JP3892676B2 - 基板処置装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイパネル用ガラス基板、フォトマスク用基板、光ディスク用基板などの各種の基板を水平姿勢に保持して鉛直軸回りに回転させながら、エッチング液、現像液、洗浄液等の処理液を基板の下面へ供給して基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ等の基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させながらエッチング液等の処理液を基板の下面へ供給して基板を処理する場合においては、処理中に飛散した処理液のミストが基板の上面側に巻き込まれて基板の上面に付着したり、基板の下面へ供給された処理液が基板の周縁から基板の上面側へ回り込んだりする、といったことが起こる。このような問題を解消する構成として、例えば特開平11−176795号公報等には、基板の上面に遮断部材を近接させて、基板の上面と遮断部材との間に狭い空間を形成し、その空間へ窒素ガス等の不活性ガスを導入して、基板の上面側への処理液ミストの巻き込みや処理液の回り込みを防止するようにした基板処理装置が開示されている。
【0003】
図4は、上述の公報に開示されたような構成を備えた基板処理装置の1例を示し、その要部の概略構成を模式的に示す図である。基板Wは、回転ベース部材1上に植設された複数本、例えば3本の支持ピン2によって位置決めされ水平姿勢で支持される。回転ベース部材1は、回転自在に支持されモータ(図示せず)によって鉛直軸回りに回転させられる回転支軸3の上端部に固着され、基板Wを保持して回転する。回転ベース部材1の上方には、基板Wと同等の大きさを有する円形板からなる遮断部材4が配置され、遮断部材4は、懸垂アーム5に取着されて水平姿勢に保持されている。懸垂アーム5は、昇降自在に支持されていて、遮断部材4を基板Wに近接させおよび基板Wから上方へ離間させることができるようになっている。遮断部材4の中心部には、窒素ガス等の不活性ガスを基板Wの上面に向かって吹き出すガス吹出し口6が設けられている。懸垂アーム5の軸心部には、ガス吹出し口6に連通するガス導入路7が形成されており、ガス導入路7は、図示しないガス供給管に接続されている。
【0004】
また、図示していないが、回転ベース部材1の下方には、処理の内容に応じてエッチング液、現像液、洗浄液等の処理液を基板Wの下面へ供給するための処理液ノズルが配設されている。また、回転ベース部材1の周囲には、処理液の飛散を防止するためのカップが昇降可能に配設されており、カップの底部には、カップ内に回収された処理液を装置外へ排出するとともにカップ内の排気を行うための排液・排気管が設けられている。
【0005】
上記した構成の基板処理装置において、基板Wの処理を行うときは、回転ベース部材1上の支持ピン2によって支持された基板Wに遮断部材4を近接させた状態で、基板Wを回転させながら基板Wの下面へ処理液を供給する。また、この際に、遮断部材4のガス吹出し口6から基板Wの上面に向かって不活性ガスを吹き出し、基板Wの上面と遮断部材4との間の空間へ不活性ガスを導入してパージする。基板W上面と遮断部材4との間に導入された不活性ガスは、基板Wの周縁部に向かって流れ、基板Wの周縁から外に向かって吹き出す。このため、処理中に基板Wの周縁から飛散した処理液のミストが基板Wと遮断部材4との間に入り込もうとしても、基板Wの周縁から外向きに吹き出す不活性ガスの流れによって押し戻され、また、基板Wの下面へ供給された処理液が基板Wの周縁から基板Wの上面側へ回り込もうとしても、不活性ガスの流れによって押し止められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−176795号公報等に開示された基板処理装置のように、基板の上面に遮断部材を近接させて、基板と遮断部材との間の空間へ窒素ガスを導入してパージする場合、基板の上面側への飛散ミストの巻き込みや処理液の回り込みやを効果的に防止するためには、遮断部材を基板の上面に対して可能な限り近接させる必要がある。ところが、遮断部材の機械的精度から、回転中の基板に接触することなく遮断部材を基板の上面に近接させ得る距離には限度がある。このため、遮断部材を基板の上面に近接させるといった構成では、基板の上面側への処理液ミストの巻き込みや処理液の回り込みを必ずしも十分には防止することができない。
【0007】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、基板を回転させながら基板の下面へ処理液を供給して基板を処理する場合に、基板の上面側への処理液ミストの巻き込みや処理液の回り込みを確実に防止することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、基板を水平姿勢で支持する支持部材を有し、鉛直軸回りに回転自在に支持された回転ベース部材と、この回転ベース部材を回転させる回転手段と、前記回転ベース部材上に支持されて回転する基板の下面へ処理液を供給する処理液供給手段と、を備えた基板処理装置において、前記支持部材が、基板が水平方向へ移動しないようにかつ前記回転ベース部材に対して回転しないように基板に係合するとともに上下方向への基板の移動を許容するものであり、前記回転ベース部材の上方に、下面が回転ベース部材上の基板と平行な平面に形成され前記支持部材によって支持された基板の上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに気体を吹き出してベルヌーイ効果により基板を近接状態で吸着する近接吸着手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の基板処理装置において、前記支持部材を、基板の周縁部に係合して水平方向への基板の移動および前記回転ベース部材に対する基板の回転を規制する規制部と、前記回転ベース部材上に取着され前記規制部を上下方向へ移動可能に支持する支持部とから構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、基板を回転ベース部材上に支持部材により水平姿勢で支持して鉛直軸回りに回転させながら基板の下面へ処理液を供給して基板を処理する基板処理方法において、前記回転ベース部材の支持部材に基板を、基板が水平方向へ移動しないようにかつ回転ベース部材に対して回転しないように係合させ、下面が回転ベース部材上の基板と平行な平面に形成された近接吸着手段を前記回転ベース部材の上方に配置して、その近接吸着手段から回転ベース部材上の基板の上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに気体を吹き出させるときのベルヌーイ効果により基板に対して上向きの力を働かせ、前記回転ベース部材に対し基板を上方へ移動させて、基板を近接状態で近接吸着手段に吸着させ、その状態で基板を回転させながら基板下面へ処理液を供給することを特徴とする。
【0011】
請求項1に係る発明の基板処理装置においては、回転ベース部材の支持部材によって支持された基板に近接吸着手段を近付け、近接吸着手段から基板の上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに気体を吹き出させると、ベルヌーイの原理により基板に対して上向きの力が作用する。このとき、支持部材は上下方向への基板の移動を許容するように基板を支持しているので、基板は、近接吸着手段に吸い寄せられて上方へ移動し、近接吸着手段の下面に近接、例えば0.1mm程度まで近接した状態で近接吸着手段に吸着される。このように、基板の上面が近接吸着手段の下面に近接した状態で、基板が回転させられ基板の下面へ処理液が供給されて基板の処理が行われる。このため、基板の処理中に、基板の周縁から周囲へ飛散した処理液のミストが基板の上面側へ巻き込まれて基板上面に付着したり、基板の下面へ供給された処理液が基板の周縁から上面側へ回り込んだりする、といったことが防止される。
【0012】
請求項2に係る発明の基板処理装置では、支持部材によって支持された基板は、規制部により水平方向における位置決めがなされるとともに、回転ベース部材に対する基板の回転が規制されて、回転ベース部材と共に回転する。また、回転ベース部材上に取着された支持部によって規制部が上下方向へ移動可能に支持されているので、上述したベルヌーイ効果により、基板と一緒に規制部が上方へ移動して近接吸着手段が基板を近接状態で吸着することが可能になる。
【0013】
請求項3に係る発明の基板処理方法によると、回転ベース部材の支持部材が基板を水平方向へ移動しないようにかつ回転ベース部材に対して回転しないように支持するとともに、ベルヌーイ効果により基板に対して上向きの力が働き、基板が回転ベース部材に対し上方へ移動して、近接吸着手段が基板を近接状態で吸着した状態で、基板が回転させられ基板の下面へ処理液が供給されて基板の処理が行われるので、基板の処理中に、基板の周縁から周囲へ飛散した処理液のミストが基板の上面側へ巻き込まれて基板上面に付着したり、基板の下面へ供給された処理液が基板の周縁から上面側へ回り込んだりする、といったことが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の、本発明が適用される要部の概略構成を一部端面で示す図である。なお、基板処理装置の基本的構成は、従来の装置と同様であり、図4に関して上述したので、それについての説明を以下では省略する。
【0016】
この基板処理装置は、回転支軸14の上端部に固着されて水平姿勢に支持された回転ベース部材10を備えており、回転ベース部材10は、図示しないモータによって回転支軸14を回転駆動することにより鉛直軸回りに回転させられる。この回転ベース部材10の上面側には、複数個所、例えば3個所に支持部材12がそれぞれ配設されている。
【0017】
支持部材12は、図2に拡大して一部を断面で示すように、基板Wの周縁部に係合する係合溝18が上部周面に形設され中央部から下端面にかけて円筒状に形成された規制部16と、この規制部16の下端面側に開口した円筒状凹部20に摺動自在に嵌挿された支持ピン部26と、この支持ピン部26が上面に一体に固着された取付板部32とから構成されている。規制部16の上部中央には、上端面側に開口した上部孔22が形設されており、その上部孔22の下底部と円筒状凹部20の上底部とが、上部孔22より小径の連通孔24によって連通している。支持ピン部26の上端面の中心には、その上端面から垂直に突出した支軸28が一体的に固着されており、支軸28は、連通孔24を挿通して上部孔22側へ延設されている。この支軸28の上端部に、支軸28に対して垂直に円板状のストッパ30が固着され、ストッパ30は、周縁を上部孔22の内周面に摺接または近接させながら、上部孔22の内部を相対的に上下方向へ移動することができるようになっている。また、取付板部32は、支持ピン部26の軸心から偏心した位置で回転ベース部材10の上面側に軸着され、水平面内で揺動可能に取り付けられている。
【0018】
上記した構成を有する支持部材12では、規制部16の係合溝18が基板Wの周縁部と係合することにより、水平方向への基板Wの移動が規制されて基板Wが位置決めされ、また、回転ベース部材10に対する基板Wの回転が規制されて基板Wが回転ベース部材10と共に回転する。また、規制部16が支持ピン部26に摺動自在に支持されていることにより、上部孔22内でのストッパ30の相対的移動が許容される高さ範囲内で、上下方向への規制部16の移動が可能である。図2の(a)は、基板Wおよび規制部16の自重により、基板Wおよび規制部16が定常位置に停止している状態を示す。一方、図2の(b)は、規制部16に保持された基板Wに上向きの力が作用して、基板Wが規制部16と共に、定常位置から回転ベース部材10に対して浮上した状態を示している。また、取付板部32を水平面内で揺動させることにより、支持ピン部26に支持された規制部16を基板Wに対して開閉(基板Wの周縁部に対して接離)することができるようになっている。
【0019】
回転ベース部材10の上方には、基板Wとほぼ同じ大きさを有する円形の近接吸着板34が配置されている。近接吸着板34は、懸垂アーム36の下端部に取着されて水平姿勢に保持される。懸垂アーム36は、図示しない昇降支持機構により昇降自在に支持されており、近接吸着板34を上下方向へ移動させて、近接吸着板34を回転ベース10上の基板Wに近付けまた基板Wから遠ざけることができるように構成されている。
【0020】
近接吸着板34の下面側周縁部には、回転ベース部材10上に支持された基板Wの上面側へ下向きかつ外向きに窒素ガス等の不活性ガスを吹き出す環状ノズル38が全周に設けられている。近接吸着板34の内部には、環状ノズル38に連通するガス通路40が形成されている。また、近接吸着板34の下面側中央部には、ガス吹出し口42が形設されている。そして、懸垂アーム36の内部には、近接吸着板34のガス通路40およびガス吹出し口42にそれぞれ連通するガス供給路44、46が軸線方向に沿って設けられており、ガス供給路44、46は、図示しない窒素ガス等の不活性ガスの供給源に接続されたガス供給管に接続されている。
【0021】
上記した構成を有する基板処理装置において、近接吸着板34を下降させて、回転ベース部材10の支持部材12によって支持された基板Wに近接吸着板34を近付け、近接吸着板34の環状ノズル38から基板Wの上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに窒素ガス等の不活性ガスを吹き出させる。これにより、ベルヌーイの原理により基板Wに対して上向きの力が働き、基板Wが近接吸着板34に吸い寄せられる。そして、図2の(b)に示したように、支持部材12の規制部16と共に基板Wが上方へ移動し、図1に示したように、近接吸着板34の下面に、例えば0.1mm程度まで近接した状態で近接吸着板34に基板Wが吸着される。また、この際、近接吸着板34のガス吹き出し口42から基板Wの上面側中央部に向かっても不活性ガスが吹き出されるので、基板Wの中央部が上向きに撓むといったことがない。
【0022】
このように、基板Wの上面が近接吸着板34の下面に近接した状態で、基板Wが回転させられ基板Wの下面へ処理液が供給される。このため、基板Wの処理中に、基板Wの周縁から周囲へ飛散した処理液のミストが基板Wの上面側へ巻き込まれて基板Wの上面に付着したり、基板Wの下面へ供給された処理液が基板Wの周縁から上面側へ回り込んだりする、といったことが防止される。
【0023】
なお、近接吸着板34は、基板Wと共に回転、すなわち同期回転や独立回転するような構成としてもよいし、回転せずに固定された状態で、回転する基板Wを下面側に吸着するようにしてもよい。近接吸着板34が基板Wと同期回転する場合には、基板Wの形状が矩形であっても、回転時に支持部材12と近接吸着板34とが接触することを回避することができる。
【0024】
次に、図3は、支持部材の別の構成例を示す拡大部分断面図である。この支持部材48は、基板Wの周縁部に係合する係合溝52が形設された規制部50と、この規制部50を上下方向へ移動可能に支持する支持部56と、この支持部56が上面に固着された取付板部62とから構成されている。規制部50の下面側中央には、ガイド孔54が軸線方向に形設されている。支持部56は、ベローズ58、および、そのベローズ58の軸心部に配置されたガイド棒60から構成されている。ガイド棒60は、下端部が取付板部62に固着され、上端部が規制部50のガイド孔54に摺動可能に嵌挿されている。ベローズ58の上端部は、規制部50の下面側に固着され、ベローズ58の下端部は、取付板部62に固着されている。
【0025】
この支持部材48においても、規制部50は、図2に示した支持部材12の規制部16と同様に機能し、また、取付板部62は、図2に示した支持部材12の取付板部32と同様の機能を持つ。支持部56は、ガイド棒60の上部に案内されて規制部50が上下方向へ移動するのに伴ってベローズ58が伸縮することにより、規制部50を上下方向へ移動可能に支持している。図3の(a)は、基板Wおよび規制部50の自重によりベローズ58が収縮して、基板Wおよび規制部50が定常位置に停止している状態を示す。一方、図3の(b)は、規制部50に保持された基板Wに上向きの力が作用して、基板Wが規制部50と共に、定常位置から回転ベース部材10に対して浮上した状態を示している。この際、ベローズ58は、規制部50の上方への移動に従って伸長する。
【0026】
なお、図1に示した実施形態では、近接吸着板34の周縁部に環状ノズル38を形設し、環状ノズル38から基板Wの上面側周縁部に向けて不活性ガスを吹き出すような構成としているが、近接吸着板の周縁部から中央寄りの位置、例えば半径の2分の1程度の位置に環状ノズルを形設し、その環状ノズルから基板Wの上面側の中間部位に向けて不活性ガスを吹き出すような構成としてもよい。また、上記実施形態では、近接吸着板34を昇降させて近接吸着板34を回転ベース部材10上の基板Wに近付けたり基板Wから遠ざけたりするようにしているが、近接吸着板を固定しておき、回転ベース部材を昇降させるような構成としてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の基板処理装置を使用し、基板を回転させながら基板の下面へ処理液を供給して基板を処理するときは、基板の上面側への処理液ミストの巻き込みや処理液の回り込みを確実に防止することができる。
【0028】
請求項2に係る発明の基板処理装置では、基板の水平方向における位置決めおよび回転ベース部材との一体的回転を可能にしつつ、上下方向への基板の移動が可能になり、近接吸着手段が基板を近接状態で吸着することができる。
【0029】
請求項3に係る発明の基板処理方法によると、基板を回転させながら基板の下面へ処理液を供給して基板を処理する場合に、基板の上面側への処理液ミストの巻き込みや処理液の回り込みを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の、本発明が適用される要部の概略構成を一部端面で示す図である。
【図2】図1に示した基板処理装置の構成要素である支持部材の構成の1例を示す拡大部分断面図であり、(a)が、基板および規制部が定常位置に停止している状態を示し、(b)が、基板が規制部と共に定常位置から浮上した状態を示す。
【図3】支持部材の別の構成例を示す拡大部分断面図であり、(a)が、基板および規制部が定常位置に停止している状態を示し、(b)が、基板が規制部と共に定常位置から浮上した状態を示す。
【図4】従来の基板処理装置の構成例を示し、要部の概略構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 回転ベース部材
12、48 支持部材
14 回転支軸
16、50 規制部
18、52 係合溝
20 円筒状凹部
22 上部孔
24 連通孔
26 支持ピン部
28 支軸
30 ストッパ
32、62 取付板部
34 近接吸着板
36 懸垂アーム
38 環状ノズル
40 ガス通路
42 ガス吹出し口
44、46 ガス供給路
54 ガイド孔
56 支持部
58 ベローズ
60 ガイド棒
W 基板

Claims (3)

  1. 基板を水平姿勢で支持する支持部材を有し、鉛直軸回りに回転自在に支持された回転ベース部材と、
    この回転ベース部材を回転させる回転手段と、
    前記回転ベース部材上に支持されて回転する基板の下面へ処理液を供給する処理液供給手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    前記支持部材が、基板が水平方向へ移動しないようにかつ前記回転ベース部材に対して回転しないように基板に係合するとともに上下方向への基板の移動を許容するものであり、
    前記回転ベース部材の上方に、下面が回転ベース部材上の基板と平行な平面に形成され前記支持部材によって支持された基板の上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに気体を吹き出してベルヌーイ効果により基板を近接状態で吸着する近接吸着手段を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記支持部材が、基板の周縁部に係合して水平方向への基板の移動および前記回転ベース部材に対する基板の回転を規制する規制部と、前記回転ベース部材上に取着され前記規制部を上下方向へ移動可能に支持する支持部とから構成された請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板を回転ベース部材上に支持部材により水平姿勢で支持して鉛直軸回りに回転させながら基板の下面へ処理液を供給して基板を処理する基板処理方法において、
    前記回転ベース部材の支持部材に基板を、基板が水平方向へ移動しないようにかつ回転ベース部材に対して回転しないように係合させ、下面が回転ベース部材上の基板と平行な平面に形成された近接吸着手段を前記回転ベース部材の上方に配置して、その近接吸着手段から回転ベース部材上の基板の上面側へ全周にわたって下向きかつ外向きに気体を吹き出させるときのベルヌーイ効果により基板に対して上向きの力を働かせ、前記回転ベース部材に対し基板を上方へ移動させて、基板を近接状態で近接吸着手段に吸着させ、その状態で基板を回転させながら基板下面へ処理液を供給することを特徴とする基板処理方法。
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