JPH0896380A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH0896380A
JPH0896380A JP22672994A JP22672994A JPH0896380A JP H0896380 A JPH0896380 A JP H0896380A JP 22672994 A JP22672994 A JP 22672994A JP 22672994 A JP22672994 A JP 22672994A JP H0896380 A JPH0896380 A JP H0896380A
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JP
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laser beam
output
detection
signal
optical disk
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JP22672994A
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English (en)
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Shinichiro Arakawa
信一郎 荒川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実で安定したトラッキング制御が可能で、
しかも、安定した高速シーク動作が可能な光ディスク装
置を提供する。 【構成】 トラッキングサーボ時には回転角検出部35
でガルバノミラー19の回転角を検出し、この回転角検
出信号V5から低減成分を抽出して得られる微動補償信
号V6をフィードバックし、加算器41で微動補償信号
V6と微動補償信号V3とを加算して得られる微動補償
信号V8を、ガルバノミラー駆動回路34に供給するこ
とにより、ガルバノミラー19の回転時のオフセット電
圧を補償する。また、シーク時には、トラッキングサー
ボを切離してガルバノミラー駆動回路34に固定の指示
値を供給することにより、シーク時のガルバノミラー傾
き角の偏差を解消して安定した高速シークを行うことが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に係り、
特に分離光学系を採用するものにおいて高速高精細なシ
ーク動作を可能とするようにそれのトラッキング制御回
路を改良した光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの上方に設けられたマ
グネットと、光ディスクの下方に設けられた光学ヘッド
により光ディスクに情報を記録したり、光ディスクに記
録されている情報を再生する光ディスク装置が実用化さ
れている。
【0003】このような光ディスク装置に用いられる光
学ヘッドは、光ディスク上の任意の位置に情報を記録す
る際や、光ディスク上の任意の位置に記録された情報を
再生する際に、記録あるいは再生の対象となる目標トラ
ックへの高速なアクセスを可能とするために、軽量化さ
れた移動光学系と固定光学系とからなる分離光学系を採
用して構成されているものが開発されている。
【0004】そして、移動光学系は、制御回路からの指
示に従って記録あるいは再生の対象となる目標トラック
へ高速に移動し、その移動のための粗動アクチュエータ
としてのリニアモータ、対物レンズ、立上げミラー、対
物レンズのフォーカス方向、トラッキング方向への移動
用コイルにより構成されるものである。
【0005】また、固定光学系は、レーザダイオード、
コリメータレンズ、ビームスプリッタ、フォトダイオー
ド等の光検出器、偏光手段すなわち微動アクチュエータ
としてのガルバノミラーから構成されているものであ
る。
【0006】このような構成において、トラッキング制
御は、光ディスクから反射されたレーザビームを受光し
て得られるトラッキングエラー信号をもとに行われてい
る。すなわち、このトラッキングエラー信号は、高周波
数領域の成分と低周波数領域の成分とに帯域分離され、
高周波数領域の成分によりガルバノミラーを回転させ、
低周波数領域の成分によりリニアモータを駆動させるこ
とにより、トラッキングを行っていた。
【0007】このようにして、分離光学系を採用し、可
動部を軽量化し、粗動アクチュエータ(例えばリニアモ
ータ)で駆動し、固定光学部分に微動アクチュエータ
(例えばガルバノミラー)を用い、高速化をはかった光
ディスク装置のトラッキング制御がなされていた。
【0008】また、このような光ディスク装置では、シ
ーク時には光スポットがトラックを横切る信号を検知し
トラックカウント、及び移動光学部分の速度制御を行う
ためにトラックカウント技術が採用されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、分離
光学系を採用する光ディスク装置においては、通常低減
の制御をリニアモータに、高域の制御をガルバノミラー
にそれぞれ受け持たせ帯域分離を行うことによってトラ
ッキングを行っていた。
【0010】従って、ガルバノミラー系ではDC成分の
フィードバック制御が行われておらず、リニアモータに
よる粗シーク時に何らかの外乱が加わってガルバノミラ
ーの傾き角が変化しても、それをシーク中に補正するこ
とができなかった。
【0011】シーク中にガルバノミラー傾き角が変化す
ると上記構成では、正確なトラックカウントや速度制御
が行えなくなるため、いったんシーク動作を止めて、フ
ィードフォワード補償により修正するしかなかった。
【0012】すなわち、高速高精細なシークを行うこと
が困難であった。また、このガルバノミラー傾き角の変
化を軽減するためにガルバノミラーはその重心と回転中
心とを一致させる必要があり、製造工程においてその精
度が求められ、それがコストアップにつながっていた。
【0013】なお、ガルバノミラーはその重心と回転中
心とが一致するように設計されているため、原理的に
は、傾き角にオフセットをもつことはない。しかし、実
際は様々な外乱や、製造上のバラツキなどにより、シー
ク動作中に、光スポットがずれることがあり、上述した
ように高速高精細なシークを行うことが困難であった。
【0014】例えば、ガルバノミラーは、周囲の温度等
に起因するオフセット電圧で、傾きが生じることがあ
り、従来のトラッキング制御系では、このような傾きが
生じた場合、いったんシーク動作を止めて、フィードフ
ォワード補償、すなわち、トラッキング制御をはずし、
信号の歪みがなくなるようにオフセット電圧を取り除く
ことにより補正しており、シーク動作中に補正をするこ
とができないという問題点があった。
【0015】そこで、本発明は以上のような点に鑑みて
なされたもので、シーク時におけるガルバノミラーの如
き偏光手段の傾き角の偏差を解消して高速シークを安定
に行うことができるようにした光ディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、固定光学系と、光ディスクの半径方向に移動する移
動光学系とから構成され、レーザビームを前記光ディス
ク上に集光したり、前記光ディスクから反射されたレー
ザビームを受光する光学ヘッドにより、前記光ディスク
に対して情報を記録したり、前記光ディスクに記録され
ている情報を再生する光ディスク装置において、前記固
定光学系が、レーザビームを発生するレーザビーム発生
手段と、このレーザビーム発生手段からのレーザビーム
を前記移動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザ
ビームを反射するよう回転移動する偏光手段と、この偏
光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力する第1
の検出手段と、前記偏光手段で反射されたレーザビーム
を受光し、トラッキング用の第2の検出信号を出力する
第2の検出手段とを具備し、前記第1の検出手段で出力
された第1の検出信号をもとに、第1の微動補償信号を
出力する第1の出力手段と、前記第2の検出手段から出
力された第2の検出信号をもとに、前記光ディスクの振
れに追従する粗動補償信号を出力する第2の出力手段
と、前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号
をもとに、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動
補償信号を出力する第3の出力手段と、この第3の出力
手段から出力された第2の微動補償信号と前記第1の出
力手段から出力された第1の微動制御信号をもとに、前
記偏光手段の回転移動を制御する第1の制御手段と、前
記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
制御手段と、シーク時に、前記第1の制御手段に対して
前記第3の出力手段を切り離して固定の指示値を入力す
ることにより、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した
高速シークを許容する第3の制御手段とを具備してい
る。
【0017】また、本発明の光ディスク装置は、固定光
学系と、光ディスクの半径方向に移動する移動光学系と
から構成され、レーザビームを前記光ディスク上に集光
したり、前記光ディスクから反射されたレーザビームを
受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対して情
報を記録したり、前記光ディスクに記録されている情報
を再生する光ディスク装置において、前記固定光学系
が、レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、
このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
反射するよう回転移動する偏光手段と、この偏光手段で
反射されたレーザビームを受光し、その受光量の差をも
とに、前記偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を
出力する第1の検出手段と、前記偏光手段で反射された
レーザビームを受光し、トラッキング用の第2の検出信
号を出力する第2の検出手段とを具備し、前記第1の検
出手段で出力された第1の検出信号から低周波数領域の
成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成分をも
とに第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、
前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
出手段と、この誤差検出手段から出力された誤差信号か
ら低周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波
数領域の成分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出
力手段と、前記誤差検出手段から出力された誤差信号か
ら高周波数領域の成分を抽出し、その抽出された高周波
数領域の成分をもとに第2の微動補償信号を出力する第
3の出力手段と、この第3の出力手段から出力された第
2の微動補償信号と前記第1の出力手段から出力された
第1の微動制御信号を加算して得られる制御電圧によ
り、前記偏光手段の回転移動を制御する第1の制御手段
と、前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号を
もとに、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第
2の制御手段と、シーク時に、前記第1の制御手段に対
して前記第3の出力手段を切り離して固定の指示値を入
力することにより、前記偏光手段の回転角の偏差を解消
した高速シークを許容する第3の制御手段とを具備して
いる。
【0018】また、本発明の光ディスク装置は、固定光
学系と、光ディスクの半径方向に移動する移動光学系と
から構成され、レーザビームを前記光ディスク上に集光
したり、前記光ディスクから反射されたレーザビームを
受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対して情
報を記録したり、前記光ディスクに記録されている情報
を再生する光ディスク装置において、前記固定光学系
が、レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、
このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
反射するよう回転移動する偏光手段と、この偏光手段の
回転角に応じた第1の検出信号を出力する第1の検出手
段と、前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光
し、トラッキング用の第2の検出信号を出力する第2の
検出手段とを具備し、前記第1の検出手段で出力された
第1の検出信号をもとに、第1の微動補償信号を出力す
る第1の出力手段と、前記第2の検出手段から出力され
た第2の検出信号をもとに、前記光ディスクの振れに追
従する粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、前記
第2の検出手段から出力された第2の検出信号をもと
に、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動補償信
号を出力する第3の出力手段と、この第3の出力手段か
ら出力された第2の微動補償信号と、前記第1の出力手
段から出力された第1の微動制御信号とを加算して得ら
れる制御電圧と、前記光ディスクの半径方向への移動の
有無とに応じて、前記偏光手段の回転移動を制御する第
1の制御手段と、前記第2の出力手段から出力された粗
動補償信号をもとに、前記光ディスクの半径方向の移動
を制御する第2の制御手段と、シーク時に、前記第1の
制御手段に対して前記第3の出力手段を切り離して固定
の指示値を入力することにより、前記偏光手段の回転角
の偏差を解消した高速シークを許容する第3の制御手段
とを具備している。
【0019】また、本発明の光ディスク装置は、固定光
学系と、光ディスクの半径方向に移動する移動光学系と
から構成され、レーザビームを前記光ディスク上に集光
したり、前記光ディスクから反射されたレーザビームを
受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対して情
報を記録したり、前記光ディスクに記録されている情報
を再生する光ディスク装置において、前記固定光学系
が、レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、
このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
反射するよう回転移動する偏光手段と、この偏光手段で
反射されたレーザビームを受光し、その受光量の差をも
とに、前記偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を
出力する第1の検出手段と、前記偏光手段で反射された
レーザビームを受光し、トラッキング用の第2の検出信
号を出力する第2の検出手段とを具備し、前記第1の検
出手段で出力された第1の検出信号から低周波数領域の
成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成分をも
とに第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、
前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
出手段と、この誤差検出手段から出力された誤差信号か
ら低周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波
数領域の成分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出
力手段と、前記誤差検出手段から出力された誤差信号か
ら高周波数領域の成分を抽出し、その抽出された高周波
数領域の成分をもとに第2の微動補償信号を出力する第
3の出力手段と、この第3の出力手段から出力された第
2の微動補償信号と前記第1の出力手段から出力された
第1の微動制御信号とを加算して得られる制御電圧と、
前記光ディスクの半径方向への移動の有無とに応じて、
前記偏光手段の回転移動を制御する第1の制御手段と、
前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
制御手段と、シーク時に、前記第1の制御手段に対して
前記第3の出力手段を切り離して固定の指示値を入力す
ることにより、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した
高速シークを許容する第3の制御手段とを具備してい
る。
【0020】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクの半径方向に移動し、レーザビームを前記光ディス
ク上に集光し、前記光ディスクから反射されたレーザビ
ームを受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対
して情報を再生する光ディスク装置において、レーザビ
ームを発生するレーザビーム発生手段と、このレーザビ
ーム発生手段からのレーザビームを前記移動光学系へ導
き、前記移動光学系からのレーザビームを反射するよう
回転移動する偏光手段と、この偏光手段の回転角に応じ
た第1の検出信号を出力する第1の検出手段と、前記偏
光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラッキン
グ用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段と、前
記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、
前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
出力する第2の出力手段と、前記第2の検出手段から出
力された第2の検出信号をもとに、前記光ディスクの振
れに追従する第2の微動補償信号を出力する第3の出力
手段と、この第3の出力手段から出力された第2の微動
補償信号と前記第1の出力手段から出力された第1の微
動制御信号をもとに、前記偏光手段の回転移動を制御す
る第1の制御手段と、前記第2の出力手段から出力され
た粗動補償信号をもとに、前記光ディスクの半径方向の
移動を制御する第2の制御手段と、シーク時に、前記第
1の制御手段に対して前記第3の出力手段を切り離して
固定の指示値を入力することにより、前記偏光手段の回
転角の偏差を解消した高速シークを許容する第3の制御
手段とを具備している。
【0021】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクの半径方向に移動し、レーザビームを前記光ディス
ク上に集光し、前記光ディスクから反射されたレーザビ
ームを受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対
して情報を再生する光ディスク装置において、レーザビ
ームを発生するレーザビーム発生手段と、このレーザビ
ーム発生手段からのレーザビームを前記移動光学系へ導
き、前記移動光学系からのレーザビームを反射するよう
回転移動する偏光手段と、この偏光手段で反射されたレ
ーザビームを受光し、その受光量の差をもとに、前記偏
光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力する第1
の検出手段と、前記偏光手段で反射されたレーザビーム
を受光し、トラッキング用の第2の検出信号を出力する
第2の検出手段と、前記第1の検出手段で出力された第
1の検出信号から低周波数領域の成分を抽出し、その抽
出された低周波数領域の成分をもとに第1の微動補償信
号を出力する第1の出力手段と、前記第2の検出手段か
ら出力された第2の検出信号をもとに、前記光ディスク
の振れに追従する誤差を検出し、その検出された誤差を
もとに誤差信号を出力する誤差検出手段と、この誤差検
出手段から出力された誤差信号から低周波数領域の成分
を抽出し、その抽出された低周波数領域の成分をもとに
粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、前記誤差検
出手段から出力された誤差信号から高周波数領域の成分
を抽出し、その抽出された高周波数領域の成分をもとに
第2の微動補償信号を出力する第3の出力手段と、この
第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号と前
記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信号を
加算して得られる制御電圧により、前記偏光手段の回転
移動を制御する第1の制御手段と、前記第2の出力手段
から出力された粗動補償信号をもとに、前記光ディスク
の半径方向の移動を制御する第2の制御手段と、シーク
時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出力手段
を切り離して固定の指示値を入力することにより、前記
偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シークを許容す
る第3の制御手段とを具備している。
【0022】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクの半径方向に移動し、レーザビームを前記光ディス
ク上に集光し、前記光ディスクから反射されたレーザビ
ームを受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに対
して情報を再生する光ディスク装置において、レーザビ
ームを発生するレーザビーム発生手段と、このレーザビ
ーム発生手段からのレーザビームを前記移動光学系へ導
き、前記移動光学系からのレーザビームを反射するよう
回転移動する偏光手段と、この偏光手段の回転角に応じ
た第1の検出信号を出力する第1の検出手段と、前記偏
光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラッキン
グ用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段と、前
記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、
前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
出力する第2の出力手段と、前記第2の検出手段から出
力された第2の検出信号をもとに、前記光ディスクの振
れに追従する第2の微動補償信号を出力する第3の出力
手段と、この第3の出力手段から出力された第2の微動
補償信号と、前記第1の出力手段から出力された第1の
微動制御信号とを加算して得られる制御電圧と、前記光
ディスクの半径方向への移動の有無とに応じて、前記偏
光手段の回転移動を制御する第1の制御手段と、前記第
2の出力手段から出力された粗動補償信号をもとに、前
記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の制御手
段と、シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第
3の出力手段を切り離して固定の指示値を入力すること
により、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シ
ークを許容する第3の制御手段とを具備している。
【0023】さらに、本発明の光ディスク装置は、光デ
ィスクの半径方向に移動し、レーザビームを前記光ディ
スク上に集光し、前記光ディスクから反射されたレーザ
ビームを受光する光学ヘッドにより、前記光ディスクに
対して情報を再生する光ディスク装置において、レーザ
ビームを発生するレーザビーム発生手段と、このレーザ
ビーム発生手段からのレーザビームを前記移動光学系へ
導き、前記移動光学系からのレーザビームを反射するよ
う回転移動する偏光手段と、この偏光手段で反射された
レーザビームを受光し、その受光量の差をもとに、前記
偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力する第
1の検出手段と、前記偏光手段で反射されたレーザビー
ムを受光し、トラッキング用の第2の検出信号を出力す
る第2の検出手段と、前記第1の検出手段で出力された
第1の検出信号から低周波数領域の成分を抽出し、その
抽出された低周波数領域の成分をもとに第1の微動補償
信号を出力する第1の出力手段と、前記第2の検出手段
から出力された第2の検出信号をもとに、前記光ディス
クの振れに追従する誤差を検出し、その検出された誤差
をもとに誤差信号を出力する誤差検出手段と、この誤差
検出手段から出力された誤差信号から低周波数領域の成
分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成分をもと
に粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、前記誤差
検出手段から出力された誤差信号から高周波数領域の成
分を抽出し、その抽出された高周波数領域の成分をもと
に第2の微動補償信号を出力する第3の出力手段と、こ
の第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号と
前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信号
とを加算して得られる制御電圧と、前記光ディスクの半
径方向への移動の有無とに応じて、前記偏光手段の回転
移動を制御する第1の制御手段と、前記第2の出力手段
から出力された粗動補償信号をもとに、前記光ディスク
の半径方向の移動を制御する第2の制御手段と、シーク
時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出力手段
を切り離して固定の指示値を入力することにより、前記
偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シークを許容す
る第3の制御手段とを具備している。
【0024】
【作用】トラッキング制御により偏光手段の回転移動の
制御を行う際、前記偏光手段の回転角に応じた第1の検
出信号から低周波数領域の成分を抽出して得られる第1
の微動補償信号を、前記偏光手段の回転移動を制御する
制御電圧に加算することにより、前記偏光手段のオフセ
ット電圧による傾きを解消し、確実で安定したトラッキ
ング制御が可能となる。
【0025】また、シーク時にはトラッキング制御系を
切り離して前記偏光手段に固定の指示値を入力すること
により、前記偏光手段の回転角の偏差を解消して安定し
た高速シーク動作を行うことが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明が適用される光ディスク
装置の概略構成を示すものである。この光ディスク装置
は磁化方向等の材質を変更する記録膜を有する光磁気デ
ィスク等の光ディスク1に対しマグネット2による磁界
と光学ヘッド3による収束光とを用いて情報の記録、再
生、あるいは消去動作を行うものである。
【0027】光ディスク1の表面にはスパイラル状に溝
(記録トラック)が形成されており、この光ディスク1
は、固定部としてのベース(図示せず)上に固定されて
いるスピンドルモータ4によって例えば一定の速度で回
転される。
【0028】このスピンドルモータ4は、スピンドルモ
ータ制御回路5によって制御されている。光ディスク1
に対する情報の記録、再生、消去は、光ディスク1の下
部に設けられている光学ヘッド3によって行われる。
【0029】この光学ヘッド3は、移動光学系6と前記
ベース上に固定されている固定光学系7によって構成さ
れている。移動光学系6は、リニアモータ8の可動部と
なっており、リニアモータ制御回路9によって移動制御
されている。
【0030】移動光学系6は光ディスク1の半径方向に
移動自在に設けられている。リニアモータ制御回路9に
は、位置検出器10が接続されている。この位置検出器
10は、移動光学系6の位置に対応した位置信号を出力
するものである。
【0031】これにより、リニアモータ制御回路9は、
位置検出器10からの位置信号と後述するCPU24か
らの目的の移動位置とに応じた電流をリニアモータ8に
通電することにより、光学ヘッド3の移動光学系6、つ
まり、対物レンズ11をx方向に移動する。
【0032】光ヘッド3の移動光学系6は、対物レンズ
11、フォーカシングコイル12,13、立上げミラー
14により構成されている。光学ヘッド3の固定光学系
7は、半導体レーザ発振器としてのレーザダイオード1
6、コリメータレンズ(図示しない)、ビームスプリッ
タ17,18、光検出器PD1,PD2、偏光手段とし
て例えばガルバノミラー19、ガルバノミラー19の回
転移動を行う回転部20等から構成されている。
【0033】コリメータレンズは、レーザダイオード1
6の直後に置かれ、レーザダイオード16からのレーザ
ビームを平行光とするものである。ビームスプリッタ1
7は、コリメータレンズからのレーザビームをガルバノ
ミラー19へ導いたり、また、ガルバノミラー19で導
かれた移動光学系6からのレーザビームをビームスプリ
ッタ18に導くものである。
【0034】ビームスプリッタ18は、ビームスプリッ
タ17から導かれたレーザビームを光検出器PD1に導
いたり、また、光検出器PD2に導くものである。光検
出器PD1は、例えば、2つのエレメント(フォトダイ
オード等の光電変換素子)で構成され、その各エレメン
トは大きさ、形状が等しいものとなっている。
【0035】また、光検出器PD2も、光検出器PD1
と同様に、2つのエレメント(フォトダイオード等の光
電変換素子)で構成され、その各エレメントは大きさ、
形状が等しいものとなっている。
【0036】光検出器PD1,PD2は、トラッキン
グ、フォーカシング、情報再生、ガルバノミラー19の
回転角検出に用いられる。本実施例では、フォーカシン
グ用および情報再生用およびトラッキング用に光検出器
PD1が用いられ、ガルバノミラー19の回転角検出用
に光検出器PD2が用いられている。
【0037】図2は、前記した光学ヘッド3の構成を概
略的に示したもので、この図2を参照してレーザビーム
の光路について説明する。光学ヘッド3では、レーザダ
イオード16から発生するレーザビームR0が、図示し
ないコリメータレンズにより平行光とされ、ビームスプ
リッタ17、ガルバノミラー19、ハーフミラー15を
順次透過して移動光学系6に導かれるようになってい
る。
【0038】このとき、ハーフミラー15でレーザビー
ムR0の一部が反射され、ガルバノミラー19に導か
れ、ここで再び反射され、ビームスプリッタ17,18
を経由して光検出器PD2に導かれるものは、後述する
ガルバノミラー19の回転角検出用に用いられる。
【0039】この固定光学系7から出射されたレーザビ
ームR0は、立上げミラー14により光路を90°変更
され、レーザビームR0の強度中心と対物レンズ11の
中心がほぼ一致した状態で対物レンズ11に入射する。
【0040】レーザビームR0は対物レンズ11に導か
れ収束された後、スポットとして光ディスク1へ照射さ
れる。光ディスク1で反射し、情報信号および誤差信号
を含んだレーザビームR1の光束は前記の光路を逆走
し、ガルバノミラー19に達する。
【0041】ガルバノミラー19に導かれたレーザビー
ムR1の光束は、ビームスプリッタ17を経てビームス
プリッタ18に導かれ、ここで、そのときの光束は約半
分づつに分けられ、光検出器PD1,PD2とに入り、
フォーカシング用、トラッキング用、情報再生用、ガル
バノミラー19の回転角検出用の検出信号(電気信号)
へと変換されて各部へと出力される。
【0042】光検出器PD1の検出信号は、フォーカシ
ング制御回路21、情報信号制御回路22、トラッキン
グ制御回路23に対して出力され、光検出器PD2の検
出信号は、トラッキング制御回路23に対して出力され
る。
【0043】フォーカシング制御回路21は、光検出器
PD1からの検出信号により、レーザビームのフォーカ
ス点に関する信号、すなわち、フォーカシング信号を生
成し、このフォーカシング信号に対応した出力信号(電
流)をフォーカシングコイル12,13に供給するもの
である。
【0044】これにより対物レンズ11をy方向に移動
し、対物レンズ11が形成するレーザビームのスポット
が光ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるよう
に制御される。
【0045】図1において、情報信号処理回路22は、
光検出器PD1からの検出信号により光ディスク1に記
録されている磁化方向(記録情報)が反映されている信
号、すなわち、情報信号を生成し、この情報信号から画
像情報に復調処理されて再生された再生信号を出力す
る。
【0046】また、トラッキング制御回路23は、光検
出器PD1からの検出信号により、レーザビームのトラ
ッキング点に関する信号、すなわち、トラッキングエラ
ー信号を生成する。
【0047】そして、このトラッキングエラー信号は、
低周波数領域の成分および高周波数領域の成分に帯域分
離され、高周波数領域の成分に対応した出力信号がガル
バノミラー19の回転部20に供給され、ガルバノミラ
ー19が回転するようになっている。
【0048】これにより、対物レンズ1が形成するレー
ザビームのスポットが光ディスク1上でわずかに移動し
てトラッキング制御が行えるようになっている。上記ト
ラッキングエラー信号の低周波数領域の成分は、リニア
モータ制御回路9に送られ、低周波数領域の成分による
トラッキング制御、すなわち、比較的大きな移動制御が
リニアモータ8により行われる。
【0049】また、CPU24は、メモリ25に記憶さ
れたプログラムおよび情報によって所定の動作を行い、
本装置全体の制御を司るもので、バス26に接続されて
いる。
【0050】そして、モータ制御回路5、フォーカシン
グ制御回路21、情報信号処理回路22、トラッキング
制御回路23、リニアモータ制御回路9、レーザ制御回
路27(後述)、D/A変換器28(後述)、A/D変
換器29(後述)は、バス26を介してCPU24によ
って制御されるようになっている。
【0051】ここで、レーザ制御回路27は、CPU2
4からの指示に従って、情報の再生、記録、消去の各動
作に応じた光量のレーザビームをレーザダイオード16
より発生させるものである。
【0052】例えば、情報の再生を行う場合は、CPU
24からの切替信号に応じて再生光量に対応したレーザ
ビームをレーザダイオード16より発生させ、情報の記
録を行う場合は、インタフェイス回路27(後述)から
供給される記録情報信号を変調した情報信号に応じて、
レーザダイオード16を駆動して記録光量のレーザビー
ムを発生する。
【0053】また、D/A変換器28、A/D変換器2
9は、フォーカシング制御回路21およびトラッキング
制御回路23と、CPU24との間で情報の授受を行う
ためのものである。
【0054】すなわち、CPU24が、メモリ25にあ
らかじめ記憶されていた情報を読出すと、D/A変換器
28に出力すると、D/A変換器28がデジタル情報を
アナログ情報に変換してバス26を介してフォーカシン
グ制御回路21およびトラッキング制御回路23に出力
する。
【0055】また、フォーカシング制御回路21が、フ
ォーカシング信号をA/D変換器29に出力すると、A
/D変換器29が、フォーカシング信号をアナログから
デジタルに変換してバス26を介してCPU27に出力
する。
【0056】なお、インタフェイス回路27には光ディ
スク制御装置28が接続され、このインタフェイス回路
27はバス26に接続され、CPU24からの制御によ
り、光ディスク制御装置28に対する情報信号および再
生信号の授受を行うものである。
【0057】このインタフェイス回路27は、情報信号
処理回路22からの再生情報を受信すると、エラー訂正
処理等を行った後、光ディスク制御装置28に出力す
る。また、インタフェイス回路27は、光ディスク制御
装置28からの記録情報を、バス26を介してレーザ制
御回路27に供給する。
【0058】次に、図3を参照して、トラッキング制御
について説明する。図3は、トラッキング制御を行うた
めの電気的な要部の構成(以下、トラッキング制御系と
呼ぶ。)を示したもので、主に、トラッキング検出部3
0、位相補償回路31、位相補償回路32、位相補償回
路33、ガルバノミラー駆動回路34、回転角検出部3
5、低減通過フィルタ36、リニアモータ8、リニアモ
ータ駆動回路37、ガルバノミラー19の回転部20及
びトラッキングサーボ/シーク切換用のスイッチSWか
ら構成される。
【0059】図3において、トラッキング検出部30、
位相補償回路31、位相補償回路32、位相補償回路3
3、ガルバノミラー駆動回路34、回転角検出部35、
低減通過フィルタ36は、図1のトラッキング制御回路
23内に構成されるもので、リニアモータ駆動回路37
はリニアモータ制御回路9内に構成されるものである。
【0060】尚、図3において図1と同一部分には同一
符号を付し、説明は省略する。トラッキング検出部30
では、光検出器PD1の各エレメントからの出力信号
(電気信号)の差分から誤差を検出し、トラッキングエ
ラー信号を出力するものである。
【0061】このトラッキング検出部30の具体的な回
路構成等は、この発明の要旨ではないので説明は省略す
る。加算器40の一端に入力される基準電圧は、たとえ
ば、光ディスク1の面振れ、半径方向振れ等を検出し、
その変位に応じて定められる電圧値で、ここでは、簡単
のため常に0Vとする。
【0062】加算器40には、この基準電圧(0V)と
トラッキング検出部30からのトラッキングエラー信号
が供給され、これらの誤差に応じた信号が生成され、誤
差信号V1として、位相補償回路31に対し供給され
る。
【0063】すなわち、この誤差信号V1は、トラッキ
ング制御系全体としての安定性を確保するため、光ディ
スク1の振れに追従するように制御されたトラッキング
制御系全体の変位(誤差)を示すものである。
【0064】位相補償回路31は、誤差信号V1の位相
の進み遅れ補償を、その信号の周波数特性に応じて行
い、誤差信号V2を出力するもので、誤差信号V2は、
位相補償回路32および位相補償回路33に供給され
る。
【0065】位相補償回路32は、誤差信号V2から高
周波数領域の成分(以下、高域成分と呼ぶ。)のみを、
例えば、高減通過フィルタにより抽出し、その抽出され
た高減成分の位相の進み遅れ補償をその周波数特性に応
じて行い、微動補償信号V3として出力する。
【0066】すなわち、この位相補償回路32では、ト
ラッキング制御系全体の変位のうち微動の変位成分のみ
を抽出している。そしてこの微動補償信号V3は加算器
41に供給される。
【0067】位相補償回路33は、誤差信号V2から低
周波数領域の成分(以下、低減成分と呼ぶ。)のみを、
例えば、低減通過フィルタにより抽出し、その抽出され
た低減成分の位相の進み遅れ補償をその周波数特性に応
じて行い、粗動補償信号V4として出力する。
【0068】すなわち、この位相補償回路33では、ト
ラッキング制御系全体の変位のうち粗動の変位成分のみ
を抽出している。そして、この粗動補償信号V4は、リ
ニアモータ駆動回路37に供給される。
【0069】リニアモータ駆動回路37は、図1のリニ
アモータ制御回路9内に構成され、粗動補償信号V4に
より供給された電圧を電流に変換してリニアモータ8に
通電するものである。
【0070】ガルバノミラー回転角検出部35は、ガル
バノミラー19の回転部20回路角を検出するものであ
る。ここで、図4を参照して、そのガルバノミラー回転
角を検出する原理について説明する。
【0071】すなわち、図4において、レーザダイオー
ド16から出射されたレーザビームR3は、ビームスプ
リッタ17を経てガルバノミラー19で反射され、ハー
フミラー15に達する。
【0072】このハーフミラー15に達したレーザビー
ムR3の大部分は移動光学系6に導かれる。一方、ハー
フミラー15に達したレーザビームR3の一部は、ハー
フミラー15に反射される。
【0073】このハーフミラー15にて反射されたレー
ザビームR3は、ガルバノミラー19で再び反射され、
ビームスプリッタ17に達し、このビームスプリッタ1
7により反射され、ビームスプリッタ18(図4には図
示しない)を経て、光検出器PD2に導かれる。
【0074】このとき、ガルバノミラー19が位置G1
のとき、レーザビームR3の光路は実線で示すもので、
そのとき光検出器PD2で受光されるレーザビームR3
のスポットの形状がスポットS1である。
【0075】また、ガルバノミラー19が角度θだけ回
転して位置G2に移動したとき、レーザビームR3の光
路は破線で示すもので、そのとき光検出器PD2で受光
されるレーザビームR3のスポットの形状がスポットS
2である。
【0076】光検出器PD2を構成するエレメントPD
2a,PD2bでは、スポットS1,S2のそれぞれの
場合において、その受光量に応じた電圧信号を差分検出
回路50に出力する。この差分検出回路50では、エレ
メントPD2a,PD2bからの電圧信号から、その差
分を求め、回転角θに応じた検出信号(以下、ガルバノ
ミラー回転角検出信号と呼ぶ。)V5が出力される。
【0077】そして、このガルバノミラー回転角検出信
号V5は、図3の低減通過フィルタ36に供給される。
ここで、図3の説明に戻ると、低減通過フィルタ36で
は、回転角検出信号V5から低減成分のみを抽出し、そ
の抽出された低減成分をスイッチSWのb接点(トラッ
キングサーボ時)を介して微動補償信号V6として出力
する。
【0078】そして、この微動補償信号V6は加算器4
1に供給される。加算器41では、微動補償信号V3、
微動補償信号V6、トラックジャンプ信号V7が加算さ
れ、その出力は微動補償信号V8としてガルバノミラー
駆動回路34に供給される。
【0079】トラックジャンプ信号V7は、CPU24
からの制御等によりトラックジャンプ、すなわち、トラ
ック間の移動等の大きな回転を伴う移動が行われる場合
に、たとえば、リニアモータ制御回路9から供給される
トラックジャンプの通知信号である。
【0080】すなわち、加算器41でトラックジャンプ
信号V7が供給されて、トラックジャンプの有無が加味
された結果出力される微動補償信号V8により、ガルバ
ノミラー19の回転移動が制御されることにより、ガル
バノミラー19がトラックジャンプのように大きな回転
を伴う場合にも対処でき、トラックジャンプを連続的あ
るいは断続的に行っても安定した回転角を維持すること
ができる。
【0081】また、加算器41で、回転角検出信号V5
のうちの低減成分である微動補償信号V6をフィードバ
ックして加算することにより、ガルバノミラー19の回
転時のオフセット電圧を補償することができる。
【0082】ここで、図5を参照して、オフセット電圧
について説明する。オフセット電圧とは、入力信号が変
化しない状態でも、その回転角に変動が生じる原因とな
る電圧のことで、その原因としては、ガルバノミラー1
9およびその回転部20の温度依存等が考えられ、この
ような温度依存による変動を温度ドリフトともいう。
【0083】図5(a)は、微動補償信号V6をフィー
ドバックしない構成でトラッキング制御を行う場合、す
なわち、従来のトラッキング制御系の場合の微動補償信
号V8の具体例を示したもので、このような場合、オフ
セット電圧Voff1、Voff2、Voff3、Voff4が次第に増
加していくようになる。
【0084】図5(b)は、微動補償信号V6をフィー
ドバックしてトラッキング制御を行う本実施例の場合、
すなわち、図3のトラッキング制御系の場合の微動補償
信号V8の具体例を示したもので、このような場合、オ
フセット電圧は解消されるのがわかる。
【0085】ガルバノミラー駆動回路34では、微動補
償信号V8により供給された電圧を電流に変換してガル
バノミラー19の回転部20に通電するものである。微
動補償信号V8によりガルバノミラー駆動回路34を駆
動し、ガルバノミラー19を所望の角度だけ回転させ、
粗動補償信号V4によりリニアモータ駆動回路37を駆
動して移動光学系6を光ディスクの半径方向に移動させ
た結果、光ディスク1から反射されたレーザビームが光
検出器PD1およびまたはPD2で受光される動作を加
算器42により表している。
【0086】以上のような構成により、このトラッキン
グ制御系では、まず、光ディスク1から反射されたレー
ザビームが移動光学系6から固定光学系7のガルバノミ
ラー19に反射され、ビームスプリッタ17,18を経
て光検出器PD1,PD2へ導かれ、ここで、光信号か
ら電気信号に変換される。
【0087】そして、トラッキング検出部30でそれら
の電気信号をもとにトラッキングエラー信号が検出され
る。次に、加算器40でトラッキング検出部30で検出
されたトラッキングエラー信号と基準電圧との誤差をと
り、誤差信号V1を出力される。
【0088】そして、位相補償回路31で誤差信号V1
の位相補償を行い、誤差信号V2が出力される。さら
に、位相補償回路33では、誤差信号V2の低減成分の
みを抽出して位相補償を行い、粗動補償信号V4を出力
し、リニアモータ駆動回路37に粗動補償信号V4を供
給してリニアモータ8を駆動する。
【0089】一方、位相補償回路32では誤差信号V2
の高域成分のみを抽出して位相補償を行い、微動補償信
号V3を出力する。また、回転角検出部35ではガルバ
ノミラー19の回転角を検出して回転角検出信号V5を
出力し、低減通過フィルタ36で回転角検出信号V5の
低減成分のみを抽出して、微動補償信号V6が出力され
る。
【0090】そして、加算器41で、微動補償信号V3
と微動補償信号V6とが加算され、さらにトラックジャ
ンプ信号V7が加味されて、微動補償信号V8が出力さ
れる。
【0091】この微動補償信号V8がガルバノミラー駆
動回路34に供給され、ガルバノミラー19の回転部2
0が所望の角度だけ回転する。以上、説明したように、
上記実施例によれば、トラッキング制御系において、回
転角検出部35でガルバノミラー19の回転角を検出
し、回転角検出信号V5を出力し、この回転角検出信号
V5から低減成分を抽出して得られる微動補償信号V6
をフィードバックし、加算器41で微動補償信号V6と
微動補償信号V3とを加算し、その結果得られる微動補
償信号V8を、ガルバノミラー駆動回路34に供給し
て、ガルバノミラー19の回転移動を制御することによ
り、ガルバノミラー19の回転時のオフセット電圧を補
償することができ、従って、トラッキング制御中に温度
ドリフトによるガルバノミラー19の傾きを補正するこ
とができ、確実で安定したトラッキング制御が可能とな
る。
【0092】また、加算器41にはトラックジャンプ信
号V7により、トラックジャンプの有無が通知され、そ
れを加味して微動補償信号V8を出力し、その微動補償
信号V8をガルバノミラー駆動回路34に供給して、ガ
ルバノミラー19の回転移動を制御することにより、ト
ラックジャンプを連続的あるいは断続的に行うことが可
能となり、よって、光学ヘッド3の高速動作が可能とな
る。
【0093】ところで、以上の説明は図3に示したトラ
ッキングサーボ/シーク切換用のスイッチSWがb接点
(トラッキングサーボ時)にあることを前提としてトラ
ッキング(サーボ)制御がなされている状態について説
明してきた。
【0094】すなわち、図3において、図1に示した固
定光学系より得られるトラッキングエラー信号は、誤差
信号として、位相補償回路31へ入力され、系全体の安
定性が確保される。
【0095】その後、リニアモータ系は位相補償回路3
1の出力を位相補償回路33で受け、その低減成分のみ
を駆動回路によって駆動する。一方、ガルバノミラー系
は、位相補償回路32によりDC及び低減成分がカット
され、高域成分のみがフィードバックされる。
【0096】ここで、トラッキングサーボをかけている
状態では図3中のスイッチSWをb接点に接続し、ガル
バノミラー回転角検出器35の出力をガルバノミラー駆
動回路34にフィードバックすることにより、DC及び
低減成分の制御が可能になり、ドリフトによるトラック
オフセットを除去することができる。
【0097】これに対し、リニアモータ8による粗シー
ク時には、CPU24からのコントロール信号でスイッ
チSWをa接点に切り換えることにより、ガルバノミラ
ー駆動系をトラッキング制御ブロックから切り離す。
【0098】このとき、ガルバノミラー駆動回路34、
ガルバノミラーの回転部20、ガルバノミラー回転角検
出器35、低減通過フィルタ36からなるブロックに対
し、スイッチSWのa接点から所定の指示値を入力する
ことにより、ガルバノミラー回転角をその指示値に固定
することができる。
【0099】ここで、スイッチSWのa接点から入力す
る指示値は、例えば予め所定の傾き角(現在値を含む)
情報をメモリ25に記憶して置いたものがCPU24を
介して読み出すことにより、与えられるものである。
【0100】以上のようにして、本発明を採用すること
により、シーク時のガルバノミラー傾き角の偏差解消
し、高速シークを安定に行うことが可能になる。また、
固定光学系の製造工程において、ガルバノミラーの機械
的な精度でマージンを大きくとることが可能になる。
【0101】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、確実で安定した高精度のシーク動作を行うこと
が可能な光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ディスク装置の概
略構成を示すブロック図。
【図2】光学ヘッドの概略構成を示す側面図。
【図3】トラッキング制御系の概略構成を示すブロック
図。
【図4】ガルバノミラーの回転角を検出する原理を説明
するための図。
【図5】オフセット電圧を説明するための微動制御信号
の波形の具体例を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク、6…移動光学系、7…固定光学系、8
…リニアモータ、9…リニアモータ制御回路、16…レ
ーザダイオード、PD1,PD2…光検出器、19…ガ
ルバノミラー、20…回転部、23…トラッキング制御
回路、30…トラッキング検出部、31,32,33…
位相補償回路、34…ガルバノミラー、35…回転角検
出部、36…低減通過フィルタ、37…リニアモータ駆
動回路、40,41,42…加算器、V1,V2…誤差
信号、V3…微動補償信号、V4…粗動補償信号、V5
…回転角検出信号、V6…微動補償信号、V7…トラッ
クジャンプ信号、V8…微動補償信号、SW…スイッ
チ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定光学系と、光ディスクの半径方向に
    移動する移動光学系とから構成され、レーザビームを前
    記光ディスク上に集光したり、前記光ディスクから反射
    されたレーザビームを受光する光学ヘッドにより、前記
    光ディスクに対して情報を記録したり、前記光ディスク
    に記録されている情報を再生する光ディスク装置におい
    て、 前記固定光学系が、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力す
    る第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 を具備し、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
    に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
    出力する第2の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動補償
    信号を出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号をもとに、前記偏光手段の回転移動を制御する第1の
    制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 固定光学系と、光ディスクの半径方向に
    移動する移動光学系とから構成され、レーザビームを前
    記光ディスク上に集光したり、前記光ディスクから反射
    されたレーザビームを受光する光学ヘッドにより、前記
    光ディスクに対して情報を記録したり、前記光ディスク
    に記録されている情報を再生する光ディスク装置におい
    て、 前記固定光学系が、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、その
    受光量の差をもとに、前記偏光手段の回転角に応じた第
    1の検出信号を出力する第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 を具備し、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号から低
    周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領
    域の成分をもとに第1の微動補償信号を出力する第1の
    出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
    その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
    出手段と、 この誤差検出手段から出力された誤差信号から低周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成
    分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、 前記誤差検出手段から出力された誤差信号から高周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された高周波数領域の成
    分をもとに第2の微動補償信号を出力する第3の出力手
    段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号を加算して得られる制御電圧により、前記偏光手段の
    回転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 固定光学系と、光ディスクの半径方向に
    移動する移動光学系とから構成され、レーザビームを前
    記光ディスク上に集光したり、前記光ディスクから反射
    されたレーザビームを受光する光学ヘッドにより、前記
    光ディスクに対して情報を記録したり、前記光ディスク
    に記録されている情報を再生する光ディスク装置におい
    て、 前記固定光学系が、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力す
    る第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 を具備し、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
    に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
    出力する第2の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動補償
    信号を出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と、前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御
    信号とを加算して得られる制御電圧と、前記光ディスク
    の半径方向への移動の有無とに応じて、前記偏光手段の
    回転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 固定光学系と、光ディスクの半径方向に
    移動する移動光学系とから構成され、レーザビームを前
    記光ディスク上に集光したり、前記光ディスクから反射
    されたレーザビームを受光する光学ヘッドにより、前記
    光ディスクに対して情報を記録したり、前記光ディスク
    に記録されている情報を再生する光ディスク装置におい
    て、 前記固定光学系が、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、その
    受光量の差をもとに、前記偏光手段の回転角に応じた第
    1の検出信号を出力する第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 を具備し、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号から低
    周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領
    域の成分をもとに第1の微動補償信号を出力する第1の
    出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
    その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
    出手段と、 この誤差検出手段から出力された誤差信号から低周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成
    分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、 前記誤差検出手段から出力された誤差信号から高周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された高周波数領域の成
    分をもとに第2の微動補償信号を出力する第3の出力手
    段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号とを加算して得られる制御電圧と、前記光ディスクの
    半径方向への移動の有無とに応じて、前記偏光手段の回
    転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクの半径方向に移動し、レーザ
    ビームを前記光ディスク上に集光し、前記光ディスクか
    ら反射されたレーザビームを受光する光学ヘッドによ
    り、前記光ディスクに対して情報を再生する光ディスク
    装置において、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力す
    る第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
    に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
    出力する第2の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動補償
    信号を出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号をもとに、前記偏光手段の回転移動を制御する第1の
    制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクの半径方向に移動し、レーザ
    ビームを前記光ディスク上に集光し、前記光ディスクか
    ら反射されたレーザビームを受光する光学ヘッドによ
    り、前記光ディスクに対して情報を再生する光ディスク
    装置において、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、その
    受光量の差をもとに、前記偏光手段の回転角に応じた第
    1の検出信号を出力する第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号から低
    周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領
    域の成分をもとに第1の微動補償信号を出力する第1の
    出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
    その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
    出手段と、 この誤差検出手段から出力された誤差信号から低周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成
    分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、 前記誤差検出手段から出力された誤差信号から高周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された高周波数領域の成
    分をもとに第2の微動補償信号を出力する第3の出力手
    段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号を加算して得られる制御電圧により、前記偏光手段の
    回転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクの半径方向に移動し、レーザ
    ビームを前記光ディスク上に集光し、前記光ディスクか
    ら反射されたレーザビームを受光する光学ヘッドによ
    り、前記光ディスクに対して情報を再生する光ディスク
    装置において、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段の回転角に応じた第1の検出信号を出力す
    る第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号をもと
    に、第1の微動補償信号を出力する第1の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する粗動補償信号を
    出力する第2の出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する第2の微動補償
    信号を出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と、前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御
    信号とを加算して得られる制御電圧と、前記光ディスク
    の半径方向への移動の有無とに応じて、前記偏光手段の
    回転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクの半径方向に移動し、レーザ
    ビームを前記光ディスク上に集光し、前記光ディスクか
    ら反射されたレーザビームを受光する光学ヘッドによ
    り、前記光ディスクに対して情報を再生する光ディスク
    装置において、 レーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、 このレーザビーム発生手段からのレーザビームを前記移
    動光学系へ導き、前記移動光学系からのレーザビームを
    反射するよう回転移動する偏光手段と、 この偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、その
    受光量の差をもとに、前記偏光手段の回転角に応じた第
    1の検出信号を出力する第1の検出手段と、 前記偏光手段で反射されたレーザビームを受光し、トラ
    ッキング用の第2の検出信号を出力する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段で出力された第1の検出信号から低
    周波数領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領
    域の成分をもとに第1の微動補償信号を出力する第1の
    出力手段と、 前記第2の検出手段から出力された第2の検出信号をも
    とに、前記光ディスクの振れに追従する誤差を検出し、
    その検出された誤差をもとに誤差信号を出力する誤差検
    出手段と、 この誤差検出手段から出力された誤差信号から低周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された低周波数領域の成
    分をもとに粗動補償信号を出力する第2の出力手段と、 前記誤差検出手段から出力された誤差信号から高周波数
    領域の成分を抽出し、その抽出された高周波数領域の成
    分をもとに第2の微動補償信号を出力する第3の出力手
    段と、 この第3の出力手段から出力された第2の微動補償信号
    と前記第1の出力手段から出力された第1の微動制御信
    号とを加算して得られる制御電圧と、前記光ディスクの
    半径方向への移動の有無とに応じて、前記偏光手段の回
    転移動を制御する第1の制御手段と、 前記第2の出力手段から出力された粗動補償信号をもと
    に、前記光ディスクの半径方向の移動を制御する第2の
    制御手段と、 シーク時に、前記第1の制御手段に対して前記第3の出
    力手段を切り離して固定の指示値を入力することによ
    り、前記偏光手段の回転角の偏差を解消した高速シーク
    を許容する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015519010A (ja) * 2012-06-01 2015-07-06 エム スクエアード レーザーズ リミテッドM Squared Lasers Limited レーザキャビディからの出力周波数のロックおよびスキャン方法および装置

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