JP3886146B2 - 猫の顔性フェロモンの特性 - Google Patents

猫の顔性フェロモンの特性 Download PDF

Info

Publication number
JP3886146B2
JP3886146B2 JP52325996A JP52325996A JP3886146B2 JP 3886146 B2 JP3886146 B2 JP 3886146B2 JP 52325996 A JP52325996 A JP 52325996A JP 52325996 A JP52325996 A JP 52325996A JP 3886146 B2 JP3886146 B2 JP 3886146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
cat
composition
mixture
fatty acids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52325996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10513164A (ja
Inventor
パージェ、パトリック
Original Assignee
パージェ、パトリック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パージェ、パトリック filed Critical パージェ、パトリック
Publication of JPH10513164A publication Critical patent/JPH10513164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886146B2 publication Critical patent/JP3886146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N65/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
    • A01N65/08Magnoliopsida [dicotyledons]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/06Unsaturated carboxylic acids or thio analogues thereof; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N65/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/22Anxiolytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

1.発明の技術分野
本発明は、脂肪酸又はその誘導体及び植物由来(vegetal origin)の化合物の混合物を含むエマルジョンを含有する組成物であって、猫を引付ける効果を有するものに関する。この組成物は、猫がマーキングした地点に排尿することを防止するためのプロセスにおいて又は猫が不安にならないようにし若しくは新しい環境に猫を慣れさせるために用い得る。
2.発明の背景
猫は、縄張りを形成する種として、即ち、猫はそれらの各種行動機能に関連して組織する境界付けられた囲いにより強く束縛されているとして度々紹介される。実際には、猫の縄張りは、その境界が臭いマークにより設定される1つの領域のみから成立ってはおらず、通路により互いにつながれる機能的土地区画の並びからなっている。通路は、決して変化することがなく、動物がせっせと探検するにつれて次第に開拓される。
この複合システムは、ウエイザー(Waser)及びウイリー(Wiley)の縄張り場所の定義に従っている。各々の縄張り場所は、肉食狩猟、ゲーム遊び、同属又は他の種との相互作用のような明確な行動機能と一致して用いられる。
猫の活動領域に追加して、猫は、それが眠りたいときにいつでも又は身体的に障害を感じたときに安全をそこに求めるいわゆる隔離地の境界も1つ又はそれ以上設定する。
これらの複合システムは、マークにうったえることによってのみ動作可能にし得る。
猫は、時々視覚的刺激(引っかき、尿のしみ)として実現化されることがあるものの、常に嗅覚刺激として実現化されるいくつかのマーキングプロセスを習得している。これらは、次の3つの機能的群に分けられる。
・1群:厳密な意味の(stricto sensu)縄張りマーク
1群に属する引っかき及び尿噴射は、誰かがその場所の占有者であることを示すことを意味する。
・2群:警告マーク
2群に属するマークは、足肉趾汗腺又は肛門腺により生産されることが有名であり、そのようにして境界を描いた区域を回避させるようにする。
・3群:身元の確認又は親密さを増すマーク
3群のマークは、顔皮膚により生産され、その動物により安全に探検された、いずれもの生きた又は不活性な支持体(support)上に置かれる。
全てのこれらのマーキングプロセスは明確な目的を有するが、猫の顔からの分泌により生産されるマーキングは、非常に論争を呼んできた。
例えば、Riegen及びWalz Koening(1979)は、1979年に「Markieren Katzen beim Wagen reiben」, Sauge tierk; 44, pp 319〜320において、猫の顔皮脂腺は非常に小さく、毛胞に連結しており、毛胞は、これらの腺におけるフェロモン生産に物理的に関係しないであろうことを立証した。さらに、Riegerら、同上、は、猫による物体の擦り(brushing)行動は、その物体は通常臭いを有するので、猫により引起され、したがって猫はこの臭いをそれ自身に染込ませるであろうことを立証した。しかしながら、Riegerら、同上、の結論は、異議を唱えられ得るものであり、非常に議論されてきた。
しかしながら、Verberne及びDeBoor(1976)「家猫間のキモコニュニケーション(chemo communication)」、Z. Tierpsychol., 42, pp. 86〜109、並びにVerberne G.及びLeyhaesen P.により公開された文献である「いくつかのヴィベリダエ(Viverridae)及びフェリダエ(Felidae)のマーキング行動:マーキングパターンの時間をおいた分析」、Behaviour, 58, pp. 192〜253(1976)には、尿フェロモンと組合わされた顔性分泌物は、オス猫にメス猫の性的受容性を知らせるものであると結論付けられている。これらの同じ著者は、このマーキング行動は、オス猫及びメス猫の両者により共有され、その頻度は、個々の動物に応じて変化することを示唆した。顔性マーキングは、尿分泌物によるよりもこれらのフェロモンにより低い頻度に発生されるようである。これらの著者は、猫は、既知でありかつ受容された個体が接近するとき顔をぴくつかせているようなので、このタイプの顔性マーキングは、視覚的コミュニケーションの機能を有し得ることも立証した。
最後に、Verberne及びDe Boer、同上、は、顔性マーキングはほとんど猫の口が閉じられているとき行われるので、唾液がフェロモン性ベクトル(vector)であろうという仮説を放棄した。
しかしながら、いったん支持体の臭いをかぎ、精査したならば、猫は通常、その顔の一方を、あごから始まり、次いで唇の角までスライドさせ、耳の前の毛の薄い区域までその物体上を擦る。この擦りは、愛情の表れとして度々解釈され、事実、分泌を伴うマーキング中の動作である。これらのマーキングは、最近まで、それらの機能的価値の測定を目的とする厳密に動物行動学的アプローチの対象であった。
実際、猫が顔性フェロモンを持ち、猫がヒト又は物体に対して顔を擦り上げるとき、実際にこれらの分泌された顔フェロモンを「マーク」として残すことが知られている。猫の顔性マーキング特性は、次の3つの表題の下に要約することができる。
a)空間しみ付け(space spotting)機能
これらのマークは、確かに主に、通路と縄張り区画との間の合流地点に配置される物体上に置かれる。これらのマークは、活動の領域内にあり、それらの重量又はそれらの構造故に目立つ他の物体上にもつけられる。これらのマークは、猫の配向性を容易にすることに役立つようである。
b)感情安定化機能
猫は、猫にとって未知であり、多様な物体を備える囲いの中に入れられると、角に丸まり又はマーキングの方法として感情チャージ(charge)が重く負荷された尿の噴出を排出する傾向がある(Dehasse 1990)。
c)関係機能
それらの縄張りの大部分を同属とともに共有する猫は、それ自信をその同属に擦る。この行動は、「群れの臭い」を創製することを導く真の相互マーキングに相当するようである。
したがって、いずれもの侵入者は、その嗅覚的不調和により見分けられる。今日、この現象は、新しい猫が一族に溶込むことを容易にするために用いられる。
その場合、フェロモンは、新しい猫の顔及び側腹上につけられなければならない。
今日、猫の顔性フェロモンの回収及び塗布は、猫と周囲の動物との間のいろいろな摩擦を解決するために、紹介手段として獣医により広く用いられている技術である。
しかしながら、猫の顔性フェロモンの使用は、猫と周囲の動物との間の摩擦を解決するためだけに限定されない。実際、猫の顔性フェロモンは、反応性尿マーキングの治療のための治療手段として用い得ることが発見された、例えば、Pageatによる「猫における尿マーキングの治療のための顔性フェロモンの使用」、
Figure 0003886146
1994年11月において、尿分泌物と顔性排出物との間の機能的拮抗作用は、実際に存在することが立証された。さらに、猫の顔性分泌物によりマークされた物体は、尿をかけられないことが証明された。
また、猫の顔性フェロモンは、新しい環境に置かれた猫が慣れるために、又は猫が不安にならないようにするためにも用いられ得る。
しかし、天然のフェロモンを回収することは非常に困難であり、度々不完全に取扱われ、最終生成物が損失又は汚染してしまう。
したがって、本発明の目的は、猫の顔性フェロモンを入手するにあたり従来技術に関連する問題を解決することである。
本発明の他の目的は、猫がマークされた地点に排尿することを防止し得る組成物である。
さらに本発明の目的は、猫の周囲における使用であって、猫を新しい環境に慣らすもののための新規な組成物を提供することである。
さらに本発明の目的は、猫を不安にさせないために用い得る組成物を提供することである。
尿マーキングを防止し、新環境において猫を慣れさせ及び猫を不安にさせない組成物も本発明により意図される。
この新規組成物は、猫に対するいずれもの毒性及びヒトが知覚できるいずれもの臭いも有さない。この新規組成物は、家庭環境において有効に用いることができる。
これらの目的及び他の目的は、発明の概要、好ましい態様の記載及び請求の範囲により明示されるように本発明により達成される。
発明の概要
本発明の組成物の1つの側面において、本発明は、次のものを含む組成物を提供する。
(a)脂肪酸又はその誘導体の混合物を含むエマルジョンであって、前記混合物が、猫がマークされた地点に排尿することを防止し及び/又は猫を新環境に慣れさせ及び/又は猫を不安にさせないことができるもの、並びに
(b)猫を引付ける効果を有する植物由来の化合物。
本発明組成物の他の側面は、
(a)水相中に希釈された脂肪酸の混合物を含有するエマルジョンを5%ないし32%(v%/v%)含有し、前記混合物が
(i)約62%(v%/v%)ないし約86%(v%/v%)のオレイン酸、
(ii)約6%(v%/v%)ないし約13%(v%/v%)のアゼライン酸、
(iii)約9%(v%/v%)ないし約12%(v%/v%)のピメリン酸、及び
(iv)約13%(v%/v%)ないし約24%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitric acid)
を含み、並びに
(b)約2.5ml/lないし8ml/lの猫を引付ける効果を有する植物由来の組成物
を含有する組成物を提供する。
本発明の他の側面は、猫が尿マーキングをすることを防止する新規組成物の使用を提供する。
本発明の更なる他の使用の側面は、猫の不安の治療における使用のための本発明の組成物を提供することである。
また他の使用の側面において、本発明は、新環境におかれた猫を慣れさせることにおける使用のための組成物を提供する。
即ち、本発明は、水性エマルジョン、スプレー及び溶液の形態にある組成物を提供する。
【図面の簡単な説明】
図1は、クロミプラミン0.5mg及び本発明の組成物の治療を受ける猫(TL)、並びにクロミプラミン及び回収された顔性フェロモンを含浸させたパッドを受容する猫(RL)の間の比較を示すグラフである。
図2は、本発明の組成物を使用する前(RLC1、2、3)及び本発明の組成物を使用する後(TLC1、2、3)のスタッドラット(stud-rat)及び新たにつけられた尿マーキングの時間に正確な阻害試験を表すグラフである。
図3は、猫にとって未知の場所における探検及び食事行動への影響を表すグラフである。試験ロット(TL)は、猫がこれらのケージに入れられる前に本発明を用いてスプレーされたケージを表す。RL−Phは、顔性フェロモンを含浸したパッドを受容したケージであり、(RL)は、化学物質を添加されていない自然のケージである。
発明の好ましい態様の詳細な説明
ここで用いられる「猫」との用語には、通常の家猫さらにはトラ、ライオン、ヒョウ、アメリカライオン(mountain lion)、オオヤマ猫、ボブキャット、オセロット等を含むフェリダエ(Felidae)科のいずれもの構成員が含まれる。
「フェロモン」とは、特定の種の体から放出される物質であって、同じ種の他の個体により予想し得る反応を引き起こす物質を意味し、この物質は、例えば、特定の誘引物質、社会的伝達物質、性的刺激物質等として作用し得る。
「尿マーキング」とは、猫の尿システムにより排泄されるいずれもの流体及び溶解物質であって、排泄されると既知の場所を見分け及びこの場所への誘導として作用するものを意味する。
ここで用いられる「猫がマークされた地点に排尿することを防止することができる」とは、猫が先に排尿した地点に排尿しないことを意味する。
「エマルジョン」とは、少なくとも2つの混和し得ない液体であって、一方が非常に小さい小球体の形態に他方の全体にわたって分散されているものを意味する。
「猫に対する引付ける効果」とは、猫が嗅覚によりこの物質に引付けられることをいう。
「新環境におかれた猫を慣らす」とは、物体又は新しい個体と陽性又は中性の接触を繰返した後に現れる精神−行動動作(psycho-behaviour operation)を意味する。慣れ化動作は、行動手順(対象の探検、次いでそのマーキング)及び認識動作(記憶、連合(association))を組合わせる。種に応じて、慣れ化は他の要素よりもある種の要素に依存する。フェリダエでは、臭いマーキングが優勢である。慣れた対象又はヒトは、新たに接触した場合に恐怖又は不安反応をもはや引起さないであろう。
「猫の不安」との用語は、猫が落着きのない緊張等を伴う危険及び恐怖の認識を有することを意味し、恐怖の行動的及び感情的反応を提供する高い可能性により特徴付けられる反応の状態である。神経医薬用語において、この不安な状態は、ノルアドレナリン及びセロトニンシステムの活動過剰を伴う。
事実、本発明の組成物は、猫に対して3つの効果を有する。これらの組成物は、猫が将来尿マーキングすることを防止し、新環境におかれた猫を慣れさせ、又は猫が不安にならないようにする。本発明の組成物は併用し、3つの効果全てを防止することもできる。
より具体的には、本発明は、合成ホルモン類似体及び猫を引き寄せる効果を有する植物由来の化合物を含有する組成物の同定に関する。
当技術において、ほ乳類のフェロモンは、揮発性分子からなり、これらの分子の必須要素は、インドール誘導体由来の脂肪酸及びアミンであることが周知である。
しかしながら、猫の顔性フェロモンは、まだ完全に分析されておらず、それらの主要な化学的成分も同定されていない。事実、これまでに猫のフェロモンに関して公開された唯一の情報は、Stoddartによる「脊椎動物嗅覚作用の生態学」Chapman and Hall, London and New York, pp. 46〜57(1980)である。
猫の顔性分泌物の活性フェロモン成分を測定するために、まず、予備研究が行われた。
フェロモンの顔性分泌物は、各々の猫の性、年齢、種及び個々の生理的状態、感情の状態及び階級組織上の状態とともに正に変化するので、5つの異なったタイプの猫を選択し、猫のフェロモン中に存在する多様性を標準化した。例えば、全て2ないし5才のスプレードシャムメス猫(sprayed Siamese she-cat)、去勢されていないオスペルシャ猫(entire male Persian cat)、去勢されたヨーロピアンオス猫(castrated European he-cat)さらには5カ月のビルミース(Birmese)子猫及び11才のスプレードヨーロピアンメス猫(sprayed European she-cat)についてそれらの顔からの分泌物を分析した。
全ての猫の顔を、注意深くスワブ(swab)で顔性分泌物を拭いた。通常、スワブで拭く手順中は滅菌状態を維持し、スワビング(swabbing)を行うヒト又はパッドに存在し得る他の化学物質による汚染を防止した。即ち、用いたパッドは滅菌され、スワビングを行うヒトは滅菌外科手袋を着用した。当分野において既知のいずれもの滅菌パッドを用いることができる。スワビングの期間は、除去しようとする物質の量に依存して変化し得る。しかしながら、10日間、好ましくは猫の顔の各々の側を4つのパッドを用いてこの期間に2日毎に拭くことが最も好ましい。パッドは、あごから出発して唇の角へ上がり、さらに耳の後ろまで2回全般的に擦る。もしこれらの含浸されたパッドを直ちにHPLCにより処理しないならば、次の処理まで−18℃において熱密封気密袋内に保存することができる。
スワビングを行った後、HPLCにより分析を行い、スワブの化学組成を決定する。所定の日にちに対応する各々の群の4つのパッドは、変化を観察する機会を高めるために別個のスワブとして分析する。したがって、各々の猫について10個のスワブ、即ち5匹の猫について全部で50のスワブについて分析する。
まず、スワブを有機溶媒を用いて処理する。これらのスワブ上に存在する脂肪酸のような疎水性物質を抽出するために適切ないずれもの溶媒を用いることができる。メチリックアルコール(CH3OH)/H2O 65:35の有機溶媒を用いることが好ましい。有機溶媒にさらした後、試料をHPLCに供する。各々が15cm×3.9mm寸法を有する4μmC−18及び4μm−CNの2つのカラムであって、流速2cm3mn-1及び254nmのUV検知器を有するものを用い得る。メチリックアシッド(methylic acid):水(65:35)溶媒により異なる脂肪酸が溶出される。
次いで、各々の分画をさらに分析し、猫における特定の行動への影響を試験する。即ち、猫の繰返し尿マーキングの防止、新環境への猫の慣れ、及び猫の不安についてF1、F2、F3、F4及びF5を試験した。各々分画は、上述の行動について全てかつ組合せの効果を有していた。
好ましい態様において、本発明の組成物には、オレイン酸、シス−9−オクタデカン酸(cis-9-octaderenoic acid)、アゼライン酸、(HOOC−(CH27−COOH)(1,7−ヘプタンジカルボン酸)、ピメリン酸(HOOC−(CH25−COOH)(ヘプタンジオキシックアシッド)であって、オレイン酸の酸化において生成される中間体、並びにビチオン及びパルミチン酸(palmitic acid)(ヘキサデカン酸)の前駆体であって、パーム油及び他の脂肪内に存在する飽和脂肪酸が含まれる。これらの脂肪酸の誘導体も本発明において用いることができる。これらの誘導体は、例えば、本発明に従う繰返し尿マーキング及び猫の不安を治療するためのそれらの効能について容易に試験することができる。
この組成物において、上述の脂肪酸の範囲は変化し得る。用い得る特定の脂肪酸の範囲及び本発明の組成物におけるこれらの成分の特定の百分率は、本発明の方法に従い、確認及び試験することができる。約62%ないし86%(v%/v%)のオレイン酸、約6%ないし約13%(v%/v%)のアゼライン酸、約9%ないし約12%(v%/v%)のピメリン酸及び約13%ないし約24%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitic acid)を用いることが好ましい。約68%オレイン酸、8%のアゼライン酸、9%のピメリン酸及び15%のパルミチン酸(palmitic acid)を用いることが最も好ましい。
これら全ての脂肪酸は、例えば、SIGMA▲R▼ Chemical Companyから自由に入手し得る。
次いで、上述の百分率の脂肪酸を混合し、蒸留水に希釈し、エマルジョンを作成する。当技術において既知のように、グリセリンのようなエマルジョン安定剤も添加することができる。最終生成物の処方(formulation)を高めるために、このエマルジョンに一定量のエタノール(65−90°GL)を添加し得る。合わされた脂肪酸の濃度は、この希釈液において5%(v%/v%)総脂肪酸成分:95%蒸留水から32%(v%/v%)総脂肪酸成分対68%蒸留水まで変化し得る。92%の水に対して約8%の総脂肪酸成分を用いることが好ましい。
いったん脂肪酸成分が適切に希釈され、合成フェロモン類似体が形成されたならば、次いで植物由来の物質を添加し、脂肪酸成分を非常に結合させるだけではなく、より離れた場所におけるこの合成フェロモン類似体の猫への引力を維持し、生成物の位置における遅れを防止する。運搬分子として作用する物質には、ヴァレリアナ(Valeriana)の抽出物、ヴァレリアナ オフィシナリス L(Valeriana Officinalis L)(Codex Valeriana tint)のようなバレリアナの亜種等が含まれるが、これらに限定されるものではない。植物性成分の修飾物も、それらの引付ける能力が影響されない限り本発明に包含される。
F3分画について上述した合成処方と同様の方法で、他のF1、F2、F4及びF5分画の合成処方が達成し得る。各種の行動効果を治療するためのこれらの画分の異なる組合せも、当業者が本発明において開示される化合物を用いて処方する範囲内で考慮することができる。
本発明の組成物は、当業者に既知の成分を有する粉末、スプレー、液体又はアエロゾルのようないずれもの形態に処方することができる。例えば、最適用量として、8%の脂肪酸エマルジョン当たり5ml/リットルのバレリアナ オフィシナリス Lをスプレー容器に入れ、粉末として凍結乾燥し又は適切な推進薬とともにアエロゾル缶に入れることができる。液体、スプレー又は粉末は、猫が排尿した家の領域に適用し、同じ場所での将来の排尿を防止し得る。本発明の組成物は、ケージ内での使用のために用い得、見知らぬ環境に入れられた場合の猫が慣れることを促進す。本発明の組成物は、手術を経験した猫のために極めて有用であり、不安にならないようにし、猫のより速い回復を促進させる。
本発明及びその利点をさらに説明するために、次の具体的な例を示すが、これらは説明のみのを意図するものであり、決して限定するものではないことが理解される。
例1
猫の顔分泌物中の成分の分離及び分析
この例において、2ないし5才のスプレードシャム猫、去勢されていないオスペルシャ猫及び去勢されたヨーロピアンオス猫さらには5カ月のビルミ−ス子猫及び11才のスプレードメス猫を用いた。
滅菌圧縮ガーゼを用いて滅菌条件下に10日間に2日毎、顔の各々の側につき4つのパッドを基本として各々の猫を拭いた。猫のあごから始まり、唇の角へ上がり、さらに耳の前の領域まで2回パッドを擦った。
所定の日にちに対応する各々の群の4つのパッドは、変化を観察する機会を高めるために別個のスワブとして、HPLCを経由して分析した。即ち、各々の猫について10個のスワブ、即ち5匹の猫について全部で50個のスワブについて分析した。
まず、スワブを有機溶媒であるメチリックアルコール(CH3OH)/H2O65:35により処理した。。2つのHPLC:両者とも15cm×3.9mm寸法を有する4μmC−18及び4μm−CNを用いた。カラム流速は2cm3mn-1に設定し、吸収は254nm(UV)に設定した。メチリック酸(methylic acid):水(65:35)溶媒により異なる脂肪酸が溶出する。
HPLCにより得られたピークを分析した後、全ての試験された猫により共有される13種の化学化合物の群が優勢であった。全ての試料において得られた極端な濃度値を記録し、次に値の範囲を示す。
・オレイン酸:43%〜65%
・パルミチン酸(palmitic acid):7%〜26%
・プロピオン酸:4%〜32%
・アゼライン酸:3%〜18%
・ピメリン酸:8%〜22%
・5−アミノ吉草酸:5%〜11%
・イソ−酪酸:9%〜14%
・n−酪酸:3%〜17%
・α−メチル酪酸:2%〜9%
・カプロン酸:5%〜11%
・p−ヒドロキシフェニル酢酸:6%〜19%
・5β−コレスタン酸3βオール(5β-cholestan acid 3β-ol):2%〜16%
・トリメチルアミン:3%〜7%
これらの多種の物質の量的変動を分析した後、これらの物質中の機能的サブグループであって、「同位相」様式に変化するものを記録した。変動間のこの組合せ(binding)は、これらの化合物間の機能的組合せ(binding)を表すと理論的的に演繹された。これは、天然フェロモンの多数の効果により正に支持された。
次いで、5つの機能的サブグループ又は分画を規定し、以下、F1、F2、F3、F4及びF5と呼ぶ。これらの機能的グループには、次の化合物が含まれる。
F1
・オレイン酸:34%〜41%
・カプロン酸:18%〜32%
・トリメチルアミン:3%〜5%
・5−アミノ吉草酸:6%〜9%
・n−酪酸:5%〜15%
・α−メチル酪酸:6%〜9%
F2
・オレイン酸:38%〜62%
・パルミチン酸(palmitic acid):17%〜49%
・プロピオン酸:11%〜23%
・p−ヒドロキシフェニル酢酸:6%〜15%
F3
・オレイン酸:62%〜86%
・アゼライン酸:6%〜13%
・ピメリン酸:9%〜12%
・パルミチン酸(palmitic acid):13%〜24%
F4
・5β−コレスタン酸3β−オール:13%〜27%
・オレイン酸:33%〜39%
・ピメリン酸:11%〜24%
・n−酪酸:14%〜30%
F5
・パルミチン酸(palmitic acid):28%〜37%
・イソ酪酸:11%〜18%
・5−アミノ吉草酸:9%〜15%
・n−酪酸:2%〜12%
・α−メチル酪酸:5%〜8%
・トリメチルアミン:2%〜6%
・アゼライン酸:7%〜17%
・p−ヒドロキシフェニル酢酸:8%〜19%
例2
分画3の化学組成物の処方
68%オレイン酸、8%アゼライン酸、9%ピメリン酸、及び15%パルミチン酸(palmitic acid)を混合し、1リットルの蒸留水又は塩水(saline)に希釈し、約8%の脂肪酸濃度を有するエマルジョンを作製した。エマルジョンに5ml/lのヴァレリアナ オフィシナリス Lを添加した。次いで、水性溶液が生成するまで攪拌した。
例3ないし6
例2と同様の方法で次の処方を作製した。
例3
・オレイン酸:38%
・カプロン酸:28%
・トリメチルアミン:4%
・5−アミノ吉草酸:5%
・n−酪酸:9%
・α−メチル酪酸:15%
例4
・オレイン酸:50%
・パルミチン酸(palmitic acid):30%
・プロピオン酸:11%
・p−ヒドロキシフェニル酢酸:9%
例5
・5β−コレスタン酸3β−オール:20%
・オレイン酸:35%
・ピメリン酸:20%
・n−酪酸:25%
例6
・パルミチン酸(palmitic acid):35%
・イソ酪酸:11%
・5−アミノ吉草酸:9%
・n−酪酸:3%
・α−メチル酪酸:6%
・トリメチルアミン:6%
・アゼライン酸:16%
・p−ヒドロキシフェニル酢酸:14%
例7
尿マーキングの阻害潜在力
不潔故に診察室に連れてこられた22匹の猫について第1の試験を行った。これらの猫の場合は反応性尿マーキングに結ばれていたので、これらの猫が選ばれた。これらの動物は、猫が実験に入る前の21日間いずれもの方法で医学的に治療されていなかった。
猫の生理学的及び行動的状態が臨床的に検査された後、非系統的方法により治療を提供するランダムサンプリングリスト上に置かれた。
試験ロット(TL)は、クロミプラミン(1日当たり0.5mg/kgを2回受ける)及び例2の組成物に関連する治療を受けた。
参照ロット(RL)は、クロミプラミンを与えられ、猫の所有者は、回収された顔性フェロモンを含浸させたパッドを彼らの猫に適用しなければならなかった。
0日から10日まで毎日電話によりフォローアップを行った。各々の調査により、施されたマーキングの正確な数を入手できた。
得られた結果を図1に示した。図1は、各々の調査につき各々のロットにおけるマーキングの平均数を表す。減少した差RTの評価は、1%しきい値において2つのロット間にいずれもの有意な差を示していない。
例8
新たにつけた種猫(stud-cat)の尿マーキングの時間に正確な阻害試験
豊富なマーキング力を有する3匹の種猫をこの試験に用いた。6インチの高さの板紙ブロックを治療ケージ中に配置した。発情した(in heat)メス猫を、すぐ近くにある別のケージに閉じ込めた。
種猫を第1のケージに入れ、猫が板紙ブロック上にマーキングを噴出させるや否や、猫をケージから取出し、殺菌溶液(Septisec▲R▼)を用いてブロックを除くケージをくまなく清浄した。
ブロックをケージに戻し、第2の種猫を導入し、10分間ケージ内に留めた。
第2の猫がブロックにマーキングするかどうかを記録した。この手順を繰り返し、ブロックは、第2の訪問者の後に交換した(初めのマーカー、次いで第2のマーカー)。
次いで、確認調査として同じ実験を6回行った。
第2の手順を開始したが、今回は、第2のオス猫を導入する前に、ブロックにしみた尿マーキングに例2の組成物又は水に希釈した例2の組成物をスプレーした。
結果を図3に示した。結果から、例2の組成物の非常に強い効果が示される。なぜならば、スプレーしたブロック上にわずか2個の尿マーキングが記録されたのに対して、他方は9ないし14個のマーキングが記録されたからである。
例9
未知の場所における探検及び食事行動への押上げ効果
小さい手術のために収容され、一般的な健康状態に影響を受けていない56匹の群をこの研究用に選択した。選択の後、猫をランダムに選択したリストにのせ、それらのケージ内での治療に割当てた。
試験ロット(TL)を、あらかじめ例2の組成物を4つの角、さらには地面シートにスプレーしたケージ内に配置した。
フェロモンを用いる参照ロット(RL−Ph)を、その角に顔性フェロモンを含浸したパッドを入れ、地面シートにも同様に含浸させた別のケージに配置した。
中性参照ロット(RL)は、中性ケージを用いた。
これらすべてのケージにその内側に子猫フードを擦りつけたボールを入れた。ケージに入れられた猫が探検を行うまでに経過した時間(tE)、餌を求めるまでに経過した時間(tF)及び最終的にボールの匂をかぎ、なめるまでに経過した時間を記録した。図3に示した結果は、WLロットと他の2つのロットとの間の非常に大きな差を示している。
そのケージがスプレーされた猫は、ずっと早く通常の行動を再開した。
TLロットとRL−Ph(×2)ロットとの間に統計的に有意な差はない。
したがって、本発明の組成物は、天然フェロモンとともに観察される緩和特性に匹敵する緩和特性を具備するようである。
例10ないし13
例7及び8の阻害試験並びに例9の探検及び食事行動につき、例2の組成物を例3ないし6の組成物に置換した以外は正確にそのまま行った。これらの試験につき、同様の結果が得られた。
例14
家庭用の使用
例2の組成物をこの例において用いた。
家の中のすでにある尿マーキングを猫の所有者が記録した。これらの尿しみは、椅子上に並びに一般的には机及び化粧台のような他の垂直片上に認められた。猫が尿しみに注意を払い始め排尿した領域に例2の組成物を適用し、5日間1日1回繰返し適用を行った。
例2の組成物を適用した後のこれらの領域にさらに尿マーキングは発見されず、この化合物の使用中臭いは感じられなかった。
本発明を多種の好ましい態様により説明してきたが、当業者は、多様な修飾、置換、省略及び変更を本発明の範囲から離れることなく行い得ることを理解するであろう。したがって、本発明の範囲は、その均等物を含める次の請求の範囲によってのみ限定されることを意図するものである。

Claims (19)

  1. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び猫を引付けるための組成物であって、
    (a)脂肪酸の混合物を含むエマルジョン、ここにおいて該脂肪酸の混合物は、オレイン酸、アゼライン酸、ピメリン酸及びパルミチン酸(palmitric acid)を含有する;及び
    (b)ヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  2. 前記脂肪酸の混合物が5%ないし32%の最終濃度で存在し、並びに62%(v%/v%)ないし86%(v%/v%)のオレイン酸、6%(v%/v%)ないし13%(v%/v%)のアゼライン酸、9%(v%/v%)ないし12%(v%/v%)のピメリン酸、及び13%(v%/v%)ないし24%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitric acid)を含有する請求の範囲第1項の組成物。
  3. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び猫を引付けるための組成物であって、5%ないし32%(v%/v%)の、
    (a)水相中に希釈された脂肪酸の混合物を含有するエマルジョンであって、該混合物が、
    (i)62%(v%/v%)ないし86%(v%/v%)のオレイン酸、
    (ii)6%(v%/v%)ないし13%(v%/v%)のアゼライン酸、
    (iii)9%(v%/v%)ないし12%(v%/v%)のピメリン酸、及び
    (iv)13%(v%/v%)ないし24%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitric acid)を含有するもの;
    並びに
    (b)2.5ml/lないし8ml/lのヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  4. 前記ヴァレリアナの抽出物がヴァレリアナ オフィシナリスの抽出物である請求の範囲第1項又は第3項の組成物。
  5. 前記脂肪酸の混合物が68%のオレイン酸、8%のアゼライン酸、9%のピメリン酸、及び15%のパルミチン酸(palmitic acid)を含有する請求の範囲第1項、第3項又は第4項のいずれか1項の組成物。
  6. 前記脂肪酸の混合物が8%の濃度を有する請求の範囲第3項、第4項又は第5項のいずれか1項の組成物。
  7. 前記ヴァレリアナの抽出物が、脂肪酸の混合物を含有するエマルジョン1リットル当たり5mlの濃度を有する請求の範囲第3項、第4項又は第6項のいずれか1項の組成物。
  8. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、前記脂肪酸の混合物が、オレイン酸、カプロン酸、5−アミノ吉草酸、n−酪酸、及びα−メチル酪酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナの抽出物
    を含む組成物。
  9. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、前記脂肪酸の混合物が、オレイン酸、パルミチン酸(palmitic acid)、プロピオン酸、及びp−ヒドロキシフェニル酢酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナの抽出物
    を含む組成物。
  10. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、前記脂肪酸の混合物が、5β−コレスタン 3β−オール酸(5β-cholestane 3β-ol acid)、オレイン酸、ピメリン酸、及びn−酪酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナの抽出物
    を含む組成物。
  11. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、前記脂肪酸の混合物が、パルミチン酸(palmitic acid)、イソ酪酸、5−アミノ吉草酸、n−酪酸、α−メチル酪酸、アゼライン酸、及びp−ヒドロキシフェニル酢酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナの抽出物
    を含む組成物。
  12. 前記ヴァレリアナの抽出物がヴァレリアナ オフィシナリスの抽出物である請求の範囲第8項〜11項の何れか1項の組成物。
  13. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、該組成物は、5%ないし32%(v%/v%)の、
    (a)水相中に希釈された脂肪酸及びアミンの混合物を含有するエマルジョンであって、前記混合物が
    (i)34%(v%/v%)ないし41%(v%/v%)のオレイン酸、
    (ii)18%(v%/v%)ないし32%(v%/v%)のカプロン酸、
    (iii)3%(v%/v%)ないし5%(v%/v%)のトリメチルアミン、
    (iv)6%(v%/v%)ないし9%(v%/v%)の5−アミノ吉草酸、
    (v)5%(v%/v%)ないし15%(v%/v%)のn−酪酸、
    (vi)6%(v%/v%)ないし9%(v%/v%)のα−メチル酪酸を含有するもの;
    及び
    (b)2.5ml/lないし8ml/lのヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  14. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、該組成物は、5%(v%/v%)ないし32%(v%/v%)の
    (a)水相中に希釈された脂肪酸の混合物を含有するエマルジョンであって、該混合物が
    (i)38%(v%/v%)ないし62%(v%/v%)のオレイン酸、
    (ii)17%(v%/v%)ないし49%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitic acid)、
    (iii)11%(v%/v%)ないし23%(v%/v%)のプロピオン酸、
    (iv)6%(v%/v%)ないし15%(v%/v%)のp−ヒドロキシフェニル酢酸を含有するもの;
    並びに
    (b)2.5ml/lないし8ml/lのヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  15. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、該組成物は、5%(v%/v%)ないし32%(v%/v%)の
    (a)水相中に希釈された脂肪酸の混合物を含有するエマルジョンであって、該混合物が、
    (i)13%(v%/v%)ないし27%(v%/v%)の5β−コレスタン酸3β−オール、
    (ii)33%(v%/v%)ないし39%(v%/v%)のオレイン酸、
    (iii)11%(v%/v%)ないし24%(v%/v%)のピメリン酸、
    (iv)14%(v%/v%)ないし30%(v%/v%)のn−酪酸を含有するもの、
    並びに
    (b)2.5ml/lないし8ml/lのヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  16. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び/又は猫を新環境に慣れさせるための、及び/又は猫が不安にならないようにするための組成物であって、該組成物は、5%(v%/v%)ないし32%(v%/v%)の
    (a)水相中に希釈された脂肪酸及びアミンの混合物を含有するエマルジョンであって、前記混合物が
    (i)28%(v%/v%)ないし37%(v%/v%)のパルミチン酸(palmitic acid)、
    (ii)11%(v%/v%)ないし18%(v%/v%)のイソ酪酸、
    (iii)9%(v%/v%)ないし15%(v%/v%)の5−アミノ吉草酸、
    (iv)2%(v%/v%)ないし12%(v%/v%)のn−酪酸、
    (v)5%(v%/v%)ないし8%(v%/v%)のα−メチル酪酸、
    (vi)2%(v%/v%)ないし6%(v%/v%)のトリメチルアミン、
    (vii)7%(v%/v%)ないし17%(v%/v%)のアゼライン酸、
    (viii)8%(v%/v%)ないし19%(v%/v%)のp−ヒドロキシフェニル酢酸を含有するもの、
    並びに
    (b)2.5ml/lないし8ml/lのヴァレリアナの抽出物
    を含有する組成物。
  17. 猫がマークされた地点に排尿することを防止するための、及び猫を引付けるための組成物の使用であって
    (a)脂肪酸の混合物を含有するエマルジョンであって、該脂肪酸の混合物がオレイン酸、アゼライン酸、ピメリン酸及びパルミチン酸を含有するもの;
    並びに、
    (b)ヴァレリアナ由来抽出物
    を含有する組成物の使用。
  18. 猫の不安を治療するための及び猫を引付けるための組成物の使用であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、該脂肪酸の混合物が、オレイン酸、アゼライン酸、ピメリン酸及びパルミチン酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナ由来抽出物
    を含有する組成物の使用。
  19. 猫を新環境に慣らすための及び猫を引付けるための組成物の使用であって、
    (a)脂肪酸の混合物及びトリメチルアミンを含有するエマルジョンであって、該脂肪酸の混合物が、オレイン酸、アゼライン酸、ピメリン酸及びパルミチン酸を含有するもの;及び、
    (b)ヴァレリアナ由来抽出物
    を含有する組成物の使用。
JP52325996A 1995-02-03 1996-02-01 猫の顔性フェロモンの特性 Expired - Fee Related JP3886146B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95400229A EP0724832B1 (en) 1995-02-03 1995-02-03 Properties of cats' facial pheromones
GB95400229.1 1995-02-03
PCT/EP1996/000410 WO1996023414A1 (en) 1995-02-03 1996-02-01 Properties of cats' facial pheromones

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10513164A JPH10513164A (ja) 1998-12-15
JP3886146B2 true JP3886146B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=8221459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52325996A Expired - Fee Related JP3886146B2 (ja) 1995-02-03 1996-02-01 猫の顔性フェロモンの特性

Country Status (15)

Country Link
US (1) US5709863A (ja)
EP (1) EP0724832B1 (ja)
JP (1) JP3886146B2 (ja)
AT (1) ATE185046T1 (ja)
AU (1) AU692675B2 (ja)
CA (1) CA2210992C (ja)
DE (1) DE69512509T2 (ja)
DK (1) DK0724832T3 (ja)
ES (1) ES2139853T3 (ja)
FI (1) FI118201B (ja)
GR (1) GR3032140T3 (ja)
HK (1) HK1014629A1 (ja)
NO (1) NO315252B1 (ja)
NZ (1) NZ301681A (ja)
WO (1) WO1996023414A1 (ja)

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5786382A (en) * 1995-11-03 1998-07-28 Childers-Zadah; Vsande Use of valerian plant and/or root as a scent-attractant for stimulating canines and felines
US6054481A (en) 1998-01-21 2000-04-25 Fideline Pig appeasing pheromones for enhancing weight gain in a mammal
CA2227706C (en) * 1998-01-21 2010-08-03 Patrick Pageat Pig appeasing pheromones to decrease stress, anxiety and aggressiveness
JP2000095659A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Katsuhisa Masuda ペット用線香
GB2345635B (en) * 1998-12-31 2004-02-18 Dynavet S A R L Compositions for modifying animal behaviour
FR2795960B1 (fr) * 1999-07-05 2001-10-19 Sanofi Elf Microemulsions stables pour l'administration d'acides gras a l'homme ou a l'animal, et utilisation de ces microemulsions
WO2001037827A1 (en) * 1999-10-13 2001-05-31 Chacon Marco A Therapeutic intervention to mimic the effect of caloric restriction
US6860239B1 (en) 2003-05-23 2005-03-01 Animal spray monitor and method
FR2931676B1 (fr) * 2008-05-30 2011-01-14 Ceva Sante Animale Nouveaux modes d'administration d'un melange d'acides gras pour le traitement de mammiferes non humains
US20100169259A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100166613A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100168529A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163034A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US8694330B2 (en) * 2008-12-30 2014-04-08 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163029A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Method for administering an inhalable compound
US20100163027A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100168602A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163024A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163033A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US8712794B2 (en) * 2008-12-30 2014-04-29 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US8706518B2 (en) * 2008-12-30 2014-04-22 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100168525A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163025A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US8725529B2 (en) 2008-12-30 2014-05-13 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163036A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100163038A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Methods and systems for presenting an inhalation experience
US20100169260A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Searete Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
US8738395B2 (en) * 2008-12-30 2014-05-27 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for presenting an inhalation experience
DK2863745T3 (da) * 2012-06-25 2020-03-02 Institut De Rech En Semiochimie Et Ethologie Appliquee Kattedyrs kradsemarkerings-semiokemikalier
US9314018B2 (en) 2012-06-25 2016-04-19 Institut de Recherche en Semiochimie et Ethologie Appliquee Feline scratch marking semiochemicals
GB2522271B (en) * 2014-01-21 2018-02-21 Norbrook Lab Ltd Herbal composition and its use for modifying animal behavior
CN114732810A (zh) 2014-03-18 2022-07-12 信息化学与应用动物行为学研究院 猫安抚信息素
ES2803076T3 (es) * 2014-03-18 2021-01-22 Institut De Rech En Semiochimie Et Ethologie Appliquee Composiciones semioquímicas para reducir los conflictos sociales con los gatos
EP2926809A1 (fr) 2014-03-31 2015-10-07 Ceva Sante Animale Compositions à base de phéromones destinées à traiter les problèmes comportementaux ou médicaux liés au stress des mammifères non humains
FR3031039B1 (fr) 2014-12-24 2018-03-02 Virbac Composition apaisante pour animaux comprenant au moins un acide gras et de la nepetalactone
FR3031104B1 (fr) 2014-12-26 2017-01-06 Melchior Mat And Life Science France Composition pro-pheromonale apaisante pour les mammiferes
EP3124020A1 (en) 2015-07-31 2017-02-01 Ceva Sante Animale Pheromone compositions and uses thereof
FR3046334B1 (fr) 2015-12-31 2020-03-06 Melchior Material And Life Science France Composition solide pour le relargage controle de substances semiochimiques
JP2017160202A (ja) * 2017-03-22 2017-09-14 インスティテュート デ レシェルシェ エン セミオチミエ エト エソロギエ アプリクエエ 猫科動物の引っ掻き傷マーキング情報化学物質
EP3727457A1 (fr) 2017-12-22 2020-10-28 Ceva Sante Animale Diffuseurs de composition de semio-chimiques régulés en fonction de la température
CN110917241A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 苏州弗艾柏生物科技有限公司 一种猫安抚信息素及其用途
FR3135189A1 (fr) 2022-05-03 2023-11-10 Melchior Material And Life Science France Lutte contre les rongeurs par simulation olfactive alternée
CN116531513A (zh) * 2023-04-19 2023-08-04 华农(肇庆)生物产业技术研究院有限公司 一种异链烷烃用途、含猫f3类似物信息素的组合物
CN116763796A (zh) * 2023-06-20 2023-09-19 咪咪聊(武汉)生物科技有限公司 一种猫用信息素及猫用信息素混合物的制备方法和应用

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6479103A (en) * 1987-06-09 1989-03-24 Lion Corp External preparation

Also Published As

Publication number Publication date
CA2210992A1 (en) 1996-08-08
FI118201B (fi) 2007-08-31
JPH10513164A (ja) 1998-12-15
CA2210992C (en) 2012-07-10
GR3032140T3 (en) 2000-04-27
NZ301681A (en) 1999-11-29
FI963902A (fi) 1996-09-27
DE69512509D1 (de) 1999-11-04
AU692675B2 (en) 1998-06-11
EP0724832B1 (en) 1999-09-29
EP0724832A1 (en) 1996-08-07
WO1996023414A1 (en) 1996-08-08
HK1014629A1 (en) 1999-09-30
NO963781L (no) 1996-11-21
FI963902A0 (fi) 1996-09-27
ATE185046T1 (de) 1999-10-15
AU4716996A (en) 1996-08-21
ES2139853T3 (es) 2000-02-16
NO963781D0 (no) 1996-09-10
DK0724832T3 (da) 2000-04-10
NO315252B1 (no) 2003-08-11
US5709863A (en) 1998-01-20
DE69512509T2 (de) 2000-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3886146B2 (ja) 猫の顔性フェロモンの特性
Erlinge et al. Scent-marking and its territorial significance in stoats, Mustela erminea
Carr et al. Responses of mice to odors associated with stress.
TW388697B (en) Insectr repellents and methods and compositions for treating lice
EP3119410B1 (en) Cat appeasing pheromone
CH639822A5 (de) Verwendung von spreitenden oelen in pour-on-formulierungen.
DE112010001992B4 (de) Ektoparasitizide Zusammensetzungen und deren Verwendung zum Bekämpfen von Ektoparasiten
JP6814728B2 (ja) ネコとの社会的対立を減少させるための情報化学物質組成物
Bel et al. Social signals involved in scent-marking behavior by cheek-rubbing in Alpine marmots (Marmota marmota)
Muhammad et al. Dermal toxicity
Lambrechts et al. A prospective comparison between stabilized glutaraldehyde and chlorhexidine gluconate for preoperative skin antisepsis in dogs
US20200069629A1 (en) Pheromone compositions and uses thereof
Dunbar et al. The response of male dogs to urine from other males
CN116392432B (zh) 仿生河马汗液及其制备方法与应用
JP2000281553A (ja) 殺菌消毒剤組成物
EP0176523A1 (en) Cleaning agent
DE3311700A1 (de) Antimykotische mittel mit hoher wirkstoff-freisetzung in form von loesung und spray
Angell Towards a greater understanding of contagious ovine digital dermatitis (CODD): an epidemiological approach
EP3967293A1 (en) Composition based on vitamin e for topic use
Powell Impacts of Cleanser, Material Type, Methods for Cleaning and Training on Canine Decontamination
NZ724716B2 (en) Cat appeasing pheromone
Smith Studies in the secretory function of the skin of ruminants, with special reference to the sebaceous glands of cattle
Mitzmain Notes on Agents Used for Flea Destruction
JPH0764684B2 (ja) 殺虫防虫成分含有軟膏剤及びその製法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051027

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060215

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees