大量に使用されるため、林業の活性化にも役立つ。しかも、木材には、二酸化炭素を抑制する効果があるため、木材を多く使用する本発明のパネルは人体に優しい住環境作りに役立つ。
3.棒材の接合面に溝が形成され、棒材の変形を防止する変形防止材を、隣り合う二本の棒材の溝に跨がせて配置させ、変形防止材を挟んで並べた棒材を棒材連結具で貫通して連結したので、隣り合う二本の棒材の連結が確実且つ強固になる。
4.木材の持つ熱伝導率の特性が生かされて、断熱効果が高い。
5.木材から揮発性有機化合物テルペン類が発散されるので、自律神経の安定、快適な睡眠、消臭、抗菌作用があり、人体に安全である。
【0023】
本件出願の建築用連結パネルは、棒材の接合面に溝が形成され、隙間防止材を隣り合う二本の棒材の溝に跨がせて配置させ、隙間防止材を挟んで並べた棒材を棒材連結具で貫通して連結したので、隣り合う二本の棒材に隙間ができず、気密性の高いパネルとなる。
【0024】
本件出願の建築構造は、前記建築用パネルを土台、根太等の受け材の上に配置し、それら建築用パネルを、建築用パネルと受け材に固定する固定具により受け材に固定したので次のような効果がある。
1.建築用パネルの固定が容易且つ確実になる。
2.建築用パネルは強度に優れた棒材を組み合わせて形成されているため、水平構面、耐力壁強度も大幅にアップした構造体となる。
3.建築用パネルは強度に優れた棒材を組み合わせて形成されているため、水平構面、耐力壁強度も大幅にアップした構造体となる。
4.根太が無くとも床材や天井材として使用することができ、しかも、床材や天井材としての強度が確保され、根太を使用しない分だけ安価にもなり、使用する材料が少なくなるため、床のゆがみ、よじれ、床鳴り等が発生することも無く、住宅品質確保促進法に違反するおそれもない。
【0025】
本件出願の建築構造は、前記建築用パネルを、土台、根太等の受け材の上に二枚以上並べ、それら建築用パネル同士をパネル連結具により連結し、更に、それら建築用パネルを、建築用パネルと受け材に固定する固定具により受け材に固定したので、建築用パネル同士の連結が確実になり、また、受け材への建築用パネルの連結も確実になる。更に、根太が無くとも床材や天井材としての強度が確保され、根太を使用しない分だけ安価にもなり、使用する材料が少なくなるため、床のゆがみ、よじれ、床鳴り等が発生することも無く、住宅品質確保促進法に違反するおそれもない。
【0026】
本件出願の建築構造は、本発明の建築用パネルを、建築物の柱、間柱等の内側又は外側又は間に配置固定して壁構造としたので壁の強度が向上し、耐震性も向上する。壁つくりも容易になる。
【0027】
本件出願の建築構造は、土台の外面に空間確保材を土台の長手方向に間隔を空けて取り付け、空間確保材の外側に外壁材を配置し、土台の上に前記建築用パネルを配置固定して、当該建築用パネルと外壁材との間に通気空間を形成し、前記建築用パネルの内側に断熱材を配置し、その内側に内壁材が設けられたので、壁面構造が簡潔になる。また、筋違いなども不要になり、その分だけ安価にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における建築用パネルの一例を示す斜視図。
【図2】 図1の建築用連結パネルの説明図。
【図3】 図2のように連結した建築用連結パネルの断面図。
【図4】 本発明の建築用連結パネルと受け材の固定状態を示す断面図。
【図5】 本発明の建築構造に使用される固定具の一例を示す斜視図。
【図6】 本発明の建築用連結パネルを取付ける前の基礎及び土台部分の斜視図。
【図7】 図5の基礎及び土台部分に本発明の建築用連結パネル外壁材等を取付けた状態の断面図。
【符号の説明】
1 棒材
2 棒材の接合面
3 溝
4 変形防止材
5 棒材連結具
6 隙間防止材
7 建築用パネル
8 受け材
9 固定具
10 パネル連結具
11 土台
12 スペーサ
13 外壁材
14 通気空間
15 断熱材
16 内壁材
17 変形防止材の突出部
18 隙間防止材の突出部
20 芯
21 棒材の上面
22 棒材の下面
23 パネル連結ボルト
24 高ナット
25 固定具の縦板
26 釘
27 固定具の横板
30 コンクリート基礎
33 間柱
Claims (6)
- 芯持ちの棒材(1)の接合面(2)に二本以上の溝(3)が接合面(2)の長手方向に沿って形成され、その棒材(1)が前記接合面(2)を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材(1)間に棒材(1)の変形を防止する細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)が配置され、前記変形防止材(4)は隣接する棒材(1)の夫々の接合面(2)の対向する両溝(3)に跨がせて配置され、前記隙間防止材(6)は夫々の接合面(2)の対向する他の両溝(3)に跨がせて配置され、それら棒材(1)が棒材連結具(5)で貫通して連結された建築用パネル(7)を二枚以上並べ、これら建築用パネル(7)間にも細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)が配置され、この変形防止材(4)と隙間防止材(6)も両建築用パネル(7)の接合面(2)の両溝(3)に跨がせて配置され、並べられた両建築用パネル(7)はその両外側面から差し込まれたパネル連結ボルト(23)のネジ端部が両建築用パネル(7)の接合面(2)間に配置された高ナット(24)に両側からねじ込まれて連結されたことを特徴とする建築用連結パネル。
- 請求項1記載の建築用連結パネルを土台、根太等の受け材(8)の上に配置し、その建築用連結パネルを固定具(9)により受け材(8)に固定したことを特徴とする建築構造。
- 請求項1記載の建築用連結パネルを建築物の柱、間柱等の内側又は外側又は間に配置し、その建築用連結パネルを柱、間柱等に固定したことを特徴とする建築構造。
- 芯持ちの棒材(1)の接合面(2)に二本以上の溝(3)が接合面(2)の長手方向に沿って形成され、その棒材(1)が前記接合面(2)を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材(1)間に棒材(1)の変形を防止する細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)が配置され、前記変形防止材(4)は隣接する棒材(1)の夫々の接合面(2)の対向する両溝(3)に跨がせて配置され、前記隙間防止材(6)は夫々の接合面(2)の対向する他の両溝(3)に跨がせて配置され、それら棒材(1)が棒材連結具(5)で貫通して連結された建築用パネル(7)を土台、根太等の受け材(8)の上に二枚以上並べ、これら建築用パネル(7)間にも細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)を配置し、この変形防止材(4)と隙間防止材(6)も両建築用パネル(7)の接合面(2)の両溝(3)に跨がせて配置し、並べられた両建築用パネル(7)はその両外側面からパネル連結ボルト(23)を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル(7)の接合面(2)間に配置された高ナット(24)に両側からねじ込んで連結し、連結した建築用連結パネルを固定具(9)により受け材(8)に固定したことを特徴とする建築構造。
- 芯持ちの棒材(1)の接合面(2)に二本以上の溝(3)が接合面(2)の長手方向に沿って形成され、その棒材(1)が前記接合面(2)を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材(1)間に棒材(1)の変形を防止する細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)が配置され、前記変形防止材(4)は隣接する棒材(1)の夫々の接合面(2)の対向する両溝(3)に跨がせて配置され、前記隙間防止材(6)は夫々の接合面(2)の対向する他の両溝(3)に跨がせて配置され、それら棒材(1)が棒材連結具(5)で貫通して連結された建築用パネル(7)を建築物の柱、間柱等の内側又は外側又は間に二枚以上並べ、これら建築用パネル(7)間にも細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)を配置し、この変形防止材(4)と隙間防止材(6)も両建築用パネル(7)の接合面(2)の両溝(3)に跨がせて配置し、並べられた建築用パネル(7)の両外側面からパネル連結ボルト(23)を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル(7)の接合面(2)間に配置された高ナット(24)に両側からねじ込むことにより両建築用パ ネル(7)を連結し、連結した建築用連結パネルを固定具(9)により柱、間柱等に固定して壁構造としたことを特徴とする建築構造。
- 土台(11)の外面にスペーサ(12)を土台(11)の長手方向に間隔を空けて設け、前記土台(11)の上に内壁材(16)を設け、内壁材(16)の外側に断熱材(15)を配置し、断熱材(15)の外側から前記土台(11)の上にパネルを配置し、そのパネル及び前記スペーサ(12)の外側にそれらとの間に通気空間(14)を設けて外壁材(13)を配置し、前記パネルの内側に断熱材(15)を配置し、その内側に内壁材(16)を設けた建築構造であり、前記パネルは請求項1記載の建築用連結パネルであるか、又は、芯持ちの棒材(1)の接合面(2)に二本以上の溝(3)が接合面(2)の長手方向に沿って形成され、その棒材(1)が前記接合面(2)を突き合わせて複数本並べられ、隣接する棒材(1)間に棒材(1)の変形を防止する細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)が配置され、前記変形防止材(4)は隣接する棒材(1)の夫々の接合面(2)の対向する両溝(3)に跨がせて配置され、前記隙間防止材(6)は夫々の接合面(2)の対向する他の両溝(3)に跨がせて配置され、それら棒材(1)が棒材連結具(5)で貫通して連結された建築用パネル(7)を二枚以上並べ、これら建築用パネル(7)間にも細長の変形防止材(4)と細長の隙間防止材(6)を配置し、この変形防止材(4)と隙間防止材(6)も両建築用パネル(7)の接合面(2)の両溝(3)に跨がせて配置し、並べられた建築用パネル(7)の両外側面からパネル連結ボルト(23)を差し込んでそのネジ端部を両建築用パネル(7)の接合面(2)間に配置された高ナット(24)に両側からねじ込むことにより両建築用パネル(7)を連結したものであることを特徴とする建築構造。
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