JP3882183B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置に関し、特に光磁気ディスク装置に適用することができる。本発明は、再生信号から検出されるウォブル信号成分の信号レベルと位相検出結果とに基づいて、差動出力により再生信号を生成する第1及び第2の光量検出信号の信号レベルを補正することにより、又はそれぞれ第1及び第2の光量検出信号において、ウォブル信号成分を抽出して減算することにより、ウォブル信号の再生信号への漏れ込みを低減する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミニディスク装置においては、光ディスクでなるミニディスクに形成されたグルーブを基準にしてレーザービームを照射することにより、ミニディスクをアクセスするようになされている。
【0003】
すなわちミニディスクの作成工程では、所定周波数のキャリア信号を各記録再生位置のアドレス情報により周波数変調してウォブル信号が生成される。ミニディスクは、レーザービームのガイド溝を担うグルーブが情報記録面に形成され、このグルーブがウォブル信号により蛇行して形成される。
【0004】
これによりミニディスク装置は、ミニディスクにレーザービームを照射して得られる戻り光よりこのグルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するウォブル信号を再生し、このウォブル信号よりレーザービーム照射位置のアドレス情報を取得する。ミニディスク装置は、このアドレス情報を基準にしてミニディスクをアクセスする。
【0005】
このミニディスクのアクセスにおいて、ミニディスク装置は、戻り光の偏光面の変化に応じて信号レベルが変化する再生信号を検出することにより、磁気カー効果を利用してミニディスクに記録されたマーク及びスペースに応じて信号レベルが変化する再生信号を得、この再生信号を処理して熱磁気記録したデータを再生するようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでミニディスク装置においては、再生信号にウォブル信号が漏れ込む場合がある。このウォブル信号の漏れ込みを低減することができれば、再生信号の波形劣化を低減し、エラーレートを向上することができる。
【0007】
詳細に検討したところ、この漏れ込みは、レーザービームを透過するミニディスク基板の面内複屈折により変化し、ミニディスクにおいては、この面内複屈折がミニディスクの半径方向で変化する。さらに漏れ込みは、複屈折量に応じて変化し、また図5に示すように、複屈折の方位によっても変化する。なおこの図5において、縦軸は、再生信号に対するウォブル信号のレシオであり、横軸は複屈折の方位であり、レーザービームの往復で複屈折量が60〔nm〕の場合である。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ウォブル信号の再生信号への漏れ込みを低減することができる光ディスク装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、再生信号よりウォブル信号の信号成分を抽出し、このウォブル信号の信号成分の信号レベルと、ウォブル信号との間の位相比較とに基づいて、第1及び又は第2の光量検出信号の信号レベルを補正して再生信号を生成する。
【0011】
再生信号よりウォブル信号の信号成分を抽出し、このウォブル信号の信号成分の信号レベルと、ウォブル信号との間の位相比較とに基づいて、第1及び又は第2の光量検出信号の信号レベルを補正して再生すれば、面内複屈折が光ディスクの半径方向で変化して漏れ込み量が変化する場合でも、第1及び又は第2の光量検出信号の信号レベル補正量を動的に、かつ安定に変化させて漏れ込みを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態に係るミニディスク装置を示すブロック図である。ここでミニディスク4は、所定のケースに保持され、ミニディスク装置1に装填されると、このケースに配置されたシャッターが開いてアクセスできるようになされている。またミニディスク4は、レーザービームをガイドする為のプリグルーブが情報記録面に蛇行して形成され、この蛇行の周波数を基準にして所定の回転速度で回転駆動できるようになされ、またレーザービーム照射位置のアドレスを検出することができるようになされている。
【0015】
スピンドルモータ5は、サーボ回路6の制御により、グルーブを基準にした線速度一定の条件によりミニディスク4を回転駆動する。
【0016】
光ピックアップ7は、ミニディスク4にレーザービームを照射して戻り光を受光し、この戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号RF、グルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するウォブル信号、トラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号を生成する。さらに光ピックアップ7は、記録時、間欠的にレーザービームの光量を立ち上げ、これにより所望のオーディオ信号を熱磁気記録できるようにする。
【0017】
磁気ヘッド9は、ミニディスク4を間に挟んで、光ピックアップ7と対向するように配置され、駆動回路10より出力される駆動信号に応じて光ピックアップ7によるレーザービーム照射位置に変調磁界を印加する。スレッド機構11は、サーボ回路6の制御により、光ピックアップ7及び磁気ヘッド9をミニディスク4の半径方向に可動する。
【0018】
サーボ回路6は、システム制御回路20の制御により動作を切り換え、光ピックアップ7より出力されるトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップ7をトラッキング制御及びフォーカス制御する。またウォブル信号を基準にして光ピックアップ7、磁気ヘッド9をシークさせ、またスピンドルモータ5の回転速度を制御する。
【0019】
RFアンプ13は、再生信号RFを波形等化した後、2値化して2値化信号S2を生成する。さらに2値化信号S2を基準にしてクロックを再生し、このクロックを基準にして2値化信号S2を順次ラッチすることにより、再生データD1を生成する。
【0020】
アドレスデコーダ14は、この再生データD1より、サブコードデータを取得し、これによりレーザービーム照射位置のアドレスを取得する。ミニディスク装置1では、このアドレスによってもサーボ回路6により光ピックアップ7におけるレーザービーム照射位置を制御し、また続くRAM8をアドレス制御する。
【0021】
変復調回路15は、この再生データD1をEFM復調した後、デインターリーブ処理する。さらに記録時に付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理し、これによりオーディオ信号をデータ圧縮してなる圧縮符号化データD2を復調する。変復調回路15は、記録時、メモリ制御回路16より入力される圧縮符号化データD2に誤り訂正符号を付加した後、インターリーブ処理し、EFM変調して記録信号を生成する。駆動回路10は、この記録信号により磁気ヘッド9を駆動する。
【0022】
メモリ制御回路16は、RAM8の動作を制御するコントローラにより構成され、再生時、変復調回路15より出力される圧縮符号化データD2をRAM8に一時格納する。さらにこの格納した圧縮符号化データD2を入力順に読み出して圧縮伸長回路17に出力する。またメモリ制御回路16は、記録時、これとは逆に、圧縮伸長回路17より入力される圧縮符号化データD2をRAM8に格納した後、変復調回路15に出力する。
【0023】
圧縮伸長回路17は、再生時、メモリ制御回路16よりセクタ単位で圧縮符号化データD2を受け、この圧縮符号化データD2をデータ伸長する。これにより圧縮伸長回路17は、ディジタルオーディオ信号D4を復調して外部機器等に出力する。また記録時、圧縮伸長回路17は、外部機器より順次入力されるディジタルオーディオ信号D5を順次所定の時間間隔により区切ってブロック化し、各ブロックをデータ圧縮する。
【0024】
ディジタルアナログ変換回路(D/A)19は、圧縮伸長回路17より出力されるディジタルオーディオ信号D4をディジタルアナログ変換処理し、アナログ信号によるオーディオ信号S4を出力する。アナログディジタル変換回路(A/D)21は、外部機器より入力されるアナログ信号によるオーディオ信号S5を、アナログディジタル変換処理してディジタルオーディオ信号D5を出力する。
【0025】
システム制御回路20は、マイクロコンピュータにより構成され、操作子23の操作に応動してこのミニディスク装置1全体の動作を制御すると共に、表示部24を介して所望の情報をユーザーに提供する。
【0026】
図1は、光ピックアップ7の信号処理系統を示すブロック図である。光ピックアップ7は、ミニディスク4にレーザービームを照射し、その戻り光を対物レンズで受光する。さらに光ピックアップ7は、この戻り光より偏光面が直交し、戻り光の偏光面に応じて相補的に光量が変化する2条の光束を分離し、この2条の光束をそれぞれ受光素子I及びJにより受光する。さらに光ピックアップ7は、図示しない電流電圧変換回路によりこれら2つの受光素子I及びJの出力信号を電流電圧変換し、これにより戻り光の偏光面に応じて相補的に信号レベルが変化する第1及び第2の光量検出信号SI及びSJを生成する。光ピックアップ7は、差動増幅回路30において、この第1及び第2の光量検出信号SI及びSJの差動出力信号を生成することにより、戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号RFを生成する。
【0027】
このとき差動増幅回路30は、エラー信号生成回路35から出力されるエラー信号Sαに応じて、RF=(SI−αSJ)により表される演算処理により再生信号RFを生成して出力することにより、エラー信号生成回路35の制御により第2の光量検出信号SJの信号レベルを補正して再生信号を生成する。
【0028】
また光ピックアップ7は、受光面を所定方向に田の字状に分割して形成された受光素子A〜Dに戻り光を集光し、これら受光素子A〜Dの出力信号を電流電圧変換処理する。光ピックアップ7は、これら受光素子A〜Dの出力信号よりトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号を生成する。さらにウォブル信号生成回路31における演算処理によりグルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するウォブル信号WBを生成する。
【0029】
バンドパスフィルタ(BPF)32は、再生信号RFを帯域制限することにより、再生信号RFに混入したウォブル信号WBの信号成分を抽出する。
【0030】
検波回路33は、このバンドパスフィルタ32の出力信号を検波することにより、再生信号RFに含まれるウォブル信号成分の信号レベルを検出する。これにより検波回路33は、図3に示すように、差動増幅回路30における信号レベルの補正量α、ミニディスク4における複屈折に応じて再生信号RFにウォブル信号成分が漏れ込むと、この漏れ込んだウォブル信号WBの信号レベルに応じて信号レベルが変化する信号レベル検出信号SLを出力する。
【0031】
位相比較回路34は、ウォブル信号WBとバンドパスフィルタ32の出力信号とを位相比較することにより、ウォブル信号WBを基準にして再生信号RFに漏れ込んでなるウォブル信号成分の位相を判定し、その判定結果を進み位相、遅れ位相を示す正負の判定信号Sφにより出力する。このとき位相比較回路34は、再生信号RFよりウォブル信号成分を抽出して変化する位相シフト量を補正して位相比較する。これにより位相比較回路34は、差動増幅回路30における信号レベルの補正量α、ミニディスク4における複屈折に応じて再生信号RFにウォブル信号成分が漏れ込むと、この漏れ込んだウォブル信号WBの位相に応じて極性が変化する判定信号Sφを出力する。
【0032】
エラー信号生成回路35は、判定信号Sφに応じて差動増幅回路30における信号補正量αの値を値1より増減し、また信号レベル検出信号SLの信号レベルに応じてこの増減量を変化させ、これにより再生信号RFに漏れ込んだウォブル信号WBをキャンセルするように第1及び第2の光量検出信号の差動出力信号を生成する。
【0033】
以上の構成において、光ピックアップ7よりミニディスク4に照射したレーザービームは(図2)、ミニディスク4の透明基板を透過して情報記録面に到達し、ここで反射される。さらに反射されたレーザービームは、ミニディスク4の透明基板を再び透過して戻り光として光ピックアップ7の対物レンズにより受光される。これにより戻り光は、情報記録面に形成されたマーク、スペースにより偏光面が変化し、これに加えてミニディスク4の複屈折により偏光面が変化し、また情報記録面に形成されたグルーブにより光量が変化する。
【0034】
この戻り光は、光ピックアップ7において(図1)、戻り光の偏光面に応じて相補的に光量が変化する2条の光束が分離され、この2条の光束がそれぞれ受光素子I及びJにより受光される。これにより戻り光の偏光面に応じて相補的に信号レベルが変化する第1及び第2の光量検出信号SI及びSJが生成され、この第1及び第2の光量検出信号SI及びSJにおいては、ミニディスクの複屈折、グルーブの蛇行によっても信号レベルが変化することになる。
【0035】
光ピックアップ7においては、差動増幅回路30において、この第1及び第2の光量検出信号SI及びSJの差動出力信号が生成され、戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号RFが生成され、第1及び第2の光量検出信号SI及びSJの信号レベルがグルーブの蛇行によっても変化することにより、再生信号RFに対するウォブル信号WBの漏れ込みが発生する。
【0036】
このように再生信号RFに漏れ込んだウォブル信号WBは、バンドパスフィルタ32において再生信号RFより分離抽出され、続く検波回路33において信号レベルが検出されることにより漏れ込み量が検出される。また位相比較回路34において、ウォブル信号WBとの間で位相比較されることにより、ウォブル信号WBを基準にしてその位相が検出される。さらにこのときバンドパスフィルタ32の処理により変化する位相シフトが補正されて位相が検出される。
【0037】
さらにこれら位相検出結果(Sφ)、信号レベル検出結果(SL)に応じて、差動増幅回路30における信号レベル補正量αが切り換えられ、RF=(SI−αSJ)により表される演算処理により、再生信号RFに漏れ込んだウォブル信号WBをキャンセルするように第1及び第2の光量検出信号の差動出力信号により再生信号RFが生成される。
【0038】
これにより再生信号RFに漏れ込むウォブル信号WBの信号レベルを低減するようにフィードバックループが形成され、安定かつ簡易な処理により、アスセス位置に応じて複屈折が変化した場合でも再生信号RFに漏れ込むウォブル信号WBを低減することができる。
【0039】
これによりこの再生信号RFがRFアンプ13により2値化されるにつき、ウォブル信号WBの漏れ込みが低減されていることにより、その分正しく2値化されて再生データD1に変換され、この再生データD1が十分なマージンにより処理されてミニディスク4に記録されたオーディオ信号等が再生される。
【0040】
以上の構成によれば、再生信号よりウォブル信号の信号成分を抽出し、このウォブル信号の信号成分の信号レベルと、ウォブル信号との間の位相比較とに基づいて、第1及び又は第2の光量検出信号の信号レベルを補正して再生信号を生成することにより、簡易かつ安定に、再生信号に漏れ込むウォブル信号を低減することができる。
【0041】
(2)第2の実施の形態
図4は、第2の実施の形態に係る光ピックアップ40を示すブロック図である。この光ピックアップ40においては、第1及び第2の光量検出信号SI及びSJに漏れ込んだウォブル信号WBを事前に抑圧して再生信号RFを生成する。なおこの実施の形態の構成は、本願に含まれるものでは無く、本願の参考例である。
【0042】
すなわちこの光ピックアップ40において、バンドパスフィルタ41は、第1の光量検出信号SIを帯域制限することにより、この第1の光量検出信号SIよりウォブル信号WBを抽出する。増幅回路42は、バンドパスフィルタ41の出力信号を利得1により反転増幅して出力する。位相シフト回路43は、バンドパスフィルタ41、増幅回路42においてウォブル信号を処理して発生する位相シフト分、第1の光量検出信号SIを遅延させて出力する。差動増幅回路44は、この位相シフト回路43の出力信号より、増幅回路42の出力信号を減算し、これにより第1の光量検出信号SIより抽出したウォブル信号によりこの第1の光量検出信号SIに漏れ込んだウォブル信号を打ち消し、その結果得られる第1の光量検出信号SIを出力する。
【0043】
バンドパスフィルタ46は、第2の光量検出信号SJを帯域制限することにより、この第2の光量検出信号SJよりウォブル信号WBを抽出する。増幅回路47は、バンドパスフィルタ46の出力信号を利得1により反転増幅して出力する。位相シフト回路48は、バンドパスフィルタ46、増幅回路47においてウォブル信号を処理して発生する位相シフト分、第2の光量検出信号SJを遅延させて出力する。差動増幅回路49は、この位相シフト回路48の出力信号より、増幅回路47の出力信号を減算し、これにより第2の光量検出信号SJより抽出したウォブル信号によりこの第2の光量検出信号SJに漏れ込んだウォブル信号を打ち消し、その結果得られる第2の光量検出信号SJを出力する。
【0044】
差動増幅回路50は、この差動増幅回路44、49より出力される光量検出信号SI、SJの差動出力信号を生成し、この差動出力信号を再生信号RFとして出力する。
【0045】
図4に示す構成においては、それぞれ第1及び第2の光量検出信号SI及びSJより抽出したウォブル信号WBにより第1及び第2の光量検出信号SI及びSJに漏れ込んだウォブル信号WBを打ち消し、その後再生信号RFを生成することにより、第1の実施の形態の同様に、簡易かつ安定に再生信号RFに漏れ込むウォブル信号を低減することができる。
【0046】
(3)他の実施の形態
なお上述の第2の実施の形態においては、それぞれ位相シフト回路43、48により光量検出信号SI及びSJの位相を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、バンドパスフィルタ41、46の出力信号側で位相を補正してもよい。
【0047】
また上述の第1の実施の形態においては、RF=(SI−αSJ)の演算処理により第2の光量検出信号の信号レベルを補正して再生信号を生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の光量検出信号の信号レベルを補正して再生信号を生成してもよく、さらには第1及び第2の光量検出信号の双方の信号レベルを補正して再生信号を生成してもよい。
【0048】
さらに上述の実施の形態においては、本発明をミニディスク装置に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、グルーブの蛇行を基準にして情報記録面に記録した種々のデータを再生する光磁気ディスク装置に広く適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、再生信号から検出されるウォブル信号成分の信号レベルと位相検出結果とに基づいて、差動出力により再生信号を生成する第1及び第2の光量検出信号の信号レベルを補正することにより、又はそれぞれ第1及び第2の光量検出信号において、ウォブル信号成分を抽出して減算することにより、ウォブル信号の再生信号への漏れ込みを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るミニディスク装置の光ピックアップを示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るミニディスク装置を示すブロック図である。
【図3】図1の光ピックアップにおけるウォブル信号の処理の説明に供する特性曲線図である。
【図4】第2の実施の形態に係るミニディスク装置の光ピックアップを示すブロック図である。
【図5】光ディスクにおける複屈折とウォブル信号の漏れ込みとの関係を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1……ミニディスク装置、4……ミニディスク、7、40……光ピックアップ、30、44、49、50……差動増幅回路、32、41、46……バンドパスフィルタ、33……検波回路、34……位相比較回路、35……エラー信号生成回路、42、47……増幅回路、43、48……位相シフト回路
Claims (2)
- 光ディスクに形成されたグルーブの蛇行を基準にして、前記光ディスクに熱磁気記録されたデータを再生する光ディスク装置において、
前記光ディスクに光ビームを照射して得られる戻り光の偏光面に応じて相補的に信号レベルが変化する第1及び第2の光量検出信号の差動出力信号より、前記戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号を生成すると共に、前記戻り光より、前記グルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するウォブル信号を生成する信号生成手段と、
前記再生信号より前記ウォブル信号の信号成分を抽出して出力する帯域制限手段と、
前記ウォブル信号の信号成分の信号レベルを検出し、信号レベル検出結果を出力する信号レベル検出手段と、
前記ウォブル信号の信号成分と、前記ウォブル信号とを位相比較し、位相比較結果を出力する位相比較手段と、
前記信号レベル検出結果及び前記位相比較結果に基づいて、第1及び又は第2の光量検出信号の信号レベルを補正する信号レベル補正手段と
を備えることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記位相比較手段は、
前記ウォブル信号の信号成分及び又は前記ウォブル信号を所定位相だけ位相補正して前記位相比較結果を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
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