JP3893078B2 - マルチチャンネル受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、チャンネルの異なる複数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャリア周波数の異なる複数のチャンネルを同時に受信するための処理簡略化方法の代表的な方法として、FFT(Fast Fourier Transform: 高速フーリエ変換)を用いる方法がある。FFTを用いてキャリア周波数の異なる複数のチャンネルを同時に受信する場合、受信する信号が実ディジタル信号の場合はナイキスト帯域幅をN/2分割することで、また複素ディジタル信号の場合はナイキスト帯域幅をN分割することで、キャリア周波数の異なるN個の信号をキャリア毎に分割(チャンネル選択)すると同時に、各信号をベースバンド信号に変換できる。
なお、ここでチャンネルとは、例えば通信の受信信号波や放送の送受信信号波を示す周波数軸上の領域、または上記信号波のキャリア周波数のことを示す。
【0003】
例えば、図9は従来例の受信機の構成を示すブロック図であって、従来例の受信機は、アンテナ1からの受信信号を、該受信信号に直交キャリア発振器21の発生するローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の進んだ虚数軸信号”−sin”とをそれぞれ乗算する乗算器22と乗算器23とを備えた直交検波器2において、複数のチャンネルの信号波を複素中間周波数信号に変換すると共に、複素中間周波数信号に変換された直交検波器2の複素信号出力をA/D変換器であるADC3a、3bによりそれぞれA/D変換し、複素中間周波数ディジタル信号とする。そして、FFT51によりキャリア周波数の異なる信号波毎に同時にベースバンド信号に変換して、次段に接続されたパラレル/シリアル変換器52に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、FFTを用いてキャリア周波数の異なる複数のチャンネルを同時に受信するには、各チャンネルの変調波シンボルタイミングを互いに同期させる必要があると共に、更には各チャンネルを分離するためには変調波シンボルタイミング(シンボル周期)の逆数で示される周波数を、各チャンネルのキャリア間隔周波数とする必要があるという制約が発生する。これらの条件を満たすものに、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)のシンボルと各変調波信号との関係がある。しかし、キャリア周波数の異なる変調波信号間で、これらの条件を満足することは、OFDMであっても容易なことではなく、現実的ではない。
【0005】
従って、チャンネルの異なる多数の信号波を同時に受信するには、多数の受信部を並列に並べるのが一般的であった。また、数十キャリア以上を同時に受信するにはFFTが適しており、キャリア数が多いほどFFTが有利であるが、キャリア数が少ない場合には、必ずしもFFTが適しているとは言えず、一般的に要求される数キャリア程度の信号の同時受信には有効な方法がないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、信号の変調波シンボルタイミングとチャンネル間隔に制約のない、マルチチャンネル信号の効率的な同時受信を行うマルチチャンネル受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、前記3つ以上の奇数の信号波の中心の信号波のキャリアを周波数ゼロの直流成分に変換し、前記中心の信号波を複素ベースバンド信号に変換すると共に、前記中心の信号波以外の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に変換する複素出力周波数変換手段(例えば実施の形態の直交検波器2)と、前記複素出力周波数変換手段の複素出力の実数軸信号と虚数軸信号とをそれぞれサンプリングしてディジタル信号化する1組のA/D変換手段(例えば実施の形態のADC3a、3b)と、前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号をベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ5、7)と、前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号をベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ4、6)とを備え、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にあることを特徴とする。
【0008】
以上の構成を備えたマルチチャンネル受信機は、複素出力周波数変換手段によって、3つ以上の奇数の信号波の中心の信号波のキャリアを、周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波の中で中心に存在する信号波を、1組のA/D変換手段の出力から直接ディジタル信号化されたベースバンド信号として取り出すことができる。また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換手段によりディジタル信号化した後、各信号波のチャンネルに対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ、信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
【0009】
請求項2の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、前記2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、前記2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に変換する複素出力周波数変換手段(例えば実施の形態の直交検波器2)と、前記複素出力周波数変換手段の複素出力の実数軸信号と虚数軸信号とをそれぞれサンプリングしてディジタル信号化する1組のA/D変換手段(例えば実施の形態のADC3a、3b)と、前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ5、7)と、前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ4、6)とを備え、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にあることを特徴とする。
【0010】
以上の構成を備えたマルチチャンネル受信機は、複素出力周波数変換手段によって、チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換手段によりディジタル信号化した後、各信号波のチャンネルに対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ、信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
【0011】
請求項3の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、前記2つ以上の偶数の信号波を、中間周波数の信号に変換する一次周波数変換手段(例えば実施の形態のキャリア発振器14、乗算器15)と、前記一次周波数変換手段の出力をサンプリングしてディジタル信号化するA/D変換手段(例えば実施の形態のADC17)と、前記A/D変換手段から出力される前記2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、前記2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号に変換する複素出力ディジタル周波数変換手段(例えば実施の形態のディジタル直交検波器18)と、前記複素出力ディジタル周波数変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ5、7)と、前記複素出力ディジタル周波数変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段(例えば実施の形態の複素ミキサ4、6)とを備え、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にあることを特徴とする。
【0012】
以上の構成を備えたマルチチャンネル受信機は、チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を、一次周波数変換手段により中間周波数の信号に変換した後、A/D変換手段によりディジタル信号化することで、複素出力ディジタル周波数変換手段により、2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号に変換することができる。
また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号を、各信号波のチャンネルに対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
【0013】
請求項4の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機において、前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号か、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号のどちらか一方の複素ローカル信号を用意し、もう一方の複素ローカル信号は、用意された複素ローカル信号の複素共役信号から生成して利用することを特徴とする。
以上の構成を備えたマルチチャンネル受信機は、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する正側周波数変換手段の複素ローカル信号か、負側周波数変換手段の複素ローカル信号のどちらか一方の複素ローカル信号を用意し、もう一方の複素ローカル信号はこれを利用して生成すれば良いので、新たなローカル信号発生器が不要となる。
【0014】
請求項5の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機において、複素ローカル信号が互いに複素共役の関係にある前記正側周波数変換手段と前記負側周波数変換手段とを、両者の乗算器を共用化した構成を持つ合成周波数変換手段(例えば実施の形態の合成複素ミキサ19、20)に変更したことを特徴とする。
以上の構成を備えたマルチチャンネル受信機は、複素ローカル信号が互いに複素共役の関係にある正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにおいて、両者の乗算器を共用化することで、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の複素中間周波数信号を、同時にベースバンド信号に変換することができる。
【0015】
請求項6の発明に係わるマルチチャンネル受信機は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機において、前記チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波、あるいは前記チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波が、マルチキャリア信号であることを特徴とする。
このマルチチャンネル受信機は、信号の変調波シンボルタイミングや周波数間隔に制約のあるマルチキャリア信号でも、3つ以上の奇数の信号波、あるいは2つ以上の偶数の信号波を、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の信号からなる複素中間周波数信号に変換することで、マルチチャンネル信号と同様に受信することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、一例として、例えば、図1(a)に示すようなf1’、f2’、f3’、f4’、f5’の5つの信号波を同時に受信するマルチチャンネル受信機について説明を行う。
図2は、本発明の第1の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図であって、図2において、図9に示した従来例の受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、従来例の受信機と同じ動作を行う構成要素である。
【0017】
図2を参照して、本実施の形態のマルチチャンネル受信機を説明すると、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、アンテナ1からの受信信号を、該受信信号に直交キャリア発振器21の発生するローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の進んだ虚数軸信号”−sin”とをそれぞれ乗算する乗算器22と乗算器23とを備えた直交検波器2において、図1(b)に示すように、5つの奇数の信号波の中心の信号波のキャリアf3’を周波数ゼロの直流成分に変換し、中心の信号波を複素ベースバンド信号に変換する。同時に、キャリアf3’の信号以外のキャリアf1’、f2’、f4’、f5’の信号波を、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f4、f5の複素中間周波数信号に変換すると共に、複素中間周波数信号に変換された直交検波器2の複素信号出力をA/D変換器であるADC3a、3bによりそれぞれA/D変換し、複素中間周波数ディジタル信号とする。
【0018】
なお、図1(a)、(b)に示す信号波の配置は一例であって、入力される信号波は、直交検波器2の出力において、キャリアf3’の信号がベースバンド信号に変換された状態の時、キャリアf1とf5、及びキャリアf2とf4が、それぞれ周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された信号波(ローカル信号が互いに複素共役周波数の関係にある信号波)であれば良く、図1(a)、(b)に示すように、等間隔あるいは隣接して配置される必要はない。
【0019】
一方、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f4、f5の複素中間周波数ディジタル信号は、同時に各キャリア周波数に対応した複素ミキサ4、5、6、7に入力され、それぞれの信号波に対して周波数変換が行われる。ここで、複素ミキサ4は、キャリアf4の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器8が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがぞれぞれ入力されており、負側のキャリアf4の信号波に周波数変換を行い、キャリアf4を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I4、Q4)に変換する。
【0020】
また、複素ミキサ5は、キャリアf2の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器8が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器8の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器9により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf2の信号波に周波数変換を行い、キャリアf2を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I2、Q2)に変換する。
【0021】
また、複素ミキサ6は、キャリアf5の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf5の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器10が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf5の信号波に周波数変換を行い、キャリアf5を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I5、Q5)に変換する。
【0022】
更に、複素ミキサ7は、キャリアf1の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf5の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器10が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器10の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器11により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf1の信号波に周波数変換を行い、キャリアf1を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I1、Q1)に変換する。
【0023】
次に、本実施の形態のマルチチャンネル受信機で用いられる複素ミキサ4、5、6、7を、図面を参照して更に詳細に説明する。
図3は、複素ミキサ4、5、6、7の構成を示すブロック図であって、複素ミキサは、入力された実数軸信号(S.I)と虚数軸信号(S.Q)とに、外部に接続された直交キャリア発振器の発生するローカル信号の実数軸信号(F.I)と、虚数軸信号(F.Q)とをそれぞれ乗算する乗算器31及び乗算器32と、更に乗算器31の出力から乗算器32の出力を減算して実数軸信号出力(P.I)とする減算器33を備えている。また複素ミキサは、入力された実数軸信号(S.I)と虚数軸信号(S.Q)とに、同様に外部に接続された直交キャリア発振器の発生するローカル信号の虚数軸信号(F.Q)と、実数軸信号(F.I)とをそれぞれ乗算する乗算器34及び乗算器35と、更に乗算器34の出力に乗算器35の出力を加算して虚数軸信号出力(P.Q)とする加算器36を備えている。
【0024】
以上説明したように、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、直交検波器2によって、例えばチャンネルの異なる5つの信号波の中心の信号波のキャリアを、周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、チャンネルの異なる5つの信号波の中で中心に存在する信号波を、1組のA/D変換器ADC3a、3bの出力から直接ディジタル信号化されたベースバンド信号として取り出すことができる。また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換器ADC3a、3bによりディジタル信号化した後、各信号波のキャリア周波数に対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ複素ミキサ4と5、及び複素ミキサ6と7によって、残る4つの信号波を同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0025】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、一例として、例えば、図4(a)に示すようなf1’、f2’、f3’、f4’の4つの信号波を同時に受信するマルチチャンネル受信機について説明を行う。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図であって、図5において、図9に示した従来例の受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、従来例の受信機と同じ動作を行う構成要素である。また、図2に示した第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機と同じ動作を行う構成要素である。
【0026】
図5を参照して、本実施の形態のマルチチャンネル受信機を説明すると、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、アンテナ1からの受信信号を、該受信信号に直交キャリア発振器21の発生するローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の進んだ虚数軸信号”−sin”とをそれぞれ乗算する乗算器22と乗算器23とを備えた直交検波器2において、図4(b)に示すように、f1’、f2’、f3’、f4’の4つの偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、4つの偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f3、f4の複素中間周波数信号に変換すると共に、複素中間周波数信号に変換された直交検波器2の複素信号出力をA/D変換器であるADC3a、3bによりそれぞれA/D変換し、複素中間周波数ディジタル信号とする。
【0027】
なお、図4(a)、(b)に示す信号波の配置は一例であって、入力される信号波は、直交検波器2の出力において、キャリアf1とf4、及びキャリアf2とf3が、それぞれ周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された信号波(キャリア成分が互いに複素共役の関係にある信号波)であれば良く、図4(a)、(b)に示すように、等間隔あるいは隣接して配置される必要はない。
【0028】
また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f3、f4の複素中間周波数ディジタル信号は、同時に各キャリア周波数に対応した複素ミキサ4、5、6、7に入力され、それぞれの信号波に対して周波数変換が行われる。ここで、複素ミキサ4は、キャリアf3の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf3の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器12が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf3の信号波に周波数変換を行い、キャリアf3を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I3、Q3)に変換する。
【0029】
また、複素ミキサ5は、キャリアf2の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf3の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器12が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器12の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器9により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf2の信号波に周波数変換を行い、キャリアf2を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I2、Q2)に変換する。
【0030】
また、複素ミキサ6は、キャリアf4の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器13が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf4の信号波に周波数変換を行い、キャリアf4を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I4、Q4)に変換する。
【0031】
更に、複素ミキサ7は、キャリアf1の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器13が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器13の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器11により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf1の信号波に周波数変換を行い、キャリアf1を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I1、Q1)に変換する。
【0032】
なお、本実施の形態のマルチチャンネル受信機で用いられる複素ミキサ4、5、6、7も、第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機と同じ図3を用いて説明した複素ミキサを用いるものとする。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、直交検波器2によって、例えばチャンネルの異なる4つの信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたチャンネルの異なる4つの複素中間周波数信号とし、次に、4つの複素中間周波数信号を1組のA/D変換器ADC3a、3bによりディジタル信号化した後、各信号波のキャリア周波数に対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ複素ミキサ4と5、及び複素ミキサ6と7によって、4つの信号波を同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0034】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、一例として、例えば、図4(a)に示すようなf1’、f2’、f3’、f4’の4つの信号波を同時に受信するマルチチャンネル受信機であって、第1、第2の実施の形態で説明したアナログ信号処理による直交検波器2の代わりに、ディジタル信号処理による直交検波器を用いる場合について説明を行う。
図6は、本発明の第3の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図であって、図6において、図9に示した従来例の受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、従来例の受信機と同じ動作を行う構成要素である。また、図2と図5に示した第1、第2の実施の形態のマルチチャンネル受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、第1、第2の実施の形態のマルチチャンネル受信機と同じ動作を行う構成要素である。
【0035】
図6を参照して、本実施の形態のマルチチャンネル受信機を説明すると、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、アンテナ1からの受信信号を、該受信信号にキャリア発振器14の発生する実数軸信号”cos”を乗算するミキサ15によって中間周波数信号に変換し、変換された中間周波数信号からバンドパスフィルタ16によって希望の帯域の信号波を抽出する。そして、バンドパスフィルタ16によって抽出された信号波を、A/D変換器であるADC17によってディジタル信号化し、直交キャリア発振器41の発生するローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の進んだ虚数軸信号”−sin”とをそれぞれ乗算する乗算器42と乗算器43とを備えたディジタル直交検波器18において、図4(b)に示すように、f1’、f2’、f3’、f4’の4つの偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、4つの偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f3、f4の複素中間周波数ディジタル信号に変換する。
【0036】
なお、第2の実施の形態と同様に、図4(a)、(b)に示す信号波の配置は一例であって、入力される信号波は、ディジタル直交検波器18の出力において、キャリアf1とf4、及びキャリアf2とf3が、それぞれ周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された信号波(ローカル信号が互いに複素共役周波数の関係にある信号波)であれば良く、図4(a)、(b)に示すように、等間隔あるいは隣接して配置される必要はない。
【0037】
また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f3、f4の複素中間周波数ディジタル信号は、同時に各キャリア周波数に対応した複素ミキサ4、5、6、7に入力され、それぞれの信号波に対して周波数変換が行われる。ここで、複素ミキサ4は、キャリアf3の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf3の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器12が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf3の信号波に周波数変換を行い、キャリアf3を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I3、Q3)に変換する。
【0038】
また、複素ミキサ5は、キャリアf2の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf3の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器12が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器12の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器9により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf2の信号波に周波数変換を行い、キャリアf2を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I2、Q2)に変換する。
【0039】
また、複素ミキサ6は、キャリアf4の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器13が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf4の信号波に周波数変換を行い、キャリアf4を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I4、Q4)に変換する。
【0040】
更に、複素ミキサ7は、キャリアf1の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器13が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、直交キャリア発振器13の発生するローカル信号の虚数軸信号”sin”を符号反転器11により符号反転した”−sin”とがそれぞれ入力されており、正側のキャリアf1の信号波に周波数変換を行い、キャリアf1を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I1、Q1)に変換する。
【0041】
なお、本実施の形態のマルチチャンネル受信機で用いられる複素ミキサ4、5、6、7も、第1、第2の実施の形態のマルチチャンネル受信機と同じ図3を用いて説明した複素ミキサを用いるものとする。
【0042】
以上説明したように、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、まず、受信信号をミキサ15によって中間周波数信号に変換し、これをADC17によってディジタル信号化する。そして、ディジタル直交検波器18によって、例えばチャンネルの異なる4つの信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたチャンネルの異なる4つの複素中間周波数ディジタル信号とし、次に、各信号波のキャリア周波数に対応すると共に、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ複素ミキサ4と5、及び複素ミキサ6と7によって、4つの信号波を同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
【0043】
従って、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られると共に、複数の信号波をディジタル信号化してから、ディジタル直交検波器18により複素中間周波数ディジタル信号に変換することができるので、複素信号に変換する際に、周波数変換手段において、入力された複数の信号波のお互いのイメージ信号による妨害の発生がなく、例えば、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の複素中間周波数ディジタル信号に大きな信号レベル差がある場合でも、周波数変換手段の特性補償を行わずともレベルの高い信号のイメージ妨害によるレベルの低い信号の受信性能劣化が生じない、良好な受信性能を得ることができるという効果が得られる。
【0044】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態として、第1から第3の実施の形態で利用された複素ミキサ4、5、6、7の乗算器を共用化して、回路を簡略化する方法について説明する。
図7は、複素ミキサ4と5、または複素ミキサ6と7のように、利用するローカル信号が互いに複素共役の関係にある複素ミキサ同士の乗算器を共用化する合成複素ミキサの構成を示すブロック図であって、合成複素ミキサは、入力された実数軸信号(S.I)と虚数軸信号(S.Q)とに、外部に接続された直交キャリア発振器の発生するローカル信号の実数軸信号(F.I)と、虚数軸信号(F.Q)とをそれぞれ乗算する乗算器51及び乗算器52と、更に乗算器52の出力の符号を符号反転器53によって反転し、乗算器51の出力に加算して2個ある実数軸信号出力の内の実数軸信号出力(P1.I)とする加算器54を備えている。
【0045】
また合成複素ミキサは、入力された実数軸信号(S.I)と虚数軸信号(S.Q)とに、同様に外部に接続された直交キャリア発振器の発生するローカル信号の虚数軸信号(F.Q)と、実数軸信号(F.I)とをそれぞれ乗算する乗算器55及び乗算器56と、更に乗算器55の出力に乗算器56の出力を加算して2個ある虚数軸信号出力の内の虚数軸信号出力(P1.Q)とする加算器57を備えている。更に、合成複素ミキサは、乗算器51の出力に乗算器52の出力を加算して2個ある実数軸信号出力の内の実数軸信号出力(P2.I)とする加算器58と、乗算器55の出力の符号を符号反転器59によって反転し、乗算器56の出力に加算して2個ある虚数軸信号出力の内の虚数軸信号出力(P2.Q)とする加算器60を備えている。
【0046】
以上説明した合成複素ミキサを、例えば第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機に利用した場合を次に説明する。
図8は、第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機に、図7を用いて説明した合成複素ミキサを利用した場合を示すブロック図であって、図8において、図9に示した従来例の受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、従来例の受信機と同じ動作を行う構成要素である。また、図2、図5、図6に示した第1、第2、第3の実施の形態のマルチチャンネル受信機の構成要素と同じ符号を付与した構成要素は、第1、第2、第3の実施の形態のマルチチャンネル受信機と同じ動作を行う構成要素である。
【0047】
図8を参照して、本実施の形態のマルチチャンネル受信機を説明すると、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、アンテナ1からの受信信号を、該受信信号に直交キャリア発振器21の発生するローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の進んだ虚数軸信号”−sin”とをそれぞれ乗算する乗算器22と乗算器23とを備えた直交検波器2において、図1(b)に示すように、5つの奇数の信号波の中心の信号波のキャリアf3’を周波数ゼロの直流成分に変換し、中心の信号波を複素ベースバンド信号に変換する。同時に、キャリアf3’の信号以外のキャリアf1’、f2’、f4’、f5’の信号波を、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f4、f5の複素中間周波数信号に変換すると共に、複素中間周波数信号に変換された直交検波器2の複素信号出力をA/D変換器であるADC3a、3bによりそれぞれA/D変換し、複素中間周波数ディジタル信号とする。
【0048】
なお、第1の実施の形態と同様に、図1(a)、(b)に示す信号波の配置は一例であって、入力される信号波は、直交検波器2の出力において、キャリアf3’の信号がベースバンド信号に変換された状態の時、キャリアf1とf5、及びキャリアf2とf4が、それぞれ周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された信号波(ローカル信号が互いに複素共役周波数の関係にある信号波)であれば良く、図1(a)、(b)に示すように、等間隔あるいは隣接して配置される必要はない。
【0049】
一方、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置されたキャリアf1、f2、f4、f5の複素中間周波数ディジタル信号は、図7を用いて説明した合成複素ミキサ19、20に同時に入力され、それぞれの信号波に対して周波数変換が行われる。ここで、合成複素ミキサ19は、キャリアf4とキャリアf1の信号波に対応した合成複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf4の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器8が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf4の信号波に周波数変換を行い、キャリアf4を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I4、Q4)に変換すると同時に、正側のキャリアf2の信号波に周波数変換を行い、キャリアf2を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I2、Q2)に変換する。
【0050】
また、合成複素ミキサ20は、キャリアf5の信号波に対応した複素ミキサであって、ローカル信号入力端子(F.I、F.Q)にf5の絶対値の周波数を発振周波数とする直交キャリア発振器10が発生したローカル信号の実数軸信号”cos”と、実数軸信号より90度位相の遅れた虚数軸信号”sin”とがそれぞれ入力されており、負側のキャリアf5の信号波に周波数変換を行い、キャリアf5を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I5、Q5)に変換すると同時に、正側のキャリアf1の信号波に周波数変換を行い、キャリアf1を周波数ゼロの直流成分に変換し、この信号波を複素ベースバンド信号(I1、Q1)に変換する。
【0051】
なお、上述の実施の形態では、第1の実施の形態によるマルチチャンネル受信機に用いられた複素ミキサ4と5、または複素ミキサ6と7のように、利用するローカル信号が互いに複素共役の関係にあるミキサ同士の乗算器を共用化する場合の実施の形態を、一例として第1の実施の形態のマルチチャンネル受信機に合成複素ミキサ19、20を適用して説明を行ったが、合成複素ミキサ19、20は、同様に、第2、第3の実施の形態によるマルチチャンネル受信機に用いられた複素ミキサ4と5、または複素ミキサ6と7の乗算器を共用化する場合にも適用することができる。
【0052】
以上説明したように、本実施の形態のマルチチャンネル受信機は、直交検波器2によって、例えばチャンネルの異なる5つの信号波の中心の信号波のキャリアを、周波数ゼロの直流成分に周波数変換することで、チャンネルの異なる5つの信号波の中で中心に存在する信号波を、1組のA/D変換器ADC3a、3bの出力から直接ディジタル信号化されたベースバンド信号として取り出すことができる。また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換器ADC3a、3bによりディジタル信号化した後、第1から第3の実施の形態によるマルチチャンネル受信機で用いられた複素ミキサ4と5、または複素ミキサ6と7のように、利用するローカル信号が互いに複素共役の関係にあるミキサ同士の乗算器を共用化した合成複素ミキサ19、20によって、残る4つの信号波を同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、更に演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0053】
なお、上述の第1から第4の実施の形態において、本発明のマルチチャンネル受信機は、信号の変調波シンボルタイミングとチャンネル間隔に制約のないマルチチャンネル信号を受信すると説明したが、本発明のマルチチャンネル受信機は、従来のOFDM信号やMC−CDMA(Multi Carrier-Code Division Multiple Access)信号のような、信号の変調波シンボルタイミングや周波数間隔に制約のあるマルチキャリア信号を受信するのに用いても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載のマルチチャンネル受信機によれば、チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波の中で中心に存在する信号波を、1組のA/D変換手段の出力から直接ディジタル信号化されたベースバンド信号として取り出すことができる。また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換手段によりディジタル信号化した後、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、奇数の信号波の中心の信号波をベースバンド信号として効率的に取り出すと共に、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された残りの2つ以上の信号波も、正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とによりベースバンド信号として効率的に取り出すことで、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0055】
請求項2に記載のマルチチャンネル受信機によれば、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号を、1組のA/D変換手段によりディジタル信号化した後、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された2つ以上の信号波を、正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とによりベースバンド信号として効率的に取り出すことで、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0056】
請求項3に記載のマルチチャンネル受信機によれば、チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を、一次周波数変換手段により中間周波数の信号に変換した後、A/D変換手段によりディジタル信号化することで、複素出力ディジタル周波数変換手段により、2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号に変換することができる。また、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号を、互いに複素共役の関係にあるローカル信号を持つ信号波数分用意された正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにより、それぞれ同時にベースバンド信号に変換して取り出すことができる。
従って、複数の信号波をディジタル信号化してから、複素出力ディジタル周波数変換手段により複素中間周波数信号に変換することができるので、複素信号に変換する際に、周波数変換手段のイメージ妨害によるノイズの発生がなく、例えば、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の複素中間周波数ディジタル信号に信号のレベル差があっても、周波数変換手段の特性補償を行わずに良好な受信性能を得ることができるという効果が得られる。
【0057】
請求項4に記載のマルチチャンネル受信機によれば、正側周波数変換手段の複素ローカル信号か、負側周波数変換手段の複素ローカル信号のどちらか一方の複素ローカル信号を用意し、もう一方の複素ローカル信号はこれを利用して生成すれば良いので、新たなローカル信号発生器が不要となる。
従って、更に回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0058】
請求項5に記載のマルチチャンネル受信機によれば、複素ローカル信号が互いに複素共役の関係にある正側周波数変換手段と負側周波数変換手段とにおいて、両者の乗算器を共用化することで、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の複素中間周波数信号を、同時にベースバンド信号に変換することができる。
従って、更に演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機を構成できるという効果が得られる。
【0059】
請求項6に記載のマルチチャンネル受信機によれば、信号の変調波シンボルタイミングや周波数間隔に制約のあるマルチキャリア信号でも、3つ以上の奇数の信号波、あるいは2つ以上の偶数の信号波を、周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された正側と負側の信号からなる複素中間周波数信号に変換することで、マルチチャンネル信号と同様に受信することができる。
従って、従来のマルチキャリア信号も、演算量や回路規模が小さく、消費電力の少ない受信機により受信することができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の入力信号の一例を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施の形態によるマルチチャンネル受信機で用いられる複素ミキサの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の入力信号の一例を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第1から第3の実施の形態によるマルチチャンネル受信機において、正側周波数用と負側周波数用の複素ミキサの乗算器を共用化した場合の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態によるマルチチャンネル受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来例の受信機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 直交検波器
3a、3b、17 ADC(A/D変換器)
4、5、6、7 複素ミキサ
8、10、12、13、21、41 直交キャリア発振器
9、11、53、59 符号反転器
14 キャリア発振器
15、22、23、31、32、34、35、42、43、51、52、55、56、 乗算器
16 バンドパスフィルタ
18 ディジタル直交検波器
19、20 合成複素ミキサ
33 減算器
36、54、57、58、60 加算器

Claims (6)

  1. チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、
    前記3つ以上の奇数の信号波の中心の信号波のキャリアを周波数ゼロの直流成分に変換し、前記中心の信号波を複素ベースバンド信号に変換すると共に、前記中心の信号波以外の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に変換する複素出力周波数変換手段と、
    前記複素出力周波数変換手段の複素出力の実数軸信号と虚数軸信号とをそれぞれサンプリングしてディジタル信号化する1組のA/D変換手段と、
    前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号をベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段と、
    前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号をベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段と、
    を備え、
    周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にある
    ことを特徴とするマルチチャンネル受信機。
  2. チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、
    前記2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、前記2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に変換する複素出力周波数変換手段と、前記複素出力周波数変換手段の複素出力の実数軸信号と虚数軸信号とをそれぞれサンプリングしてディジタル信号化する1組のA/D変換手段と、
    前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段と、
    前記1組のA/D変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段と、
    を備え、
    周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にある
    ことを特徴とするマルチチャンネル受信機。
  3. チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波を同時に受信するためのマルチチャンネル受信機であって、
    前記2つ以上の偶数の信号波を、中間周波数の信号に変換する一次周波数変換手段と、
    前記一次周波数変換手段の出力をサンプリングしてディジタル信号化するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力される前記2つ以上の偶数の信号波のキャリア周波数の中心の周波数を周波数ゼロの直流成分に変換し、前記2つ以上の偶数の信号波を周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数ディジタル信号に変換する複素出力ディジタル周波数変換手段と、
    前記複素出力ディジタル周波数変換手段から出力される1つ以上の正のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の正側周波数変換手段と、
    前記複素出力ディジタル周波数変換手段から出力される1つ以上の負のチャンネルの複素信号を複素ベースバンド信号に変換する、各チャンネルに対応した1つ以上の負側周波数変換手段と、
    を備え、
    周波数ゼロの直流成分に対して対称に配置された複素中間周波数信号に対応する前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号と、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号とが複素共役の関係にある
    ことを特徴とするマルチチャンネル受信機。
  4. 前記正側周波数変換手段の複素ローカル信号か、前記負側周波数変換手段の複素ローカル信号のどちらか一方の複素ローカル信号を用意し、もう一方の複素ローカル信号は、用意された複素ローカル信号の複素共役信号から生成して利用する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機。
  5. 複素ローカル信号が互いに複素共役の関係にある前記正側周波数変換手段と前記負側周波数変換手段とを、両者の乗算器を共用化した構成を持つ合成周波数変換手段に変更した
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機。
  6. 前記チャンネルの異なる3つ以上の奇数の信号波、あるいは前記チャンネルの異なる2つ以上の偶数の信号波が、マルチキャリア信号であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のマルチチャンネル受信機。
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