JP3227641B2 - ミキサ回路および周波数変換方法 - Google Patents

ミキサ回路および周波数変換方法

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JP3227641B2 JP27868195A JP27868195A JP3227641B2 JP 3227641 B2 JP3227641 B2 JP 3227641B2 JP 27868195 A JP27868195 A JP 27868195A JP 27868195 A JP27868195 A JP 27868195A JP 3227641 B2 JP3227641 B2 JP 3227641B2
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    • HELECTRICITY
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    • H03D7/12Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing by means of semiconductor devices having more than two electrodes
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタ(field effect transistor: FET)等の能動素子を
用いたミキサ(mixer )回路に関し、更にはこれを用い
た周波数変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ミキサ回路は、複数の信号を混合するた
めの回路であり、邇常は、バイポーラトランジスタやF
ET等の能動素子を有している。この能動素子は、2個
の(より一般には複数の)信号が入力されたときに両者
の積に相当する信号を出力するように、使用される。互
いに異なる周波数を有する2個の(より一般には複数
の)信号を乗じあうと、これらの信号の周波数の差に相
当する周波数の信号と和に相当する周波数の信号とが得
られることから、ミキサ回路は、周波数変換器としても
使用できる。
【0003】周波数変換器には、比較的高い周波数を有
する信号をより低い周波数を有する信号へと変換するダ
ウンコンバータと、比較的低い周波数を有する信号をよ
り高い周波数を有する信号へと変換するアップコンバー
タとがある。ダウンコンバータおよびアップコンバータ
は、それぞれ、ミキシングにより得られる2種類の信号
のうち、入力された2種類の信号の周波数の差に相当す
る周波数の信号または和に相当する周波数の信号を取り
出し、後段の回路に供給する。
【0004】スーパーヘテロダイン方式の受信機では、
無線周波数(radio frequency:RF)信号を中間周波数
(intermediate frequency: IF)信号に変換するための
ダウンコンバータや、IF信号をベースバンド信号に変
換するためのダウンコンバータが用いられる。ダイレク
トコンバージョン方式の受信機では、RF信号をベース
バンド信号に変換するためのダウンコンバータが用いら
れる。逆に、スーパーヘテロダイン方式の送信機では、
ベースバンド信号をIF信号に変換するためのアップコ
ンバータや、IF信号をRF信号に変換するためのアッ
プコンバータが用いられる。ダイレクトコンバージョン
方式の送信機ではベースバンド信号をRF信号に変換す
るためのアップコンバータが用いられる。これらの周波
数変換を実行するためには、ミキシング用の能動素子
に、所定の周波数を有する局部発振(local oscillatio
n:LO)信号をも入力する必要がある。
【0005】図7には、RF信号をIF信号に変換する
ためのダウンコンバータが示されている。このダウンコ
ンバータ500は、ミキシング用の能動素子として、ド
レインD、ソースSおよびゲートGを有するFET1を
用いている。RF信号およびLO信号はそれぞれ入力整
合回路3または4を介してゲートGに入力されている。
入力整合回路3および4は、それぞれ、RF信号または
LO信号中の直流成分を阻止するためのカップリングキ
ャパシタC1またはC2を有している。カップリングキ
ャパシタC1は、ゲートGと接地との間に直列接続され
たインピーダンス素子Z1およびZ2の接続点に接続さ
れている。カップリングキャパシタC2は、ゲートGと
接地との間に直列接続されたインピーダンス素子Z3お
よびZ4の接続点に接続されている。インピーダンス素
子Z1〜Z4のインピーダンス値は、RF信号またはL
O信号の伝送線路のインピーダンスとゲートGの入力イ
ンピーダンスとが整合するように、それぞれ設定されて
いる。インピーダンス素子Z1〜Z4としては、マイク
ロストリップ線路等の分布定数線路を用いることが出来
る。
【0006】FET1のソースSは、自己バイアス用の
抵抗Rと交流バイパス用のキャパシタC3との並列回路
を介して接地されている。他方、FET1のドレインD
は、バイアス用のインピーダンス素子Z5を介して正の
直流電源D1に接続されている。従って、FET1のゲ
ートGに入力されるRF信号およびLO信号は、抵抗R
およびインピーダンス素子Z1により決定されるバイア
ス条件下で、FET1により増幅され、同時に互いに混
合される。なお、インピーダンス素子Z5も、インピー
ダンス素子Z1〜Z4と同様、分布定数線路にて実現で
きる。キャパシタC5は、安定化等のため正の直流電源
D1に接続されている。FET1のドレインDは、出力
整合回路5を介して後段の回路に接続されている。出力
整合回路5は、インピーダンス素子Z6〜Z8、キャパ
シタC6およびC7を有している。出力整合回路5は、
ドレインDの出力インピーダンスと後段の回路のインピ
ーダンスとを整合する機能と共に、ドレインDの出力か
らRF信号とLO信号の周波数差に相当する周波数を有
する成分、すなわちIF信号のみを取り出すフィルタリ
ング機能を有している。すなわち、ドレインDに接続さ
れているインピーダンス素子Z6およびその一端が接地
されているキャパシタC6の値は、インピーダンス素子
Z6が誘導性の周波数帯域で、IF信号を取り出すロー
パスフィルタとして機能するように設計されている。そ
れぞれその一端が開放しているインピーダンス素子Z7
およびZ8は、その開放端の無限大インピーダンスをそ
の線路長に応じてインピーダンス変換する素子、すなわ
ち、オープンスタブであり、インピーダンス素子Z6お
よびキャパシタC6と共に、インピーダンス整合の機能
を発揮し得るように、その値が設計されている。キャパ
シタC7は、IF信号中の直流成分を阻止する。なお、
インピーダンス素子Z6〜Z8も、分布定数線路にて実
現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7に示されるダウン
コンバータ500は、以上のようにして、RF信号をI
F信号に変換する。ところが、この回路には、RF信号
およびLO信号が共にFET1のゲートGに入力されて
いるため、例えばRF信号がLO信号の入力端に漏れた
り、あるいは、LO信号がRF信号の入力端に漏れたり
する問題、すなわち端子間アイソレーションが悪いとい
う問題がある。
【0008】端子間アイソレーションを改善可能な第1
の回路としては、LO信号をゲートGではなくソースS
に入力する構成が考えられる。これにより、RF信号と
LO信号の入力先がFET1の異なる電極(それぞれゲ
ートGまたはソースS)になるから、端子間アイソレー
ションは良くなる。しかし、LO信号をソースSに入力
すると、RF信号に対するIF信号の電力比、すなわち
変換利得が小さくなる。
【0009】端子間アイソレーションを改善可能な第2
の回路としては、図8に示すダウンコンバータ600の
ように、FET1としてデュアルゲートFETを使用
し、そのゲートG1にRF信号を、ゲートG2にLO信
号を入力する回路がある。この方法でも、RF信号とL
O信号の入力先がFET1の異なる電極(それぞれゲー
トG1またはG2)になるから、端子間アイソレーショ
ンは良くなる。しかし、ゲートが2個になるためチャネ
ルが長くなり、その結果、シングルゲートのFET(図
7参照)に比べ大きな直流のドレイン電流が必要にな
る。ドレイン電流の増加は、消費電力の増加を招くと共
に、FET1の雑音指数(noise-figure :NF)の増加す
なわちFET1にて発生する雑音の増加を招き、その結
果としてミキサ回路のNFが増加する。
【0010】端子間アイソレーションを改善する第3の
回路としては、図9に示されるように、RF信号を増幅
するFET1とは別にLO信号を増幅するFET2を設
けた回路がある(特開平6−104651号公報参
照)。図9に示されるダウンコンバータ700では、R
F信号はFET1のゲートGに、LO信号はFET2の
ゲートGに、それぞれ入力されている。従って、RF信
号とLO信号の入力先が異なる電極(それぞれFET1
またはFET2のゲートG)になるから、端子間アイソ
レーションが良くなる。また、FET1およびFET2
のソースSは共に接地されており、ドレインDは抵抗R
5およびインダクタL5を介して、正の直流電源D1に
よりバイアスされているから、RF信号およびLO信号
はそれぞれFET1またはFET2により増幅される。
従って、上述の第1の回路のような問題は生じない。
【0011】しかし、図9の回路では、FETが2個に
なるため、両FET合計の直流のドレイン電流が大きく
なり、その結果、消費電力の増加が生じる。また、図9
の回路では、FET1およびFET2のドレイン−ソー
ス間インピーダンスと複素共役なインピーダンスを有す
る整合回路X1をFET1およびFET2のドレインD
に接続しているため、インダクタL5側からFET1お
よびFET2のドレインD側への反射を抑制して、その
分だけ変換利得を改善できるとはいうものの、上記の特
開平6−104651号公報の開示によれば、局発注入
電力すなわちLO信号の電カが10dBmであるときの
変換利得を+0dB程度まで改善できるに過ぎない。
【0012】そこで、本発明の第1の目的は、ある入力
端から他の入力端への信号の漏れや入力端から出力端へ
の信号の漏れを抑制すること、すなわちミキサ回路にお
ける端子間アイソレーションを改善することにあり、こ
の目的は、入力信号毎にその入力先の電極を異なる電極
にすることにより達成される。本発明の第2の目的は、
混合の対象となる複数の信号のうちいずれかが増幅され
ないことで生じる変換利得の低下を防止することにあ
り、この目的は、第2能動素子の駆動電極に流れる直流
電流が飽和領域に属しているとき、制御電極に供給され
ている交流信号を、駆動電極に供給されている第1能動
素子からの増幅された交流信号と混合することによって
達成される。本発明の第3の目的は、本発明を周波数変
換器として実現した場合にLO信号の電力を抑制できる
ようにすることにあり、この目的は第2の目的の達成を
通じ達成される。本発明の第4の目的は、ミキサ回路を
構成する能動素子のNFを低減すること、ひいては低雑
音のミキサ回路を実現することにあり、この目的は、そ
の制御電極(FETではゲート)が1個しかない能動素
子を使用可能にすることにより達成される。本発明の第
5の目的は、ミキサ回路を構成する能動素子に流れる電
流を低減すること、ひいてはミキサ回路における電力消
費を低減することにあり、この目的は、直流電源から電
流供給を受ける能動素子の個数を減らすことにより達成
される。本発明の第6の目的は、電源の追加なしに第5
の目的を達成することにあり、この目的は、能動素子の
構造の設計により達成される。本発明の第7の目的は、
電源変動にかかわらずミキシング動作を安定に実行可能
にすることにあり、この目的は、主たる電源電圧が印加
されない能動素子において混合を行うことにより実現さ
れる。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、少なくとも制御電極および駆動電極を有し、且つ、
駆動電極に電源電圧が印加されているとき、制御電極に
供給されている交流信号を増幅し、増幅された交流信号
を駆動電極から出力する第1能動素子と、少なくとも制
御電極および駆動電極を有し、且つ、制御電極に供給さ
れている交流信号を駆動電極に供給されている交流信号
と混合し、混合により得られた交流信号を駆動電極から
出力する第2能動素子と、前記第1能動素子の駆動電極
に電源電圧を印加しながら前記第1能動素子の制御電極
に第1交流信号を供給する第1駆動手段と、前記第1能
動素子の駆動電極から出力される交流信号を前記第2能
動素子の駆動電極に供給しながら前記第2能動素子の制
御電極に第2交流信号を供給する第2駆動手段と、前記
第2能動素子の駆動電極に現れる信号から、前記第1交
流信号の周波数と前記第2交流信号の周波数の和または
差に相当する周波数を有する混合信号を取り出す出力手
段とを備えると共に、前記第1能動素子および前記第2
能動素子がそれぞれ電界効果トランジスタであり、前記
第2能動素子のknee電圧を下げることにより、前記
第2能動素子の駆動電極に流れる直流電流が飽和領域に
属している状態を保持する飽和手段を備えることを特徴
とするミキサ回路を提供する。上記第1の観点のミキサ
回路では、第1交流信号(例えばRF信号)が入力され
る能動素子と、第2交流信号(例えばLO信号)が入力
される能動素子とが、異なる能動素子であるから、端子
間アイソレーションが良好になる。また、いずれの能動
素子もその制御電極は1個でよいから、各能動素子のN
Fを低減できる。さらに、第2能動素子の駆動電極に
は、第1能動素子の駆動電極と異なり、直流電圧が加わ
らないから、電力消費を低減できる。加えて、混合動作
を実行しているのは直流電源の供給を受けない第2能動
素子であるから、電源変動にかかわらずミキシング動作
を安定に実行できる。
【0014】第2の観点では、本発明は、ゲートと,ド
レインと,ソースの各電極を1個ずつ有する第1電界効
果トランジスタおよびそれと同構成の第2電界効果トラ
ンジスタを準備する電界効果トランジスタ準備ステップ
と、前記第1電界効果トランジスタのドレイン−ソース
間に直流の電源電圧を印加しながら、前記第1電界効果
トランジスタのゲートに第1交流信号電圧を印加する第
1電界効果トランジスタ用電圧印加ステップと、前記第
1電界効果トランジスタのドレイン電流のうち交流成分
にて前記第2電界効果トランジスタが混合動作を実行し
得る程度に前記第2電界効果トランジスタのknee電
圧が下がるように、前記第2電界効果トランジスタのゲ
ートに負のバイアス電圧を印加しながら、前記第2電界
効果トランジスタのゲートに第2交流信号電圧を印加す
ると共に、前記第2電界効果トランジスタのドレイン−
ソース間に前記第1電界効果トランジスタのドレイン−
ソース間電圧から直流成分を除去した信号電圧を印加す
る第2電界効果トランジスタ用電圧印加ステップと、前
記第2電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧
から、前記第1交流信号電圧の周波数と前記第2交流信
号電圧の周波数の和または差に相当する周波数を有する
混合信号電圧を取り出して出力する混合信号電圧出力ス
テップとを有することを特徴とする周波数変換方法を提
供する。
【0015】第3の観点では、本発明は、ゲートと,ド
レインと,ソースの各電極を1個ずつ有する第1電界効
果トランジスタ、および、ゲートと,ドレインと,ソー
スの各電極を1個ずつ有し且つ当該(後記第2電界効果
トランジスタの)ドレイン電流が飽和領域に属すること
となるように、ゲート幅が前記第1電界効果トランジス
タの幅に比べ狭く設定された第2電界効果トランジスタ
を準備する電界効果トランジスタ準備ステップと、前記
第1電界効果トランジスタのドレイン−ソース間に直流
の電源電圧を印加しながら、前記第1電界効果トランジ
スタのゲートに第1交流信号電圧を印加する第1電界効
果トランジスタ用電圧印加ステップと、前記第2電界効
果トランジスタのゲートに第2交流信号電圧を印加する
と共に、前記第2電界効果トランジスタのドレイン−ソ
ース間に前記第1電界効果トランジスタのドレイン−ソ
ース間電圧から直流成分を除去した信号電圧を印加する
第2電界効果トランジスタ用電圧印加ステップと、第2
電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧から、
前記第1交流信号電圧の周波数と前記第2交流信号電圧
の周波数の和または差に相当する周波数を有する混合信
号電圧を取り出して出力する混合信号電圧出力ステップ
とを有することを特徴とする周波数変換方法を提供す
る。
【0016】上記第2の観点または上記第3の周波数変
換方法では、第1能動素子および第2能動素子として第
1電界効果トランジスタおよび第2電界効果トランジス
タを使用しつつ、上記第1の観点のミキサ回路に係るミ
キシングが実行される。このとき、第2電界効果トラン
ジスタのknee電圧を下げることにより、第2電界効
果トランジスタのドレインに流れる直流電流が飽和領域
に属している状態を保持することができ、これにより好
適な混合動作を実現できる。すなわち、第2の観点の周
波数変換方法においては、第2電界効果トランジスタの
ゲートを負の直流電圧でバイアスすることにより、kn
ee電圧の調整が実行される。なお、第2交流信号がバ
イアス電源に供給されないように、バイアス電源を第2
交流信号からアイソレートすることが好ましい。また、
第3の観点の周波数変換方法においては、ゲート幅の設
計により、knee電圧の調整が実行される。このとき
には、負の直流電圧を出力するバイアス電源は不要とな
る。
【0017】なお、本発明を実施するに際しては、各能
動素子と伝送線路との整合を確保することが好ましい。
すなわち、第1能動素子の制御電極と第1交流信号を伝
送する伝送線路のインピーンス整合や、第2能動素子の
制御電極と第2交流信号を伝送する伝送線路のインピー
ダンス整合や、第2能動素子の駆動電極と混合信号を伝
送する伝送線路のインピーダンス整合などを考慮するこ
とが好ましい。また、カップリングキャパシタ等の素子
を適宜に付加することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、図7〜図9に示され
る従来の構成と同一または共通する構成要素に関しては
同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】−第1実施形態− 図1には、本発明の第1実施形態に係るダウンコンバー
タ100の構成が示されている。図7の従来技術ではR
F信号およびLO信号が共にFET1のゲートGに入力
されていたのに対し、この実施形態では、RF信号のみ
がFET1のゲートGに入力され、LO信号はFET2
のゲートGに入力されている。FET1およびFET2
は、共に、例えばMESFET(metal semiconductor
junctionFET)であり、そのゲートGの幅は等しい(例
えば400μm)。入力整合回路3を介してFET1の
ゲートGに入力されたRF信号は、図7の従来技術と同
様にしてFET1により増幅される。また、FET1の
ドレインDとFET2のドレインDはカップリングキャ
パシタCaを介して互いに接続されており、カップリン
グキャパシタCaはFET1のドレインDに現れる増幅
されたRF信号から直流成分(例えば1.7mA程度)
を除去する。従って、FET2のドレインDには、増幅
され且つ直流成分が除去されたRF信号が供給される。
FET2は、入力整合回路4を介してゲートGに入力さ
れるLO信号を、ドレインDに供給されるRF信号と混
合する。RF信号とLO信号を混合した結果として得ら
れる信号は、出カ整合回路5を介してIF信号として出
カされる。なお、カップリングキャパシタCaの値は、
他の回路素子の値に応じかつ目的とする機能を達し得る
ように設定する。
【0020】FET2は、FET1と異なりドレインD
への電源供給を受けておらず、ゲートGに負のバイアス
電圧を印加するようにしている。このように、FET2
のゲートGに負のバイアス電圧を印加する理由は、FE
T2のknee電圧を下げるためである。knee電圧
とは一般に、FETのドレインに流れる直流電流を飽和
領域に達しせしめるドレイン−ソース間直流電圧をい
う。また、一般に、ドレイン−ソース間直流電圧がkn
ee電圧近傍にあるときに、FETによるミキシング性
能は良好になる。言い換えれば、FET2のゲートGに
負のバイアス電圧を印加することにより、FET2のド
レイン−ソース間に正の直流電源D1から直流電圧を印
加することなしに、すなわちRF信号という低い電圧を
印加するのみで、RF信号とLO信号をミキシングでき
る。FET2のドレインDに多大な電流が流れることも
ない。
【0021】また、このバイアス電圧をFET2のゲー
トGに印加できるようにするため、入力整合回路4は、
インピーダンス素子Z3から見て接地側において、負の
直流電源D2と接続されている。インピーダンス素子Z
3と接地の間に介在するキャパシタC4は、負の直流電
源D2を交流バイパスするためのキャパシタである。キ
ャパシタC4は、前述の機能に加え、負の直流電源D2
の出力がLO信号出力端に現れることを阻止する機能も
有している。
【0022】本実施形態では、このように、RF信号お
よびLO信号の入力先をそれぞれ異なるFET(RF信
号に対してはFET1、LO信号に対してはFET2)
にしている。従って、図7の従来技術に比べて、端子間
アイソレーションが良くなる。本実施形態によれば、例
えば、RF信号入力電力に対しLO信号入力端へのRF
信号漏れ電力が13dB小さく、LO信号入カ電力に対
しRF信号入カ端へのLO信号漏れ電力が58dB小さ
く、RF信号入力電力に対しIF信号出力端へのRF信
号漏れ電力が14dB小さく、LO信号入力電力に対し
IF信号出力端へのLO信号漏れ電力が29dB小さい
ダウンコンバータを、実現することができる。
【0023】同時に、本実施形態では、図7の従来技術
に係る構成において、LO信号の入力先をFET1のソ
ースSに変更した構成に比べ、変換利得が良い値にな
る。具体的には、例えば、図2に示されるような局発注
入電力対変換利得の特性を実現できる。すなわち、0d
Bm程度の局発注入電力にて+4dB程度の変換利得を
得ることができ、また、−7dBm以上の局発注入電力
にて少なくとも+1dB程度の変換利得を得ることが出
来る。これは、10dBm程度の局発注入電力にて0d
B程度の変換利得しか得られなかった上記の特開平6−
104651号公報の内容と比べても、顕著な改善であ
る。これにより、LO信号の電力を低減でき、本実施形
態のダウンコンバータを使用する受信機の小形化および
電源の簡素化を実現できる。
【0024】本実施形態では、また、シングルゲートの
FETをFET1およびFET2として使用している。
従って、図8に示される従来技術に比べ、各FETのN
Fを低減することが出来る。例えば、図3に示されるよ
うに、1.86GHzから1.94GHzに亘る広い周
波数帯域で、SSBNFを6dB以下に抑制できる。こ
の結果、低雑音のダウンコンバータを実現できる。な
お、図3では、局発注入電力が−5dBmであると仮定
している。
【0025】さらに、本実施形態では、正の直流電源D
1からドレイン電流の供給を受けるFETの個数が1個
(FET1のみ)である。従って、電力消費が低減され
る。また、混合動作は、FET2、特にそのドレインD
にて実行されている。従って、図4に示されるように、
正の直流電源D1の電圧が通常時の値、例えば+3Vか
ら、より低い値、例えば+2Vに低下したとしても、通
常時と同程度の変換利得、例えば+2.4dBを得るこ
とができる。これは、ミキシング動作が電源電圧変動に
対して安定であることを意味する。
【0026】−第2実施形態− 図5には、本発明の第2実施形態に係るダウンコンバー
タ200の構成が示されている。ここでは、説明の簡略
化のため、第1実施形態と同様または対応する構成には
同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態にお
ける入力整合回路3は、FET1のゲートGと接地とを
接続するインダクタL1を有している。また、入力整合
回路4は、FET2のゲートGと接地とを接続するイン
ダクタL2を有している。従って、FET1およびFE
T2のゲートGには、直流電圧は加わらない。また、負
の直流電源D2およびキャパシタC4は廃止されてい
る。負の直流電源D2およびキャパシタC4を廃止でき
る理由は、FET2のゲートGの幅をFET1のそれに
比べて例えば1/4以上1/1.3以下程度の幅まで狭
くしているからである。言い換えれば、この実施形態で
は、FETのゲートの幅を狭くすると一般にknee電
圧が低くなることを利用している。従って、本実施形態
に係るダウンコンバータ200では、図6に示されるよ
うに、FET2のゲートGの幅が狭くなるにつれ変換利
得が増大する。このように、本実施形態では、FET2
のゲートGの幅の設定により、負の直流電源D2を用い
ることなしに第1実施形態と同様の効果を実現してい
る。この結果、第1実施形態に比べて、回路構成が簡素
になる。なお、この図は、FET1のゲートGの幅が4
00μmであるとして描いた説明図である。図中、▲
(上向きの黒い三角形)で示されている点は、FET1
およびFET2のゲートGの幅がいずれも400μm
で、かつ、図1に示されるように負の直流電源D2を用
いた場合の変換利得を表している。
【0027】なお、上記第1実施形態および第2実施形
態では、RF信号をIF信号に変換するダウンコンバー
タについて例説した。しかし、本発明は、その他の用途
に用いるダウンコンバータとしても実現できるし、アッ
プコンバータとしても実現できる。本発明は、さらに、
周波数変換器にとどまらず、複数の信号を混合するミキ
サ回路一般に適用できる。また、以上の説明では、増幅
用および混合用の能動素子の例としてFETを示した
が、その駆動電極(FETではドレイン)に信号電圧程
度の低い電圧を印加するのみで増幅および混合動作を実
行できる能動素子であれば、他の種類の能動素子を用い
てもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のミキサ回路および周波数変換方
法によれば、比較的に簡単な回路構成にして、良好な端
子間アイソレーション特性や、高い変換利得を実現し、
NFや消費電力を低減し、しかも安定したミキシング動
作を行なうことが出来る。特に、マイクロ波帯(例えば
1〜3GHz)の無線LAN(Local Area Network)の
各局や、PHS(Personal Handy Phone System)やD
ECT(Digital European Cordless Telephone)等の
携帯電話機の無線機部分の用途に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るダウンコンバータ
の構成を示す回路図である。
【図2】図1の実施形態における局発注入電力対変換利
得特性を示す説明図である。
【図3】図1の実施形態におけるRF信号周波数対単一
側波帯(single-side-band:SSB)NF特性を示す説明図
である。
【図4】図1の実施形態における電源電圧対変換利得特
性を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るダウンコンバータ
の構成を示す回路図である。
【図6】図5の実施形態における局発側FETゲート幅
対変換利得特性を示す説明図である。
【図7】第1の従来技術に係るダウンコンバータの構成
を示す回路図である。
【図8】第2の従来技術に係るダウンコンバータの構成
を示す回路図である。
【図9】第3の従来技術に係るダウンコンバータの構成
を示す回路図である。
【符号の説明】
100,200 ダウンコンバータ 1,2 FET 3,4 入力整合回路 5 出力整合回路 R1 自己バイアス用抵抗 C1,…,C7 キャパシタ Ca カップリングキャパシタ L1,L2 インダクタ D1 正の直流電源 D2 負の直流電源

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも制御電極および駆動電極を有
    し、且つ、駆動電極に電源電圧が印加されているとき、
    制御電極に供給されている交流信号を増幅し、増幅され
    た交流信号を駆動電極から出力する第1能動素子と、 少なくとも制御電極および駆動電極を有し、且つ、制
    電極に供給されている交流信号を駆動電極に供給されて
    いる交流信号と混合し、混合により得られた交流信号を
    駆動電極から出力する第2能動素子と、 前記第1能動素子の駆動電極に電源電圧を印加しながら
    前記第1能動素子の制御電極に第1交流信号を供給する
    第1駆動手段と、 前記第1能動素子の駆動電極から出力される交流信号を
    前記第2能動素子の駆動電極に供給しながら前記第2能
    動素子の制御電極に第2交流信号を供給する第2駆動手
    段と、 前記第2能動素子の駆動電極に現れる信号から、前記第
    1交流信号の周波数と前記第2交流信号の周波数の和ま
    たは差に相当する周波数を有する混合信号を取り出す出
    力手段とを備えると共に、 前記第1能動素子および前記第2能動素子がそれぞれ電
    界効果トランジスタであり、前記第2能動素子のkne
    e電圧を下げることにより、前記第2能動素子の駆動電
    極に流れる直流電流が飽和領域に属している状態を保持
    する飽和手段を備える ことを特徴とするミキサ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のミキサ回路であって、
    飽和手段は、前記第2能動素子の制御電極に負の直流電
    圧を印加することにより、前記第1能動素子の駆動電極
    から前記第2能動素子の駆動電極に供給される交流電流
    にて前記第2能動素子が混合動作を実行しうるよう、前
    記第2能動素子のknee電圧を下げるバイアス電源を
    有することを特徴とするミキサ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のミキサ回路であって、
    飽和手段は、前記第2交流信号がバイアス電源に供給さ
    れないようにバイアス電源を前記第2交流信号からアイ
    ソレートするアイソレート手段を有することを特徴とす
    るミキサ回路。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のミキサ回路であって、
    前記第2能動素子の制御電極の幅が前記第1能動素子の
    制御電極の幅より狭いことを特徴とするミキサ回路。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のミキサ回路であって、
    前記第1駆動手段は、前記第1能動素子の制御電極のイ
    ンピーダンスを第1交流信号を伝送する伝送線路のイン
    ピーダンスと整合するインピーダンス整合手段と、前記
    第1能動素子の制御電極に第1交流信号を伝送する伝送
    線路から直流電流が流れ込むのを阻止する直流電流阻止
    手段とを有することを特徴とするミキサ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のミキサ回路であって、
    前記第2駆動手段は、前記第2能動素子の制御電極のイ
    ンピーダンスを第2交流信号を伝送する伝送線路のイン
    ピーダンスと整合するインピーダンス整合手段と、前記
    第2能動素子の制御電極に第2交流信号を伝送する伝送
    線路から直流電流が流れ込むのを阻止する直流電流阻止
    手段と、前記第2能動素子の駆動電極に前記第1能動素
    子の駆動電極から直流電流が流れ込むのを阻止する直流
    電流阻止手段とを有することを特徴とするミキサ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のミキサ回路であって、
    前記出力手段は、前記第2能動素子の駆動電極のインピ
    ーダンスを混合信号が伝送する伝送線路のインピーダン
    スと整合するインピーダンス整合手段と、混合信号が伝
    送する伝送線路に前記第2能動素子の駆動電極から直流
    電流が流れ込むのを阻止する直流電流阻止手段とを有す
    ことを特徴とするミキサ回路。
  8. 【請求項8】 ゲートと,ドレインと,ソースの各電極
    を1個ずつ有する第1電界効果トランジスタおよびそれ
    と同構成の第2電界効果トランジスタを準備する電界効
    果トランジスタ準備ステップと、 前記第1電界効果トランジスタのドレイン−ソース間に
    直流の電源電圧を印加しながら、前記第1電界効果トラ
    ンジスタのゲートに第1交流信号電圧を印加する第1電
    界効果トランジスタ用電圧印加ステップと、 前記第1電界効果トランジスタのドレイン電流のうち交
    流成分にて前記第2電界効果トランジスタが混合動作を
    実行し得る程度に前記第2電界効果トランジスタのkn
    ee電圧が下がるように、前記第2電界効果トランジス
    タのゲートに負 のバイアス電圧を印加しながら、前記第
    2電界効果トランジスタのゲートに第2交流信号電圧を
    印加すると共に、前記第2電界効果トランジスタのドレ
    イン−ソース間に前記第1電界効果トランジスタのドレ
    イン−ソース間電圧から直流成分を除去した信号電圧を
    印加する第2電界効果トランジスタ用電圧印加ステップ
    と、 前記第2電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電
    圧から、前記第1交流信号電圧の周波数と前記第2交流
    信号電圧の周波数の和または差に相当する周波数を有す
    る混合信号電圧を取り出して出力する混合信号電圧出力
    ステップとを有することを特徴とする周波数変換方法
  9. 【請求項9】 ゲートと,ドレインと,ソースの各電極
    を1個ずつ有する第1電界効果トランジスタ、および、
    ゲートと,ドレインと,ソースの各電極を1個ずつ有し
    且つ当該(後記第2電界効果トランジスタの)ドレイン
    電流が飽和領域に属することとなるように、ゲート幅が
    前記第1電界効果トランジスタの幅に比べ狭く設定され
    た第2電界効果トランジスタを準備する電界効果トラン
    ジスタ準備ステップと、 前記第1電界効果トランジスタのドレイン−ソース間に
    直流の電源電圧を印加しながら、前記第1電界効果トラ
    ンジスタのゲートに第1交流信号電圧を印加する第1電
    界効果トランジスタ用電圧印加ステップと、 前記第2電界効果トランジスタのゲートに第2交流信号
    電圧を印加すると共に、前記第2電界効果トランジスタ
    のドレイン−ソース間に前記第1電界効果トランジスタ
    のドレイン−ソース間電圧から直流成分を除去した信号
    電圧を印加する第2電界効果トランジスタ用電圧印加ス
    テップと、 第2電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧か
    ら、前記第1交流信号電圧の周波数と前記第2交流信号
    電圧の周波数の和または差に相当する周波数を有する混
    合信号電圧を取り出して出力する混合信号電圧出力ステ
    ップとを有する ことを特徴とする周波数変換方法。
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