JP3887667B2 - 発電装置の燃料配管構造 - Google Patents

発電装置の燃料配管構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3887667B2
JP3887667B2 JP2001398072A JP2001398072A JP3887667B2 JP 3887667 B2 JP3887667 B2 JP 3887667B2 JP 2001398072 A JP2001398072 A JP 2001398072A JP 2001398072 A JP2001398072 A JP 2001398072A JP 3887667 B2 JP3887667 B2 JP 3887667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
engine
support member
pipe
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001398072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003201852A (ja
JP2003201852A5 (ja
Inventor
永博 緒方
洋輔 山下
順二 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2001398072A priority Critical patent/JP3887667B2/ja
Publication of JP2003201852A publication Critical patent/JP2003201852A/ja
Publication of JP2003201852A5 publication Critical patent/JP2003201852A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3887667B2 publication Critical patent/JP3887667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パッケージ型発電装置において、燃料タンクからエンジンに送られる燃料の配管のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電装置は、工事現場等の現場に運搬され、電力を供給するために発電を行うものである。発電装置は発電機、エンジン及び燃料タンク等により構成される。燃料をエンジンに供給するにあたり、主に燃料タンク、燃料フィルタ、電磁フィードポンプ等が必要となる。これらの間はホース等で接続されて燃料配管を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
発電装置をコンパクトに構成するためには、前記燃料配管をコンパクトにすることが必要となる。また、燃料配管とエンジンの周囲に配設された機器等が当接すると、エンジンの振動によってこれらが振動すると、燃料配管が破損する虞れがあり、従って、他の機器と当接しないように配管することが必要となる。
【0004】
本発明では、燃料タンクとエンジンとの間の燃料配管をコンパクトにまとめて、その結果、発電装置全体をコンパクトに構成するための、燃料配管の構造を提案する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述のような課題を解決すべく、本発明において次のような手段をとるものである。
【0006】
エンジン(11)、燃料タンク(13)及び発電機(12)等を筐体に内装したパッケージ型発電装置(1)において、筐体内に設けられた台座(51)に固設されたエンジン支持部材(72)に、燃料配管若しくは冷却水ドレン配管を挿通可能な挿通孔(77)を形成し、該エンジン支持部材(72)に設けた挿通孔(77)の近傍に、燃料を供給する電磁フィードポンプ(54)配置し、前記エンジン(11)に付設された燃料フィルタ(53)と、エンジン支持部材(72)との間に燃料配管ガイド(71)を備え、該燃料配管ガイド(71)は、一方をエンジン(11)の外表面に架設し、他方を、前記支持部材(72)に付設したステー(74)に架設し、更に、該燃料配管ガイド(71)、燃料配管を沿わせて配置する略棒状のガイド部(71a)と、該ガイド部(71a)の中途に設けた略板状の規制部(71b)とで構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図を用いて説明する。
【0008】
図1は防音型発電装置の正面図、図2は同じく左側面図、図3は防音型発電装置の内部構造を示す正面図、図4は同じく平面図である。
【0009】
図5は燃料系統を説明する図、図6は燃料配管を示す正面図、図7はエンジンの支持構造を示す右側面図、図8は燃料配管ガイドを示す正面図、図9は同じく底面図である。
図10はエンジン支持部材を示す右側面図である。
【0010】
図11はエンジン支持部材を構成する支持柱の別形態を示す右側面図、図12は挿通孔に保護体を設けたときのエンジン支持部材を構成する支持柱を示す右側面図、図13は挿通孔に保護体を設けたときのエンジン支持部材を構成する支持柱の別形態を示す右側面図である。
【0011】
まず、図1及び図2を用いて発電装置1の外部構成について説明する。発電装置1には下部に基部フレーム10が配設されており、該基部フレーム10上に発電装置1の構成要素が配設されている。
【0012】
そして、該基部フレーム10上に防音カバー19が被装され、防音効果を向上させる構成としている。前記基部フレーム10及び防音カバー19で、発電装置1の筐体3を構成している。
【0013】
発電装置1は短辺側の一側面にコントロールボックス2を配設しており、長辺側の一側面に開閉扉4・5を設けている。開閉扉5の正面及び開閉扉4の正面下方には、発電装置1内に外気を導入するための吸気口6・7が設けられ、さらに、前記発電装置1の長辺側の一側面には吸気口8が設けられている。これらの吸気口6・7・8は発電装置1の下部であって、基部フレーム10より上に設けられている。
【0014】
また、前記コントロールボックス2において、発電装置1の制御を行うとともに、運転状態の表示を行い、そして、発電装置1において発電した電力は、開閉扉4の下方に位置する出力ターミナル25に設けられた出力端子38に配線を接続することにより取り出し可能としている。
【0015】
次に、図3及び図4を用いて、発電装置1の筐体3内の構造について説明する。発電装置1の筐体3内には、エンジン11、発電機12、燃料タンク13及びバッテリ14が配設されている。エンジン11には発電機12が接続されており、エンジン11の出力軸により発電機12を駆動するようにしている。前記エンジン11は筐体3の略中央に配置され、一側に発電機12が配設され、他側に燃料タンク13が配設され、発電機12の上方にはバッテリ14が配設されている。
【0016】
発電機12の筐体3側面側には、コントロールボックス2に伝達される熱及び騒音を低減するための隔壁31が垂直方向に立設されており、隔壁31よりさらに筐体3側面側に吸気口8が設けられている。
【0017】
エンジン11の燃料タンク13配置側にはファン21、ラジエータ17、マフラー22・23が配設され、該マフラー22の上方にはガイド24が配設されている。ガイド24はファン21により発生した冷却風を排風口30側に導くためのものであり、発電装置1内の上角部に配設されている。
【0018】
発電機12の上方にはエアクリーナー16が配置されており、エアクリーナー16の上方には吸気チャンバー18が配設されている。吸気チャンバー18は筐体3の天井部分の裏面に固設され、該吸気チャンバー18には吸気パイプ34・15が接続されている。
吸気パイプ34を介して吸気チャンバー18内に導入された空気は、吸気パイプ15を介してエアクリーナー16に導入される。そして、エアクリーナー16に導入された空気が、エンジン11に供給される。
【0019】
発電装置1において、エンジン11及び発電機12は防振材28・27を介して基部フレーム10に取り付けられている。基部フレーム10にはエンジン11及び発電機12を取り付けるための台座51・50が設けられており、この台座51・50に防振材28・27を介してエンジン11又は発電機12が載置することによって、基部フレーム10に伝達される振動を低減し、発電装置1の防音カバー19より発生する騒音を抑制している。
【0020】
前記エンジン11の上方には、上部隔壁35が配設され、該上部隔壁35に連続するラジエータ取付部36にはラジエータ17が取り付けられており、該ラジエータ17の下部には遮蔽板37が接続されている。
遮蔽板37は、筐体3内において略水平に配設され、遮蔽板37の上方にはマフラー22・23が配設され、下方には燃料タンク13が配設されている。
【0021】
そして、前記エンジン11とラジエータ17に介在するファン21により、エンジン11側よりラジエータ17に向けて冷却風が発生する。ラジエータ17を介した冷却風は、遮蔽板37の上方を通り、マフラー23・22を介して発電装置1の上部に至る。そして、冷却風はガイド24により発電装置1の前方に向けられ、上部隔壁35に沿って排風口30より筐体3外へ排出される。
【0022】
上述の如く、上部隔壁35、ラジエータ取付部36及び遮蔽板37、そしてガイド24により、発電装置1内において、防音カバー19の内側面を利用した排風経路を構成して、発電装置1をコンパクトにしながら排風経路を長く取ることができるようにして、騒音の低減を図っている。
【0023】
また、上部隔壁35、ラジエータ取付部36及び遮蔽板37により、発電装置1の筐体3内を仕切り、一方にエンジン11及び発電機12を配設し、他方にマフラー22・23を配設して、エンジン11及び発電機12を配設した側を冷却風の上流側とすることにより、発電装置1内の冷却効率を向上しながら騒音の低減を図っている。
【0024】
ここで、図5に示す燃料系統図及び図6を用いて、エンジン11に供給される燃料の経路を説明する。燃料タンク13にある燃料をエンジン11に供給するためには、燃料タンク13、燃料フィルタ53、電磁フィードポンプ54・55等が必要となる。前記燃料フィルタ53は、エンジン11に取り付けられる。発電装置1の筐体3内に配設された燃料タンク13内の燃料は、フィルタを内装するウォータセパレータ56に送られ、次に電磁フィードポンプ55に送られる。該電磁フィードポンプ55は燃料タンク13の燃料配管のエア抜きの性能を向上させるために設けられており、該電磁フィードポンプ55の作動を制御するスイッチ57に与えられる電流によって電磁フィードポンプ55の作動のON/OFFが制御されている。
【0025】
そして、電磁フィードポンプ55からエンジン11のメカポンプ58に燃料が送られ、該メカポンプ58によって燃料フィルタ53に圧送される。燃料フィルタ53によって濾され調量された燃料は、燃料噴射ポンプ59に送られて燃料噴射ノズル67へ達し、エンジン11の駆動源となる。燃料噴射ポンプ59で使用されなかった燃料は、燃料フィルタ53及び燃料タンク13に戻される。
【0026】
本実施例に係る発電装置1は、筐体3に内装される燃料タンク13の他に、筐体3の外部に配設された外部燃料タンク60から燃料をエンジン11に供給できるように構成されている。
【0027】
発電装置1の筐体3に内装された燃料タンク13とは別の外部燃料タンク60を設けた場合、一旦、外部燃料タンク60の燃料を燃料タンク13に外部用電磁フィードポンプ54で送り込み、燃料タンク13からエンジン11に送られる。燃料タンク13に取り付けられたフロートセンサ63により自動的に外部用電磁フィードポンプ54はON/OFFされ、外部燃料タンク60から燃料タンク13に送られる燃料の量が調整される。なお、フロートセンサ63は外部用電磁フィードポンプ54に接続されたフィードポンプ作動判定回路62に電気的に接続されており、燃料タンク13内の燃料がフロートスイッチ64によって決定された量に達すれば、外部用電磁フィードポンプ54はOFFされるように制御される。
【0028】
上述の如く構成した燃料系統の配管(燃料配管)では、図3及び図6に示すように、エンジン11に燃料フィルタ53を付設している。エンジン11に具備される燃料噴射ポンプ59及び燃料噴射ノズル67と、燃料フィルタ53との間には、燃料噴射ポンプ59への燃料供給ホース65、燃料噴射ポンプ59のドレンホース66、燃料噴射ノズル67からのドレンホース68の、各配管が必要となるため、エンジン11に燃料フィルタ53を取り付けることは、エンジン11周りの燃料配管が集約できる点で有効である。
【0029】
しかし、一方で、エア抜き用フィードポンプからエンジン11のメカポンプ58への燃料供給ホース76及び燃料タンク13に戻すドレンホース70をエンジン11の燃料フィルタ53の付設位置から燃料タンク13に設けた近傍であって筐体3に設けられた配管固定部79に連絡する必要があり、エンジン11に付設した燃料フィルタ53への燃料供給ホース69を含めたこれらの配管は、振動するエンジン11と配管固定部79とを結ぶよう配管されることになるため、エンジン11に取り付けられた部品類と配管との干渉や摩擦が生じないようにしなければならない。
【0030】
そこで、エンジン11と基部フレーム10に設けられたエンジン支持部材72との間に燃料配管ガイド71を設けている。そして、前記燃料配管ガイド71は、エンジン11の外表面と、前記支持部材72のステー74との間に架設され、エンジン11に付設された燃料フィルタ53と発電装置1の筐体3側に設けられた配管固定部79との間に配設されている。
【0031】
図6及び図7に示すように、エンジン11は、基部フレーム10に設けられた台座51にエンジン支持部材72を介して支持されている。該エンジン支持部材72は台座51に固設した支持柱73と、防振材28と、エンジン11側に固定したステー74とで構成され、支持柱73とステー74との間に防振材28を介設することによって、基部フレーム10にエンジン11の振動が伝動しないようにしている。
【0032】
エンジン11には、該エンジン11の回転数を調整するためのガバナ(図示せず)が設けられており、該ガバナを操作するためのコントロールレバー45がエンジン11の表面に付設されている。該コントロールレバー45は、操作ワイヤ48を介して、筐体3の外表面近傍に設けられたレギュレータハンドル47に接続されており、該レギュレータハンドル47を操作することによりコントロールレバー45を操作できるように構成されている。そして、燃料配管ガイド71によって、コントロールレバー45やこれに接続された操作ワイヤ48に燃料配管が接触して、燃料配管が破損することのないようにその位置を規制している。
【0033】
燃料配管ガイド71は、図8に示すように、略棒状のガイド部71aと、該ガイド部71aの中途部において略直角に固定された略板状の規制部71bとで構成されている。ガイド部71aはエンジン11の側面から立ち上がって、図9に示す底面視で略門状となるようにして、エンジン11の外表面と接触しないように形成され、該ガイド部71aに燃料配管を沿わせた状態に配設する。さらに、燃料配管ガイド71の規制部71bによって、燃料配管がコントロールレバー45側へ移動することのないように規制している。そして、コントロールレバー45に接続された操作ワイヤ48の先端が燃料配管に接触しないように、規制部71bによって燃料配管を保護するものである。これにより、操作ワイヤ48の取り付けや調節時の労力を軽減できる。
【0034】
ところで、上述の如く構成した燃料系統では、電磁フィードポンプ54・55を複数設けているため、電磁フィードポンプ54・55を単数設けるときと比べて、燃料配管に必要なスペースが大きくなる。しかし、発電装置1は、その機能を保持しながらも装置全体をコンパクトに構成することが求められており、従って、燃料配管に係るスペースを削減することが望まれる。
【0035】
そこで、燃料配管経路に、燃料配管に係るスペースを削減するための構造が備えられている。以下に、電磁フィードポンプ55の燃料配管及び設置を例に挙げて燃料配管のスペースを削減のための構造を説明する。但し、この燃料配管構造は電磁フィードポンプ55の配管のみに限定されるものではない。
【0036】
電磁フィードポンプ55は、泥や水の堆積、浸水を逃れる場所に設置することが好ましい。従って、泥や水の堆積、浸水を逃れるに十分な高い位置にあり、電磁フィードポンプ55を支持するに十分な強度を持った部材に電磁フィードポンプ55を配置している。本実施例では、この強度部材は、基部フレーム10に設けられた台座51であり、電磁フィードポンプ55の設置のための専用のステーを排除してコンパクトに燃料配管を配管することを可能とするとともに、部品点数を減らすことにより製造コストを削減している。
【0037】
また、一般的に電磁フィードポンプ54・55のIN側及びOUT側のホース75・76の接続部は略同一直線状に配設されているため、限られたスペースで、配管長さを可能な限り短くし、且つ、燃料配管を集中させるために、IN側又はOUT側のホース75・76をU字状に曲折して、IN側又はOUT側のいずれかの方向にまとめて、すなわち、IN側とOUT側に接続されたホース75・76を略平行となるように配置して、コンパクトに配管できるようにしている。
【0038】
そして、上述のように、燃料配管を構成するホースをU字状に曲折して配管するために、図6、図7及び10に示すように、エンジン支持部材72の構成部材である支持柱73に、ホースを挿通させるための挿通孔77を設けている。挿通孔77の開口部の形状は楕円状として挿通孔77の内部において角を無くすことで、ホースが挿通孔77の内部において滑らかに移動できるようにしている。
また、図11に示すように、支持柱73に設ける挿通孔77(77A)の開口部の形状を、面取りした略矩形状とすることもできる。このとき、開口部の形状を丸状とするときと比較して、開口部の面積を広く取ることが可能となり、多くの配管を挿通孔に挿通させることができる。
【0039】
前記挿通孔77を設けることによって、燃料配管をコンパクトにまとめることができる。例えば、電磁フィードポンプ55では、電磁フィードポンプ55のIN側又はOUT側に接続したホース75・76のうち、いずれか一方若しくは両方を挿通孔77に挿通させれば、ホース75・76は無理なくU字状に曲折した状態に保持されて、IN側とOUT側に接続されたホース75・76が略平行に配置される。
【0040】
さらに、エンジン支持部材72そのものにホースを挿通して配管することで、燃料配管とエンジン11の支持に係るスペースを共有し、その結果、燃料配管とエンジン11支持に係るスペースを削減している。
【0041】
また、燃料配管のうち、特に、電磁フィードポンプ55は筐体3の防音カバー19に設けられた扉5に近接して配設されているが、電磁フィードポンプ55に接続されたホース75・76を、該電磁フィードポンプ55より内側に位置するエンジン支持部材72の内部を通して配管することで、扉5とホース75・76が干渉しにくい構造となるため、扉5と電磁フィードポンプ55の離間距離を互いに接触しない程度に近接して配置することができ、発電装置1のコンパクト化に寄与している。
【0042】
なお、上述のように、筐体3に近接して配置される燃料配管は、エンジン支持部材72よりも発電装置1の内部側であって、エンジン11の下方に配管されることがあり、この場合、エンジン11下部に位置するオイルパン29と干渉する可能性があるが、上記例のように、エンジン支持部材72の内部を挿通するよう配管することによってその不具合を解消し、さらに、エンジン11とエンジン支持部材72の間の配管のためのスペースが不要であるため、ここでも発電装置1のコンパクト化に寄与している。
【0043】
さらに、前記挿通孔77に複数のホースを挿通して配管することにより、挿通孔77がこれらのホースをまとめるバンドの役割を果たし、燃料配管を集中配管することができる。このとき、挿通孔77にホースが保持されることによって、ホースが振動してその配管配置がずれることを防止している。
【0044】
なお、図12に示すように、挿通孔77(77B)の開口縁77aであって、その内周部若しくは開口縁77aと同一円周上に、丸棒若しくは丸パイプで形成した保護体78を、挿通孔77の開口縁77aに沿設させることができる。このとき、開口縁77aの角が保護体78によって覆われるため、挿通孔77に挿入されたホースは開口縁77aの角ではなく、滑らかな保護体78の外表面に接触することになる。従って、ホースが挿通孔77の開口縁77aの角への当接や摩擦によって破損することを防止できる。
【0045】
また、図12に示す挿通孔77(77B)は、開口部の形状が略楕円の環状であるが、図13に示すように、挿通孔77(77C)の開口部の形状が面取りした略矩形の環状とすることもできる。このとき、保護体78は挿通孔77の開口部の形状に合わせて略矩形枠状に形成されている。さらに、保護体78は挿通孔77の開口縁77aに沿って一体的に形成することや、複数の部材によって構成することができる。複数の部材で保護体78を構成した場合、挿通孔77の開口縁77aの形状に合わせるよう微調整しやすい。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0047】
エンジン(11)、燃料タンク(13)及び発電機(12)等を筐体に内装したパッケージ型発電装置(1)において、筐体内に設けられた台座(51)に固設されたエンジン支持部材(72)に、燃料配管若しくは冷却水ドレン配管を挿通可能な挿通孔(77)を形成し、該エンジン支持部材(72)に設けた挿通孔(77)の近傍に、燃料を供給する電磁フィードポンプ(54)配置し、前記エンジン(11)に付設された燃料フィルタ(53)と、エンジン支持部材(72)との間に燃料配管ガイド(71)を備え、該燃料配管ガイド(71)は、一方をエンジン(11)の外表面に架設し、他方を、前記支持部材(72)に付設したステー(74)に架設し、更に、該燃料配管ガイド(71)を、燃料 配管を沿わせて配置する略棒状のガイド部(71a)と、該ガイド部(71a)の中途に設けた略板状の規制部(71b)とで構成したので、エンジン支持部材(72)に設けた挿通孔に配管を挿通させることで、エンジン支持と配管のスペースを共有することによって、これらの占めるスペースが削減できる。
【0048】
また、エンジン、燃料タンク及び発電機等を筐体に内装したパッケージ型発電装置において、エンジンに付設された燃料フィルタと発電装置の筐体側に設けられた配管固定部との間に燃料配管ガイドを備え、燃料配管ガイドはエンジンに固設したので、燃料フィルタから配管固定部間の配管をガイド可能であると共に、エンジンの振動により配管とエンジン周辺機器との接触による破損を防止することができたのである。
【0049】
また、前記燃料配管ガイドを、燃料配管を沿わせて配置する略棒状のガイド部と、該ガイド部の中途に設けた略板状の規制部とで構成したので、エンジンの振動により配管の位置が変化してエンジンの近傍に配設される機器に当接することを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 防音型発電装置の正面図。
【図2】 同じく左側面図。
【図3】 防音型発電装置の内部構造を示す正面図。
【図4】 同じく平面図。
【図5】 燃料系統を説明する図。
【図6】 燃料配管を示す正面図。
【図7】 エンジンの支持構造を示す右側面図。
【図8】 燃料配管ガイドを示す正面図。
【図9】 同じく底面図。
【図10】 エンジン支持部材を示す右側面図。
【図11】 エンジン支持部材を構成する支持柱の別形態を示す右側面図。
【図12】 挿通孔に保護体を設けたときのエンジン支持部材を構成する支持柱を示す右側面図。
【図13】 挿通孔に保護体を設けたときのエンジン支持部材を構成する支持柱の別形態を示す右側面図。
【符号の説明】
1 発電装置
10 基部フレーム
11 エンジン
12 発電機
13 燃料タンク
19 防音カバー
28 防振材
51 台座
53 燃料フィルタ
55 電磁フィードポンプ
71 燃料配管ガイド
71a ガイド部
71b 規制部
72 エンジン支持部材
73 支持柱
74 ステー
77 挿通孔
78 保護体

Claims (1)

  1. エンジン(11)、燃料タンク(13)及び発電機(12)等を筐体に内装したパッケージ型発電装置(1)において、筐体内に設けられた台座(51)に固設されたエンジン支持部材(72)に、燃料配管若しくは冷却水ドレン配管を挿通可能な挿通孔(77)を形成し、該エンジン支持部材(72)に設けた挿通孔(77)の近傍に、燃料を供給する電磁フィードポンプ(54)配置し、前記エンジン(11)に付設された燃料フィルタ(53)と、エンジン支持部材(72)との間に燃料配管ガイド(71)を備え、該燃料配管ガイド(71)は、一方をエンジン(11)の外表面に架設し、他方を、前記支持部材(72)に付設したステー(74)に架設し、更に、該燃料配管ガイド(71)を、燃料配管を沿わせて配置する略棒状のガイド部(71a)と、該ガイド部(71a)の中途に設けた略板状の規制部(71b)とで構成したことを特徴とする発電装置の燃料配管構造。
JP2001398072A 2001-12-27 2001-12-27 発電装置の燃料配管構造 Expired - Fee Related JP3887667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398072A JP3887667B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 発電装置の燃料配管構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398072A JP3887667B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 発電装置の燃料配管構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003201852A JP2003201852A (ja) 2003-07-18
JP2003201852A5 JP2003201852A5 (ja) 2004-11-11
JP3887667B2 true JP3887667B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=27639623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001398072A Expired - Fee Related JP3887667B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 発電装置の燃料配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3887667B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5539168B2 (ja) * 2010-11-19 2014-07-02 本田技研工業株式会社 コージェネレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003201852A (ja) 2003-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4052823B2 (ja) エンジン発電機
EP0893585B1 (en) Engine-operated generator
JP3934896B2 (ja) エンジン発電機
JPH1136881A (ja) エンジン発電機
EP0950802B1 (en) Engine operated working machine
JPH1136879A (ja) エンジン発電機
JPH03139319A (ja) 吸塵装置
EP0440401A1 (en) Air-cooled internal combustion engine
RU2342545C1 (ru) Система двигателя-генератора
US5355074A (en) Gas turbine generator unit
JP3887667B2 (ja) 発電装置の燃料配管構造
JP3938868B2 (ja) 防音型発電装置
JP3085913B2 (ja) 発電装置
JPH10196392A (ja) エンジン発電機の排気構造
JP2739186B2 (ja) バーチカル型作業装置
JP3974456B2 (ja) 発電装置
JP3712664B2 (ja) 防音型発電装置
JP3957095B2 (ja) エンジン発電機の外気導入構造
JPS643777Y2 (ja)
JP2003193837A (ja) 発電装置
JP4226274B2 (ja) パッケージ型発電装置の防音構造
JP2004060567A (ja) エンジン発電機
JP4374157B2 (ja) 防音型発電装置
JP2003020955A (ja) 防音型発電装置
JPS6278424A (ja) エンジン駆動熱ポンプの換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees