JP3882134B2 - 液体食品製品の添加物を分離維持するための容器 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は使用時にまで液体食品製品の添加物を分離状態に維持する容器に関し、特には、標準型飲料ボトルあるいは飲料缶での利用を目的とした改良容器に関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
液体食料、特に飲料の保存において、消費直前まで主液体から添加物を分離して保存できれば食品製品はその風味を保ち、保存性が向上し、保存剤を使用せずに済み、保存性に劣る材料でも容易に使用することができる。例えば飲料は、風味料が乾燥状態で保たれ、飲用直前に主液体と混合されれば美味しさを格段に向上させることができる。風味料、オイル、ビタミン、補填材、薬剤、及び他の添加材は、水、ソーダあるいは他の液体と混合されると不安定になるため、現在の飲料や液体混成物には使用されていないことがある。酸素処理水は健康に良いとされてはいるが化学的に活性であり、風味料、ビタミン、補助材、及び薬剤を組み合わせて保存させることは不都合である。多くの飲料、ソース及び調味料や薬味は糖分での発酵を制御するために高濃度の保存剤を必要とする。
【０００３】
飲食直前まで主液体から添加物を分離しておく従来容器は存在するが、いくつかの弱点を有している。例えば、米国特許第３７７９３７２号、第５５２９１７９号、第５４３１２７６号、及び第５８８５６３５号の容器は容器の蓋あるいはキャップの下側に切開式包装体を搭載しており、切開手段によって包装体を切開して内容物を主液体と混合するものであった。しかし、これらの容器は使用の安全性に問題があったり切開作業が面倒であった。排出時に中身が噴出して容器からこぼれたり、使用者の服装を汚すこともあった。
【０００４】
例えば、米国特許第３１７９２７５号、第３２２５９１５号、または第５０６４０７３号の容器は、外側の帯体、フラップまたは膜体を剥ぎ取って中身を出す構造の添加物収容部を容器内に有している。しかし、これらの容器は現在の自動販売機には向かない。なぜなら、外側シール部材が不都合に剥がれたり、輸送時に破損することがあるからである。
【０００５】
例えば、米国特許第４０２４９５２号、第４２２１２９１号及び第４２６４００７号の容器は容器の蓋やキャップの外側から引き出したり押し込むタイプの収容部を蓋やキャップの裏側に有している。これらの容器はユーザーの好みに合わせて添加物の分量を調整できない弱点を有している。
【０００６】
例えば、米国特許第５１１４０１１号の容器は使用直前まで容器キャップでカバーされた容器頚部に提供されたシール付きの取り外し収容体を有している。このタイプの容器はシールが剥離された後に内容物の分量を容易に調整する手段が提供されていない。
【０００７】
例えば、米国特許第５１１４０１１号の容器は容器のキャップの裏側に複数の小収容部で成る副容器を具えている。しかし、これら小収容部は副容器の両端に提供されており、糸要素で開かれるものであるため、製造が困難であってコスト高となり、使用が面倒である。
【０００８】
【課題を解決するための手段と発明の効果】
本願発明はこれら従来容器の弱点と問題点とを克服する添加物分離式容器を提供するものである。すなわち、低製造コストで、利用が容易で、運搬時や使用時の事故的な開封が防止されるタイプの添加物分離式容器を提供する。
【０００９】
本願発明によれば、取り外し式容器キャップを有した容器は、容器キャップの下側で容器内に取り出し式に搭載させる手段を有した副容器を含んでいる。この副容器は絞出しプラスチック外壁と、複数の小収容部に内部を分割している少なくとも１つの分割壁とを具えて形成されている。各小収容部は専用排出口を有しており、それぞれの小収容部に収容された添加物はその小収容部のプラスチック外壁を押し絞ることで専用排出口から主容器内に排出される。
【００１０】
本願発明の第１実施例の容器は、容器キャップの下側に搭載された近端（キャップ側）を有した筒状の副容器を具えている。この副容器の内部は縦軸方向の分割壁によって縦軸方向に複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は副容器の先端（主容器側）に形成された専用排出口を有しており、それぞれの小収容部に収容された中身（添加物）はその小収容部のプラスチック外壁の一部を押し絞ることで排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１１】
本願発明の第２実施例の容器は、容器キャップの下側に取り外し式に搭載された筒状の副容器を含んでいる。副容器の内部は軸方向に延びる少なくとも１体の分割壁で複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は副容器の先端に形成された専用排出口を有しており、小収容部に収容された中身は、副容器を容器キャップから取り外してその小収容部のプラスチック外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１２】
本願発明の第３実施例の容器は、容器キャップの襟部に近端が搭載され、容器キャップによって主容器の頚部に保持される筒状形態の副容器を具えておいる。副容器はその内部を軸方向に複数の小収容部に分割する少なくとも１体の分割壁を有している。それぞれの小収容部は先端に形成された専用排出口を有しており、収容された中身は、副容器を主容器頚部から取り外してそのプラスチック外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１３】
上記の実施例において、それぞれの小収容部に対応する押し絞り用プラスチック外壁の所定部分を薄手に提供することは有利であり、それぞれ小収容部からその中身（添加物）を容易に押し出させる。
【００１４】
本願発明の第４実施例の容器は、容器キャップの下側に搭載された近端を有した筒状形態の副容器を具えている。副容器の内部は縦軸に対して横断方向に広がる少なくとも１体の分割壁によって横断（上下）方向に重なる複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は外壁の所定部分に形成された専用排出口を有しており、小収容部に収容された中身はその小収容部の外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１５】
本願発明の第５実施例の容器は、固定式容器蓋とプルタブとを具えたものである。タブ部分は容器蓋のタブ開口部を引き抜き式にカバーしており、引き起こし部分は固定容器蓋の外面に引き外し式に搭載されている。この容器は、プルタブから放射状に離れた側部領域に提供され、容器蓋の裏側に凹状に提供された複数の井戸型収容部を含んでいる。井戸型収容部は適合する形状の副収容器（副容器）を有している。井戸型収容部の上面は容器蓋と同一平面に提供されている。それぞれの副収容器はプルタブで保持される部分を具えている。プルタブが容器蓋から引き外されると、副収容器は井戸型収容部から取り出され、それぞれの中身が制御下で主容器内に排出される。
【００１６】
本願発明の第６実施例の容器は、プルタブから放射状に離れた領域に提供され、容器蓋の裏側で凹状となった井戸型収容部を具えている。井戸型収容部は対応する形状の副収容器を有している。井戸型収容部の上面は容器蓋と同一平面に提供されている。副収容器は縦軸方向の分割壁によって、中身を排出する専用排出口をそれぞれ具えた複数の小収容部に分割されている。さらにプルタブで保持されている部分を具えている。プルタブが容器蓋から引き外されると、副収容器は井戸型収容部から取り出され、それぞれの小収容部から中身が主容器内に排出される。
【００１７】
次に、第７実施例の容器は本願発明ではないが、主容器の頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップでカバーされた筒状の副容器を有している。副容器は主容器開口部に挿入される傾斜壁が提供された近端と、傾斜壁に隣接した環状フランジとを具えている。副容器は容器頚部から取り外され、その近端を環状フランジが頚部リムに接するまで頚部（主容器）開口部内に挿入される。副容器内の中身は主容器の外にこぼれることなく主容器内に排出される。副容器は容器キャップの下側に搭載することもでき、あるいは容器キャップと容器頚部リムとの間で環状フランジに保持させることもできる。傾斜壁と環状フランジは副容器の近端を頚部開口部に導き、その場で保持させる形状を具えている。
【００１８】
第８実施例の容器も本願発明ではないが、主容器の頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップでカバーされた筒状の副容器を有している。副容器は主容器開口部に挿入される傾斜壁を具えた近端と、傾斜壁に隣接した環状フランジと、副容器の内部を複数の軸方向の小収容部に分割している縦方向に広がる分割壁とを有している。それぞれの小収容部は副容器の近端に専用排出口を有している。それぞれの専用排出口は別々にシールされている。副容器は主容器頚部から取り外され、専用排出口のシールが剥されて、その近端が環状フランジが頚部リムに接するまで頚部開口部内に挿入される。選択された小収容部の中身は主容器の外にこぼれることなく主容器内に排出される。
【００１９】
本願発明の第９実施例の容器は、主容器頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップにカバーされた近端を有している。その外周には環状フランジが提供されている。環状フランジのさらに近端側の外周にはネジ山が提供されている。主容器頚部の開口部近辺の内側には対応する形状のネジ山が提供されている。副容器の近端は環状フランジが頚部リムに接するまで主容器頚部の内面にネジ式に挿入される。副容器の中身は主容器内の液体と共に主容器を上下に振ることで主容器内にこぼれることなく排出される。副容器のネジ山と主容器頚部のネジ山及びフランジは強固に固定される。
【００２０】
本願発明の第１０実施例の容器は、主容器頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップにカバーされている近端を具えた副容器を含んでいる。副容器の外側には環状フランジが提供されている。環状フランジのさらに近端側の外周にはネジ山が提供されている。主容器頚部はその開口部近辺の内側に対応するネジ山を有している。副容器は少なくとも１体の縦軸方向に広がる分割壁を含んでおり、複数の縦方向の小収容部が内部に提供されている。各小収容部にはその近端に専用排出口が提供されており、各排出口は別々にシールされている。副容器は主容器の頚部から取り外されて専用排出口は選択的に開封され、副容器の近端は環状フランジが主容器頚部リムと接するまで主容器頚部の内面にネジ式に挿入され、開封された小収容部の中身は主容器内の液体と共に上下に振ることで主容器内にこぼれることなく排出される。複数の小収容部を別々にシールするこの方式は異なる中身を主容器内に選択的に排出させる。
【００２１】
なお参考までに、本願発明ではない第１１実施例の容器は、容器キャップと一体的に形成された筒状副容器を有している。副容器は容器キャップと共に主容器頚部に取り外し式に搭載される。副容器は中空であり、フラップ蓋でカバーされており、近端には環状フランジを具えている。環状フランジは容器キャップのフランジに接続されている。容器キャップには内ネジ山が提供されており、主容器頚部の外ネジ山と螺合する。副容器の中空内部は１つ、または複数の縦方向あるいは横断重なり方向に小収容部を有しており、それぞれ異なる添加物を収容させる。あるいはカプセルや商品を収容させることもできる。
【００２２】
また第１２実施例の容器は、環状リング形態の副容器を有している。この副容器は容器キャップの内側と外側の環状フランジ間に搭載される。容器キャップは内ネジ山を有しており、主容器頚部の外ネジ山と螺合する。副容器は少なくとも１つの小収容部を有しており、中身を主容器頚部内に排出させる専用排出口が取り付けられている。副容器はリング状に配置された複数の小収容部を有することもできる。
【００２３】
本願発明のこれら改良容器によって、複数の添加内容物が主液体から分離状態で保存され、ユーザーの好みに合わせて選択的に利用させることができる。よって、風味や味を向上させる多様な食品製品の提供が可能となり、保存期間が長くなり、不安定な添加物の使用が可能となり、保存料の使用も原則的に不要となる。
本願発明の他の目的、特徴及び利点を図面を利用して以下でさらに詳細に解説する。
【００２４】
【発明の実施の形態】
本願発明の基本目的は、図１Ａと図１Ｂに図示したような従来技術容器の弱点を克服することである。図１Ａの液体１００を収容したボトルは頚部１０aを具えた主容器１０と、トップ部１２とスカート１３とを具えたキャップ１１とを含んでいる。キャップ１１は頚部１０aの外ネジ山１５とキャップ１１の内ネジ山１４との螺係で主容器１０を保持密封する。副容器１６は、接着剤層１９によってキャップ１１の内側１２aに固定された蓋部１６bに内ネジ山２０aを介して保持された、乾燥添加物１７を収容した本体容器部１６aを有している。キャップ１１が主容器１０から取り外されると、副容器１６の本体容器部１６aは蓋部１６aから緩められ、その中身は液体１００内に排出される。図１Ｂに図示される別ボトルにおいては、副容器１６はキャップ１１の襟部２３に懸垂されており、ネジ式に解放される本体収容部１６aと蓋部１６bとを有している。このタイプの従来容器は製造コストが高く、使用に不便である。
【００２５】
本願発明の主要な問題解決法によれば、容器内で別々に副材料あるいは添加物を保存する容器は、飲料ボトルに普通である容器キャップによって保持される副容器を具えている。副容器は変形させることができる外壁と分離壁とを有している。分離壁は添加物を主容器内に排出させるそれぞれの専用排出口を具えた複数の分離小収容部を副容器内に形成している。各小収容部は個別に開放することができ、中身は外壁の所定部分を押圧することで主容器内に排出される。この特徴を具えた４つの実施例を後述する。
【００２６】
別の主要解決法によれば、容器は複数の副収容器または複数の小収容部を有した１体の小型副容器を有している。副容器は飲料缶に通常に利用される固定型容器蓋の裏側に提供された凹部状の井戸型収容部に収納されている。副容器は容器蓋のプルトップによって保持されている。プルタブが引き外され、タブ開口部が露出すると副容器は取り外され、別々の中身が主容器内に投入される。この特徴を具えた２つの実施例を後述する。
【００２７】
図２Ａと図２Ｂに図示する第１実施例の容器は円筒状の副容器本体２０１を有している。その近端（キャップ側）２０１aは容器キャップ２１０の下側に搭載されている。副容器本体２０１は変形可能なプラスチック壁２０２と、副容器本体の軸ＡＸと平行な１体の分割壁２０３とを有している。分割壁２０３は副容器本体の内側を２つの縦長小収容部２０４、２０５に分割している。さらに多くの分割壁を提供してさらに多くの小収容部を提供することもできる。
【００２８】
小収容部２０４、２０５は使用時に主容器内の液体に制御下で混合される風味料、オイル、ビタミン、補助材、医薬剤、および他の添加物を個別に収容する。各小収容部はそれぞれ専用の排出口２０４a、２０５aを副容器本体の先端（主容器内部側）２０１bに有している。個々の小収容部の専用排出口は接着フォイルタブ２０４c、２０５cでシールされている。副容器２０１の先端はプルタブが付いた接着フィルム２０６でシールされており、専用排出口をカバーするフォイルタブ２０４c、２０５cを保護している。
【００２９】
図２Ｂと図２Ｃに図示するように、それぞれの小収容部に対応する外側筒状壁２０２の所定部分２０４bと２０５bは薄い肉厚の壁で形成されている。薄壁領域は図２Ｆに示すように、それぞれの部屋の中身の添加物を押し出し易くしており、専用排出口と共にそれぞれの部屋の中身を制御状態で主容器内に排出する。
【００３０】
図２Ｄ、図２Ｅに図示するように、副容器本体２０１はその近端でキャップ２１０の下側に搭載されている。この実施例では、副容器本体は窪部２０７を有しており、キャップ２１０は対応する突起部２１１を有している。この突起部と窪部とは副容器本体をキャップにスナップ式に係合させる。この構造でキャップと副容器本体とは別々に成型でき、ユーザーに副容器本体をキャップからの取り外させ、キャップを再閉鎖させるオプションを与える。キャップ２１０は主容器の頚部の外ネジ山に螺合するネジ山２１０aを有している。専用排出口２０４a、２０５aは別々のフォイルタブ２０４c、２０５cでシールされている。専用排出口の環状エッジにはこぼれ防止用の凹部２１２が提供でき、小収容部への押圧力を緩めても液体が滴下しないようになっている。
【００３１】
副容器本体は透明ポリ塩化ビニル（ＰＣＶ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、または他の耐久性でフレキシブルなプラスチック材料で提供できる。典型的な壁厚は約０.５０ｍｍ程度であり、薄い壁部分は約０.２０ｍｍである。副容器本体の寸法はキャップのサイズや望む添加物量による。典型的な３５ｍｍ径のキャップに対しては副容器本体は約２２ｍｍの径を有している。専用排出口は好適には約３ｍｍ ｘ ５ｍｍの楕円形である。
【００３２】
図３Ａ、図３Ｂ及び図３Ｃに図示するように、第２実施例の容器は円筒状副容器本体３０１を有している。その近端はキャップの下側の突起部３１１にスナップフィットする窪部３０７によって容器キャップ３１０の裏側に取り外し式に搭載される。副容器本体３０１は押し出し用プラスチック壁３０２を有している。分割壁３０３は副容器本体３０１の内部を小収容部３０４と３０５に分割している。小収容部３０４と３０５はそれぞれの専用排出口３０４aと３０５bを有している。図３Ｄに図示するように、専用排出口は引き剥し式タブ３０４cと３０５cでシールされており、こぼれ防止エッジ３１２を有している。この実施例では専用排出口は近端に提供されており、よって主容器の液体からは離れており、主液体によるシール内への浸潤が防止できる。
【００３３】
図４Ａ、図４Ｂ、図４Ｃに図示する第３実施例の容器は第１実施例の容器に類似しており、変形可能なプラスチック壁４０２を有した円筒状副容器本体４０１を有している。また、分割壁４０３、小収容部４０４、４０５、先端の専用排出口４０４a、４０５a、薄壁の押圧部分４０４b、４０５bを有している。図４Ｄに図示する副容器本体４０１は、容器キャップ４１０を利用して主容器頚部に保持される副容器の襟部４１３を有している。容器キャップが主容器頚部から外されると、副容器本体４０１は持ち上げられ、専用排出口４０４a、４０５aからシールが剥ぎ取られ、小収容部のそれぞれの中身が主容器内に投入される。図４Ｅの専用排出口４０４a、４０５aは個々のシールタブ４０４c、４０５cでシールされており、こぼれ防止エッジ４１２及び外側シールフィルム４０６がさらに提供されている。
【００３４】
副容器本体４０１は主容器頚部の開口部に容易にフィットする直径を有しており、副容器の襟部は容器キャップ内にフィットし、頚部の上側リムに係留して固定される直径を有している。襟部は高密度ポリエチレンのごとき硬質プラスチック製が好適である。
【００３５】
図５Ａ、図５Ｂ、図５ｃの第４実施例の容器は、近端５０１aが容器キャップ５１０の
下側に搭載された円筒状副容器本体５０１を有している。副容器本体は押し出し用プラスチック壁５０２で形成されており、筒軸ＡＸを横断する分割壁５０２、５０３を有しており、副容器本体の内部を複数の上下重合小収容部５０４、５０５、５０６に分割している。小収容部はそれぞれ専用排出口５０４a、５０５a、５０６aを有している。
【００３６】
図５Ｄの副容器本体５０１は窪部５０７を有している。窪部５０７には容器キャップの内側の突起部５１１がスナップフィットしており、副容器を容器キャップに搭載させている。専用排出口により外壁は波状壁部分５０４d、５０５d、５０５dが提供される。波状壁部分は押圧力による専用排出口から中身の排出を制御する。図５Ｅでは専用排出口５０４a、５０５a、５０６aがそれぞれこぼれ防止エッジ５１２を有して図示されている。図５Ｅ、図５Ｆ、図５Ｇは別個の剥ぎ取りシール５０４c、５０５c、５０６cでシールされた専用排出口を図示している。
【００３７】
３小収容部を利用した本実施例の副容器本体は、典型的な寸法である約２０ｍｍ径（専用排出口周囲の波状壁領域を除く）、４５ｍｍ長であり、各小収容部は約４.７ｃｃの容
量である。副容器本体にはいかなる数の分離小収容部が提供されてもよい。例えば、アイスコーヒー飲料の場合には、４小収容部が適当であり、コーヒー風味、クリーム、砂糖及び剛性甘味料をそれぞれ別個に収容することができる。
【００３８】
本願発明の第５実施例の容器は図６Ａ、図６Ｂ及び図６Ｃに図示されており、飲料缶のごとき固定容器蓋６０１を有した容器６１０に使用される。容器蓋６０１には、プル部分６０２a、タブ部分６０２b、及び容器蓋の外側の中央に引き抜き式に取り付けられた中央金具６０２cを有したプルタブ６０２が取り付けられている。容器蓋に形成されたタブ開口部はプルタブのタブ部分６０２bによってカバーされている。複数の井戸型収容部６０４、６０５はプルタブ６０２から放射状に離れて提供されており、容器蓋６０１の内側に凹部状に提供されている。
【００３９】
井戸型収容部はそれぞれ形状がマッチした副容器６０４a、６０５aを収容する。副容器の上面は容器蓋と同一面である。図６Ｄはシール要素６０４bでシールされた専用排出口６０４cを有した副容器５０４a（５０５a）を図示している。副容器が井戸型収容部内に収容されてカバーされると、プルタブ６０２の一部で保持される。プルタブが容器蓋から引き剥がされると、副容器はそれぞれの井戸型収容部から取り出し可能になる。
【００４０】
副容器は押し出し可能なプラスチック壁で形成されている。約６０ｍｍ径の缶蓋を有した典型的な飲料缶においては、井戸型収容部は約１５ｍｍの幅と約２５ｍｍの長さであり、プルタブの中央位置から放射方向に約８ｍｍ離れており、８ｍｍから１２ｍｍの深さで、約３.７ｃｃから４.０ｃｃの容量を提供する。井戸型収容部の内壁の深さを変えて容量を多様に提供することができる。図示のごとく井戸型収容部の壁部をプルタブの中央位置方向に斜めに提供することができ、副容器をプルタブ方向に押し付けて使用中に井戸型収容部から外れることを防止することもできる。
【００４１】
主容器蓋には井戸型収容部がプレス加工される。タブ部分はタブ開口部にて刻加工されたタブ部分を具え、蓋の中央にリベットされたプル部分を具えている。蓋は液体を収容した主容器にクリンプ固定されている。副容器が井戸型収容部に挿入されると、プル部分はその元来部分に戻され、井戸型収容部の開口部にオーバーラップされ、副容器を保持して保護する。保護紙、プラスチックまたは不織布基材を容器蓋の上とプル部分の下に提供することもできる（広告や吸収面として利用可）。
【００４２】
図７Ａ、図７Ｂ及び図７Ｃに図示する第６実施例の容器は飲料缶用であり、容器７１０の容器蓋７０１に凹状の井戸型収容部７０３が提供されている。プルタブ７０２はプル部分７０２a、タブ部分７０２b、及び引き抜き式の中央金具７０２cを有している。プルタ
ブ７０２のプル部分７０２aは井戸型収容部７０３の開口部と部分的に重なり、タブ部分
７０２bは容器蓋でタブ開口部７０２b'をシールする。
【００４３】
図７Ｄ、図７Ｅ、図７Ｆ、図７Ｇに図示するように、マッチする形状の副容器７０４は井戸型収容部７０３内に投入される。その上面は容器蓋７０１と平坦に提供される。前述のように副容器は押し出し用外壁と、少なくとも１体の分割壁７０８とを有しており、小収容部７０５、７０６が提供されている。小収容部はそれぞれの専用排出口７０５a、７
０６aを有している。専用排出口はシールタブ７０５c、７０６cでシールされている。
【００４４】
図７Ｈに図示するように、プルタブが取り去られると、副容器７０４は井戸型収容部７０３からタブ７０４aを引くことで抜き出される。シールタブ７０５c、７０６cを引き剥
し、小収容部の外壁を矢印方向に押圧することで小収容部の中身は主容器内に排出される。副容器に薄壁部分を提供して押し出し易くすることができる。井戸型収容部を外側に傾斜させて副容器の取り出しを容易にすることができる。蓋部が６０ｍｍ径程度の典型的な飲料缶の場合には、井戸型収容部は約７ｍｍプルタブの中央部から放射状に離れ、その上部で約２４ｍｍ径を有し、１０ｍｍから４０ｍｍの深さを有する。井戸型収容部に副容器を挿入する作業は前述と同様である。
【００４５】
図８Ａと図８Ｂは第７実施例の容器を図示する。この容器は円筒状の副容器本体８０１を有している。副容器の近端８０１aは中央開口部８０７にまで延びる傾斜壁８０３を有
している。好適には、容器キャップ８１０は傾斜壁８１１aとトップ８１１bとを具えた補助部分８１１を具えている。副容器は近端８０１aの傾斜壁に隣接して外周に環状フラン
ジ８０４を有している。副容器は容器キャップによってカバーされる主容器頚部に搭載される。溶着ポリエチレンシールフィルム８０５で容器キャップと環状フランジ８０４を溶着させることで容器キャップの下側に副容器を搭載することもできる。あるいは、副容器は主容器頚部にその先端８０１bから挿入することもできる。環状フランジ８０４は主容
器頚部の上部リムに置かれ、主容器頚部の外ネジ山に螺合された容器キャップ８１０にて保持される。シールフィルム８０６は環状フランジ８０４の下部に提供され、フランジと主容器頚部８０２のリムとの間でシール材として作用する。
【００４６】
近端８０１aの開口部８０７は開口部のエッジに接着剤で接着されたフォイル８０７aでシールされている。副容器８０１が主容器頚部から取り外されると、シールフォイル８０７aはプルタブにより剥ぎ取り可能となり、突起形状の近端８０１aは、図８Ｂに図示するように主容器頚部の上部リムに環状フランジ８０４が接するまで傾斜壁８０３によってガイドされて主容器内に挿入できる。これら傾斜壁の作用はユーザーに２傾斜壁部分を係合させているという積極的な心理感覚を提供する。例えば、近端の開口部は環状フランジの上方約７ｍｍに提供されており、充分に副容器を保持させ、激しく振ることができる。副容器の中身の排出後には副容器は廃棄される。容器キャップは主容器頚部に装着され、中身の液体の保存が可能である。
【００４７】
突起形状の近端の提供で副容器８０１内に収容されている添加物はこぼれることなく主容器内に入れられる。このこぼれ防止対策のために粘性が高い添加物や粉末でも副容器内に収容できる。
【００４８】
図９Ａと図９Ｂは第８実施例の容器を図示する。副容器９０１は環状フランジ９０４、近端９０１aの傾斜壁９１１b、及び筒軸に平行な分割壁９１３を含んでいる。分割壁９１３は副容器内を複数の小収容部（９１３a、９１３b）に分割する。各小収容部は専用排出口９０７、９０８を有している。各専用排出口は接着フォイルで別々にシールされている。副容器は容器キャップの下側に溶着させることもできる。または、キャップと主容器頚部との間で環状フランジに保持させることができる。
【００４９】
突起部９１１を具えた容器キャップ９１０は主容器頚部９０２から取り外され、副容器９０１は容器キャップの下側から取り出される。または主容器頚部から取り出される。接着フォイルは望む小収容部の専用排出口から剥ぎ取られ、突起状近端９０１aは主容器頚
部に挿入される。
【００５０】
図１０Ａと図１０Ｂは第９実施例の容器を図示する。これは１体の小収容部を有した副容器１００１の別バージョンであり、環状フランジ１００４と、近端１００１aの外面の
外ネジ山１００５とを有している。さらに接着フォイル１００７aでシールされた開口部
１００７が提供されている。副容器本体は主容器頚部に環状フランジ１００４で取り外し式に搭載されており、容器キャップ１０１０の下側から突起する環状窪部１０１１と主容器頚部１００２の上部リムとの間に保持されている。シールフィルム１００４aは環状フ
ランジの上下面に適用される。容器キャップ１０１０はそれぞれ外側ネジ山１００２aと
係合する内ネジ山１０１０aによって主容器頚部に固定される。副容器本体の近端１００
１aのネジ山１００５は環状フランジ１００４の上方の外面に形成されており、主容器頚
部の開口部の内側に提供された内ネジ山と螺合する。
【００５１】
容器キャップ１０１０が主容器頚部から緩められ、副容器１００１が取り外されると、シールフォイル１００７aは開口部１００７から剥ぎ取られ、副容器の近端１００１aは環状フランジ１００４が図１０Ｂに図示するように主容器頚部の上部リムと接するまで主容器頚部に挿入されてネジ山同士が螺合される。主容器頚部のリムのフランジ１００４の圧力で頑丈なシール状態が提供される。
【００５２】
図１１Ａと図１１Ｂは第１０実施例の容器を図示する。この容器の副容器本体１１０１はフランジ１１０４、近端１１０１aの外ネジ山１１０５、及び円筒軸に平行な分割壁１
１０３を有している。分割壁は副容器内部を複数の軸方向の小収容部１１０３a、１１０
３bに分割している。各小収容部はそれぞれの専用排出口１１０７、１１０８を有してい
る。各専用排出口は接着フォイルでシールされている。
【００５３】
容器キャップ１１１０が主容器頚部１１０２から外され、副容器本体１１０１が取り出されると、シールフォイルは望む小収容部から剥ぎ取られる。副容器本体は上下逆にされ、近端１１０１aが主容器頚部内に差し込まれて螺合され、頑丈なシール状態が提供され
る。主液体と添加物とは主容器を上下に振ることで攪拌される。
【００５４】
図１２Ａから図１２Ｄには第１１実施例の容器が図示されている。本例の副容器本体１２０１は容器キャップ１２００と一体的に形成されている。副容器本体は、容器キャップ１２０１の環状フランジ１２１０に接続する近端に形成された環状フランジ１２０４を有している。容器キャップはフランジ１２１０の内面に形成された内ネジ山を有している。これは主容器頚部１２０２の外面に形成された外ネジ山と螺合する。副容器は中空１２１３であり、蓋フラップ１２１６でカバーされた近端に開口部を有している。蓋フラップは容器キャップの縁部にヒンジ式に接続でき、容器キャップ周囲の環状溝とスナップ式に係合するリム１２１６を有している。副容器開口部は接着フォイル１２０７でシールされる。副容器は容器キャップと共に主容器頚部から取り外せる。中空内部に収容されている中身は、蓋フラップを開き、シール１２０７を剥すことで主容器頚部内に排出できる。副容器はヒンジ式蓋フラップによって再シールできる。
【００５５】
添加物は副容器の中空内部１２１３に直接的に保存できる。または、図１２Ｃと図１２Ｄに図示するごとく複数の小収容部ユニット１２１８、１２１９のごときパッケージユニットに収容できる。副容器の容積は主容器頚部の開口部の直径と深さとによって変わる。副容器内に玩具等を収容すれば、主容器の栄養ドリンク、薬剤、野菜ジュース等々を子供に飲ませるために利用できる。副容器内にクーポンやくじ等を入れることもできる。
【００５６】
本例の容器をキャップと副容器との一体型とすることもできる。副容器に収容される中身と主容器の中身とは接触しない。これで保存期間が延長され、シール状態を完全に保つことができる。乾燥物を乾燥状態に保つこともできる。
【００５７】
図１３Ａから図１３Ｃは第１２実施例の容器を図示している。この副容器１３０１は環状に提供されており、内側と外側の環状フランジ１３０５、１３０３間に搭載されている。容器キャップ１３００は内ネジ山を具えた内孔部を有している。副容器１３０１は少なくとも１つの小収容部を有している。２つの小収容部１３１３a、１２１３bは分割壁１３１４で提供されており、それぞれ専用排出口１３１５a、１３１５bを有している（図１３Ｃ）。小収容部の数は分割壁の数を増加させることで増加させることができる。シール３０９を主容器頚部の開口部に接着させ、液体の漏出を防止することができる。ステップフランジ１３０７を主容器頚部の外面に提供して、容器キャップの環状フランジ１３０５と係合させることもできる。
【００５８】
このバージョンでは副容器は主容器の液体と接触せずに運搬される。これで保存期間が長くなる。これは水以外の液体に特に適している。円筒状本体と主容器頚部とを有した主容器においては、容器キャップの環状リングのサイズを容器本体の外径と同じとし、全体形状を缶状として自動販売機で便利に販売することができる。
【００５９】
これら改良容器で、複数の添加物を主液体と分離して保存することができ、ユーザーの好みに応じて添加物の添加分量を調整することができる。このような容器の構造は現在の標準技術で提供される。
【００６０】
飲料製品の場合には、例えば、糖分が多いソース及び風味料を小収容部に分散して収容しておき、使用時に使用者の好みに合わせてそれら添加物を飲料内に投入することができる。最後の段階まで両者を分離させておくことで味の格段の向上が望める。さらに、新規分野の製品の開発も望める。
【図面の簡単な説明】
【図１Ａ】 この図は、容器キャップに搭載されており、あるいは容器キャップによって主容器頚部上で保持されている、１つ又は２つの小収容部を具えた副容器を有した従来技術の容器の例の図である。
【図１Ｂ】 この図は、容器キャップに搭載されており、あるいは容器キャップによって主容器頚部上で保持されている、１つ又は２つの小収容部を具えた副容器を有した従来技術の容器の例の図である。
【図２Ａ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｂ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｃ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｄ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｅ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｆ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ａ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｂ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｃ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外ことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｄ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ａ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｂ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｃ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｄ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｅ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図５Ａ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｂ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｃ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｄ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｅ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｆ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｇ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図６Ａ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｂ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｃ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｄ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ａ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｂ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｃ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｄ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｅ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｆ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｇ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｈ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図８Ａ】 この図は、第７実施例の容器を図示しており、主容器頚部に搭載されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図８Ｂ】 この図は、第７実施例の容器を図示しており、主容器頚部に搭載されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図９Ａ】 この図は、第８実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と、環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図９Ｂ】 この図は、第８実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と、環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図１０Ａ】 この図は、本願発明の第９実施例の容器を図示しており、近端に主容器頚部に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１０Ｂ】 この図は、本願発明の第９実施例の容器を図示しており、近端に主容器頚部に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１１Ａ】 この図は、本願発明の第１０実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、近端に主容器頚部内に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１１Ｂ】 この図は、本願発明の第１０実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、近端に主容器頚部内に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１２Ａ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｂ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｃ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｄ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１３Ａ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
【図１３Ｂ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
【図１３Ｃ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
【発明の属する技術分野】
本願発明は使用時にまで液体食品製品の添加物を分離状態に維持する容器に関し、特には、標準型飲料ボトルあるいは飲料缶での利用を目的とした改良容器に関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
液体食料、特に飲料の保存において、消費直前まで主液体から添加物を分離して保存できれば食品製品はその風味を保ち、保存性が向上し、保存剤を使用せずに済み、保存性に劣る材料でも容易に使用することができる。例えば飲料は、風味料が乾燥状態で保たれ、飲用直前に主液体と混合されれば美味しさを格段に向上させることができる。風味料、オイル、ビタミン、補填材、薬剤、及び他の添加材は、水、ソーダあるいは他の液体と混合されると不安定になるため、現在の飲料や液体混成物には使用されていないことがある。酸素処理水は健康に良いとされてはいるが化学的に活性であり、風味料、ビタミン、補助材、及び薬剤を組み合わせて保存させることは不都合である。多くの飲料、ソース及び調味料や薬味は糖分での発酵を制御するために高濃度の保存剤を必要とする。
【０００３】
飲食直前まで主液体から添加物を分離しておく従来容器は存在するが、いくつかの弱点を有している。例えば、米国特許第３７７９３７２号、第５５２９１７９号、第５４３１２７６号、及び第５８８５６３５号の容器は容器の蓋あるいはキャップの下側に切開式包装体を搭載しており、切開手段によって包装体を切開して内容物を主液体と混合するものであった。しかし、これらの容器は使用の安全性に問題があったり切開作業が面倒であった。排出時に中身が噴出して容器からこぼれたり、使用者の服装を汚すこともあった。
【０００４】
例えば、米国特許第３１７９２７５号、第３２２５９１５号、または第５０６４０７３号の容器は、外側の帯体、フラップまたは膜体を剥ぎ取って中身を出す構造の添加物収容部を容器内に有している。しかし、これらの容器は現在の自動販売機には向かない。なぜなら、外側シール部材が不都合に剥がれたり、輸送時に破損することがあるからである。
【０００５】
例えば、米国特許第４０２４９５２号、第４２２１２９１号及び第４２６４００７号の容器は容器の蓋やキャップの外側から引き出したり押し込むタイプの収容部を蓋やキャップの裏側に有している。これらの容器はユーザーの好みに合わせて添加物の分量を調整できない弱点を有している。
【０００６】
例えば、米国特許第５１１４０１１号の容器は使用直前まで容器キャップでカバーされた容器頚部に提供されたシール付きの取り外し収容体を有している。このタイプの容器はシールが剥離された後に内容物の分量を容易に調整する手段が提供されていない。
【０００７】
例えば、米国特許第５１１４０１１号の容器は容器のキャップの裏側に複数の小収容部で成る副容器を具えている。しかし、これら小収容部は副容器の両端に提供されており、糸要素で開かれるものであるため、製造が困難であってコスト高となり、使用が面倒である。
【０００８】
【課題を解決するための手段と発明の効果】
本願発明はこれら従来容器の弱点と問題点とを克服する添加物分離式容器を提供するものである。すなわち、低製造コストで、利用が容易で、運搬時や使用時の事故的な開封が防止されるタイプの添加物分離式容器を提供する。
【０００９】
本願発明によれば、取り外し式容器キャップを有した容器は、容器キャップの下側で容器内に取り出し式に搭載させる手段を有した副容器を含んでいる。この副容器は絞出しプラスチック外壁と、複数の小収容部に内部を分割している少なくとも１つの分割壁とを具えて形成されている。各小収容部は専用排出口を有しており、それぞれの小収容部に収容された添加物はその小収容部のプラスチック外壁を押し絞ることで専用排出口から主容器内に排出される。
【００１０】
本願発明の第１実施例の容器は、容器キャップの下側に搭載された近端（キャップ側）を有した筒状の副容器を具えている。この副容器の内部は縦軸方向の分割壁によって縦軸方向に複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は副容器の先端（主容器側）に形成された専用排出口を有しており、それぞれの小収容部に収容された中身（添加物）はその小収容部のプラスチック外壁の一部を押し絞ることで排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１１】
本願発明の第２実施例の容器は、容器キャップの下側に取り外し式に搭載された筒状の副容器を含んでいる。副容器の内部は軸方向に延びる少なくとも１体の分割壁で複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は副容器の先端に形成された専用排出口を有しており、小収容部に収容された中身は、副容器を容器キャップから取り外してその小収容部のプラスチック外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１２】
本願発明の第３実施例の容器は、容器キャップの襟部に近端が搭載され、容器キャップによって主容器の頚部に保持される筒状形態の副容器を具えておいる。副容器はその内部を軸方向に複数の小収容部に分割する少なくとも１体の分割壁を有している。それぞれの小収容部は先端に形成された専用排出口を有しており、収容された中身は、副容器を主容器頚部から取り外してそのプラスチック外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１３】
上記の実施例において、それぞれの小収容部に対応する押し絞り用プラスチック外壁の所定部分を薄手に提供することは有利であり、それぞれ小収容部からその中身（添加物）を容易に押し出させる。
【００１４】
本願発明の第４実施例の容器は、容器キャップの下側に搭載された近端を有した筒状形態の副容器を具えている。副容器の内部は縦軸に対して横断方向に広がる少なくとも１体の分割壁によって横断（上下）方向に重なる複数の小収容部に分割されている。それぞれの小収容部は外壁の所定部分に形成された専用排出口を有しており、小収容部に収容された中身はその小収容部の外壁の一部を押し絞ることで専用排出口から制御下で主容器内に排出される。
【００１５】
本願発明の第５実施例の容器は、固定式容器蓋とプルタブとを具えたものである。タブ部分は容器蓋のタブ開口部を引き抜き式にカバーしており、引き起こし部分は固定容器蓋の外面に引き外し式に搭載されている。この容器は、プルタブから放射状に離れた側部領域に提供され、容器蓋の裏側に凹状に提供された複数の井戸型収容部を含んでいる。井戸型収容部は適合する形状の副収容器（副容器）を有している。井戸型収容部の上面は容器蓋と同一平面に提供されている。それぞれの副収容器はプルタブで保持される部分を具えている。プルタブが容器蓋から引き外されると、副収容器は井戸型収容部から取り出され、それぞれの中身が制御下で主容器内に排出される。
【００１６】
本願発明の第６実施例の容器は、プルタブから放射状に離れた領域に提供され、容器蓋の裏側で凹状となった井戸型収容部を具えている。井戸型収容部は対応する形状の副収容器を有している。井戸型収容部の上面は容器蓋と同一平面に提供されている。副収容器は縦軸方向の分割壁によって、中身を排出する専用排出口をそれぞれ具えた複数の小収容部に分割されている。さらにプルタブで保持されている部分を具えている。プルタブが容器蓋から引き外されると、副収容器は井戸型収容部から取り出され、それぞれの小収容部から中身が主容器内に排出される。
【００１７】
次に、第７実施例の容器は本願発明ではないが、主容器の頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップでカバーされた筒状の副容器を有している。副容器は主容器開口部に挿入される傾斜壁が提供された近端と、傾斜壁に隣接した環状フランジとを具えている。副容器は容器頚部から取り外され、その近端を環状フランジが頚部リムに接するまで頚部（主容器）開口部内に挿入される。副容器内の中身は主容器の外にこぼれることなく主容器内に排出される。副容器は容器キャップの下側に搭載することもでき、あるいは容器キャップと容器頚部リムとの間で環状フランジに保持させることもできる。傾斜壁と環状フランジは副容器の近端を頚部開口部に導き、その場で保持させる形状を具えている。
【００１８】
第８実施例の容器も本願発明ではないが、主容器の頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップでカバーされた筒状の副容器を有している。副容器は主容器開口部に挿入される傾斜壁を具えた近端と、傾斜壁に隣接した環状フランジと、副容器の内部を複数の軸方向の小収容部に分割している縦方向に広がる分割壁とを有している。それぞれの小収容部は副容器の近端に専用排出口を有している。それぞれの専用排出口は別々にシールされている。副容器は主容器頚部から取り外され、専用排出口のシールが剥されて、その近端が環状フランジが頚部リムに接するまで頚部開口部内に挿入される。選択された小収容部の中身は主容器の外にこぼれることなく主容器内に排出される。
【００１９】
本願発明の第９実施例の容器は、主容器頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップにカバーされた近端を有している。その外周には環状フランジが提供されている。環状フランジのさらに近端側の外周にはネジ山が提供されている。主容器頚部の開口部近辺の内側には対応する形状のネジ山が提供されている。副容器の近端は環状フランジが頚部リムに接するまで主容器頚部の内面にネジ式に挿入される。副容器の中身は主容器内の液体と共に主容器を上下に振ることで主容器内にこぼれることなく排出される。副容器のネジ山と主容器頚部のネジ山及びフランジは強固に固定される。
【００２０】
本願発明の第１０実施例の容器は、主容器頚部に取り外し式に搭載され、容器キャップにカバーされている近端を具えた副容器を含んでいる。副容器の外側には環状フランジが提供されている。環状フランジのさらに近端側の外周にはネジ山が提供されている。主容器頚部はその開口部近辺の内側に対応するネジ山を有している。副容器は少なくとも１体の縦軸方向に広がる分割壁を含んでおり、複数の縦方向の小収容部が内部に提供されている。各小収容部にはその近端に専用排出口が提供されており、各排出口は別々にシールされている。副容器は主容器の頚部から取り外されて専用排出口は選択的に開封され、副容器の近端は環状フランジが主容器頚部リムと接するまで主容器頚部の内面にネジ式に挿入され、開封された小収容部の中身は主容器内の液体と共に上下に振ることで主容器内にこぼれることなく排出される。複数の小収容部を別々にシールするこの方式は異なる中身を主容器内に選択的に排出させる。
【００２１】
なお参考までに、本願発明ではない第１１実施例の容器は、容器キャップと一体的に形成された筒状副容器を有している。副容器は容器キャップと共に主容器頚部に取り外し式に搭載される。副容器は中空であり、フラップ蓋でカバーされており、近端には環状フランジを具えている。環状フランジは容器キャップのフランジに接続されている。容器キャップには内ネジ山が提供されており、主容器頚部の外ネジ山と螺合する。副容器の中空内部は１つ、または複数の縦方向あるいは横断重なり方向に小収容部を有しており、それぞれ異なる添加物を収容させる。あるいはカプセルや商品を収容させることもできる。
【００２２】
また第１２実施例の容器は、環状リング形態の副容器を有している。この副容器は容器キャップの内側と外側の環状フランジ間に搭載される。容器キャップは内ネジ山を有しており、主容器頚部の外ネジ山と螺合する。副容器は少なくとも１つの小収容部を有しており、中身を主容器頚部内に排出させる専用排出口が取り付けられている。副容器はリング状に配置された複数の小収容部を有することもできる。
【００２３】
本願発明のこれら改良容器によって、複数の添加内容物が主液体から分離状態で保存され、ユーザーの好みに合わせて選択的に利用させることができる。よって、風味や味を向上させる多様な食品製品の提供が可能となり、保存期間が長くなり、不安定な添加物の使用が可能となり、保存料の使用も原則的に不要となる。
本願発明の他の目的、特徴及び利点を図面を利用して以下でさらに詳細に解説する。
【００２４】
【発明の実施の形態】
本願発明の基本目的は、図１Ａと図１Ｂに図示したような従来技術容器の弱点を克服することである。図１Ａの液体１００を収容したボトルは頚部１０aを具えた主容器１０と、トップ部１２とスカート１３とを具えたキャップ１１とを含んでいる。キャップ１１は頚部１０aの外ネジ山１５とキャップ１１の内ネジ山１４との螺係で主容器１０を保持密封する。副容器１６は、接着剤層１９によってキャップ１１の内側１２aに固定された蓋部１６bに内ネジ山２０aを介して保持された、乾燥添加物１７を収容した本体容器部１６aを有している。キャップ１１が主容器１０から取り外されると、副容器１６の本体容器部１６aは蓋部１６aから緩められ、その中身は液体１００内に排出される。図１Ｂに図示される別ボトルにおいては、副容器１６はキャップ１１の襟部２３に懸垂されており、ネジ式に解放される本体収容部１６aと蓋部１６bとを有している。このタイプの従来容器は製造コストが高く、使用に不便である。
【００２５】
本願発明の主要な問題解決法によれば、容器内で別々に副材料あるいは添加物を保存する容器は、飲料ボトルに普通である容器キャップによって保持される副容器を具えている。副容器は変形させることができる外壁と分離壁とを有している。分離壁は添加物を主容器内に排出させるそれぞれの専用排出口を具えた複数の分離小収容部を副容器内に形成している。各小収容部は個別に開放することができ、中身は外壁の所定部分を押圧することで主容器内に排出される。この特徴を具えた４つの実施例を後述する。
【００２６】
別の主要解決法によれば、容器は複数の副収容器または複数の小収容部を有した１体の小型副容器を有している。副容器は飲料缶に通常に利用される固定型容器蓋の裏側に提供された凹部状の井戸型収容部に収納されている。副容器は容器蓋のプルトップによって保持されている。プルタブが引き外され、タブ開口部が露出すると副容器は取り外され、別々の中身が主容器内に投入される。この特徴を具えた２つの実施例を後述する。
【００２７】
図２Ａと図２Ｂに図示する第１実施例の容器は円筒状の副容器本体２０１を有している。その近端（キャップ側）２０１aは容器キャップ２１０の下側に搭載されている。副容器本体２０１は変形可能なプラスチック壁２０２と、副容器本体の軸ＡＸと平行な１体の分割壁２０３とを有している。分割壁２０３は副容器本体の内側を２つの縦長小収容部２０４、２０５に分割している。さらに多くの分割壁を提供してさらに多くの小収容部を提供することもできる。
【００２８】
小収容部２０４、２０５は使用時に主容器内の液体に制御下で混合される風味料、オイル、ビタミン、補助材、医薬剤、および他の添加物を個別に収容する。各小収容部はそれぞれ専用の排出口２０４a、２０５aを副容器本体の先端（主容器内部側）２０１bに有している。個々の小収容部の専用排出口は接着フォイルタブ２０４c、２０５cでシールされている。副容器２０１の先端はプルタブが付いた接着フィルム２０６でシールされており、専用排出口をカバーするフォイルタブ２０４c、２０５cを保護している。
【００２９】
図２Ｂと図２Ｃに図示するように、それぞれの小収容部に対応する外側筒状壁２０２の所定部分２０４bと２０５bは薄い肉厚の壁で形成されている。薄壁領域は図２Ｆに示すように、それぞれの部屋の中身の添加物を押し出し易くしており、専用排出口と共にそれぞれの部屋の中身を制御状態で主容器内に排出する。
【００３０】
図２Ｄ、図２Ｅに図示するように、副容器本体２０１はその近端でキャップ２１０の下側に搭載されている。この実施例では、副容器本体は窪部２０７を有しており、キャップ２１０は対応する突起部２１１を有している。この突起部と窪部とは副容器本体をキャップにスナップ式に係合させる。この構造でキャップと副容器本体とは別々に成型でき、ユーザーに副容器本体をキャップからの取り外させ、キャップを再閉鎖させるオプションを与える。キャップ２１０は主容器の頚部の外ネジ山に螺合するネジ山２１０aを有している。専用排出口２０４a、２０５aは別々のフォイルタブ２０４c、２０５cでシールされている。専用排出口の環状エッジにはこぼれ防止用の凹部２１２が提供でき、小収容部への押圧力を緩めても液体が滴下しないようになっている。
【００３１】
副容器本体は透明ポリ塩化ビニル（ＰＣＶ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、または他の耐久性でフレキシブルなプラスチック材料で提供できる。典型的な壁厚は約０.５０ｍｍ程度であり、薄い壁部分は約０.２０ｍｍである。副容器本体の寸法はキャップのサイズや望む添加物量による。典型的な３５ｍｍ径のキャップに対しては副容器本体は約２２ｍｍの径を有している。専用排出口は好適には約３ｍｍ ｘ ５ｍｍの楕円形である。
【００３２】
図３Ａ、図３Ｂ及び図３Ｃに図示するように、第２実施例の容器は円筒状副容器本体３０１を有している。その近端はキャップの下側の突起部３１１にスナップフィットする窪部３０７によって容器キャップ３１０の裏側に取り外し式に搭載される。副容器本体３０１は押し出し用プラスチック壁３０２を有している。分割壁３０３は副容器本体３０１の内部を小収容部３０４と３０５に分割している。小収容部３０４と３０５はそれぞれの専用排出口３０４aと３０５bを有している。図３Ｄに図示するように、専用排出口は引き剥し式タブ３０４cと３０５cでシールされており、こぼれ防止エッジ３１２を有している。この実施例では専用排出口は近端に提供されており、よって主容器の液体からは離れており、主液体によるシール内への浸潤が防止できる。
【００３３】
図４Ａ、図４Ｂ、図４Ｃに図示する第３実施例の容器は第１実施例の容器に類似しており、変形可能なプラスチック壁４０２を有した円筒状副容器本体４０１を有している。また、分割壁４０３、小収容部４０４、４０５、先端の専用排出口４０４a、４０５a、薄壁の押圧部分４０４b、４０５bを有している。図４Ｄに図示する副容器本体４０１は、容器キャップ４１０を利用して主容器頚部に保持される副容器の襟部４１３を有している。容器キャップが主容器頚部から外されると、副容器本体４０１は持ち上げられ、専用排出口４０４a、４０５aからシールが剥ぎ取られ、小収容部のそれぞれの中身が主容器内に投入される。図４Ｅの専用排出口４０４a、４０５aは個々のシールタブ４０４c、４０５cでシールされており、こぼれ防止エッジ４１２及び外側シールフィルム４０６がさらに提供されている。
【００３４】
副容器本体４０１は主容器頚部の開口部に容易にフィットする直径を有しており、副容器の襟部は容器キャップ内にフィットし、頚部の上側リムに係留して固定される直径を有している。襟部は高密度ポリエチレンのごとき硬質プラスチック製が好適である。
【００３５】
図５Ａ、図５Ｂ、図５ｃの第４実施例の容器は、近端５０１aが容器キャップ５１０の
下側に搭載された円筒状副容器本体５０１を有している。副容器本体は押し出し用プラスチック壁５０２で形成されており、筒軸ＡＸを横断する分割壁５０２、５０３を有しており、副容器本体の内部を複数の上下重合小収容部５０４、５０５、５０６に分割している。小収容部はそれぞれ専用排出口５０４a、５０５a、５０６aを有している。
【００３６】
図５Ｄの副容器本体５０１は窪部５０７を有している。窪部５０７には容器キャップの内側の突起部５１１がスナップフィットしており、副容器を容器キャップに搭載させている。専用排出口により外壁は波状壁部分５０４d、５０５d、５０５dが提供される。波状壁部分は押圧力による専用排出口から中身の排出を制御する。図５Ｅでは専用排出口５０４a、５０５a、５０６aがそれぞれこぼれ防止エッジ５１２を有して図示されている。図５Ｅ、図５Ｆ、図５Ｇは別個の剥ぎ取りシール５０４c、５０５c、５０６cでシールされた専用排出口を図示している。
【００３７】
３小収容部を利用した本実施例の副容器本体は、典型的な寸法である約２０ｍｍ径（専用排出口周囲の波状壁領域を除く）、４５ｍｍ長であり、各小収容部は約４.７ｃｃの容
量である。副容器本体にはいかなる数の分離小収容部が提供されてもよい。例えば、アイスコーヒー飲料の場合には、４小収容部が適当であり、コーヒー風味、クリーム、砂糖及び剛性甘味料をそれぞれ別個に収容することができる。
【００３８】
本願発明の第５実施例の容器は図６Ａ、図６Ｂ及び図６Ｃに図示されており、飲料缶のごとき固定容器蓋６０１を有した容器６１０に使用される。容器蓋６０１には、プル部分６０２a、タブ部分６０２b、及び容器蓋の外側の中央に引き抜き式に取り付けられた中央金具６０２cを有したプルタブ６０２が取り付けられている。容器蓋に形成されたタブ開口部はプルタブのタブ部分６０２bによってカバーされている。複数の井戸型収容部６０４、６０５はプルタブ６０２から放射状に離れて提供されており、容器蓋６０１の内側に凹部状に提供されている。
【００３９】
井戸型収容部はそれぞれ形状がマッチした副容器６０４a、６０５aを収容する。副容器の上面は容器蓋と同一面である。図６Ｄはシール要素６０４bでシールされた専用排出口６０４cを有した副容器５０４a（５０５a）を図示している。副容器が井戸型収容部内に収容されてカバーされると、プルタブ６０２の一部で保持される。プルタブが容器蓋から引き剥がされると、副容器はそれぞれの井戸型収容部から取り出し可能になる。
【００４０】
副容器は押し出し可能なプラスチック壁で形成されている。約６０ｍｍ径の缶蓋を有した典型的な飲料缶においては、井戸型収容部は約１５ｍｍの幅と約２５ｍｍの長さであり、プルタブの中央位置から放射方向に約８ｍｍ離れており、８ｍｍから１２ｍｍの深さで、約３.７ｃｃから４.０ｃｃの容量を提供する。井戸型収容部の内壁の深さを変えて容量を多様に提供することができる。図示のごとく井戸型収容部の壁部をプルタブの中央位置方向に斜めに提供することができ、副容器をプルタブ方向に押し付けて使用中に井戸型収容部から外れることを防止することもできる。
【００４１】
主容器蓋には井戸型収容部がプレス加工される。タブ部分はタブ開口部にて刻加工されたタブ部分を具え、蓋の中央にリベットされたプル部分を具えている。蓋は液体を収容した主容器にクリンプ固定されている。副容器が井戸型収容部に挿入されると、プル部分はその元来部分に戻され、井戸型収容部の開口部にオーバーラップされ、副容器を保持して保護する。保護紙、プラスチックまたは不織布基材を容器蓋の上とプル部分の下に提供することもできる（広告や吸収面として利用可）。
【００４２】
図７Ａ、図７Ｂ及び図７Ｃに図示する第６実施例の容器は飲料缶用であり、容器７１０の容器蓋７０１に凹状の井戸型収容部７０３が提供されている。プルタブ７０２はプル部分７０２a、タブ部分７０２b、及び引き抜き式の中央金具７０２cを有している。プルタ
ブ７０２のプル部分７０２aは井戸型収容部７０３の開口部と部分的に重なり、タブ部分
７０２bは容器蓋でタブ開口部７０２b'をシールする。
【００４３】
図７Ｄ、図７Ｅ、図７Ｆ、図７Ｇに図示するように、マッチする形状の副容器７０４は井戸型収容部７０３内に投入される。その上面は容器蓋７０１と平坦に提供される。前述のように副容器は押し出し用外壁と、少なくとも１体の分割壁７０８とを有しており、小収容部７０５、７０６が提供されている。小収容部はそれぞれの専用排出口７０５a、７
０６aを有している。専用排出口はシールタブ７０５c、７０６cでシールされている。
【００４４】
図７Ｈに図示するように、プルタブが取り去られると、副容器７０４は井戸型収容部７０３からタブ７０４aを引くことで抜き出される。シールタブ７０５c、７０６cを引き剥
し、小収容部の外壁を矢印方向に押圧することで小収容部の中身は主容器内に排出される。副容器に薄壁部分を提供して押し出し易くすることができる。井戸型収容部を外側に傾斜させて副容器の取り出しを容易にすることができる。蓋部が６０ｍｍ径程度の典型的な飲料缶の場合には、井戸型収容部は約７ｍｍプルタブの中央部から放射状に離れ、その上部で約２４ｍｍ径を有し、１０ｍｍから４０ｍｍの深さを有する。井戸型収容部に副容器を挿入する作業は前述と同様である。
【００４５】
図８Ａと図８Ｂは第７実施例の容器を図示する。この容器は円筒状の副容器本体８０１を有している。副容器の近端８０１aは中央開口部８０７にまで延びる傾斜壁８０３を有
している。好適には、容器キャップ８１０は傾斜壁８１１aとトップ８１１bとを具えた補助部分８１１を具えている。副容器は近端８０１aの傾斜壁に隣接して外周に環状フラン
ジ８０４を有している。副容器は容器キャップによってカバーされる主容器頚部に搭載される。溶着ポリエチレンシールフィルム８０５で容器キャップと環状フランジ８０４を溶着させることで容器キャップの下側に副容器を搭載することもできる。あるいは、副容器は主容器頚部にその先端８０１bから挿入することもできる。環状フランジ８０４は主容
器頚部の上部リムに置かれ、主容器頚部の外ネジ山に螺合された容器キャップ８１０にて保持される。シールフィルム８０６は環状フランジ８０４の下部に提供され、フランジと主容器頚部８０２のリムとの間でシール材として作用する。
【００４６】
近端８０１aの開口部８０７は開口部のエッジに接着剤で接着されたフォイル８０７aでシールされている。副容器８０１が主容器頚部から取り外されると、シールフォイル８０７aはプルタブにより剥ぎ取り可能となり、突起形状の近端８０１aは、図８Ｂに図示するように主容器頚部の上部リムに環状フランジ８０４が接するまで傾斜壁８０３によってガイドされて主容器内に挿入できる。これら傾斜壁の作用はユーザーに２傾斜壁部分を係合させているという積極的な心理感覚を提供する。例えば、近端の開口部は環状フランジの上方約７ｍｍに提供されており、充分に副容器を保持させ、激しく振ることができる。副容器の中身の排出後には副容器は廃棄される。容器キャップは主容器頚部に装着され、中身の液体の保存が可能である。
【００４７】
突起形状の近端の提供で副容器８０１内に収容されている添加物はこぼれることなく主容器内に入れられる。このこぼれ防止対策のために粘性が高い添加物や粉末でも副容器内に収容できる。
【００４８】
図９Ａと図９Ｂは第８実施例の容器を図示する。副容器９０１は環状フランジ９０４、近端９０１aの傾斜壁９１１b、及び筒軸に平行な分割壁９１３を含んでいる。分割壁９１３は副容器内を複数の小収容部（９１３a、９１３b）に分割する。各小収容部は専用排出口９０７、９０８を有している。各専用排出口は接着フォイルで別々にシールされている。副容器は容器キャップの下側に溶着させることもできる。または、キャップと主容器頚部との間で環状フランジに保持させることができる。
【００４９】
突起部９１１を具えた容器キャップ９１０は主容器頚部９０２から取り外され、副容器９０１は容器キャップの下側から取り出される。または主容器頚部から取り出される。接着フォイルは望む小収容部の専用排出口から剥ぎ取られ、突起状近端９０１aは主容器頚
部に挿入される。
【００５０】
図１０Ａと図１０Ｂは第９実施例の容器を図示する。これは１体の小収容部を有した副容器１００１の別バージョンであり、環状フランジ１００４と、近端１００１aの外面の
外ネジ山１００５とを有している。さらに接着フォイル１００７aでシールされた開口部
１００７が提供されている。副容器本体は主容器頚部に環状フランジ１００４で取り外し式に搭載されており、容器キャップ１０１０の下側から突起する環状窪部１０１１と主容器頚部１００２の上部リムとの間に保持されている。シールフィルム１００４aは環状フ
ランジの上下面に適用される。容器キャップ１０１０はそれぞれ外側ネジ山１００２aと
係合する内ネジ山１０１０aによって主容器頚部に固定される。副容器本体の近端１００
１aのネジ山１００５は環状フランジ１００４の上方の外面に形成されており、主容器頚
部の開口部の内側に提供された内ネジ山と螺合する。
【００５１】
容器キャップ１０１０が主容器頚部から緩められ、副容器１００１が取り外されると、シールフォイル１００７aは開口部１００７から剥ぎ取られ、副容器の近端１００１aは環状フランジ１００４が図１０Ｂに図示するように主容器頚部の上部リムと接するまで主容器頚部に挿入されてネジ山同士が螺合される。主容器頚部のリムのフランジ１００４の圧力で頑丈なシール状態が提供される。
【００５２】
図１１Ａと図１１Ｂは第１０実施例の容器を図示する。この容器の副容器本体１１０１はフランジ１１０４、近端１１０１aの外ネジ山１１０５、及び円筒軸に平行な分割壁１
１０３を有している。分割壁は副容器内部を複数の軸方向の小収容部１１０３a、１１０
３bに分割している。各小収容部はそれぞれの専用排出口１１０７、１１０８を有してい
る。各専用排出口は接着フォイルでシールされている。
【００５３】
容器キャップ１１１０が主容器頚部１１０２から外され、副容器本体１１０１が取り出されると、シールフォイルは望む小収容部から剥ぎ取られる。副容器本体は上下逆にされ、近端１１０１aが主容器頚部内に差し込まれて螺合され、頑丈なシール状態が提供され
る。主液体と添加物とは主容器を上下に振ることで攪拌される。
【００５４】
図１２Ａから図１２Ｄには第１１実施例の容器が図示されている。本例の副容器本体１２０１は容器キャップ１２００と一体的に形成されている。副容器本体は、容器キャップ１２０１の環状フランジ１２１０に接続する近端に形成された環状フランジ１２０４を有している。容器キャップはフランジ１２１０の内面に形成された内ネジ山を有している。これは主容器頚部１２０２の外面に形成された外ネジ山と螺合する。副容器は中空１２１３であり、蓋フラップ１２１６でカバーされた近端に開口部を有している。蓋フラップは容器キャップの縁部にヒンジ式に接続でき、容器キャップ周囲の環状溝とスナップ式に係合するリム１２１６を有している。副容器開口部は接着フォイル１２０７でシールされる。副容器は容器キャップと共に主容器頚部から取り外せる。中空内部に収容されている中身は、蓋フラップを開き、シール１２０７を剥すことで主容器頚部内に排出できる。副容器はヒンジ式蓋フラップによって再シールできる。
【００５５】
添加物は副容器の中空内部１２１３に直接的に保存できる。または、図１２Ｃと図１２Ｄに図示するごとく複数の小収容部ユニット１２１８、１２１９のごときパッケージユニットに収容できる。副容器の容積は主容器頚部の開口部の直径と深さとによって変わる。副容器内に玩具等を収容すれば、主容器の栄養ドリンク、薬剤、野菜ジュース等々を子供に飲ませるために利用できる。副容器内にクーポンやくじ等を入れることもできる。
【００５６】
本例の容器をキャップと副容器との一体型とすることもできる。副容器に収容される中身と主容器の中身とは接触しない。これで保存期間が延長され、シール状態を完全に保つことができる。乾燥物を乾燥状態に保つこともできる。
【００５７】
図１３Ａから図１３Ｃは第１２実施例の容器を図示している。この副容器１３０１は環状に提供されており、内側と外側の環状フランジ１３０５、１３０３間に搭載されている。容器キャップ１３００は内ネジ山を具えた内孔部を有している。副容器１３０１は少なくとも１つの小収容部を有している。２つの小収容部１３１３a、１２１３bは分割壁１３１４で提供されており、それぞれ専用排出口１３１５a、１３１５bを有している（図１３Ｃ）。小収容部の数は分割壁の数を増加させることで増加させることができる。シール３０９を主容器頚部の開口部に接着させ、液体の漏出を防止することができる。ステップフランジ１３０７を主容器頚部の外面に提供して、容器キャップの環状フランジ１３０５と係合させることもできる。
【００５８】
このバージョンでは副容器は主容器の液体と接触せずに運搬される。これで保存期間が長くなる。これは水以外の液体に特に適している。円筒状本体と主容器頚部とを有した主容器においては、容器キャップの環状リングのサイズを容器本体の外径と同じとし、全体形状を缶状として自動販売機で便利に販売することができる。
【００５９】
これら改良容器で、複数の添加物を主液体と分離して保存することができ、ユーザーの好みに応じて添加物の添加分量を調整することができる。このような容器の構造は現在の標準技術で提供される。
【００６０】
飲料製品の場合には、例えば、糖分が多いソース及び風味料を小収容部に分散して収容しておき、使用時に使用者の好みに合わせてそれら添加物を飲料内に投入することができる。最後の段階まで両者を分離させておくことで味の格段の向上が望める。さらに、新規分野の製品の開発も望める。
【図面の簡単な説明】
【図１Ａ】 この図は、容器キャップに搭載されており、あるいは容器キャップによって主容器頚部上で保持されている、１つ又は２つの小収容部を具えた副容器を有した従来技術の容器の例の図である。
【図１Ｂ】 この図は、容器キャップに搭載されており、あるいは容器キャップによって主容器頚部上で保持されている、１つ又は２つの小収容部を具えた副容器を有した従来技術の容器の例の図である。
【図２Ａ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｂ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｃ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｄ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｅ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図２Ｆ】 この図は本願発明の第１実施例の容器を図示しており、押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ａ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｂ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｃ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外ことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図３Ｄ】 この図は、本願発明の第２実施例の容器を図示しており、容器キャップから取り外すことができる押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ａ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｂ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｃ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｄ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図４Ｅ】 この図は、本願発明の第３実施例の容器を図示しており、主容器頚部上で容器キャップによって搭載保持されている押し絞り用のプラスチック円筒状であり、複数の小収容部を内蔵した副容器を有している。
【図５Ａ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｂ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｃ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｄ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｅ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｆ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図５Ｇ】 この図は、本願発明の第４実施例の容器を図示しており、容器キャップに搭載され、上下に重ねてアレンジされた複数の小収容部を内蔵した円筒状の副容器を有している。
【図６Ａ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｂ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｃ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図６Ｄ】 この図は、本願発明の第５実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ａ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｂ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｃ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｄ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｅ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｆ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｇ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図７Ｈ】 この図は、本願発明の第６実施例の容器を図示しており、容器プルタブで保持されており、固定容器蓋の内側に凹部を提供する井戸型収容部に収容され、複数の小収容部を内蔵した副収容器を有している。
【図８Ａ】 この図は、第７実施例の容器を図示しており、主容器頚部に搭載されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図８Ｂ】 この図は、第７実施例の容器を図示しており、主容器頚部に搭載されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図９Ａ】 この図は、第８実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と、環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図９Ｂ】 この図は、第８実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、傾斜壁を有した突起形状の近端と、環状フランジとを具え、主容器頚部の開口部に搭載される副容器を有している。
【図１０Ａ】 この図は、本願発明の第９実施例の容器を図示しており、近端に主容器頚部に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１０Ｂ】 この図は、本願発明の第９実施例の容器を図示しており、近端に主容器頚部に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１１Ａ】 この図は、本願発明の第１０実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、近端に主容器頚部内に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１１Ｂ】 この図は、本願発明の第１０実施例の容器を図示しており、それぞれシールされた専用排出口を有した複数の小収容部に分割されており、近端に主容器頚部内に螺合される外ネジ山を具えた副容器を有している。
【図１２Ａ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｂ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｃ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１２Ｄ】 この図は、第１１実施例の容器を図示しており、容器キャップと一体的に形成された中空の収容部を含んでおり、フラップ蓋を具えた副容器を有している。
【図１３Ａ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
【図１３Ｂ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
【図１３Ｃ】 この図は、第１２実施例の容器を図示しており、容器キャップの内側と外側のフランジ間に搭載された環状副容器を有している。
Claims (10)
- 取り外し可能な容器キャップを利用する主容器内の内容物とは分離して添加物を保存する容器であって、
該容器キャップの裏側に装着させることで前記主容器内に取り外し可能に搭載させる手段を具えた副容器を含んでおり、
該副容器は押圧変形可能なプラスチック壁を有しており、内部には分割壁で分割された複数の小収容部を有しており、
該小収容部はそれぞれ専用排出口とそれぞれの前記小収容部に対応する前記プラスチック壁の所定部分が薄い肉厚の壁で形成された薄壁領域とを有しており、それぞれの小収容部に収容された添加物は前記プラスチック壁の一部である前記薄壁領域を押圧変形させることで排出されることを特徴とする容器。 - 副容器は円筒状であり、分割壁は縦方向に広がって縦方向の小収容部を提供していることを特徴とする請求項１記載の容器。
- 副容器は容器キャップにその近端にて装着されており、各小収容部にはその先端に専用排出口が提供されていることを特徴とする請求項１記載の容器。
- 副容器は容器キャップにその近端にて取り外し可能に装着されており、各小収容部にはその先端に専用排出口が提供されていることを特徴とする請求項１記載の容器。
- 副容器は容器キャップにその近端にて装着されており、小収容部は縦方向に重なって提供されていることを特徴とする請求項１記載の容器。
- プル部分を有したプルタブと、タブ開口部をカバーする引剥式タブ部分と、引抜式に搭載された中央金具とを具えた固定式容器蓋を利用する主容器の内容物とは分離して添加物を保存する容器であって、
前記容器蓋には少なくとも１体の井戸型収容部（６０４、６０５）が前記プルタブから放射状に離れて設けられており、該井戸型収容部は対応形状の副収容器（６０４a、６０５a）を収容し、収容された該副収容器の上面は前記容器蓋と平坦な状態に提供されており、該副収容器は前記プルタブの前記プル部分によって保持及び保護されている内側部分を具えており、該プルタブが前記容器蓋から引き抜かれると前記副収容器は前記井戸型収容部から抜き出し可能になり、収容した内部の添加物を排出させることを特徴とする容器。 - 副収容器は押圧変形可能なプラスチック壁を含んでおり、その上面に専用排出口を有しており、該専用排出口は前記プルタブの前記プル部分によってカバーされていることを特徴とする請求項６記載の容器。
- 副収容器は複数の小収容部に分割されており、それぞれの該小収容部は収容した添加物を排出させる専用排出口を有しており、前記副収容器は前記プルタブによって保持及び保護されている内側部分を有していることを特徴とする請求項６記載の容器。
- 上部リムと中央開口部とを有した主容器頚部と螺合する取り外し可能な容器キャップを利用する主容器の内容物とは分離して添加物を保存する容器であって、
その近端近辺の外周に固定された環状フランジを具えた副容器を含んでおり、
該副容器は前記容器キャップが螺合する前記主容器頚部に取り外し可能に装着され、該副容器の近端には前記環状フランジに隣接して外ネジ山（１００５）が提供されており、該主容器頚部は頚部開口部の内面に対応する内ネジ山（１００２b）を有しており、前記副容器が該主容器頚部から取り外されると、該副容器の近端は前記環状フランジが前記頚部の前記上部リムに接するまで前記頚部開口部内に挿入されて螺合され、前記副容器内の添加物は前記主容器を振ることでこぼれることなく該主容器内に排出され、該主容器内の内容物と混合されることを特徴とする容器。 - 副容器は、該副容器の内部を複数の縦方向小収容部に分割する縦方向に広がる分割壁を含んでおり、それぞれの該小収容部は前記副容器の近端にそれぞれシールされた専用排出口を有しており、シール状態を解除することで前記小収容部に収容されている添加物を前記主容器内に排出させることを特徴とする請求項９記載の容器。
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