JP3891851B2 - ラインディフューザおよび多連式ラインディフューザ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調機器から送給される調和空気を室内へ吹き出すために天井面の上方に設置されるラインディフューザに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスビルなどにおいては、室内の美観性や施工の迅速性などの観点から、いわゆるシステム天井の採用が増加しているが、このようなシステム天井においては、空調機器から送給される調和空気を室内へ送り込む吹出口としてラインディフューザが多用されている。従来のラインディフューザには、図17、図19に示すようなインテリアゾーン空調用のラインディフューザ80,85、あるいは図20に示すようなペリメータゾーン空調用のラインディフューザ90などがある。
【0003】
インテリアゾーン空調用のラインディフューザ80は、図17(a),(b)に示すように、側面が等脚台形状をした薄い箱体状のチャンバ80aを備え、このチャンバ80aの一方の側面中央部に給気用接続口80bが設けられ、チャンバ80aの底面に矩形の吹出用開口80cが設けられ、チャンバ80b内を経由して吹出用開口80cから吹き出す気流を吹出用開口80cの短辺方向へ誘導するための回動羽根81がチャンバ80a内の吹出用開口80c近傍にその長手方向に沿って配置されている。
【0004】
図17(c)に示すように、回動羽根81は横断面が略T字状であり、吹出用開口80cの長辺方向に設けられた支軸82にその両端部分が軸支されているため、支軸82を中心に回動羽根81全体が回動可能である。同図に示すように、ラインディフューザ80の吹出用開口80cの長辺方向をシステム天井83を構成するTバー84に沿って配置することにより、吹出用開口80cがシステム天井83に開口した状態で設置される。
【0005】
空調機器(図示せず)からラインディフューザ80へ送給された調和空気は給気用接続口80bからチャンバ80a内へ流入した後、回動羽根81によって吹出用開口80cの短辺方向へ誘導されながら室内に向かって吹き出される。この場合、図17(c)に示すように、回動羽根81を支軸82を中心に回動させその傾斜角度を変えることにより、吹出用開口80cから室内へ吹き出す気流の方向を変更することができる。
【0006】
すなわち、回動羽根81を図17(c)に示すように正立状態に設定すれば、調和空気は吹出用開口80cから下に向かって垂直に吹き出されるので、図18(a)〜(c)に示すような気流V80が形成され、回動羽根81を回動させ傾斜状態に設定すれば、調和空気は吹出用開口80cからその短辺方向に向かって吹き出されので、図18(b),(c)に示すような気流V81が形成される。
【0007】
一方、空調すべき室内がパーテーション(間仕切り)などで区画され、そのパーテーション付近のシステム天井に吹出口を設置する場合は、図19(a),(b)に示すようなラインディフューザ85が採用されている。同図に示すように、ラインディフューザ85は、側面が片方のみに斜辺85dを有する不等脚台形状をした薄い箱体状のチャンバ85aを備え、チャンバ85aの垂直辺85e寄りの端部に給気用接続口85bが設けられ、チャンバ85aの底面に矩形の吹出用開口85cが設けられている。また、ラインディフューザ80と同様、チャンバ85a内の吹出用開口85c近傍に、吹出用開口85cから吹き出す気流を吹出用開口85cの短辺方向へ誘導するための回動羽根86が支軸87によって回動可能に軸支されている。
【0008】
ラインディフューザ85は、ラインディフューザ80と同様、図19(c)に示すように、吹出用開口85cの長手方向をシステム天井83を構成するTバー84に沿って配置することにより、吹出用開口85cがシステム天井83に開口した状態で設置される。空調機器(図示せず)からラインディフューザ85へ送給された調和空気はチャンバ85a内を通過し、回動羽根86によって吹出用開口85cの短辺方向へ誘導されながら室内に向かって吹き出されるが、チャンバ85aが不等脚台形状であり、その垂直辺85e寄りの端部に給気用接続口85bが設けられているため、吹出用開口85cから吹き出す気流はその長辺方向へ向かう傾向があり、パーテーション付近を効率良く空調することができる。この場合も、図19(c)に示すように、羽根86を支軸87を中心に回動させその傾斜角度を変えることによって吹出用開口85cから吹き出す気流の方向を変更することができる。
【0009】
次に、ペリメータゾーン空調用のラインディフューザ90は、図20(a),(b)に示すように、側面が片方のみに斜辺90dを有する不等脚台形状をした薄い箱体状のチャンバ90aの一方の側面端部寄りに給気用接続口90bが設けられ、チャンバ90aの底面に矩形の吹出用開口90c設けられ、吹出用開口90cから吹き出す気流を吹出用開口90cの長辺方向へ誘導するための複数の羽根91がチャンバ90a内の吹出用開口90c近傍に傾斜状に配列されている。
【0010】
ラインディフューザ90は、前述したラインディフューザ80,85と同様、図20(c)に示すように、その吹出用開口90cの長手方向がシステム天井92を構成するTバー(図示せず)に沿って配置され、吹出用開口90cはシステム天井92に開口した状態となる。空調機器(図示せず)からラインディフューザ90へ送給された調和空気はチャンバ90a内を通過し、複数の羽根91によって吹出用開口90cの長辺方向へ誘導されるため、窓ガラスGに向かって吹き出されることとなり、ペリメータゾーンを効率良く空調することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図17、図18で示したラインディフューザ80および図19で示したラインディフューザ85は、回動羽根81,86を傾斜状態にセットすることにより、吹出用開口80c,85cの短辺方向に向かって気流の吹出方向を設定できるので、室内のインテリアゾーンの空調を行う場合には好適であるが、吹出気流の指向性が比較的弱いので、熱負荷の大きいペリメータゾーンの空調には不向きである。
【0012】
一方、図20に示すラインディフューザ90においては、傾斜状に配列された複数の羽根91の作用により、吹出用開口90cの長辺方向に向かって調和空気が吹き出されるので、ペリメータゾーンの空調用としては好適であるが、気流吹出方向が一方向に限られるため、空調中の室内においてペリメータゾーンを空調する気流とインテリアゾーンを空調する気流との間に境界が発生し、空調されない空間(デッドスペース)が生じることがある。
【0013】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、室内のペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調することのできるラインディフューザを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のラインディフューザは、調和空気を導入する給気用接続口と、前記給気用接続口から導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口とを有する箱体状のチャンバを備え、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導する縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出用開口の短辺方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャンバ内の前記吹出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画して配置したことを特徴とする。
【0015】
このような構成とすることにより、空調機器から送給され給気用接続口からチャンバ内へ導入された調和空気は吹出用開口から吹き出される前に、吹出用開口の長辺方向に沿って区画して配置された縦偏向手段、横偏向手段のいずれかを通過することによって吹出用開口の長辺方向または短辺方向へ誘導され、互いに異なる複数方向へ向かう気流となって吹き出されるため、一つの吹出用開口から同時に異なる複数方向へ調和空気を吹き出すことが可能となり、空調すべき室内のペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等に空調することができるようになる。
【0016】
また、矩形をした吹出用開口からその長辺方向に向かって吹き出す気流は短辺方向に向かって吹き出す気流よりも強くなる傾向があるため、短辺方向に向かって吹き出す気流は長辺方向に向かって吹き出す気流に誘引されてこれらの気流間のデッドスペースが解消され、空調効率も向上する。
【0017】
ここで、前記縦偏向手段、前記横偏向手段の少なくとも一方の気流誘導方向を変更可能とすることにより、空調すべき室内の状況に対応して、吹出用開口からの吹出気流の方向を設定することが可能となるので、施工現場での適応性が向上し、空調の均等性および空調効率の向上を図ることができる。
【0018】
また、前記吹出用開口において前記給気用接続口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置する部分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用開口の残余の領域に前記縦偏向手段を設けることにより、給気用接続口からチャンバ内へ流入した調和空気が縦偏向手段を通過して吹出用開口の長辺方向へ吹き出される際の騒音を抑制し、圧力損失を低減することができる。
【0019】
一方、前述したラインディフューザを構成するチャンバを、前記チャンバに設けられた吹出用開口が同一平面上に位置し且つ前記吹出用開口の長辺方向が互いに平行をなすように複数配置し、調和空気を導入し複数の前記チャンバに設けられた給気用接続口へ分岐送給する分流経路を設けた多連式ラインディフューザを形成することもできる。
【0020】
このような構成とすることにより、一つの分流経路を通じて複数のチャンバの給気用接続口へ調和空気を同時に送給することが可能となるため、一つのラインディフューザごとに個別に調和空気を送給する場合に比べ、チャンバよりも上流側に配設される給気経路を減らすことができ、ダクトなどの流路形成用資材の削減、工事の簡略化を図ることができる。また、複数の吹出用開口をその長辺方向が互いに平行をなすように配置することで、吹出用開口の長辺方向への吹出気流の指向性が強まるので、ペリメータゾーンの空調機能が向上する。
【0021】
前述したように、複数のラインディフューザを平行配置して多連式ラインディフューザを形成した場合、平行配置された吹出用開口同士の間隔が狭くなると、各吹出用開口からその長辺方向へ吹き出した気流は互いに引き寄せあって一つの集中気流を形成する性質がある。このため、多連式ラインディフューザでペリメータゾーンを空調した場合、前述した集中気流が窓ガラスの一部に集中的に当たるようになってペリメータ熱負荷を局部的にしか処理できなくなり、窓ガラスに温度ムラが生じて結露を発生させることがある。
【0022】
そこで、前記多連式ラインディフューザにおいて、前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合う他の吹出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段を、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導するため前記チャンバ内に設けられた縦偏向手段近傍に設けることが望ましい。このような気流拡散手段を設けることにより、各吹出用開口からその長辺方向へ吹き出した気流は互いに反対方向へ拡散されるため、前述した集中気流の発生が回避され、ペリメータゾーン空調時における温度ムラおよび窓ガラスの結露を防止することができる。
【0023】
前記気流拡散手段としては、前記チャンバ内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の流路を隣り合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設け且つ前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹出用開口を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導流部材を設けることが望ましい。
【0024】
このような上部導流部材および下部導流部材を縦偏向手段の上流側および下流側に設けることにより、縦偏向手段を通過して吹出用開口からその長辺方向へ吹き出す気流は、上部導流部材および下部導流部材で互いに反対方向へ狭められた流路を波を描くように通過することで隣り合う他のチャンバと反対方向へ誘導されるため、各吹出用開口からの吹出気流を互いに反対方向へ効率良く拡散することができ、ペリメータゾーン空調時の温度ムラあるいは窓ガラスが局部的に冷却されたり、加温されたりすることに起因する結露を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1(a)は第1実施形態のラインディフューザを示す一部切欠側面図、同図(b)は前記ラインディフューザの底面図、図2(a)は図1(b)におけるA−A線断面図、同図(b)は図1(b)におけるB−B線断面図、同図(c)は図1(a)におけるC部拡大図である。
【0026】
図1および図2に示すように、本実施形態のラインディフューザ1においては、側面形状が片方のみに斜辺2aを有する台形状をした薄い箱体状のチャンバ2の一方の側面の端部に調和空気を導入する給気用接続口3が設けられ、給気用接続口3からチャンバ2内へ導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口4がチャンバ2の底面に設けられている。吹出用開口4の斜辺2a寄りの領域には、吹出用開口4からの吹出気流を吹出用開口4の長辺方向Lへ誘導する縦偏向手段としての複数の羽根5が等間隔に傾斜姿勢で配列されている。吹出用開口4の給気用接続口3寄りの領域には、吹出用開口4からの吹出気流を吹出用開口4の短辺方向S1,S2へ誘導する横偏向手段としての回動羽根6が吹出用開口4の長辺方向に沿って配置されている。
【0027】
回動羽根6は、樋形状をした一対の羽根部材6aを円筒の一部を形成するように対向配置してその両端を回転体6bに固定した構造であり、吹出用開口4の長手方向に配置された支軸6cに回転体6bが回動可能に軸支され、回動羽根6全体が支軸6cを中心に回動可能であるため、回動羽根6を回動させることにより吹出気流の方向を吹出用開口4の短辺方向S1または短辺方向S2に設定することができる。なお、本実施形態では回動羽根6による気流誘導方向を吹出用開口4の短辺方向S1に設定した場合について説明する。
【0028】
空調機器(図示せず)から送給され給気用接続口3からチャンバ2内へ導入された調和空気は吹出用開口4から吹き出される前に、吹出用開口4の長辺方向Lに沿って2カ所に区画して配置された羽根5または回動羽根6のいずれかを通過することによって吹出用開口4の長辺方向Lまたは短辺方向S1へ誘導される。したがって、図4(a)に示すように、調和空気は吹出用開口4から互いに異なる複数方向へ向かう気流V1,V2となって吹き出され、一つの吹出用開口4から同時に異なる複数方向へ調和空気が吹き出されることとなるため、空調すべき室内においてペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等に空調することができる。
【0029】
また、矩形をした吹出用開口4からその長辺方向Lに向かって吹き出す気流V2は短辺方向S1に向かって吹き出す気流V1よりも強いため、図4(a)に示すように、短辺方向S1に向かって吹き出す気流V1は長辺方向Lに向かって吹き出す気流V2に誘引されていき、これらの気流V1,V2間のデッドスペースが解消されるので、高い空調効率が得られる。
【0030】
ラインディフューザ1において、羽根5の傾斜角度は変更可能であり、回動羽根6も回動可能であり、空調すべき室内の状況に対応して吹出用開口4から吹き出す調和空気流の方向を任意に設定することが可能であるため、施工現場での適応性に優れており、空調の均等性および空調効率の向上を図ることができる。なお、回動羽根6はこれに限定するものではないので、回動羽根6の代わりに、図17(c)で示した羽根81などを採用することもできる。
【0031】
また、ラインディフューザ1においては、吹出用開口4において給気用接続口3からチャンバ2内を経由して吹出用開口4に至る最短距離に位置する部分を含む領域すなわち給気用接続口3の直下部分を含む領域に回動羽根6を設け、吹出用開口4の残余の領域である斜辺2a寄りの領域に複数の羽根5を設けている。これにより、給気用接続口3からチャンバ2内へ流入した調和空気が複数の羽根5の部分を通過して吹出用開口4の長辺方向Lへ吹き出される際の騒音を抑制するとともに、圧力損失を低減することができる。
【0032】
次に、図3を参照して、第2実施形態のラインディフューザ10について説明する。なお、図3に示すラインディフューザ10において前述したラインディフューザ1の構成部材と同様の構造、機能を有する部材については、図1および図2と同じ符号を付して説明を省略する。
【0033】
ラインディフューザ10においては、側面形状が両方に斜辺7aを有する等脚台形状をした薄い箱体状のチャンバ7の一方の側面の中央部に給気用接続口3が設けられ、チャンバ7の底面に矩形の吹出用開口8が設けられている。吹出用開口8の両斜辺7a寄りの領域には複数の羽根5が等間隔に傾斜姿勢で配列され、吹出用開口8の給気用接続口3寄りの領域には回動羽根6が配置されている。すなわち、吹出用開口8の中央部分に回動羽根6が配置され、その両端部分に複数の羽根5が配列されている。
【0034】
給気用接続口3からチャンバ7内へ導入された調和空気は、図4(b)に示すように、吹出用開口8から互いに異なる複数方向へ向かう気流V3,V4,V5となって吹き出され、一つの吹出用開口4から同時に異なる3方向へ調和空気が吹き出されることとなるため、ラインディフューザ1の機能に加え、ペリメータゾーンだけでなくインテリアゾーンも効率的に空調することができる。
【0035】
次に、図5、図6および図8(a)を参照して、第3実施形態の多連式ラインディフューザ20について説明する。なお、図5、図6に示すラインディフューザ20において前述したラインディフューザ1,10の構成部材と同様の構造、機能を有する部材については、図1、図2などと同じ符号を付して説明を省略する。
【0036】
本実施形態の多連式ラインディフューザ20は、図1で示したラインディフューザ1を構成するチャンバ2を、その吹出用開口4が同一平面上に位置し且つ吹出用開口4の長辺方向Lが互いに平行をなすように2個配置し、調和空気を導入して各チャンバ2の給気用接続口2bへ分岐送給するための分流経路21を設けることによって形成されている。分流経路21の上面には、調和空気を導入するための給気用接続口22が設けられている。
【0037】
多連式ラインディフューザ20の場合、一つの給気用接続口22から分流経路21を通じて2個のチャンバ2の給気用接続口2bへ調和空気を同時に送給することができるため、一つのラインディフューザ1ごとに個別に調和空気を送給する場合に比べ、チャンバ2より上流側の給気経路を減らすことができ、ダクトなどの流路形成用資材の削減、工事の簡略化を図ることができる。
【0038】
多連式ラインディフューザ20において、各チャンバ2内へ導入された調和空気は、図8(a)に示すように、二つの吹出用開口4からそれぞれ互いに異なる3方向へ向かう気流V6,V7,V8となって吹き出されるため、ラインディフューザ1の場合よりも広範囲にわたってペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調することができる。また、2つの吹出用開口4をその長辺方向Lが互いに平行をなすように配置されているため、長辺方向Lへの吹き出される気流V6の指向性が強まるので、ペリメータゾーンの空調機能がさらに向上する。
【0039】
次に、図7および図8(b)を参照して、第4実施形態の多連式ラインディフューザ30について説明する。なお、図7に示すラインディフューザ30において前述したラインディフューザ1,10,20の構成部材と同様の構造、機能を有する部材については、図1、図2などと同じ符号を付して説明を省略する。
【0040】
本実施形態の多連式ラインディフューザ30は、図3で示したラインディフューザ10を構成するチャンバ7を、その吹出用開口8が同一平面上に位置し且つ吹出用開口8の長辺方向Lが互いに平行をなすように2個配置し、調和空気を導入して各チャンバ7の給気用接続口7bへ分岐送給するための分流経路31を設けることによって形成され、分流経路31の上面に給気用接続口32が設けられている。
【0041】
多連式ラインディフューザ30において、各チャンバ7内へ導入された調和空気は、図8(b)に示すように、二つの吹出用開口8からそれぞれ互いに異なる4方向へ向かう気流V9,V10,V11,V12となって吹き出されるため、ラインディフューザ20の場合よりもさらに広範囲にわたってペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調することができる。
【0042】
次に、図9〜図12を参照して、第5実施形態の多連式ラインディフューザ40について説明する。なお、図10などに示すラインディフューザ40において前述したラインディフューザ1,10,20,30の構成部材と同様の構造、機能を有する部材については図1、図2などと同じ符号を付して説明を省略する。
【0043】
図5、図6で示した多連式ラインディフューザ20でペリメータゾーンを冷房した場合、平行配置された吹出用開口4から吹き出す気流は、図9(a)に示す気流V13のように拡散しながら窓ガラスGに当たることが望ましい。ところが、平行配置された吹出用開口4同士の間隔が400mm〜500mm程度よりも狭くなると、図9(b)に示すように、各吹出用開口4からその長辺方向Lへ吹き出した気流は互いに引き寄せあって一つの集中気流V14を形成するようになり、この集中気流V14が窓ガラスGの一部に集中的に当たってペリメータ熱負荷を局部的にしか処理できなくなり、ペリメータゾーンの温度ムラが生じ、窓ガラスGが局部的に冷やされて結露Xを発生させることがある。また、暖房時においても窓ガラスGの一部に暖かい集中気流V14が集中して当たる結果、窓ガラスGの一部を暖めきれずに結露を生じる場合がある。
【0044】
そこで、図10および図11に示すように、多連式ラインディフューザ40においては、一方の吹出用開口4からの吹出気流を隣り合う他の吹出用開口4と反対方向へ誘導するための気流拡散手段として、チャンバ2内の羽根5の上流側および下流側にそれぞれ上部導流部材41および下部導流部材42を設けている。上部導流部材41はチャンバ2内の流路2cを隣り合う他のチャンバ2方向へ狭めるように配置され、下部導流部材42は吹出用開口4を隣り合う他のチャンバ2と反対方向へ狭めるように配置されている。
【0045】
羽根5を通過して吹出用開口4からその長辺方向Lへ吹き出す気流は、図11に示すように、上部導流部材41および下部導流部材42で互いに反対方向へ狭められた流路2cを波を描くように通過することで隣り合う他のチャンバ2と反対方向へ誘導されるため、各吹出用開口4からの吹出気流V15は互いに反対方向へ効率良く拡散される。
【0046】
したがって、図12(a),(b)に示すように、多連式ラインディフューザ40の各吹出用開口4からその長辺方向Lへ吹き出した気流は互いに反対方向へ拡散されて窓ガラスGに当接することとなり、図9(b)で示した集中気流V14の発生が回避されるため、ペリメータゾーン空調時における温度ムラおよび窓ガラスGの結露を防止することができる。
【0047】
次に、図13および14を参照して第6実施形態の多連式ラインディフューザ50について説明する。多連式ラインディフューザ50は前述した多連式ラインディフューザ40とほぼ同じ構造であるが、上部導流部材51の吹出用開口4の長辺方向Lの長さが上部導流部材41よりも短く、且つ上部導流部材51は分流経路21寄りに配置されている。
【0048】
このような上部導流部材51は、各吹出用開口4からその長辺方向Lへ吹き出す気流を互いに反対方向へ拡散する機能が上部導流部材41よりも弱くなるので、多連式ラインディフューザ50の各吹出用開口4からその長辺方向Lへ吹き出す気流V16の拡散幅K2は、図12で示した気流V15の拡散幅K1よりも狭まる傾向がある。
【0049】
したがって、図14(a)に示すように多連式ラインディフューザの配置間隔Pが比較的大である場合は多連式ラインディフューザ40を採用し、図14(b)に示すように、配置間隔Pが比較的狭い場合には多連式ラインディフューザ50を採用することにより、窓ガラスGへの気流集中を回避することができる。
【0050】
このように、上部導流部材51の長辺方向Lの長さを減少させることによって拡散機能を弱め、ガラス窓Gでの気流の拡散幅K2を狭めることができるので、多連式ラインディフューザを複数配置する場合、配置間隔の大小および窓ガラスまでの距離などに応じて上部導流部材の長さを設定することにより、ペリメータゾーンにおける空調状況を最適化することができる。
【0051】
次に、図15および図16を参照して第7および第8実施形態のラインディフューザ60,70について説明する。なお、図15、図16に示すラインディフューザ60,70において前述したラインディフューザ1,10の構成部材と同様の構造、機能を有する部材については図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】
図15(a)に示すラインディフューザ60においては、図1で示したラインディフューザ1と同様、片方のみに斜辺2aを有するチャンバ2の吹出用開口4の斜辺寄りの領域には複数の羽根5が傾斜状に配列され、給気用接続口3寄りの領域には回動羽根6X,6Yが配置されている。回動羽根6X,6Yは、図1で示した回動羽根6と同じ機能を有しており、それぞれ独立して回動可能であるため、吹出用開口4からの吹出気流をそれぞれ短辺方向S1,S2へ別々に誘導するように設定することもできる。
【0053】
したがって、回動羽根6Xの気流誘導方向を短辺方向S1に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向を短辺方向S2に設定すれば、吹出用開口4から吹き出す気流の分布状態は図15(b)に示すようになる。すなわち、羽根5の部分を通過した気流は長辺方向Lに吹き出す気流V17を形成し、回動羽根6X,6Yを通過した気流はそれぞれ短辺方向S1,S2に吹き出す気流V18,V19を形成するので、異なる3方向へ吹き出す気流が生じることとなり、ペリメータゾーンはもちろんインテリアゾーンを広く均等に空調することができる。
【0054】
この場合、気流V17は気流V18,V19よりも強いため、図15(b)に示すように、気流V18,V19は気流V17に誘引されていくこととなり、これらの気流V17,V18,V19間のデッドスペースが解消されるので、高い空調効率が得られる。なお、前述と逆に、回動羽根6Xの気流誘導方向を短辺方向S2に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向を短辺方向S1に設定することも可能であるため空調すべき室内の状況に適した設定を行うことができる。
【0055】
図16(a)に示すラインディフューザ70においては、図13で示したラインディフューザ10と同様、両方に斜辺7aを有するチャンバ7の吹出用開口8の両斜辺7a寄りの2つの領域にはそれぞれ複数の羽根5が傾斜状に配列され、給気用接続口3寄りの領域には回動羽根6X,6Yが配置されている。前述と同様、回動羽根6X,6Yはそれぞれ独立して回動可能であるため、吹出用開口8からの吹出気流の誘導方向をそれぞれ短辺方向S1,S2へ別々に設定することができる。
【0056】
したがって、回動羽根6Xの気流誘導方向を短辺方向S2に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向を短辺方向S1に設定すれば、吹出用開口8から吹き出す気流の分布状態は図16(b)に示すようになる。すなわち、羽根5が配列された2つの領域を通過した気流はそれぞれ長辺方向L1,L2に吹き出す気流V20,V21を形成し、回動羽根6X,6Yを通過した気流はそれぞれ短辺方向S2,S1に吹き出す気流V23,V22を形成するので、異なる4方向へ吹き出す気流が生じることとなり、ペリメータゾーンおよびインテリアゾーンをさらに広く均等に空調することができる。
【0057】
この場合も前述と同様、気流V20,V21は気流V22,V23よりも強いため、図16(b)に示すように、気流V22,V23は気流V20,V21に誘引されていくこととなり、これらの気流V20,V21,V22,V23間のデッドスペースが解消されるので、高い空調効率が得られる。その他の構造、機能などについては、前述のラインディフューザ60と同様である。
【0058】
【発明の効果】
本発明により、以下の効果を奏する。
【0059】
(1)調和空気を導入する給気用接続口と、前記給気用接続口から導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口とを有する箱体状のチャンバを備え、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導する縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出用開口の短辺方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャンバ内の前記吹出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画して配置したことにより、室内のペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調することができるようになる。
【0060】
(2)前記縦偏向手段、前記横偏向手段の少なくとも一方の気流誘導方向を変更可能とすることにより、空調すべき室内の状況に対応して吹出用開口からの吹出気流の方向を設定可能となるので、施工現場での適応性が向上し、空調の均等性および空調効率の向上を図ることができる。
【0061】
(3)前記吹出用開口において前記給気用接続口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置する部分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用開口の残余の領域に前記縦偏向手段を設けることにより、チャンバ内へ流入した調和空気が縦偏向手段を通過して吹出用開口の長辺方向へ吹き出される際の騒音を抑制し、圧力損失を低減することができる。
【0062】
(4)前記(1)〜(3)のラインディフューザを構成するチャンバを、前記チャンバの吹出用開口が同一平面上に位置し且つ前記吹出用開口の長辺方向が互いに平行をなすように複数配置し、調和空気を導入して複数の前記チャンバの給気用接続口へ分岐送給する分流経路を設けることにより、チャンバよりも上流側の給気経路が減少し、流路形成用資材の削減、工事の簡略化を図ることができ、吹出用開口の長辺方向への吹出気流の指向性が強まるので、ペリメータゾーンの空調機能が向上する。
【0063】
(5)前記多連式ラインディフューザにおいて、前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合う他の吹出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段を前記チャンバ内の縦偏向手段近傍に設けることにより、各吹出用開口からその長辺方向へ吹き出した気流は互いに反対方向へ拡散され、集中気流の発生が回避されるため、ペリメータゾーン空調時における温度ムラおよび窓ガラスの結露を防止することができる。
【0064】
(6)前記気流拡散手段として、前記チャンバ内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の流路を隣り合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設け且つ前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹出用開口を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導流部材を設けことにより、各吹出用開口から長辺方向へ吹き出す気流を互いに反対方向へ効率良く拡散することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施形態のラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフューザの底面図である。
【図2】 (a)は図1(b)におけるA−A線断面図、(b)は図1(b)におけるB−B線断面図、(c)は図1(a)におけるC部拡大図である。
【図3】 (a)は第2実施形態のラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフューザの底面図である。
【図4】 (a)は図1に示すラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図、(b)は図3に示すラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図5】 (a)は第3実施形態の多連式ラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記多連式ラインディフューザの底面図である。
【図6】 図5(b)におけるD−D線断面図である。
【図7】 (a)は第4実施形態の多連式ラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記多連式ラインディフューザの底面図である。
【図8】 (a)は図5に示す多連式ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図、(b)は図7に示す多連式ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図9】 (a)は図5に示す多連式ラインディフューザから吹き出す気流の理想的分布状態を示す模式図、(b)は前記多連式ラインディフューザから吹き出す気流の実際の分布状態を示す模式図である。
【図10】 第5実施形態の多連式ラインディフューザを示す底面図である。
【図11】 図10におけるE−E線断面図である。
【図12】 (a)は図10に示す多連式ラインディフューザの模式図、(b)は前記多連式ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図13】 (a)は第6実施形態の多連式ラインディフューザを示す模式図、(b)は前記多連式ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図14】 (a),(b)は図13(a)に示す多連式ラインディフューザの配設状態を示す模式図である。
【図15】 (a)は第7実施形態のラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図16】 (a)は第8実施形態のラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図17】 (a)は従来のインテリアゾーン空調用ラインディフューザを示す側面図、(b)は前記ラインディフューザの底面図、(c)は前記ラインディフューザの使用状態を示す模式図である。
【図18】 (a)は図17に示すラインディフューザから吹き出す気流の分布状態の側面視模式図、(b)は前記気流の分布状態の正面視模式図、(c)は前記気流の分布状態の平面視模式図である。
【図19】 (a)は従来のその他のインテリアゾーン空調用ラインディフューザを示す側面図、(b)は前記ラインディフューザの底面図、(c)は前記ラインディフューザの使用状態を示す模式図である。
【図20】 (a)は従来のペリメータゾーン空調用ラインディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフューザの底面図、(c)は前記ラインディフューザの使用状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,10,60,70 ラインディフューザ
2,7 チャンバ
2a,7a 斜辺
3,2b,7b,22,32 給気用接続口
4,8 吹出用開口
5 羽根
6,6X,6Y 回動羽根
6a 羽根部材
6b 回転体
6c 支軸
20,30,40,50 多連式ラインディフューザ
21,31 分流経路
G 窓ガラス
K1,K2 気流の拡散幅
L,L1,L2 長辺方向
S1,S2 短辺方向
P 多連式ラインディフューザの配置間隔
V1〜V13,V15〜V23 気流
V14 集中気流
X 結露
Claims (6)
- 調和空気を導入する給気用接続口と、前記給気用接続口から導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口とを有する箱体状のチャンバを備え、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導する縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出用開口の短辺方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャンバ内の前記吹出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画して配置したことを特徴とするラインディフューザ。
- 前記縦偏向手段、前記横偏向手段の少なくとも一方の気流誘導方向が変更可能である請求項1記載のラインディフューザ。
- 前記吹出用開口において前記給気用接続口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置する部分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用開口の残余の領域に前記縦偏向手段を設けた請求項1または2記載のラインディフューザ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のラインディフューザを構成するチャンバを、前記チャンバに設けられた矩形の吹出用開口が同一平面上に位置し且つ前記吹出用開口の長辺方向が互いに平行をなすように複数配置し、調和空気を導入して複数の前記チャンバに形成された給気用接続口へ分岐送給する分流経路を設けた多連式ラインディフューザ。
- 前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合う他の吹出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段を、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導するため前記チャンバ内に設けられた縦偏向手段近傍に設けた請求項4記載の多連式ラインディフューザ。
- 前記気流拡散手段として、前記チャンバ内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の気流経路を隣り合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設け、且つ前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹出用開口を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導流部材を設けた請求項5記載の多連式ラインディフューザ。
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