JPH01312252A

JPH01312252A - 電子制御式自動変速機

Info

Publication number: JPH01312252A
Application number: JP13942588A
Authority: JP
Inventors: Toshiyasu Yoshida; 吉田　敏保; Naonori Iizuka; 尚典飯塚; Masaharu Taki; 滝　正晴
Original assignee: JATCO Corp
Current assignee: JATCO Corp
Priority date: 1988-06-08
Filing date: 1988-06-08
Publication date: 1989-12-18
Also published as: JPH0570022B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、電子制御ユニットによって変速制御、油圧制
御などが行われる電子制御式自動変速機に関するもので
ある。

（ロ）従来の技術従来の電子制御式自動変速機として、「トヨタセリカ新
型車解説書Ｅ−ＡＴ１６０系、Ｅ−ＳＴ１６０系％Ｅ−
３Ｔ１６２系、昭和６０年８月」に示されるものがある
。これに示される自動変速機本体はエンジンと共にエン
ジンルーム内に配置されており、一方、自動変速機の作
動を制御する電子制御ユニットは車室側のインストパネ
ル内に配置されている。このように、電子制御ユニット
を車室内に配置するのは、車室内の環境が良好だからで
ある。すなわち、車室内であれば、温度、湿度、水、泥
などの影響が、車室外に配置した場合と比較して、緩和
され、電子制御ユニットの信頼性の点で有利だからであ
る。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、このように電子制御ユニットを自動変速
機本体から離して配置することには、次のような問題点
がある。

まず、自動変速機の品質を維持するために多大な管理工
数が必要となる。これは自動変速機本体と電子制御ユニ
ットとが別々に車両に搭載され、両者を結合した場合に
所定の性能を発生させるようにする必要があるためであ
る。このため、自動変速機本体の品質の管理、電子制御
ユニット単体での品質の管理、及び両者を組合わせたシ
ステムとしての品質の管理が必要となり、最終的には車
両に搭載した状態でしか品質を確認することができない
。このため上述のように、多大の工数が必要となる。

また、自動変速機本体と電子制御ユニットとが踵れてい
るため、接続のために長い配線が必要となり、価格が上
昇し、また電磁ノイズの点でも不利となる。

インストパネル内のスペースを必要とするため、電子制
御ユニットの分だけ他の部品などの配置が制約されるこ
とになる。

メンテナンス作業を行う場合にも、自動変速機本体と電
子制御ユニットとが離れていると作業性が低下する。

更に、電子制御ユニットを電磁ノイズから防護するため
に特別な電磁遮へいが必要となる。

本発明は上記のような課題を解決することを目的として
いる。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、電子制御ユニットを自動変速機本体と一体に
、しかもエンジン排気装置からの熱影響を受けない部分
に配置することにより上記；、！Ｉｎを解決する。すな
わち、本発明による電子制御式自動変速機は、自動変速
機本体のエンジン排気装置（排気管、マフラー、リアク
ターなど）に対面しない側に形成されたカバー取付部と
、カバー取付部に脱着可能なカバーとを有しており、カ
バー取付部とカバーとによって形成される室内に電子制
御ユニットが配置され、電子制御ユニットはカバー側に
固定される。

（ホ）作用電子制御ユニットは、自動変速機本体のカバー取付部と
、これに取付けられるカバーとによって形成される室内
に配置される。従って、自動変速機本体と電子制御ユニ
ットとが離れていることに起因する前述のような問題点
がすべて解決される。電子制御ユニットはエンジン排気
装置から熱彫雷を受けない位置に配置され、しかも自動
変速機本体よりも相対的に温度が低いカバー側に取り付
けられるので、電子制御ユニットがこれの許容温度以上
の温度となることはない。

（へ）実施例（第１実施例）第１及び２図に第１実施例を示す。自動変速機本体のケ
ーシング１０にカバー取付部１２が設けられている。カ
バー取付部１２はケーシング１０の側部に設けられた方
形の壁によって形成されている。なお、カバー取付部１
２はエンジンの排気管１３が設けられた側とは反対側に
配置されている。カバー取付部１２にカバー１４がボル
ト１６によって取付けられている。これにより、室１８
か区画される。なお、カバー取付部１２とカバー１４と
の間にガスケット２０が設けられる。カバー１４はケー
シング１０と同様にアルミニウム合金製のものであり、
導電性を有している。またガスケット２０も金属系のも
のであり、導電性を有している。カバー１４の外部側の
面には放熱用のフィン２２が設けられている。カバー１
４の室１８内部側の面には電子制御ユニット２４が取付
けられている。電子制御ユニット２４には、外部から配
線２６が接続されており、また室１８内部側にはコネク
ター２８が設けられている。配線２６はカバー１４をＬ
：を通している。また、コネクター２８はケーシング１
０に圧入されるプラグ状のコネクター３０に差し込むこ
とにより接続される。コネクター３０から分岐した配Ｉ
Ｖ１１３２及び３４はケーシング１０内部のコントロー
ルバルブ３６に設けられたソレノイド３８及び４０とそ
れぞれ接続されている。なお、コントロールバルブ３６
はケーシング１０に取付けられており、ケーシングｌＯ
の下面に取付けられるオイルパン４１によって形成され
る室内に収容されている。なお、コネクター３０はケー
シング１０内部の図示してない車速センサー、セレクト
ポジョンスイッチなどとも接続されている。また、配線
２６は自動変速機外部のスロットル開度センサー、エン
ジン制御装置などと接続されている。

電子制御ユニット２４は配線２６及びコネクター２８か
ら人力される信号に基づいてコントロールバルブ３６の
ソレノイド３８及び４０の作動を制御する信号を出力す
る。これにより、自動変速機の変速制御、ライン圧制御
などが実行される。電子制御ユニット２４は密封された
室１８内に配置されているので、水や泥などによって機
能か阻害されることはない。また、電子制御ユニット２
４は排気管１３側とは反対側に配置され、しかも電子制
御ユニット２４が取り付けられるカバー１４は放熱用の
フィン２２を有しており、常に空冷される状態にあるの
で耐熱性の問題もない。また、電子制御ユニット２４は
導電性の材料によって密閉された室１８内に配置されて
いるので、電Ｍｉ遮へいされた状態となっており、外部
からの電磁ノイズによる影響を受けることはない。

また、電子制御ユニット２４を自動変速機本体に取付け
た状態で品質の確認を行うことができるので、車両搭載
後に改めて自動変速機の品質管理を行う必要がなくなる
。また、自動変速機の保守・点検を行う際にも自動変速
機単体で検査などを行うことが可能であり、作業性が向
上する。また、配線が短くなるので接続作業が容易化さ
れ、また価格も低減される。また、電子制御ユニット２
４は車両の車室外の自動変速機本体側部の空いたスペー
スに配置されるので、車室内側のスペースが制約される
ことがなくなる。

なお、この実施例では、ケーシング１０の排気管１３と
は反対側の側部に電子制御ユニット２４を取付けるよう
にしたが、ケーシング１０の上部でもよく、自動変速機
本体の排気管１３などの排気装置と対面しない場所であ
れば他のどの場所であっても差し支えないことは明らか
である。

また、電子１ｔ１１制御ユニツト２４はカバー１４に取
り付けられているので、カバー１４を取り外せば同時に
電子制御ユニット２４も外れ、作業性がよい。コネクタ
ー２８及びケース１０を貫通するコネクター３０によっ
て電子制御ユニット２４と自動変速機内部のソレノイド
３Ｂ及び４０などとを接続するようにしであるので、配
線か簡略化され、電子制御ユニット２４の取外しも簡単
である。配線２６はカバー１４を取り外すと同時に自動
変速機本体から分離するので作業性がよい。なお、電子
制御ユニット２４のＲＯＭはカバー１４側の面とは反対
側に配置しておく。これにより、電子制御ユニット２４
をカバー１４から取り外すことなくＲＯＭの交換が可能
となる。

（第２実施例）第３及び４図に第２実施例を示す。この第２実施例は、
ケーシング１０にガスケット５１を介してボルト５０に
よって取り付けたハウジング部材５２によってカバー取
付部を構成したものである。またハウジング部材５２の
全周にジャケット５４を設けてあり、これにオイルクー
ラ５６によって冷却された自動変速機作動油がバイブ５
７から流れるようにしである。ジャケット５４を出た油
はバイブ５８によって自動変速機本体に戻される。ハウ
ジング部材５２にカバー１４がボルト１６によって取り
付けられ、このカバー１４に電子制御ユニット２４が取
り付けられる。

この第２実施例の場合には、第１実施例の効果に加えて
、ジャケット５４を流れる作動油による冷却が行われる
ので、より確実に電子制御ユニット２４の温度上昇を抑
制することができる。また、従来のケーシングなどを大
幅に変更することなく、電子制御ユニット２４を自動変
速機本体に取り付けるようにすることができる。

なお、この第２実施例では、ジャケット５４をハウジン
グ部材５２にのみ設けたが、ケース１０及びカバー１４
にもジャケットを設け、電子制御ユニット２４の全外周
から作動油によって冷却するようにすることもできる。

（第３実施例）第５図に第３実施例を示す。この第３実施例は、内側カ
バー６０と外側カバー６２とをボルト６４によってケー
ス１０に取り付け、内側カバー６０と外側カバー６２と
の間の室６４に電子制御ユニット２４を配置するように
したものである。

ケース１０と内側カバー６０との間にはガスケット６６
が設けられ、内側カバー６０と外側カバー６２との間に
はガスケット６８が設けられる。

ケース１０と内側カバー６０との間には室７０が形成さ
れており、この室７０には車両前方側及び後方側にそれ
ぞれ開口が設けられている。従って、この室７０を通っ
て空気が流れることになる。なお、電子制御ユニット２
４は、コネクター７２、コネクター７４、配線７６及び
コネクター７８によってケース１０の内部の部品と接続
される。

この第３実施例では、室６４の全外周が空気によって冷
却され、またケース１０側からの伝熱も少ないので、電
子制御ユニット２４の温度上昇が確実に防止される。

（ト）発明の詳細な説明してきたように、本発明によると、自動変速機本
体のエンジン排気、装置に対面しない側に電子制御ユニ
ットを組込むようにしたので、電子制御ユニットの温度
が許容以上に上昇することが防止される。また、自動変
速機の品質管理が簡略化され、保守点検作業も容易化さ
れる。配線も短縮され、価格及び耐電磁ノイズ性の点で
有利である。電子制御ユニットを車室内に配置する場合
と比較してスペースの点で有利である。また電子制御ユ
ニットを容易に電磁遮へいすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す図（第２図の！−１
線に沿う断面図）、第２図は自動変速機の側面図、第３
図は第２実施例の自動変速機の側面図、第４図は第３図
のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図は第３実施例を示
す図である。１０・・・ケーシング、１２・・・カバー取付部、１３
・・・排気管（エンジン排気装置）、１４・・・カバー
、１８・・・室、２０・・・ガスケット、２２・・・フ
ィン、２４・・・電子制御ユニット、３６・・・コント
ロールバルブ。特許出願人　日本自動変速機株式会社

Claims

【特許請求の範囲】１、自動変速機本体のエンジン排気装置に対面しない側
に形成されたカバー取付部と、カバー取付部の開放側端
面に脱着可能なカバーとを有し、カバー取付部とカバー
とによって形成される室内に電子制御ユニットが配置さ
れ、電子制御ユニットはカバーに固定されている電子制
御式自動変速機。２、カバー取付部と自動変速機内部側とを区画する壁に
これを貫通するコネクターが設けられており、コネクタ
ーの自動変速機内部対面側は自動変速機内部の部品の配
線と接続可能又は常時接続されており、コネクターの電
子制御ユニット配置側の室に面する側は電子制御ユニッ
ト側のコネクターと接続可能である請求項１記載の電子
制御式自動変速機。３、自動変速機本体の外部に位置する部品と電子制御ユ
ニットとを接続する配線は、カバーを貫通している又は
カバーとカバー取付部との間にはさみ付けられている請
求項１又は２記載の電子制御式自動変速機。４、電子制御ユニットのＲＯＭは、電子制御ユニットの
カバー対面側とは反対側の面に取り付けられている請求
項１、２又は３記載の電子制御式自動変速機。５、カバーが電子制御ユニット取付け面と反対側の外部
側の面に放熱フィンを有している請求項１、２、３又は
４記載の電子制御式自動変速機。６、自動変速機本体のカバー取付部に冷却用の流体が流
れるジャケットが設けられている請求項１、２、３、４
又は５記載の電子制御式自動変速機。７、カバーに冷却用の流体が流れるジャケットが設けら
れている請求項１、２、３、４、５又は６記載の電子制
御式自動変速機。８、自動変速機本体に形成されるカバー取付部と、カバ
ー取付部に取り付けられる内側カバーと、内側カバーを
覆うように内側カバー又はカバー取付部に取付けられる
外側カバーとを有し、内側カバーと外側カバーとによっ
て形成される室内に電子制御ユニットが配置される電子
制御式自動変速機。９、カバー取付部と内側カバーとの間に形成される室は
外部の空気を流出入させるための開口を有している請求
項８記載の電子制御式自動変速機。