JP2003222380A - ラインディフューザおよび多連式ラインディフューザ - Google Patents

ラインディフューザおよび多連式ラインディフューザ

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JP2003222380A JP2002022484A JP2002022484A JP2003222380A JP 2003222380 A JP2003222380 A JP 2003222380A JP 2002022484 A JP2002022484 A JP 2002022484A JP 2002022484 A JP2002022484 A JP 2002022484A JP 2003222380 A JP2003222380 A JP 2003222380A
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義一 進藤
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明 鳥實
Takuya Shigematsu
拓也 重松
Takayuki Koba
隆之 木場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内のペリメータゾーンおよびインテリアゾ
ーンを均等かつ効率的に空調することのできるラインデ
ィフューザを提供する。 【解決手段】 ラインディフューザ1においては、側面
形状が片方に斜辺2aを有する台形状をした薄い箱体状
のチャンバ2の一方の側面端部に調和空気を導入する給
気用接続口3が設けられ、給気用接続口3からチャンバ
2内へ導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口4
がチャンバ2の底面に設けられ、吹出用開口4の斜辺2
a寄りの領域には、吹出用開口4からの吹出気流を吹出
用開口4の長辺方向Lへ誘導する複数の羽根5が等間隔
に傾斜姿勢で配列され、吹出用開口4の給気用接続口3
寄りの領域には、吹出用開口4からの吹出気流を吹出用
開口4の短辺方向S1,S2へ誘導する回動羽根6が吹
出用開口4の長辺方向に沿って配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機器から送給
される調和空気を室内へ吹き出すために天井面の上方に
設置されるラインディフューザに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスビルなどにおいては、室
内の美観性や施工の迅速性などの観点から、いわゆるシ
ステム天井の採用が増加しているが、このようなシステ
ム天井においては、空調機器から送給される調和空気を
室内へ送り込む吹出口としてラインディフューザが多用
されている。従来のラインディフューザには、図17、
図19に示すようなインテリアゾーン空調用のラインデ
ィフューザ80,85、あるいは図20に示すようなペ
リメータゾーン空調用のラインディフューザ90などが
ある。
【0003】インテリアゾーン空調用のラインディフュ
ーザ80は、図17(a),(b)に示すように、側面
が等脚台形状をした薄い箱体状のチャンバ80aを備
え、このチャンバ80aの一方の側面中央部に給気用接
続口80bが設けられ、チャンバ80aの底面に矩形の
吹出用開口80cが設けられ、チャンバ80b内を経由
して吹出用開口80cから吹き出す気流を吹出用開口8
0cの短辺方向へ誘導するための回動羽根81がチャン
バ80a内の吹出用開口80c近傍にその長手方向に沿
って配置されている。
【0004】図17(c)に示すように、回動羽根81
は横断面が略T字状であり、吹出用開口80cの長辺方
向に設けられた支軸82にその両端部分が軸支されてい
るため、支軸82を中心に回動羽根81全体が回動可能
である。同図に示すように、ラインディフューザ80の
吹出用開口80cの長辺方向をシステム天井83を構成
するTバー84に沿って配置することにより、吹出用開
口80cがシステム天井83に開口した状態で設置され
る。
【0005】空調機器(図示せず)からラインディフュ
ーザ80へ送給された調和空気は給気用接続口80bか
らチャンバ80a内へ流入した後、回動羽根81によっ
て吹出用開口80cの短辺方向へ誘導されながら室内に
向かって吹き出される。この場合、図17(c)に示す
ように、回動羽根81を支軸82を中心に回動させその
傾斜角度を変えることにより、吹出用開口80cから室
内へ吹き出す気流の方向を変更することができる。
【0006】すなわち、回動羽根81を図17(c)に
示すように正立状態に設定すれば、調和空気は吹出用開
口80cから下に向かって垂直に吹き出されるので、図
18(a)〜(c)に示すような気流V80が形成さ
れ、回動羽根81を回動させ傾斜状態に設定すれば、調
和空気は吹出用開口80cからその短辺方向に向かって
吹き出されので、図18(b),(c)に示すような気
流V81が形成される。
【0007】一方、空調すべき室内がパーテーション
(間仕切り)などで区画され、そのパーテーション付近
のシステム天井に吹出口を設置する場合は、図19
(a),(b)に示すようなラインディフューザ85が
採用されている。同図に示すように、ラインディフュー
ザ85は、側面が片方のみに斜辺85dを有する不等脚
台形状をした薄い箱体状のチャンバ85aを備え、チャ
ンバ85aの垂直辺85e寄りの端部に給気用接続口8
5bが設けられ、チャンバ85aの底面に矩形の吹出用
開口85cが設けられている。また、ラインディフュー
ザ80と同様、チャンバ85a内の吹出用開口85c近
傍に、吹出用開口85cから吹き出す気流を吹出用開口
85cの短辺方向へ誘導するための回動羽根86が支軸
87によって回動可能に軸支されている。
【0008】ラインディフューザ85は、ラインディフ
ューザ80と同様、図19(c)に示すように、吹出用
開口85cの長手方向をシステム天井83を構成するT
バー84に沿って配置することにより、吹出用開口85
cがシステム天井83に開口した状態で設置される。空
調機器(図示せず)からラインディフューザ85へ送給
された調和空気はチャンバ85a内を通過し、回動羽根
86によって吹出用開口85cの短辺方向へ誘導されな
がら室内に向かって吹き出されるが、チャンバ85aが
不等脚台形状であり、その垂直辺85e寄りの端部に給
気用接続口85bが設けられているため、吹出用開口8
5cから吹き出す気流はその長辺方向へ向かう傾向があ
り、パーテーション付近を効率良く空調することができ
る。この場合も、図19(c)に示すように、羽根86
を支軸87を中心に回動させその傾斜角度を変えること
によって吹出用開口85cから吹き出す気流の方向を変
更することができる。
【0009】次に、ペリメータゾーン空調用のラインデ
ィフューザ90は、図20(a),(b)に示すよう
に、側面が片方のみに斜辺90dを有する不等脚台形状
をした薄い箱体状のチャンバ90aの一方の側面端部寄
りに給気用接続口90bが設けられ、チャンバ90aの
底面に矩形の吹出用開口90c設けられ、吹出用開口9
0cから吹き出す気流を吹出用開口90cの長辺方向へ
誘導するための複数の羽根91がチャンバ90a内の吹
出用開口90c近傍に傾斜状に配列されている。
【0010】ラインディフューザ90は、前述したライ
ンディフューザ80,85と同様、図20(c)に示す
ように、その吹出用開口90cの長手方向がシステム天
井92を構成するTバー(図示せず)に沿って配置さ
れ、吹出用開口90cはシステム天井92に開口した状
態となる。空調機器(図示せず)からラインディフュー
ザ90へ送給された調和空気はチャンバ90a内を通過
し、複数の羽根91によって吹出用開口90cの長辺方
向へ誘導されるため、窓ガラスGに向かって吹き出され
ることとなり、ペリメータゾーンを効率良く空調するこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図17、図18で示し
たラインディフューザ80および図19で示したライン
ディフューザ85は、回動羽根81,86を傾斜状態に
セットすることにより、吹出用開口80c,85cの短
辺方向に向かって気流の吹出方向を設定できるので、室
内のインテリアゾーンの空調を行う場合には好適である
が、吹出気流の指向性が比較的弱いので、熱負荷の大き
いペリメータゾーンの空調には不向きである。
【0012】一方、図20に示すラインディフューザ9
0においては、傾斜状に配列された複数の羽根91の作
用により、吹出用開口90cの長辺方向に向かって調和
空気が吹き出されるので、ペリメータゾーンの空調用と
しては好適であるが、気流吹出方向が一方向に限られる
ため、空調中の室内においてペリメータゾーンを空調す
る気流とインテリアゾーンを空調する気流との間に境界
が発生し、空調されない空間(デッドスペース)が生じ
ることがある。
【0013】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、室内のペリメータゾーンおよびインテリアゾーンを
均等かつ効率的に空調することのできるラインディフュ
ーザを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のラインディフュ
ーザは、調和空気を導入する給気用接続口と、前記給気
用接続口から導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用
開口とを有する箱体状のチャンバを備え、前記吹出用開
口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ誘導す
る縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出用開口の短辺
方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャンバ内の前記吹
出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画して配置した
ことを特徴とする。
【0015】このような構成とすることにより、空調機
器から送給され給気用接続口からチャンバ内へ導入され
た調和空気は吹出用開口から吹き出される前に、吹出用
開口の長辺方向に沿って区画して配置された縦偏向手
段、横偏向手段のいずれかを通過することによって吹出
用開口の長辺方向または短辺方向へ誘導され、互いに異
なる複数方向へ向かう気流となって吹き出されるため、
一つの吹出用開口から同時に異なる複数方向へ調和空気
を吹き出すことが可能となり、空調すべき室内のペリメ
ータゾーンおよびインテリアゾーンを均等に空調するこ
とができるようになる。
【0016】また、矩形をした吹出用開口からその長辺
方向に向かって吹き出す気流は短辺方向に向かって吹き
出す気流よりも強くなる傾向があるため、短辺方向に向
かって吹き出す気流は長辺方向に向かって吹き出す気流
に誘引されてこれらの気流間のデッドスペースが解消さ
れ、空調効率も向上する。
【0017】ここで、前記縦偏向手段、前記横偏向手段
の少なくとも一方の気流誘導方向を変更可能とすること
により、空調すべき室内の状況に対応して、吹出用開口
からの吹出気流の方向を設定することが可能となるの
で、施工現場での適応性が向上し、空調の均等性および
空調効率の向上を図ることができる。
【0018】また、前記吹出用開口において前記給気用
接続口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置す
る部分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用
開口の残余の領域に前記縦偏向手段を設けることによ
り、給気用接続口からチャンバ内へ流入した調和空気が
縦偏向手段を通過して吹出用開口の長辺方向へ吹き出さ
れる際の騒音を抑制し、圧力損失を低減することができ
る。
【0019】一方、前述したラインディフューザを構成
するチャンバを、前記チャンバに設けられた吹出用開口
が同一平面上に位置し且つ前記吹出用開口の長辺方向が
互いに平行をなすように複数配置し、調和空気を導入し
複数の前記チャンバに設けられた給気用接続口へ分岐送
給する分流経路を設けた多連式ラインディフューザを形
成することもできる。
【0020】このような構成とすることにより、一つの
分流経路を通じて複数のチャンバの給気用接続口へ調和
空気を同時に送給することが可能となるため、一つのラ
インディフューザごとに個別に調和空気を送給する場合
に比べ、チャンバよりも上流側に配設される給気経路を
減らすことができ、ダクトなどの流路形成用資材の削
減、工事の簡略化を図ることができる。また、複数の吹
出用開口をその長辺方向が互いに平行をなすように配置
することで、吹出用開口の長辺方向への吹出気流の指向
性が強まるので、ペリメータゾーンの空調機能が向上す
る。
【0021】前述したように、複数のラインディフュー
ザを平行配置して多連式ラインディフューザを形成した
場合、平行配置された吹出用開口同士の間隔が狭くなる
と、各吹出用開口からその長辺方向へ吹き出した気流は
互いに引き寄せあって一つの集中気流を形成する性質が
ある。このため、多連式ラインディフューザでペリメー
タゾーンを空調した場合、前述した集中気流が窓ガラス
の一部に集中的に当たるようになってペリメータ熱負荷
を局部的にしか処理できなくなり、窓ガラスに温度ムラ
が生じて結露を発生させることがある。
【0022】そこで、前記多連式ラインディフューザに
おいて、前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合う他の
吹出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段を、前記
吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向
へ誘導するため前記チャンバ内に設けられた縦偏向手段
近傍に設けることが望ましい。このような気流拡散手段
を設けることにより、各吹出用開口からその長辺方向へ
吹き出した気流は互いに反対方向へ拡散されるため、前
述した集中気流の発生が回避され、ペリメータゾーン空
調時における温度ムラおよび窓ガラスの結露を防止する
ことができる。
【0023】前記気流拡散手段としては、前記チャンバ
内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の流路を隣り
合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設け且つ
前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹出用開口
を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導流部材を
設けることが望ましい。
【0024】このような上部導流部材および下部導流部
材を縦偏向手段の上流側および下流側に設けることによ
り、縦偏向手段を通過して吹出用開口からその長辺方向
へ吹き出す気流は、上部導流部材および下部導流部材で
互いに反対方向へ狭められた流路を波を描くように通過
することで隣り合う他のチャンバと反対方向へ誘導され
るため、各吹出用開口からの吹出気流を互いに反対方向
へ効率良く拡散することができ、ペリメータゾーン空調
時の温度ムラあるいは窓ガラスが局部的に冷却された
り、加温されたりすることに起因する結露を防止するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1(a)は第1実施形態のライ
ンディフューザを示す一部切欠側面図、同図(b)は前
記ラインディフューザの底面図、図2(a)は図1
(b)におけるA−A線断面図、同図(b)は図1
(b)におけるB−B線断面図、同図(c)は図1
(a)におけるC部拡大図である。
【0026】図1および図2に示すように、本実施形態
のラインディフューザ1においては、側面形状が片方の
みに斜辺2aを有する台形状をした薄い箱体状のチャン
バ2の一方の側面の端部に調和空気を導入する給気用接
続口3が設けられ、給気用接続口3からチャンバ2内へ
導入した調和空気を吹き出す矩形の吹出用開口4がチャ
ンバ2の底面に設けられている。吹出用開口4の斜辺2
a寄りの領域には、吹出用開口4からの吹出気流を吹出
用開口4の長辺方向Lへ誘導する縦偏向手段としての複
数の羽根5が等間隔に傾斜姿勢で配列されている。吹出
用開口4の給気用接続口3寄りの領域には、吹出用開口
4からの吹出気流を吹出用開口4の短辺方向S1,S2
へ誘導する横偏向手段としての回動羽根6が吹出用開口
4の長辺方向に沿って配置されている。
【0027】回動羽根6は、樋形状をした一対の羽根部
材6aを円筒の一部を形成するように対向配置してその
両端を回転体6bに固定した構造であり、吹出用開口4
の長手方向に配置された支軸6cに回転体6bが回動可
能に軸支され、回動羽根6全体が支軸6cを中心に回動
可能であるため、回動羽根6を回動させることにより吹
出気流の方向を吹出用開口4の短辺方向S1または短辺
方向S2に設定することができる。なお、本実施形態で
は回動羽根6による気流誘導方向を吹出用開口4の短辺
方向S1に設定した場合について説明する。
【0028】空調機器(図示せず)から送給され給気用
接続口3からチャンバ2内へ導入された調和空気は吹出
用開口4から吹き出される前に、吹出用開口4の長辺方
向Lに沿って2カ所に区画して配置された羽根5または
回動羽根6のいずれかを通過することによって吹出用開
口4の長辺方向Lまたは短辺方向S1へ誘導される。し
たがって、図4(a)に示すように、調和空気は吹出用
開口4から互いに異なる複数方向へ向かう気流V1,V
2となって吹き出され、一つの吹出用開口4から同時に
異なる複数方向へ調和空気が吹き出されることとなるた
め、空調すべき室内においてペリメータゾーンおよびイ
ンテリアゾーンを均等に空調することができる。
【0029】また、矩形をした吹出用開口4からその長
辺方向Lに向かって吹き出す気流V2は短辺方向S1に
向かって吹き出す気流V1よりも強いため、図4(a)
に示すように、短辺方向S1に向かって吹き出す気流V
1は長辺方向Lに向かって吹き出す気流V2に誘引され
ていき、これらの気流V1,V2間のデッドスペースが
解消されるので、高い空調効率が得られる。
【0030】ラインディフューザ1において、羽根5の
傾斜角度は変更可能であり、回動羽根6も回動可能であ
り、空調すべき室内の状況に対応して吹出用開口4から
吹き出す調和空気流の方向を任意に設定することが可能
であるため、施工現場での適応性に優れており、空調の
均等性および空調効率の向上を図ることができる。な
お、回動羽根6はこれに限定するものではないので、回
動羽根6の代わりに、図17(c)で示した羽根81な
どを採用することもできる。
【0031】また、ラインディフューザ1においては、
吹出用開口4において給気用接続口3からチャンバ2内
を経由して吹出用開口4に至る最短距離に位置する部分
を含む領域すなわち給気用接続口3の直下部分を含む領
域に回動羽根6を設け、吹出用開口4の残余の領域であ
る斜辺2a寄りの領域に複数の羽根5を設けている。こ
れにより、給気用接続口3からチャンバ2内へ流入した
調和空気が複数の羽根5の部分を通過して吹出用開口4
の長辺方向Lへ吹き出される際の騒音を抑制するととも
に、圧力損失を低減することができる。
【0032】次に、図3を参照して、第2実施形態のラ
インディフューザ10について説明する。なお、図3に
示すラインディフューザ10において前述したラインデ
ィフューザ1の構成部材と同様の構造、機能を有する部
材については、図1および図2と同じ符号を付して説明
を省略する。
【0033】ラインディフューザ10においては、側面
形状が両方に斜辺7aを有する等脚台形状をした薄い箱
体状のチャンバ7の一方の側面の中央部に給気用接続口
3が設けられ、チャンバ7の底面に矩形の吹出用開口8
が設けられている。吹出用開口8の両斜辺7a寄りの領
域には複数の羽根5が等間隔に傾斜姿勢で配列され、吹
出用開口8の給気用接続口3寄りの領域には回動羽根6
が配置されている。すなわち、吹出用開口8の中央部分
に回動羽根6が配置され、その両端部分に複数の羽根5
が配列されている。
【0034】給気用接続口3からチャンバ7内へ導入さ
れた調和空気は、図4(b)に示すように、吹出用開口
8から互いに異なる複数方向へ向かう気流V3,V4,
V5となって吹き出され、一つの吹出用開口4から同時
に異なる3方向へ調和空気が吹き出されることとなるた
め、ラインディフューザ1の機能に加え、ペリメータゾ
ーンだけでなくインテリアゾーンも効率的に空調するこ
とができる。
【0035】次に、図5、図6および図8(a)を参照
して、第3実施形態の多連式ラインディフューザ20に
ついて説明する。なお、図5、図6に示すラインディフ
ューザ20において前述したラインディフューザ1,1
0の構成部材と同様の構造、機能を有する部材について
は、図1、図2などと同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0036】本実施形態の多連式ラインディフューザ2
0は、図1で示したラインディフューザ1を構成するチ
ャンバ2を、その吹出用開口4が同一平面上に位置し且
つ吹出用開口4の長辺方向Lが互いに平行をなすように
2個配置し、調和空気を導入して各チャンバ2の給気用
接続口2bへ分岐送給するための分流経路21を設ける
ことによって形成されている。分流経路21の上面に
は、調和空気を導入するための給気用接続口22が設け
られている。
【0037】多連式ラインディフューザ20の場合、一
つの給気用接続口22から分流経路21を通じて2個の
チャンバ2の給気用接続口2bへ調和空気を同時に送給
することができるため、一つのラインディフューザ1ご
とに個別に調和空気を送給する場合に比べ、チャンバ2
より上流側の給気経路を減らすことができ、ダクトなど
の流路形成用資材の削減、工事の簡略化を図ることがで
きる。
【0038】多連式ラインディフューザ20において、
各チャンバ2内へ導入された調和空気は、図8(a)に
示すように、二つの吹出用開口4からそれぞれ互いに異
なる3方向へ向かう気流V6,V7,V8となって吹き
出されるため、ラインディフューザ1の場合よりも広範
囲にわたってペリメータゾーンおよびインテリアゾーン
を均等かつ効率的に空調することができる。また、2つ
の吹出用開口4をその長辺方向Lが互いに平行をなすよ
うに配置されているため、長辺方向Lへの吹き出される
気流V6の指向性が強まるので、ペリメータゾーンの空
調機能がさらに向上する。
【0039】次に、図7および図8(b)を参照して、
第4実施形態の多連式ラインディフューザ30について
説明する。なお、図7に示すラインディフューザ30に
おいて前述したラインディフューザ1,10,20の構
成部材と同様の構造、機能を有する部材については、図
1、図2などと同じ符号を付して説明を省略する。
【0040】本実施形態の多連式ラインディフューザ3
0は、図3で示したラインディフューザ10を構成する
チャンバ7を、その吹出用開口8が同一平面上に位置し
且つ吹出用開口8の長辺方向Lが互いに平行をなすよう
に2個配置し、調和空気を導入して各チャンバ7の給気
用接続口7bへ分岐送給するための分流経路31を設け
ることによって形成され、分流経路31の上面に給気用
接続口32が設けられている。
【0041】多連式ラインディフューザ30において、
各チャンバ7内へ導入された調和空気は、図8(b)に
示すように、二つの吹出用開口8からそれぞれ互いに異
なる4方向へ向かう気流V9,V10,V11,V12
となって吹き出されるため、ラインディフューザ20の
場合よりもさらに広範囲にわたってペリメータゾーンお
よびインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調すること
ができる。
【0042】次に、図9〜図12を参照して、第5実施
形態の多連式ラインディフューザ40について説明す
る。なお、図10などに示すラインディフューザ40に
おいて前述したラインディフューザ1,10,20,3
0の構成部材と同様の構造、機能を有する部材について
は図1、図2などと同じ符号を付して説明を省略する。
【0043】図5、図6で示した多連式ラインディフュ
ーザ20でペリメータゾーンを冷房した場合、平行配置
された吹出用開口4から吹き出す気流は、図9(a)に
示す気流V13のように拡散しながら窓ガラスGに当た
ることが望ましい。ところが、平行配置された吹出用開
口4同士の間隔が400mm〜500mm程度よりも狭
くなると、図9(b)に示すように、各吹出用開口4か
らその長辺方向Lへ吹き出した気流は互いに引き寄せあ
って一つの集中気流V14を形成するようになり、この
集中気流V14が窓ガラスGの一部に集中的に当たって
ペリメータ熱負荷を局部的にしか処理できなくなり、ペ
リメータゾーンの温度ムラが生じ、窓ガラスGが局部的
に冷やされて結露Xを発生させることがある。また、暖
房時においても窓ガラスGの一部に暖かい集中気流V1
4が集中して当たる結果、窓ガラスGの一部を暖めきれ
ずに結露を生じる場合がある。
【0044】そこで、図10および図11に示すよう
に、多連式ラインディフューザ40においては、一方の
吹出用開口4からの吹出気流を隣り合う他の吹出用開口
4と反対方向へ誘導するための気流拡散手段として、チ
ャンバ2内の羽根5の上流側および下流側にそれぞれ上
部導流部材41および下部導流部材42を設けている。
上部導流部材41はチャンバ2内の流路2cを隣り合う
他のチャンバ2方向へ狭めるように配置され、下部導流
部材42は吹出用開口4を隣り合う他のチャンバ2と反
対方向へ狭めるように配置されている。
【0045】羽根5を通過して吹出用開口4からその長
辺方向Lへ吹き出す気流は、図11に示すように、上部
導流部材41および下部導流部材42で互いに反対方向
へ狭められた流路2cを波を描くように通過することで
隣り合う他のチャンバ2と反対方向へ誘導されるため、
各吹出用開口4からの吹出気流V15は互いに反対方向
へ効率良く拡散される。
【0046】したがって、図12(a),(b)に示す
ように、多連式ラインディフューザ40の各吹出用開口
4からその長辺方向Lへ吹き出した気流は互いに反対方
向へ拡散されて窓ガラスGに当接することとなり、図9
(b)で示した集中気流V14の発生が回避されるた
め、ペリメータゾーン空調時における温度ムラおよび窓
ガラスGの結露を防止することができる。
【0047】次に、図13および14を参照して第6実
施形態の多連式ラインディフューザ50について説明す
る。多連式ラインディフューザ50は前述した多連式ラ
インディフューザ40とほぼ同じ構造であるが、上部導
流部材51の吹出用開口4の長辺方向Lの長さが上部導
流部材41よりも短く、且つ上部導流部材51は分流経
路21寄りに配置されている。
【0048】このような上部導流部材51は、各吹出用
開口4からその長辺方向Lへ吹き出す気流を互いに反対
方向へ拡散する機能が上部導流部材41よりも弱くなる
ので、多連式ラインディフューザ50の各吹出用開口4
からその長辺方向Lへ吹き出す気流V16の拡散幅K2
は、図12で示した気流V15の拡散幅K1よりも狭ま
る傾向がある。
【0049】したがって、図14(a)に示すように多
連式ラインディフューザの配置間隔Pが比較的大である
場合は多連式ラインディフューザ40を採用し、図14
(b)に示すように、配置間隔Pが比較的狭い場合には
多連式ラインディフューザ50を採用することにより、
窓ガラスGへの気流集中を回避することができる。
【0050】このように、上部導流部材51の長辺方向
Lの長さを減少させることによって拡散機能を弱め、ガ
ラス窓Gでの気流の拡散幅K2を狭めることができるの
で、多連式ラインディフューザを複数配置する場合、配
置間隔の大小および窓ガラスまでの距離などに応じて上
部導流部材の長さを設定することにより、ペリメータゾ
ーンにおける空調状況を最適化することができる。
【0051】次に、図15および図16を参照して第7
および第8実施形態のラインディフューザ60,70に
ついて説明する。なお、図15、図16に示すラインデ
ィフューザ60,70において前述したラインディフュ
ーザ1,10の構成部材と同様の構造、機能を有する部
材については図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略
する。
【0052】図15(a)に示すラインディフューザ6
0においては、図1で示したラインディフューザ1と同
様、片方のみに斜辺2aを有するチャンバ2の吹出用開
口4の斜辺寄りの領域には複数の羽根5が傾斜状に配列
され、給気用接続口3寄りの領域には回動羽根6X,6
Yが配置されている。回動羽根6X,6Yは、図1で示
した回動羽根6と同じ機能を有しており、それぞれ独立
して回動可能であるため、吹出用開口4からの吹出気流
をそれぞれ短辺方向S1,S2へ別々に誘導するように
設定することもできる。
【0053】したがって、回動羽根6Xの気流誘導方向
を短辺方向S1に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向
を短辺方向S2に設定すれば、吹出用開口4から吹き出
す気流の分布状態は図15(b)に示すようになる。す
なわち、羽根5の部分を通過した気流は長辺方向Lに吹
き出す気流V17を形成し、回動羽根6X,6Yを通過
した気流はそれぞれ短辺方向S1,S2に吹き出す気流
V18,V19を形成するので、異なる3方向へ吹き出
す気流が生じることとなり、ペリメータゾーンはもちろ
んインテリアゾーンを広く均等に空調することができ
る。
【0054】この場合、気流V17は気流V18,V1
9よりも強いため、図15(b)に示すように、気流V
18,V19は気流V17に誘引されていくこととな
り、これらの気流V17,V18,V19間のデッドス
ペースが解消されるので、高い空調効率が得られる。な
お、前述と逆に、回動羽根6Xの気流誘導方向を短辺方
向S2に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向を短辺方
向S1に設定することも可能であるため空調すべき室内
の状況に適した設定を行うことができる。
【0055】図16(a)に示すラインディフューザ7
0においては、図13で示したラインディフューザ10
と同様、両方に斜辺7aを有するチャンバ7の吹出用開
口8の両斜辺7a寄りの2つの領域にはそれぞれ複数の
羽根5が傾斜状に配列され、給気用接続口3寄りの領域
には回動羽根6X,6Yが配置されている。前述と同
様、回動羽根6X,6Yはそれぞれ独立して回動可能で
あるため、吹出用開口8からの吹出気流の誘導方向をそ
れぞれ短辺方向S1,S2へ別々に設定することができ
る。
【0056】したがって、回動羽根6Xの気流誘導方向
を短辺方向S2に設定し、回動羽根6Yの気流誘導方向
を短辺方向S1に設定すれば、吹出用開口8から吹き出
す気流の分布状態は図16(b)に示すようになる。す
なわち、羽根5が配列された2つの領域を通過した気流
はそれぞれ長辺方向L1,L2に吹き出す気流V20,
V21を形成し、回動羽根6X,6Yを通過した気流は
それぞれ短辺方向S2,S1に吹き出す気流V23,V
22を形成するので、異なる4方向へ吹き出す気流が生
じることとなり、ペリメータゾーンおよびインテリアゾ
ーンをさらに広く均等に空調することができる。
【0057】この場合も前述と同様、気流V20,V2
1は気流V22,V23よりも強いため、図16(b)
に示すように、気流V22,V23は気流V20,V2
1に誘引されていくこととなり、これらの気流V20,
V21,V22,V23間のデッドスペースが解消され
るので、高い空調効率が得られる。その他の構造、機能
などについては、前述のラインディフューザ60と同様
である。
【0058】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏する。
【0059】(1)調和空気を導入する給気用接続口
と、前記給気用接続口から導入した調和空気を吹き出す
矩形の吹出用開口とを有する箱体状のチャンバを備え、
前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺
方向へ誘導する縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出
用開口の短辺方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャン
バ内の前記吹出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画
して配置したことにより、室内のペリメータゾーンおよ
びインテリアゾーンを均等かつ効率的に空調することが
できるようになる。
【0060】(2)前記縦偏向手段、前記横偏向手段の
少なくとも一方の気流誘導方向を変更可能とすることに
より、空調すべき室内の状況に対応して吹出用開口から
の吹出気流の方向を設定可能となるので、施工現場での
適応性が向上し、空調の均等性および空調効率の向上を
図ることができる。
【0061】(3)前記吹出用開口において前記給気用
接続口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置す
る部分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用
開口の残余の領域に前記縦偏向手段を設けることによ
り、チャンバ内へ流入した調和空気が縦偏向手段を通過
して吹出用開口の長辺方向へ吹き出される際の騒音を抑
制し、圧力損失を低減することができる。
【0062】(4)前記(1)〜(3)のラインディフ
ューザを構成するチャンバを、前記チャンバの吹出用開
口が同一平面上に位置し且つ前記吹出用開口の長辺方向
が互いに平行をなすように複数配置し、調和空気を導入
して複数の前記チャンバの給気用接続口へ分岐送給する
分流経路を設けることにより、チャンバよりも上流側の
給気経路が減少し、流路形成用資材の削減、工事の簡略
化を図ることができ、吹出用開口の長辺方向への吹出気
流の指向性が強まるので、ペリメータゾーンの空調機能
が向上する。
【0063】(5)前記多連式ラインディフューザにお
いて、前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合う他の吹
出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段を前記チャ
ンバ内の縦偏向手段近傍に設けることにより、各吹出用
開口からその長辺方向へ吹き出した気流は互いに反対方
向へ拡散され、集中気流の発生が回避されるため、ペリ
メータゾーン空調時における温度ムラおよび窓ガラスの
結露を防止することができる。
【0064】(6)前記気流拡散手段として、前記チャ
ンバ内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の流路を
隣り合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設け
且つ前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹出用
開口を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導流部
材を設けことにより、各吹出用開口から長辺方向へ吹き
出す気流を互いに反対方向へ効率良く拡散することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施形態のラインディフューザ
を示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフュー
ザの底面図である。
【図2】 (a)は図1(b)におけるA−A線断面
図、(b)は図1(b)におけるB−B線断面図、
(c)は図1(a)におけるC部拡大図である。
【図3】 (a)は第2実施形態のラインディフューザ
を示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフュー
ザの底面図である。
【図4】 (a)は図1に示すラインディフューザから
吹き出す気流の分布状態を示す模式図、(b)は図3に
示すラインディフューザから吹き出す気流の分布状態を
示す模式図である。
【図5】 (a)は第3実施形態の多連式ラインディフ
ューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記多連式ライ
ンディフューザの底面図である。
【図6】 図5(b)におけるD−D線断面図である。
【図7】 (a)は第4実施形態の多連式ラインディフ
ューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記多連式ライ
ンディフューザの底面図である。
【図8】 (a)は図5に示す多連式ラインディフュー
ザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図、(b)は
図7に示す多連式ラインディフューザから吹き出す気流
の分布状態を示す模式図である。
【図9】 (a)は図5に示す多連式ラインディフュー
ザから吹き出す気流の理想的分布状態を示す模式図、
(b)は前記多連式ラインディフューザから吹き出す気
流の実際の分布状態を示す模式図である。
【図10】 第5実施形態の多連式ラインディフューザ
を示す底面図である。
【図11】 図10におけるE−E線断面図である。
【図12】 (a)は図10に示す多連式ラインディフ
ューザの模式図、(b)は前記多連式ラインディフュー
ザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図13】 (a)は第6実施形態の多連式ラインディ
フューザを示す模式図、(b)は前記多連式ラインディ
フューザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図であ
る。
【図14】 (a),(b)は図13(a)に示す多連
式ラインディフューザの配設状態を示す模式図である。
【図15】 (a)は第7実施形態のラインディフュー
ザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフュ
ーザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図16】 (a)は第8実施形態のラインディフュー
ザを示す一部切欠側面図、(b)は前記ラインディフュ
ーザから吹き出す気流の分布状態を示す模式図である。
【図17】 (a)は従来のインテリアゾーン空調用ラ
インディフューザを示す側面図、(b)は前記ラインデ
ィフューザの底面図、(c)は前記ラインディフューザ
の使用状態を示す模式図である。
【図18】 (a)は図17に示すラインディフューザ
から吹き出す気流の分布状態の側面視模式図、(b)は
前記気流の分布状態の正面視模式図、(c)は前記気流
の分布状態の平面視模式図である。
【図19】 (a)は従来のその他のインテリアゾーン
空調用ラインディフューザを示す側面図、(b)は前記
ラインディフューザの底面図、(c)は前記ラインディ
フューザの使用状態を示す模式図である。
【図20】 (a)は従来のペリメータゾーン空調用ラ
インディフューザを示す一部切欠側面図、(b)は前記
ラインディフューザの底面図、(c)は前記ラインディ
フューザの使用状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,10,60,70 ラインディフューザ 2,7 チャンバ 2a,7a 斜辺 3,2b,7b,22,32 給気用接続口 4,8 吹出用開口 5 羽根 6,6X,6Y 回動羽根 6a 羽根部材 6b 回転体 6c 支軸 20,30,40,50 多連式ラインディフューザ 21,31 分流経路 G 窓ガラス K1,K2 気流の拡散幅 L,L1,L2 長辺方向 S1,S2 短辺方向 P 多連式ラインディフューザの配置間隔 V1〜V13,V15〜V23 気流 V14 集中気流 X 結露
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 進藤 義一 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034−4 協 立エアテック株式会社内 (72)発明者 鳥實 明 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034−4 協 立エアテック株式会社内 (72)発明者 重松 拓也 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034−4 協 立エアテック株式会社内 (72)発明者 木場 隆之 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034−4 協 立エアテック株式会社内 Fターム(参考) 3L080 BA03 BB01 3L081 AA02 AB01 BA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調和空気を導入する給気用接続口と、前
    記給気用接続口から導入した調和空気を吹き出す矩形の
    吹出用開口とを有する箱体状のチャンバを備え、前記吹
    出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の長辺方向へ
    誘導する縦偏向手段と、前記吹出気流を前記吹出用開口
    の短辺方向へ誘導する横偏向手段とを前記チャンバ内の
    前記吹出用開口近傍にその長辺方向に沿って区画して配
    置したことを特徴とするラインディフューザ。
  2. 【請求項2】 前記縦偏向手段、前記横偏向手段の少な
    くとも一方の気流誘導方向が変更可能である請求項1記
    載のラインディフューザ。
  3. 【請求項3】 前記吹出用開口において前記給気用接続
    口から前記チャンバ内を経由して最短距離に位置する部
    分を含む領域に前記横偏向手段を設け、前記吹出用開口
    の残余の領域に前記縦偏向手段を設けた請求項1または
    2記載のラインディフューザ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のライン
    ディフューザを構成するチャンバを、前記チャンバに設
    けられた矩形の吹出用開口が同一平面上に位置し且つ前
    記吹出用開口の長辺方向が互いに平行をなすように複数
    配置し、調和空気を導入して複数の前記チャンバに形成
    された給気用接続口へ分岐送給する分流経路を設けた多
    連式ラインディフューザ。
  5. 【請求項5】 前記吹出用開口からの吹出気流を隣り合
    う他の吹出用開口と反対方向へ誘導する気流拡散手段
    を、前記吹出用開口からの吹出気流を前記吹出用開口の
    長辺方向へ誘導するため前記チャンバ内に設けられた縦
    偏向手段近傍に設けた請求項4記載の多連式ラインディ
    フューザ。
  6. 【請求項6】 前記気流拡散手段として、前記チャンバ
    内の縦偏向手段の上流側に前記チャンバ内の気流経路を
    隣り合う他のチャンバ方向へ狭める上部導流部材を設
    け、且つ前記チャンバ内の縦偏向手段の下流側に前記吹
    出用開口を前記他のチャンバと反対方向へ狭める下部導
    流部材を設けた請求項5記載の多連式ラインディフュー
    ザ。
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CN111780241A (zh) * 2020-06-08 2020-10-16 海信(山东)空调有限公司 一种双出风口的空调器

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KR101672486B1 (ko) * 2016-04-05 2016-11-17 주식회사성일 티이씨 리니어 노즐 챔버
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