JP3883152B2 - シート・トラック付き乗り物シート - Google Patents
シート・トラック付き乗り物シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP3883152B2 JP3883152B2 JP05754898A JP5754898A JP3883152B2 JP 3883152 B2 JP3883152 B2 JP 3883152B2 JP 05754898 A JP05754898 A JP 05754898A JP 5754898 A JP5754898 A JP 5754898A JP 3883152 B2 JP3883152 B2 JP 3883152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- seat
- protrusion
- fixed end
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の関係する分野】
この発明は、シート・トラック付き乗り物シートに関する。
【0002】
【背景技術】
乗用車、バン、ワゴンなどでは、シート・トラック付きシートは内側のリア・レッグにレッグ・カバーを取り付けてシートの外観、すなわち、見映えの向上を図っている。そのリア・レッグが両側面に切欠きを切り取り、一方、そのレッグ・カバーが両内側面に爪を突き出し、そして、その爪がその切欠きにスナップ・アクションでかみ合わせられてそのレッグ・カバーはそのリア・レッグに止められる。そのレッグ・カバーの取付け作業は、そのシートがフロアに据え付けられた後になるので、それは狭い空間でブラインド作業になって非常に厄介であった。加えて、そのリア・レッグとそのレッグ・カバーとの間にがたを生じて異音が発生される恐れがあった。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、レッグにレッグ・カバーを取り付ける作業を改善してその取付け作業を簡単にし、また、そのレッグおよびレッグ・カバーの間にがたつきを阻止して異音の発生を未然に防止するところのシート・トラック付き乗り物シートの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、フロア固定端、レール支持端、および両外側面のその固定端側にくっ付いて切り起される突起を有し、そして、その固定端でフロアに固定されてその支持端にシート・トラックを取り付けるレッグと、その突起に対応する位置でその突起に逆方向において両内側面に弾性フィンを突き出し、その弾性フィンをその突起に押し付け、その弾性フィンを弾性的に変形させてその弾性フィンにその突起を乗り越えさせ、そして、その弾性フィンをその突起に引っ掛けてそのレッグに止められるレッグ・カバーとを備え、そして、取付けの際、その弾性フィンがガイドになってそのレッグ・カバーがそのレッグに合わせられ、そして、その弾性フィンが弾性的に変形され、その突起を乗り越え、その突起に引っ掛けられてそのレッグ・カバーがそのレッグに止められ、そして、それをクリック感およびクリック音で確認可能にする。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のシート・トラック付き乗り物シートを説明するに、図1ないし図5は、乗用車のシート・トラック付きフロント・シートに具体化されるところのこの発明のシート・トラック付き乗り物シートの具体例10を示し、そして、そのフロント・シート10は、シート・クッション11にシート・バック12を角度調整可能にするリクライニング・デバイス(図示せず)、およびシート全体を前後調整可能にするシート・トラック13を備え、左右のフロント・レッグ(図示せず)および左右のリア・レッグ16,17でフロア40に取り付けられるところのそのシート・トラック13に支持されてそのフロア40に据え付けられ、そして、その左右のリア・レッグ16,17において内側に配置されるその左のリア・レッグ16にレッグ・カバー18を取り付けるところの構造を採用する。
【0006】
そのフロント・シート10では、そのリア・レッグ16が、フロア固定端19、レール支持端20、および両外側面21,21のその固定端19側にくっ付いて切り起される突起22,22を有し、そして、その固定端19でそのフロア40に固定されてその支持端20にそのシート・トラック13を取り付け、また、そのレッグ・カバー18が、その突起22,22に対応する位置でその突起22,22に逆方向において両内側面25,25に弾性フィン26,26を突き出し、その弾性フィン26,26をその突起22,22に押し付け、その弾性フィン26,26を弾性的に変形させてその弾性フィン26,26にその突起22,22を乗り越えさせ、そして、その弾性フィン26,26をその突起22,22に引っ掛けてそのリア・レッグ16に止められる。
【0007】
そのシート・トラック13は、左右のスライド・レール15,15が左右のガイド・レール14,14に前後に摺動可能に組み付けられるところの通常の構造でその左右のフロント・レッグおよび左右のリア・レッグ16,17でその左右のガイド・レール14,14をそのフロア40に取り付けてその左右のスライド・レール15,15の上にそのフロント・シート10を支持する。
【0008】
そのリア・レッグ16は、その固定端19および支持端20の間に段差を付けて鋼板片からプレス加工される。また、そのリア・レッグ16は、その両外側面21,21に切起し跡穴23,23を付け、そして、その両外側面21,21のその固定端19側にその突起22,22をくっ付けて切り起し、さらに、その固定端19にねじ穴24を打ち抜いている。そのようにプレス加工されるそのリア・レッグ16は、その支持端20でそのガイド・レール14の後端に溶接されてそのガイド・レール14をそのフロア40に支持可能にする。そして、そのリア・レッグ16は、その突起22,22を活用してそのレッグ・カバー18を止める。
【0009】
そのレッグ・カバー18は、樹脂から成形され、そして、その弾性フィン26,26が曲り板状に設計されてそのリア・レッグ16にそのレッグ・カバー18を合わせるところの案内をする。また、そのレッグ・カバー18では、開口端27が切欠き28でそのガイド・レール14の後端を交され、そして、左右のフロント・コーナ29,29の内側に左右の浮上りストッパ30,30を突き出し、そして、その左右の浮上りストッパ30,30をそのリア・レッグ16のその固定端19の両側下面に引っ掛けてそのリア・レッグ16に上方に外れ止めされる。
【0010】
したがって、その上述されたフロント・シート10は、最初に、そのシート・クッション11にそのシート・トラック12を取り付け、そして、そのフロア40に位置される。次に、そのシート・トラック13がその左右のフロント・レッグおよび左右のリア・レッグ16,17でそのフロア40にねじ止めされてそのフロント・シート10はそのフロア40に据え付けられる。その後に、そのレッグ・カバー18がそのリア・レッグ16に取り付けられる。先ず、そのレッグ・カバー18は、その弾性フィン26,26でそのリア・レッグ16に合わせられ、そして、前方向に押されてその弾性フィン26,26をその突起22,22に押し付け、その弾性フィン26,26を弾性的に変形させながらその弾性フィン26,26にその突起22,22を乗り越えさせ、そして、その弾性フィン26,26をその突起22,22に引っ掛ける。その際に、その左右の浮上りストッパ30,30がそのリア・レッグ16のその固定端19の両側下面に引っ掛けられてそのリア・レッグ16に上方にも外れ止めされる。
【0011】
そのようにして、そのレッグ・カバー18は、狭い空間でブラインド作業になるにもかかわらず、そのリア・レッグ16,16に簡単に取り付けられ、その弾性フィン26,26がその突起22,22に引っ掛けられてそのレッグ・カバー18ががたつかずにそのリア・レッグ16に止められ、そして、異音の発生が未然に防止され、また、その弾性フィン26,26および突起22,22の引っ掛りがクリック感およびクリック音で確認される。
【0012】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0013】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明のシート・トラック付き乗り物シートは、フロア固定端、レール支持端、および両外側面のその固定端側にくっ付いて切り起こされる突起を有し、そして、その固定端でフロアに固定されてその支持端にシート・トラックを取り付けるレッグと、その突起に対応する位置でその突起に逆方向において両内側面に弾性フィンを突き出し、その弾性フィンをその突起に押し付け、その弾性フィンを弾性的に変形させてその弾性フィンにその突起を乗り越えさせ、そして、その弾性フィンをその突起に引っ掛けてそのレッグに止められるレッグ・カバーとを備えるので、この発明のシート・トラック付き乗り物シートでは、そのレッグ・カバーがその弾性フィンで案内されてそのレッグに合わせられ、そのレッグ・カバーを取り付ける作業が改善されてそのレッグ・カバーが狭い空間でブラインド作業になるにもかかわらずそのレッグに簡単に取り付け可能になり、そのレッグ・カバーがその突起とその弾性フィンとの間の引っ掛かりによってがたつかずにそのレッグに止められ、そして、異音の発生が未然に防止され、また、その突起とその弾性フィンとの間の引っ掛かりがクリック感およびクリック音で確認可能になり、その結果、乗用車、バン、ワゴンなどにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車のシート・トラック付きフロント・シートに具体化されるところのこの発明のシート・トラック付き乗り物シートの具体例を部分的に破断し、そして、レッグ・カバーを分解して後方から見た斜視図である。
【図2】レッグおよびレッグ・カバーを示した縦断面図である。
【図3】図1においてレッグおよびレッグ・カバーを拡大して示した分解斜視図である。
【図4】レッグ・カバーを下から見て示した部分斜視図である。
【図5】図2の5−5線に沿って示した断面図である。
【符号の説明】
16 リア・レッグ
18 レッグ・カバー
19 フロア固定端
20 レール支持端
21 外側面
22 突起
25 内側面
26 弾性フィン
Claims (1)
- フロア固定端、レール支持端、および両外側面のその固定端側にくっ付いて切り起こされる突起を有し、そして、その固定端でフロアに固定されてその支持端にシート・トラックを取り付けるレッグと、その突起に対応する位置においてその突起に逆方向の傾斜で両内側面に弾性フィンを突き出し、両フロント・コーナの内側に浮上りストッパを突き出し、そして、その弾性フィンをその突起に押し付け、その弾性フィンを弾性的に変形させてその弾性フィンにその突起を乗り越えさせながらそのレッグのその固定端の両側下面の下にその浮上りストッパを差し込んでその弾性フィンをその突起に、その浮上りストッパをそのレッグのその固定端の両側下面にそれぞれ引っ掛けてそのレッグに止められるレッグ・カバーとを備えるシート・トラック付き乗り物シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05754898A JP3883152B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | シート・トラック付き乗り物シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05754898A JP3883152B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | シート・トラック付き乗り物シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240368A JPH11240368A (ja) | 1999-09-07 |
JP3883152B2 true JP3883152B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=13058853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05754898A Expired - Fee Related JP3883152B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | シート・トラック付き乗り物シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3883152B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2494996A (en) * | 2011-09-21 | 2013-03-27 | Ts Tech Co Ltd | Leg cover and vehicle seat with leg cover |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6718481B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2020-07-08 | 三井金属アクト株式会社 | シートロック装置 |
CN110154850B (zh) * | 2019-05-28 | 2021-03-30 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 座椅支脚护罩 |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP05754898A patent/JP3883152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2494996A (en) * | 2011-09-21 | 2013-03-27 | Ts Tech Co Ltd | Leg cover and vehicle seat with leg cover |
GB2494996B (en) * | 2011-09-21 | 2017-08-02 | Ts Tech Co Ltd | Leg cover and vehicle seat with leg cover |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11240368A (ja) | 1999-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7121611B2 (en) | Armrest structure for vehicle | |
US5425522A (en) | Vehicle seat adjuster with conveniently accessible rotary actuator | |
US6196628B1 (en) | Device for fixing a child seat to the seat of a motor vehicle | |
JP3883152B2 (ja) | シート・トラック付き乗り物シート | |
US6435465B1 (en) | Seat adjuster | |
JP3704578B2 (ja) | 車両用シートのスライドレール構造 | |
JP3355343B2 (ja) | シートスライド装置 | |
JP3827505B2 (ja) | 車両用ドアトリムの取付構造 | |
JP2758142B2 (ja) | シートスライドレールのブラケットカバー取付構造 | |
JP2003039994A (ja) | シートスライド装置におけるスイーパーの取付構造 | |
JP3916392B2 (ja) | 自動車用ドアトリムの取付け構造 | |
JP4090637B2 (ja) | トリム・カバー・プロテクタ | |
JPS5835546Y2 (ja) | シ−トスライド装置 | |
JP3633130B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4031826B2 (ja) | シート・トラックに用いるレバー・ストッパ | |
JP3402903B2 (ja) | 自動車用燃料タンクの支持装置 | |
KR20030024199A (ko) | 승합용 자동차의 화물 고정용 후크장치 | |
JP4131117B2 (ja) | ブラケットの取付構造 | |
JP2506235Y2 (ja) | シ―トベルトアンカ―の位置調整装置 | |
JP4193397B2 (ja) | 車両用パネル部材の取り付け構造 | |
JP2002337579A (ja) | 自動車のリア・シートに用いるリア・シート・クッション | |
JP3609223B2 (ja) | スライドレール | |
JPH06888U (ja) | シートサイドシールドの組付構造 | |
JP4899202B2 (ja) | 自動車用リクライニングシート | |
JP3244598B2 (ja) | 車両用シートのスライド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |