JP3884902B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末装置に係り、特に充電台にメセージ選択機能を持たせ、携帯端末機で出力する携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、充電台は携帯端末機の充電を行なうための台であり、また室内におかれた時の携帯端末機のスタンドであった。また、充電台の大きさや形状も各社まちまちである。しかし、実際の充電台の内部回路の構成は大きく分けて、充電回路部が存在しているタイプのものと、電源及びグランドとの金属接点だけが存在しているタイプのものと2種類あるが、共に空間的な余裕は十分に残っていると言える。
【0003】
使用者は、室内等自分の生活するスペースに戻った時は、携帯端末機は通常充電台に置かれることが多い。当然、消耗した電池を充電するために充電台に置くのであるが、置き忘れ等を防止するためのスタンドとしての利用も多い。また、最近、一人暮らしの人々の間では固定電話を持たず携帯端末機のみで、屋外/屋内関係なく使用する場合が増えている。その場合では、特に室内で着信した時に、直ぐに電話が取れるようにいつも決まった場所に置くようになる。大抵の場合は、その場所には充電台が置かれ、スタンドとして利用されている。
【0004】
この携帯端末機の充電台に充電機能以外の機能を付加する技術については、あまり公知例がなく、特開平9−153938号公報に充電台に留守番電話機能を設けた例があるぐらいである。この従来例には、使用者からの要求である小型・軽量化を図るために携帯端末機のみで実現することが困難である留守番電話機能を、まだスペース的に余裕のある充電台の中に移すことが示されている。これは、充電台に携帯端末機が置かれている状態でのみ利用可能な留守番電話機能であって、充電器内に留守番機能部と録音したメッセージを保存するメモリ部(ROM、RAM)を内蔵し、留守モードになった時は、充電器内のROMに記憶されている固定メッセージを相手に対して再生し、更に、用件メッセージを録音してRAMに保存する。録音した用件メッセージは、充電台に備えられているスピーカより再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平9−153938号公報に開示されたものは、充電台内に留守番電話機能を実現するための回路部が全て内蔵した構成になっている。この回路部は、制御用CPU/DSP/ROM/RAMやアンプ/スピーカ等のメッセージ録音再生回路部に加え、LCD/操作部等の実際に機能を使う場合の操作部まで充電台内に搭載されているため追加回路が大規模になってしまい、充電器本体が非常に大型化してしまう。更に、携帯端末機本体以外にこれだけの部品を使うことになると、必要以上にコストも増大してしまい、実現するのは厳しい。
【0006】
また、あくまで留守番電話機能なので、特定のメッセージの再生と録音されたメッセージの再生しか出来ず、自由なメッセージの再生は不可能である。
【0007】
本発明の目的は、充電台を用いて、携帯端末機内に保存される送受信記録等の各種ログデータをもとに、その日若しくはその時の状況に応じたメッセージを選択し、携帯端末にて選択されたメッセージ再生する携帯端末装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の構成になる携帯端末装置により上記目的を達成するものである。
第1に、機器内の動作を制御する第1の制御手段、該第1の制御手段によって制御され、送受信記録データを記憶する第1の記憶手段及びメッセージ再生手段を有する携帯端末機と、1つ以上のメッセージが記憶されている第2の記憶手段及び該第2の記憶手段を制御する第2の制御部を備えた充電手段と、を備え、該携帯端末機と該充電手段が接続されたとき、該第2の制御部は、該携帯端末機から該送受信記録データを読み取り、読み込まれた該送受信データを基に、該第2のメモリ部に記憶されている該1つ以上のメッセージから特定のメッセージを選択して、該第1の制御部に転送し、該選択されたメッセージを該メッセージ再生手段で再生する携帯端末装置。
第2に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該第2の記憶手段から任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第3に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び単語音声データが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、単語音声データが格納されている該第2の記憶手段より任意の単語音声データを少なくとも1つ以上選択して音声メッセージを作成して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第4に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及びテキストメッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、テキストメッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意のテキストメッセージを選択し、音声合成処理を施して音声メッセージに変換して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第5に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び単語テキストデータが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、単語テキストデータが格納されている該第2の記憶手段より任意の単語テキストデータを少なくとも1つ以上選択してテキストメッセージを作成し、音声合成処理を施して音声メッセ ージに変換して該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段より再生する携帯端末装置。
第6に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段、タイマ手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生し、再生後に該タイマ手段によって次回の音声再生のタイミングを計り、再度該携帯端末機の音声再生手段より該メッセージを再生する携帯端末装置。
第7に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持すると共に画像データを記憶するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、表示手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該携帯端末機の表示部に該携帯端末機のメモリ部に記憶されている、少なくとも1つ以上の画像データを選択して表示させ、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、少なくとも1つ以上の音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換され、該携帯端末機の音声再生手段で該メッセージを再生すると共に、該メッセージに合わせて、該表示された画像データと異なる画像データとを交互に該表示手段に表示する携帯端末装置。
第8に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持すると共に画像データを記憶するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、表示手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該携帯端末機の該制御部は電池残量に代表される携帯端末機の状態に合わせた画像データを該第1の記憶手段に記憶されている画像データから選択して該表示手段に表示させ、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換され、該携帯端末機の該音声再生手段で該メッセージを再生すると共に、該メッセージに合わせて、該表示された画像データと異なる画像データとを交互に該表示手段に表示する携帯端末装置。
第9に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音楽データ再生手段、加算器、再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音楽データ付き音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音楽データ付き音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該メッセージは該制御手段によって音声に変換され、該音楽データは該音楽データ再生手段に よって音楽に変換され、該メッセージと該音楽を該加算器で加算して該再生手段で再生する携帯端末装置。
第10に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、第1の無線通信手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段、音声メッセージが格納されている第2の記憶手段及び第2の無線通信手段を有する充電手段と、を備え、該第1の無線通信手段と該第2の無線通信手段とが通信可能な状態になると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より該第1及び第2の無線通信手段を介して読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に該第1及び該第2の無線通信手段を介して転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第11に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該携帯端末機で送受信されている文字メールの言語に合わせた言語の音声メッセージを該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第12に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び外部機器接続用コネクタ部を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該外部機器接続用コネクタ部に接続されている外部機器より、音声データを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換された該メッセージを該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
第13に、機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、メッセージ制御手段及び音声が記憶されているメモリカードを接続するためのメモリカード用スロット部を有する充電手段と、を備え、該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該メモリカード用スロット部に挿入されている該メモリカードより任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換して該音声再生手段で再生する携帯端末装置。
【0009】
以下の実施の形態によれば、本発明は、充電台に再生するためのPCMデータで作成された各種台詞メッセージが少なくとも1つ以上記憶されているメモリ部と、各種ログデータを解析し、メモリ部に記憶されているメッセージを読み出して、携帯端末機に転送する機能等を持つ台詞メッセージ制御部が備えられている。充電台に携帯端末機が置かれたことを充電台内の台詞メッセージ制御部が検出すると、台詞メッセージ制御部は携帯端末機から読み取った各種ログデータをもとに、予め充電台内のメモリ部に記憶されている複数個のPCM台詞メッセージデータの中から、その日若しくはその時の状況に最適なPCM台詞メッセージデータを選択して携帯端末機の制御部に転送、転送されたPCM台詞メッセージデータはアナログ音声に変換され携帯端末機に備えられているスピーカによって再生される。この各種ログデータとは、例えば、送受信記録やスケジュール等の個人データや現在の日時や曜日のデータ、また更に、今後携帯端末機で実現される様々な機能、例えば自分の現在位置を示す位置情報データ等のデータも含める。
【0010】
また、メモリ部に記憶しておく複数のPCM台詞メッセージデータを文節単位や単語毎とすることで、再生する台詞の種類を増やし、更に、様々な状況に応じた台詞メッセージの作成及び再生が可能となる。
【0011】
また、充電台内の台詞メッセージ制御部における音声データ変換処理方法を、テキスト音声合成処理方法とすることで、メモリ部に記憶させておく台詞メッセージデータをテキスト形式にすることが出来る。同じ台詞メッセージでも、PCM形式と比べるとテキスト形式の方がデータサイズは小さくて済むので、記憶させられるメッセージ数を多くすることが出来るので、更に、多くの状況に応じたメッセージの作成及び再生が可能となる。
【0012】
また、タイマ手段を用いて、予め定められた時間後に再度メッセージを再生するようにしてもよい。
【0013】
また、台詞を再生する際、表示手段に予め設定したキャラクタやイラスト等を表示し、あたかも携帯端末機自身がその台詞をしゃべっている様な状態を擬似的に作り出してもよい。
【0014】
また、携帯端末機の状態、例えば電池残量をキャラクタで示してもよい。
【0015】
また、音楽データ再生手段を設け、メッセージと共に充電台から携帯端末機に転送された音楽を合わせて再生してもよい。
【0016】
携帯端末機と充電台とは無線通信手段を通じて通信を行うようにしてもよい。
【0017】
また、携帯端末機で送受信されている文字メールの言語に音声メッセージを翻訳したり、いくつかの言語の音声データを充電台のメモリに格納しておくことによって、文字メールの言語と同じ言語でメッセージを再生してもよい。
【0018】
また、充電台に外部機器接続用コネクタ部を設け、このコネクタに接続されている外部機器から音声データを選択して、携帯端末機に転送して、音声で再生してもよい。
【0019】
また、充電台にメモリカード用スロット部を設け、このメモリカード用スロット部に挿入されたメモリカードに記憶されている音声データを選択して、携帯端末機に転送して、音声で再生してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。
以下、本発明の第1の実施例について、図1及び図2を用いて説明する。
【0021】
図1は本発明による携帯端末装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【0022】
図1において充電台1は、携帯端末機2より読み出した少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの解析を行ない、最適な台詞メッセージを選択若しくは作成する台詞メッセージ制御部10、少なくとも1つ以上の台詞メッセージが記憶されているメモリ部11、充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出するための置台検出部12、携帯端末機2と物理的に信号線を接続してデータの受け渡しを行なうコネクタ部13によって構成されている。
【0023】
台詞メッセージが記憶されているメモリ部11は、固定の台詞メッセージのみの再生であればROMを用いてもよい。また、配信サーバ等からの新しい台詞メッセージを入手したり、人間の声を録音させることによって台詞メッセージを書き換えたり、更には学習機能等を盛り込ませることで台詞メッセージを変更したり、追加したりする場合にはRAMを用いると好適である。状況次第で、ROMとRAMを併用してもよい。
【0024】
携帯端末機2は、アンテナ29で受信した無線信号に復号処理を施して音データを含む受信データを得る手段として、無線手段30と符号復号処理手段31により構成される。無線電波の送受信を行なうアンテナ29は送受信データと無線信号とを変換する無線手段30に接続され、無線手段30は、送受信データと音声信号とを符号復号処理を行う符号復号処理手段31に接続される。符号復号処理手段31にはマイク32とレシーバ(受話器)33とが接続される。無線手段30と符号復号処理手段31は制御手段20により制御される。制御手段20には、表示部22、入力手段23、主なる動作を制御するために必要となるプログラム及び各種データを保持するためのメモリ手段21、音声メッセージを再生するために増幅器24とスピーカ25が拡声手段として接続される。このスピーカ25は着信音を発生するスピーカを利用できる。また、時計部26が接続されている。
【0025】
メモリ手段21内には、送受信ログデータを含む各種パラメータが格納される。例えば、送信ログデータとは各相手に対する発信回数や発信した時間、通話時間等であり、着信ログデータも同様に着信回数や着信した時間、通話時間等である。また、スケジュール等の情報も格納されている。
【0026】
次に図2のフローチャートを用いて充電台1及び携帯端末機2の要部動作について説明する。
【0027】
図2は本発明による携帯端末装置の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0028】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。ステップ100で携帯端末機2が載置されたか否かを検出する。携帯端末機2が充電台1に置かれた場合、充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。ステップ101で充電台1の置台検出部12が充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2では、ステップ102で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを置台検出部27は検出する。充電台1と携帯端末機2で携帯端末機2が充電台1に置かれたことが検出されると、それぞれステップ103、104に移行して、充電台1と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションがおこ行なわれる。通信が確立されたら、携帯端末機2は、ステップ105で、充電台1が置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを充電台1に許可する。充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106において、携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。ここで携帯端末機2より読み込んだ各種パラメータは、送受信ログデータ等の各種ログデータとしているが、時計機能部より日時データや位置情報データ、更には今後実施される新規サービスにおいて出てくるログデータも含めてもよい。次に、ステップ107で、台詞メッセージ制御部10は、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ108で充電台1内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から台詞メッセージ制御部10に読み込む。今、読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。更に「送信記録無し」「受信記録無し」もあったとすると、「今日、誰かとお話しましたか。友達は大切ですよ。」というPCM台詞メッセージを選択し読み込む。次にステップ109に移行し、読み込まれたPCM台詞メッセージは接続されたコネクタ部を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110でアナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0029】
次に、本発明の第2の実施例を図3のフローチャートに従って説明する。
【0030】
図3は本発明による携帯端末装置の第2の実施例の動作を示すフローチャートである。前述の実施例では、充電台1内のメモリ部11に記憶されているPCM台詞メッセージは、1つの文章であったが、本実施例では、メモリ部11に記憶されているメッセージは、あらかじめ作られた文章ではなく、文章を構成するための単語が複数個記憶されてあり、台詞メッセージ制御部10で複数個の単語を繋ぎ合わせ、1つの文章を作成する。ハードウェア構成は図1に示すブロック図を用いることができる。また、図2と同じステップについては、同一の符号をつけて説明する。
【0031】
図3において、使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台1に置かれると充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。ステップ100で充電台1の置台検出部12が充電台1に携帯端末機2が置かれ、ステップ101でこれを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で携帯端末機2が充電台1に置かれたことを検出する。ステップ103、104では、充電台1と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションが行なわれ、、通信が確立されたら、ステップ105で、携帯端末機1が充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。次にステップ107で、台詞メッセージ制御部10は、読み込んだ各種パラメータを解析し、更に、ステップ200で充電台1内のメモリ部11内に記憶されている複数個のPCM単語データの中から、読み込んだ各種パラメータを基に想定される状況に対して最適な台詞メッセージを、PCM単語データを繋ぎ合わせて1つのPCM台詞メッセージを作成する。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から幾つかのPCM単語データを選択し、繋ぎ合わせて「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを作成する。作成されたPCM台詞メッセージは、ステップ109で接続されたコネクタ部13、28を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110でアナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0032】
以下、本発明の第3の実施例を図4のフローチャートに従って説明する。
【0033】
図4は本発明による携帯端末装置の第3の実施例の動作を示すフローチャートである。前述の実施例では、充電台1内のメモリ部11に記憶されている台詞メッセージはPCMデータであったが、本実施例ではメモリ部11にテキスト形式の台詞メッセージが記憶されており、再生時には、音声合成処理を施し、PCM台詞メッセージに変換する。テキストデータは、同じ台詞を記憶させるのに必要とされるメモリ容量がPCMデータと比べ非常に少なくて済むため、多くの台詞メッセージ或いは台詞メッセージを作成するための単語データを記憶することが可能となる。ハードウェア構成は図1に示すブロック図を用いることができる。また、図2と同じステップには同じ符号をつけて説明する。
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台1に置かれると、充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。ステップ101で、充電台1の置台検出部12は、充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを検出すると、ステップ103、104で充電台1と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行なう。通信が確立されたら、ステップ105で、携帯端末機が充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ300で、充電台1内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のテキスト台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なテキスト台詞メッセージを選択し、メモリ部11から読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というテキスト台詞メッセージを選択し、読み込む。更に「送信記録無し」「受信記録無し」もあったとすると、「今日、誰かとお話しましたか。友達は大切ですよ。」というテキスト台詞メッセージを選択し読み込む。読み込まれたテキスト台詞メッセージは、ステップ301で音声合成処理が施され、PCM台詞データに変換される。変換されたPCM台詞メッセージは、ステップ109で、コネクタ部13、28を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部13、28を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0034】
以下、本発明の第4の実施例を図5のフローチャートを用いて説明する。
【0035】
図5は本発明による携帯端末装置の第4の実施例の動作を示すフローチャートである。本実施例ではメモリ部11に記憶する台詞メッセージを複数のテキスト形式の単語データとすることで、メモリ部11に記憶させることが出来る単語データを増やしているので、更に様々な状況に応じた台詞メッセージを作成することが可能になる。ハードウェア構成は図1に示すブロック図を用いることができる。
【0036】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台1に置かれたことで充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。充電台1の置台検出部12は、ステップ101で充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で携帯端末機2が充電台1に置かれたことを検出する。その後、ステップ103、104で充電台1と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行なう。通信が確立されたら、ステップ105で充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。次に、台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、更に、ステップ400で、充電台1内のメモリ部11内に記憶されている複数個のテキスト単語データの中から、読み込んだ各種パラメータを基に想定される状況に対して最適な台詞メッセージを、テキスト単語データを繋ぎ合わせて1つのテキスト台詞メッセージを作成する。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から幾つかのテキスト単語データを選択し、繋ぎ合わせて「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というテキスト台詞メッセージを作成する。作成されたテキスト台詞メッセージは、ステップ301で音声合成処理が施され、PCM台詞データに変換される。変換されたPCM台詞メッセージは、ステップ109で、接続されたコネクタ部13、28を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110でアナログの音声データに変換され、変換された音声データは、ステップ111で、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0037】
以下、本発明の第5の実施例について図6及び図7を用いて説明する。
【0038】
図6は本発明による携帯端末装置の第5の実施例を示すブロック図である。これまでの実施例では、音声データの再生は携帯端末機2が充電台1に置かれた時の1度しか行われなかったが、本実施例では充電台1内にタイマ部14を設け他ので、充電台1に置かれた時に音声データ再生するだけでなく、次の音声データ再生までの時間をタイマ部14によって計数させ、タイマ部14によって設定された時間と一致するたびに各種パラメータを読み取り、その都度、最適な台詞メッセージの再生を行なうことが可能になる。
タイマー部14の設定、即ち、携帯端末機2を充電台1に置き、次に音声データを再生する間隔の設定を設計時に予め行ってもよいし、使用者が設定できるようにしてもよい。
【0039】
ここでの携帯端末装置の回路構成は、充電台に関しては、第1の実施例に用いた図1の充電台1の回路構成に加え、次の各種パラメータを読み込むまでの時間を計測するためのタイマ部14が追加された構成となっている。携帯端末機に関しては、第1の実施例に用いた携帯端末機2の回路構成と同様である。
【0040】
以下、図7を用いて充電台3及び携帯端末機2の動作について説明する。
【0041】
図7は本発明による携帯端末装置の第5の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0042】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台3に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台3に置かれたことで充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。充電台3の置台検出部12は、ステップ101で、充電台3に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機2が充電台3に置かれたことを検出すると、ステップ103,104で充電台3と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行ない、通信が確立されたら、ステップ105において、充電台3に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台3に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ108において、充電台3内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。更に「送信記録無し」「受信記録無し」もあったとすると、「今日、誰かとお話しましたか。友達は大切ですよ。」というPCM台詞メッセージを選択し読み込む。ステップ109で、読み込まれたPCM台詞メッセージは接続されたコネクタ部13,28を通り、携帯端末機2へ転送される。ここで、充電台3は、一度、PCM台詞メッセージを携帯端末機2に転送すると、ステップ500で、次のログデータを読み込むまでの時間をタイマ部14にセットする。この時間は前述したように、使用者があらかじめ手動でセットしてもよいし、設計時にあらかじめセットしておいてもよい。タイマ部14は次のログデータ読み込みタイミングまでの時間をセットさせると、ステップ501で、タイマ動作を開始し、時間の計測を開始する。ステップ502では、タイマ部14はセットされた時間と計測時間とが一致するまで、計測を続ける。一方、充電台3の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。一度、音声データが再生されると携帯端末機2では、ステップ504に示すように、次のPCM台詞メッセージが転送されるまで待ち状態となる。タイマ部14において、セットされた時間と計測時間が一致すると、ステップ503に移行して、タイマ動作を停止して計測値をクリアし、ステップ100に戻り、再び携帯端末機2が充電台3に置かれているか確認し、充電台3に携帯端末機2が置かれていれば、同様に動作を実行して音声データの再生を行なう。
【0043】
また、ここではタイマ動作を用いて説明しているが、他にもタイマ機能を用いた目覚しアラーム機能等においても、音の再生によって情報を通知する場合はPCM台詞メッセージの再生で情報の通知を行なうことが可能である。
【0044】
本実施例での説明はメモリ部11には文章になっているPCMデータが記憶されている場合について説明したが、これまでに説明したPCM単語データとして記憶している場合や、テキストデータとして記憶しておき、音声合成処理を施して音声データを作成する場合にも適用することは可能である。
【0045】
本発明の第6の実施例を図8及び図9により説明する。
【0046】
これまでの実施例では、充電台1の台詞メッセージ制御部10によって選択若しくは作成されたPCM台詞メッセージを携帯端末機2のスピーカ25より音声に変換して出力するだけのものであったが、本実施例では携帯端末機2の表示部22に、キャラクタや写真等の様な画像を表示して、音声メッセージの再生に合わせてキャラクタが喋っている様に表示処理を行ない、あたかもキャラクタが使用者に対して話し掛けているかの如く表示させるものである。
【0047】
携帯端末機2のメモリ部21には、あたかもキャラクタが動作しているように表示させるための少なくとも1パターン以上のキャラクタの画像が記憶され、更に、キャラクタ数としては少なくとも1種類以上のキャラクタが記憶されている。ハードウェア構成は第1の実施例と同様である。
【0048】
図8(a)、(b)は本発明による携帯端末装置の第6の実施例において、携帯端末機に表示するキャラクタの一実施例を示す正面図である。
【0049】
表示部22には、使用者の選択した図8(a)に示すキャラクタが表示されている。そして、充電台1内の台詞メッセージ制御部10よりPCM台詞メッセージが再生されると、制御部20は表示部22に表示されている図8(a)のキャラクタの画像と、口の開いている図8(b)に示す画像とを、例えば再生に合わせて、交互に表示させることで、あたかも表示部22に表示されているキャラクタが使用者に対して喋っているかの様に動かす。このキャラクタは常に表示されていなければならないわけではない。例えばそのキャラクタが歩くことが出来るキャラクタとすると、画面の外に散歩しに出かけてしまったら表示部22からは一時的にキャラクタが消えるようにしてもよい。
【0050】
次に、図9のフローチャートを用いて、充電台1及び携帯端末機2の動作を説明する。
【0051】
図9は本発明による携帯端末装置の第6の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0052】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台1に置かれたことで充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。充電台1の置台検出部12は、ステップ101で、充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを検出すると、充電台1と携帯端末機2は、ステップ103,104で、これらの間で通信を確立するためのネゴシエーションを行ない、通信が確立されたら、ステップ600で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、制御部20はメモリ部21に記憶されている図8(a)のキャラクタ画像を表示部22に表示する。この場合には、例えば、口を閉じている表情の顔の画像を表示する。更に、制御部20は、ステップ105で、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを充電台1に許可する。充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ108で、充電台1内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から台詞メッセージ制御部10に読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。更に「送信記録無し」「受信記録無し」もあったとすると、「今日、誰かとお話しましたか。友達は大切ですよ。」というPCM台詞メッセージを選択し読み込む。読み込まれたPCM台詞メッセージは、ステップ109で、接続されたコネクタ部を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部13、28を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。制御部20は音声データの再生に合わせて、表示されているキャラクタが喋っている様に表示するために、ステップ601で、メモリ部21に記憶されている少なくとも2つ以上の画像、例えば、図8(a)と図8(b)のキャラクタ画像を交互に表示させる。口を閉じている表情の顔の画像と口の開いている表情の画像を交互に表示させることで、そのキャラクタが喋っている様に見せることができる。ステップ702で、音声データの再生が終了したら、制御部20は音声データ再生前に表示されていた図8(a)に口を閉じている表情の顔の画像を表示させる。
【0053】
本実施例において、キャラクタをログデータに応じて選択して、表示部22に表示する場合には、このキャラクタもメモリ部11に記憶させておき、このログデータに応じて、キャラクタを選択するようにしてもよい。
【0054】
以下、本発明の第7の実施例を図10により説明する。
【0055】
図10は本発明による携帯端末装置の第7の実施例において、携帯端末機に表示するキャラクタの一実施例を示す正面図である。
第6の実施例では、携帯端末機2のスピーカ25から再生される音声データに合わせて表示部22に表示されているキャラクタを動かすものであったが、本実施例では表示部22に表示されているキャラクタの状態、若しくは動きに、電池の残量表示機能を付加するものである。
【0056】
通常、携帯端末機2の表示部22には、使用者の選択した図10(b)に示すキャラクタが表示されている。従来、電池残量表示は機種毎に若干の表示の違いはあるものの、2段階以上のインジケータで電池残量表示が行われているため、少なくとも2つ以上の画像を用いて表現する。例えば、充電しないまま使用していて、電池残量が無くなりそうになったら、図10(b)に示すように普通の表情であったキャラクタが図10(c)に示すように弱々しい表情であるキャラクタに変化させるようにする。そこで、使用者が携帯端末機2を充電台1に置き、充電を開始すると、電池の残量に応じて図10(b)に示すような普通の表情であるキャラクタに変化、そして満充電になったら図10(a)に示すような喜びの表情であるキャラクタに変化させ、電池残量の状態に応じたPCM台詞メッセージの再生を行なう。
【0057】
また、複数の画像を記憶させておくことが困難である場合には、画像の表示切り替えでは無く、画像の全体若しくは一部の色を変えることで、電池残量を表現しても良い。
【0058】
ここでは、付加させる情報は電池残量情報であったが、それ以外の通知、例えば受信感度情報を付加しても良い。
【0059】
次に、本発明の第8の実施例を図11及び図12を用いて説明する。
【0060】
図11は本発明による携帯端末装置の第8の実施例を示すブロック図である。これまでの実施例では、充電台1内のメモリ手段11に記憶されている台詞メッセージは、そのデータの形式に関わらず言葉のみで構成されていたが、本実施例では台詞メッセージは言葉の情報だけに限らず、音声データの再生時に合わせて音楽を流すことが出来るように、BGM等の様な音楽の情報も合わせ持つことが可能な構成としている。
【0061】
図に示すように、充電台1よりPCM台詞メッセージに付加されて転送される音楽データを再生するための音楽データ再生部34と、再生された音声データと再生された音楽データを同一のスピーカで再生出力するための加算器35が携帯端末機2内に備えられている。携帯端末機2に転送されるPCM台詞メッセージには音楽データが付加され、コネクタ部13、28を介して携帯端末機2の制御部20へ転送される。制御部20は、転送されたPCM台詞メッセージに音楽データが付加されているか判別し、付加されている場合は、音楽データを抜き出し、音楽データ再生部34に転送し、再生する。PCM台詞メッセージはこれまでの実施例で説明してきた音声データに変換して再生する。ここでは、再生された音声データと音楽データは加算器35によって加算され、スピーカ25より再生される。
【0062】
次に、図12を用いて充電台1及び携帯端末機4の要部動作について説明する。
【0063】
図12は本発明による携帯端末装置の第8の実施例の動作をしめすフローチャートである。
【0064】
使用者は、帰宅すると携帯端末機4を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機4が充電台1に置かれたことで充電台1のコネクタ部13と携帯端末機4のコネクタ部28が接続される。充電台1の置台検出部12は、ステップ101で、充電台1に携帯端末機4が置かれたことを検出すると、携帯端末機4が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機4の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機4が充電台1に置かれたことを検出すると、充電台1と携帯端末機4の間では、ステップ103、104に示すように、通信を確立するためのネゴシエーションを行ない、通信が確立されたら、ステップ105で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台1に携帯端末機4が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯端末機4内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ700で、充電台1内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上の音楽データ付きPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適な音楽データ付きPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込むこのPCM台詞メッセージには、例えば、「悲しい音楽気分を誘う音楽」が付加されている。選択された音楽データ付きPCM台詞メッセージは、ステップ701で、接続されたコネクタ部13、28を通り、携帯端末機4へ転送される。携帯端末機4は、ステップ702で、音楽データが付加されているか否かを制御部20で判定する。ここで、転送されたPCM台詞メッセージに音楽データが付加されていなかった場合、第1の実施例で説明したように変換された音声データは増幅器24にて増幅し、スピーカ25にて再生される。充電台1より転送されたPCM台詞メッセージに音楽データが付加されていた場合、ステップ703で、制御部20は音楽データを抜き取り、音楽データ再生部34に転送し、再生する。合わせて、PCM台詞メッセージは、ステップ110で、音声データに変換され、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される(111)。この時、再生された音声データと音楽データは加算器35において加算され、スピーカ25より再生される。
【0065】
また、ここでは、充電台1内のメモリ部11に記憶されている台詞メッセージに音楽データが付随した構成となっているが、例えば、音楽データに既存の着信メロディを用いる場合には、着信メロディは携帯端末機2のメモリ部21に記憶されているので、これを用いることによって、台詞メッセージのデータ量を増加させずに、台詞メッセージの再生に音楽を合わせて再生することも可能である。
【0066】
また、音楽データは使用者の意志によって、付加するかどうかを決めても良い。
【0067】
次に、本発明の第9の実施例を図13及び図14を用いて説明する。
【0068】
図13は本発明による携帯端末装置の第9の実施例を示すブロック図である。
【0069】
これまでの実施例では、充電台−携帯端末機間におけるデータ転送手段としてコネクタ接続による物理的な信号線接続手段であるため、必ず、携帯端末機2を充電台に置かなければ各種パラメータやPCM台詞メッセージの受け渡しが行われなかったが、本実施例では充電台1−携帯端末機2間での各種パラメータやPCM台詞メッセージの転送手段に無線通信手段を用いることによって、必ずしも、携帯端末機2を充電台に置かなくても、各種パラメータやPCM台詞メッセージの転送が可能になる。
【0070】
図に示すように、本実施例の携帯端末装置の回路構成は、充電台5に関しては、第1の実施例に用いたコネクタ部13が無線通信手段15に置き換わり、携帯端末機6に関しては、第1の実施例に用いたコネクタ部28が無線通信手段40に置き換わっている構成となっている他は、第1の実施例を示す図1及び図2の構成と基本的には変わらない。
【0071】
以下、図14をもちいて、充電台5及び携帯端末機6の要部動作について説明する。
【0072】
図14は本発明による携帯端末装置の第9の実施例を示すフローチャートである。
【0073】
使用者は、帰宅すると携帯端末機6を充電台5に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。充電台5の置台検出部12は、ステップ101で、充電台5に携帯端末機6が置かれたことを検出すると、携帯端末機6が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機6の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機6が充電台5に置かれたことを検出すると、ステップ103、104で、充電台5と携帯端末機6の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行ない、通信が確立されたら、携帯端末機6は、ステップ105で、携帯端末機6が充電台5に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている各種パラメータの読み出しを許可する。携帯端末機6の載置を検出すると、ステップ800で、台詞メッセージ制御部10は無線通信手段15より、携帯端末機6に対して各種パラメータの転送要求信号を送信する。携帯端末機6は、充電台5の無線通信手段15より送信された各種パラメータの転送要求信号を無線通信手段40で受信すると、ステップ801で、各種パラメータを無線通信手段40より充電台5に対して送信する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107において、送信された各種パラメータを解析し、ステップ108で、充電台5内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。読み込まれたPCM台詞メッセージは、ステップ802で、無線通信手段15より、携帯端末機6へ転送される。充電台5の無線通信手段15より送信されたPCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0074】
この無線通信手段15、40は、例えば社団法人電波産業会で策定する第二世代小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム(ARIB STD−T66)に準拠したものでも良い。
【0075】
上記の実施例においては、携帯端末機6を充電台5に置くことを検出することで各種パラメータの送受信を行な場合を例にとって説明したが、本実施例では携帯端末機6は必ずしも充電台5におく必要はなく、携帯端末機6に設けた特定のキーを押すことによって、各種パラメータの読み出しを許可し、携帯端末機6の各種パラメータを無線通信手段40から充電台5に送信するようにしてもよい。この場合には、ステップ106以降は同じステップで同様な機能を達成することができる。従って、充電台に携帯端末機を置く必要が無くなり、データ送信可能範囲内にいるだけで各種パラメータの送信が可能になる。
【0076】
以下、本発明の第10の実施例について図15を用いて説明する。
【0077】
図15は本発明による携帯端末装置の第10の実施例を示すフローチャートである。
【0078】
これまでの実施例では、充電台1のメモリ部11に記憶されている台詞メッセージは日本語で記述され、そのまま日本語で再生されていたが、本実施例では、メモリ部11に記憶されている台詞メッセージが日本語で再生されるだけでなく、使用者の送受信するメールの文章から使用者が頻繁に使うと思われる言語を検出し、再生する台詞メッセージを検出された言語に翻訳して再生を行なう。この場合、英語やフランス語、ドイツ語等を主として使用している人々が、日本にいても母国語でメッセージの再生が行われることになる。ハードウェア構成は図1のブロック図と同じである。
【0079】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台1に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台1に置かれたことで充電台1のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。充電台1の置台検出部12は、ステップ101で、充電台1に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機2が充電台1に置かれたことを検出する。これらの検出が行われると、ステップ103、104で、充電台1と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行なう。通信が確立されたら、携帯端末機6では、ステップ105で、充電台1に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。続けて、ステップ900で、制御部20は携帯端末機2では自身のメモリ部21に記憶されている送受信メールの文章を読み、最もよく使われている言語を調べる。送受信メールの文章を単語に分割し、最も使用頻度の高い定冠詞を検出、定冠詞より外国語の特定を行なう。その時、充電台1に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ108で、充電台1内のメモリ部11内に記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、メモリ部11から読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。読み込まれたPCM台詞メッセージは、ステップ109で、互いに接続されているコネクタ部13,28を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台1の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ901で、先に制御部20によって送受信メールを調べた結果から、最もよく使われている言語に翻訳される。更に、PCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0080】
ここでは、使用されている言語の特定方法には、定冠詞を用いた判別を行なっているが、それ以外の方法を用いてもよい。
【0081】
また、本発明の実施例において、メモリ部11に日本語の他に複数の言語、例えば英語、ドイツ語、フランス語等を記憶させておくと、台詞メッセージ制御部10によりこれらの言語の内から直接検出すべきメッセージを選択することができるため、メモリ容量は増えるが、翻訳をする必要はなくなる。
【0082】
以下、本発明の第11の実施例について図16及び図17を用いて説明する。
【0083】
図16は本発明による携帯端末装置の第11の実施例を示すブロック図である。
本実施例では、充電台7に外部機器との接続を可能とするために、入出力I/F部である外部機器接続用コネクタ部16を設けている。このコネクタ部16を設けることによって、PCM台詞メッセージ以外にも、外部から入力された音楽フォーマットデータの再生や、外部機器からの音楽を再生することが可能になる。
【0084】
ここでの携帯端末装置2の回路構成は、充電台に関しては、第1の実施例に用いた図1の充電台1の回路構成に、外部機器と接続するための外部機器接続用コネクタ16が追加された構成となっている。携帯端末機2に関しては、図1に示す実施例と回路構成が同じである。
【0085】
図17は本発明による携帯端末装置の第11の実施例の動作を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って本発明の要部動作を説明する。
【0086】
使用者は、帰宅すると携帯端末機2を充電台7に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯端末機2が充電台7に置かれたことで、充電台7のコネクタ部13と携帯端末機2のコネクタ部28が接続される。充電台7の置台検出部12は、ステップ101で、充電台7に携帯端末機2が置かれたことを検出すると、携帯端末機2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯端末機2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯端末機2が充電台7に置かれたことを検出する。これらが検出されると、ステップ103、104で、充電台7と携帯端末機2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行なう。通信が確立されたら、携帯端末機2は、ステップ105で、充電台7に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを充電台7に対して許可する。充電台7に携帯端末機2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯端末機2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。ここで携帯端末機2より読み込んだ各種パラメータは、送受信ログデータ等の各種ログデータとしているが、時計機能部より日時データや位置情報データ、更には今後実施される新規サービスにおいて出てくるログデータも含めてもよい。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ950で、充電台7の外部機器接続用コネクタ部16によって接続されている外部機器よりデータを選択する。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、外部機器接続用コネクタ部16によって接続されている外部機器より、曲Aを選択する。選択された外部機器用データは、ステップ951で、接続されたコネクタ部13、28を通り、携帯端末機2へ転送される。充電台7の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部13、28を通って転送された外部機器用データは、ステップ952で、アナログデータに変換される。変換されたアナログデータは、ステップ953で、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0087】
ここでは、再生処理が始まってから外部機器用データの選択及び転送を行なったが、あらかじめ再生する外部機器用データを携帯端末機2に転送しておいても良い。
【0088】
以下、本発明の第12の実施例について図18及び図19をもちいて説明する。
【0089】
図18は本発明による携帯端末装置の第12の実施例を示すブロック図である。本実施例では、充電台1にMMC(MultiMediaCard)に代表される小型のメモリカード用のコネクタを備えることで、充電台1のメモリ11内に記憶されているPCM台詞メッセージのメッセージ数の拡張が可能となる。これによって、あらかじめ記憶されている固定メッセージだけでなく、小型のメモリカードを差し替えることで、様々なバリエーションのPCM台詞メッセージの再生ができる。
【0090】
ここでの携帯端末装置2の回路構成は、充電台1に関しては、第1の実施例に用いた図1の充電台1の回路構成に、小型のメモリカード用のスロット部17が追加された構成となっている。携帯端末機2に関しては、第1の実施例に用いた携帯端末機2の回路構成と同様である。
【0091】
以下、図19を用いて、充電台8及び携帯電話2の要部動作について説明する。
図19は本発明による携帯端末装置の第12の実施例の動作を示すフローチャートである。
【0092】
使用者は、帰宅すると携帯電話2を充電台8に置く。例えば、置かれた時間が6月30日(金曜日)の午後7:00だったとする。携帯電話2が充電台8に置かれたことで充電台8のコネクタ部13と携帯電話2のコネクタ部28が接続される。充電台8の置台検出部12は、充電台8に携帯電話2が置かれたことを検出すると、ステップ101で、携帯電話2が置かれたことを台詞メッセージ制御部10に通知する。携帯電話2の置台検出部27は、ステップ102で、携帯電話2が充電台8に置かれたことを検出する。その後、ステップ103、104で、充電台8と携帯電話2の間で通信を確立するためのネゴシエーションを行なう。通信が確立されたら、ステップ105で、充電台8に置かれたことを制御部20に通知し、メモリ部21に記憶されている少なくとも送受信ログデータを含む各種パラメータの読み出しを許可する。充電台8に携帯電話2が置かれたことを認識した台詞メッセージ制御部10は、ステップ106で、携帯電話2内のメモリ部21に保存されている各種パラメータの読み込みを開始する。ここで携帯電話2より読み込んだ各種パラメータは、送受信ログデータ等の各種ログデータとしているが、時計機能部より日時データや位置情報データ、更には今後実施される新規サービスにおいて出てくるログデータも含めてもよい。台詞メッセージ制御部10は、ステップ107で、読み込んだ各種パラメータを解析し、ステップ980で、充電台8内のMMC用スロット部17に挿入されているMMCに記憶されている少なくとも1つ以上のPCM台詞メッセージの中から、読み込んだ各種メッセージを基に想定される状況に対して最適なPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。ここで読み込まれた各種パラメータとして、「金曜日」「午後7:00」があったとすると、メモリ部11から「花の金曜日なのに何も予定が無いのか。」というPCM台詞メッセージを選択し、読み込む。読み込まれたPCM台詞メッセージは、ステップ109で、互いに接続されたコネクタ部13、28を通り、携帯電話2へ転送される。充電台8の台詞メッセージ制御部10よりコネクタ部を通って転送されたPCM台詞メッセージは、ステップ110で、アナログの音声データに変換される。変換された音声データは、ステップ111で、増幅器24にて増幅され、スピーカ25にて再生される。
【0093】
これまでの説明では、音声データを作成するための充電台のメモリ部に記憶されているメッセージ若しくは単語データの形式としてPCM形式と、音声合成方式で音声を合成するためのテキスト形式の、2種類の形式を用いて説明したが、それ以外の形式及び、音声データを作成するための方法を用いても良い。
【0094】
また、複数の実施例を説明してきたが、これらの複数の方法をどの様な組み合わせで音声データの再生を実施しても良い。
【0095】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、充電台を有効的に利用して、携帯端末機内に保存されている送受信ログデータを含む各種パラメータをもとに、充電台において、その日若しくはその時の状況に応じたメッセージを選択し、携帯端末機にて選択されたメッセージ再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯端末装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明による携帯端末装置の第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による携帯端末装置の第2の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明による携帯端末装置の第3の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明による携帯端末装置の第4の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明による携帯端末装置の第5の実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明による携帯端末装置の第5の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明による携帯端末装置の第6の実施例において、携帯端末機に表示するキャラクタの一実施例を示す正面図である。
【図9】本発明による携帯端末装置の第6の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明による携帯端末装置の第7の実施例において、携帯端末機に表示するキャラクタの一実施例を示す正面図である。
【図11】図11は本発明による携帯端末装置の第8の実施例を示すブロック図である。
【図12】本発明による携帯端末装置の第8の実施例の動作をしめすフローチャートである。
【図13】本発明による携帯端末装置の第9の実施例を示すブロック図である。
【図14】本発明による携帯端末装置の第9の実施例を示すフローチャートである。
【図15】本発明による携帯端末装置の第10の実施例を示すフローチャートである。
【図16】本発明による携帯端末装置の第11の実施例を示すブロック図である。
【図17】本発明による携帯端末装置の第11の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明による携帯端末装置の第12の実施例を示すブロック図である。
【図19】本発明による携帯端末装置の第12の実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…台詞メッセージ制御部、11…メモリ部、12…置台検出部、13…コネクタ部、14…タイマ部、15…無線通信手段、16…外部機器接続用コネクタ部、17…MMCスロット部、20…制御部、21…メモリ部、22…表示部、23…入力手段、24…増幅器、25…スピーカ、26…時計部、27…置台検出部、28…コネクタ部、29…アンテナ、30…無線手段、31…符号復号処理手段、32…マイク、33…レシーバ、34…音楽データ再生部、35…加算器、40…無線通信手段。

Claims (13)

  1. 機器内の動作を制御する第1の制御手段、該第1の制御手段によって制御され、送受信記録データを記憶する第1の記憶手段及びメッセージ再生手段を有する携帯端末機と、
    1つ以上のメッセージが記憶されている第2の記憶手段及び該第2の記憶手段を制御する第2の制御部を備えた充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機と該充電手段が接続されたとき、該第2の制御部は、該携帯端末機から該送受信記録データを読み取り、読み込まれた該送受信記録データを基に、該第2の記憶手段に記憶されている該1つ以上のメッセージから特定のメッセージを選択して、該第1の制御部に転送し、該選択されたメッセージを該メッセージ再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該第2の記憶手段から任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び単語音声データが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、単語音声データが格納されている該第2の記憶手段より任意の単語音声データを少なくとも1つ以上選択して音声メッセージを作成して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  4. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及びテキストメッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、テキストメッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意のテキストメッセージを選択し、音声合成処理を施して音声メッセージに変換して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  5. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び単語テキストデータが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、単語テキストデータが格納されている該第2の記憶手段より任意の単語テキストデータを少なくとも1つ以上選択してテキストメッセージを作成し、音声合成処理を施して音声メッセージに変換して該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段より再生することを特徴とする携帯端末装置。
  6. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段、タイマ手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを該音声再生手段で再生し、再生後に該タイマ手段によって次回の音声再生のタイミングを計り、再度該携帯端末機の音声再生手段より該メッセージを再生することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持すると共に画像データを記憶するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、表示手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該携帯端末機の表示手段に該携帯端末機の該第1の記憶手段に記憶されている、少なくとも1つ以上の画像データを選択して表示させ、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、少なくとも1つ以上の音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換され、該携帯端末機の音声再生手段で該メッセージを再生すると共に、該メッセージに合わせて、該表示された画像データと異なる画像データとを交互に該表示手段に表示することを特徴とする携帯端末装置。
  8. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持すると共に画像データを記憶するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、表示手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該携帯端末機の該制御部は電池残量に代表される携帯端末機の状態に合わせた画像データを該第1の記憶手段に記憶されている画像データから選択して該表示手段に表示させ、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択して該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換され、該携帯端末機の該音声再生手段で該メッセージを再生すると共に、該メッセージに合わせて、該表示された画像データと異なる画像データとを交互に該表示手段に表示することを特徴とする携帯端末装置。
  9. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音楽データ再生手段、加算器、再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音楽データ付き音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音楽データ付き音声メッセージを格納している該第2の記憶手段より任意の音楽データ付き音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該メッセージは該制御手段によって音声に変換され、該音楽データは該音楽データ再生手段によって音楽に変換され、該メッセージと該音楽を該加算器で加算して該再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  10. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、第1の無線通信手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段、音声メッセージが格納されている第2の記憶手段及び第2の無線通信手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該第1の無線通信手段と該第2の無線通信手段とが通信可能な状態になると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より該第1及び第2の無線通信手段を介して読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に該第1及び該第2の無線通信手段を介して転送し、該制御手段によって音声に変換されたメッセージを音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  11. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と、
    メッセージ制御手段及び音声メッセージが格納されている第2の記憶手段を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、音声メッセージが格納されている該第2の記憶手段より任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該携帯端末機で送受信されている文字メールの言語に合わせた言語の音声メッセージを該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  12. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と
    メッセージ制御手段及び外部機器接続用コネクタ部を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該外部機器接続用コネクタ部に接続されている外部機器より、音声データを選択し、該携帯端末機の該制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換された該メッセージを該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
  13. 機器内の動作を制御するための制御手段、動作に必要となるプログラムや送受信記録データを保持するための第1の記憶手段、各操作のための複数のキーによって構成される入力手段、音声再生手段及び無線手段を有し、該無線手段を介する無線信号の伝送により通話若しくは通信を行なう携帯端末機と
    メッセージ制御手段及び音声が記憶されているメモリカードを接続するためのメモリカード用スロット部を有する充電手段と、
    を備え、
    該携帯端末機が該充電手段に接続されると、該メッセージ制御手段は、少なくとも送受信記録データを含むパラメータ情報を該携帯端末機より読み取り、読み込まれた該パラメータ情報を基に、該メモリカード用スロット部に挿入されている該メモリカードより任意の音声メッセージを選択し、該携帯端末機の制御手段に転送し、該制御手段によって音声に変換して該音声再生手段で再生することを特徴とする携帯端末装置。
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