JP3893924B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用または業務用で使用される複数の加熱口を有する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、誘導加熱調理器はその加熱応答性・制御性の良さを生かして、負荷となる鍋の近傍に温度検出素子を載置し、鍋温度を検出し、それに応じて火力の調節や調理時間の調節を行うことで、きめ細かな調理を実現すると共に、炎を用いず、かつ熱効率が高いので、室内の空気を汚すことも少なく、安全かつ清潔であるという特性が注目され、その需要が急速に伸びてきている。
【0003】
以下、従来の誘導加熱調理器の動作について図9を参照しながら説明する。
【0004】
図において、30は鉄やステンレスが材質の負荷を加熱する加熱手段で、二つの加熱口となっている。この加熱手段30は、加熱コイルとスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路を有する。31は加熱手段30におけるインバータ回路の入力電流によりスイッチング手段のオン時間を変更して目的の電力を得るように制御する制御手段である。32はインバータ回路の入力電流とスイッチング手段を構成するIGBT等のスイッチング素子における両端の電圧により、ナイフやフォークのような小物またはアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質である負荷を不適正であると検知する負荷検知手段である。33は不適正な負荷であることを知らせるLEDやLCD等の表示素子またはブザーや音声出力装置を利用した報知手段である。
【0005】
図10は従来の誘導加熱調理器の表示操作部を示し、34は表示操作部で、一方の加熱手段30の電力段階を3つのキースイッチ(「ダウン」「入/切」「アップ」)により設定し、設定されている電力段階を7つのLED素子(1〜7)で表示する表示操作部34aと、他方の加熱手段30用の同様な構成をした表示操作部34bにより構成される。前記LED素子は図9に示した報知手段33の一部を構成しているものである。
【0006】
ここで、加熱手段30がオフの場合は、それに対応する表示操作部34a、34bのLED素子はすべて消灯し、電力段階「5」が設定されている場合は、1から5に対応するLED素子が点灯する。また、加熱できない不適正な材質の鍋が載置された場合は、設定されている電力段階を示すLED素子が点滅するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような複数の加熱口を有する誘導加熱調理器においては、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質である負荷の場合は、不適性な鍋として報知されるだけであり、それ以上の使用者にとって有用な情報を報知するものではなかった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するもので、異なる特性の材質よりなる負荷に対応して複数の加熱手段を備えるとともに、誤って使用できない加熱手段で負荷を加熱しようとした場合には、他の加熱手段で使用できることを使用者に知らせるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、鉄やステンレスが材質の負荷を誘導加熱しかつアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できない第1の加熱手段と、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できる第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段および第2の加熱手段の電力を制御する制御手段と、前記第1の加熱手段の負荷の材質について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物か、前記第1の加熱手段で加熱できない材質であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であるかを判別する負荷検知手段とを備え、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物であると判断した場合に、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段と、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷であると判断した場合に、前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段及び前記負荷を加熱できるのが前記第2の加熱手段であることを示すべく、前記第2の加熱手段の表示操作部若しくは加熱口を点灯若しくは点滅してまたはブザー若しくは音声出力装置で示す第3の報知手段を有するものである。
【0010】
これによって、使用者が、誤ってアルミ鍋を誘導加熱できない第1の加熱手段においてアルミ鍋を加熱しようとすると、第2の加熱手段で加熱できる負荷であることを報知し不適正な鍋とは違う報知がされ第2の加熱手段の表示操作部若しくは加熱口を点灯若しくは点滅してまたはブザー若しくは音声出力装置で示すので、第2の加熱手段で使用できることを知ることができるとともに第2の加熱手段を知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、鉄やステンレスが材質の負荷を誘導加熱しかつアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できない第1の加熱手段と、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できる第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の電力を制御する制御手段と、前記第1の加熱手段の負荷の材質について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物か、前記第1の加熱手段で加熱できない材質であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であるかを判別する負荷検知手段とを備え、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物であると判別した場合に、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段と、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷であると判別した場合に、前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段とを備えた誘導加熱調理器としたことにより、使用者が誤って、第2の加熱手段で加熱できるにもかかわらず、加熱できない第1の加熱手段にアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を載せた場合、第2の報知手段による報知によって、使用者にこの負荷が第2の加熱手段で使用できることを知らせ、使用者が負荷を載せる加熱手段を変えることができる。
【0012】
また、負荷検知手段が、第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷であると判別した場合に、前記負荷を加熱できるのが前記第2の加熱手段であることを示すべく、前記第2の加熱手段の表示操作部若しくは加熱口を点灯若しくは点滅してまたはブザー若しくは音声出力装置で示す第3の報知手段を有する誘導加熱調理器としたことにより、使用者が誤って加熱できない加熱手段に負荷を載せた場合、加熱できる他の加熱手段を使用者に知らせることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、負荷検知手段の判別により、第1の加熱手段の負荷が第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ第2の加熱手段で加熱できる負荷であると判別し、第2の加熱手段がすでに使用中である場合は、第2の加熱手段が使用できないことを示す第4の報知手段を有する誘導加熱調理器としたことにより、使用者が誤って加熱できない加熱手段に負荷を載せた場合に、加熱できる他の加熱手段は使用中であることを知らせることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、第2の報知手段により報知が行なわれている場合に、第1の加熱手段より負荷を取り除くと、前記第2の報知手段による報知を停止させる報知停止手段を有する誘導加熱調理器としたことにより、使用者が負荷を加熱手段から取り除くことにより、報知が終了するので、報知を停止するためのキースイッチ操作が必要なくなるものである。
【0015】
請求項4に記載の発明は、少なくとも第2、第3の報知手段のいずれかにより報知が行なわれている場合に、第1の加熱手段より負荷を取り除くことにより、第2の加熱手段の動作を開始させる開始手段を有する誘導加熱調理器としたことにより、負荷を加熱できる加熱手段に置換えることにより、加熱開始がなされ、そのためのキースイッチ操作が必要なく使い勝手が簡単になる。
【0016】
【実施例】
以下本発明の参考例及び各実施例について図面を参照しながら説明する。
【0017】
(参考例1)
図1において、1は鉄やステンレスが材質の負荷(鍋等)を誘導加熱する第1の加熱手段、2はアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱する第2の加熱手段である。前記第1の加熱手段1と前記第2の加熱手段2は、この参考例ではそれぞれ1つ有しており、二つの加熱口を構成した場合を示しているが、それぞれ1つ以上の複数の加熱口としてもよいものである。3は第1の加熱手段1および第2の加熱手段2の電力を制御する制御手段、4は第1の加熱手段1および第2の加熱手段2の負荷の材質を判別する負荷検知手段、5は負荷検知手段4の判別により、第1の加熱手段1の負荷が第1の加熱手段1および第2の加熱手段2のいずれでも加熱できない負荷であると判別した場合、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段、6は負荷検知手段4の判別により、第1の加熱手段1の負荷が第1の加熱手段1で加熱できない負荷であり、かつ第2の加熱手段2で加熱できる負荷であると判別した場合に、加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段である。この第2の報知手段6による報知は、第1の報知手段5による報知とは異なるものであり、負荷を第1の加熱手段1から第2の加熱手段2への移し変えの必要性が容易にわかる報知であればよく、報知の内容、やり方は特に限られるものではない。
【0018】
図2において、7は商用電源、8は整流回路、9は第1の加熱手段1を構成する加熱コイル、10はインバータ回路で、スイッチング素子、共振コンデンサ、平滑回路により構成され、整流回路8により整流された電源を高周波電力に変換する。11はインバータ回路10のスイッチング素子を駆動する駆動回路、12はカレントトランスに流れる電流を電圧に変換してインバータ回路10に流れる入力電流を検知する電流検知手段、13はインバータ回路10のスイッチング素子両端の電圧を入力するVce電圧検知手段である。本参考例では、制御手段3と負荷検知手段4は、マイクロコンピュータ14で実現している。15は火力段階を入力するキースイッチと設定されている火力段階を表示する表示操作部である。
【0019】
図3に示すように、表示操作部15は、第1、第2の表示操作部15a、15bから構成されている。第1の表示操作部15aは、第1の加熱手段1で加熱する電力段階を設定する3つのキースイッチ(「ダウン」「入/切」「アップ」)と7段階の電力段階を表示するLED素子(1〜7)とで構成され、第2の表示操作部15bは、第1の表示操作部15aと同様に、第2の加熱手段2で加熱する電力段階を設定する3つのキースイッチ(「ダウン」「入/切」「アップ」)と7段階の火力段階を表示するLED素子(1〜7)とで構成されている。そして、前記LED素子は、従来(図10)で示したと同様の動作をするものであり、第1の報知手段5の一部または全部を構成している。また、図3に示すように、第1の表示操作部15aには第2の報知手段6が設けられている。
【0020】
図4において、特性16aが、スプーンやナイフ等の小物を第1の加熱手段1で加熱している場合の入力電流とVce電圧を示し、特性16bが、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の鍋を第1の加熱手段1で加熱している場合の入力電流とVce電圧を示し、特性16cが、鉄の鍋を第1の加熱手段1で加熱している場合の入力電流とVce電圧を示す。
【0021】
上記構成において動作を説明する。第1の表示操作部15aのキースイッチを操作することにより、マイクロコンピュータ14は、駆動回路11にインバータ回路10を動作させるオンオフ信号の出力を開始する。制御手段3は、電流検知手段12からの入力と、第1の表示操作部15aにより設定された電力に対応する所定の入力電流とを比較し、駆動回路11に出力するオンオフ信号を変更するフィードバック制御を行う。また、負荷検知手段4は、インバータ回路10が動作を開始すると、電流検知手段12からの入力とVce検知手段13からの入力により負荷の材質を検知する。図4に示すとおり、負荷の材質により、入力電流対Vce電圧の関係は、違った特性を持つので、入力電流とVce電圧の関係により負荷検知手段4は負荷の材質を検知する。加熱してはならないまたは加熱できない小物を検知した場合は、第1の報知手段5に信号を送り、LED素子を点滅表示させる。第2の加熱手段2で誘導加熱できるアルミ等の低抵抗、抵透磁率の材質の負荷を検知した場合は、第2の報知手段6のLED素子を点灯して、使用者にアルミ負荷であることを知らせる。そして負荷が鉄やステンレスが材質であれば、当然のことであるが第1の加熱手段1で加熱使用するものである。
【0022】
なお、本参考例では、負荷検知手段4として、入力電流対Vce電圧の特性を利用しているが、インバータ回路10におけるスイッチング素子のオン時間対加熱コイルの電流特性等さまざまな方法が考えられ、複数の特性から負荷の材質を判定することにより、より精度の高い負荷検知手段4が実現できる。また、第1の報知手段5と第2の報知手段6は、負荷検知手段4の出力が違うことを使用者に知らせることが目的であり、LCD表示素子を利用する、またはLED素子の点滅周期を変更する等の方法でもよく、ブザーや音声出力装置を付加または代替したものも考えられる。
【0023】
(実施例1)
図5は本発明の第1の実施例における構成を示したもので、参考例1との相違点についてのみ説明する。図において、17は第3の報知手段であり、第1の加熱手段1の負荷が第1の加熱手段1で加熱できない負荷で、かつアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であることを負荷検知手段4が検知し判別すると、この負荷を加熱できるのが第2の加熱手段2であることを使用者に示すものである。本実施例では、第3の報知手段17は、第2の加熱手段2の表示操作部(図3における第2の表示操作部15b)にLEDやLCD等の表示素子を備え点灯させる。
【0024】
なお、実施例では第3の報知手段17は、第2の加熱手段2の表示操作部に設けたが、第2の加熱手段2の加熱口にLED等の表示素子を備え、点滅表示させることも考えられる。また、ブザーや音声出力装置を付加または代替させることも考えられる。
【0025】
(実施例2)
図6は本発明の第2の実施例における構成を示したもので、参考例1との相違点についてのみ説明する。図において、18は第4の報知手段であり、第1の加熱手段1の負荷が第1の加熱手段1で加熱できない負荷で、かつアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であることを負荷検知手段4が検知して判別し、しかも第2の加熱手段2がすでに使用中である場合は、使用者に使用できないことを知らせるものである。本実施例では、第4の報知手段18は、第1の加熱手段1の表示操作部(図3における第1の表示操作部15a)にLEDやLCD等の表示素子を備えて点灯させる。
【0026】
なお、第4の報知手段18は表示素子に加えまたは代替して、ブザーや音声出力装置を設けることも考えられる。
【0027】
(実施例3)
図7は本発明の第3の実施例における構成を示したもので、参考例1との相違点についてのみ説明する。図において、19は参考例1及び各実施例で示した少なくとも第1〜第4の報知手段5、6、17,18のいずれかにより報知が行なわれている場合に、第1の加熱手段1より負荷を取り除くと、前記報知手段による報知を停止させる報知停止手段である。
【0028】
例えば、第1の加熱手段1の負荷がアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であることを負荷検知手段4が検知し、第2の報知手段6によって、この負荷が第2の加熱手段2で加熱できる材質の負荷であることを使用者に報知している場合に、第1の加熱手段1から負荷を取り除くと、負荷検知手段4がこれを検知し報知停止手段19により第2の報知手段6による報知を停止させるものである。
【0029】
このように、使用者が負荷を加熱手段から取り除くことにより、報知が終了するので、報知を停止するためのキースイッチ操作が必要なくなるものである。
【0030】
(実施例4)
図8は本発明の第4の実施例における構成を示したもので、参考例1との相違点についてのみ説明する。図において、20は少なくとも第2、第3の報知手段6、17のいずれかにより報知が行なわれている場合に、第1の加熱手段1より負荷を取り除くことにより、第2の加熱手段2の動作を開始させる開始手段である。
【0031】
例えば、第1の加熱手段1の負荷がアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であることを負荷検知手段4が検知し、第2の報知手段6によって、この負荷が第2の加熱手段2で加熱できる材質の負荷であることを使用者に報知している場合に、負荷検知手段4が第1の加熱手段1の負荷が取り除かれて無負荷であることを検知すると、第2の加熱手段2を動作させるための信号を制御手段3に出力するものである。
【0032】
これにより、負荷を加熱できる加熱手段に置換えることにより、加熱開始がなされ、そのためのキースイッチ操作が必要なく使い勝手が簡単になる。
【0033】
なお、第1の参考例及び第1〜第4の実施例においては、それぞれを個々に説明したが、参考例1及び各実施例の構成は適宜組み合わせて用いることができることは明らかである。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、使用者が誤って加熱できない加熱手段に負荷を載せた場合、加熱できる他の加熱手段を使用者に知らせることができる。したがって、使用者は負荷の誤認をすることなく適正な使用をすることができるものである。また、本発明によれば、使用者が誤って加熱できない加熱手段に負荷を載せた場合に、加熱できる他の加熱手段は使用中であることを知らせることができる。また、本発明によれば、使用者が負荷を加熱手段から取り除くことにより、報知が終了するので、報知を停止するためのキースイッチ操作が必要なくなる。また、本発明によれば、負荷を加熱できる加熱手段に置換えることにより、加熱開始がなされ、そのためのキースイッチ操作が必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図2】 第1の参考例における誘導加熱調理器の具体的な回路図
【図3】 第1の参考例における誘導加熱調理器の表示操作部の詳細平面図
【図4】 同誘導加熱調理器の加熱手段を構成するインバータ回路の入力電流対スイッチング手段のVce電圧の特性図
【図5】 本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図6】 本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図7】 本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第4の実施例における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図9】 従来例の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
【図10】 従来例の誘導加熱調理器の表示操作部の詳細平面図
【符号の説明】
1 第1の加熱手段
2 第2の加熱手段
3 制御手段
4 負荷検知手段
5 第1の報知手段
6 第2の報知手段
17 第3の報知手段
18 第4の報知手段
19 報知停止手段
20 開始手段
Claims (4)
- 鉄やステンレスが材質の負荷を誘導加熱しかつアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できない第1の加熱手段と、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を誘導加熱できる第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の電力を制御する制御手段と、前記第1の加熱手段の負荷の材質について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物か、前記第1の加熱手段で加熱できない材質であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質であるかを判別する負荷検知手段とを備え、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない小物であると判別した場合に、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段と、前記負荷検知手段が前記第1の加熱手段の負荷について前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できるアルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷であると判別した場合に、前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段及び前記負荷を加熱できるのが前記第2の加熱手段であることを示すべく、前記第2の加熱手段の表示操作部若しくは加熱口を点灯若しくは点滅してまたはブザー若しくは音声出力装置で示す第3の報知手段を有する誘導加熱調理器。
- 鉄やステンレスが材質の負荷を加熱する第1の加熱手段と、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を加熱する第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の電力を制御する制御手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の負荷の材質を判別する負荷検知手段と、前記負荷検知手段の判別により、前記第1の加熱手段の負荷が前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない負荷であると判別した場合、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段と、前記負荷検知手段の判別により、前記第1の加熱手段の負荷が前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であると判別した場合、加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段を備え、前記負荷検知手段の判別により、前記第1の加熱手段の負荷が、前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であると判別し、前記第2の加熱手段がすでに使用中である場合は、前記第2の加熱手段が使用できないことを示す第4の報知手段を有する誘導加熱調理器。
- 第2の報知手段により報知が行なわれている場合に、第1の加熱手段より負荷を取り除くと、前記第2の報知手段による報知を停止させる報知停止手段を有する請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
- 鉄やステンレスが材質の負荷を加熱する第1の加熱手段と、アルミ等の低抵抗、低透磁率の材質の負荷を加熱する第2の加熱手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の電力を制御する制御手段と、前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段の負荷の材質を判別する負荷検知手段と、前記負荷検知手段の判別により、前記第1の加熱手段の負荷が前記第1の加熱手段および前記第2の加熱手段のいずれでも加熱できない負荷であると判別した場合、不適正負荷であることを報知する第1の報知手段と、前記負荷検知手段の判別により、前記第1の加熱手段の負荷が前記第1の加熱手段で加熱できない負荷であり、かつ前記第2の加熱手段で加熱できる負荷であると判別した場合、加熱できる負荷であることを報知する第2の報知手段または前記第2の加熱手段を示す第3の報知手段を備え、少なくとも前記第2、第3の報知手段のいずれかにより報知が行なわれている場合に、前記第1の加熱手段より負荷を取り除くことにより、前記第2の加熱手段の動作を開始させる開始手段を有する誘導加熱調理器。
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