JP3894287B2 - 電子制御装置を備えた自動変速機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機のソレノイドバルブ等の電気機器を制御する電子制御装置(以下、ECUとも表記する)を一体に備えた自動変速機(以下、A/Tとも表記する)の技術分野に属し、特に、自動変速機の電気機器と電子制御装置の電気機器とが自動変速機ケースの開口部を通して電気的に接続されている電子制御装置を備えた自動変速機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の自動変速機は、例えば、パーキングレンジ、ドライブレンジ、ニュートラルレンジ、1速レンジ、2速レンジ、後退レンジ等の複数の変速レンジが設けられている。そして、各変速レンジにおいて、電子制御装置がそのマイクロコンピュータに内蔵された自動変速制御プログラムにしたがってA/Tのソレノイドバルブ等の電気機器を制御することにより、自動変速制御が行われる。
【0003】
このような自動変速機においては、そのコンパクト化等によりECUを一体に備えたA/Tが種々提案されている。このようなECUを一体に備えた従来のA/TはA/Tのケースの内部にECUを配設したものであり、その一例として、例えば、特開2000−120850号公報において提案されているA/Tがある。このように、ECUをA/Tケース内に内蔵することによりA/Tのコンパクト化をより効果的に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のECUを内蔵したA/Tにおいては、ECUがA/Tケース内の作動油に浸漬するようになる。しかしながら、ECUが作動油に浸っていると、車両走行時にA/Tの作動等により作動油の温度が上昇するため、ECUの回路基板が作動油の熱により影響されるという問題がある。
【0005】
そこで、ECUをA/Tケースの外面に取り付けるてECUが直接作動油に浸らないようにすることで、回路基板に対する作動油の熱による直接の影響を回避することが考えられる。その場合、ECUケースをA/Tケースに接触させるようにして、ECUケースをA/Tケースの外面にただ単純に取り付けることが考えられる。
【0006】
しかしながら、ECUケースをA/Tケースの外面に取り付けるようにすると、ECUの電気機器とA/Tの電気機器とを、A/Tケースに設けられた開口部を通して電気的に接続するようにしなければならない。また、ECUでの防水および防塵等のためのシールやA/Tケースの開口部での防水および防油等のためのシールを行わなければならない。したがって、ECUケースに設ける防水コネクタ、このコネクタに電気的に接続されるハーネス、A/Tケースに設ける防水コネクタ、および防水コネクタとA/Tケースとの間に設けるA/Tケース内のオイルの漏出を防止するためのオイルパッキン等が必要となる。
【0007】
このため、ECUケースをA/Tケースの外面に取り付けるようにすると、部品点数が多くなるばかりでなく構造が複雑になり、そのうえ、コストの高いものとなることが考えられる。
【0008】
また、前述のようにECUをA/Tケースの外面にただ単純に取り付けただけでは、ECUケースがA/Tケースに接触するようになるため、作動油の熱が、作動油→A/Tケース→ECUケース→回路基板という熱伝達経路で回路基板に伝わってしまう。
【0009】
したがって、ECUをA/Tケースの外面にただ単純に取り付けたのでは、たとえ前述のように回路基板に対する作動油の熱による直接の影響が回避されたとしても、依然として、ECUの回路基板は前述の熱伝達経路を介して伝達される作動油からの熱により影響されてしまい、作動油からの熱の影響をより効果的に抑制できないことが考えられる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ECUの電気機器とA/Tの電気機器との電気的接続およびシールのための部品点数を削減できるとともに構造を簡単にでき、そのうえ、コスト低減できる電子制御装置を備えた自動変速機を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、電子制御装置を一体に備えても、この電子制御装置に対する自動変速機等からの熱の影響をより効果的に抑制することのできる電子制御装置を備えた自動変速機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の電子制御装置を備えた自動変速装置は、自動変速機ケース内に設けられた自動変速機の電気機器を制御する電子制御装置が前記自動変速機ケースの外面に取り付けられ、前記自動変速機ケースの開口部を通して電子制御装置ケース内に設けられた前記電子制御装置と前記自動変速機の電気機器とが電気的に接続されている自動変速機であって、前記自動変速機ケース内の電気機器と前記電子制御装置とが前記自動変速機ケースの開口部を通して可撓性の配線基板により電気的に接続されており、前記自動変速機ケースの開口部と前記電子制御装置ケースとの間に、前記自動変速機ケースの内部と前記電子制御装置ケースの内部との間を封止するシール部材が設けられており、前記シール部材が前記可撓性の配線基板に設けられていることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2の発明は、前記シール部材と前記配線基板とが、前記自動変速機ケースの開口部と前記電子制御装置ケースとの間に挟持されることを特徴としている。
【0014】
更に、請求項3の発明は、前記配線基板がシール部材を貫通することを特徴としている。
【0015】
更に、請求項4の発明は、前記自動変速機ケースに該自動変速機ケースの外部に突出しかつ前記開口部が設けられた突出部が設けられるとともに、該突出部と前記電子制御装置ケースとの間に前記シール部材と前記配線基板とが配設されることを特徴としている。
【0016】
更に、請求項5の発明は、前記電子制御装置ケースに該電子制御装置ケースの内部に突出しかつ前記自動変速機ケースの前記開口部に対応した環状の開口部対応突出部が設けられるとともに、該開口部対応突出部と前記自動変速機ケースの開口部との間に前記シール部材と前記配線基板とが配設されることを特徴としている。
【0017】
更に、請求項6の発明は、前記電子制御装置ケースが、前記自動変速機ケースの開口部を覆うカバーとなっていることを特徴としている。
【0018】
更に 請求項7の発明は、前記自動変速機ケースに設けられた前記突出部と前記電子制御装置ケースとの間に、前記突出部に設けられた自動変速機ケースの開口部における開口端の端面形状に合わされた環状に形成された前記シール部材が設けられ、前記配線基板が前記シール部材を貫通し、前記シール部材の配線基板貫通部が前記突出部と前記電子制御装置ケースとによって挟持され、前記配線基板の少なくとも一部は前記開口端を通って前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続され、更に、前記配線基板の少なくとも一部は前記基板貫通部を通って前記電気制御装置ケース内において前記電子制御装置の回路基板と電気的に接続されることを特徴としている。
【0019】
更に、請求項8の発明は、前記電子制御装置ケースに設けられた前記開口部対応突出部と前記自動変速機ケースの開口部との間に、前記開口部における開口端の端面形状に合わされた環状に形成された前記シール部材が設けられ、前記配線基板は前記シール部材を貫通し、前記シール部材の配線基板貫通部が前記開口部対応突出部と前記開口部とによって挟持され、前記配線基板の少なくとも一部は前記開口端を通って前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続され、更に、前記配線基板の少なくとも一部は前記基板貫通部を通って前記電気制御装置ケース内において前記電子制御装置の回路基板と電気的に接続されることを特徴としている。
【0020】
更に、請求項9の発明は、前記シール部材が前記自動変速機の開口部における開口端の端面形状に合わされた環状に形成され、前記配線基板が前記シール部材を貫通しており、前記シール部材の環状外部にある前記配線基板は前記電子制御装置と電気的に接続され、前記シール部材の内部にある前記配線基板の一部が分岐され、この分岐された前記配線基板が前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続されることを特徴としている。
【0021】
更に、請求項10の発明は、前記電子制御装置ケースおよび前記自動変速機ケースのいずれか一方に、前記電子制御装置ケースの内部を画成する環状のケース内部画成突出部が設けられ、該ケース内部画成突出部の内側でありかつ前記電子制御装置ケースと前記自動変速機ケースとの間の空間内に、前記電子制御装置の回路基板が収容されていることを特徴としている。
【0022】
更に、請求項11の発明は、前記環状のケース内部画成突出部の端面と前記電子制御装置ケースおよび前記自動変速機ケースのいずれか他方との間に、前記電子制御装置の内部と前記電子制御装置の外部とを封止する第2のシール部材が設けられていることを特徴としている。
【0023】
更に、請求項12の発明は、前記自動変速機ケースおよび前記電子制御装置ケースの少なくとも一方に所定数の突起が設けられ、前記電子制御装置ケースは該突起を介して前記自動変速機ケースに固着手段によって固着されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1に記載された電子制御装置を備えたことを特徴としている
【0024】
更に、請求項13の発明は、前記電子制御装置ケースに放熱フィンが設けられていることを特徴としている。
【0025】
【作用および発明の効果】
このように構成された本発明の電子制御装置を備えた自動変速機によれば、自動変速機ケースとこの自動変速機ケースの外面に取り付けられた電子制御装置ケースとの間に、自動変速機ケースの開口部における防油および防水を行うシール部材を設けているので、このシール部材により、自動変速機ケースの開口部からの作動油の漏出を防止できるとともに、この開口部からの水や塵埃等の侵入を防止できる。したがって、従来のような防水コネクタおよびオイルパッキンが不要となり、部品点数を削減できるとともに、シール構造を簡単にでき、コストを低減できる。
【0026】
また、シール部材が一体に設けられた可撓性の配線基板を用いて、電気制御装置と自動変速機内のソレノイドバルブ等の各電気機器とを自動変速機ケースの開口部を通して電気的に接続しているので、これらの電気的接続を容易に行うことができる。
【0027】
更に、可撓性の配線基板に一体に設けたシール部材により、自動変速機ケースの開口部での防水および防油のためのシール部材を構成しているので、自動変速機ケースの開口部における防水および防油をより確実にかつ簡単に行うことができる。
【0028】
特に、請求項2の発明によれば、シール部材と配線基板とが、自動変速機ケースの開口部と電子制御装置ケースとの間に挟持されるので、これらのシール部材と配線基板との取付構造を単純な構造にすることができる。
【0029】
また、請求項3の発明によれば、配線基板がシール部材を貫通するようにしているので、シール部材の取付を簡単にできるとともに、電気的接続構造およびシール構造をより一層簡単にでき、コストを更に低減できる。
【0030】
更に、請求項4の発明によれば、自動変速機ケースの開口部が設けられた突出部と電子制御装置ケースとの間にシール部材と配線基板とが配設され、また、請求項5の発明によれば、電子制御装置ケースの開口部対応突出部と自動変速機ケースの開口部との間にシール部材と配線基板とが配設されるので、それぞれ、シール性能を簡単な構成でより向上することができる。
【0031】
更に、請求項6の発明によれば、電子制御装置ケースにより自動変速機ケースの開口部を覆うカバーを構成しているので、この開口部を覆う専用のカバーを不要にでき、その分、部品点数を更に削減できる。
【0032】
更に、請求項7の発明によれば、自動変速機ケースの開口部における開口端の端面形状に合わせた形状のシール部材に配線基板を貫通させ、このシール部材の基板貫通部を自動変速機ケースの突出部と電子制御装置ケースとの間に挟持しており、また、請求項8の発明によれば、自動変速機ケースの開口部における開口端の端面形状に合わせた形状のシール部材に配線基板を貫通させ、このシール部材の基板貫通部を電子制御装置ケースの開口部対応突出部と自動変速機ケースの開口部との間に挟持しているので、それぞれ、シールをより効果的に行うことができ、シール性能を向上できるとともに、シール部材および配線基板の自動変速機ケースと電子制御装置との間への取付構造およびシール構造をより一層簡単にできる。
【0033】
更に、請求項9の発明によれば、シール部材の環状外部にある可撓性の配線基板を電子制御装置の電気機器に電気的に接続し、また、シール部材の環状内部にある可撓性の配線基板の一部を分岐し、この分岐した可撓性の配線基板を自動変速機の電気機器に電気的に接続しているので、電気的接続構造およびシール構造をより一層簡単にでき、コストを更に低減できる。
【0034】
更に、請求項10の発明によれば、電子制御装置ケースおよび自動変速機ケースのいずれか一方に、電子制御装置ケースの内部を画成する環状のケース内部画成突出部を設けているので、簡単な構造の環状の突出部により、電子制御装置ケースと自動変速機ケースとの間に、電子制御装置ケースの内部空間を簡単に形成することができる。
【0035】
更に、請求項11の発明によれば、電子制御装置ケースおよび自動変速機ケースのいずれか一方に設けられた環状のケース内部画成突出部の端面と電子制御装置ケースおよび自動変速機ケースのいずれか他方との間に、電子制御装置ケースの内部と電子制御装置ケースの外部とを封止する第2のシール部材を設けているので、簡単な防水構造で電子制御装置ケース外部からケース内部への水および塵埃の浸入を確実に防止できる。
【0036】
更に、請求項12の発明によれば、電子制御装置ケースを、自動変速機ケースおよび電子制御装置ケースの少なくとも一方に設けられた所定数の突起を介して自動変速機ケースに固着手段によって固着しているので、電子制御装置ケースの大部分が自動変速機ケースから離間してこの自動変速機ケースに取り付けられるようになる。
したがって、自動変速機が作動して自動変速機内の作動油の温度が上昇することで発生する熱が自動変速機ケースを介して電子制御装置ケースへ伝達されるのを効果的に抑制できる。これにより、電子制御装置の回路基板をA/Tより伝達される熱による影響から確実に保護できる。
【0037】
更に、請求項13の発明によれば、電子制御装置ケースに放熱フィンを設けているので、この放熱フィンにより、A/Tから電子制御装置ケースに伝達される前述の熱を放熱できるばかりでなく、電子制御装置の回路基板からの熱も効果的に放熱できるので、回路基板をこれらの熱の影響から更に一層確実に保護できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明にかかる電子制御装置を備えた自動変速機の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
【0039】
図1に示すように、この例の電子制御装置1を一体に備えた自動変速機2は、電子制御装置1のケース(以下、ECUケースとも表記する:本発明の電子制御装置ケースに相当する)3が自動変速機2のケース(以下、A/Tケースとも表記する:本発明の自動変速制御装置ケースに相当する)4の外面に取り付けられている。
【0040】
より具体的に説明すると、A/Tケース4の外面には、所定数の突起からなるA/Tボス17,18(図1にはA/Tボスは2つのみ示されているが、この2つに限定されなく、図面に垂直な方向にも所定数設けられている)が突設されている。これらのA/Tボス17,18に、ECUケース3の所定数の取付部3a,3bが固着手段であるボルト19,20によって取り付けられている。これにより、ECUケース3の大部分がA/Tケース4から離間してこのA/Tケース4に取り付けられるようになる。
【0041】
ECUケース3内には、A/T2のソレノイドバルブ等の自動変速機2の電気機器10を制御するマイクロコンピュータを含む回路基板7およびその配線等の電気制御装置1の電気機器が収容されている。また、ECUケース3の外面には、所定数の長尺状(図1の図面に直交する方向に延設されている)の放熱フィン21がECU外部に向かって突出するようにして設けられている。
【0042】
これらの長尺状の放熱フィン21は、A/T2の作動油の温度上昇によりA/Tケース4に発生し、A/Tボス17,18および取付部3a,3bを介してECUケース3に伝達される熱および回路基板7から発生しECUケース3に伝達される熱を放熱し、回路基板7を熱の影響から保護している。
また、ECUケース3は後述するA/Tケース4の開口部4aを覆うカバーを構成している。
【0043】
ECUケース3のA/Tケース4との対向面には、下方に開口する環状(形状は任意形状)の突出部5が形成されており、この環状の突出部5はECUケース3とA/Tケース4との間に、ECUケースの内部空間を画成するケース内部空間画成突出部として構成されている。この突出部5のA/Tケース4との対向端面とA/Tケース4の外面との間には、突出部5の対向端面の形状に合わされた環状の形状に形成されたECUシール部材(本発明の第2のシール部材に相当)6が挟持(挟圧)されて設けられており、ECUシール部材6で突出部5の対向端面とA/Tケース4の外面との間が液密に封止されている。
【0044】
これにより、環状の突出部5の内側で、ECUケース3の回路基板7が収容され、ECUケース3とA/Tケース4との間の空間からなるECUケース3内部と、回路基板7が設けられない環状の突出部5の外側のECUケース3外部との間が液密に封止されて、水や塵埃等がECUケース3外部からECUケース3内部に浸入(または侵入)しないようにされている。
【0045】
また、ECUケース3内(つまり、環状の突出部5の内側でECUケース3とA/Tケース4との間の空間)に配置されたECU1の回路基板7およびECUコネクタ8からの電気配線9とA/Tケース4内に配置されたソレノイドバルブ等のソレノイド等の電気機器10とが、シール材付フレキシブル基板11によって電気的に接続されている。ECUコネクタ8はECU1の外部の図示しない、例えばエンジンを制御する電子制御装置等の電気機器に接続されるようになっている。
【0046】
図2は、シール材付フレキシブル基板11を示し、(a)は部分斜視図であり、(b)は(a)におけるIIB−IIB線に沿う断面図、(c)はシール材付フレキシブル基板11の変形例を示す図である。
図2(a)に示すように、シール材付フレキシブル基板11は、フレキシブル基板(本発明の可撓性の配線基板に相当する)12と、このフレキシブル基板12に一体に設けられかつ開口部4aの開口端面の形状に合わされた形状に形成された1個のパッキン状の環状のシール部材(本発明のシール部材に相当)13とから構成されている。フレキシブル基板12はシール部材13の環状外部に配置されて回路基板7に電気的に接続される回路基板接続部12aと、同じく環状外部に配置されて電気配線9を介してECUコネクタ8に電気的に接続されるECUコネクタ接続部12bと、シール部材13の環状内部に配置された開口部4aを通してA/Tケース4内のソレノイド等の電気機器10に電気的に接続される電気機器接続部12cとからなっている。
【0047】
電気機器接続部12cはシール部材13の環状内部にあるフレキシブル基板12の一部が分岐して形成されており、更に、A/Tケース4内のソレノイド等の各電気機器10に対応した分岐基板12c1,12c2,12c3,12c4,12c5,…に細かく分岐されている。また、シール部材13の環状の形状は、A/Tケース4の開口部4aの端面形状に合わせて形成されている(図示例では、シール部材13の環状の形状は四角形に形成されているが、これに限定されずに、開口部4aの端面形状を任意形状に形成することができるので、この開口部4aの端面形状に合わせて形成される)。
【0048】
図2(b)に示すように、フレキシブル基板12は、従来公知のように絶縁性を有する基板14内に互いに絶縁された多数の導体15からなる回路がプリントされて形成されており、環状外部と環状内部との間で環状のシール部材13を液密に貫通して設けられている。その場合、フレキシブル基板12の回路基板接続部12aと電気機器接続部12cとがシール部材13を貫通して設けられている。
【0049】
このように構成されたシール材付フレキシブル基板11は、フレキシブル基板12の電気機器接続部12cの各導体15がA/T2内の対応する電気機器10に電気的に接続されるとともに、環状のシール部材13の基板貫通部がA/Tケース4の開口部4aの開口端とECUケース3との間にその全周にわたって挟持(挟圧)されて設けられる。更に、フレキシブル基板12の電気機器接続部12cの各導体15が基板貫通部を通って回路基板接続部12aへ延びており、回路基板接続部12aの各導体15が回路基板7の対応する図示しないパッド(電極)に導体のワイヤ16を介して電気的にワイヤボンディングされるとともに、フレキシブル基板12のECUコネクタ接続部12bの各導体15がECUコネクタ8からの対応する電気配線9に電気的に接続される。
【0050】
そして、ECUケース3がA/Tケース4に取り付けられる。このとき、環状のシール部材13がECUケース3の内面に圧接される。この環状のシール部材13により、A/Tケース4の開口部4aとECUケース3における環状の突出部5の開口部とが液密に封止されている。
なお、図2(c)に示すように、パッキン状のシール部材13に代えて、Oリングでシール部材13を構成することもできる。
【0051】
こうして、環状のシール部材13はA/Tケース4とECUケース3との間に挟圧されて設けられ、このシール部材13により、A/Tケース4の開口部4aからの作動油の漏出が防止されるとともに、この開口部4aからの水や塵埃等の侵入が防止されるようになっている。
【0052】
この例の電子制御装置1を一体に備えた自動変速機2によれば、A/Tケース4とこのA/Tケース4に一体に取り付けられたECUケース3との間に、A/Tケース4の開口部4aにおける防油および防水を行う環状のシール部材13を挟持して設けているので、このシール部材13により、A/Tケース4の開口部4aからの作動油の漏出を防止できるとともに、この開口部4aからの水や塵埃等の侵入を防止できる。したがって、視ルー部材13の取付構造を単純な構造にできるとともに、従来のような防水コネクタおよびオイルパッキンが不要となり、部品点数を削減できるとともに、シール構造を簡単にでき、コストを低減できる。しかも、簡単な構成でシール性能を向上できる。
【0053】
また、シール部材13が一体に設けられたシール材付フレキシブル基板11を用いて、ECUケース3内の回路基板7とA/Tケース4内のソレノイドバルブ等の各電気機器とをA/Tケース4の開口部4aを通して電気的に接続しているので、これらの電気的接続を容易に行うことができる。
【0054】
更に、シール部材13の環状外部にあるフレキシブル基板12aをECU1の電気機器に電気的に接続し、また、シール部材13の環状内部にあるフレキシブル基板12の一部を分岐し、この分岐したフレキシブル基板12cをA/T2のソレノイドバルブ等の電気機器に電気的に接続しているので、電気的接続構造およびシール構造をより一層簡単にでき、コストを更に低減できる。
【0055】
更に、ECUケース3によりA/Tケース4の開口部4aを覆うカバーを構成しているので、この開口部4aを覆う専用のカバーを不要にでき、その分、部品点数を更に削減できる。
【0056】
更に、ECUケース3とA/Tケース4との間に、ECUケース3内への水や塵埃等の異物の浸入を防止するECU防水シール部材6を設けているので、簡単な防水構造でECUケース3内への水や塵埃等の異物の侵入を確実に防止できる。
【0057】
図3は本発明の実施の形態の他の例を模式的にかつ部分的に示す、図1と同様の図である。
前述の図1に示す例では、A/Tケース4に開口部4aが設けられた突出部が形成されているが、図3に示すようにこの例の電子制御装置2を一体に備えた自動変速機2では、A/Tケース4の開口部4aには突出部が設けられておらず、ECUケース3に環状の突出部3cが設けられている。この突出部3cはA/Tケース4の開口部4aに対応して設けられた開口部対応突出部とされている。
この例の自動変速機2の他の構成は、前述の図1と実質的に同じであり、また、この例の自動変速機2の作用効果も、前述の図1と実質的に同じである。
【0058】
なお、前述の開口部対応突出部を、図1に示す例ではA/Tケース4から突出した突出部で形成し、また、図3に示す例ではECUケース3から突出した突出部3cで形成しているが、図示しないが、ECUケース3およびA/Tケース4の両方からそれぞれ突出部を形成し、シール部材13とフレキシブル基板12とをこれらの突出部の間に挟持させるようにすることもできる。
【0059】
また、フレキシブル基板12に一体に成形されたシール部材13は必ずしも環状に形成される必要はなく、線状に形成することもできる。
更に、ECUケース3の内部空間を形成する環状の突出部5をECUケース3に設けているが、A/Tケース4に設けるようにすることもできる。
【0060】
更に、A/Tボス17,18はA/Tケース4に設けているが、ECUケース3に設けることも、あるいはECUケース3およびA/Tケース4の両方に設けることもできる。すなわち、A/Tボス17,18はECUケース3およびA/Tケース4の少なくとも一方に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電子制御装置を備えた自動変速機の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
【図2】 シール材付フレキシブル基板を示し、(a)は部分斜視図であり、(b)は(a)におけるIIB−IIB線に沿う断面図、(c)はシール材付フレキシブル基板の変形例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態の他の例を模式的にかつ部分的に示す、図1と同様の図である。
【符号の説明】
1…電子制御装置(ECU)、2…自動変速機(A/T)、3…電子制御装置ケース(ECUケース)、3a,3b…取付部、3c…突出部(開口部対応突出部)、4…自動変速機ケース(A/Tケース)、4a…開口部、5…突出部(ケース内部画成突出部)、6…ECU防水シール部材、7…回路基板、8…ECUコネクタ、9…電気配線、10…ソレノイド等の電気機器、11…シール材付フレキシブル基板、12…フレキシブル基板(配線基板)、12a…回路基板接続部、12b…ECUコネクタ接続部、12c…電気機器接続部12c、13…シール部材、14…樹脂製基板、15…導体、17,18…A/Tボス(突出部)、19,20…ボルト(固着手段)、21…放熱フィン

Claims (13)

  1. 自動変速機ケース内に設けられた自動変速機の電気機器を制御する電子制御装置が前記自動変速機ケースの外面に取り付けられ、前記自動変速機ケースの開口部を通して電子制御装置ケース内に設けられた前記電子制御装置と前記自動変速機の電気機器とが電気的に接続されている自動変速機であって、
    前記自動変速機ケース内の電気機器と前記電子制御装置とが前記自動変速機ケースの開口部を通して可撓性の配線基板により電気的に接続されており、
    前記自動変速機ケースの開口部と前記電子制御装置ケースとの間に、前記自動変速機ケースの内部と前記電子制御装置ケースの内部との間を封止するシール部材が設けられており、
    前記シール部材は前記可撓性の配線基板に設けられていることを特徴とする電子制御装置を備えた自動変速機。
  2. 前記シール部材と前記配線基板とは、前記自動変速機ケースの開口部と前記電子制御装置ケースとの間に挟持されることを特徴とする請求項1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  3. 前記配線基板はシール部材を貫通することを特徴とする請求項2に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  4. 前記自動変速機ケースに該自動変速機ケースの外部に突出しかつ前記開口部が設けられた突出部が設けられるとともに、該突出部と前記電子制御装置ケースとの間に前記シール部材と前記配線基板とが配設されることを特徴とする請求項2に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  5. 前記電子制御装置ケースに該電子制御装置ケースの内部に突出しかつ前記自動変速機ケースの前記開口部に対応した環状の開口部対応突出部が設けられるとともに、該開口部対応突出部と前記自動変速機ケースの開口部との間に前記シール部材と前記配線基板とが配設されることを特徴とする請求項2に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  6. 前記電子制御装置ケースが、前記自動変速機ケースの開口部を覆うカバーとなっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  7. 前記自動変速機ケースに設けられた前記突出部と前記電子制御装置ケースとの間に、前記突出部に設けられた自動変速機ケースの開口部における開口端の端面形状に合わされ環状に形成された前記シール部材が設けられ
    前記配線基板は前記シール部材を貫通し、
    前記シール部材の配線基板貫通部が前記突出部と前記電子制御装置ケースとによって挟持され、
    前記配線基板の少なくとも一部は前記開口端を通って前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続され、
    更に、前記配線基板の少なくとも一部は前記基板貫通部を通って前記電気制御装置ケース内において前記電子制御装置の回路基板と電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項4に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  8. 前記電子制御装置ケースに設けられた前記開口部対応突出部と前記自動変速機ケースの開口部との間に、前記開口部における開口端の端面形状に合わされた環状に形成された前記シール部材が設けられ
    前記配線基板は前記シール部材を貫通し、
    前記シール部材の配線基板貫通部が前記開口部対応突出部と前記開口部とによって挟持され、
    前記配線基板の少なくとも一部は前記開口端を通って前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続され、
    更に、前記配線基板の少なくとも一部は前記基板貫通部を通って前記電気制御装置ケース内において前記電子制御装置の回路基板と電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項5に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  9. 前記シール部材は前記自動変速機の開口部における開口端の端面形状に合わされた環状に形成され、
    前記配線基板が前記シール部材を貫通しており、
    前記シール部材の環状外部にある前記配線基板は前記電子制御装置と電気的に接続され、
    前記シール部材の内部にある前記配線基板の一部が分岐され、この分岐された前記配線基板が前記自動変速機ケース内の電気機器に電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  10. 前記電子制御装置ケースおよび前記自動変速機ケースのいずれか一方に、前記電子制御装置ケースの内部を画成する環状のケース内部画成突出部が設けられ、該ケース内部画成突出部の内側でありかつ前記電子制御装置ケースと前記自動変速機ケースとの間の空間内に、前記電子制御装置の回路基板が収容されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  11. 前記環状のケース内部画成突出部の端面と前記電子制御装置ケースおよび前記自動変速機ケースのいずれか他方との間に、前記電子制御装置の内部と前記電子制御装置の外部とを封止する第2のシール部材が設けられていることを特徴とする請求項10に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  12. 前記自動変速機ケースおよび前記電子制御装置ケースの少なくとも一方に所定数の突起が設けられ、前記電子制御装置ケースは該突起を介して前記自動変速機ケースに固着手段によって固着されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
  13. 前記電子制御装置ケースに放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1に記載された電子制御装置を備えた自動変速機。
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