JP3894908B2 - 半導体ウエハ裏面研削用粘着シート - Google Patents

半導体ウエハ裏面研削用粘着シート Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートに係り、特に25μm以上の回路面やハンダボール等の凹凸のあるバンプを有する半導体ウエハの裏面研削用粘着シートに関する。尚、本発明において、粘着剤等の配合割合を表す「部」等の単位は、特に断らない限り質量規準で表す。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップの製造に用いられるウエハにはシリコンウエハ、ガリウム−砒素等があり、中でもシリコンウエハが多用されている。シリコンウエハは高純度の単結晶シリコンを厚さ500〜1000μm程度に薄くスライスすることにより製造されているが、近年50μm程度の回路付きウエハやウエハレベルCSP等に代表されるパッケージ化された100〜500μmのハンダボール等の凹凸(以下、バンプという)を有するウエハの需要が増えてきている。
【0003】
従来、これらの半導体ウエハにはミラーウエハや25μm以下の比較的凹凸の少ない回路面が多く、特許文献1のようなショアD硬度が40以下である基材シートの表面に粘着剤を設けてなることを特徴とする半導体保護用シートが開示されているが、25μmを超える凹凸を有する半導体ウエハに用いると、凹凸への追従性や応力緩和に耐えきれず、バンプに対応する裏面研削部の凹み(以下、ディンプルという)や割れを生じてしまう。
【0004】
また、回路面やハンダボールの高さが25μmを超えるウエハに関しては、特許文献2に示すような、JIS−A硬度が10〜55の軟質基材にショアD硬度30〜50の基材を積層する手段が開示されている。しかし、この方法ではJIS−A硬度を限定することにより25μm以上の凹凸を吸収できても、基材が軟質であるため厚み精度が悪く、また基材成形時のブロッキング等の問題により歩留まりが著しく低下するという問題があった。
【0005】
一方、バンプを吸収させるため粘着剤層を100μm以上塗工するという考え方もあるが、現状の粘着剤ではベースポリマーにトルエンや酢酸エチル等の溶剤を含み、通常の塗工形式で塗工を行うために粘着剤成分の固形分に対し溶剤を2倍以上必要とする。これらの場合、粘着剤の厚みを100μmにするために300μm以上のクリアランスを必要とし、塗工中に気泡が混入したり乾燥後に溶剤が抜けにくいため残溶剤の問題や粘着剤中の発泡による研削不良が問題となっている。
【0006】
また、特許文献3にウレタンオリゴマーを平滑性の優れた基材として用いた粘着シートが記載されているが、ウレタンオリゴマーや開始剤に溶剤を含んだ系では前記の問題が発生し、成形性や効率面では良いが、ショアD硬度が高いものを使用するとバンプ吸収性がなくなり、かつ、高照度の光源を使用しウレタンオリゴマー層を放射線硬化させると十分な高分子量化が進まず比較的低分子のポリマーが形成するため、半導体ウエハ上への汚染を引き起こす問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特公平6−18190号公報
【特許文献2】
特開2000−8010号公報
【特許文献3】
特開平9−253964号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、25μm以上の回路面やハンダボール等の凹凸のあるバンプを有する半導体ウエハを研削しても、凹凸のあるバンプに追従し破損やディンプルが少なく汚染性の低い研削が可能であり、カッティング性良好な半導体ウエハ裏面研削用粘着シートに関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、この課題について鋭意検討を行った結果、基材フィルムに、実質的に無溶剤の粘着剤を厚塗り化し、放射線硬化させてその硬度を調整した粘着層を設けることにより、前記課題が解決できることを見出し本発明に至った。
【0010】
すなわち本発明は、半導体ウエハ回路形成面の高さが25μm以上の突起状物を有しする半導体ウエハの裏面研削用粘着シートであって、基材フィルムの表面に、反応性希釈モノマーを含むウレタンアクリレートオリゴマー100部に対して光開始剤0.1〜10部を含有する粘着剤層を放射線硬化させた粘着剤層が形成されており、該粘着剤層の放射線硬化後のショアD硬度が5〜40で、厚さが50〜2000μmであることを特長とする半導体ウエハ裏面研削用粘着シートである。又、前記粘着剤層に用いる粘着剤は無溶剤型の粘着剤であることが好ましい。更に、前記粘着剤層を照射強度が0.1〜40mW/cmである低照度の光源にて紫外線照射し硬化させた粘着シートが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に基づく粘着シートの構成を説明するための断面図である。本発明の粘着シートは基材フィルム(1)と、その片側の表面上に形成された粘着剤層(2)からなる。
【0012】
粘着剤層(2)は、反応性希釈モノマーを含むウレタンアクリレートオリゴマーを主成分とする粘着剤からなる。ウレタンアクリレートオリゴマーとしては、炭素−炭素二重結合を少なくとも二個以上有する化合物を用いる。具体的には、ポリエステル型又はポリエーテル型等のポリオール化合物と、多価イソシアネート化合物(例えば2,4−トリレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナート、1,3−キシリレンジイソシアナート、1,4−キシリレンジイソシアナート、ジフェニルメタン4,4−ジイソシアナート等)を反応させて得られる末端イソシアナートウレタンポリマに、ヒドロキシル基を有するアクリレートあるいはメタクリレート(例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、イソデシルアクリレート等の反応性モノマー)を反応させて得られるもの等を用いることができ、上記の未反応モノマーが反応性希釈モノマーとして作用する。この未反応モノマーの含有量は、粘着剤層の形成に問題が無い粘度の範囲であれば、特に限定されるものでは無い。
【0013】
これらのウレタンアクリレートオリゴマーは、無溶剤型の粘着剤で有ることが好ましい。溶剤を含んでいると、前記の様に塗工時の粘着剤層の厚さを大きくする必要が有ることから溶剤が気泡として粘着剤層に残り、裏面研削時に研削不良を生じることがある。
【0014】
又光開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンジルジフェニルサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド、アゾビスイソブチロニトリル、ジベンジル、ジアセチル、β−クロールアンスラキノンがあり、その他公知の光開始剤も使用でき、これらの光開始剤の1種以上を、前記反応性希釈モノマーを含むウレタンアクリレートオリゴマー100部に対して0.1〜10部添加して用いる。
【0015】
この光開始剤が0.1未満では、反応性希釈モノマー及びウレタンアクリレートオリゴマーを完全に硬化させることができず、この粘着シートをウエハから剥離したときに低分子量の粘着剤成分が残留し、ウエハ回路面に汚染を引き起こす。又、10部を超えると、光開始剤の残留物が同様にウエハ回路面の汚染を引き起こす。
【0016】
また、基材フィルムとしては、従来公知の基材フィルムが使用でき、エチレンビニルアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン等のポリオレフィン類の他、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリイミド等の基材フィルムを用いることができる。
【0017】
基材フィルムは、前記の樹脂フィルムを単独、または2種以上の積層フィルムとして用いてもよい。この基材フィルムの厚さは、通常10〜300μmであり、好ましくは50〜200μmである。
【0018】
又、該基材フィルムは、前記粘着剤層が紫外線硬化型粘着剤の場合には、支持体側から照射される紫外線を粘着剤層にまで届かせる必要があるため、紫外線透過性のものでなければならない。また、該粘着剤層が加熱硬化型粘着剤や加熱発泡型粘着剤の場合には、加熱時に使用される温度より高い温度の融点を有していなければならない。
【0019】
この基材フィルムの片側の表面上に粘着剤層を形成する方法は特に限定されるものではなく、例えば一般的なコンマ塗工、グラビア塗工、ロール塗工、スクリーン塗工などの塗工方式を用いて行えばよく、これらは直接基材フィルム上に形成しても良いし、表面に剥離処理を行った剥離紙等に形成後、基材フィルムに転写しても良い。
【0020】
本発明の粘着剤層(2)は、紫外線を照射して反応硬化させる。粘着剤層(2)を硬化させる方法としては、比較的低照度の高圧水銀灯、メタルハライドランプ、ブラックライト等の光源が適宜選択でき、照射する紫外線の照射強度は、0.1〜40mW/cmが好ましい。更に、1〜20mW/cmのブラックライトでの照射がより好ましい。照射強度が0.1未満では、該粘着剤が硬化するメカニズムにおいて、分子鎖を長くすることができ汚染性は低くなるが、粘着剤層(2)を完全に硬化させるために時間がかかり、生産性が著しく低下することが懸念される。また、40mW/cmを超えると、粘着剤の十分な高分子量化が進まず比較的低分子のポリマーが形成するためウエハに汚染を生じる恐れが有る。
【0021】
このようにして放射線硬化した粘着剤層のショアD硬度は、用いる粘着剤の種類や、前記の放射線硬化の条件によって調整することができるが、その範囲は5〜40であり、好ましくは20〜30である。このショアD硬度が5未満では、バンプ層を吸収できる粘着剤層を得るという点では良好だが、剥離紙を貼り合わせる際の圧力やちょっとした応力により粘着材層が変形し厚み精度が悪くなり、そのためクラックやディンプル等の問題が発生する。またショアD硬度が40を超えると、粘着剤層が硬くなり、バンプを吸収することができず、クラックやディンプルを引き起こす。尚、ここでいうショアD硬度とはASTM D−2240によるD型ショア硬度計を使用した値である。
【0022】
放射線硬化した粘着剤層の厚さは、50〜2000μmの範囲で有り、カッティング性の点から好ましくは100〜500μmである。50μm未満だと、半導体ウエハ上の回路やハンダボール等のバンプを吸収することができず、ウエハ表面にディンプルやクラックが発生してしまう。粘着剤層の厚みは50μm以上であれば問題はないが、2000μmを超えるような厚さでは、半導体ウエハ裏面研削用シートを半導体ウエハに貼り合わせ、ウエハ形状に沿ってカッティングする際に、該シートが厚すぎるためカッター刃の寿命を低下させる。
【0023】
本発明の半導体ウエハ裏面研削用シートは、必要に応じて、上記ウエハ粘着剤層の粘着面にポリエチレンラミネート紙、剥離処理プラスチックフィルム等の剥離紙又は剥離シートを密着させて保存される。
【0024】
また、半導体ウエハに対する粘着力および剥離性を考慮し、該粘着剤層の上に他の粘着剤を2度塗りすることも可能である。
【0025】
本発明の粘着シートは、25μm以上のバンプを有する半導体ウエハのバンプ側の面に貼付してその面を保護し、半導体ウエハの裏面加工を行うのに好適に用いるものである。特に150μm以上のバンプを有する半導体ウエハを厚さ150μm以下のような薄型のウエハまで裏面研削が可能である。
【0026】
一般にこのような粘着シートは、半導体ウエハに貼り合わせて、該シートを半導体ウエハに合わせて周囲をカッティングして用いる。カッティング性の悪い粘着シートでは、カッター刃がすぐ摩耗してしまい作業性が悪い。本発明の粘着シートは、その際のカッティング性も良好であり、次の工程である裏面研削において、半導体ウエハのディンプルの発生やウエハの破損を防止できる。又、得られた半導体ウエハは、エポキシ樹脂等で回路面を封止してパッケージ化されるが、その際に半導体ウエハは、付着物等による汚染があると、パッケージクラックのような問題を生じる。本発明の粘着シートを用いると、このような汚染も問題とならない程度に押さえることができる。
【0027】
【実施例】
本発明を実施例により具体的に説明する。
(評価方法)
1.研削性の評価
各実施例及び比較例の半導体ウエハ裏面研削用粘着シート上に、直径5インチ、厚さ650μm、回路面のバンプ(ハンダボール)150μmの半導体ウエハをマウンター(株式会社タカトリ製マウンターATM−1100)にて貼り付け、半導体ウエハ裏面研削用シートをカッティングしてから研磨機(株式会社ディスコ製バックグラインダーDFG−841)を用いてウエハの裏面を厚さが150μmになるまで研削し、研削後の半導体ウエハ表面のディンプル、クラックの発生状態を目視にて評価し、10枚中1枚でもクラックおよびディンプルが発生したものには×、それ以外を○とした。
2.汚染性の評価
汚染性は、バンプを有さないミラーウエハをパーティクルカウンター(日立電子エンジニアリング株式会社製レーザー表面検査装置LS−5000)により0.28μmのパーティクル(異物)が10個以下のウエハを150μmまで研削し、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートを剥離した後のウエハ貼付け面をパーティクルカウンターにて測定し、0.28μm以上のパーティクルが50個未満であるものを○、51〜300個のものを△、301個以上のものを×とした。
3.作業性(カッティング性)
前記マウンターでのカッティングにてカッター刃の寿命を評価し、各実施例及び比較例の裏面研削用粘着シートを100枚分カッティングした時に、カッター刃が0.5mm以上磨り減っていた場合を×、それ以外を○とした。
【0028】
(実施例1)
基材フィルムとして、以下のポリマーをTダイ共押出法により成形したフィルムを使用した。
(基材フィルム)
日本ポリオレフィン(株)製:VH610S
材質:エチレンビニルアセテート
ショアD硬度:45、厚さ120μm
バンプ吸収性の粘着剤層としては、反応性希釈モノマーには2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエステル型ポリオールを主鎖とする2官能性のウレタンアクリレートオリゴマーを使用し、ウレタンアクリレートオリゴマー80部に対し20部の反応性希釈モノマーを配合し、均一になるように攪拌機にて1時間攪拌した。得られた粘着剤をコンマコーターを用いて、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:38μm)の離型処理面に塗布し、前記の基材フィルムに押圧して、該粘着剤層を転写させ、照射強度が4mW/cmである低照度のブラックライトにて照射し、放射線硬化させた粘着剤の厚みが300μm、ショアD硬度が30になるように設定し、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートを得た(図1の構成)
【0029】
(実施例2〜3)
粘着剤の固形分濃度及び光源の照射強度を、表1に記載した値とした以外は、実施例1と同様にして、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートを得た。
【0030】
(比較例1〜6)
粘着剤層の光開始剤量および放射線硬化した粘着剤層のショアD硬度、厚みを、表1に記載した値とした以外は、実施例1と同様にして、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートを得た。
【0031】
【表1】
Figure 0003894908
【0032】
表1に示したように、実施例1のものは、150μmの研削ではディンプルやクラックの発生は認められず、0.28μm以上のパーティクルも35個、カッティング性も良好で、使用可能な程度のものであった。また、実施例2〜3のものは、150μmの研削ではディンプルやクラックの発生は見られず、カッティング性も良好であるが、0.28μm以上のパーティクルが270個と実施例1に比べ若干多いが使用可能な程度のものであった。それに対して、反応性モノマーを含むウレタンオリゴマー100部に対し光開始剤の少ない比較例1のものでは、0.28μm以上のパーティクルが820個と多くウエハを汚染し、一方で光開始剤の少ない比較例2では、0.28μm以上のパーティクルが670個でありウエハの汚染性が認められた。また、放射線硬化後の粘着剤層の硬度が低い比較例3では、カッティング性は良いが研削時にクラックが発生し、0.28μm以上のパーティクルが600個とウエハを汚染し、一方で硬度の高い比較例4では、バンプ追従性が悪く150μmまで研削すると、ディンプルやクラックが発生した。また、粘着剤層の厚みがバンプ高さ以下である比較例5では、バンプ追従性が悪く150μmまで研削すると、ディンプルやクラックが発生し、一方で厚みが厚すぎる比較例6では、研削性、汚染性の発生は認められないが、半導体ウエハ裏面研削用粘着シートを100枚分カッティングするとカッター刃が0.5μm磨り減り寿命が低下した。
【0033】
【発明の効果】
本発明の半導体ウエハ裏面研削用粘着シートは、カッティングの作業性も良好で有り、ウエハの汚染性も少ない。そして、この粘着シートを用いて半導体ウエハの裏面研削を行うことにより、25μm以上、更には150μm以上の回路面やハンダボール等の凹凸のあるバンプを有する半導体ウエハを研削しても、破損やディンプルが少ない研削が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体ウエハ裏面研削用粘着シートの基本構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材フィルム
2 粘着剤層

Claims (4)

  1. 応性希釈モノマーを含むウレタンアクリレートオリゴマー100部に対して光開始剤0.1〜10部を含有する厚さが50〜2000μmの粘着剤層を基材フィルム上に形成してなる粘着シートを用いる、半導体ウエハ回路形成面の高さが25μm以上の突起状物を有する半導体ウエハの裏面研削方法であって、裏面研削前に、粘着剤層に放射線を照射して粘着剤層をショアD硬度が5〜40となるように硬化することを特徴とする半導体ウエハの裏面研削方法。
  2. 反応性希釈モノマーが、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、及びイソデシルアクリレートからなる群のうちの一種以上である請求項1に記載の半導体ウエハの裏面研削方法。
  3. 粘着剤層に照射強度0.1〜40mW/cm の紫外線を照射する請求項1又は請求項2記載の半導体ウエハの裏面研削方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体ウエハの裏面研削方法に用いる半導体の裏面研削用粘着シート。
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