JP3885873B2 - 情報端末装置および同装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信によって外部から取得した情報を表示可能な表示装置を有する情報端末装置および同情報端末装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば特開平2000−285133号公報に示されているように、車両に搭載された情報端末装置としてのナビゲーション装置を用いて、レストラン、映画館などの各種情報をサーバから取得することはよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置においては、情報端末装置の使用終了時には通信を終了するのみで、使用開始時との関係については何ら考慮されていない。したがって、情報端末装置の再起動時には、たとえ使用終了前と同様な情報を取得しようとしても、前記終了前の場合と同一の操作を必要とするとともに、サーバからコンテンツデータを再度取得する必要があり、ユーザにとって手間がかかるとともに通信費用も高くなるという問題があった。特に、車両に搭載した情報端末装置においては、車両の位置する場所に関係した情報を取得する場合が多く、このような場合にユーザにとって不便である。
【0004】
【発明の概略】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、使用終了前と同様な情報を取得しようとする場合に、ユーザの手間を省くとともに通信費用を安く抑えるようにした情報端末装置および同情報端末装置の制御方法を提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、通信によって外部のサーバから取得したコンテンツデータファイルを表示可能な表示装置を備えた情報端末装置において、情報端末装置は、ユーザが所有する個人情報端末装置を接続可能としていて、表示装置にて情報端末装置の使用終了時に表示されている外部のサーバから取得したコンテンツデータファイル、同コンテンツデータファイルを取得するためのURLおよびパスデータ、ならびに情報端末装置の使用終了時におけるユーザまたは同使用終了時にユーザが使用していた個人情報端末装置を表す情報を保存する保存手段と、情報端末装置の使用開始時に、情報端末装置に接続されている個人情報端末装置から同個人情報端末装置に割当てられた識別データを入力し、前記入力した識別データと、情報端末装置内に保存されていて同情報端末装置の使用終了時におけるユーザまたは同使用終了時にユーザが使用していた個人情報端末装置を表す情報とを用いて、情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致を判定する一致判定手段と、情報端末装置の使用終了時に保存手段に保存された全てのコンテンツファイルデータを読み出し可能であるかを判定する読み出し判定手段と、情報端末装置の使用開始時に、一致判定手段によって情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致が判定され、かつ読み出し判定手段によって全てのコンテンツファイルデータの読み出しが可能であると判定されたことを条件に、保存手段に保存されているコンテンツファイルデータを利用して情報端末装置の使用終了時に表示装置にて表示されていた状態を再現する再現手段と、情報端末装置の使用開始時に、一致判定手段によって情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致が判定され、かつ読み出し判定手段により、情報端末装置の使用終了時に保存手段に保存された全てのコンテンツファイルデータを読み出すことが不能であると判定されたとき、保存手段に記憶されているコンテンツファイルデータを読み出して表示装置に表示するとともに、不足するコンテンツファイルデータを取得するか否かを表示装置に表示することによって同不足するコンテンツファイルデータの取得をユーザに選択させる選択手段と、選択手段がユーザに選択させた結果、ユーザが不足データの取得を選択したとき、保存手段に保存されているURLおよびパスデータを用いて外部のサーバから不足するコンテンツファイルデータを取得する取得手段とを設けたことにある。
【0006】
上記のように構成した本発明においては、最後に情報端末装置を使用したラストユーザが、個人情報端末装置を情報端末装置に接続して、情報端末装置を作動させれば、情報端末装置の使用開始時には、前回の使用終了時における情報端末装置の状態が再現される。この場合、一致判定手段の作用により、情報端末装置の使用開始時には、前回の使用終了時と同じユーザが使用開始したことを条件に、前回の使用終了時における情報端末装置の状態が再現されるので、同一ユーザが使用終了前と同様なコンテンツデータファイルを外部のサーバから取得しようとする場合、ユーザがコンテンツファイルデータを取得するための操作および通信費用を少なくすることができる。さらに、保存手段に保存されているコンテンツファイルデータが不足していても、ユーザが不足のコンテンツファイルデータの取得を希望すれば、ユーザによる指示操作を極力少なくして、不足データを入手できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る情報提供システムの概略図である。この情報提供システムは、車載情報端末装置10、個人情報端末装置30およびサーバ40を備えている。車載情報端末装置10および個人情報端末装置30は、ネットワーク50(例えば、インターネット)に接続された中継局60と無線交信可能に構成されている。サーバ40はネットワーク50に接続されている。
【0009】
車載情報端末装置10は、車室内の運転席近傍に配置されており、電源回路11、電力供給制御回路12および通信制御回路13を備えている。電源回路11は、バッテリ14からアクセサリスイッチ15を介して電力の供給を受けて、車載情報端末装置10内の各回路に対して電力を供給する。アクセサリスイッチ15は、車両のイグニッションスイッチの一部を構成するもので、本実施形態では車載情報端末装置10に対する電源スイッチとして機能する。
【0010】
アクセサリスイッチ15には、常開型のリレースイッチ16aが並列に接続されている。リレースイッチ16aは、リレーコイル16bの非通電状態にてオフ状態にあり、リレーコイル16bの通電状態にてオン状態に切換えられる。リレーコイル16bには電力供給制御回路12が接続されており、電力供給制御回路12は電源回路11からの電力の供給開始時にリレーコイル16bの通電を開始する。また、電力供給制御回路12は、中央処理装置(CPU)21による指示に応答して、リレーコイル16bの通電を停止する。通信制御回路13は、中央処理装置(CPU)21による指示に応じてアンテナ13aを介して中継局60と無線交信し、中継局60およびネットワーク50を介してサーバ40と交信する。
【0011】
また、車載情報端末装置10は、前記中央処理装置21を備えているとともに、中央処理装置21に接続された入力装置22、表示装置23、各種センサ24、ROM25、RAM26、フラッシュメモリ27(EEPROM)および記憶装置28を備えている。
【0012】
中央処理装置21は、ROM25、RAM26または記憶装置28に記憶されているプログラムを実行して、この車載情報端末装置10の各種作動を制御する。入力装置22は、表示装置23の近傍に設けられた操作スイッチ、表示装置23内に組み込まれて表示パネルのタッチ操作を検出するパネルタッチスイッチなどからなり、ユーザ(運転者または同乗者)の指示を入力するものである。表示装置23は、液晶表示器などからなり、文字、図形などを表示パネル上に表示して、ユーザに情報を視覚的に提示するものである。各種センサ24は、車両の各種状態量を検出する複数のセンサからなるもので、特にこの車載情報端末装置10の一つの機能であるナビゲーション機能に利用するために、地磁気センサ、ジャイロ、GPS(Global Positioning System)、位置ビーコン、車速センサ、車輪回転数センサなどを含む。
【0013】
ROM25は、中央処理装置21の各種プログラムの実行のために基本的なプログラムおよび定数を記憶している。RAM26は、ワークエリア、キャッシュメモリエリアおよびその他のエリアからなる。ワークエリアは、プログラム時の実行時に変数を一時的に記憶する。キャッシュメモリエリアは、中央処理装置21と記憶装置28との間の緩衝用記憶装置として処理の高速化のために設けられたものであり、プログラムの実行時にプログラムおよびデータを記憶している。なお、このキャッシュメモリエリアは、必ずしもRAM26内に設ける必要もなく、後述する記憶装置28内のハードディスクなどに設けるようにしてもよい。フラッシュメモリ27は、本発明の保存手段を構成するもので、電力の供給解除時にも記憶データを保存するメモリ、いわゆる不揮発性メモリである。
【0014】
記憶装置28は、ハードディスク、コンパクトディスク、半導体メモリ、メモリカードなどの記録媒体および同記録媒体のドライブ装置を含むものであり、ナビゲーションプログラム、ブラウザプログラム(例えば、WWWブラウザプログラム)、通信制御プログラム、ラストコンテンツ保存プログラム、ラストコンテンツ表示プログラム、地図データ、ならびにその他の各種プログラムおよび各種データを予め記憶しているとともに、サーバ40などの外部から供給される各種プログラムおよび各種データを記憶するようになっている。
【0015】
個人情報端末装置30は、例えば携帯電話などのように携帯型の情報端末装置であり、電話番号のような所有者を認識できる識別データ(電話番号)が与えられているものである。そして、この個人情報端末装置30は、車載情報端末装置10にコネクタを介して接続可能である。
【0016】
サーバ40も、車載情報端末装置10および個人情報端末装置30と共に、主要部をコンピュータ装置により構成したものである。そして、このサーバ40は、各種コンテンツデータをデータベース形式で保有するもので、ユーザからの要求に応答したプログラムの実行により各種コンテンツデータをネットワーク50などを介して配信する。
【0017】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。アクセサリスイッチ15がオンされると、バッテリ14からの電力が電源回路11に供給され、電源回路11は車載情報端末装置10の各回路に電力を供給して各回路を作動させる。この電力の供給開始に応答して、電力供給制御回路12はリレーコイル16bの通電を開始し、以降、リレーコイル16bを通電し続ける。これにより、リレースイッチ16aもオンして、バッテリ14はリレースイッチ16aを介しても電源回路11に接続される。また、中央処理装置21は、図示しない初期設定処理を実行後、図3のラストコンテンツ表示プログラムを実行する。このラストコンテンツ表示プログラムについては、説明の便宜上後述する。この実行後、ユーザ(運転者または同乗者)の入力装置22に対する操作により、中央処理装置21は、各種プログラムを実行する。
【0018】
この各種プログラムとしては、ナビゲーションプログラム、ブラウザプログラム(例えば、WWWブラウザプログラム)などがある。ナビゲーションプログラムを実行させれば、中央処理装置21は、各種センサ24からの各種検出信号を入力して自車の位置を特定し、地図データに基づく地図と共に自車の位置を表示装置23に表示する。また、ユーザが目的地を設定すれば、中央処理装置21は目的地までの経路を探索して、探索した経路を表示装置23に表示することによりユーザに提供する。さらに、通信制御プログラムも併用して、特定のサーバ40(道路情報データを有する交通センター)から、道路情報などに関する情報の提供を受けることもできる。
【0019】
ブラウザプログラムを実行させる場合、通信制御プログラムも併用して、ユーザは所望のURLを入力していずれかのサーバ40にアクセスする。この場合、中央処理装置21は、各種コンテンツデータ(HTMLファイル、画像ファイル、XMLファイル、オブジェクトファイル、テキストファイル)を前記サーバ40から取得して、同コンテンツデータの内容を表示装置23に表示してユーザに必要な情報を視覚的に提供する。
【0020】
このようなユーザによる情報の入手時には、情報の提供を受けているユーザ名、URL、サーバから提供されてファイル、ディレクトリなどの道筋を表すパスデータなどがイニシャルファイルとしてキャッシュメモリエリアに記憶されるとともに、入手したコンテンツデータがキャッシュメモリに記憶されている。
【0021】
このような状態で、運転者(ユーザ)がイグニッションスイッチのオフによりアクセサリスイッチ15をオフすると、中央処理装置21は、図2のステップ100にてラストコンテンツ保存プログラムを実行し始める。このとき、アクセサリスイッチ15はオフ状態にあるが、リレーコイル16bは通電されていてリレースイッチ16aはオン状態にあるので、バッテリ14からの電力はリレースイッチ16aを介して電源回路11に供給され続ける。したがって、車載情報端末装置10の各回路は作動し続ける。
【0022】
前記ラストコンテンツ保存プログラムの実行開始後、中央処理装置21は、ステップ102にて、RAM26のキャッシュメモリエリアに記憶されている前述したイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルを読み出して、フラッシュメモリ27に書き込む。このイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルのフラッシュメモリ27への書き込みは、表示装置23にて表示されていた最後の画像に関連したデータ(ラスト画像データ)をフラッシュメモリ27に書き込んで、保存しておくことを意味する。
【0023】
前記ステップ102の処理が完了すると、中央処理装置21は、ステップ104にて電力供給制御回路12に電力遮断指令を出力して、ステップ106にてこのラストコンテンツ保存プログラムの実行を終了する。電力供給制御回路12は、前記電力遮断指令に応答して、リレーコイル16bへの通電を解除する。したがって、リレースイッチ16aはオフ状態に切り換えられ、バッテリ14から電源回路11への電力供給が停止される。これにより、車載情報端末装置10の各回路は非作動状態になる。なお、この電力供給の遮断状態においても、フラッシュメモリ27に書き込まれたイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルは保存される。
【0024】
次に、新たにアクセサリスイッチ15がオン操作された場合について説明する。この場合、前述のように、中央処理装置21は、図3のラストコンテンツ表示プログラムの実行をステップ200にて開始し、ステップ202にてフラッシュメモリ27内にイニシャルファイルが保存されているか否かを判定する。例えば車載情報端末装置10を始めて作動させたときのように、フラッシュメモリ27にイニシャルファイルが保存されていなければ、ステップ202にて「No」と判定して、ステップ204に進む。ステップ204においては、中央処理装置21は、表示装置23にメインメニューを表示して、ステップ232にてこのラストコンテンツ表示プログラムの実行を終了する。運転者または同乗者(ユーザ)は、このメインメニューの表示に従った入力装置22の操作により、この車載情報端末装置10に各種機能を発揮させる。
【0025】
一方、以前に、サーバ40などの外部から情報を入手していて、前述のように、フラッシュメモリ27内にイニシャルファイル(ユーザ名、URLおよびパスデータ)が存在すれば、ステップ202にて「Yes」と判定して、ステップ206に進む。ステップ206においては、個人情報端末装置(携帯電話)30から同装置30に割当てられた固有の識別データ(この場合、携帯電話の電話番号)を入力する。もちろん、個人情報端末装置30が車載情報端末装置10に接続されていなければ、前記識別データ(電話番号)を入力することはできない。
【0026】
この個人情報端末装置30と車載情報端末装置10との関係について説明しておく。この車載情報端末装置10には、一人または複数のユーザが登録されるようになっている。登録においては、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを入力するとともに、自己が所有する個人情報端末装置(携帯電話)30の識別データ(電話番号)を入力する。中央処理装置21は、これらの入力に応答して、予め車載情報端末装置10に割当てられている識別IDと、前記ユーザ名、パスワードおよび識別データ(電話番号)とを関連付けて記憶装置28内に記憶保存しておく。
【0027】
したがって、運転者(ユーザ)が乗車後に個人情報端末装置(携帯電話)30を車載情報端末装置10に接続すれば、前記ステップ206の処理により、個人情報端末装置(携帯電話)30から識別データ(電話番号)が中央処理装置21に入力される。その後、中央処理装置21は、ステップ208にて、前記入力した識別データ(電話番号)に対応したユーザ名が、フラッシュメモリ27に記憶されているユーザ名(ラストユーザ)と一致するかを判定する。一致すれば、ステップ208にて「Yes」と判定して、ステップ214に進む。これは、車載情報端末装置10に登録されている個人情報端末装置(携帯電話)30を車載情報端末装置10に接続することにより、後述するパスワードの入力を省略することを意味し、サーバ40への接続の手間を省く一助となる。
【0028】
一方、個人情報端末装置(携帯電話)30が車載情報端末装置10に接続されなくて識別データ(電話番号)の読み込みが不能であったり、読み取った識別データ(電話番号)がフラッシュメモリ27に記憶されているユーザ名と異なったりした場合、ステップ208にて「No」と判定して、ステップ210に進む。ステップ210においては、中央処理装置21は、表示装置23にパスワードを入力することをユーザに促す表示を行なう。この表示に応答して、ユーザが入力装置22を用いてパスワードを入力すると、中央処理装置21は同入力されたパスワードを取り込む。なお、このパスワードのユーザによる入力前に、個人情報端末装置(携帯電話)30が車載情報端末装置10に接続された場合には、ステップ208の判定処理を再度行なうようにすると便利である。
【0029】
前記ステップ210の処理後、ステップ212にて、前記ユーザが入力したパスワードに対応したユーザ名が、フラッシュメモリ27に記憶されているユーザ名(ラストユーザ)と一致するかを判定する。一致すれば、ステップ212にて「Yes」と判定して、ステップ214に進む。一致しなければ、ステップ212にて「No」と判定して、前記ステップ204の処理後、ステップ232にてこのラストコンテンツ表示プログラムの実行を終了する。
【0030】
ステップ214においては、中央処理装置21が、フラッシュメモリ27内に記憶されているイニシャルファイル中のパスデータを読み出す。そして、ステップ216にて、パスデータは十分であるか、すなわちフラッシュメモリ27から全てのコンテンツデータファイルを読出し可能であるかを判定する。パスデータが十分であれば、ステップ216にて「Yes」と判定し、ステップ218にてフラッシュメモリ27から全てのコンテンツデータファイルを読み出す。そして、ステップ220にて、ブラウザプログラムを起動して、表示装置23にHTMLファイルの内容を表示して、ステップ232にてこのラストコンテンツ表示プログラムの実行を終了する。
【0031】
これにより、最後に車載情報端末装置10を使用したラストユーザ(運転者または同乗者)が、乗車した後、個人情報端末装置30を車載情報端末装置10に接続して、アクセサリスイッチ15をオンすれば、フラッシュメモリ27に記憶されているイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルを用いて、アクセサリスイッチ15をオフした時点(車載情報端末装置10の使用終了時)における表示装置23の表示画面(ラスト画面)が再現されるとともに、同表示画面に対応した車載情報端末装置10の状態が再現される。したがって、車載情報端末装置10の使用開始時には、前回の使用終了時と同じユーザが使用開始することを条件に、前回の使用終了時における車載情報端末装置10の状態が再現されるので、同一ユーザが使用終了前と同様な情報を外部から取得しようとする場合、ユーザが情報を取得するための操作および通信費用を少なくすることができる。
【0032】
また、個人情報端末装置30を車載情報端末装置10に接続しなくても、最後に車載情報端末装置10を使用したラストユーザ(運転者または同乗者)が、自己のパスワードを入力すれば、上記と同様に、使用終了前と同様な情報を外部から取得しようとする場合、ユーザが情報を取得するための操作および通信費用を少なくすることができる。
【0033】
一方、前記ステップ216の判定処理において、「No」すなわちパスデータは全てのコンテンツデータファイルを読み出すのに十分でないと判定すると、ステップ222にてフラッシュメモリ27から読出し可能な全てのコンテンツデータファイルを読み出す。そして、ステップ224にて、ブラウザプログラムを起動して、表示装置23にHTMLファイルの内容を表示する。なお、この場合には、前記ステップ220にて表示された全てのファイルが表示されるわけではない。
【0034】
前記ステップ224の処理後、中央処理装置21は、ステップ226にて、不足しているコンテンツデータファイルを取得するかの問い合わせを表示装置23に表示する。不足しているコンテンツデータファイルの取得は不要であることをユーザが入力装置22を用いて選択すれば、ステップ226にて「No」と判定して、ステップ232にてこのラストコンテンツ表示プログラムの実行を終了する。
【0035】
一方、不足しているコンテンツデータファイルを取得することをユーザが入力装置22を用いて選択すれば、ステップ226にて「Yes」と判定して、ステップ228に進む。ステップ228においては、フラッシュメモリ27に記憶されていたイニシャルファイルのURL、および/またはパスデータ、コンテンツデータファイル内のデータを用いて、サーバ40にアクセスして、不足しているコンテンツデータファイルを記憶装置28にダウンロードする。そして、ステップ230にてブラウザプログラムを起動して、前記ダウンロードしたコンテンツデータファイルを表示装置23に表示して、ステップ232にてこのラストコンテンツ表示プログラムの実行を終了する。
【0036】
これによれば、フラッシュメモリ27に保存されているコンテンツデータファイルが不足していても、ユーザによる指示操作を極力少なくして、不足ファイルを入手できる。
【0037】
なお、上記実施形態では、イニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをフラッシュメモリ27に書き込むことにより、電源遮断時にもイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルを保存するようにした。しかし、フラッシュメモリ27でなくても、電源遮断時にもデータが保存される不揮発性メモリであれば、記憶装置28内のハードディスクなどのメモリに書き込んでおいてもよい。この場合も、上記ラストコンテンツ保存プログラムの実行時にイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをハードディスクに書き込み、ラストコンテンツ表示プログラムの実行時にイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをハードディスクから読み出すようにすればよい。
【0038】
また、アクセサリスイッチ15がオフされたときにイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをフラッシュメモリ27またはハードディスクなどに書き込むのに代えて、定期的にイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをハードディスクなどの不揮発性メモリに書き込むようにして、アクセサリスイッチ15がオフされた時点では、その前にハードディスクなどに記憶されたイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルが電源の遮断後にも保存されるようにしてもよい。
【0039】
この場合、中央処理装置21に内蔵されているタイマを用いて、同タイマが所定の短時間の経過を計測するごとに、中央処理装置21が図4の定期保存プログラムをステップ110にて開始し、ステップ112にて、RAM26のキャッシュメモリエリアに記憶されているイニシャルファイルおよびコンテンツデータファイルをハードディスクなどに記憶するようにすればよい。そして、この定期プログラムの実行は、ステップ114にて終了される。これによれば、バッテリ14から車載情報端末装置10に供給される電力をアクセサリスイッチ15のオフ後も維持するためのリレースイッチ16a、リレーコイル16b、電力供給制御回路12などが不要となる。
【0040】
また、上記実施形態においては、ユーザに関する情報として、ユーザ名のみをイニシャルファイルに含めるようにしたが、車載情報端末装置10の識別ID、ユーザのパスワードおよび個人情報端末装置30の識別データ(電話番号)を、前記ユーザ名に加えて記憶させるようにしてもよい。これにより、前記ステップ208のラストユーザの一致判定では、個人情報端末装置30から入力した識別データ(電話番号)と、フラッシュメモリ27またはハードディスクなどに保存されている識別データ(電話番号)とを直接比較できる。また、前記ステップ212のラストユーザの一致判定では、入力装置22にて入力されパスワードと、フラッシュメモリ27またはハードディスクなどに保存されているパスワードとを直接比較できる。
【0041】
また、上記実施形態においては、本発明を、ナビゲーション機能を有する車載情報端末装置10に適用するようにした。しかし、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ、携帯情報端末装置など、表示装置を有していてサーバ40などの外部から情報を入手可能な情報端末装置に広く適用できるものである。
【0042】
さらに、上記実施形態は、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変形がなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概略図である。
【図2】 図1の車載情報端末装置によって実行されるラストコンテンツ保存プログラムのフローチャートである。
【図3】 図1の車載情報端末装置によって実行されるラストコンテンツ表示プログラムのフローチャートである。
【図4】 上記実施形態の変形例に係る定期保存プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…車載情報端末装置、12…電力供給制御回路、13…通信制御回路、14…バッテリ、15…アクセサリスイッチ、21…中央処理装置、22…入力装置、23…表示装置、26…RAM、27…フラッシュメモリ、28…記憶装置、30…個人情報端末装置、40…サーバ、50…ネットワーク、60…中継局。
Claims (1)
- 通信によって外部のサーバから取得したコンテンツデータファイルを表示可能な表示装置を備えた情報端末装置において、
前記情報端末装置は、ユーザが所有する個人情報端末装置を接続可能としていて、
前記表示装置にて前記情報端末装置の使用終了時に表示されている外部のサーバから取得したコンテンツデータファイル、同コンテンツデータファイルを取得するためのURLおよびパスデータ、ならびに情報端末装置の使用終了時におけるユーザまたは同使用終了時にユーザが使用していた前記個人情報端末装置を表す情報を保存する保存手段と、
前記情報端末装置の使用開始時に、前記情報端末装置に接続されている前記個人情報端末装置から同個人情報端末装置に割当てられた識別データを入力し、前記入力した識別データと、前記情報端末装置内に保存されていて同情報端末装置の使用終了時におけるユーザまたは同使用終了時にユーザが使用していた前記個人情報端末装置を表す情報とを用いて、前記情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致を判定する一致判定手段と、
前記情報端末装置の使用終了時に前記保存手段に保存された全てのコンテンツファイルデータを読み出し可能であるかを判定する読み出し判定手段と、
前記情報端末装置の使用開始時に、前記一致判定手段によって前記情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致が判定され、かつ前記読み出し判定手段によって全てのコンテンツファイルデータの読み出しが可能であると判定されたことを条件に、前記保存手段に保存されているコンテンツファイルデータを利用して前記情報端末装置の使用終了時に前記表示装置にて表示されていた状態を再現する再現手段と、
前記情報端末装置の使用開始時に、前記一致判定手段によって前記情報端末装置を今回使用するユーザと前回使用したユーザとの一致が判定され、かつ前記読み出し判定手段により、前記情報端末装置の使用終了時に前記保存手段に保存された全てのコンテンツファイルデータを読み出すことが不能であると判定されたとき、前記保存手段に記憶されているコンテンツファイルデータを読み出して前記表示装置に表示するとともに、不足するコンテンツファイルデータを取得するか否かを前記表示装置に表示することによって同不足するコンテンツファイルデータの取得をユーザに選択させる選択手段と、
前記選択手段がユーザに選択させた結果、ユーザが不足データの取得を選択したとき、前記保存手段に保存されているURLおよびパスデータを用いて外部のサーバから不足するコンテンツファイルデータを取得する取得手段とを設けたことを特徴とする情報端末装置。
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