JPH0635031Y2 - 庇 - Google Patents

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JPH0635031Y2
JPH0635031Y2 JP8663388U JP8663388U JPH0635031Y2 JP H0635031 Y2 JPH0635031 Y2 JP H0635031Y2 JP 8663388 U JP8663388 U JP 8663388U JP 8663388 U JP8663388 U JP 8663388U JP H0635031 Y2 JPH0635031 Y2 JP H0635031Y2
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JP
Japan
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eaves
panel
door
opening
lighting
Prior art date
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JP8663388U
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JPH029233U (ja
Inventor
与悦 津田
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、勝手口や玄関等の建物出入り口に取付ける
のに好適な庇に関するものである。 (従来の技術) 一般に、勝手口や玄関等の屋外側には庇が設けられるこ
とが多い。また、この種の庇としては、例えば実開昭56
-47078号公報に示されるように、上下や側部の各面をガ
ラス板で構成し、採光機能をもたせたものもあった。 (考案が解決しようとする課題) ここで、上記したような庇を備えた建物出入り口には照
明器具を設けることが多い。このような照明器具は、庇
の下面や建物外壁に取付けられるのがごく一般的である
が、外部に露出した状態であるため、他の器物により損
傷を受ける恐れがあった。このため、従来では、上記問
題点の解決とともに庇の機能をより高めるうえでの課題
を有していた。 (考案の目的) この考案は、このような従来の課題に着目して成された
もので、採光機能を備えたうえで、一つの照明器具で屋
内外を照明することができると共に照明器具の保護を実
現することができる庇を提供することを目的としてい
る。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案による庇は、少なくとも前面部と底面部を透光
性を有するパネルで構成すると共に、屋内側に建物開口
部に連通する開口部を備え、内部に前記各パネル側を照
明する照明器具を設けた構成とすることにより、この構
成を従来の課題を解決するための手段としている。 なお、上記構成におけるパルスとしては、熱線吸収板ガ
ラスのほか、熱線反射板ガラスや着色したプラスチック
板などを用いることができ、とくに前面部を構成するパ
ネルは、より好ましい実施態様として、庇内側面を光反
射面とし、また、底面部に用いるパネルとしては、網や
目の細かい格子体、あるいは多数の小孔を穿設して成る
パンチングパネルなどをも用いることができる。 (考案の作用) この考案による庇は、少なくとも前面部と底面部に設け
たパネルによる採光機能を備えている。また、上記庇
は、その内部に設けた照明器具の光を開口部および建物
開口部に通して屋内側を照明し、さらに底面部のパネル
を通して屋外側に照明し、なお且つ、上記各パネルによ
り前記照明器具を保護し得ることとなる。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第1図および第2図は、この考案の一実施例を説明する
図である。なお、この実施例では、庇をドアユニットに
設けた場合を示している。 すなわち、図中のドアユニット1は、建物開口部Aにお
いて、上枠2,下枠3および左右の竪枠4,4から成るサッ
シ枠の前記竪枠4,4間に無目5を架設し、前記無目5の
下側に形成された枠部分に、扉体であるドア6が回動可
能に組込んであると共に、その上側の枠部分には、前面
部に透光性を有するパネル7を傾斜状態で備え且つ屋内
側(第1図において右側)に前記建物開口部Aに連通す
る開口部Bを備えた庇8が設けてある。 前記庇8は、無目5の両端に屋外側へ延出する側板9,9
を設けると共に、両側板9,9の先端部間に前板10を架設
し、上枠2と前板10とで前記パネル7の上下縁部を保持
すると共に、前記パネル7の側縁部、竪枠4および側板
9の間に三角形のパネル11を組込んだ外観構成になって
いる。前記パネル7,11は、一般の透明なガラス板に比べ
て可視光線透過率および太陽放射透過率を低くした熱線
吸収板ガラスから成るものであって、適宜の着色が施し
てあり、屋内側から屋外側を充分に透視することができ
るが、その逆方向では透視し難い性質を有している。 また、前記庇8は、無目5の上面との間に適宜の間隔を
おいて竪枠4,4間に横桟12を架設し、この横桟12と前板1
0の上部との間にプレート13が設けてあると共に、庇8
の底面部となる前記無目5と前板10の下部との間には、
透光性に加えて通気性を有するパネルとしての網14が設
けてある。つまり、この実施例における前記開口部B
は、上枠2、両竪枠4,4および横桟12により形成されて
いる。そして、前記庇8は、その内部における前記プレ
ート13のほぼ中央に、図示しない保持手段により照明器
具、(例えば電球)15が上下のパネル7側および網14側
を照明可能に取付けてあると共に、前記無目5と横桟12
との間には、前記網14から屋内側への空気流通経路を開
閉する風量調節手段としての引き違い戸16が設けてあ
る。なお、前記引違い戸16は、例えばガスラ板などで構
成することにより、前記開口部Bの一部として屋内側へ
の照明効果を一層高めるようにすることも良い。 上記の構成を備えたドアユニット1は、ドア6の錠6aの
近傍に網戸類が無く、且つ幅寸法がドア6および竪枠4,
4による最小限のものになっており、庇8の大半がパネ
ル7,11および網14により構成されるので外観も非常に良
い。また、ドアユニット1は、庇8において、パネル7,
11による採光機能と、網14および引違い戸16による換気
機能とを備えており、これらの機能を庇8に設けたとい
う構造上、引違い戸16を開放している状態であっても、
防犯性が損われたり、屋内側へ雨水等が浸入したりする
心配は全く無く、当然防虫効果も有する。さらに、ドア
ユニット1の庇8は、外部光が弱くなる夜間に照明器具
15を点灯させると、その光を熱線吸収板ガラス製のパネ
ル7の庇内側面で反射させ、照明器具15の光および反射
光を開口部Bおよび建物開口部Aを通して屋内側を照明
すると共に、網14を通してドア6の屋外側を照明し、パ
ネル7,11の屋外側においては薄明りが点った状態となっ
て外観体裁が非常に良く、これらに加えて、各パネル7,
11および網14によりその内部の前記照明器具15を保護す
ることができる。なお、上記実施例のように、パネル7
の庇内側面を光反射面とすれば、より明るい照明効果が
得られることとなる。 第3図は、この考案の他の実施例を説明する図であっ
て、この実施例では玄関ユニット21を構成する引違い戸
22,22の上側に、先の実施例の内部構造を備えた庇23を
設けている。また、前記庇23は、前面部にパネル24を備
えると共に、底面部に網(図示せず)を備え、両側部は
庇体24の断面形状に相当する不透明な側板25により構成
してある。 第4図は、この考案のさらに他の実施例を説明する図で
ある。なお、第1図および第2図に示した実施例と同一
の部位には、同一符号を付して説明を省略する。 この実施例におけるドアユニット31は、先の実施例と同
様に建物開口部Aに設けてあって、ドア6の上側に庇32
を備えている。前記庇32は、前板10の庇内面に、上下で
相対向する鉤部10a,10aを突設し、両鉤部10a,10a間に照
明器具(例えば蛍光灯)33が取付けてある。また、前記
庇32は、無目5に形成した上向き傾斜の溝部5aと、前板
10の上部に形成した下向き傾斜の溝部10bとの間に、網1
4から開口部Bに至る屋内側への空気流通経路を開閉す
る風量調節手段34を備えている。 前記風量調節手段34は、多数のスリット35aを有する透
明なプレート35を二枚重合してなるものであって、前記
溝部5a,10b間において下側のプレート35を固定状態に
し、上側のプレート35をその上面に取付けた取手36によ
りスライド操作できるようにしてある。 上記の構成を備えた庇32においても上記各実施例と同様
の効果を得ることができる。 なお、この考案による庇は、詳細な構造が上記各実施例
に限定されることなく、全体の形態、パネルの材質およ
び構成や風量調節手段の構成および位置、あるいは照明
器具の位置などを適宜変更することができ、このほか、
扉体と別体で構成することも当然あり得る。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の庇によれば、少な
くとも前面部と底面部を透光性を有するパネルで構成す
ると共に、屋内側に建物開口部に連通する開口部を備
え、内部に前記各パネル側を照明する照明器具を設けた
ため、採光の機能を充分に備えたうえで、一つの照明器
具で屋内外を照明することができると共に、前記照明器
具を保護することができ、このほか上記のパネルによる
構成や照明器具の収納により、外観の向上を実現するな
どの数々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例に基づく庇を
備えたドアユニットの庇部分の断面図および全体の屋外
側の斜視図、第3図はこの考案の他の実施例による庇を
備えた玄関ユニットを説明する斜視図、第4図はこの考
案のさらに他の実施例による庇を備えたドアユニットの
庇部分を説明する断面図である。 1,31……ドアユニット、 6……ドア(扉体)、 7,24……パネル、 8,23,32……庇、 14……網(パネル)、 15,33……照明器具、 16……引違い戸(風量調節手段)、 21……玄関ユニット、 34……風量調節手段、 A……建物開口部、 B……開口部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前面部と底面部を透光性を有す
    るパネルで構成すると共に、屋内側に建物開口部に連通
    する開口部を備え、内部に前記各パネル側を照明する照
    明器具を設けたことを特徴とする庇。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲(1)記載の庇に
    おいて、前面部を構成するパネルの庇内側面が光反射面
    であることを特徴とする庇。
JP8663388U 1988-07-01 1988-07-01 Expired - Lifetime JPH0635031Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8663388U JPH0635031Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01

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JP8663388U JPH0635031Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01

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JPH029233U JPH029233U (ja) 1990-01-22
JPH0635031Y2 true JPH0635031Y2 (ja) 1994-09-14

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