JP3881571B2 - 外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物 - Google Patents

外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁をダブルスキン(二重構造)のガラスカーテンウォールとした建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調設備の冷暖房負荷を低減するために外壁をダブルスキン(二重構造)のガラスカーテンウォールとしたオフィスビル等の建築物は、昼間においては、外側のガラスカーテンウォール部分が太陽光を反射して、全面総ガラス張りの外観を呈するが、夜間においては、各部屋の室内照明器具6が点灯することにより、図4に示すように、各階の間に黒い帯状の領域aが現れ、連窓構造のような縞模様を呈して、全面総ガラス張りのガラスカーテンウォールとしての意匠的効果が損なわれる。
【0003】
これは、図5に示すように、外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールWとした建築物においては、火災時に上階への延焼を防止するために、床スラブ1の端部に、不燃ボード等によって構成される上下幅90センチメートル以上の不燃性垂壁2を設けることが法的に義務付けられており、室内照明器具6を点灯した際、この不燃性垂壁2が影になるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の点に留意してなされたものであって、その目的とするところは、外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物において、夜間に各部屋の室内照明器具が点灯した際、壁面全体をライトアップするための照明器具を利用して、各階の間に現れる不燃性垂壁の影が目立たないようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりである。即ち、本発明の特徴は、外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物において、前記ガラスカーテンウォールの中空部内で且つ床面と略同一レベルの位置に、上向きに光を照射するライトアップ用照明器具を設置し、ガラスカーテンウォールの内面での反射光を床スラブの端部に設けられた不燃性垂壁に照射するように構成したことにある。
【0006】
上記の構成によれば、夜間、各部屋の室内照明器具が点灯している状態において、ライトアップ用照明器具を点灯させると、ライトアップ用照明器具の光の一部がダブルスキンのガラスカーテンウォールの内面で反射し、その反射光が不燃性垂壁に照射されるので、各部屋の室内照明器具が点灯することによって生じる不燃性垂壁の影が薄められることになる。
【0007】
従って、外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物に特有の意匠的な問題点、つまり、夜間、室内照明器具を点灯した際、各階の間に黒い帯状の領域が現れ、連窓構造のような縞模様を呈して、全面総ガラス張りのガラスカーテンウォールとしての意匠的効果が損なわれるという問題点を解消することができる。
【0008】
また、夜間、各部屋の室内照明器具が消灯した状態において、ライトアップ用照明器具を点灯させると、ライトアップ用照明器具がダブルスキンのガラスカーテンウォールに内側から光を照射することにより、ガラスカーテンウォールが明るく照らし出され、壁面全体がライトアップされて、独特な意匠的効果が得られることになる。
【0009】
殊に、上記の構成によれば、室内照明器具を消灯した状態において、壁面全体をライトアップするためのライトアップ用照明器具が、室内照明器具を点灯した状態において各階の間に現れる不燃性垂壁の影を目立たなくするための照明器具として兼用されているので、不燃性垂壁の影を目立たなくするための専用の照明器具が不要であり、照明器具が少なくて済み、経済的である。
【0010】
しかも、ライトアップ用照明器具が二重構造のガラスカーテンウォールの中空部内にあるため、汚れ、風雨、破損等から保護されることになり、それでいて、ダブルスキン(二重構造)のガラスカーテンウォールにおいては、内側のガラスカーテンウォール部分を屋内側から開閉可能に構成してあるので、ライトアップ用照明器具のメンテナンスを屋内側からの作業によって容易かつ安全に行える利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、空調設備の冷暖房負荷を低減するために外壁をダブルスキン(二重構造)のガラスカーテンウォールWとしたオフィスビル等の建築物の要部を示す。1は床スラブ、2は床スラブ1の端部に設けられた上下幅90センチメートルの不燃性垂壁であり、不燃ボード等によって構成されている。3は、人為操作により点灯と消灯が可能なライトアップ用照明器具であり、前記ガラスカーテンウォールWの中空部4内で且つ床面5と略同一レベルの位置に、上向きに光を照射するように設置されている。そして、ライトアップ用照明器具3から照射される光の一部を、ガラスカーテンウォールWの内面で反射させ、反射光を不燃性垂壁2に照射するように構成されている。即ち、本発明は、ガラス面と平行に近い光線ほどガラス面での反射率が高くなることを利用したもので、ライトアップ用照明器具3をガラスカーテンウォールWの中空部4内で且つ床面5と略同一レベルの位置に、換言すれば、外部から見え難い低位置に設け、当該ライトアップ用照明器具3から上向きに光を照射することにより、ガラス面での反射光によって不燃性垂壁2を明るく照らし出すように構成してある。
【0012】
尚、ライトアップ用照明器具3としては、ハロゲンランプ、蛍光灯など任意のものを採用できる。ガラスカーテンウォールWを構成するガラスとしては、無色の透明ガラスをはじめとして、有色透明のガラス、網入り透明ガラスなど、任意のものを採用できる。ガラスカーテンウォールWのうち、内側のガラスカーテンウォール部分W1は屋内側から開閉できるように構成されている。
【0013】
上記の構成によれば、夜間、各部屋の室内照明器具6が点灯している状態において、ライトアップ用照明器具3を点灯させると、ライトアップ用照明器具3から上向きに照射される光の一部がダブルスキンのガラスカーテンウォールWの内面で反射し、その反射光が不燃性垂壁2に照射されるので、図2に示すように、各部屋の室内照明器具6が点灯することによって生じる不燃性垂壁2の影が薄められることになる。
【0014】
また、夜間、各部屋の室内照明器具6が消灯した状態において、ライトアップ用照明器具3を点灯させると、ライトアップ用照明器具3がダブルスキンのガラスカーテンウォールWに内側から光を照射することにより、ガラスカーテンウォールWが明るく照らし出され、図3に示すように、壁面全体がライトアップされて、独特な意匠的効果が得られることになる。
【0015】
また、室内照明器具6を消灯した状態において、壁面全体をライトアップするためのライトアップ用照明器具3が、室内照明器具6を点灯した状態において各階の間に現れる不燃性垂壁2の影を目立たなくするための照明器具として兼用されているので、不燃性垂壁2の影を目立たなくするための専用の照明器具が不要であり、照明器具が少なくて済み、経済的である。
【0016】
しかも、ライトアップ用照明器具2が二重構造のガラスカーテンウォールWの中空部4内にあるため、汚れ、風雨、破損等から保護されることになり、それでいて、内側のガラスカーテンウォール部分W1を屋内側から開閉可能に構成してあるので、ライトアップ用照明器具3のメンテナンスを屋内側からの作業によって容易かつ安全に行えるのである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上述した構成よりなるから、外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物において、夜間に各部屋の室内照明器具が点灯した際、壁面全体をライトアップするための照明器具を利用して、各階の間に現れる不燃性垂壁の影が目立たないようにすることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物の要部の断面図である。
【図2】室内照明器具が点灯している状態において、ライトアップ用照明器具を点灯させて、上記の建築物をライトアップした状態を説明する図である。
【図3】室内照明器具が消灯している状態において、ライトアップ用照明器具を点灯させて、上記の建築物をライトアップした状態を説明する図である。
【図4】外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした従来の建築物の問題点を説明する図である。
【図5】上記建築物の要部の断面図である。
【符号の説明】
W…ダブルスキンのガラスカーテンウォール、1…床スラブ、2…不燃性垂壁、3…ライトアップ用照明器具。

Claims (1)

  1. 外壁をダブルスキンのガラスカーテンウォールとした建築物において、前記ガラスカーテンウォールの中空部内で且つ床面と略同一レベルの位置に、上向きに光を照射するライトアップ用照明器具を設置し、ガラスカーテンウォールの内面での反射光を床スラブの端部に設けられた不燃性垂壁に照射するように構成したことを特徴とする建築物。
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