JP3884852B2 - 滑り免震装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、滑り免震装置に係わり、更に詳しくは一戸建て住宅等の一般住宅の基礎または土台と、構造物の土台梁との間に介在させ、中小地震に対する横揺れ,上下振動に対して減衰効果と復元性とを持たせた滑り免震装置や、他の一般の建物や構造物の滑り型の免震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地震等による横揺れ,上下振動に対する免震装置としては、種々のものが提案されており、例えば、複数枚の鋼板とゴムシートとを交互に積層させて積層体を構成し、この積層体の上下面に上下面板を固定した免震装置、またこのような鋼板とゴムシートとを交互に積層させた積層体に鉛直方向に貫通穴を形成し、この貫通穴に円柱状の鉛プラグを挿填して封じ込めた免震装置、更に複数枚の鋼板を積層させた積層体に鉛直方向に貫通穴を形成し、この貫通穴に円柱状のゴム棒を挿填して封じ込めた免震装置、鋼板とゴムシートとを交互に積層させた積層体の内部に鉛プラグを外側から保護リング部材で覆いったものを内装した免震装置、更に積層ゴムに鉛プラグを静水圧状態で封じ込めた免震装置や、積層ステンレス鋼板に鉛核を入れ、剪断変形の一様化のために金属ピンを挿通させた免震装置等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記のような従来の免震装置は、ビルや橋梁等の巨大重量物の構造物の免震装置であって、一般住宅用の中小地震に対する免震装置としては適用することが難しく、また中小地震時の横揺れに対する減衰効果と復元性とを持たせた構造にはなっていないのが現状である。
【0004】
この発明の目的は、基礎または土台と一戸建て住宅等の軽量構造物や、他の一般の構造物との間に介在させ、中小地震にも減衰効果と復元性とを持たせた滑り免震装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させて成り、前記鉛プラグを挿填する穴を円錐状に形成し、該円錐状の穴に円錐状に形成した鉛プラグを挿填すると共に、ネジを切った栓で封じ込めるようにしたことを要旨とするものである。また、前記積層体の平面部に形成した複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させ、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆したことを要旨とするものである。また、前記積層体の平面部に形成した複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させ、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成したことを要旨とするものである。
【0006】
また、この発明の別の滑り免震装置は、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、鉛プラグ、ガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球、或いは複数の鋼球から成る球体を複数のゴム状弾性体袋に入れて挿填し、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆したことを要旨とするものである。また、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成したことを要旨とするものである。
【0007】
また、この発明のさらに別の滑り免震装置は、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、ワイヤー束ダンパーを挿填し、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆したことを要旨とするものである。また、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成したことを要旨とするものである。
【0008】
更に、この発明は、積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴と複数のテーパ状の穴を形成し、このテーパ穴に風力により昇降するテーパー状の振動ストッパー部材を挿入したことを要旨とするものである。
このように、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)加工等で表面処理した複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この貫通穴に減衰効果と復元性を持たせるための部材を夫々挿填させることで、特に一般住宅用の免震装置として、中小地震から減衰効果と復元性とを有効に持たせてコンパクトに実現出来るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の第1実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この免震装置本体1は、一戸建て住宅等の一般住宅の地盤側のコンクリート等の基礎または土台Gと、構造物の土台梁Wとの間の所定位置に設置するものである。
【0010】
前記免震装置本体1の構成は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)加工で表面処理した複数枚のステンレス鋼板2を互いに摺動可能に積層させて積層体3を構成し、この積層体3の平面部には、鉛直方向に所定の間隔で複数の貫通穴4を形成する。
前記複数の貫通穴4の少なくとも一つには、復元性を持たせるためのゴム状弾性体から成るゴムプラグ5を挿填すると共に、残りの貫通穴4の少なくとも一つには、減衰効果を得るための鉛プラグ6とをそれぞれ挿填させて固定する。
【0011】
なお、複数の貫通穴4のそれぞれに、ゴムプラグ5及び鉛プラグ6をそれぞれ挿填し、更に残った貫通穴4には、ガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球や、複数の鋼球から成る球体を複数のゴム状弾性体袋、或いはワイヤー束ダンパー等を挿填することも可能である。
また、前記積層体3の上下面は、上部面板7aと下部面板7bとが固定してある。
【0012】
前記積層体3の平面形状は、基礎または土台Gの形状に対応させて任意の形状に形成するもので、例えば、図2に示すように、積層体3の平面形状を十字状に形成して、積層体3に鉛直方向に所定の間隔で複数の貫通穴4を形成し、この貫通穴4の少なくとも一つには、復元性を持たせるためのゴム状弾性体から成るゴムプラグ5を挿填すると共に、残りの貫通穴4の少なくとも一つには、減衰効果を得るための鉛プラグ6とをそれぞれ挿填させて固定する。
【0013】
なお、複数の貫通穴4のそれぞれに、ゴムプラグ5及び鉛プラグ6をそれぞれ挿填し、更に残った貫通穴4には、ガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球や、複数の鋼球から成る球体を複数のゴム状弾性体袋、或いはワイヤー束ダンパー等を挿填することも可能である。
なお、積層体3の平面形状の他の形態としては、L,X,T,Y等のアルファベットの文字状や、円形状,円盤状,矩形状,三角形状等、基礎または土台Gに対応させて任意の形状に形成することも可能である。
【0014】
図3は、この発明の第2実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、積層体3の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料8で被覆し、鉛直方向の荷重,振動に対して鉛直バネ機能を具備させたものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
図4は、この発明の第3実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、積層体3の貫通穴4に挿填させたゴムプラグ5を、積層体3の上下面を覆うゴム状弾性材料8と連続して形成したもので、免震装置本体1の復元性を更に良好なものとしたものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0015】
図5は、この発明の第4実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、積層体3の貫通穴4に挿填した鉛プラグ6を、ネジを切った栓9で封じ込めるように構成したもので、鉛プラグ6の断面を変化させることで、減衰効果を変化させ、中小地震に対して対応させるようにしたものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0016】
図6は、この発明の第5実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、積層体3の鉛プラグ6aを挿填する穴10を円錐状に形成し、該円錐状の穴10に円錐状に径変化させて形成した鉛プラグ6aを挿填すると共に、ネジを切った栓9aで封じ込めるように構成したもので、中小地震に対して対応させるようにしたものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0017】
図7は、この発明の第6実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)加工で表面処理した複数枚のステンレス鋼板を互いに摺動可能に積層させて積層体3を構成し、該積層体3の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴4aを形成し、この複数の貫通穴4aの少なくとも一つにゴムプラグ5を、他の少なくとも一つにガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球、或いは複数の鋼球からなる球体11をゴム状弾性体袋12に入れて挿填し、この球体11により中小地震に対する減衰効果を発揮させるようにしたものである。
【0018】
また残りの複数の貫通穴4aのそれぞれに、ゴムプラグ5または鉛プラグ6をそれぞれ挿填することも可能である。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
図8は、この発明の第7実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)加工で表面処理した複数枚のステンレス鋼板を互いに摺動可能に積層させて積層体3を構成し、該積層体3の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴4bを形成し、この複数の貫通穴4bの少なくとも一つにゴムプラグ5を、他の少なくとも一つにワイヤー束ダンパー13を挿填して構成したもので、中小地震に対する減衰効果を発揮させるようにしたものである。また残りの複数の貫通穴4aに、鉛プラグ6を挿填することも可能である。
【0019】
前記ワイヤー束ダンパー13としては、金属もしくはプラスチックから成る複数本の素線を束ねて構成したものを用いる事が出来るものである。また、ワイヤー束ダンパー13は、素線を編組もしくは撚り合わせ、または平行に配設して、加締め部材により束ねて構成し、また素線ダンパーの素線断面形状としては、円形,楕円形または多角形であることが好ましい。また、前記素線ダンパーの素線を、靱性の高いエンジニアリングプラスチックで構成することも可能である。
【0020】
なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
図9は、この発明の第8実施形態を示す免震装置の断面図を示し、この実施形態は、上述した積層体3の平面部に、鉛直方向のテーパ状の穴14を形成し、このテーパ穴14に風力により出入りするテーパー状の風力振動ストッパー部材15を挿入して構成したものである。
【0021】
例えば、風力センサーによって、構造物の横揺れが、強風等の風加重によるものか、地震力によるものであるかを瞬時に判別して、風力振動ストッパー部材15を機械的または電気的に出し入れさせる構成により達成出来るものである。
この風力振動ストッパー部材15を積層体3のテーパ状の穴14に挿入させることで、風力による振動を抑えることが出来るものである。なお、その他の構成は上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】
この発明は、上記のように基礎または土台と一戸建て住宅等の軽量構造物や、他の一般の構造物との間に介在させ、中小地震に対する横揺れ,上下振動に対して減衰効果と復元性とを持たせた免震効果を発揮させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図2】免震装置本体の平面を示す斜視図である。
【図3】この発明の第2実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図4】この発明の第3実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図5】この発明の第4実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図6】この発明の第5実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図7】この発明の第6実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図8】この発明の第7実施形態を示す免震装置の断面図である。
【図9】この発明の第8実施形態を示す免震装置の断面図である。
【符号の説明】
1 免震装置本体 2 ステンレス鋼板
3 積層体 4,4a,4b 貫通穴
5 ゴムプラグ 6,6a 鉛プラグ
7a 上部面板 7b 下部面板
8 ゴム状弾性材料 9 ネジを切った栓
10 穴 11 球体
12 ゴム状弾性体袋 13 ワイヤー束ダンパー
14 穴 15 風力振動ストッパー部材
G 基礎または土台 W 土台梁

Claims (10)

  1. 基礎または土台と構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させて成り、前記鉛プラグを挿填する穴を円錐状に形成し、該円錐状の穴に円錐状に形成した鉛プラグを挿填すると共に、ネジを切った栓で封じ込めるようにした滑り免震装置。
  2. 基礎または土台と構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させ、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆して成る滑り免震装置。
  3. 基礎または土台と構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に鉛プラグを挿填させ、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成して成る滑り免震装置。
  4. 基礎または土台と、構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、鉛プラグ、ガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球、或いは複数の鋼球から成る球体をゴム状弾性体袋に入れて挿填し、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆して成る滑り免震装置。
  5. 基礎または土台と、構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、鉛プラグ、ガラスまたは樹脂製の複数のビーズ球、或いは複数の鋼球から成る球体をゴム状弾性体袋に入れて挿填し、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成して成る滑り免震装置。
  6. 基礎または土台と、構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、ワイヤー束ダンパーを挿填し、前記積層体の上下面及び周面を所定の厚さのゴム状弾性材料で被覆して成る滑り免震装置。
  7. 基礎または土台と、構造物との間に介在させる滑り免震装置において、複数枚の摺動板を互いに摺動可能に積層させて積層体を構成し、該積層体の平面部に、鉛直方向に複数の貫通穴を形成し、この複数の貫通穴のうち少なくとも一つにゴム状弾性体から成るゴムプラグを挿填し、残りの少なくとも一つの貫通穴に、ワイヤー束ダンパーを挿填し、前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成して成る滑り免震装置。
  8. 前記積層体の貫通穴に挿填させたゴムプラグを、積層体の上下面を覆うゴム状弾性材料と連続して形成した請求項1,2,4または6に記載の滑り免震装置。
  9. 前記積層体の平面部にテーパ状の穴を形成し、テーパ穴に風力により昇降するテーパー状の振動ストッパー部材を挿入して成る請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の滑り免震装置。
  10. 前記ゴム状弾性体から成るゴムプラグ及び積層体の上下面及び周面を被覆するゴム状弾性材料を、高減衰ゴムで構成する請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の滑り免震装置。
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