基板表面上にマウントするためのターミナル端子部材の新規なものには、スタンプ工程により連続するチェインまたはストリップ(帯体)状に形成されて成り、ピック・プレース機械または載置位置の真空ピックアップノズルと共に使用するのに便利なように、1つのロールに巻回されている。そして、このことは、米国特許番号08/554342に開示されている。したがって、この表面マウントターミナル(端子)の新ファミリーは、高速度配置(プレースメント)機械のような装置に適合したものである。しかしながら、そのピックアップステーションにおけるターミナルの載置の正確性および再現性は、その実質的なセーブが、ターミナルのタッピングを排除することや、アセンブリ行程を単純化することにより行えることが解っている。もちろん、この種のターミナルの新ファミリーは、最初はそれを可能にし、例えばポスト(柱状部材)として複雑な表面にターミナルをマウントすることを実現する。そしてそれは丈の高いピンと相対的に小さいベース(基板)を有しており、それ故に高い中央加重を有するものである。しかし、そのようなターミナルの構造の詳細は、前述の文献にあり、その1つの表面マウント接点またはターミナルは、図1〜図3に示されている。この表面マウントターミナルは、表面にマウントできるポスト10であり、これは相対的に小さい平板なベース12を含み、そこからは通常の方向に突出したピン13がある。そのポストは、平板なシートストックから作られた連続してなるチェインまたはストリップに形成されたものが、互いに接続タブ16により取着されている。
そのポストの位置と方向を調節するために有利なように、連続するキャリアストリップ18(図4参照)が在る、図示のように、中空または波状の平板ストリップ(帯体)20が取着されて含んでいる。その波状ストリップ22は、凸部または頂上24および低点26をなして受け溝28を形成し、それは互いに、連続して供給されるピン14を受け留めるような大きさと空間を成している。図2および図3に示すように、中にピンを内包した連続するキャリアストリップ18を巻回したものは、そのピンを正確に位置決めする。ロール30に巻かれると、ストリップ18は内部終端32を、実質的にこのロールの軸のほぼ中心に有し、外部終端34は、適当な載置機械の中に取り込まれ、選択的にその接点またはピンが取り除かれる。なお、たとえこの発明が、ロール30において表面マウントターミナルのストリップと関連するように記述されていても、そのストリップ18は、まっすぐか又はファン・フォルド(即ち、扇折り)のような他の形状であってもよい。
なお、本発明によるフィーダーは、添付の図面に示されているが、図中においての特徴点や類似する部分は 同じ参照符号によって示されている。
最初に図4を参照すると、フィーダーは通常、参照符号36で示されている。このフィーダー36は、供給ステーション38を含み、これは、表面マウントポスト10の渦巻状のロールまたはスプール30の形態であると前述され、この形態では、連続する複数層または、互いに適宜に分離されたポストを巻いたものがある。このようなポストのすべての平基板12は、通常の面となり外側に露出するように連続するキャリアストリップ18によって実質的に分離されている。図4に示す如く、そのポスト10のピンまたはピン部14は、ロール30の軸が水平に置かれている場合には、実質的に水平方向に配置されている。
接点部材またはポスト10の配給のためには、少なくともそのリールまたはスプール30を受け取るための受け取る構造またはハウジングが設けられ、水平シャフト42がそのロール(図2)の軸32かその中心を通っている。そしてロールはこの水平シャフト42を中心にハウジング40の中で回転することができる。このストリップの外部終端34は、中間移送ステーション43に受け継がれ、図示する移送面44に沿って運ばれる。ロックデバイス46は、このフィーダ36をピック・プレース機械のフレームに対しロックするために使用できる。
移送ステーション43は、ポスト10のストリップを、供給ステーション38から所定のまたは所望する方向に運び出し、少なくとも、ローディングする表面マウント接点部材を、下流方向のピックアップステーションにおける鉛直方向Aに向くように使用される。例示した実施例においては、ピンは 元々の水平方向のままにリール30から巻き戻される。しかし、後述するように、これらのピンは、ピックアップステーションにおいて鉛直方向Aに整列される必要がある。この目的の為には、その内部でねじれた軸スロット50を有する中空部材48が備えており、この軸スロット50の断面は、通常、表面マウント接点部材の形状に一致しているので、そのスロット50のねじれの度合いに基づいて、接点部材が中空部材48中に入ることである方向から他の方向にその向きを変えることができる。本実施例では、この度合いを90°と記述しており、この中空部材48に入った水平の状態のポスト10Hは、その出口では鉛直方向に整列するポスト10Vとなる。このような方向変換時のみに用いられる方向変換デバイス(例えば、中空部材)48が必ず必要とされる。ある接続部材において、もし、リール30においてこれらが最終的な方向にアレンジされている場合には、上記のような方向変換デバイスは省略されるかまたはバイパスされる。
また、この中空部材48の上流側には、キャリアストリリップ18からポストのストリップを分離するための偏向板52が設けられ、キャリアストリップ18はこの中空部材の下に分離され、キャリアガイドまたはスロット54を通って移動する間に、ポストはこの中空部材48に入っていくように構成されている。
フィーダー36は、ピック・プレース機械の上にマウントされ、このストリップ終端の接続部材は、鉛直軸Aに沿ってピックアップステーション56へガイドされる。この鉛直軸Aは、プリント回路基板(不図示)の上にそれらを取着する真空ノズル58が所望のコンポーネントをピックアップするために上下に動く通過方向を規定するものである。
また、このピックアップステーションには勿論このピック・プレース機械の一部としてアクチュエータ60が備えられ、このピック・プレース機械がピックアップステーションにおいて所定の方向に沿って配された表面マウント接点部材をピップアップする用意が完了しときに、フィーダー36を作動させるためのものである。図4が示すアクチュエータ60は、機械式アクチュエータであり、このフィーダーを作動させるために上方および下方に往復運動するようなプレス(例えば、押圧)する形態のものである。
またこのフィーダーは、取り外されて不用になったキャリアストリップ18が通る出口開口部64を有した固定ブロック62を含んでいる。この固定ブロック62の上にマウントされたガイド66は、進行側の接点部材を案内するためのものであり、これは、接点部材の形状に実質的に合致するような溝を含んでおり、この接点部材の位置および向きが、ガイド66の入力端部66aから入り出力端部66bから出る間に、微細に調整される。後述するように、接点部材のストリップの間欠的進行により、下流側のストリップ端部では、表面マウント接点部材の先頭が、ガイド66の出力端部66bを越えて、A軸に沿った鉛直方向の配列または真空ノズル58の動く行程(即ち、パス)に移動する。ピックアップステーションにおける接点部材の所望の所定方向は、ガイド66によって保証され、立って併設されていない接続タブ16’(図10)によって修正される。そして、このタブは他に支持するものが無い状態で吊着されている。
フィーダー36の間欠的動作はピック・プレース機械によって要求され、この駆動は機械式アクチュエータ60によるものであり、それにはまず垂直位置または水平位置を有する前進レバー68の駆動が含まれ、ピボットピンまたはシャフト70に軸支されている。この前進レバー68は、適宜なスプリング(不図示)によって負荷され、このスプリングは、図8が示す如くに時計方向に巻回されたものである。また、図8および図10によく示されており、このようなバイアス(歪み)は、下方に動かすためにその部分または足部68cを生じ、ピック・プレース機械が繰り返しフィーダーに1つの接点部材を要求するまでは、接点部材のストリップが動かないようにするために、ガイド66内で平基板12に対し少なくとも1〜2箇所で当接している。この鉛直部68aの上方端部には、垂直ボアが設けられた上面68eを有し、このボア内にはプランジャー72bが登載し圧縮されたスプリング72aが入っている。また、このプランジャー72bは、機械式アクチュエータ60によって所定の閾値以上の圧力が加えられたときに伸縮する。
図8にはシアーリングレバー74がよく示されており、直立部位74aと、水平部位74bと、上方に鉛直した切断部74cとから構成され、上記の直立部位74aには上面部74dがある。また、このシアーリングレバーはピボットピン75の回りに軸支され、これら2つのレバー68および74には、その対応するピボットピンについてレバーが支持し回動する動きの度合いまたは角度を制限するためのストッパー(不図示)を有している。
図8に示すスプリングがロードされたピンまたはプランジャー72bは、そのレバー面68eおよび74dの上に配置する。このような配置により、機械式アクチュエータ60の下方ストロークは最初、そのプランジャーまたはピン72bに付与される。しかし、スプリング72aのばね定数としては、そのプランジャーまたはピン72bにかかる下方圧力が、その前進レバー68を軸支するピボットピン70について、歪んだスプリング(不図示)の動きに対し抗する値が選ばれている。前進レバー68の支持動作は、レバー面68eが面74d以下になるまで続く。この時点で、前進レバー68はその対応するストッパーに接触し、そのピンまたはプランジャー72bは、スプリング72aの動作に対してアクチュエータが接触し切断部またはシアーリングレバー74の面に下方向きの力がかかるまでボア内に押し込まれる。これにより、切断部74cに上方の動きを引き起こし、1つまたはそれ以上の接続タブを分離分断するため、連続する上流側のガイド66の溝の中にまだ位置している表面マウント接続部材に接触する。この切断動作は図10および図11に更によく示されている。
図10において、表面マウント接点部材10’の前縁は、ガイド66の向こう側に吊るされている如くに示されており、ガイド66と切断部74cとの間を掛け渡している接続タブ16’によって所望する方位・方向に調整される。また、ピン14’は軸Aに沿って整列されている如くに図示されており、この軸がピックアップ真空ノズル58の動く行程を規定している。初期の上部位置に在るこの真空ノズル58によって、鉛直部68cが接点部材のストリップに対して接し、ガイド66内で平基板66が滑らないように防いでいる。このシアーリング部または切断部74cは、切断エッジ(即ち、刃部)74eを含み、これは最初、タブ16’の下に位置しているが、このガイド66もまた切断エッジ66c(図10参照)を含んで成り、これはタブ16’の上に位置している。切断部74cが上方に作動されると、図11に示されるように、切断エッジ74eは固定した切断エッジ66cを通過して上方に動いて接続タブ16’を分断する。そして、その接点部材10’を上方へ運び出し、真空ノズル58とピン14’との間が嵌合する。よって、機械式アクチュエータ60の下方向の動きによる一連の動作は、鉛直部68cとグリップ部68d(図8)の上昇を伴う、前進レバーまたはアーム68の初期動作および、このストリップの前進も、後述するように含む結果となる。また、これに続く機械式アクチュエータ60の下方向の動きによれば、前述のようにストリップの端部から接続部材が切り放されて、ピックアップノズル58に近接するように移動する。この機械式アクチュエータ60による逆方向または上方の動きでは、切断またはシアーリングレバー74は最初リリースされ、この切断部74cを、ボブに入っているスプリング(不図示)の作動によって下方に下げる。そして、前進レバー68はリリースされ、グリップ部68dが再びガイド66内で平基板12を下方に圧する元の位置へ逆行する。
次に、接点部材のストリップの間欠的な進行についての一例を挙げる。
図5(a)および図5(b)を参照すると、固定式歯止めツメ76がピン78に軸支されて載置されており、固定ピンを保持するスロットを有している。この固定ピンはピン78のまわりの歯止めツメ76の動く範囲を制限している。通常、この歯止めツメ76は(図5(a)の実線で示すような)下の所に位置しており、ここには、横エッジ84が、ガイド内でピンが運ばれる方向に実質的に正常な横方向に配置されている。また、歯止めツメ76は図示のように傾斜エッジ86も有している。このような配置構成から、これらエッジ84および86は、ストリップを矢印が示す前方にのみ動くことを許し、逆方向に動かさないことが明かである。前方に進むあいだ、固定ピンは傾斜エッジに接し、その歯止めツメを上方にスプリング88の動作に抗するように強要する。そのピンが即座に通過すると再び、歯止めツメは下方に押され、横エッジ84は後方に動かないようにピンのあとに載置される。
接点部材のストリップの実際の前進は可動ブロック90によって与えられ、そのブロックの上には、前記歯止めツメ76と形状が類似するスライド歯止めツメ92が載置されている。このスライド歯止めツメ92は、ピボットピン94に軸支されて、ピボットピン98を保持するスロット96を有している。また、このスライド歯止めツメ92は、横エッジ100と傾斜エッジ102を有しており、スプリング104により、実線が示す上方の位置に設定されている。可動ブロック90はピストンまたはロッド106によって前方に動かされると、当然これは、スライド歯止めツメ92を前に進め、このツメは傾斜エッジ100で接点部材ストリップを押す。ただし、この可動ブロック90が本来の位置に逆に戻されるときには、スプリング104を圧縮しているスライド歯止めツメ92は時計回りに軸支し、固定ピンが傾斜エッジ102側に寄り、この歯止めツメがピンをクリアして、次に続くピンの後ろのスプリング104によって強要されるまで乗っている。
ピンとその傾斜面との間に生ずる摩擦力は、当該ストリップを後方に動かそうとするが、横エッジ84でそのストリップのピンの1つを保持する固定歯止めツメ76によって阻止されている。
図5(b)には、ピボットピン70にて前進レバー68の動作を軸支する可動ブロック90が、往復運動され得ることにより例示されている。このブロックは、横スロット108および、前進レバーの下方に延びた部位68cにより備えられており、この部位68cは、スロット108内で捕捉される丸い終端部110を備えている。そして、明らかにこの前進レバーの軸支により、可動ブロック90の直線的往復運動に変換される。
本発明の重要な特徴は、ピンのような接点部材がこれを収納するストリップから供給された後に、ピックアップ部材または真空ノズル58がその接点部材を十分にピックアップできるようになる時までの期間に、所定の方位および方向に正しく修正してこの表面マウント接点部材10’先端を一時的に保持して、ピックアップステーションに移動させるような支持メカニズムである。この利用できる支持し降下させるメカニズム(即ち、ホールドダウン機構)は特別なものではない。図6および図7を参照すると、前述のような選択的に部材をホールドしダウンする機構の一例が示されている。図6において、参照符号112は、図4(および図18)に示されるブロック62に酷似するガイドブロックの端面を代表しており、接点部材10’端部は、カットされた側またはガイド66の向こう側に運ばれた後には、その接続タブで必然的に吊られ保持されている。間隙114は、この接点部材がガイドの外に自由に出ることを許容し、ここでこの部材は、真空ノズル58の軸Aに従って整列される。本実施例においては、カッティング即ち、切断分離は、切断部またはシアーリング部材118により行われる。このシアー部材118は 鉛直部74cの切断エッジ74eに一致する上部カッティングエッジ120を有している。このシアーリング(即ち、分離することを意味するが、カッティングするに同じ意味)部材118の上側および下側は、図示の如く、鉛直スロット122と捕捉ピン124によって制限されている。図6におけるこのカッティング部材118は、吊るされた状態の接点部材10’端部を保持し、その接続タブを分離する前における下側に位置している様子が図示されている。このカッティング部材118の動作は、従来技術としてよく知られた機械的、電気的または油圧により稼働するピストンまたはシャフト126によって作動されている。
接点部材10’の両側に配置され、固定(クランプ)または支持(ホールド)するための一組の指状部材128(以下、支持指部材と称する)は、吊るされたピンの平基板12’の上に載置される。各々の支持指部材128は、鉛直平面130に接続され、それらは、面112に沿って鉛直に滑動するためにマウントされている。その動きは固定ピン134に捕捉された鉛直スロット132により制限されている。この鉛直平面130は、ピンまたはリベット手段138によってその端部とブロックの他端140に接続した張伸スプリング136により下方に設定されている。鉛直スロット132とクランプする支持指部材128との間には、図示のように、ステップ状スロット142aと144aが配設されている。このステップ状スロット142aは2つの鉛直部142bと142cがあり、それらは軸Aに対して互いにオフセットされており、滑らかな転向部142dにより続いている。また同様に、階段状スロット144aは、滑らかな転向部142dにより続く鉛直スロット部144bと144cが備えられている。スロット下部の鉛直部142bおよび144bは、このスロットの上部142cと144cがその軸Aから遠くに位置している間は、軸Aに近く配され、スロット132に実質的に整列している。固定ピン146はまた、軸Aに対して更に外側にあり、固定ピン134、前記のすべての固定ピンは、クランプ面130がその最下点にあるときに、図6に示すように、その面が実質的に鉛直で平基板12’に対して平行になるように配置されている。
図7を参照すると、ピストンまたはロッド126に上向きの力が加えられると、カッティング部は、上方に動かされ、シアーリングエッジ120は接続タブ16’をシアー即ち、分離することにより、ガイド(図7の透視外郭線に示される部位)のカッティングエッジ66cの向こう側に動く。しかし、支持指部材128と平基板12’との間には元々隙間があるので、このカッティング部が上方に動くとすぐに、これら支持指部材は、平基板12’を挟持し、所望する所定の方位および方向に調整することで、そのカッティング部に対し位置的な強要を行う。このカッティング部が 上方への動きを続けると、鉛直平面130に相対してあるスロット142aと144aは、上方に動き、そして、固定ピン146は外スロット部142c,144cから内スロット部142b,144bへ動く。この固定ピン146は固定され、鉛直平面130は固定ピン134に軸支されているので、図7に示す如く上端部で2方向に分かれる。そして程なくこの支持指部材は滑り降り、ポストまたは接点部材の平基板12’をリリースする。しかし、これが起こる時には、既にそのポストは上方に移動しており、真空ノズル58が下降して、ピック・プレース機械はその1本の接続部材を確実に保持し、ピックアップステーションからそれを移送できるようにピックアップしている。
図7において、スプリング136は延ばされると、すぐにその力がロッド126から移り、このスプリング136は、この鉛直平面130を図6に示されるような位置状態に戻す。なお、支持指部材128が平基板12’を動かすときのレートや正確なタイミングは、スロット142a,144aの位置および、転向部142d,144dの位置によって制御され得る。このようにして、支持指部材128による平基板12’のリリースは、カッティング部材118の位置に関連して、ピックアップされるべき接点部材と、真空ノズル58との相対位置関係に基づいて制御できる。
図8を参照すると、クランプまたはホールドする一組の支持指部材について、参照符号152aと152bによってその他の形態が示されている。このような支持指部材に関しては、図9(a)〜図9(d)にも更にその全体が記載されている。これら支持指部材152aおよび152bは、図示の如く、豆または腎臓のような形状を成し、対応するピボットピンまたはシャフト154a,154bについて軸支または回動するように配設されている。これらの支持指部材はスプリング駆動または捻転されるかして、それぞれ、矢印160bで示すように時計回り、および、矢印160bで示すような反時計回りに回動される。また、前述のように、この支持指部材が過剰な動きをしないように制限され、各々の支持指部材は、ストップピン158の回動する量を制限するため、図9(a)に示す位置までスプリング駆動するように、このストップピンを係止するための停止面156が設けられている。各々の支持指部材は、所望により軸支端と最内支持または終端部164部との間にカム面162を含んでいる。停止面160およびストップピン158の位置は、図6の隙間147と類似するように選択される。これは、各支持指部材からの影響の無い真空ノズルに整列した軸Aに沿って、ポストをガイド66の溝から自由に動かすことを許している。
図6および図7の鉛直クランプ面130によれば、いったん、カッティング部材74cが上方に動き出すと平基板12は持ち上げられ、この平基板は、丁度、接続タブ16’が分断されて所望する所定の方位と位置に載置され供給される時に、支持終端と接触するようになる。この初期の位置は、図9(b)に示された間隔が好適である。また、図9(c)において、平基板12’の上面が持ち上げられると、支持端部164はこの平基板の上面に当接し、停止面156はその対応するストップピン158から外れる。図9(d)では、カッティング部材は、ポストを持ち上げるために、真空ノズル58による保持が保証される位置点まで持ち上げられる。この位置点において、これら支持端部164は、両側に開いて分離するかまたはこの平基板12’の上面を放す。鉛直クランプ面130を用いた、接点部材をリリースする支持指部材152a,152bの速度は、カムやそのカム面74dの形状、サイズおよび方位によって適宜に調整または制御が可能である。また、カッティング部材74cが再び下方に動くと同時に、スクリング稼動された支持指部材は対応するピンについて回動し、図9(b)に示した初期位置となる。
図12には、その支持指部材に74cにおける、支持下降またはクランプする機構ついての他の形態が示されており、流体が中を流れるフレキシブル真空ホース174に連結された真空穴172をもつカッティング部材74cが備えられている。このカッティング部材74cが上方に動かされて、その上面が平基板12’の下面に接触すると同時に、真空穴172に真空状態が与えられ、この上面の上に置かれたポストを維持し、カッティング部材74cが真空ノズル58で吸着する位置点まで持ち上げる。この真空穴172および真空状態はその内部に起こる。よって、切断またはシアーリングする間は、そのポストを保持しながら下降できるが、その間に、シアーリンング中に生ずる異物はこの真空穴172を通して取り除くことができる。
米国特許番号08/554342に記載されているスタンプされたスタンプコンタクト,即ち、接点部材等を組み合わせた、本発明のフィーダーは、新しいシステムを提供するものであり、これは、極めて可変性を有するシステムであり、連続する形態で表面にマウントできる接点部材を様々に載置するシステムの真空ピックアップヘッドへ分配し供給できるものである。これはまた、他のフィーダーとは異なり、上述のシステムは、高価で無駄でしかも環境に危険な包装済みの材料を取り除くことのない、連続リール上に供給され得るような上記スタンプコンタクトを許容するシステムである。更にまた、既存の載置システムと共に、フィーダーが鉛直方向に作動するためにも特別な装置を必要としないものである。
容易に集積された本システムは、表面マウント装置フィーダーおよび、連続して成るピン、コネクタ、ポスト、クイック・ディスコネクタ、IDCテストポイント、レセプタクルなどの接点部材または接続部材から構成されている。フィーダーは、この部材載置システムにおいて他の種類の表面にマウントされる部材用のフィーダーと交換可能である。
本発明の1つの重要な特徴は、その表面マウント・ターミナル機械が、標準的載置機械(例えば、フレックス・セルまたはチップシュータ)と共に置かれることである。よって、スルーホール製造プロセス(但し、機械、労働力、処理工程時間を含む)が不要となり、これが驚異的なコスト削減に寄与する。その他にも部材のタッピングの必要性も除去されるのでコストがセーブされる。これは、連続したチェーン状またはストリップ状のような形態で供給される接点部材を作成することにより、前記スタンピング・プロセスの利点を利用することによって達成される。真空ノズルを用いたこの種の表面マウント装置が行う表面マウント接点部材の詳細な位置決め、即ち、ポジショニングは、最初の一回で完了することができ、接点部材およびピックアップノズルへの損傷のために生ずる無駄を解消できる。
本発明は、添付する図面に好適実施例として示されているが、従来技術にも種々の変形および改良を施して適用することができる。ただし、このような変形や改良は、本発明の要旨内の範囲で行われると理解されるべきである。従って、本発明のフィーダーを伴うアクチュエータ60は、通常、高速の「チップシュータ」と呼ばれるピック・プレース機械に使用されるタイプの機械式アクチュエータである。この機械は、通常、平面マウント装置に関して登載され、非常に高率かつ高速度に稼働されるものである。しかし、そのフィーダーはフレキシブルセル機械と共に使用でき、またこれは、多くのリード線や他部材等を有するような更に複雑なユニットを含む、より小さくて極めてバライティに富んだ種類の部材を正確に位置決して載置する場合に使用される。このようなフレキシブルセル・ピック・プレース機械は通常、 前述のような機械式アクチュエータの代わりに、電子スイッチやセンサ等を、部材の載置をさらに正確で高度に制御するように使う。本発明のフィーダーは、 機械式アクチュエータが 適宜なアクチュエート機械に代えられた場合に、エアーシリンダ、水圧シリンダ、ソレノイド等の前進およびシアーリングレバーの駆動のための装置を含む機械に限定しないような機械と共に使用できる。このようなシステムではまた、フィーダーは、吊るされた接点部材(例えば、図10の軸Aに沿った接点部材10’)の存在を検知するフォトセンサまたはそれに類するセンサを設置するのことで更に高度な機能を発揮することもできる。このセンサが、ピックアップステーションにおいて、対象の接点部材が無いことを検知すると同時に、その通常の制御回路は、ピックアップステーションに1つの接点部材を前進させるための前進機構によって、フィーダーを回すために使われる。このよう、真空ノズルによりピックアップできるように準備された接点部材が常に存在する。この場合、ピック・プレース機械により発生した適宜な信号によって、切断ステップが遂行され得る。なお、この機械は、真空ノズルがそのピックアップステーションよりも低い位置にある場合に、フィーダーの接点部材等の部材の切断または分離、即ちシアーリングに利用されるものである。
本発明は、ピンやポストの形態における接点部材について記述している。
米国特許番号08/554342には、表面載置され得るその他多くの電気接点部材が開示されているが、ストリップから分離され真空ノズルに向かって持ち上げられる接点部材の表面載置が確かになるように、支持指部材はその形状、サイズおよび向きにおいて改良変形されてもよい。また、規定された形状の接点部材に適応する支持指部材の改良は、それら従来技術の範囲内で行わればよい。
図13には、改良されたフィーダー200が図示され、これは、ピック・プレース機械による機械的アクチュエーションに係わらず、接点部材に接続されたセンサ列および、その列をピックアップステーション方向に前進させるための制御回路によって作動されている。そして、そのピック・プレース機械の作動に同期させてその接点部材の列をシアーリングする。このフィーダー200は、参照符号202で示すフィードシェア・アセンブリを含んでいる。このフィード・シェア・アセンブリ202は、マウント板204の上に登載されて成り、図示のように、このマウント板204の面204aには、メインリール・アセンブリ206がその板に軸支されて設けられている。また、この表面載置部品のマウント用フィーダーの運搬や操作のためには、欠開部204bが形成されている。マウント板204上にはまた、ツメ208bによって矢印方向に回転する紙ピックアップリール208aを含む紙ピックアップ・アセンブリ208が登載されている。そして、ツメ208bは、図示のように、ツメリンケージ208dに接続するテイクアップシリンダ208cに接続されている。紙ピックアップリール208aは、ツメ208bによって支持され得る内周または回転ギア(不図示)が備えられており、シリンダ208cの各作動力は、リール208aを矢印で示された方向に回転する。このリール208aの内側のハブ(不図示)は、所望により、軸スロットを有し、このスロットはリール上に紙を巻くためにある。
紙ピックアップ・アセンブリ208の協力によって、テンショニング・アセンブリ209があり、これは、マウント板204上に軸支されたブラケット209aを含んでいる。ブラケットはテンションローラ209bを支持し、このローラ209bは、表面マウント接点部材を受け取るための円周のガイドを形成する。そして、接点部材のストリップは、図13中の矢印が示す時計方向に回転する。また、マウント板(図14)の上には、テンションセンサ209cが配置されている。センサ209cをカバーする仮想線で示されるブラケット209aの位置からその動きは明かである。しかし、実線で示すこのブラケットの動きは、センサを作動させる。下にあった平常の状態から上方に歪曲されてセンサを作動させるこのブラケットの位置は、ストリップにかかるテンションが所定値以上を過ぎるときには、カバーしたセンサをから下降する。以下に詳しく述べると、センサ209cによって発生した信号は、メインリール209bにおける接点部材ストリップのテンションを補償するか克服して、紙ピックアップアセンブリ208のメインリールアセンブリ206から所定量の紙テープまたはストリップを巻き出すためにリール208aを回転させる。また、フィードシアー(即ち、せん断)アセンブリ202でのそのローラーの下降でも同様である。
このフィードシアー・アセンブリ202は、マウント板204上に設置され、ハウジング210を含み、このハウジングの下流終端にはピックアップステーションを備え、一方、その上流終端にはシアーシリンダ214を備えている。シアーアーム216は、ピボットピン手段216’により軸支されている。シアーアーム216の上流終端は、シアーシリンダ(図13、20)のピストンまたはロッド214aに接続しており、一方、その下流終端は示すようにダイブロック202aに接続している。また、ピックアップノズルNがピックアップステーション212に配置されて描かれているが、このノズルはピックアップステーション212のほうに選択的に下降して1つの接点部材または構成部品をピックアップし、プリント基板上にこの部材を載置するためにこのピックアップステーションから移動される。
このフィーダー200を表面マウント装置に取り付けるための適宜な手段が備えられている。図13にはロックアーム218が描かれており、レバーのような形状で、ピック・プレース機械からフィーダー200を取り外したり装着したりするために使われる。このピック・プレース機械に対する装着や取外しのための手段は、本発明の目的のためには特に限定はされず、異なる表面マウント機械にもこのフィーダー200を登載できるロック(固定)手段であってもよい。図示されている固定または登載するアセンブリは、少なくとも、ある複数の表面マウント機械と共に接続できるような、例えば、「サンヨーマウンティング・アセンブリ」である。ロックッキング・アセンブリが使用され、選ばれたマウントアセンブリと馴染むように、そのピック・プレース機械は改良される必要がある。
メインリール・アセンブリ206は、回転可能にマウント板204上に、スリードピンまたはシャフト手段220aによって登載され、この手段は、リール206の回軸となるようにマウント板に取り付けられている。固定ノブ220bは、通常の運用において、このリールのマウント板への確実な取り付けのために使われる。
メインリール206は、タブに接続されて連続する表面マウント接点部材222のストリップが巻回された巻体(コイル)である。所望により、そのコイルは、タブが接続する表面マウント接点部材224の列を成す形態に形成されており、図1〜4および、本発明の譲渡人に譲渡された米国特許554342に示唆されているように、紙テープ226または波テープの波状内に連続する屈曲部に格納された接点部材が分離される。指示するように、テープ226を巻回された製造物222が紙ピックアップリール208aの回りに巻き取られ、分離された表面マウント接点部材のタブで接続されたストリップ224は、テンションアイドラー・ローラー209bの周面上を通過する。適宜なスプリングのリテインナー209dは、このストリップ224の張力の変化を悪影響のない範囲に維持するように、そのストリップをアイドラー・ローラー209bのフランジ内部に保持する。
リール206から巻き取られ過ぎたり、制御できないリールの回転が起こらないように確認するため、リール安全確認アセンブリ227が設けられおり、このアセンブリは、リール206のフランジ間にまたがると共に、両フランジの間に紙テープ206の少なくとも一部を受ける保持部材228を含んでいる。このために、リールのみならず紙テープにおけるフリクションの測定を行っている。この保持部材228は、リールスプリング手段230によってそのリールに強要されており、マウント板204に対し確実に補助ブロック232上に固定されている。
図15〜17には、ピックアップステーションの詳細が示されている。このフィーダー200においては、図13〜20に示される如く、シアーアーム216とシアーシリンダ214は、ストリップからの接点部材の分離のため、シアーシリンダピストンまたはロッド214a(図13、20)の下方ストロークが行われるような配置に形成されている。また、図13に示す如く、シアーアーム216がピボットピン216’に軸支されて反時計回りに回転するような配置に形成されている。
ピックアップステーション212におけるダイブロック202aには、鉛直スロット202bおよびシアーパンチ202cが設けられ、このダイブロックは、シアーパンチに固定されたパンチピン手段202dにより、鉛直スロット202bの方向に沿って滑動が可能でありスロット202b内に受け取られる。
また、ダイブロック202a上に登載された、サポートブロック202eには、切断エッジ202fが形成されている。この切断エッジ202fは通常、真空ピックアップノズルNの軸A(図15)、詳しくは、このノズル内のルーメンLに沿うように整列されている。停止ブロック202gは、このサポートブロック202eの丁度下流に位置し、図示の如くに、切断エッジ202fの下流部分に延長して成る停止面202hを有している。また、この軸Aに沿って、サポートブロック202e上には、その上部にノズルフォトセンサ202iおよび、部材の存在の確認用としてその下部にフォトセンサ202jが設けられている。ノズルフォトセンサ202iは、ピックアップ・ストロークの最初にノズルNによってカバーされるような位置に配置されている。一方、部材存在確認用フォトセンサ202jは、ターミナルまたは接点部材が軸Aに沿ったピックアップステーションに位置したときに所定の信号を与えように配設されている。
図17を参照すると、サポートブロック202eが示され、溝またはスロット202kが設けられ、キャリアストリップCS(即ち、連続接点部材と相互接触する部材)および、接続タブCT(即ち、キャリアストリップCSと個々に接触する部材)を受け取る。また、圧板Bの一部はスロット202k内に受け入れられてもよい。同様に、その圧板Bの反対側にはスロット202nが設けられ、この付加的スロットは、他の如何なるガイド部材にも設けることができ、ダイブロック202a上に位置している。図示された実施例においては、フィード支持指部材202m内には、スロット202nが設けられている。これは、図17に示された配置でも明らかである。一方、停止面202hに対して接触すると、ピンが軸Aに正しく整列され、動くことを防止されている。正確な位置決めのための精密なガイドおよび、表面マウント接点部材のタブ接続されたストリップを案内するガイドは、使用する接点部材によって各々に異なり、図示した例の図16によく示された如く、それら2つの部材間が接続タブCTによってキャリアストリップCSに接続された基板Bを有している。
下流の接点部材が停止面202hで接触するようになると、シアーパンチ202cは、図16に示すように、タブ・シアーリンング線CT’とキャリアシアーリング線CS’で整列するカッティングエッジを有している。また、図18の上側には、シアーピン202dが示され、接点部材接続ストリップCS(図18のタブCT”)を分離した後には、そのストロークの上端部でシアーパンチ202cの位置を指示している。さらに図18では、ルーメンL内にピンPを受け入れるノズルNが図示され、このピンは、真空ノズルの真空吸引力によって持ち上げられる。このノズルNはプリント基板上にマウントするための適宜な位置に設定される。
図19には、ハウジング210上に乗せられたフィードシリンダ202pと、このフィードシリンダの位置をモニタするためのフィードシリンダセンサ202qが図示されている。このフィードシリンダのピストンまたはロッド202rはまた、1つ以上のフィード支持指部材(例えば、図21の202m、202m’)に接続されている。また、シリンダーセンサ214bは図20に示され、同様にシアーシリンダ214の状態をモニタしている。
図21には、フィーダーの一実施例としてのフィーダー234が示され、シアーアーム216は、時計回りに回動し、チップから接点部材を分離する。また、図21には、パンチピン202dが示され、その正常に上げられた細長く延びるスロット(長溝)202b内の位置にあり、これは図17のスロット202kに類似している。本実施例においては、ガイドブロック236は、トップカッティングダイ238の面238aに沿った連続する溝またはスロットにある。このガイドブロック236におけるスロットは、シアーパンチ240内のスロット240aに続いている。このシアーパンチ240は、スロットの上端部において、このパンチと正常位置に示され、コネクティングストリップCTは図21に示す如く、シアーパンチスロット240aを通って案内され得る。また、ガイドブロック236は、フィード支持指部材202m,202m’と共にあり、真空ノズルNの軸に対する接点部材を案内するためのパスに沿ったその接点部材を維持している。一方、図21には示されていないが、当然、停止面241(図22)があり、これは、図15の停止ブロック202gと同じ機能を提供する。
シアーアーム216は、所望により、時計回りに確実にバイアスされており、シアーシリンダが作動される前に、接点部材タブCTを分離することなく、その接点部材を支持するためキャリアストリップCSに加勢する。このように、ガイドブロック236、シアーパンチ240およびフィード支持指部材は、所望する真空ピックアップノズルNと整列するようなピックアップステーションへのパスに沿って案内を行う。
図22においては、キャリアストリップCSのカットオフ部を移動させるための真空システムが示されている。よって、ダイブロック202aには、入口、即ち、挿入溝242が設けられ、シアーパンチ240に形成されたスラッグキャビティ248と連絡しており、シアーパンチ240がシアーアーム216により下方に動かされるとき、キャリアストリップCSの強要された部分がこのシアーパンチに入る。また、このスラッグキャビティ248は、下流の流通路250にハウジング無しで連絡しており、真空源に続いている。そして、分離されたシアーストリップ部を受け取るために適宜な容器(不図示)に続いている。
作動中には、図21に示される如くの方向244でエアー吸入口242を通ってユニット内に空気が流入する。この空気の流れは、切り取った部位を容器へと運ぶ。またこれは、ピックアップステーションにおける通過路、即ち、パスを通過する接点部材の進行を邪魔する金属片の蓄積を防止している。
フィード支持指部材202m、202m’等は特別な構造ではないが、これらは、異なる種類の接点部材を支持できるように僅かづつ改良されなければならない。そこで、図23には、表面マウントタブ(即時接続部材)Tを支持して進ませるための僅かに改良された接点支持部材202m、202m’が示されている。
これらのタブについては、本発明の譲渡人に譲渡された米国特許番号08/365619に述べられている。このタブTは、その上端部エッジに中央のピックアップポストに共に設けられ、標準サイズのピックアップノズルNによってピックアップされるためその中央位置にある。また、図21には、接点部材Pを支持するためのフィード支持指部材の構造が示され、図24には、連続する接点部材をつかみ前進させるために設計された支持指部材が、ヒューズホルダに使われるような表面マウントクリップCに接続されている。再び、前述の実施例では、ガイドブロック、シアーパンチ、フィード支持指部材および停止面はすべて、フィードされるその接点部材の詳細な仕様に対応するように個々に修正されるべきものである。また、これらすべてのためのオペレーションのセオリーは、例えは、従来に自明なものであるとしても、連続的に連なる如何なる表面マウント接点部材の供給においては、本発明の要旨が適用される。
図25には、フィーダーの制御のための制御システムの構成がブロック図で示されている。2つに分割された形態で示されたこのコントロールボックスCBは、プログラム可能なロジックコントローラ(PLC)である。
このコントロールボックスCBは、図示のように従来技術の交流電圧電源と接続され、また、高周波の妨害電圧または一時的な高電圧を除去するためのフィルタ手段252を経由してパワーが供給される。AC電圧は、このボックスCBのパワースイッチ256とヒューズ254を介して供給される。電源電圧のパワーONライト258は、スイッチ256が閉じられるときに点灯するように設けられている。配線手段260により、CPU262に供給されるAC電圧は、パワーサプライ(即ち、電源供給手段)266への配線と同じ電圧値である。また同様に、DC電圧は、配線268によって、CPUに供給されている。このCPU262は、複数の入出力ターミナルを図示のように有している。ただし、このコントローラまたはマイクロプロセッサは、特別なものではなく、SP16−DT−Aという通常の「コンプトローラ」である。このコンプトローラ262は、インタフェースコネクタ手段270,272,274によって入出力デバイス列に接続されている。なお、このデバイス列とは、フィーダー用の各種コンポーネント(例えば、センサ)や、他のコンポーネント(例えば、ソレノイド)の作動のために、リールアセンブリRA内のデバイスである。そして、フィーダーとしての正しい手段および動作を提供するために設けられている。従って、このリールアセンブリRAは、次のような各構成要素を含んでいる。すなわち、「ブレードアップ」センサ276、「シアーブレードダウン」センサ278、「フィードフォアード」センサ280、「フィードリトラクト」センサ282、「テイクアップフォアード」センサ284、「テイクアップリトラクト」センサ286、リセットスイッチ288、「シアーブレードダウン」ソレノイド290、「テイクアップ」ソレノイド292、「フィード」ソレノイド294、「シアーブレードアップ」ソレノイド296、「パートプリゼント」センサ298、「真空ノズル」センサ300、および、「テイクアップリール」センサ302。
これらの内のいくつかは、同様な参照符号で既に述べられている。すなわち、前記「真空ノズル」センサ300は、図15と図18におけるセンサ202iに対応するものであり、「パートプリゼント」センサ298はセンサ202jに対応している。同様に、「フィードフォアード」センサ280は図14のセンサ209cに対応している。フィーダー234(図21)のオペレーションおよびフィーダー234(図23)および234”(図24)について以下に述べる。
真空ピックアップノズルNは、ピックアップされるべき接点部材を下降すると、ノズルフォトセンサ300(図25)は、ブロックされ、所定のサイクルを開始する。コンプトローラー262に1信号が送られる、シアーシリンダ214、「シアーブレードダウン」ソレノイド290を作動させる。その結果、シアーパンチ240は下降し、シアーアーム216(図21)の下降する動きが生じ、接続タブCTをキャリアストリップから分断することで、ピンPを分離する。真空ノズルNは、ピン平基板Bがこのノズルチップ(先端部)に接触するまでに、ピックアップステーション212から自由になったピンを引き寄せる。このピンの部分をピックアップした後は動き去り、「パートプリゼント」センサ298および「真空ノズル」センサ300は、そのピンおよびノズルの無いことを検知する。よって、シアーパンチ240を上部位置にそれを戻す。また、「シアーシリンダーアップ」センサ276が作動させると、フィードシリンダ202pは引っ込み、そして、次のピンをピックアップステーションにフィードする前方動作を示す。
「パートプリゼント」フォトセンサ298は、入力信号をコンプトローラ262に送り、真空ノズルNの軸Aに整列するシアーエリア(即ち、分離領域)に指向する。シアーシリンダ214が作動され、スプリングロードされたシアーパンチ240をキャリアストップCSをクランプする。しかしこのとき、接続タブCTを分断する十分な力ではない。ここで、以上のサイクルは完了する。次のサイクルは、真空ノズルセンサ300に検知されたとき、ピックアップノズルNの下降で開始される。
なお、以上に詳細に述べたことからも明らかなように、本発明は、当分野の当業者が実施する範囲で種々の変形や付加および改良があり得る。しかし、本発明の要旨から逸脱しないすべてのバリエーションも添付の請求項によってはまったく制限されることはなく考慮されるべきである。
本発明の他の目的および要旨は次に示す図を参照して記述した好適な実施例から明らかになるであろう。
10…表面載置可能なポスト,12…平基板,16…接続タブ, 18…連続キャリアストリップ,20…平ストリップ(帯体),22…波状ストリップ(帯体),30…ロール(巻体), 36…フィーダー,38…供給ステーション, 40…ハウジング,42…水平シャフト, 43…中間移送ステーション,46…ロックデバイス, 48…中空部材,50…軸スロット, 52…偏向板,56…ピックアップステーション,58…真空ノズル, 60…アクチュエータ,64…出口開口部, 66…ガイド,68…前進レバー, 70…シャフト,74…シアーリングレバー, 75…ピボットピン,76…固定式歯止ツメ, 88…スプリング,90…可動ブロック, 92…スライド歯止ツメ,94…ピボットピン, 106…ロッド,118…カッティング部材(シアーリング部材),128…支持指部材, 146…固定ピン,142a,144a…階段状スロット,142d,144d…転向部,158…ストップピン, 160…停止面,172…真空穴, 174…真空ホース。