JP3891444B1 - 画像音声統合システムおよび画像音声統合処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像および音声を連携して再生させる際にCPUの使用効率をあげる。
【解決手段】画像音声統合システムは、特殊コマンドに応じて、CPUが発行するコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、一方の処理部に対して画像再生処理の実行を指示する判定部を有している。特に、この判定部は、読み出されたコマンドが特殊コマンドの場合、もう一方の処理部からのイベント通知によって特殊コマンドの実行条件を具備した場合に、この特殊コマンドに基づいた処理を一方の処理部に指示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像および音声を連携して再生する画像音声統合システムおよび画像音声統合処理方法に関する。
従来、パチンコ台のような遊技機を制御するシステムには、画像を再生する処理部(グラフィック処理部)と、音声を再生する処理部(オーディオ処理部)とが、それぞれCPU(Central Processing Unit)から見て、並列に設けられている。CPUは各処理部に対してコマンドを発行し、このコマンドが専用のレジスタ領域に格納されることで、各処理部はこのコマンドに応じた、画像および音声の再生処理を行う。このとき、画像・音声の連携して再生を行う場合、CPUは各処理の動作状況を把握して、タイミングをみながら、コマンドを発行しなければならない。特許文献1には、パチンコ遊技機の制御回路として、CPUが搭載された遊技制御基板の後段に、表示制御用の基板を接続するとともに、この表示制御基板の後段に、スピーカ制御用の基板を接続した構成が開示されている。
特開2004−16281号公報
しかしながら、グラフィック処理部およびオーディオ処理部といった二つのデバイスをCPUに直接接続するため、画像および音声を連携して再生処理する場合、これらの処理の制御には多大な負荷がかかる。
かかる事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画像および音声を連携して再生処理する場合に、デバイス制御の効率性を高め、これらの処理の制御にかかる負荷を軽減させることである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、CPUの制御下で、画像および音声を連携して再生する画像音声統合システムを提供する。この統合システムは、グラフィック系レジスタ領域と、オーディオ系レジスタ領域と、グラフィック処理部と、オーディオ処理部と、判定部とを有する。グラフィック系レジスタ領域には、CPUによって発行されたグラフィック系コマンドとして、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとが格納される。オーディオ系レジスタ領域には、CPUによって発行されたオーディオ系コマンドが格納される。グラフィック処理部は、グラフィック系レジスタ領域から読み出されたグラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理を実行する。オーディオ処理部と、オーディオ系レジスタ領域より読み出されたオーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理を実行するとともに、音声再生処理に関して予め設定された条件を具備した場合にイベント通知を出力する。判定部は、グラフィック系レジスタ領域からグラフィック系コマンドを読み出し、読み出されたコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、この判定結果に応じて、グラフィック処理部に対して画像再生処理の実行を指示する。この判定部は、読み出されたコマンドが汎用コマンドの場合、このコマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機することなく指示する。また、判定部は、読み出されたコマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機する。そして、判定部は、オーディオ処理部からのイベント通知によって特殊コマンドの実行条件を具備した場合に、この待機していた画像再生処理の実行を指示する。
ここで第1の発明において、グラフィック系レジスタ領域に実行条件を伴う特殊コマンドが読み出された場合、このコマンドの実行条件に対応するイベント通知と、グラフィック処理部に対して指示する画像再生処理とが対応付けられたテーブルを格納する記憶部をさらに設けてもよい。この場合、判定部は、オーディオ処理部からのイベント通知が記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致した場合、グラフィック処理部に対して、特殊コマンドによって指定された画像再生処理の実行を指示することが好ましい。
第1の発明において、イベント通知は、少なくとも音声再生の終了、フェード処理の終了およびパンニング処理の終了のいずれか一つであることが好ましい。
第1の発明において、特殊コマンドに伴う実行条件は複数設定されていてもよい。この場合、判定部は、オーディオ処理部からの少なくとも一つのイベント通知が記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの複数の実行条件の全てと一致した場合、または、記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの複数の実行条件のいずれかと一致した場合、グラフィック処理部に対して、特殊コマンドによって指定された画像再生処理の実行を指示することが好ましい。
第2の発明は、CPUの制御下で、画像および音声を連携して再生する画像音声統合システムを提供する。この統合システムは、オーディオ系レジスタ領域と、グラフィック系レジスタ領域と、オーディオ処理部と、グラフィック処理部と、判定部とを有する。オーディオ系レジスタ領域には、CPUによって発行されたオーディオ系コマンドとして、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとが格納される。グラフィック系レジスタ領域には、CPUによって発行されたグラフィック系コマンドが格納される。オーディオ処理部は、オーディオ系レジスタ領域から読み出されたオーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理を実行する。グラフィック処理部は、グラフィック系レジスタ領域より読み出されたグラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理を実行するとともに、画像再生処理に関して予め設定された条件を具備した場合にイベント通知を出力する。判定部は、オーディオ系レジスタ領域からオーディオ系コマンドを読み出し、読み出されたコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、この判定結果に応じて、オーディオ処理部に対して音声再生処理の実行を指示する。この判定部は、読み出されたコマンドが汎用コマンドの場合、このコマンドによって指定された音声再生処理の実行を待機することなく指示する。また、判定部は、読み出されたコマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された音声再生処理の実行を待機するとともに、グラフィック処理部からのイベント通知によって特殊コマンドの実行条件を具備した場合に、この待機していた音声再生処理の実行を指示する。
ここで、第2の発明において、オーディオ系レジスタ領域に実行条件を伴う特殊コマンドが読み出された場合、このコマンドの実行条件に対応する指定されたイベント通知と、オーディオ処理部に対して指示する音声再生処理とが対応付けられたテーブルを格納する記憶部をさらに設けてもよい。この場合、判定部は、グラフィック処理部からのイベント通知が、記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致した場合、オーディオ処理部に対して、特殊コマンドによって指定された音声再生処理の実行を指示することが好ましい。
第2の発明において、イベント通知は、少なくとも画像データの転送処理終了、画像データの描画処理の終了、および画像再生処理の開始のいずれか一つであってもよい。
第2の発明において、特殊コマンドに伴う実行条件は複数設定されていてもよい。この場合、判定部は、グラフィック処理部からの少なくとも一つのイベント通知が、記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの複数の実行条件の全てと一致した場合、または、記憶部に格納されたテーブルの特殊コマンドの複数の実行条件のいずれかと一致した場合、オーディオ処理部に対して、特殊コマンドによって指定された音声再生処理の実行を指示することが好ましい。
第3の発明は、グラフィック系コマンドとして、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとを発行するとともに、オーディオ系コマンドを発行するステップと、グラフィック系コマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定するステップと、グラフィック系コマンドが汎用コマンドの場合、このコマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機することなく実行するステップと、グラフィック系コマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機するとともに、オーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理が特殊コマンドの実行条件を具備した場合に、待機していた画像再生処理を実行するステップとを有する画像音声統合処理方法を提供する。
第4の発明は、オーディオ系コマンドとして、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとを発行するとともに、グラフィック系コマンドを発行するステップと、オーディオ系コマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定するステップと、オーディオ系コマンドが汎用コマンドの場合、このコマンドによって指定された音声再生処理を待機することなく実行するステップと、オーディオ系コマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された音声再生処理の実行を待機するとともに、グラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理が特殊コマンドの実行条件を具備した場合に、待機していた音声再生処理を実行するステップとを有する画像音声統合処理方法を提供する。
第1および第3の発明によれば、発行されるグラフィック系コマンドが、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとのいずれであるかを判定し、グラフィック系コマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機する。そして、オーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理が特殊コマンドの実行条件を具備した場合、待機していた画像再生処理を実行する。これにより、画像および音声を連携して再生する処理のために、音声再生処理の経過を把握する必要がなくなるので、画像および音声の処理の制御にかかる負荷を軽減させることができる。
また、第2および第4の発明によれば、発行されるオーディオ系コマンドが、実行条件を伴わない汎用コマンドと、実行条件を伴う特殊コマンドとのいずれかであるかを判定し、オーディオ系コマンドが特殊コマンドの場合、このコマンドによって指定された音声再生処理の実行を待機する。そして、グラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理が特殊コマンドの実行条件を具備した場合、待機していた音声再生処理を実行する。これにより、画像および音声を連携して再生する処理において、画像再生処理の経過を把握する必要がなくなるので、画像および音声の処理の制御にかかる負荷を軽減させることができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における画像音声統合システムの構成図であり、画像および音声を連携して再生する。画像音声統合システム(以下、統合システム)は、CPU1と、統合処理部2と、ROM3,4(Read Only Memory)と、ディスプレイ5と、スピーカ6とから構成されている。CPU1は、統合処理部2とバスを介して接続された上位のプロセッサである。統合処理部2は、ユニット3〜6のそれぞれと別のバスを介して接続されている。CPU1は、画像の再生処理の内容が具体的に記述されたグラフィック系コマンドと、音声の再生処理の内容が具体的に記述されたオーディオ系コマンドとを、統合処理部2に対して発行することで、統合処理部2を制御する。
統合処理部2は、レジスタ21と、グラフィック処理部22と、オーディオ処理部23と、判定部24とから構成されている。レジスタ21は、各処理部(グラフィック処理部22,オーディオ処理部23)に処理を実行させるコマンド(汎用コマンド,特殊コマンド)が格納されており、グラフィック系レジスタ領域21aと、オーディオ系レジスタ領域22bとから構成されている。グラフィック系レジスタ領域21aは、グラフィック系コマンドが格納され、オーディオ系レジスタ領域21bは、オーディオ系コマンドが格納される。なお、本実施形態において、各レジスタ領域21a,21bは論理的に分かれて構成されているが、互いに別個のハードウェアに分かれて構成されてもよい。
グラフィック処理部22は、グラフィック系レジスタ領域21aから読み出されたグラフィック系コマンドによって指定された再生処理(画像再生処理)を実行する。グラフィック処理部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、転送回路、描画回路および表示回路(全て、図示せず)などから構成されている。グラフィック処理部22による画像再生の概略の流れとしては、まず、転送回路が、ROM3から画像データを読み出し、これをRAMのワーク領域に転送する(転送処理)。つぎに、描画回路が、RAMに格納された画像データを読み出し、これを用いた描画処理を施した上で、RAMのフレームメモリ領域に格納する(描画処理)。そして、表示回路が、フレームメモリ領域に格納された1フレーム分の表示画像を読み出して、ディスプレイ5に表示させる。
また、オーディオ処理部23は、オーディオ系レジスタ領域21bより読み出されたオーディオ系コマンドによって指定された再生処理(音声再生処理)を実行する。オーディオ処理部23は、例えば、ROMインターフェース、信号処理回路およびオーディオインターフェース(全て、図示せず)などから構成されている。オーディオ処理部23による音声再生の概略の流れとしては、まず、外付けされたROM4に格納された音声データがROMインターフェースを介して信号処理回路に転送される。そして、信号処理回路によって信号処理された出力データが、オーディオインターフェースを介してスピーカ6に出力される。また、各処理部22,23は、再生処理に関して予め設定された条件を具備した場合にイベント通知を出力する。
なお、本実施形態において、各処理部22,23が出力するイベント通知は、それぞれの再生処理(画像再生処理,音声再生処理)をする場合にのみ出力されるように予め設定してもよいが、本発明はこれに限られない。例えば、CPU1が発行する特殊コマンド内に記述され、この特殊コマンドに基づいてイベント通知が出力されてもよい。
判定部24は、各レジスタ領域21a,21bにコマンドが格納される毎に、これらの領域からこれらのコマンドを読み出す。そして、読み出されたコマンドが、汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、この判定の結果に応じて、グラフィック処理部22およびオーディオ処理部23のいずれかに対して、再生処理を指示する。具体的には、コマンドが汎用コマンドの場合、この汎用コマンドによって指定された再生処理の開始を待機することなく指示し、コマンドが特殊コマンドの場合、この特殊コマンドによって指定された再生処理の実行を待機する。待機を解除する(特殊コマンドによって指定された再生処理を実行する)ためには、実行条件を具備する必要ある。実行条件とは、特殊コマンドに応じた各種再生の指示をするための条件であり、実行条件を具備するとは、判定部24が、各処理部22,23から出力されるイベント通知を受信し、このイベント通知が、特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致することである。
図2は、記憶部25の構成図である。判定部24には、記憶部25が内部に設けられている。記憶部25には、各レジスタ領域21a,21bから特殊コマンドが読み出された場合、この特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と、グラフィック処理部22またはオーディオ処理部23に対して指示する再生処理とが対応付けられた二次元のテーブルが格納される。このテーブルの横軸は一方の処理部による実行条件であり、縦軸はこれらの実行条件を満たした場合に、もう一方の処理部に実行させる再生処理を示している。実行条件を満たしたか否かの判定は、判定部24が各処理部22,23からのイベント通知を受信し、特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致するか否かで判断する。本実施形態では、同図(a)および(b)の両方のテーブルが、記憶部25に格納されている。
同図(a)は、CPU1によって発行された特殊コマンドが、グラフィック系コマンドであった場合のテーブルの構成図の一例である。テーブルの横軸はオーディオ処理部23による音声再生処理の実行条件であり、縦軸はこの実行条件を満たした場合におけるグラフィック処理部22に実行させる画像再生処理である。本実施形態の実行条件となる音声再生処理には、音声再生の終了、パンニング処理の終了およびフェード処理の終了がある。音声再生の終了とは、それまで再生されていた音声を終了することである。パンニング処理とは、音声の左右バランスを調整することで音源を移動させるエフェクト処理であり、例えば、二次元平面上で左右に実装された左右スピーカ6の音量を時間単位で変更する音声再生処理である。フェード処理とは、音声の強弱を調整するエフェクト処理であり、例えば、実装されたスピーカ6の音量を時間単位で徐々に小さく(または、大きく)する音声再生処理である。また、本実施形態におけるグラフィック処理部22に実行させる音声再生処理には、表示領域の切替、描画処理の開始および転送処理の開始がある。ここで、表示領域の切替とは、ディスプレイ5に表示するフレームメモリ領域を変更するエフェクト処理であり、例えば、シーンの切替に用いられる。
実行条件の設定は、これらのテーブル上において、「0」または「1」といったフラグで設定され、何も設定されていない場合「−(NULL)」は、何ら実行条件が設定されていないこと示す。「0」は条件として含まない設定であることを示し、「1」は条件として含む設定であることを示す。例えば、本実施形態のテーブルは、表示領域の切替の行において、音声再生の終了の列が「0」、フェード処理の終了の列が「1」、パンニング処理の終了の列が「0」となっている。このテーブルが特殊コマンドによって設定された場合、オーディオ処理部23がフェード処理の終了時にのみ、判定部24がグラフィック処理部に対して表示領域の切替の指示する。その他の処理(音声再生の終了,パンニング処理の終了)では、表示領域の切替の指示はされない。
同図(b)は、CPU1によって発行された特殊コマンドが、オーディオ系コマンドであった場合のテーブルの構成図の一例である。横軸がグラフィック処理部22による画像再生処理の実行条件であり、縦軸がこの実行条件を満たした場合に、オーディオ処理部23に実行させる音声再生処理である。本実施形態における実行条件には、画像再生の開始、転送処理の終了および描画処理の終了がある。また、本実施形態におけるグラフィック処理部22に実行させる処理には、音声再生の開始、フェード処理の開始、パンニング処理の開始がある。実行条件の設定は、図2(a)と同様であり、本実施形態のテーブルの場合、音声再生処理の開始の行において、画像再生の開始の列が「1」、転送処理の終了の列が「0」、パンニング処理の終了が「0」となっている。このテーブルが設定された場合、同図(a)と同様に、グラフィック処理部22による画像再生の開始時に、判定部24がオーディオ処理部に対して音声再生の開始を指示する。
本実施形態において、テーブルに設定される実行条件の多くは、各処理部22,23が実行する各種再生処理の開始または終了を実行条件としているが、これに限定されず、各種再生処理が実行中であること(例えば、グラフィック処理部22における垂直帰線区間(VBLANK))を実行条件としてもよい。その場合、各種再生処理の実行中となったときに、各処理部22,23がイベント通知を定期的に出力する。なお、本実施形態において、記憶部25は、判定部24の内部に設けられているが、特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知を実行条件としてテーブルに記憶し、これに基づいて各処理部22,23が出力するイベント通知を判定できれば足りる。したがって、記憶部25は判定部24の外部に設けられてもよい。
図3は、画像および音声の連携して再生する方法の一例を示す図である。図示したケースは、オーディオ処理部23によるフェード処理の終了に伴い、グラフィック処理部22が表示領域の切替を行う。また、グラフィック処理部22による画像再生の開始に伴い、オーディオ処理部23が音声再生を開始する。なお、初期状態では、グラフィック処理部22およびオーディオ処理部23は、何ら処理が実行されておらず、記憶部25のテーブル(図2(a)および(b))にも、何ら実行条件が設定されていない(テーブルの全てのフラグが「−」)ものとする。
まず、ステップ1において、CPU1は、グラフィック系コマンドとして画像再生を開始する旨の汎用コマンドを発行し、グラフィック系レジスタ領域21aへ格納する。そして、グラフィック処理部22が、この汎用コマンドに従った画像再生を開始する。なお、図3に示していないが、コマンドがレジスタ21に格納される全てのステップ(ステップ1〜4,6,7)において、判定部24は、格納されるコマンドが特殊コマンドであるか否かを判定を行っている。ステップ1の場合、汎用コマンドであるので、グラフィック処理部22に対して、この汎用コマンドに従った画像再生を開始を待機させることなく指示する。
つぎに、ステップ2において、CPU1は、オーディオ系コマンドとして、音声再生を開始する旨の汎用コマンドを発行し、オーディオ系レジスタ領域21bへ格納する。そして、オーディオ処理部23が、この汎用コマンドに従った音声再生を開始する。つづくステップ3において、CPU1は、オーディオ系コマンドとして、今現在再生されている音声のフェード処理を開始する旨の汎用コマンドを発行し、オーディオ系レジスタ領域21bへ格納する。そして、オーディオ処理部23が、この汎用コマンドに従ったフェード処理を開始する。
ステップ4において、オーディオ処理部23がフェード処理を開始している間、CPU1は、グラフィック系コマンドとして、フェード終了に伴って表示切替を開始する旨の特殊コマンドを発行し、グラフィック系レジスタ領域21aへ格納する。このとき、判定部24は、格納されるコマンドが特殊コマンドであることを判定するので、グラフィック処理部22に対して、この特殊コマンドに従った表示切替を開始する指示を待機する。また、特殊コマンドに記述されたフェード終了を実行条件として設定するテーブル(図2(a))を生成し、記憶部25に格納する。
ステップ5において、オーディオ処理部23は、フェード処理を終了すると、その旨のイベント通知を出力する。そして、判定部24は、このイベント通知と、記憶部25に格納されたテーブルとに基づいて判定を行う。この場合、テーブルに設定された特殊コマンドの実行条件(フェード処理の終了)と、出力されたイベント通知とが一致するので、判定部24は、グラフィック処理部22に対して、ステップ4で待機していた表示切替を開始する旨のコマンドを指示する。
ステップ6において、CPU1は、オーディオ系コマンドとして、画像再生の開始に伴って音声再生を開始する旨の特殊コマンドを発行し、オーディオ系レジスタ領域21bへ格納する。このとき、判定部24は、格納されるコマンドが特殊コマンドであることを判定するので、オーディオ処理部23に対して、この特殊コマンドに従った音声再生を開始する指示を待機する。また、特殊コマンドに記述された画像再生の開始を実行条件として設定するテーブル(図2(b))を生成し、記憶部25に格納する。
ステップ7において、CPU1は、グラフィック系コマンドとして、画像再生を開始する旨の汎用コマンドを発行し、グラフィック系レジスタ領域21aへ格納する。そして、グラフィック処理部22が、この汎用コマンドに従った画像再生を開始する準備を行い、つづくステップ8において、この汎用コマンドに従った画像再生を開始する。
ステップ8において、グラフィック処理部22は、画像再生を開始すると、その旨のイベント通知を出力する。そして、判定部24は、このイベント通知と、記憶部25に格納されたテーブルとに基づいて判定を行う。この場合、テーブルに設定された特殊コマンドの実行条件(画像再生の開始)と、出力されたイベント通知とが一致するので、判定部24は、オーディオ処理部23に対して、ステップ6で待機していた音声再生を開始する旨のコマンドを指示する。
本実施形態によれば、画像音声統合システムは、CPU1が発行するコマンドを読み出し、このコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、一方の処理部(例えば、グラフィック処理部22)に対して再生処理を実行する指示をする判定部24を有している。この判定部24は、読み出されたコマンドが特殊コマンドであり、他方の処理部(例えば、オーディオ処理部23)からのイベント通知によってこの特殊コマンドの実行条件を具備した場合において、一方の処理部に対して特殊コマンドに指定された画像再生処理を指示する。これにより、CPU1は、画像および音声を連携して再生するために、他方の処理部の処理経過を把握することを必要としなくなる(例えば図3のステップ3,8)ため、CPU1の占有時間を短縮することができ、CPU1の使用効率を上げることができる。また、CPU1は、発行したコマンドを一つの統合システム内のレジスタ21という一つのハードウェアへ格納すればよいので、それまでグラフィック処理部22およびオーディオ処理部23への接続のために必要だったCPU1の端子数を削減することができる。
なお、本実施形態では、両処理部22,23が共にイベント通知を出力しているが、本発明はこれに限らず、いずれか一方の処理部のみがイベント通知を出力することでも足りる。例えば、イベント通知を出力するグラフィック処理部22が主の処理部として再生処理を実行し、この再生処理の実行に応じて、オーディオ処理部23が従の処理部として処理を実行する。その結果、記憶部25が記憶するべきテーブルは一つ(図2(b)のみ)で足り、判定部24が行う判定もグラフィック処理部22からのイベント通知で足りるので、判定部24による処理も少なくなる。この場合、図1においては、オーディオ処理部23から判定部24へ係る通信と、判定部24からグラフィック処理部22へ係る通信が必要が不要となる。
本実施形態では、特殊コマンドによる実行条件は一つであったが、本発明はこれに限らず、少なくとも一つのイベント通知に対応付けられた実行条件を複数設定してもよい。複数の実行条件は、AND条件(すなわち、複数のイベント通知が複数の実行条件の全てと一致する形態)であってもよいし、OR条件(すなわち、あるイベント通知が複数の実行条件のいずれかと一致する形態)であってもよい。特に、AND条件の場合、例えば、上位の実行条件Aを満たすことを条件に下位の実行条件Bを判断するといった如く、時系列的に設定してもよい。図4は、複数のイベント通知の一例を示す図である。具体的には、図3のステップ4において、特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知が複数の場合におけるオーディオ処理部23の動作である。初期状態(ステップ2〜ステップ3間)において、同じフレーズを繰り返し(図4の上段)ながら、かつ、所定の音量で(図4の下段)音声が再生されていたとする。
まず、タイミングt1(ステップ3)において、CPU1によってフェード処理を開始する旨の汎用コマンドと、このフェード処理の終了時のフレーズで音声再生を終了する旨の汎用コマンドが発行され、オーディオ処理部23がこの汎用コマンドに従ったフェード処理を開始する。つぎに、タイミングt1〜t2(ステップ4)において、CPU1は、特殊コマンドに複数の実行条件(イベント通知)を指定するグラフィック系コマンドを発行する。具体的には、フェード処理が終了した後に1フレーズの再生が完全に終了すること(音声再生の終了)に伴って、表示領域切替を開始する旨の特殊コマンドを発行する。このとき、判定部24は、従前の特殊コマンドによって指定されたフェード処理の終了を実行条件とする設定、具体的には記憶部25に格納されたテーブル(図2(a))の表示領域の切替の行を”0,1,0”に変更する。
そして、タイミングt2において、オーディオ処理部23が、フェード処理が終了するとともに、フェード処理が終了した旨のイベント通知を出力する。これにより、特殊コマンドの実行条件(フェード処理の終了)を具備することになるので、つぎに、判定部24はステップ4の特殊コマンドによって指定されたように、音声再生の終了を実行条件とする設定を行う。具体的には、記憶部25に格納されたテーブル(図2(a))の表示領域切替の行を”1,0,0”に変更する。つづく、タイミングt3(ステップ5)において、フェード処理の終了時のフレーズで音声再生を終了したとき、オーディオ処理部23は、音声再生が終了した旨のイベント通知を出力する。これにより、特殊コマンドの実行条件を具備することになるので、判定部24はグラフィック処理部22に対して表示領域の切替を指示する。
このように、特殊コマンドの実行条件を複数に設定することにより、一方の処理部は、他方の処理部における精細な処理に対応して、再生処理を行うことができる。なお、図4で示したケースは、判定部24は、オーディオ処理部23による複数のイベント通知で実行条件の判定をしているが、このケースに限らず、グラフィック処理部22による複数のイベント通知で実行条件を判定してもよい。例えば、グラフィック処理部22が、画像データの転送処理を行った後に、この画像データの描画処理を行う場合、それぞれの処理が終了した旨を示すイベント通知を出力するといった如くである。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る画像音声統合システムの構成図である。本実施形態の統合システムの特徴は、第1の実施形態における統合処理部2を、二つのLSI(グラフィックLSI7,オーディオLSI8)に分割し、それぞれ別のハードウェアとして設けている点である。そのため、グラフィックLSI7は、ディスプレイ5と、ROM3とに接続され、オーディオLSI8は、ROM4と、スピーカ6とに接続されている。
ただし、この場合には、第1の実施形態における判定部24および記憶部25を分割する必要がある。具体的には、グラフィックLSI7はグラフィック系判定部24aと、グラフィック系記憶部25aとを有し、オーディオLSI8はオーディオ系判定部24bと、オーディオ系記憶部25bと有することになる。なぜなら、本実施形態の場合、各レジスタ領域21a,21bは、第1の実施形態と異なり、それぞれの別のLSI(ハードウェア)に設けられており、判定部24a,24bは、自らのLSIに有するレジスタ領域におけるコマンドに対して判定を行うからである。
グラフィック系判定部24aは、CPU1からグラフィック系レジスタ領域21aに格納されるコマンドに関する判定を行い、特殊コマンドで指定された実行条件をテーブルとしてグラフィック系記憶部25aに格納する。なお、グラフィック系記憶部25aには、図2(a)に示すように、オーディオLSI8における各種処理を実行条件とするテーブルが格納される。一方、オーディオ系判定部24bは、CPU1からオーディオ系レジスタ領域21bに格納されるコマンドに関する判定を行い、特殊コマンドで指定された実行条件をテーブルとしてグラフィック系記憶部25aに格納する。なお、オーディオ系記憶部25bには、図2(b)に示すように、グラフィックLSI7における各種処理を実行条件とするテーブルが格納される。なお、これ以外の点については、上述した第1の実施形態と同様であるから、ここでの説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、CPU1の使用効率を上げることができる。また、再生処理を処理対象(画像,音声)毎に別個のLSIとして分けているので、本統合システム以外の他のシステムを実装する場合、他のシステムとの物理的バランスを考慮した柔軟な回路配置を構成することができる。
なお、本実施形態では、判定部および記憶部は、各LSI7,8のそれぞれに設けられているが、本発明はこれに限らず、いずれか一方のLSIだけに設けられ、他方のLSIだけがイベント通知を出力する形態でも足りる。例えば、グラフィックLSI7(グラフィック処理部22)は主のLSIとして実行し、この主のLSIの実行に応じて、オーディオLSI8(オーディオ処理部23)は従のLSIとして処理を実行することになる。その結果、オーディオ処理部23の各種再生処理を実行条件とするテーブルを有するオーディオ系記憶部(図2(b))は必要とせず、グラフィック系判定部24aおよびグラフィック系記憶部25a(図2(a))のみで足りる。そのため、画像音声統合システム全体の回路の小規模化を図ることができる。図5に対応させると、オーディオ系判定部24b(オーディオ系記憶部25b含む)は不要となり、グラフィック系判定部24aからオーディオ系レジスタ領域21bへの直接通信が付加される。また、CPU1からオーディオ系レジスタ領域21bへの通信も不要となる。グラフィックLSI7〜オーディオLSI8間の通信は、デバイスの端子数を増やさないためにシリアル転送であることが好ましく、互いに連携するために一定時間内に終了することが保証されるプロトコルであれば、その方式は問わない。
第1の実施形態に係る画像音声統合システムの構成図 記憶部の構成図 画像および音声の連携して再生する方法の一例を示す図 複数のイベント通知の一例を示す図 第2の実施形態に係る画像音声統合システムの構成図
符号の説明
1 CPU
2 統合処理部
21 レジスタ
21a グラフィック系レジスタ領域
21b オーディオ系レジスタ領域
22 グラフィック処理部
23 オーディオ処理部
24 判定部
24a グラフィック系判定部
24b オーディオ系判定部
25 記憶部
25a グラフィック系記憶部
25b オーディオ系記憶部
3,4ROM
5 画像表示装置
6 スピーカ
7 グラフィックLSI
8 オーディオLSI

Claims (10)

  1. CPUの制御下で、画像および音声を連携して再生する画像音声統合システムにおいて、
    前記CPUによって発行されたグラフィック系コマンドとして、特殊コマンドと汎用コマンドとがあり、前記特殊コマンドは、当該コマンドによって指定された再生処理を実行するための実行条件を伴うコマンドであって、前記汎用コマンドは、前記実行条件を伴わないコマンドであって、前記特殊コマンドと前記汎用コマンドとを格納するグラフィック系格納手段と、
    前記CPUによって発行されたオーディオ系コマンドを格納するオーディオ系格納手段と、
    前記グラフィック系格納手段から読み出された前記グラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理を実行するグラフィック処理部と、
    前記オーディオ系格納手段から読み出された前記オーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理を実行するとともに、音声再生処理に関して予め設定された条件を具備した場合にイベント通知を出力するオーディオ処理部と、
    前記グラフィック系格納手段から前記グラフィック系コマンドを読み出し、前記読み出されたコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、当該判定結果に応じて、前記グラフィック処理部に対して画像再生処理の実行を指示する判定部とを有し、
    前記判定部は、
    前記読み出されたコマンドが汎用コマンドの場合、当該コマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機することなく指示し、
    前記読み出されたコマンドが特殊コマンドの場合、前記オーディオ処理部からのイベント通知によって当該コマンドの実行条件を具備した場合に、当該コマンドによって指定された画像再生処理の実行を指示することを特徴とする画像音声統合システム。
  2. 前記グラフィック系格納手段から実行条件を伴う特殊コマンドが読み出された場合、当該コマンドの実行条件に対応するイベント通知と、前記グラフィック処理部に対して指示する画像再生処理とが対応付けられたテーブルを格納する記憶部をさらに有し、
    前記判定部は、前記オーディオ処理部からのイベント通知が前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致した場合、前記グラフィック処理部に対して、前記特殊コマンドによって指定された画像再生処理の実行を指示することを特徴とする請求項1に記載された画像音声統合システム。
  3. 前記イベント通知は、少なくとも音声再生の終了、フェード処理の終了およびパンニング処理の終了のいずれか一つであることを特徴とする請求項1または2に記載された画像音声統合システム。
  4. 前記特殊コマンドに伴う実行条件は複数設定されており、
    前記判定部は、前記オーディオ処理部からの少なくとも一つのイベント通知が前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの複数の実行条件の全てと一致した場合、または、前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの複数の実行条件のいずれかと一致した場合、前記グラフィック処理部に対して、前記特殊コマンドによって指定された画像再生処理の実行を指示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された画像音声統合システム。
  5. CPUの制御下で、画像および音声を連携して再生する画像音声統合システムにおいて、
    前記CPUによって発行されたオーディオ系コマンドとして、特殊コマンドと汎用コマンドとがあり、前記特殊コマンドは、当該コマンドによって指定された再生処理を実行するための実行条件を伴うコマンドであって、前記汎用コマンドは、前記実行条件を伴わないコマンドであって、前記特殊コマンドと前記汎用コマンドとを格納するオーディオ系格納手段と、
    前記CPUによって発行されたグラフィック系コマンドを格納するグラフィック系格納手段と、
    前記オーディオ系格納手段から読み出された前記オーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理を実行するオーディオ処理部と、
    前記グラフィック系格納手段から読み出された前記グラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理を実行するとともに、画像再生処理に関して予め設定された条件を具備した場合にイベント通知を出力するグラフィック処理部と、
    前記オーディオ系格納手段から前記オーディオ系コマンドを読み出し、前記読み出されたコマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定し、当該判定結果に応じて、前記オーディオ処理部に対して音声再生処理の実行を指示する判定部とを有し、
    前記判定部は、
    前記読み出されたコマンドが汎用コマンドの場合、当該コマンドによって指定された音声再生処理の実行を待機することなく指示し、
    前記読み出されたコマンドが特殊コマンドの場合、前記グラフィック処理部からのイベント通知によって当該コマンドの実行条件を具備した場合に、当該コマンドによって指定された音声再生処理の実行を指示することを特徴とする画像音声統合システム。
  6. 前記オーディオ系格納手段から実行条件を伴う特殊コマンドが読み出された場合、当該コマンドの実行条件に対応する指定されたイベント通知と、前記オーディオ処理部に対して指示する音声再生処理とが対応付けられたテーブルを格納する記憶部をさらに有し、
    前記判定部は、前記グラフィック処理部からのイベント通知が前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの実行条件に対応するイベント通知と一致した場合、前記オーディオ処理部に対して、前記特殊コマンドによって指定された音声再生処理の実行を指示することを特徴とする請求項5に記載された画像音声統合システム。
  7. 前記イベント通知は、少なくとも画像データの転送処理終了、画像データの描画処理の終了および画像再生処理の開始のいずれか一つであることを特徴とする請求項5または6に記載された画像音声統合システム。
  8. 前記特殊コマンドに伴う実行条件は複数設定されており、
    前記判定部は、前記グラフィック処理部からの少なくとも一つのイベント通知が前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの複数の実行条件の全てと一致した場合、または、前記記憶部に格納されたテーブルの前記特殊コマンドの複数の実行条件のいずれかと一致した場合、前記オーディオ処理部に対して、前記特殊コマンドによって指定された音声再生処理の実行を指示することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載された画像音声統合システム。
  9. 画像音声統合処理方法において、
    グラフィック系コマンドとして、特殊コマンドと汎用コマンドとがあり、前記特殊コマンドは、当該コマンドによって指定された再生処理を実行するための実行条件を伴うコマンドであって、前記汎用コマンドは、前記実行条件を伴わないコマンドであって、前記グラフィック系コマンドを発行するとともに、オーディオ系コマンドを発行するステップと、
    前記グラフィック系コマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定するステップと、
    前記グラフィック系コマンドが汎用コマンドの場合、当該コマンドによって指定された画像再生処理の実行を待機することなく実行するステップと、
    前記グラフィック系コマンドが特殊コマンドの場合、前記オーディオ系コマンドによって指定された音声再生処理が当該コマンドの前記実行条件を具備した場合に、当該コマンドによって指定された画像再生処理を実行するステップと
    を有することを特徴とする画像音声統合処理方法。
  10. 画像音声統合処理方法において、
    オーディオ系コマンドとして、特殊コマンドと汎用コマンドとがあり、前記特殊コマンドは、当該コマンドによって指定された再生処理を実行するための実行条件を伴うコマンドであって、前記汎用コマンドは、前記実行条件を伴わないコマンドであって、前記オーディオ系コマンドを発行するとともに、グラフィック系コマンドを発行するステップと、
    前記オーディオ系コマンドが汎用コマンドおよび特殊コマンドのいずれであるかを判定するステップと、
    前記オーディオ系コマンドが汎用コマンドの場合、当該コマンドによって指定された音声再生処理を待機することなく実行するステップと、
    前記オーディオ系コマンドが特殊コマンドの場合、前記グラフィック系コマンドによって指定された画像再生処理が当該コマンドの前記実行条件を具備した場合に、当該コマンドによって指定された音声再生処理を実行するステップと
    を有することを特徴とする画像音声統合処理方法。
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