JP3893528B2 - 商品収納容器 - Google Patents

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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を収納させた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品を収納させた容器には、消費者に対してその収納商品を説明する記述が必要で、通常その記述はその容器の胴部外面へ表示するほか、該容器を外箱内へ入れると共に該外箱内に説明書を収納させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように外箱を用いて説明書を収納させることは、商品包装簡易化に適しないから好ましくないが、容器が小形化するにつれて商品説明用のスペースとして用いられている胴部表面積も少くなり、よって上記外箱を用いることとなる。本発明は二つ折りないしそれ以上に折畳んだ商品についての記述シートを容器体胴部前面に貼付させることで、商品説明用スペースの不足を補うことが出来るよう設けたものである。又その記述シート閉塞状態を確実に保持できるよう設けたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として横断面ほぼ長方形状に、前後両壁2,2は巾広に、かつ左右側壁3,3は巾狭に形成した胴部上端から直接ないし肩部4を介して口頸部を起立し、該口頸部の上端口部をキャップ5で密閉する商品収納の容器本体1と、
上記胴部前壁の前面へ、一部を貼着させて添付させた商品記述シート11とからなり、
該商品記述シート11は左右方向へ長く設け、左右方向中間部に縦設した折目線12で前後両区分に折畳みして、その後方シート区分の後面を容器本体前壁前面へ貼着すると共に、前方シート区分を開閉シート区分として該シート区分横方向側縁の上下方向中間部からは、先端部に止め孔16を有する係止片15を突出し、
又後方シート区分13の横方向側縁側に位置する容器本体側壁3外面から係合ピン6を突出させ、該係合ピンに上記係止片15の止め孔16を着脱自在に嵌合させ、
上記後方シート区分の後面を除く各シート区分の表裏に容器本体内収納物についての記述文を表示した。
【0005】
第2の手段として上記第1の手段を具備すると共に後方シート区分13の横方向外縁から適当数のシート区分をそれぞれ折目線を介してシート長手方向へ延長し、これ等延長シート区分を折目線で折畳んで上記後方シート区分13と開閉シート区分14との間に折込み介在させた。
【0006】
第3の手段として、胴部前壁の前面に凹部21を穿設して該凹部内へ商品記述シート11を嵌合させ、かつ凹部底面に、後方側に位置するシート区分後面を貼着すると共に、
係合ピン6を有する側壁部分外面に横溝22を穿設して、その係合ピン6および該係合ピンに嵌合させた止め孔16を有する係止片15部分を、その横溝内に位置させた。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図1および図2が示す第1実施形態について説明すると、1は商品収納の容器本体で、横断面ほぼ長方形状に、前後両壁2,2は巾広に、かつ左右側壁3,3は巾狭に形成した胴部上端から直接ないし肩部4を介して口頸部を起立し、該口頸部の上端口部をキャップ5で密閉している。又その一方側壁3の上下方向中間部からは係合ピン6を突出している。該容器本体は合成樹脂材で一体成形すればよい。
上記胴部前壁の前面へは、一部を貼着させて商品記述シート11を添付させている。
【0008】
該記述シートは左右方向へ長く設け、左右方向中間部に縦設した折目線12で前後両区分に折畳みして、その後方シート区分13の後面を容器本体前壁の前面へ貼着している。又前方シート区分を開閉シート区分14として、該シート区分横方向側縁の上下方向中間部から、係止片15を突出し、該係止片先端に止め孔16を穿設して、該止め孔を既述係合ピン6へ、図2が示すように嵌合できるよう設けている。係止片15は止め孔着脱により係合ピン6に対して着脱自在である。
商品記述シートには、上記後方シート区分13の後面、つまり胴部前壁への貼着面を除き、各シートの表裏に容器本体内収納商品についての記述文、例えば商品使用上の注意事項、効能等の必要事項を表示しておく。
【0009】
図3から図5は第2実施形態を示す。容器本体1は第1実施形態の場合と同様、胴部横断面をほぼ長方形状に形成し、肩部4を介して起立する口頸部にキャップ5を嵌合させて口頸部上端の口部を密閉している。但し該実施形態にあっては、胴部前壁2の前面に商品記述シート嵌合用の凹部21を設け、又係合ピン6を植設した一方側壁部分に、その係合ピンを溝内に位置させるための横溝22を設けてその係合ピン先端面が、該係合ピンを有する側壁3外面よりも外方へ突出して他物に触れないよう設けている。又その横溝内には係止片15が嵌合できるよう設けている。
【0010】
又係合ピン6はその先端部を大外径部として、係止片15の止め孔16から外れ難く設けている。
又商品記述シート11は、第1実施形態における後方シート区分13の横方向外縁から適当数のシート区分をそれぞれ折目線を介してシート長手方向へ延長し、これ等延長シート区分23を折目線で折畳んで、上記後方シート区分13と開閉シート区分14との間に折込み介在させる。
【0011】
商品記述シート11は図5が示すように、予め1箇のシート区分の大きさに折畳んでおき、凹部内へ折畳みシートを嵌合させ、後方シート区分の後面を凹部底面21a に貼着させる。開閉シート区分14は、延長シート区分23よりも前方に位置させ、図4が示すように止め孔16を係合ピン6に嵌合させる。止め孔16には図示のようにその孔縁から適当長さの切込み線24を複数設けてその孔径を可変にすることが望ましい。貼着面を除く各シート区分の表裏には収納商品についての記述文を表示しておく。
【0012】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、左右方向へ長く設けた商品記述シートを、2以上のシート区分に折畳みして、後方シート区分の後面を容器本体前壁前面へ貼着するから、それ等シート区分により充分な商品説明スペースを得ることが出来、よって商品説明書収納用の外箱等の使用は不要とすることが出来る。
又開閉シート区分14からは止め孔16付きの係止片15を突出させ、容器本体側壁から突設した係合ピン6に上記止め孔を嵌合させるよう設けたから、その開閉シート区分の閉塞状態を保持させることが確実であり、非人為的にはその開閉シート区分が開かないようにすることが容易である。
【0013】
容器本体胴部の前壁に凹部21を穿設して該凹部内に商品記述シートを嵌合させることで、特に商品記述シートが折畳み状態で厚くなったような場合の損傷を防止でき、又胴部側壁の係合ピン植設部分に横溝22を穿設してその横溝内に係合ピン6を位置させることで、該係合ピン先端は胴部側面よりも外方まで突出して他物に触れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 開閉シート区分解放状態で示す、本発明容器の斜視図である。
【図2】 開閉シート区分閉塞状態で示す、図1容器の斜視図である。
【図3】 第2実施形態で示す、シート開放状態での容器の斜視図である。
【図4】 シート閉塞状態で示す、図3容器の斜視図である。
【図5】 図4容器の分解斜視図である。
【符号の説明】
6…係合ピン
11 …商品記述シート
13…後方シート
14 …開閉シート
21…凹部

Claims (3)

  1. 横断面ほぼ長方形状に、前後両壁2,2は巾広に、かつ左右側壁3,3は巾狭に形成した胴部上端から直接ないし肩部4を介して口頸部を起立し、該口頸部の上端口部をキャップ5で密閉する商品収納の容器本体1と、
    上記胴部前壁の前面へ、一部を貼着させて添付させた商品記述シート11とからなり、
    該商品記述シート11は左右方向へ長く設け、左右方向中間部に縦設した折目線12で前後両区分に折畳みして、その後方シート区分の後面を容器本体前壁前面へ貼着すると共に、前方シート区分を開閉シート区分として該シート区分横方向側縁の上下方向中間部からは、先端部に止め孔16を有する係止片15を突出し、
    又後方シート区分13の横方向側縁側に位置する容器本体側壁3外面から係合ピン6を突出させ、該係合ピンに上記係止片15の止め孔16を着脱自在に嵌合させ、
    上記後方シート区分の後面を除く各シート区分の表裏に容器本体内収納物についての記述文を表示した
    ことを特徴とする商品収納容器。
  2. 後方シート区分13の横方向外縁から適当数のシート区分をそれぞれ折目線を介してシート長手方向へ延長し、これ等延長シート区分を折目線で折畳んで上記後方シート区分13と開閉シート区分14との間に折込み介在させた
    ことを特徴とする請求項1記載の商品収納容器。
  3. 胴部前壁の前面に凹部21を穿設して該凹部内へ商品記述シート11を嵌合させ、かつ凹部底面に、後方側に位置するシート区分後面を貼着すると共に、
    係合ピン6を有する側壁部分外面に横溝22を穿設して、その係合ピン6および該係合ピンに嵌合させた止め孔16を有する係止片15部分を、その横溝内に位置させた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の商品収納容器。
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