JP3882230B2 - 記録装置 - Google Patents

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザカッティングマシン(以下、「記録装置」という)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図1に示すような、記録用レーザ1とフォーカス用レーザ3とを備えた構成の記録装置が知られている。この装置では以下のようなプロセスで記録レンズ21の適正フォーカス位置を初期設定する。まず、レジスト原盤20の回転停止時にヘッド位置決め機構17を介してヘッド19を適正位置に位置決めする。次に、原盤20が所定の回転数で安定した後、レーザ1からの記録用レーザ光をミラー5、7、9、記録レンズ21を介して原盤20に照射する。それにより同一光路を逆進する上記レーザ光の反射光がミラー5からCCDカメラ13に入射しカメラ13を介してモニタ15にレーザスポット像が形成される。オペレータは肉眼でレーザスポット像の状態を観察しながらモータドライバ29を制御しモータ27を回転させ光検出器(PD)23を左右方向に移動させる操作を行なう。これにより、サーボ回路31は、上記レーザ光がオペレータの上記操作によって或る位置で移動を停止されたPD23の中心位置に入射するよう、記録レンズ21を上下方向に微小移動させて位置決めを行なう。このような作業を繰り返すことによって記録レンズ12は適正フォーカス位置に位置決めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した記録レンズ21を適正フォーカス位置に初期設定する作業において、モニタ15に表示される記録用レーザ光のレーザスポット像はアナログ情報であるから、上記レーザスポット像はPD23の移動に応じて連続的に変化する。そのため、このようなレーザスポット像の変化を肉眼で追いながら記録レンズ21の適正フォーカス位置に対応するレーザスポット像を上記変化の中から見出し、記録レンズ21の位置決めを行うにはかなりの熟練度を要する。また、レジスト原盤の種類により記録レンズ21の適正フォーカス位置は微妙に相違するから、熟練したオペレータであっても上記作業には相当の手間が掛かる上、高精度な位置決めを行うのは容易ではない。
【0004】
しかも、上記装置では、仮に記録レンズ21を適正フォーカス位置に位置決めできたとしても、そのときのデータはモニタ15上に表示されるレーザスポット像(アナログデータ)だけであるために、これを保存することはできず、従って後に上記適正フォーカス位置を再現する手懸かりにはなり得ない。
【0005】
そのため、使用するレジスト原盤の種類が相違する毎に、上記手間が掛かる困難な作業をやり直さなければならず、非能率であった。
【0006】
従って本発明の目的は、記録レンズの適正フォーカス位置を表わすデータを数値化して使用することにより、レジスト原盤の種類に応じた適正フォーカス位置の初期設定作業を容易に行える記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面に従う記録装置は、レジスト原盤に、適正フォーカス位置に設定された記録レンズを介して記録用レーザ光を露光するもので、変位可能なレーザ光検出手段と、サーボ装置と、変位量検出手段と、表示手段とを備える。
【0008】
本発明の記録装置は、レジスト原盤に、適正フォーカス位置に設定された記録レンズを介して記録用レーザ光を露光する記録装置において、前記適正フォーカス位置の初期設定時に前記レジスト原盤に照射されて前記レジスト原盤から反射するフォーカス用レーザ光を受光し、その受光位置と適正フォーカス位置に対応する基準受光位置との位置偏差に応じた検出信号を出力する変位可能なレーザ光検出手段と、前記検出信号に応答して前記位置偏差を解消するように前記記録レンズのレジスト原盤に対する相対的な位置を自動的に調整して前記記録レンズを適正フォーカス位置に位置決めするサーボ装置と、前記レーザ光検出手段の変位量を検出する変位量検出手段と、前記変位量検出手段からの出力信号を数値化して表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の第1の側面によれば、予め熟練したオペレータが設定したときのレーザ光検出手段の変位量を数値化して表示しておけば、次に適正フォーカス位置を初期設定するときに、その数字を目安にすれば、熟練したオペレータ以外の者でも正確な初期設定が容易に行える。しかも、種類の異なるレジスト原盤毎に適正フォーカス位置データを保持しておけば、レジスト原盤の種類に対応した適正フォーカス位置の初期設定が容易に行えるために作業能率は更に向上する。
【0010】
本発明の第1の側面に係る好適な実施形態では、基準変位量設定手段と、変位量自動調整手段とが更に備えられる。
【0011】
本発明の記憶装置は、前記記録レンズが適正フォーカス位置にあるときに前記フォーカス用レーザ光の受光位置が前記基準受光位置に一致したときの前記レーザー光検出手段の変位量を基準変位量として予め設定される基準変位量設定手段と、前記基準変位量と、前記変位量検出手段からの変位量検出値とが一致するように前記レーザ光検出手段の変位量を自動的に調整する変位量自動調整手段と、を更に備えることを特徴とする。
【0012】
上述した好適な実施形態によれば、基準変位量と、変位量検出値とが一致するようにレーザ光検出手段の変位量が自動的に調整されるので、オペレータの手を煩わすことなく、レーザ光検出手段の変位量を自動的に調整できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0014】
図2は、本発明の第1の実施形態に係る記録装置の全体構成を示すブロック図である。
【0015】
上記装置は、図示のように、光学系50と、この光学系50を構成する記録レンズ77aをサブミクロンの精度でレジスト原盤110に追従させるためのフォーカスサーボシステム80とを備える。上記装置は、更に、レジスト原盤110を高精度で回転させ、また、光学系50と相対的移動をさせる移送機構(図示しない)や、記録情報を表わす信号の変復調装置等の信号処理回路(図示しない)等も備える。
【0016】
光学系50は、記録用レーザ51と、パワー制御器53と、ミラー55と、変調器57と、ミラー59〜65と、CCDカメラ67と、モニタ69と、ヘッド機構71と、フォーカス用レーザ73とを備える。
【0017】
フォーカスサーボシステム80は、光検出器(PD)81と、減速ギヤー機構85と、ポテンショメータ87と、増幅器89と、A/D変換器91と、ディジタル表示器93とを備える。フォーカスサーボシステム80は、更に、モータ95と、モータ駆動回路97と、フォーカス微調整回路99と、ヘッドスライダ制御回路101と、フォーカスサーボ回路103とを備える。
【0018】
光学系50を構成する上記各部と、フォーカスサーボシステム80を構成するPD81、ポテンショメータ87、及びモータ95とは、1つの光学台(図示しない)上の所定位置に夫々配置されており、PD81は、その光学台上において図示のように左右方向に移動可能に構成されている。
【0019】
次に、光学系50を構成する各部について説明する。
【0020】
記録用レーザ51は、記録光源及び制御信号用光源として機能するもので、例えばλ=441.6nmのレーザ光を記録用レーザ光として出射するHe―Cdレーザが用いられている。パワー制御器53は、記録用レーザ51からのレーザ光をミラー55に出射すると共に、ミラー55を透過して直進するレーザ光を検出する光検出器(図示しない)からの検出信号を入力して記録用レーザ51からのレーザ光を所望の強度に制御する。変調器57には、例えば媒体中の音響波と光波との関わり合いを利用する音響光学効果(A/O)光変調器が用いられている。変調器57は、記録用レーザ51からパワー制御器53を通じて出射されミラー55によって導かれたレーザ光を受光し、これを記録すべき情報信号や制御信号により変調してミラー59に出射する。
【0021】
ミラー59は、変調器57からの記録用レーザ光をダイクロイックミラー61、ミラー63、及びヘッド機構71の記録レンズ77aを介してレジスト原盤110に導く。ミラー59は、また、レジスト原盤110から反射され、上記光路を逆方向に通って入射する記録用レーザ光をCCDカメラ67に導く。本実施形態では、ミラー59として偏向ビームスプリッタ(PBS)が用いられている。
【0022】
ヘッド機構71は、ヘッド77と、このヘッド77を、レジスト原盤110から30ミリ程度離れた位置をホームポジションとして上下方向に摺動自在に保持するヘッドスライダ75とから成る。
【0023】
ヘッドスライダ75は、ヘッドスライダ制御回路101の制御下で、上記位置(ホームポジション)を上限としてヘッド77を上下方向に数10ミリ摺動させる。そして、レジスト原盤110の回転停止時に、記録レンズ77aがジャストフォーカス状態になり得る位置(以下、「ヘッド77の適正位置」という)にヘッド77を位置決めする。ヘッドスライダ75は、応答性が悪い。そのため、レジスト原盤110の回転に伴う面振れに起因して記録レンズ77aがジャストフォーカス状態になる位置(以下、「適正フォーカス位置」という)がヘッド77の適正位置から数μmのオーダで変動しても、この変動に追従させて上記適正位置を補正する制御は行わない。
【0024】
ヘッド77は、記録レンズ77aと、記録レンズ77aを取り囲んで設けられ、ヘッド本体内において記録レンズ77aを上下方向に50μmまで移動可能に形成されたボイスコイルモータ(VCM)77bとを備える。
【0025】
記録レンズ77aには、例えば開口数NAが0.9の絞り込みレンズが用いられる。この場合、記録レンズ77aの焦点深度h(h=λ/(NA)2で求められる)は非常に浅くなるので、記録用レーザ光の照射時には、この焦点深度h内にレジスト原盤110の露光面が入るよう記録レンズ77aの位置を調整する必要がある。
【0026】
VCM77bは、フォーカスサーボ回路103の制御下で、一旦ヘッド77が適正位置に位置決めされた後、レジスト原盤110の回転時にその面振れに起因して適正フォーカス位置が変動したときに、この変動に追従して記録レンズ77aのヘッド本体内における相対位置を適正フォーカス位置になるよう調整する。
【0027】
フォーカス用レーザ73は、フォーカシング(焦点制御)のための誤差信号検出光源として機能するもので、例えばλ=632.8nmのレーザ光を出射するHe―Neレーザが用いられている。ミラー65は、フォーカス用レーザ73から出射されたレーザ光をダイクロイックミラー61、ミラー63、及び記録レンズ77aを介してレジスト原盤110に導くべく反射する。ミラー65は、また、レジスト原盤110から反射され、記録レンズ77a、ミラー63、及びダイクロイックミラー61を介して入射するレーザ光のうち、フォーカス用レーザ光のみを透過させ、記録用レーザ光については透過させないよう構成されている。よって、レジスト原盤110から反射されたフォーカス用レーザ光のみがフォーカスサーボシステム80を構成する光検出器(PD)81に導かれることとなる。本実施形態では、ミラー65として上記ミラー59におけると同様に、偏光ビームスプリッタ(PBS)が用いられている。
【0028】
CCDカメラ67は、ミラー59を通して入射する記録用レーザ光のスポット像を表わす電気信号を生成してモニタ69に出力する。これによりモニタ69には、上記各スポット像が肉眼で観察可能に表示される。
【0029】
次に、フォーカスサーボシステム80を構成する各部について説明する。
【0030】
PD81は、図3に示すような平面形状を有し、駆動軸81aにより左右方向に移動可能な一次元の位置検出センサ又は2分割センサである。
【0031】
駆動軸81aは、その外周面にPD本体と螺合する送りねじ(図示しない)を有し、且つ、減速ギヤー機構85とポテンショメータ87とを備える。そして、減速ギヤー機構85を介して伝達されるモータ95の(正/逆方向の)回転力により、PD本体を図2(図3)の左右方向に移動させる。
【0032】
位置検出センサ又は2分割フォトダイオードは、検出領域が図3の長さ(横)方向に沿って設定されており、図3に示す中心位置で図3の右側に位置するフォトダイオード(右側フォトダイオード)と図3の左側に位置するフォトダイオード(左側フォトダイオード)とに分割されている。そして、分割された左右のフォトダイオードは、夫々1個の出力端子(右側フォトダイオードに対応する出力端子を右側出力端子と、また左側フォトダイオードに対応する出力端子を左側出力端子と夫々称する。いずれも図示しない)を備える。本実施形態において、2分割フォトダイオードは、光検出信号として左右の出力端子から夫々正の電圧信号を出力するよう構成されている。
【0033】
即ち、図3において、ミラー65を透過して入射するフォーカス用レーザ光のビームスポットが、右側フォトダイオードの検出領域である符号f3の位置にあるときは、右側出力端子からは比較的大きい正の電圧信号が、左側出力端子からは比較的小さい正の電圧信号が、夫々出力される。また、上記ビームスポットが、右側フォトダイオードの検出領域において符号f3の位置より更に右側の符号f4の位置にあるときは、右側出力端子からは上記より更に大きい正の電圧信号が、左側出力端子からは更に小さい正の電圧信号が、夫々出力される。
【0034】
これに対して、上記ビームスポットが、左側フォトダイオードの検出領域である符号f2の位置にあるときは、左右の出力端子からの電圧信号の大きさは上記ビームスポットが符号f3の位置にあるときとは逆になる。また、上記ビームスポットが、左側フォトダイオードの検出領域において符号f2の位置より更に左側の符号f1の位置にあるときは、左右の出力端子からの電圧信号の大きさは上記ビームスポットが符号f4の位置にあるときとは逆になる。
【0035】
更に、上記ビームスポットが、符号f0で示す図3の中心位置にあるときは、左右の出力端子からは夫々大きさの等しい正の電圧信号が出力されることとなる。後述するように、この符号f0で示す位置は、前述した光学台上におけるPD81の位置によっては記録レンズ77aの適正フォーカス(=ジャストフォーカス状態)に対応する位置である。これ以外の符号f1、f2、f3、f4で示す中心から偏った位置は、光学台上におけるPD81の位置によっては記録レンズ77aのデフォーカス状態に対応し得る位置である。光学台上におけるPD81の位置如何に関わらず、上記ビームスポットが図3の中心から偏った位置f1〜f4にあるときは、必ず図3の中心位置f0にくるよう、記録レンズ77aの位置がフォーカスサーボ回路103とVCM77bとにより自動的に調節されることとなる。なお、上述した左右の出力端子から正の電圧信号に代えて負の電圧信号を出力するようにしてもよい。
【0036】
上述した2分割フォトダイオードの光検出信号は、左右の出力端子から夫々フォーカスサーボ回路103の差動増幅器103aに出力される。
【0037】
再び図2に戻って、ポテンショメータ87には、例えば回転角度を電圧に変換する多回転ポテンショメータが用いられており、この多回転ポテンショメータは、検出した駆動軸81aの回転量に応じた電圧信号を増幅器89に出力する。増幅器89は、ポテンショメータ87からの電圧信号を所定の増幅率で増幅した後、A/D変換器91に出力する。A/D変換器91は、増幅器89から出力された電圧信号(アナログ信号)をディジタル信号に変換してディジタル表示器93に出力する。
【0038】
ディジタル表示器93は、複数桁の7セグメントを備えており、A/D変換器91から出力されるディジタル信号を上記各7セグメントを駆動することにより数値情報として表示する。
【0039】
この数値情報は、例えばレジスト原盤110の回転停止時にヘッド77が適正位置に位置決めされたときの光学台上のPD81の位置を基準位置として、レジスト原盤110の回転時に記録レンズ77aがVCM77bにより適正フォーカス位置に位置決めされるに際しての光学台上のPD81の現在位置と基準位置との距離を表わしている。この数値情報は、カッティングを行うレジスト原盤110の種類によって相違するものであり、本装置によって各種のレジスト原盤110のカッティングを行う際に初期設定される値となる。これについては後に詳述する。
【0040】
モータ95は、正/逆回転が自在に構成されており、モータ駆動回路97によって駆動される。フォーカス微調整回路99は、PD81を図2(図3)の左右方向に微小量移動させることによりフォーカスサーボ回路103、及びVCM77bを介して記録レンズ77aのフォーカスを微調整するもので、モータ駆動回路97に対しモータ95を微小量回転させるための制御信号を出力するよう構成されている。フォーカス微調整回路99には、オペレータがPD81の左右方向への移動量を設定するための操作部(図示しない)が設けられている。
【0041】
ヘッドスライダ制御回路101は、適正フォーカス位置を各種レジスト原盤毎に初期設定するためのフォーカス動作、又はレジスト原盤110の露光を行うために本装置(図2で示した記録装置)のフォーカス動作を開始するに際して最初に駆動されるものである。即ち、レジスト原盤110の回転停止時に、予め光学台上の所定位置に位置決めされているPD81からの光検出信号に起因して、例えば差動増幅器103aのような誤差信号生成手段から出力される誤差信号(後に詳述する)を参照しながらヘッドスライダ75を制御する。この制御により、ヘッド77を、そのホームポジション(レジスト原盤110の表面より30ミリ程度上方の位置)から予め定められている適正位置にまで下降させる。
【0042】
フォーカスサーボ回路103は、既述のように差動増幅器103aを内蔵しており、ヘッドスライダ制御回路101によるヘッド77の適正位置への位置決め動作が終了した後、自動的に又はオペレータにより起動される。フォーカスサーボ回路103は、レジスト原盤110の回転時に、フォーカス微調整回路99により図2の左右方向に位置を変更されたPD81からの光検出信号に基づいてVCM77bを制御し、記録レンズ77aの位置を微調整する。
【0043】
即ち、PD81が光学台上の或る位置に位置決めされた状態で、差動増幅器103aによって演算された上記2つの出力端子からの電圧信号の差分(誤差信号)が正のときには、フォーカス用レーザ光のビームスポットが例えば図3の符号f3又はf4で示す右側フォトダイオードの検出領域にある。そのため、フォーカスサーボ回路103は、上記ビームスポットが図3の符号f0で示す位置にきて上記誤差信号が0になるよう、VCM77bを介して記録レンズ77aを上下方向に数μm移動させる調節を行なう。上記2つの出力端子からの電圧信号の差分が負のときは、上記レーザ光のビームスポットが図3の符号f1又はf2で示す左側フォトダイオードの検出領域にある。このときも上記と同様に、上記ビームスポットが例えば図3の符号f0で示す位置にくるよう、VCM77bを介して記録レンズ77aの位置を微調整する。
【0044】
よって、PD81を光学台上の或る位置から左右方向へ微小量移動させて別の位置に停止させたことにより、フォーカス用レーザ光のビームスポットがPD81の中心位置f0から外れた位置(f1、f2、f3、f4)にきても、上記ビームスポットが中心位置f0にくるよう、記録レンズ77aの位置が自動的に調整される。
【0045】
例えば、PD81の中心位置を、図5において符号S´の位置に設定して、ヘッドスライダ制御回路101によりヘッド77を図5に示した位置に位置決めしたとする。この場合、レジスト原盤110の露光面が原盤110の回転に起因する面振れ等によって符号110bの位置に位置ズレしているときは、フォーカス用レーザ光のビーム70は符号72で示す露光面上の位置で反射し、符号74で示した態様でPD81に入射する。そのため、記録用レーザ光78がデフォーカス状態でカッティングが行なわれることとなる。
【0046】
この場合、PD81の中心位置を、図5において符号Sの位置に設定し直すと、フォーカスサーボ回路103により記録レンズ7aの位置がレジスト原盤110から離れるよう微調整される。その結果、レジスト原盤110の露光面の記録レンズ77aに対する相対的な位置が符号110bから符号110aに補正されることとなるので、フォーカス用レーザ光のビーム70は符号80で示す露光面上の位置で反射し、符号76で示した態様でPD81に入射する。そのため、記録用レーザ光78がジャストフォーカス状態(=適正フォーカス位置)でカッティングが行なわれることとなる。PD81の中心位置を符号S´で示した位置から符号Sで示した位置に変更したときのPD81の移動量をポテンショメータ87で検出し、それをディジタル量として表示した点が、本実施形態の装置における主たる特徴である。
【0047】
なお、ディスクの種類によっては、記録レンズ77aの適正フォーカス位置が符号110bで示した位置にくるものも存在する。
【0048】
次に、上記装置において、記録レンズ77aの適正フォーカス位置を初期設定するに際してのフォーカシングの作業手順を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0049】
以下に説明する作業手順を実行する前提として、熟練したオペレータにより予め採集された記録レンズ77aの適正と思料され得るフォーカス位置データ(以下、「推定適正フォーカス位置データ」という)を用いる。
【0050】
フォーカシングの開始に際し、まず、オペレータはPD81を光学台上の所定位置に位置決めし、且つ、レジスト原盤110の回転を停止させた状態でフォーカス用レーザ73を駆動する。そして、ヘッドスライダ制御回路101に駆動指令を入力することにより制御回路101を介してヘッドスライダ75を制御しヘッド77を下降させる(ステップS121)。この制御動作において、ヘッドスライダ制御回路101は、ヘッド77が予め定められている適正位置に達したか否かを、例えば差動増幅器103aからの誤差信号を参照することにより定期的にチェックする(ステップS122)。
【0051】
このチェックの結果、ヘッド77が適正位置より上方にあると判断したときには(ステップS123)下降動作を継続させ(ステップS121)、下方にあると判断したときには(ステップS123)下降動作を停止すると共に上昇動作に切換える(ステップS124)。なお、ヘッドスライダ制御回路101による上記制御動作中は、オペレータはフォーカスサーボ回路103を起動させないものとする。このようにしてヘッド77が上記適正位置に達したと判断すると(ステップS122)、ヘッドスライダ制御回路101はヘッドスライダ75の駆動を停止する(ステップS125)。
【0052】
次に、原盤110を回転させたときに、上記適正位置では記録レンズ77aが適正フォーカス位置に位置決めできないと判断したとき、フォーカスサーボ回路103はをも起動する(ステップS126)。そして、フォーカス微調整回路99の操作部から推定適正フォーカス位置データに対応したPD81の微小移動量を設定して、フォーカス微調整回路99によりPD81を左右方向に微小移動させる(ステップS127)。レジスト原盤110の回転に起因する面振れと上記微小移動とにより、PD81の2つの出力端子からの電圧信号の差分が可変するので、フォーカスサーボ回路103は、差動増幅器103aからの誤差信号が0になるよう、記録レンズ77aを上下方向に数μm移動させる。このようにしてフォーカスサーボ回路103により上記誤差信号が0になるよう調整された記録レンズ77aのヘッド77内での相対位置が、レジスト原盤110を回転させたときの適正フォーカス位置となり得る。オペレータは、この時にディジタル表示器93に表示された数値情報と、上記推定適正フォーカス位置データとを比較する(ステップS128)。この比較の結果、表示された数値情報と、上記推定適正フォーカス位置データとが一致すれば、上記推定適正フォーカス位置データを適正フォーカス位置データとしてその保存を継続すると共に(ステップS129)、これを適正フォーカス位置の初期設定に用いる(ステップS130)。
【0053】
ステップS128での比較の結果、両者が不一致であれば、表示された数値情報を適正フォーカス位置データとして上記推定適正フォーカス位置データの書換えを行った後に(ステップS131)、ステップS130に移行する。
【0054】
上述したステップS121〜ステップS131に示した作業動作を幾度か繰り返すことにより、予め知られている推定適正フォーカス位置データから各種ディスク毎の適正フォーカス位置データを採集することが可能となる。
【0055】
よって、レジスト原盤110の露光に先立ち、レジスト原盤110の種類に見合った適正フォーカス位置データを選択し、それに基づいて記録レンズ77aの適正フォーカス位置を初期設定することにより、複製されたディスクに刻まれるピット(又はグルーブ)の形状のバラツキを、従来のものより小さくできる。
【0056】
ここで、本実施形態に係るレジスト原盤110を基に複製されたディスクと、従来技術に係るレジスト原盤を基に複製されたディスクとにおいて、夫々のディスクに刻まれたピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキを比較する。
【0057】
図6は、本実施形態に係るレジスト原盤110を基に複製されたディスクにおけるピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキを示す。また、図7は、従来技術に係るレジスト原盤を基に複製されたディスクにおけるピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキを示す。
【0058】
両図において、縦軸はディスクに刻まれたピット(又はグルーブ)の幅を、横軸はディスクに刻まれたピット(又はグルーブ)の深さを表わしている。ピット(又はグルーブ)の深さと幅とは一定の関係(深さが深くなればそれに応じて幅も広くなる)があるが、その関係は記録レンズ77aのフォーカス位置にバラツキが少ないことを前提として成立するものである。よって、記録レンズ77aのフォーカス位置にバラツキが生じると、深さと幅との間の上記関係が崩れてくる。
【0059】
図6は、記録レンズ77aのフォーカス位置にバラツキが少ない場合を、図7は、記録レンズ77aのフォーカス位置にバラツキが多い場合を示している。図6と図7とを比較すれば、本実施形態に係るレジスト原盤110を基に複製されたディスクの方が、従来技術に係るレジスト原盤を基に複製されたディスクよりもピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキが小さいのは明らかである。
【0060】
図8は、本発明の第2の実施形態に係る記録装置の全体構成を示すブロック図である。
【0061】
上記装置は、図示のように、増幅器89の出力側とフォーカスサーボ回路103の入力側との間に、適正フォーカス位置確認回路105、及び手動で開閉するスイッチ107を備える点で第1の実施形態に係る記録装置と相違する。その他の構成については、第1の実施形態に係る記録装置と同様であるので、それらの説明を省略する。
【0062】
適正フォーカス位置確認回路105は、第1の実施形態におけるフォーカス微調整回路99の操作部と同様の機能を有するもので、適正フォーカス位置を初期設定するときに用いられるものである。適正フォーカス位置確認回路105は、図9に示すように、差動増幅器105aと、その反転入力端子側に接続されるリファレンス電圧設定回路105cと、バッファとしての機能を有する増幅器105bとを備える。
【0063】
リファレンス電圧設定回路105cには、リファレンス電圧を所望の値に分圧するための可変抵抗回路が用いられている。リファレンス電圧設定回路105cは、オペレータがその摺動子を操作することにより推定適正フォーカス位置データを表わすPD81の微小移動量に対応したリファレンス電圧が設定可能になっている。
【0064】
差動増幅器105aは、増幅器89からの出力信号とリファレンス電圧設定回路105cから印加されるリファレンス電圧との差分を演算し、その差分に応じた電圧信号(誤差信号)を出力する。この誤差信号は、スイッチ107が閉じているときにのみフォーカス微調整回路99に出力され、これによってフォーカス微調整回路99及びモータ駆動回路97を介してモータ95が制御され、PD81が左右方向に微小移動する。
【0065】
スイッチ107は、適正フォーカス位置確認回路105による適正フォーカス位置の初期設定時にのみオペレータによって閉じられるスイッチである。従って一旦、適正フォーカス位置が初期設定された後は開いた状態に置かれる。
【0066】
図10は、上記装置において記録レンズ77aの適正フォーカス位置を初期設定するに際してのフォーカシングの作業手順を示すフローチャートである。図10に示す作業手順と図4に示した作業手順とは、両図に夫々示したフローチャートを比較対照すれば明らかなように、ステップS127に示した処理動作とステップS132に示す処理動作とが相違するだけである。
【0067】
即ち、図10の作業手順では、フォーカスサーボ回路103を起動した後(ステップS126)に、スイッチ107を開いたままリファレンス電圧設定回路105cにより推定適正フォーカス位置データに対応したリファレンス電圧を設定する(ステップS132)。その後、スイッチ107を閉じると、差動増幅器105aにおいて演算された増幅器89からの出力信号とリファレンス電圧との差分信号によりモータ95が制御され、PD81が左右方向に微小移動する。以下、フォーカスサーボ回路103による記録レンズ77aを上下方向に数μm移動させる調節動作と、オペレータによる適正フォーカス位置か否かのチェック作業に移行することとなる。
【0068】
上述した本発明の第2の実施形態に係る装置においても、第1の実施形態に係る装置と同様の効果を奏し得るものである。
【0069】
なお、上述した内容はあくまで本発明の各実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味するものでないのは勿論である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録レンズの適正フォーカス位置を表わすデータを数値化して使用することにより、レジスト原盤の種類に応じた適正フォーカス位置の初期設定作業を容易に行える記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録装置の全体構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態の記録装置の全体構成を示すブロック図。
【図3】光検出器とフォーカス用レーザのスポットとの位置関係を示す説明図。
【図4】第1の実施形態の装置におけるフォーカシングの作業手順を示すフローチャート。
【図5】フォーカス用レーザ光による記録レンズの焦点誤差検出方式の説明図。
【図6】第1の実施形態のレジスト原盤を基に複製されたディスクのピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキを示す特性図。
【図7】従来技術のレジスト原盤を基に複製されたディスクのピット(又はグルーブ)の深さと幅との間の関係のバラツキを示す特性図。
【図8】第2の実施形態の記録装置の全体構成を示すブロック図。
【図9】図8の装置の適正フォーカス位置確認回路の内部構成を示すブロック図。
【図10】第2の実施形態の装置におけるフォーカシングの作業手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
61、63、65 ミラー
69 モニタ
71 ヘッド機構
73 フォーカス用レーザ
75 ヘッドスライダ
77 ヘッド
77a 記録レンズ
77b VCM
81 光検出器
85 減速ギヤー機構
87 ポテンショメータ
93 ディジタル表示器
95 モータ
97 モータ駆動回路
99 フォーカス微調整回路
101 ヘッドスライダ制御回路
103 フォーカスサーボ回路
103a 差動増幅器
105 適正フォーカス位置確認回路
107 手動スイッチ
110 レジスト原盤

Claims (2)

  1. レジスト原盤に、適正フォーカス位置に設定された記録レンズを介して記録用レーザ光を露光する記録装置において、
    前記適正フォーカス位置の初期設定時に前記レジスト原盤に照射されて前記レジスト原盤から反射するフォーカス用レーザ光を受光し、その受光位置と適正フォーカス位置に対応する基準受光位置との位置偏差に応じた検出信号を出力する変位可能なレーザ光検出手段と、
    前記検出信号に応答して前記位置偏差を解消するように前記記録レンズのレジスト原盤に対する相対的な位置を自動的に調整して前記記録レンズを適正フォーカス位置に位置決めするサーボ装置と、
    前記レーザ光検出手段の変位量を検出する変位量検出手段と、
    前記変位量検出手段からの出力信号を数値化して表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1記載の記録装置において、
    前記記録レンズが適正フォーカス位置にあるときに前記フォーカス用レーザ光の受光位置が前記基準受光位置に一致したときの前記レーザー光検出手段の変位量を基準変位量として予め設定される基準変位量設定手段と、
    前記基準変位量と、前記変位量検出手段からの変位量検出値とが一致するように前記レーザ光検出手段の変位量を自動的に調整する変位量自動調整手段と、
    を更に備えることを特徴とする記録装置。
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