JP3881188B2 - 回転位置検出器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械の主軸またはモータ等の回転体に装着され、回転体の回転位置を検出する回転位置検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の位置検出器の動作原理について、図5を用いて説明する。位置検出用歯車101は、モータ等の回転体の回転軸等に同軸に取り付けられ、一般的に鋼などの磁性体で構成されている。第1の磁気センサ103aは、歯列近傍に配置された二つの磁気抵抗素子およびバイアスマグネットから成る。この磁気抵抗素子は、位置検出用歯車101の凸部(歯)の周方向長の約1/4の間隔をあけて配置されている。位置検出用歯車101が回転すると、その歯車の凹凸に応じて発生する磁束変化が図6の波形Aのような電気信号xおよびyとしてセンサ103aより出力される。
【0003】
この電気信号は第1の磁気センサ103aと位置検出用歯車101とのギャップにより大きさが異なり、通常、安定した出力信号を確保するためにギャップを0.1〜0.2mm程度に調整する必要がある。また、これらの電気信号xおよびyは一般的に2相交流信号であり、次式(1),(2)のように表わされる。
【0004】
【数1】
x=V・sinθ+Va ・・・(1)
y=V・cosθ+Vb ・・・(2)
【0005】
ここで、Vは2相信号の振幅、Vaは信号xに含まれる直流成分であり、Vbは信号yに含まれる直流成分である。θは2相信号の位相であり、位置検出用歯車101の回転角度をφ、歯数をnとすると、位相θは次式(3)で表わされる。
【0006】
【数2】
θ=n・φ ・・・(3)
【0007】
これら2相信号xおよびyの振幅をADコンバータ106aおよび106bによってサンプリングし瞬時値(x,y)に変換される。前記ADコンバータ106aおよび106bによって変換された瞬時値(x,y)は、除算器107に入力される。一般的な回転位置検出装置においては上記式(1),(2)に示した直流成分VaおよびVbを無視しており、このとき除算器107の出力は次式(4)のように表わされる。
【0008】
【数3】
x/y=sinθ/cosθ=tanθ ・・・(4)
【0009】
除算器107の出力は変換器108によってtan関数の逆関数により、次のように回転位置θが検出される。
【0010】
【数4】
θ=tan-1(x/y) ・・・(5)
【0011】
以上のように検出された回転位置θは、位置検出用歯車101の凸部(歯)の1個分を1単位とする微小な位置である。また一方、2相信号xおよびyはコンパレータ104aおよび104bによってパルス信号化されてカウンタ回路105に入力される。このカウンタ回路105では、前記パルス信号をカウントすることによって上記回転位置θの1周期を超える範囲の回転位置上位桁が検出される。この回転位置上位桁と上記の回転位置θは加算器109において加算され、検出歯車101の全周にわたる回転位置検出値φが得られる。
【0012】
上述した位置はインクリメンタル(一方的に増加するのみ)であるため、通常、図5に示される構造のように円周の1ケ所にのみ凹部(歯溝)111を有した円板102を位置検出用歯車101と同軸に密着固定して回転体に取り付ける。この円板近傍に磁気抵抗素子およびバイアスマグネットから成る第2の磁気センサ103bが配置される。この第2の磁気センサ103bにより、図6の波形Bのような円板102の凹部111での磁界の変動に応じた電気信号zを検出することができる。前述のように歯溝111は、位置検出用歯車101の1周に1ヶ所形成されているので、電気信号Zは1回転内の基準位置を示す信号となる。この基準位置を検出する信号は、センサ103bの出力をコンパレータ104cでパルス化しカウンタ回路105に入力する。前記センサ103bの出力信号であるパルス化信号は、前記カウンタ回路をリセットし基準位置からのインクリメンタル量をもって1回転内のアブソリュート位置(絶対位置)としている。
【0013】
図7及び8に、図5中の従来の位置検出器の位置検出用回転体(歯車101、円板102)の構成図を示す。図7は、多数の歯110を有する歯車であり、図5中の歯車101である。図8は、1個の凹部111を有する歯車とは別体の円板であり、図5中の円板102である。前記歯車101と前記円板102を同心上で接合させ、前記円板102の凹部を1回転内の基準位置としている。
【0014】
他の従来の位置検出用回転体を図9、図10、図11に示す。図9のように位置検出用歯車を切削して形成するときに、位置検出用歯車の歯の1つのみ、歯車の全幅に亘って残すように加工し、この歯112を一回転内の基準位置として検出する方法もとられている。図9に示す位置検出用回転体を用いた場合、図9の凸部112での磁界の変動に応じた電気信号zを検出することにより1回転内の基準位置を検出する。図9の位置検出用回転体を用いたときの磁気センサが出力する電気信号を図12に示す。
【0015】
また、図10のように位置検出歯車凸部の一部分を削り取るように加工し、この歯116を一回転内の基準位置として検出する方法もとられている。図10に示す位置検出用回転体を用いた場合、図10の検出歯車凸部の一部分を削り取るように加工された凹部115での磁界の変動に応じた電気信号zを検出することにより1回転内の基準位置を検出する。図10の位置検出用回転体を用いたときの磁気センサが出力する電気信号を図13に示す。波形Aの電気信号yと波形Bの電気信号zの差である電気信号波形B’を任意の基準信号Vrefと前記図5のコンパレータ104cで比較し、カウンタ回路105へ入力するパルスか信号を生成する。
【0016】
また、図11に示すように位置検出歯車凸部の一部分のみ他の凸部より高くするように加工し、この歯116を一回転内の基準位置として検出する方法もとられている。図11に示す位置検出用回転体を用いたとき、図11の凸部116での磁界の変動に応じた電気信号zを検出することにより1回転内の基準位置を検出する。図11に示す位置検出用回転体を用いたときの磁気センサが出力する電気信号を図14に示す。波形Bを任意の基準信号Vrefと前記図5のコンパレータ104cで比較し、カウンタ回路5へ入力するパルス化信号を生成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
図5、図7及び図8に示す従来の位置検出用回転体の構造は、上述のように構成されていたため、凹部111を有する円板102を装着する必要があり、部品点数が増加して、コストがかかるという問題がある。また凹部を有する円板の取付け位置がずれると、基準位置が変わってしまい、位置精度が低下するという問題があった。
【0018】
また、図9に示す従来の位置検出器の回転体の構造は、図5等に示した構造に対して、回転内の基準位置がずれる問題を解消することはできる。しかし、基準位置112を形成するために円板の厚み全体にわたって歯切りを行い、その後不要な凸部を切削加工するため、多大な時間とコストがかかるという問題があった。
【0019】
さらに、図10に示す従来の位置検出器の回転体の構造においても、図5等に示した構造に対して、回転内の基準位置がずれるという問題は解決できるが、一回転基準位置を検出する部分においてもほぼ全周にわたって歯切りを行う必要があるため、多大な時間とコストがかかるという問題があった。
【0020】
さらに、近年、モータの小型化によりイナーシャの低いものが作られているが、このようなモータに上述した従来例のような厚みのある回転体を取り付けると、この回転体のイナーシャの影響が大きくなってしまいモータの加減速性能が劣化するという問題があった。
【0021】
さらに、位置検出用歯車の凹凸に応じて変化する磁束変化を検出する前記磁気センサ103aと円板の凹部または凸部の磁束変化を検出する前記磁気センサ103bを位置検出用歯車および基準位置検出用円板の円周方向にそれぞれ並べる必要があった。そのため、センサの配列が2列となるため、センサの幅を狭くできないという問題があった。
【0022】
次に、図11に示す従来の位置検出用回転体の構造は、位置検出用歯車のみを有し、基準位置検出用円板が不要である。よって、上述したイナーシャに関する課題およびセンサの幅を狭くするという課題は解決できる。しかし、図11に示す基準位置検出用凸部116において、図14に示すように波形Aの電気信号x,yの信号に大きな歪が生じる。この歪部分における回転位置θの検出制度が著しく悪化する。よって図11に示す歯車は、高精度位置検出器の検出用歯車として使用することができない。
【0023】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、位置検出用回転体のモータに対するイナーシャの影響を軽減するとともに、位置検出用歯車の加工時間を増やすことなく、高精度にでき、さらに安価にできる位置検出器を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明にかかる位置検出装置は、異なる特性を有する2種のセンサを有している。また、これらのセンサは、歯列の凹凸形状の表面までの距離に対応した信号を出力できるセンサであり、好ましくは、距離に応じた磁界の変化に基づき信号を生成するセンサである。第1のセンサは、例えば、比較的センサ近傍を測定範囲とし、より遠方に測定対象物が位置する場合は、その出力に影響が現れない特性を有している。すなわち、測定対象物までの距離が短い間は、距離の増加に応じて減少する信号を出力するが、ある程度以上の距離となると、それ以上は、信号が変化しない特性を有している。一方、第2のセンサは、比較的遠方までを測定範囲としている。
【0025】
そして、この2種の特性の異なるセンサに対応して、回転体の歯列の凹凸形状が決定され、回転体の凹部の深さは複数種設けられている。これらの凹部は、好ましくは共通の深さである第1の深さを有する多くの第1の歯溝と、これより深い第2の深さを有する少数の第2の歯溝から形成される。さらに好ましくは、第2の歯溝は、円周上に1箇所設ける。
【0026】
また、第1のセンサにとって、第1の深さより浅い範囲が検出可能範囲内となり、第1の深さより深く、第2の深さより浅い範囲については検出可能範囲外となっている。第2のセンサにとっては、少なくとも第1の深さより深く、第2の深さより浅い範囲が検出可能範囲となっている。そして、第1の歯溝と第2の歯溝は、第1のセンサの検出可能範囲において、同一の形状を有している。また、第1のセンサの出力は、二相正弦波信号である。
【0027】
前述のように、第1のセンサにとって、第1の深さより深く、第2の深さより浅い範囲が測定可能な範囲外にあるので、その出力には、これより深い第2の歯溝の影響が現れない。したがって、深い歯溝部分においても、他の部分とほぼ同様の周期、振幅の波形を出力することができる。また、第2のセンサは、第2の歯溝の深さを検出することができ、例えば、1周に付き1個設けられた深い歯溝を検出することができる。第2のセンサで検出された深い歯溝の位置を基準位置とし、この位置からの第1のセンサで検出した回転角度を回転体の回転位置とする。
【0028】
以上のように、一つの歯列の中で、歯溝深さを変えることにより、基準位置を設けることができ、回転体を小型または薄くすることができる。また、歯溝深さを一部のみ深くする加工は比較的容易である。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1および図2は、実施の形態の概略構成を示す図である。位置検出用回転体14は、略円板状の外周部に凹凸が形成され、歯車形状を有する。また、この回転体14の歯溝の1個が、他の歯溝12より深い歯溝13となっている。この位置検出用回転体14の外周部に隣接して第1の磁気センサ3aが配置されている。第1の磁気センサ3aは、二つの磁気抵抗素子と、バイアスマグネットを含む。二つの磁気抵抗素子は、位置検出用回転体14の周方向に、この回転体の凸部(歯)の周方向ピッチの1/4の間隔をもって配置されている。位置検出用回転体14が回転すると、これの外周の凹凸によって発生する磁束の変化が、第1の磁気センサ3aの二つの磁気抵抗素子により検出される。この検出信号は、図3のAに示す2相交流信号である電気信号x,yとなる。電気信号x,yは、次式(6),(7)で表される。
【0030】
【数5】
x=V・sinθ+Va ・・・(6)
y=V・cosθ+Vb ・・・(7)
【0031】
ここで、Vは2相信号の振幅、Va,Vbはそれぞれ信号x,yに含まれる直流成分である。また、θは2相信号の位相である。位置検出用歯車14の回転角度をφ、歯数をnとすると、位相θは、次式(8)で表される。
【0032】
【数6】
θ=n・φ ・・・(8)
【0033】
これらの2相信号x,yの振幅をADコンバータ6a,6bによってサンプリングし、瞬時のx,yの値に変換する。この瞬時値(x,y)は、除算器7に入力される。直流成分Va,Vbを無視すれば、除算器7の出力は次式(9)により表され、さらに変換器8にて位相θ、すなわち回転体14の凹凸のピッチ内の回転位置θに変換される。これが、式(10)に示される。
【0034】
【数7】
x/y=sinθ/cosθ=tanθ ・・・(9)
θ=tan-1(x/y) ・・・(10)
【0035】
第2のセンサ3bは、第1のセンサ3aに対して、歯溝の深い部分を検出できるセンサであり、センサ3aに対して磁束検出範囲の広いセンサを用いる。図14にセンサ3a,3bのセンサ面と磁性体とのギャップ−センサ出力特性を示す。図14において、特性曲線aは前記センサ3aの特性を示し、特性曲線bは前記センサ3bの特性を示す。センサ3aの特性は、センサ面と磁性体のギャップが1mm以上の場合出力特性の変化は殆ど見られない。一方センサ3bの特性は、ギャップが1mm以上でも出力特性に変化が見られる。
【0036】
本実施の形態の出力信号を図3に示す。信号x,yは前述したとおり、第1の磁気センサ3aから得られる信号である。信号zは、第2の磁気センサ3bから得られる信号である。第1の磁気センサ3aは、ギャップが0.1〜0.2mmで、線形特性の出力が得られるものが用いられており、よって本実施の形態においても、この範囲の値の0.2mmのギャップで配置されている。また、前述したように、この第1の磁気センサ3aの出力は、ギャップが1mm以上となるとほとんど変化しない。位置検出用歯車14の歯溝の深さは、通常のもの(歯溝12)が0.8mmであり、深い歯溝13は1.3mmである。よって、第1の磁気センサ3aの歯底に対するギャップは、通常の歯底に対しては1mm、深い歯溝13の歯底に対しては1.5mmとなる。この値は、前述のように、第1の磁気センサ3aの不感帯であり、第1の磁気センサ3aの出力は、深い歯溝13の影響を受けることがない。
【0037】
一方、第2の磁気センサ3bは、ギャップが1mm以上、2mm程度まで出力変化があり、したがって、位置検出用回転体14の歯先10とのギャップ0.2mmを考慮しても、歯溝深さ1mmおよび1.5mmも十分に検出可能範囲となる。したがって、第2の磁気センサ3bの出力は、図3のBに示すように、深い歯溝13に対向したときに、より低い値を示す波形となる。このときの位置検出用回転体14の回転位置を基準位置とし、凹凸の数および式(10)から求められる位相から回転体14の回転位置が求められる。
【0038】
位置検出用回転体14の1回転内の位置の算出は次のように行われる。2相信号x,yは、コンパレータ4a,4bにも入力され、ここでパルス信号化されて更にカウンタ回路5に送られる。このカウンタ回路5では、前記パルス信号をカウントすることによって、前記回転位置θの1周期を超える範囲の回転位置上位桁が検出される。この回転位置上位桁と前記回転位置θは、加算器9により加算され、位置検出用回転体14の回転位置が検出される。また、信号zは、コンパレータ4cを介してカウンタ回路5に送られ、このパルス信号zによりカウンタ回路5がリセットされる。したがって、深い歯溝13が検出されるたび、すなわち回転体14が1回転するたびにカウント値がリセットされ、この位置(基準位置)からの回転位置が算出される。
【0039】
図1、図2に示すように本発明において特徴的なことは、図1、図2に示す位置検出用回転体の外周に所定の間隔で一体に形成された凹部(歯溝)のうち、1個の凹部のみ他の凹部に対して溝の深い凹部13を設けたことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の位置検出器の概略構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態の回転位置検出用回転体を示す図である。
【図3】 本実施の形態の磁気センサの出力波形を示す図である。
【図4】 本実施の形態の2種の磁気センサの特性図である。
【図5】 従来の位置検出器の構成の一例を示す図である。
【図6】 図5の位置検出器の磁気センサの出力波形を示す図である。
【図7】 図5の位置検出器の回転位置検出用回転体を図7と共に示す図である。
【図8】 図5の位置検出器の回転位置検出用回転体を図8と共に示す図である。
【図9】 他の従来例の構成を示す図である。
【図10】 さらに他の従来例の構成を示す図である。
【図11】 さらに他の従来例の構成を示す図である。
【図12】 図9の位置検出器の磁気センサの出力波形を示す図である。
【図13】 図10の位置検出器の磁気センサの出力波形を示す図である。
【図14】 図11の位置検出器の磁気センサの出力波形を示す図である。
【符号の説明】
3a 磁気センサ(第1のセンサ)、3b 磁気センサ(第2のセンサ)、10 歯先(回転体凸部先端)、12 一般の歯溝(回転体凹部)、13 深い歯溝(回転体の深い凹部)、14 位置検出用回転体。

Claims (2)

  1. 円周上に第1の深さの歯溝を繰り返し凹凸を配置した歯列を有し、前記歯列の中心を回転軸とする回転体と、
    前記歯列の近傍に配置され、歯列の表面までの距離に応じた信号を出力するセンサと、
    前記歯列表面までの距離の変化に基づき、前記回転体の回転位置を算出する回転位置算出手段と、
    を有する回転位置検出装置において、
    前記回転体の歯列は、円周上の所定箇所に、第1の深さより深い第2の深さの歯溝を有し、
    前記センサは、
    前記第1の深さより浅い位置が検出可能範囲となり、かつ前記第1の深さより深く前記第2の深さより浅い位置が検出可能範囲外となる特性を有する第1のセンサと、
    少なくとも前記第1の深さより深く、前記第2の深さより浅い位置が検出可能範囲内となる特性を有する第2のセンサと、
    を有し、
    前記第1の深さの歯溝と前記第2の深さの歯溝は、前記第1のセンサの検出可能範囲において、同一の形状を有し、
    前記第1のセンサは、二相正弦波信号を出力するセンサであり、
    前記回転位置算出手段は、前記第1のセンサの出力に基づき前記回転体の回転角度の相対値を歯溝の1ピッチ未満の分解能で算出し、前記第2のセンサの出力に基づき前記回転体の回転の基準となる基準位置を算出する、
    回転位置検出装置。
  2. 請求項1に記載の回転位置検出装置において、前記回転体の、前記第2の深さの歯溝は、円周上に1箇所設けられている、回転体位置検出装置。
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