JP2004115093A - 添加物付き蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋の積み重ねができる態様で添加物を容易に備えることができ、ごみを増やすことなく、容易に添加物を添加できる添加物付き蓋を提供する。
【解決手段】その蓋は、次の要件を備えている。積み重ね可能な形状を有すること。周壁と天板とによって形成されている収容空間に、貫通部材を貫通して引き抜くと貫通孔が形成され得る、中に添加物を収容して密閉した添加物容器が収容され、その添加物容器の一部が天板に固定されていること。貫通部材を添加物容器に上下方向に貫通するための孔が天板に設けられていること。添加物容器は、蓋の積み重ねを妨げない厚みを有すること。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、添加物付き蓋、すなわち、容器内の飲食物に添加される添加物を備えた蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ファスト・フード店や列車の車内では、コーヒー等は使い捨てコップに入れて販売されることが多い。店員から受け取って、テーブル又はカウンタまで移動する間に、高温のコーヒーを零して火傷等などの事故を起こすことを防ぐため、蓋を簡単に開かないように嵌合した使い捨て蓋付きコップが用いられている。
そして、ホットコーヒーの場合、飲む時には、蓋を開け、テーブル等に用意してあるミルクや砂糖などを、それを収容しているミニカップ又は袋等を指先で開けてコップ内の飲食物に添加して、再び蓋を閉め、蓋に形成してある飲み口から飲むようにしている。アイスコーヒーの場合は、ストロー挿入口を有する蓋を用い、ミルクや砂糖などを添加した後、ストロー挿入口からストローを差し込んで飲むようにしている。
【0003】
上記のように、ミルクや砂糖等の添加物が使い捨て蓋付コップから独立したミニカップ又は袋詰めになっている場合は、添加物をコップ内の飲食物に添加するため蓋を開ける際に、手が滑ってコップを転倒させてしまう恐れがあり、また、ミニカップ等を指先で開ける際に、添加物で指を汚すおそれがあり、さらに、添加して飲食を終了した後は、使い捨て蓋付コップのほかに、添加物消費後のミルクカップや袋及びストロー等の数々のゴミが発生し、その後片付けや廃棄に手間がかかるという問題があった。
【0004】
この点に着目して、この発明者は、特開平9−2516号公報において、添加物付き蓋を開示した。これは、添加物を収容した容器(添加物容器)を蓋の天板にその天板から上方に突出するように一体に設け、その添加物容器を指先で強く摘むと、添加物容器の底面のシールが破けて添加物がコップ内に流下するようにしたもの、及び、添加物容器を蓋の天板にその天板から下方に突出するように一体に設け、ストローの尖端でその添加物容器を貫通して引き抜くと、添加物容器内の添加物がコップ内に流下するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術においては、次のような問題があった。すなわち、添加物容器が蓋の天板と一体に成形されるので、蓋の成形コストが高く付く、添加物の収容工程が容易でない。ミルク等の賞味期限が短い添加物に適用するには向かない。添加物容器が天板の上方又は下方に突出されるため、蓋の積み重ねが不可能であり、大きな保管場所を必要とする。このような問題があって、実用化まで至らなかった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、第1の課題は、蓋の積み重ねができる態様で添加物を容易に備えることができ、ごみを増やすことなく、容易に添加物を使用できる添加物付き蓋を提供することにある。
第2の課題は、店員が客の希望する種類の添加物を有する蓋を正確容易に選択して、飲食物容器に装着できる添加物付き蓋を提供することにある。
第3の課題は、添加物付き蓋のみで、換言すると、貫通部材を探し回ることなく、添加物容器から添加物を流下させることができる添加物付き蓋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の課題を解決するため、請求項1の発明に係る添加物付き蓋は、下記の要件を備えたことを特徴としている。すなわち、(a)積み重ね可能な形状を有すること。(b)周壁と天板とによって形成されている空間に、貫通部材を貫通して引き抜くと孔が形成され得る添加物容器が収容され、その添加物容器の一部が前記天板に固定されていること。(c)前記貫通部材を前記添加物容器に前記天板に固定されている部分において上下方向に貫通するための孔が前記天板に設けられていること。(d)前記添加物容器は、蓋の安定した積み重ねを妨げない厚みを有すること。
上記構成において、同一形状の蓋は安定した積み重ねが可能である。貫通部材を天板に設けられた孔から差し込み、添加物容器に貫通し引き抜くと、上下方向に貫通する貫通孔が形成され、上側の貫通孔から空気が入り、下側の貫通孔から添加物容器に収容された添加物が流下する。
【0008】
第1の課題は、下記の要件を備えた請求項4の発明の添加物付き蓋によっても達成することができる。すなわち、(a)積み重ね可能な形状を有すること。(b)天板を周壁の間に窪ませて収容空間が形成され、前記周壁の上端面に前記収容空間の開口面を覆う、貫通部材により貫通可能なシールの周縁が溶着又は接着され、前記収容空間に、前記貫通部材を貫通して引き抜くと、貫通孔が形成され得る添加物容器が固定されていること。(c)前記天板には前記収容空間に固定された添加物容器に貫通部材を上下方向に貫通させる孔が設けてあること。
上記構成において、同一形状の蓋は安定した積み重ねが可能である。シールの所定位置において貫通部材を、添加物容器及び天板を通過するまで貫通し引き抜くと、上下方向に貫通する貫通孔が形成され、上側の貫通孔から空気が入り、下側の貫通孔から添加物容器に収容された添加物が流下する。
【0009】
請求項2の発明は、第2の課題を解決するため、請求項1の添加物付き蓋における貫通部材を貫通させる孔を剥離可能なシールで密閉し、そのシールに、前記孔の下側に固定されている添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字、記号等を印刷したことを特徴としている。
請求項5の発明は、第2の課題を解決するため、請求項4の添加物付き蓋における収容空間の上面を密閉するシールに、添加物容器に貫通部材を貫通するための孔が形成され、その孔の近辺に前記添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されていることを特徴としている。
【0010】
請求項6の発明は、第3の課題を解決するため、請求項4又は5の添加物付き蓋において、天板の上面に、摘み部と差し込み部を有する貫通部材が分離可能に添着されていることを特徴としている。
また、請求項6の発明は、第3の課題を解決するため、請求項4の添加物付き蓋において、シールの上面に、摘み部と差し込み部を有する貫通部材が分離可能に添着されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
本発明は、飲食物を収容する容器に装着される蓋一般に適用可能であるが、図示された例は、本発明を使い捨て蓋付コップに適用した場合のものである。図1は第1の実施の形態を示す平面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は蓋を積み重ねた状態の断面図である。
【0012】
図1〜図3において、1Aは本発明に係る蓋であり、周壁2と天板3とを一体に有する。周壁2は同一形状の他の蓋と積み重ねができる周知の形状を有している。周壁2の下端部の内側には、円周方向に隔てた複数箇所において凸部4が形成されて、この蓋1Aをコップ5の上端部に載せ、強く押し付けた場合に、その凸部4がコップの上端部に形成されている玉縁6を乗り越えて、その玉縁6の下側に係合するとともに、その玉縁が凸部4の上側の凹部7に係合して、蓋1Aが容易に外れないように形成されている。このような嵌合構造は、周知である。
【0013】
蓋1Aは、周壁2と天板3の間に収容空間8を有している。また、天板3には、その中心と外周との中間において、後述される貫通部材を差し込むための孔9が形成されている。そして、収容空間8には、上記添加物容器に相当する袋10が収容され、その袋10は、孔9の周辺において溶着又は接着等により固定されて、その孔9は密閉されている。
【0014】
添加物を収容した袋10は、図3に例示するように、その厚みが蓋1Aの安定した積み重ねを妨げない厚みに制限されている。また、袋10は、串又は爪楊枝などのように鋭い先端を有する貫通部材により貫通して引き抜くと、貫通孔が形成され得る材料、例えば、アルミホイル又は合成樹脂フィルム等で形成されている。袋10の中に収容される添加物(図示省略)は、コップ5に収容される飲食物に通常添加される物であり、例示すると、ミルク、シロップ、蜜、砂糖、レモン水、ラー油、酢、醤油などである。一つの袋には1種類の添加物が収容されている。
【0015】
蓋1Aは、これに設けられる孔9の数により、1個、2個及び3個の3種類を用意しても良いし、2個又は3個の孔を有する1種類又は2種類の蓋を用意しても良い。複数個の孔9を形成する場合は、天板3の中心と共通の中心を有する円上にほぼ等間隔をもって形成することが望ましい。そして、袋10を設けた孔9は、その袋により密閉されるので、そのままでも良いが、袋を設けない孔はシールで密閉することが望ましい。袋を設けた孔も、これに設けた袋に収容されている添加物の種類を示す文字や記号などを印刷されたシール11で剥離可能に密閉することが望ましい。こうすることにより、欲する添加物がどこにあるかが客に一目瞭然である。また、飲食時に欲求する添加物を間違いなく選択することができる。
【0016】
添加物が入った袋10が設けられていない孔は、添加物の種類を示す文字等が記載されていないシールで密閉されているので、そこには添加物が無いことが判る。蓋の少なくとも天板3を透明にした場合は、コップ5の中の収容物、すなわち飲食物が見えるほか、添加物を収容した袋10も見えるので、その袋に添加物の種類を示す文字などが印刷されていても良く、孔が複数個設けられている場合に、添加物の存在位置を容易に認識できる利点がある。
【0017】
蓋の天板3には、また、飲み口12が設けられている。アイスコーヒー又はアイスティー用の蓋の場合は、天板3にはストロー挿入口となる孔が設けられる。ストロー挿入口となる孔は、C字形(又はX字形)の弱め線で形成され、ストロー13の先端でその弱め線の内側を押すことにより、ストロー挿入口が開口される。飲み口は、指先で剥離可能なシール12aで密閉されても良い。
【0018】
好ましい実施の形態においては、図1に仮想線で示すように、蓋1Aの天板3の上面に、本発明の蓋専用の貫通部材14が添着されている。この貫通部材14は、薄平板状の摘み部14aと、短い串状の貫通部14bとを一体に有するものであり、澱粉などの環境に優しい材料で成形されている。貫通部14bは、袋10を完全に貫通することができるだけの長さを有している。これにより、この貫通部材が人に大怪我を与える凶器に使用されないように配慮されている。
また、摘み部13aは貫通部13bの全部を孔9に差し込んだ時に、天板3に止められてストッパとして作用するように、孔9の直径よりも大きい幅を有している。従って、摘み部14aで止められるまで貫通部14bを差し込めば、袋10が確実に貫通される。摘み部14aは、その縦中央線に沿って二つ折りが可能なものであることが望ましい。
【0019】
上記構成の蓋を用いる際は、店員は、予め、添加物を1種類のみ(例えばミルクのみ又は蜜のみ)を有する蓋、2種類の添加物(例えばミルクと砂糖、又はレモン水と砂糖)を有する蓋、などを種類ごとにそれぞれスタッカー等に積重ねて備え置き、客が飲物を注文した時は、客の希望する種類の添加物を有する蓋をそのスタッカーから取り出し、その客が注文した商品を注入したコップに嵌着して、客に渡す。客は、カウンター又はテーブルに移動して、その蓋付コップの添加物名が印刷されているシール11を剥離し、現出した孔9に、天板3から分離した貫通部材14の貫通部14bを摘み部14aが止められるまで差し込んだ後、その貫通部材14を引き抜くと、袋10にはその上下に貫通孔が形成され、上部の貫通孔から空気が入るため、下部の貫通孔からはその袋に入っている添加物が円滑にコップ5内に流下する。
【0020】
蓋付コップに専用の貫通部材14が付けられていない場合は、テーブル等に備え置いてある爪楊枝や類似物を貫通部材として用いても良い。
貫通部材の差し込み部を差し込むだけで添加物が流下するので、ミルクカップ又は袋等を指先で開けて流下させる従来と異なり、ミルク等の添加物で指又はテーブル面等を汚すことがない。
【0021】
貫通部材14の差し込み部14bの長さを、例えば、蓋の天板3の直径とほぼ等しい程度まで長くすれば、添加物を流下されせた後、その貫通部材の差し込み部を回動させて、添加物を撹拌し混合を促進させることができる。飲み口から貫通部材の摘み部を挿入して撹拌することもできる。貫通部材の差し込み部14bをさらに長くし、二つ折りにして天板上面に添着し、使用時に長く延ばして使うようにしても良い。
こうして、客は添加物を添加した後、飲み口から飲み物を飲むことができる。ストロー挿入口となる孔を有するコップの場合は、そのストロー挿入口にストロー13の先端を差し込んで開口し、そのままストローをさらに飲物まで差し込み、必要に応じてそのストローで添加物を飲物と撹拌して、飲むことができる。
【0022】
飲み終わった時は、摘み部14aにおいて縦中央線に沿って二つ折りした貫通部材14を飲み口12又はストロー挿入口からコップ5内に投入し、ストロー13を用いた場合は、そのストロー挿入口に差し込むことにより、袋10、貫通部材14及びストロー13のすべてを使い捨て蓋付コップの中に収容して、1個のごみとしてごみ箱などに廃棄することができる。従って、後片付けが簡単になるばかりでなく、店内に用意してあるごみ箱に占める死空間が従来に比し著しく少なくなるから、店員によるごみ箱からのごみ回収の回数が削減されるとともに、従来と異なり、袋、貫通部材及びストローなどの小物の収集が不要であるため、回収作業能率も格段に向上する。また、従来のように、添加物を出した後の容器から残留添加物が零れてテーブルが汚れることもない。
【0023】
図4及び図5は、本発明の他の実施の形態を示す。図4は平面図、図5は図4のY−Y線断面図である。この実施の形態においては、蓋1Bの天板3を窪ませて収容空間8´を形成し、その収容空間を透明なシール15で覆い、そのシール15の周縁を周壁2の上端面に溶着又は接着などにより接合してあり、収容空間8´に添加物を収容した袋10が収容されて、シール15と天板3の間に固定されている。そして、シール15と天板3には、袋10を上下に貫通する位置に、貫通部材14を貫通するための孔16,9が形成されている。
袋10を固定するには、好ましくは、シール15の下面に予め袋を接合して置き、シール15を周壁2の上端面に接合した時に、袋の底部を天板3に密着させる方法が良い。しかし、袋10を収容空間8´に収容して天板3に接合した後、シール15を蓋1Bに貼り付けても良い。
【0024】
シール15には、孔16の近辺に、その孔から差し込まれる貫通部材14により貫通される袋に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されている。これに代えて、添加物の種類を示す文字等が印刷された別のシールをその孔16を密閉するように剥離可能に貼り付けても良い。
【0025】
シール15と天板3には、袋が設けられていない位置において、上下方向に貫通する飲み口17,18が形成されている。飲み口に代えてストロー挿入口が設けられる場合がある。これらの孔もC字形(又はX字形)の弱め線により構成される。この実施の形態においても、シール15の上面に、図1及び図2に示されたのと同様の貫通部材(図示省略)が添着されている。
【0026】
上記構成により、添加物を収容した蓋1Bが嵌合されたコップ5に入れられた飲物を購入した客は、貫通部材14をシール15の孔16に垂直に差し込み、貫通部14bの先端が孔9を通過するまで貫通した後引き抜くと、その袋の上下に貫通孔が形成されるため、添加物がコップ内に流下する。従って、飲み口又はストロー挿入口に差し込んだ貫通部材又はストローで撹拌して、飲物を飲むことができる。
【0027】
以上には、コップ内に入っている物が主として飲物である場合について説明したが、スープ、ラーメン等の麺類、その他の飲食物である場合にも、同様に適用可能である。また、蓋が装着される容器は、使い捨てコップに限らず、他の任意の容器でも良い。さらに、添加物容器は、上記のような袋に限定されず、上下の面が貫通部材で貫通可能に成形されたミニカップ状の容器も使用可能である。
【0028】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明によれば、蓋の周壁と天板とによって形成されている収容空間に、添加物容器を収容して天板に固定するので、添加物をその種類数に関わりなく簡単に備えることができ、従って、賞味期限の短い添加物でも迅速に付加して消費することができる。また、添加物容器は蓋の積み重ねを妨げない厚みを有するので、蓋の積み重ねができる。しかも、袋、貫通部材及びストロー等の小物のすべてを蓋付コップの中に収容して、一つのごみとして廃棄ができので、客又は店員の後片付けが簡単になるばかりでなく、店内に用意してあるごみ箱に占める死空間が従来に比し著しく少なくなるから、店員によるごみ箱からのごみ回収の回数が削減されるとともに、従来と異なり、袋、貫通部材及びストロー等の小物の収集が不要であるため、回収作業の能率も格段に向上する。
【0029】
請求項2の発明によれば、貫通部材差し込み用の孔を密閉する剥離可能なシールに、その孔の下側に固定されている添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されているので、店員が客の希望する種類の添加物を具備する蓋を、誤りなく容易に選択して、飲食物容器に装着することができる。
【0030】
請求項3の発明によれば、天板の上面に、摘み部と差し込み部を有する貫通部材が剥離可能に接合されているので、貫通部材を探し回ることなく、迅速に蓋の添加物を容器内に流下させることができる。
【0031】
請求項4の発明によれば、積み重ね可能な蓋の天板を周壁の間に窪ませて形成された収容空間の開口面を覆うシールの周縁が周壁の上端面に接合され、前記収容空間に貫通部材を貫通して引き抜くと貫通孔が形成され得る添加物容器が収容されて固定され、前記シール及び天板には前記添加物容器に前記貫通部材を上下方向に貫通させる孔が設けてあるので、請求項1の発明と同様に、蓋に添加物を容易に備えることができ、蓋の積み重ねも可能である。
【0032】
請求項5の発明によれば、シールに添加物容器に貫通部材を貫通するための孔が形成され、その孔の近辺に前記添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されているので、店員が客の希望する種類の添加物を具備する蓋を、誤りなく容易に選択して、飲食物容器に装着することができる。
【0033】
請求項6の発明によれば、収容空間を密閉するシールの上面に、摘み部と差し込み部を有する貫通部材が剥離可能に接合されているので、貫通部材を探し回ることなく、迅速に蓋の添加物を容器内に流下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す平面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】蓋を積み重ねた状態の断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す平面図。
【図5】図4のY−Y線断面図。
【符号の説明】
1A,1B 蓋
2     周壁
3     天板
5     コップ(容器)
8.8´  収容空間
9     貫通部材を差し込むための孔
10    添加物を収容した袋
11    シール
12    飲み口
13    ストロー
14    貫通部材の一例
14a   摘み部
14b   貫通部
15    シール
16    貫通部材を差し込むための孔
17,18 飲み口

Claims (6)

  1. 下記の要件を備えたことを特徴とする添加物付き蓋。
    (a)積み重ね可能な形状を有すること。
    (b)周壁と天板とによって形成されている収容空間に、貫通部材を貫通して引き抜くと貫通孔が形成され得る、中に添加物を収容して密閉した添加物容器が収容され、その添加物容器の一部が前記天板に固定されていること。
    (c)前記貫通部材を前記添加物容器に上下方向に貫通するための孔が前記天板に設けられていること。
    (d)前記添加物容器は、蓋の積み重ねを妨げない厚みを有すること。
  2. 天板に設けられている孔は、剥離可能なシールで密閉され、そのシールには、前記孔の下側に固定されている添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されていることを特徴とする請求項1に記載された添加物付き蓋。
  3. 貫通部材は摘み部と差し込み部を有し、天板の上面に分離可能に添着されていることを特徴とする添加物付き蓋。
  4. 下記の要件を備えたことを特徴とする添加物付き蓋。
    (a)積み重ね可能な形状を有すること。
    (b)天板を周壁の間に窪ませて収容空間が形成され、前記周壁の上端面に前記収容空間の開口面を覆う、貫通部材の貫通が可能なシールの周縁が接合され、前記収容空間に、前記貫通部材を貫通して引き抜くと貫通孔が形成され得る、中に添加物を収容した添加物容器が固定されていること。
    (c)前記天板には前記収容空間に固定された添加物容器に前記貫通部材を上下方向に貫通させる孔が設けてあること。
  5. シールには添加物容器に貫通部材を貫通するための孔が形成され、その孔の近辺に前記添加物容器に収容されている添加物の種類を示す文字等が印刷されていることを特徴とする請求項4に記載された添加物付き蓋。
  6. 貫通部材は摘み部と差し込み部を有し、シールの上面に分離可能に添着されていることを特徴とする請求項4又は5に記載された添加物付き蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019038729A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-28 Chamyvelumani Sathishkumar FOOD PACKAGING READY TO CONSUMER
KR20190085217A (ko) * 2018-01-10 2019-07-18 이성호 원터치 당도 조절 컵

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