JP3889333B2 - スライドヒンジ及びスライドヒンジの取付構造 - Google Patents

スライドヒンジ及びスライドヒンジの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、前面が開口した筐体に扉を水平方向へ回動可能に取り付ける場合等に用いられるスライドヒンジ、及びこのスライドヒンジを筐体の側壁部内面等の水平方向を向く取付面に取り付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のスライドヒンジは、ヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えている。ヒンジ本体は、長方の板状をなす基板部と、この基板部の両側部から同一方向へ起立する一対の側板部と、各側板部の先端部から外側へ向かって突出する一対の取付板部とから構成されている。このように構成されたヒンジ本体を筐体の側壁部内面(取付面)に取り付ける場合には、一対の取付板部を筐体の側壁部内面に対向させる。この場合、一対の取付板部は、上下方向へ互いに離れて位置させておく。そして、一対の取付板部を側壁部内面に押し付ける。その後、各取付板部を貫通して筐体の側壁部にねじ込まれたビスを締め付けることにより、一対の取付板部を側壁部内面に押圧固定する。これにより、ヒンジ本体が側壁部に固定される。一方、扉側取付部材は、ヒンジ本体を短くしたような形状に形成されるか、カップ形状に形成され、扉の背面に形成された装着凹部に挿入固定される。この結果、扉が筐体にスライドヒンジを介して水平方向へ回動可能に取り付けられる(特開平6−304319号公報参照)。
【0003】
上記スライドヒンジを用いて扉を筐体に回動可能に取り付ける場合には、通常次のようにして行われていた。まず、扉側取付部材を扉に取り付ける。その後、ヒンジ本体を筐体の側壁部内面の所定の取付位置に押し付ける。その状態を維持しつつ、ねじ部材を取付板部に挿通するとともに、側壁部にねじ込んで締め付ける。これにより、ヒンジ本体が筐体に取り付けられ、ひいては扉が筐体にスライドヒンジを介して回動可能に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ヒンジ本体を側壁部内面に取り付ける場合には、重い扉を支えつつねじ部材をねじ込まなければならない。これは、非常に困難な作業であり、一人で行うことが難しいという問題があった。しかも、多数のねじ部材をねじ込まなければならないため、取付作業がより一層困難なものになっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、この発明の第1の態様は、ヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備え、上記ヒンジ本体が、基板部とこの基板部の両側部から同一方向に起立する一対の側板部と、各側板部の先端部から外側へ向かって突出する一対の取付板部とを有するスライドヒンジにおいて、上記一対の側板部のうちの一方の側板部の起立方向における先端部に、上記側板部を貫通する取付孔を形成したことを特徴としている。
この場合、上記取付孔については、上記取付板部に沿って長孔状に形成するのが望ましく、上記一方の側板部に形成された取付板部に接するようにして形成することがさらに望ましい。上記一対の側板部のうちの他方の側板部に設けられた取付板部の突出方向における先端面に、係合凹部を形成することが望ましい。
【0006】
この発明の第2の態様は、ヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備え、上記ヒンジ本体が、基板部とこの基板部の両側部から同一方向に起立する一対の側板部と、各側板部の先端部から外側へ向かって突出する一対の取付板部とを有するスライドヒンジにおいて、上記一対の側板部のうちの一方の側板部の起立方向における先端部に、当該一方の側板部の両側面から上記取付板部に沿って延びる一対の切欠き部を形成したことを特徴としている。
この場合、上記一対の切欠き部を上記一方の側板部に形成された取付板部に接するようにして形成することが望ましい。上記一対の側板部のうちの他方の側板部に設けられた取付板部の突出方向における先端面に、係合凹部を形成することが望ましい。
【0007】
この発明の第3の態様は、基板部、この基板部の両側部から同一方向に起立する一対の側板部、及び各側板部の先端部から外側へ向かって突出する一対の取付板部を有するヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えたスライドヒンジの上記一対の取付板部を上下に離間させた状態で、水平方向を向く取付面に、上記取付板を貫通するねじ部材によって押圧固定するようにしたスライドヒンジの取付構造において、上記取付面に、上記一対の側板部と上記一対の取付板部のうちのいずれか一つの板部に係合して上記スライドヒンジを支持する係合支持部を設けたことを特徴としている。
この場合、上記係合支持部として上下方向に離れて配置された上方を向く一対のフックが用いられ、上記一対の側板部の一方の起立方向における先端部には、上記側板部を貫通する取付孔が形成され、上記一対の側板部の他方に設けられた取付板部の上記側板部からの突出方向における先端面には係合凹部が形成され、上記取付孔に上記一対のフックのうちの上側のフックが下側から挿通され、上記係合凹部に上記下側のフックが下側から挿入され、上記一対のフックの少なくとも一方によって上記スライドヒンジが支持されていてもよい。
上記係合支持部として、水平方向に互いに離れて配置された上方を向く一対の上フックと、この上フックより下側に配置され、上記取付面からほぼ水平に突出する載置板とが用いられ、上記載置板の基端部には上記取付面に沿って延びる長孔状の挿通孔が上記取付面に接するようにして形成され、上記一対の側板部のうち上側に位置する側板部の起立方向における先端部には、その両端面から上記取付板部に沿って延びる一対の切欠き部が形成され、上記一対の切欠き部には、上記一対の上フックが下側からそれぞれ挿通され、上記挿通孔には上記一対の取付板部のうち下側に位置する取付板部が上側から挿通され、上記一対の上フックと上記載置板との少なくとも一方によって上記スライドヒンジが支持されていてもよい。
上記係合支持部が上下方向に互いに離れて一対設けられ、上記一対の係合支持部のうちの上側の係合支持部には、その一側面から上記取付面部に沿って水平方向に延び、かつ下方に向かって開放された上ガイド溝が形成され、下側の係合支持部には、上記上側の係合支持部の一側面と同一側の一側面から上記取付面部に沿って水平方向に延び、かつ上方に向かって開放された下ガイド溝が形成され、上記一対の取付板部が上記上ガイド溝と上記下ガイド溝とに上記一対の係合支持部の一側面側から水平にそれぞれ挿入され、上記下側の係合支持部によって上記スライドヒンジが支持されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図15を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明に係るスライドヒンジの取付構造の第1の実施の形態を示す。図3に示すように、この実施の形態は、パチスロ等の遊技機の筐体4にスライドヒンジ1を取り付けるための取付構造にこの発明を適用したものであり、スライドヒンジ1は筐体4の上下方向へ互いに離れて複数配置されている。そして、各スライドヒンジ1によって扉5が筐体4に水平方向へ回動可能に連結されている。勿論、この発明は、遊技機以外の筐体にスライドヒンジを取り付ける場合にも適用可能である。
【0009】
まず、筐体4及び扉5について説明すると、図3に示すように、筐体4は、左右一対の側壁部41,41(一方の側壁部41のみ図示)と、この一対の側壁部41,41の下端部間に設けられた下壁部(図示せず)と、一対の側壁部41,41の上端部間に設けられた上壁部42と、一対の側壁部41,41、下壁部及び上壁部42の背面側に設けられた背壁部(図示せず)とを有しており、それらの壁部によって前面が開放された四角形の箱状に形成されている。側壁部41,41、下壁部及び上壁部42の各内面には、防犯プレート6が設けられている。この防犯プレート6は、金属性の板材からなるものであり、側壁部41、下壁部及び上壁部42の開放側端部に沿って配置固定されている。
【0010】
扉5は、左右一対の側壁部51,51(一方の側壁部51のみ図示)と、この一対の側壁部51,51の下端部間に設けられた下壁部(図示せず)と、一対の側壁部51,51の上端部間に設けられた上壁部52と、一対の側壁部51,51、下壁部及び上壁部52の前面側に設けられた前壁部53とを有しており、それらの壁部によって背面が開放された深さの浅い四角形の箱状に形成されている。そして、扉5は、その一対の側壁部51、下壁部及び上壁部52の背面部を筐体4の側壁部41、下壁部及び上壁部42の前面部にそれぞれほぼ接触させることにより、筐体4の前面開放部を閉じている。側壁部51,51、下壁部及び上壁部52の各内面には、防犯プレート7が設けられている。この防犯プレート7は、金属性の板材からなるものであり、側壁部51、下壁部及び上壁部52の開放側端部に沿って配置固定されている。しかも、防犯プレート7の背面側の側部と防犯プレート6の前面側の側部とは、扉5を閉じた状態にすると互いに対向する。これにより、筐体4の前面と扉5の背面との間から針金を侵入させる等の不正行為が防止されるようになっている。
【0011】
スライドヒンジ1は、図1及び図2に示すように、ヒンジ本体2及び扉側取付部材3とを有している。
ヒンジ本体2は、金属性の板材からなるものであり、長方形の板状をなす基板部21を有している。基板部21の両側部には、基板部21から同一方向に向かってほぼ直角に起立する一対の側板部22,23がそれぞれ一体に形成されている。各側板部22,23の起立方向における先端部には、各側板部22,23から互いに離間するように外側へ向かって突出する一対の取付板部24,25がそれぞれ一体に形成されている。一対の取付板部24,25は、同一平面上に位置するように配置されている。一対の取付板部24,25は、異なる平面上に互いに平行に配置してもよい。各取付板部24,25の中央部には、これを貫通するねじ挿通孔24a,25aがそれぞれ形成されている。
【0012】
扉側取付部材3は、金属性の板材からなるものであり、長方形の板状をなす底板部31を有している。底板部31の両側部には、底板部31から同一方向に向かってほぼ直角に起立する一対の側板部32,33がそれぞれ一体に形成されている。各側板部32,33の一端部は、軸線を側板部32,33と直交させた一対のリンク11,12の一端部が回動可能に連結されている。この一対のリンク11,12の他端部は、ヒンジ本体2の各側板部22,23の一端部に側板部22,23と直交する軸線を中心として回動可能に連結されている。これにより、扉側取付部材3がヒンジ本体2に回動可能に連結されている。各側板部32,33の他端部でその起立方向における先端部には、各側板部32,33から互いに離間するように外側へ向かって突出する一対の取付板部34,35がそれぞれ一体に形成されている。一対の取付板部34,35は、同一平面上に位置するように配置されている。
【0013】
ヒンジ本体2は、筐体4の側板部41に防犯プレート6を介して取り付けられており、扉側取付部材3は、扉5の側板部51に防犯プレート7を介して取り付けられている。詳細については後述するが、ヒンジ本体2は、リンク11,12が取り付けられた一端部(以下、先端部という。)を筐体4の開放側に位置させ、かつ一対の取付板部34,35を上下に離間させた状態で、防犯プレート6に取り付けられている。したがって、リンク11,12は、上下方向を向く軸線を中心として水平方向へ回動可能になっており、これによって扉5が筐体4に水平方向へ回動可能に連結されている。
【0014】
図4に示すように、筐体4の側壁部41の内面と同一方向を向く(筐体4の内側を向く)防犯プレート6の一方の面が取付面61になっている。防犯プレート6には、その上下2箇所を側壁部41側から取付面61側に向かって切り起こすことにより、上フック(係合支持部)62と下フック(係合支持部)63とが形成されている。また、筐体4の前面開放側に位置する防犯プレート6の側部には、取付面61から筐体5の内側へ向かって直角に起立するガイド部64が形成されている。ガイド部64は、上下方向に延びている。
【0015】
上記上フック62は、取付面61から筐体4の内側へ向かって水平に突出する支持板部62aと、この支持板部62aの突出方向における先端部から上方へ向かって起立する係合板部62bとから構成されている。係合板部62bの中央部には、これを貫通するねじ挿通孔62cが形成されている。係合面61と係合板部62bとの間隔は、そこに取付板部24を挿入することができるよう、取付板部24の厚さとほぼ同一になっている。上記下フック63も上フック62と同様に、支持板部63a及び係合板部63bによって構成されている。係合板部63bの中央部には、これを貫通するねじ挿通孔63cが形成されている。取付面61と係合板部63bとの間隔は、そこに取付板部25を挿入することができるよう、取付板部25の厚さとほぼ同一になっている。
【0016】
図1に示すように、ヒンジ本体2の一方の側板部22の起立方向における先端部には、これを貫通する取付孔22aが形成されている。この取付孔22aは、取付板部24に沿って延びる長孔状に形成されており、取付板部24の基板部21側を向く面に接するように配置されている。取付孔22aの内部に上フック62の係合板部62bを挿通することができるよう、取付孔22aの長さL2は、係合板部62bの水平方向の長さL1とほぼ同等に設定され、取付孔22aの幅は、係合板部62bの厚さとほぼ同一に設定されている。
【0017】
図2に示すように、他方の側板部23に形成された取付板部25の側板部23から突出する方向を向く先端面には、係合凹部25bが形成されている。この係合凹部25bに下フック63の支持板部63bを下側から挿入することができるよう、係合凹部25aの長さL4は、支持板部63aの長さL3とほぼ同一に設定され、その深さは支持板部63aの厚さとほぼ同一に設定されている。係合凹部25bの深さは、支持板部63aの厚さより深くしてもよい。係合凹部25bの底面と側板部22の内側の面との間隔W2は、フック62,63の支持板部62a,63aの各上面間の間隔W1とほぼ同一になっている。したがって、係合凹部23bの底面を支持板部63a上に載置すると、これと同時に側板部22の先端部(=取付板部24の基端部)が支持板部62a上に載置される。
【0018】
上記構成のヒンジ本体2は、例えば次のような手順を経て防犯プレート6に取り付けられている。すなわち、取付板部24が取付板部25より上側に位置し、かつ取付板部24,25の間に上フック62が位置するようにした状態で、取付板部24,25を防犯プレート6の取付面61と対向させる。その後、図5に示すように、取付板部24,25を取付面61に押し付ける。すると、ヒンジ本体2が上フック62を跨ぐようになる。これと同時に、又はこれと前後して、取付板部24,25の先端面(扉側取付部材3側の端面)をガイド部64に押し付ける。すると、取付孔22a及び係合凹部25bが、筐体の前後方向(図5の左右方向)において上フック62及び下フック63と同一位置に位置する。つまり、取付孔22a及び係合凹部25bが、それぞれ上フック62及び下フック63の真上に位置する。したがって、取付板部24,25をガイド部64に押し付けた状態を維持しつつヒンジ本体2を下方へ移動させると、図6に示すように、上フック62の係合板部62bが取付孔22aに入り込む。ヒンジ本体2をさらに下方へ移動させると、係合凹部25bに下フック63の支持板部63aが入り込む。その後、ヒンジ本体2をさらに下方へ移動させると、側板部22の下方を向く面がフック62の支持板部62aに突き当たると同時に、係合凹部25bの底面がフック63の支持板部63aに突き当たる。
【0019】
側板部22及び係合凹部25bの底面が支持板部62a,63aにそれぞれ突き当たった状態においては、ヒンジ本体2に作用する荷重がフック62,63の支持板部62a,63aによって支持される。しかも、係合板部62b,63bが取付孔22a、係合凹部25bにそれぞれ嵌合することにより、筐体4の前後方向(図6の左右方向)へのヒンジ本体2の移動が阻止されるとともに、係合板部62b,63bが取付板部22,23にそれぞれ接触することにより、筐体4の側壁部41から内側へ向かう方向におけるヒンジ本体2の移動が阻止される。その結果、ヒンジ本体2は、上下のフック62,63により防犯プレート6に仮固定される。つまり、ヒンジ本体2は、上下のフック62,63により、筐体4の前後方向、内側方向及び下方に対して移動不能に係止される。仮固定状態においては、取付板部24,25のねじ挿通孔24a,25aがフック62,63のねじ挿通孔62c,63cと軸線をそれぞれ一致させている。そこで、ねじ挿通孔62c,24a及びねじ挿通孔63c,25aにビス(ねじ部材;図示せず)を挿通する。そして、ビスを側壁部41にねじ込んで締め付けることにより、ヒンジ本体2を防犯プレート6に押圧固定する。これにより、ヒンジ本体2が筐体4の側壁部41に防犯プレート6を介して押圧固定される。
【0020】
なお、取付板部24,25にねじ挿通孔24a,25aに代えて雌ねじ孔をそれぞれ形成したり、取付板部24,25の側壁部41側を向く面にナットを固定し、各ねじ挿通孔62c,63cに挿通したビスを各雌ねじ孔又は各ナットにそれぞれ螺合させて締め付けることにより、取付板部24,25を係合板部62,63にそれぞれ固定するようにしてもよい。
【0021】
図3及び図6に示すように、防犯プレート7には、これを貫通する貫通孔71が形成されている。この貫通孔71には、扉側取付部材3が挿入されており、扉側取付部材3は、その取付板部34,35が扉5の背面側を向く防犯プレート7の面に突き当たるまで挿入されている。そして、取付板部34,35のねじ挿通孔34a,35aを貫通して防犯プレート7に形成されたねじ孔(図示せず)に螺合されたビス(図示せず)を締め付けることにより、扉側取付部材3が防犯プレート7に固定され、ひいては扉5に固定されている。
【0022】
上記構成のスライドヒンジの取付構造によれば、取付孔22aに上フック62を挿入するとともに、係合凹部25bに下フックを挿入することにより、ヒンジ本体2が上下のフック62,63によって支持される。したがって、ヒンジ本体2を筐体4の側壁部41に防犯プレート6を介して取り付けるに際しては、扉側取付部材3に予め取り付けられた扉5の荷重を手で支える必要がない。よって、ヒンジ本体2を側壁部41に一人でも容易に取り付けることができる。しかも、扉5の荷重がフック62,63によって支持されるから、側壁部41に螺合されるビスは、ヒンジ本体2に作用する荷重を支える必要がほとんどない。したがって、ビスの本数を減らすことができる。事実、従来のスライドヒンジでは、各取付板部24,25を固定するためのビスが2本ずつ用いられていたのに対し、この実施の形態のスライドヒンジ1では、各取付板部24,25をそれぞれ一つのビスで固定するようにしている。
【0023】
また、上下のフック62,63がヒンジ本体2を支持して仮固定した状態では、フック62の係合板部62bが取付孔22aに嵌合するとともに、フック63の係合板部63bが係合凹部25bに嵌合することにより、ヒンジ本体2が所定の取付箇所に位置固定されている。したがって、ヒンジ本体2をビスで固定する際には、ヒンジ本体2の位置合わせを行う必要がなく、単にヒンジ本体2をフック62,63によって支持させるだけで、ヒンジ本体2の各取付板部24,25のねじ挿通孔24a,25aを係合板部62b,63bのねじ挿通孔62c,63cと位置合わせすることができる。したがって、ビスを各ねじ挿通孔24a,62c;25a,63cにそれぞれ容易に挿通することができ、それによってヒンジ本体2を側壁部41により一層容易に取り付けることができる。
【0024】
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態については、上記実施の形態を異なる構成だけを説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図7〜図10は、この発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態においては、図9に示すように、ヒンジ本体2の側板部22に、上記実施の形態の取付孔22aに代えて、二つの切欠き部22b,22bが形成されている。各切欠き部22b,22bは、側板部22の両側面(筐体4の前後方向を向く両面)から取付板部24に沿って互いに接近するように延びており、取付板部24に接するように配置されている。図7及び図9に示すように、この実施の形態においては、取付板部24の両側部にも、切欠き部22b,22bと同様の切欠き部24b,24bが形成されている。しかし、この切欠き部24b,24bについては、図9において想像線で示すように、必ずしも形成する必要はない。他方の取付板部25は、上記のスライドヒンジ1の取付板部25が取付板部24と筐体4の前後方向において同一長さを有していたのに対し、取付板部24より短くなっている。この取付板部25の側板部23からの突出方向における先端面と両側面(筐体4の前後方向における両面)との交差部には、傾斜したガイド面25c,25cが形成されている。
【0026】
一方、ヒンジ本体2が取り付けられる防犯プレート6には、図8に示すように、二つの上フック62,62が形成されている。上フック62,62は、筐体4の高さ方向には同一位置に、前後方向(図8の左右方向)へは上記切欠き部22b,22bの間隔とほぼ同一距離だけ離れて配置されている。上フック62の下側には、上記実施の形態の下フック63に代えて、防犯プレート6の取付面61からほぼ直角に突出する水平な載置板(係合支持部)65が形成されている。この載置板65の基端部には、挿通孔65aが形成されている。この挿通孔65aは、載置板65の長手方向(筐体4の前後方向)に沿って延びる長孔状に形成されており、防犯プレート6の取付面61に接するように配置されている。しかも、挿通孔65aは、その内部にヒンジ本体2の取付板部25を挿入することができるように、その長さ及び幅が取付板部25の長さ及び厚さとほぼ同一に設定されている。
【0027】
上記ヒンジ本体2は、例えば、次のようにして防犯プレート6に取り付けられている。まず、前述した実施の形態の場合と同様に、取付板部24,25を取付面61に押し付けるとともに、取付板部24をガイド部64に押し付ける。すると、一対の切欠き部22b,22bと一対の上フック62,62が筐体4の前後方向において同一位置に位置し、上下に対向する。また、挿通孔65aと取付板部25とが筐体4の前後方向において同一位置に位置する。したがって、その状態を維持しつつヒンジ本体2を下方へ移動させると、取付板部25が支持板65の挿通孔65aに入り込むとともに、上フック62,62が切欠き部22b,22bに入り込む。このとき、ガイド部64によって案内されているのが取付板部24だけであり、取付板部25がガイド部64によって案内されていない。このため、ヒンジ本体2を下方へ移動させる際にその姿勢が不安定になりがちであるが、上フック62,62は、取付板部24に接近しているので、ほとんど問題なく切欠き部22b,22bに挿入することができる。一方、取付板部25は、その突出方向における先端部と両側部との交差部にガイド面25c,25cが形成されているので、ヒンジ本体2の姿勢が若干不安定でも挿通孔65aに確実に挿入することができる。
【0028】
ヒンジ本体2をさらに下方へ移動させると、側板部23が載置板65の上面に突き当たるとともに、取付板部24の切欠き部24bに臨む基端面(下端面)が上フック62,62の支持板部62a,62aに突き当たる。この結果、ヒンジ本体2が上フック62,62及び支持板65によって支持されるとともに、筐体4の側壁部41に対して接近離間する方向及び筐体4の前後方向への移動が阻止され、ヒンジ本体2が防犯プレート6に仮固定される。その後、取付板部24のねじ挿通孔24aに挿通されたビス(図示せず)、及び取付板部25のねじ挿通孔25a及び防犯プレート6に形成されたねじ挿通孔(図示せず)に挿通されたビス(図示せず)をそれぞれ側壁部41に螺合させて締め付けることにより、ヒンジ本体2が防犯プレート6に固定され、ひいては側壁部41に固定されている。
【0029】
なお、この実施の形態においては、載置板65に代えて図1〜図6に示す実施の形態の下フック63を形成するとともに、取付板部25の突出方向(筐体4の下方)を向く下端面に係合凹部25bを形成してもよい。逆に、図1〜図6に示す実施の形態におては、下フック63に代えて載置板65を形成するとともに、載置板65に挿通孔65aを形成し、この挿通孔65aに取付板部25を上側から挿通するようにしてもよい。
【0030】
図11〜図13は、この発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態では、図11に示すスライドヒンジ1Aが用いられている。スライドヒンジ1Aは、取付板部24,25に形成されたねじ挿通孔24a,25aが各取付板部24,25の後端部に配置されている点を除き、従来のスライドヒンジと同様に構成されている。したがって、前述した実施の形態のヒンジ本体2が有する取付孔22a及び係合凹部25b又は切欠き部22b,24bを有していない。
【0031】
図12に示すように、防犯プレート6の取付面61には、上下一対のガイド部(係合支持部)66,67が設けられている。上ガイド部66は、取付面61から直角に突出する突出部66aと、この突出部66aの先端部から取付面61に沿って下方へ延びる係合板部66bとから構成されている。そして、突出部66aと係合板部66bとにより、上ガイド溝66cが形成されている。この上ガイド溝66cは、ガイド部66を水平方向(筐体4の前後方向)に貫通し、かつ下方に開放されている。しかも、取付面61に接している。ただし、この実施の形態では、上ガイド部66が防犯プレート6を切り起こすことによって形成されている関係上、上ガイド溝66cは側壁部41側に開放されている。ガイド部66は、溶接、その他の固定手段によって取付面61に固定してもよく、そのような場合には上ガイド溝66cが取付面61に接するようになる。下ガイド部67も上ガイド部66と同様に、取付面61から直角に突出する突出部67aと、この突出部67aの先端部から取付面61に沿って上方へ延びる係合板部67bとから構成されており、突出部67a及び係合板部67bとによって下ガイド溝67cが形成されている。下ガイド溝67cは、上方に向かって開放されている点を除き、上ガイド溝66cと同様に構成されている。
【0032】
上下のガイド溝66c,67cの幅、つまり取付面61と係合板部66b,67bとの間隔は、取付板部24,25の厚さとほぼ同一に設定されている。突出部66aと突出部67aとの対向面間の距離は、取付板部24,25の外法寸法とほぼ同一に設定されている。したがって、取付板部24,25は、図13に示すように、それらを取付面61に接触させた状態で筐体4の奥側から前面側へ移動させることによって上下のガイド溝66c,67cに挿入可能であり、図14に示すように、取付板部24,25の前端面がガイド部64に突き当たるまで上下のガイド溝66c,67cに挿入すると、ヒンジ本体2が上下のガイド部66,67によって所定の取付位置に仮固定される。すなわち、ヒンジ本体2は、下ガイド部67の突出部67aによって支持されるとともに、取付面61から離れる方向へは係合板部66b,67bによって係止される。ヒンジ本体2が仮固定された状態では、取付板部24,25のねじ挿通孔24a,25aが防犯プレート6に形成されたねじ挿通孔6a,6bと対向する。そこで、ねじ挿通孔24a,6a;25a,6bにそれぞれ挿通されたビスを側壁部にねじ込んで締め付けることにより、取付板部24,25が防犯プレート6に固定され、ひいてはヒンジ本体2が防犯プレート6を介して側壁部41に固定されている。
【0033】
なお、上下のガイド溝66c,67cについては、筐体4の開放側の端部を当接板部等のストッパ手段によって閉じておいてもよく、取付板部24,25を当接板部にそれぞれ突き当てることにより、ヒンジ本体2を所定の取付位置に位置させる(仮固定する)ようにしてもよい。これは、次の実施の形態においても同様である。
【0034】
図15は、この発明の第4の実施の形態において用いられる防犯プレート6を示す。この防犯プレート6も、図12に示す防犯プレート6と同様に、上下のガイド部66,67を有している。この場合、上ガイド部66は、図12に示すものと同様であるが、下ガイド部67は、筐体4の前後方向(図15の左右方向)における長さが上ガイド部66より長くなっており、筐体4の奥側における下ガイド部67の端部が上ガイド部66から筐体4の奥側に向かって突出させられている。
【0035】
したがって、この防犯プレート6にスライドヒンジ1Aのヒンジ本体2を取り付ける場合には、取付板部24,25を上ガイド部66より筐体4の奥側に位置させるとともに、取付板部25を下ガイド部67の上側に位置させる。その状態で取付板部24,25を取付面61に押し付ける。次に、ヒンジ本体2を図15の矢印A方向へ移動させ、取付板部25の突出方向の先端面が下ガイド部67の突出部67aに突き当たるまで下ガイド溝67cに挿入する。その後、ヒンジ本体2を図15の矢印B方向へ移動させ、取付板部66を上ガイド溝66cに挿入する。取付板部24,25がガイド部64に突き当たるまでヒンジ本体2をさらに矢印B方向へ移動させる。これにより、ヒンジ本体2が仮固定される。ヒンジ本体2が仮固定された状態では、取付板部24のねじ挿通孔24aが防犯プレート6に形成されたねじ挿通孔6aと対向するとともに、取付板部25に形成されたねじ挿通孔25aが係合板部67bに形成されたねじ挿通孔67dと対向する。そこでねじ挿通孔24a,6aにビスを挿通するとともに、ねじ挿通孔67d,25aにビスを挿通し、各ビスを側壁部41にねじ込んで締め付けることにより、ヒンジ本体2が防犯プレート6を介して側壁部41に固定される。
【0036】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、筐体4の側壁部41内面の開放側端部に、ヒンジ本体2を防犯プレート6を介して取り付けているが、ヒンジ本体2を側壁部41内面に直接取り付けるようにしてもよい。その場合には、フック62,63、支持板65及び上下のガイド部66,67を側壁部41内面にビス等の固定手段によって個別に固定すればよい。また、スライドヒンジ1,1Aが遊技機の筐体4及び扉5に用いられているため、ヒンジ本体2が防犯プレート6を介して側壁部41に取り付けられているが、他のプレートを介して取り付けるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、ヒンジ本体2を上下のフック62,63の両者によって支持し(第1の実施の形態)、あるいは上フック62,62及び支持板65の三者によって支持している(第2の実施の形態)が、上下のフック62,63のいずれか一方、又は上フック62,62と支持板65とのいずれか一方だけで支持するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、 ヒンジ本体を側壁部内面に取り付ける場合に重い扉を支える必要がないので、ヒンジ本体の取付作業を一人で容易に行うことができる。しかも、ヒンジ本体を固定するためのねじ部材の数を減らすことができるので、取付作業をより一層容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスライドヒンジの取付構造の一実施の形態において用いられるスライドヒンジの一例を示す斜視図である。
【図2】同スライドヒンジを図1とは別の角度から見た斜視図である。
【図3】同スライドヒンジが取り付けられた遊技機の筐体及び扉のそれぞれの要部を示す斜視図である。
【図4】図3に示す筐体の側壁部内面に固定された防犯プレートの要部を示す斜視図である。
【図5】図1及び図2に示すスライドヒンジのヒンジ本体を防犯プレートに取り付ける方法を説明するための斜視図である。
【図6】図1及び図2に示すスライドヒンジが防犯プレートの所定の取付位置に仮固定された状態を示す斜視図である。
【図7】この発明に係るスライドヒンジの取付構造の第2の実施の形態において用いられるヒンジ本体を示す斜視図である。
【図8】図7に示すヒンジ本体が取り付けられる防犯プレートを示す斜視図である。
【図9】図7に示すヒンジ本体を図8に示す防犯プレートに取り付ける方法を説明するための斜視図である。
【図10】図7に示すヒンジ本体が図8に示す防犯プレートの所定の位置に仮固定された状態を示す斜視図である。
【図11】この発明に係るスライドヒンジの取付構造の第3の実施の形態において用いられるスライドヒンジの一例を示す斜視図である。
【図12】図11に示すスライドヒンジが取り付けられる防犯プレートを示す斜視図である。
【図13】図11に示すスライドヒンジを図12に示す防犯プレートに取り付ける方法を説明するための斜視図である。
【図14】図11に示すスライドヒンジが図12に示す防犯プレートの所定の取付位置に仮固定された状態を示す斜視図である。
【図15】この発明に係るスライドヒンジの取付構造の第4の実施の形態に用いられる防犯プレートを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スライドヒンジ
1A スライドヒンジ
2 ヒンジ本体
3 扉側取付部材
11 リンク
12 リンク
21 基板部
22 側板部
22a 取付孔
22b 切欠き部
23 側板部
24 取付板部
25 取付板部
25b 係合凹部
61 取付面(取付面部)
62 上フック(係合支持部)
63 下フック(係合支持部)
65 載置板(係合支持部)
65a 挿通孔
66 上ガイド部(係合支持部)
66c 上ガイド溝
67 下ガイド部(係合支持部)
67c 下ガイド溝

Claims (8)

  1. 基板部、この基板部の両側部から同一方向に向かって上記基板部に対しほぼ直角に起立する一対の側板部、及び各側板部の先端部から外側に向かって突出する一対の取付板部を有するヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えたスライドヒンジの上記一対の取付板部を上下に離間させた状態で、水平方向を向く取付面に、上記取付板部を貫通するねじ部材によって押圧固定するようにしたスライドヒンジの取付構造において、
    上記一対の側板部のうちの一方の側板部の起立方向における先端部に、上記側板部を貫通し、かつ上記取付板部側の側部が閉じられた取付孔を形成し
    上記取付面に、上記取付孔にその下側から挿入されて上記スライドヒンジを支持する係合支持部を設けたことを特徴とするスライドヒンジの取付構造
  2. 上記取付孔を上記取付板部に沿って長孔状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のスライドヒンジの取付構造
  3. 上記取付孔を上記一方の側板部に形成された取付板部に接するようにして形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドヒンジの取付構造
  4. 基板部、この基板部の両側部から同一方向に向かって上記基板部に対しほぼ直角に起立する一対の側板部、及び各側板部の先端部から外側に向かって突出する一対の取付板部を有するヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えたスライドヒンジの上記一対の取付板部を上下に離間させた状態で、水平方向を向く取付面に、上記取付板部を貫通するねじ部材によって押圧固定するようにしたスライドヒンジの取付構造において、
    上記一対の側板部のうちの一方の側板部の起立方向における先端部に、当該一方の側板部の両側面から上記取付板部に沿って延び、かつ上記取付板部側の側部が閉じられた一対の切欠き部を形成し
    上記取付面に、上記一対の切欠き部にその下側からそれぞれ挿通されて上記スライドヒンジを支持する一対の係合支持部を設けたことを特徴とするスライドヒンジの取付構造
  5. 上記一対の切欠き部を上記一方の側板部に形成された取付板部に接するようにして形成したことを特徴とする請求項4に記載のスライドヒンジの取付構造
  6. 上記一対の側板部のうちの他方の側板部に設けられた取付板部の突出方向における先端面に、係合凹部を形成し
    上記取付面に、上記係合凹部に係合して上記スライドヒンジを支持する第2係合支持部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスライドヒンジの取付構造
  7. 基板部、この基板部の両側部から同一方向に向かって上記基板部に対しほぼ直角に起立する一対の側板部、及び各側板部の先端部から外側に向かって突出する一対の取付板部を有するヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えたスライドヒンジの上記一対の取付板部を上下に離間させた状態で、水平方向を向く取付面に、上記取付板部を貫通するねじ部材によって押圧固定するようにしたスライドヒンジの取付構造において、
    上記取付面に、上記一対の側板部に係合して上記スライドヒンジを支持する係合支持部が設けられ、
    上記係合支持部として上下方向に互いに離間して配置された上方を向く一対のフックが用いられ、
    上記一対の側板部の一方の起立方向における先端部には、上記側板部を貫通する取付孔が形成され、上記一対の側板部の他方に設けられた取付板部の上記側板部からの突出方向における先端面には係合凹部が形成され、
    上記取付孔に上記一対のフックのうちの上側のフックが下側から挿通され、上記係合凹部に下側のフックが下側から挿入され、上記一対のフックの少なくとも一方によって上記スライドヒンジが支持されていることを特徴とするスライドヒンジの取付構造。
  8. 基板部、この基板部の両側部から同一方向に向かって上記基板部に対しほぼ直角に起立する一対の側板部、及び各側板部の先端部から外側に向かって突出する一対の取付板部を有するヒンジ本体と、このヒンジ本体にリンクを介して回動可能に連結された扉側取付部材とを備えたスライドヒンジの上記一対の取付板部を上下に離間させた状態で、水平方向を向く取付面に、上記取付板部を貫通するねじ部材によって押圧固定するようにしたスライドヒンジの取付構造において、
    上記取付面に、上記一対の側板部に係合して上記スライドヒンジを支持する係合支持部が設けられ、
    上記係合支持部として、水平方向に互いに離れて配置された上方を向く一対の上フックと、この上フックより下側に配置され、上記取付面からほぼ水平に突出する載置板とが用いられ、上記載置板の基端部には上記取付面に沿って延びる長孔状の挿通孔が上記取付面に接するようにして形成され、
    上記一対の側板部のうち上側に位置する側板部の起立方向における先端部には、その両側面から上記取付板部に沿って延びる一対の切欠き部が形成され、上記一対の切欠き部には、上記一対の上フックが下側からそれぞれ挿通され、上記挿通孔には上記一対の取付板部のうち下側に位置する取付板部が上側から挿通され、上記一対の上フックと上記載置板との少なくとも一方によって上記スライドヒンジが支持されていることを特徴とするスライドヒンジの取付構造。
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