JPH11153451A - 磁気式エンコーダ - Google Patents

磁気式エンコーダ

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JPH11153451A
JPH11153451A JP33373997A JP33373997A JPH11153451A JP H11153451 A JPH11153451 A JP H11153451A JP 33373997 A JP33373997 A JP 33373997A JP 33373997 A JP33373997 A JP 33373997A JP H11153451 A JPH11153451 A JP H11153451A
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signal
magnetic
phase
gear
magnetoresistive elements
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JP33373997A
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Mitsuyuki Taniguchi
満幸 谷口
Yuji Tokuoka
裕士 徳岡
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アジマス角の調整が容易で、調整工数が少な
く調整のばらつきを減少させることができる磁気式エン
コーダを提供する。 【解決手段】 回転軸に取り付けられた被検出体(回転
体2)の外周部に歯車状に形成された凹凸部を、磁気検
出器で検出するエンコーダにおいて、複数個の歯部の内
の1歯のみ軸方向に一部分歯山を無くし(欠歯部4)、
この位置を原点位置とする被検出体を用い、複数個の歯
部3を検出することによって回転軸の位置信号を検出
し、軸方向に一部分歯山を無くした部分を検出すること
によって1回転信号を検出する磁気式エンコーダであ
り、磁気抵抗素子61u,61dを被検出体の軸方向あ
るいは周方向に配列する構成とすることによって、アジ
マス角に調整が容易な1回転信号を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC工作機械等の
主軸の回転位置を検出するエンコーダに関し、特に磁気
センサを用いた磁気式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気式エンコーダは、工作機械中の主軸
等の各種回転軸やモータ出力軸の回転速度及び回転位置
を検出し、回転軸やモータ出力軸の速度の制御や位置の
制御に用いるものである。磁気エンコーダは、回転体の
回転軸心に関する回転角に応じた磁界変化を磁気センサ
で検出し、この検出信号を信号処理することによって回
転速度及び回転位置を得ることができる。この磁気セン
サとして、磁界強度や磁界方向に応じて電圧や電気抵抗
が変化するホール素子や磁気抵抗素子等を用いたものが
知られている。
【0003】図22は従来の磁気式エンコーダを説明す
るための概略斜視図である。図22において、磁気式エ
ンコーダ11は、円周部の周囲に複数個の歯部を突出さ
せた突歯部3を有した環状の第1回転子13と、円周部
の一個所に溝12を設け、第1回転子13と同寸の内外
径を有する第2回転子10と、各第1,2回転子13,
10の各外周面に対向して配置した2組の磁気センサ
5,6を備えている。
【0004】両回転子13,10は、図示しない軸に固
定され、該軸とともに回転する。第1回転子13の外周
には、周方向に所定のピッチ幅で複数個の突歯部3が形
成される。又、第2回転子10の外周部に形成される溝
12は突歯部3の歯条に平行に延び、かつ突歯部3のピ
ッチ幅及び高さよりも大きな溝幅と深さで形成される。
【0005】図22に示す磁気式エンコーダ11の磁気
センサ5,6は、磁気抵抗素子を用いて回転速度及び回
転位置を検出する例であり、A相及びB相についてそれ
ぞれ直列接続した2個の磁気抵抗素子とその後方に配置
する磁石8を備える。
【0006】第1回転子13及び第2回転子10が回転
すると、磁気センサ5,6と突歯部3及び溝12との相
対的な位置関係が変化し、磁石8により磁気センサ5,
6に印加される磁界強度は増減する。この磁界変化によ
って変化する磁気センサ5,6の磁気抵抗素子の電気抵
抗変化は、電圧変化として出力することができる。図2
3において、磁気センサ6の磁気抵抗素子16,16’
は溝12による磁束変化を検出して、図25に示すよう
に1回転当たりに1つの位置信号(Z相)を出力し、1
回転中の原点位置を検出する。又、図24において、磁
気センサ5の磁気抵抗素子15A,15A’,15B,1
5B’は突歯部3による周期的な磁界変化を検出して、
図25に示すA相及びB相の検出信号を出力する。この
検出信号を信号処理することにより回転位置及び回転速
度を検出することができる。
【0007】前記した磁気式エンコーダは、回転位置及
び回転速度を検出するための位置信号検出用の歯車と、
1回転中の原点位置を検出するための1回転信号検出用
のリングとの、2枚の被検出体を重ねあわせた構成であ
るため、歯車とリングを軸に対して精度良く取り付ける
ために、歯車とリングの両部品を高精度に加工する必要
があるという問題点があった。
【0008】このような問題点を解決する手段として、
位置信号検出用の歯車と1回転信号検出用の突歯とを、
磁性材料の成形,焼結によって一体成形することが提案
されている(特開平4−335111号公報)。又、位
置信号検出用の歯車において、1個の歯部を軸方向に2
分の1にして基準位置(原点位置)とする構成も提案さ
れている(実願昭57−123782号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気式エンコー
ダによって高精度な位置検出を行う場合、検出器のアジ
マス角を調整して、A相とB相の位相差を90度に調整
する必要がある。磁気式エンコーダのアジマス角が正し
く調整されている場合には、A相とB相の位相差は図2
0(a)に示すように90度となり、図20(b)に示
すようにそのリサージュは真円となる。これに対して、
アジマス角が正しく調整されていない場合には、A相と
B相の位相差は図21(a)に示すように90度からず
れた角度となり、図21(b)に示すようにそのリサー
ジュは楕円となる。
【0010】図26に示すように、検出器のアジマス角
は、歯車の歯の方向に対する検出器の角度であり、この
アジマス角がずれると、A相とB相の位相差が90度か
らずれることになる。
【0011】従来、このアジマス角の調整は、図27に
示すように検出器を歯車に対して角度を調整することに
よって行っている。この調整では、A相及びB相の信号
をオシロスコープやカウンタ等の測定機器で測定し、A
相の1周期に対して、A相前記軸方向に配置する磁気抵
抗素子を周方向に二組配置し、1回転信号を二組の磁気
抵抗素子の出力の差信号から求めるの立ち上がりからB
相の立ち上がりまでの時間を測定してA相とB相の位相
差を算出したり、オシロスコープにA相とB相によるリ
サージュ円を表示して行っている。このとき、A相とB
相の位相差が90度に調整されると、オシロスコープの
リサージュ円は真円となる。
【0012】しかしながら、磁気式エンコーダにおい
て、従来から行われているアジマス角の調整方法では、
調整のための工程数が多いという問題があり、又、この
調整は人手によるため、個人差による調整のばらつきが
大きいという問題がある。
【0013】そこで、本発明は従来の磁気式エンコーダ
の持つ問題点を解決し、アジマス角の調整が容易で、調
整工数が少なく調整のばらつきを減少させることができ
る磁気式エンコーダを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気式エンコー
ダは、回転軸と同期して回転する被検出体の外周部に歯
車状に形成された凹凸部を、磁気検出器で検出するエン
コーダにおいて、複数個の歯部の内の1歯のみ軸方向に
一部分歯山を無くし、この位置を原点位置とする被検出
体を用い、複数個の歯部を検出することによって回転軸
の位置信号を検出し、軸方向に一部分歯山を無くした部
分を検出することによって1回転信号を検出すると共
に、1回転信号を検出する磁気抵抗素子の配置方向を被
検出体の軸方向あるいは周方向とする構成によって、1
回転信号はアジマス角に対応した信号波形となり、アジ
マス角の調整を容易に行うことができる。
【0015】本発明の第1の構成の磁気エンコーダは、
回転軸に取り付けられた磁性体からなる被検出体の歯車
と、歯車に対向して固定される磁界形成用の磁石と、歯
車と磁石との間に配置される磁気抵抗素子を有し、歯車
の凹凸による磁界変化を検出する磁気検出器とを備え
る。そして、この磁気抵抗素子は、軸方向に配置する磁
気抵抗素子を含み、歯車の内で、複数個の歯の内の一つ
の歯のみ軸方向に一部分歯山を欠く一つの歯車を検出し
て1回転信号を検出し、一回転信号からアジマス角を検
出する。
【0016】なお、上記歯車は、回転軸と同期して回転
し、外周面の周方向に周期的な凹凸形状を有し、この凹
凸形状の一つの凸部における軸方向の長さを短くする被
検出体とすることができ、軸方向に配置する磁気抵抗素
子は直列接続し、両端に電圧を印加し、中点を出力端子
することができる。
【0017】本発明の第1の構成の磁気エンコーダによ
れば、被検出体の外周面には、その周方向に一つの凸部
にだけ軸方向の長さが短い凹凸形状が形成されており、
回転軸が回転すると、凹凸形状に対応して磁界が変化す
る。周期的な凹凸形状部分では磁気変化も周期的とな
り、この磁界変化を検出することによって、通常の磁気
エンコーダと同様に、回転軸の位置信号を得ることがで
きる。本発明の原点位置を求める磁気抵抗素子は、軸方
向に配列されているため、原点位置以外の位置では磁気
抵抗素子に加わる磁界の変化は同一となり、出力信号は
変化しない。
【0018】一方、原点位置では外周面の凸部の軸方向
長さが短く形成されているため、凹凸形状が非周期的と
なり、磁気変化も非周期的となる。この非周期的な磁界
変化は回転軸の1回転について1回だけ起こるため、こ
の磁界変化を検出することによって回転軸の1回転信号
を得ることができる。磁気検出器が原点位置に移動し、
磁気抵抗素子が軸方向長さが短い凸部に対向する位置と
なると、複数個の磁気抵抗素子の一部は凹凸形状部分の
凸部に対向し、他の部分は凹凸形状部分の凹部に対向す
る。この対向する形状の違いによって、磁気抵抗素子に
加わる磁界が変化して磁気抵抗素子の電気抵抗値が変わ
る。この電気抵抗値の変化を電圧変化として求め、回転
軸の1回転信号を検出することができる。
【0019】この1回転信号は磁気抵抗素子が軸方向に
配置された構成であるため、アジマス角のずれている場
合には原点位置以外でも小さな信号が出力されるが、ア
ジマス角のずれが調整されると原点位置でのみ信号出力
が得られる。
【0020】したがって、回転方向に配置されたA相,
B相と軸方向に配置されたZ相を正しく直角に配置する
ことにより、1回転信号の信号波形のみを観察しなが
ら、被検出体の歯車に対して磁気検出器の角度を調整す
ることによってアジマス角の調整を行うことができるた
め、A相,B相の位相差を容易に調整することができ
る。なお、本発明の磁気式エンコーダが用いる被検出体
は、その周方向に一つの凸部だけ軸方向の長さが短い凹
凸形状であるため、焼結による一体成形が容易な形状と
することができ、高い成形精度を得ることができる。
(請求項1に対応)。
【0021】本発明の第1の構成の磁気式エンコーダに
おいて、磁気検出器の一構成例は軸方向に配置する磁気
抵抗素子を周方向に二組配置し、1回転信号を二組の磁
気抵抗素子の出力の差信号から求める構成とする。この
構成によれば、周方向に配置した二組の磁気抵抗素子か
らは、それぞれ1回転に1つの信号が位相をずらして出
力される。この2つの位相のずれた信号の差を求めるこ
とによって、信号強度変化の大きな1回転信号を得るこ
とができる(請求項2に対応)。
【0022】本発明の第2の構成の磁気エンコーダは、
回転軸に取り付けられた磁性体からなる被検出体の歯車
と、歯車に対向して固定される磁界形成用の磁石と、歯
車と磁石との間に配置される磁気抵抗素子を有し、歯車
の凹凸による磁界変化を検出する磁気検出器とを備え
る。そして、この磁気抵抗素子は、周方向に配置する磁
気抵抗素子を軸方向に位相を合わせて二組配置し、前記
歯車の内で、複数個の歯の内の一つの歯のみ軸方向に一
部分歯山を欠く一つの歯車を検出する二組の磁気抵抗素
子の出力の差信号から1回転信号を検出し、1回転信号
からアジマス角を検出する。
【0023】第2の構成の磁気エンコーダによれば、被
検出体の周方向に配列する2つの磁気抵抗素子を、被検
出体の周方向に位相を合わせて2組配置し、原点位置に
おいて、一方の磁気抵抗素子の組を軸方向長さが短い凸
部に対向させ、他方の磁気抵抗素子の組を凹部に対向さ
せ、2組の磁気抵抗素子から得られる検出信号の差から
1回転信号を検出する。
【0024】磁気検出器の磁気抵抗素子が被検出体と原
点位置以外で対向している場合には、2組の磁気抵抗素
子は、被検出体の周期的な凹凸形状に応じた同相の周期
信号を出力する。これに対して、磁気抵抗素子が被検出
体と原点位置で対向すると、凸部と対向する磁気抵抗素
子の組から出力される出力信号は周期信号となるのに対
して、凹部と対向する磁気抵抗素子の組から出力される
出力信号の信号強度は変化しない。したがって、両組の
出力信号の差を求めることによって、原点位置に対応し
て信号を求めることができる(請求項3に対応)。
【0025】本発明の第2の構成の磁気式エンコーダに
おいて、磁気検出器の一構成例は、被検出体の周方向に
配列する2つの磁気抵抗素子を被検出体の周方向に位相
を合わせて2組配置する構成において、一方の磁気抵抗
素子の組によって、回転軸の位置信号を検出するもので
ある。この磁気抵抗素子の組は、被検出体の周期的凹凸
形状に応じた周期信号を出力するものであり、これによ
って回転軸の位置信号を検出することができる(請求項
4に対応)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。本発明の実施の形態の構
成例について、図1〜図6を用いて本発明の磁気式エン
コーダの第1の構成例を説明し、図7〜図9を用いて本
発明の磁気式エンコーダの第2の構成例を説明し、図1
0〜図14を用いて本発明の磁気式エンコーダの第3の
構成例を説明し、図15〜図19を用いて本発明の磁気
式エンコーダの第4の構成例を説明する。はじめに、本
発明の第1の構成例について説明する。図1,2,3,
4,5は本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例を説
明するための概略斜視図、軸方向から見た平面図、軸と
平行な方向から見た概略図、原点位置における概略図、
原点位置以外の位置における概略図であり、図6は1回
転信号の一例である。
【0027】図1において、磁気式エンコーダ1は被検
出体として回転体2を備え、磁気検出器として第1検出
部5及び第2検出部6を備える。回転体2は周期的な凹
凸形状として複数の突歯3を外周面に突出させる歯部を
備え、その歯部の1突歯のみ軸方向に一部分歯山を無く
して欠歯部4とし、この欠歯部4の位置を回転体2の原
点位置とする。磁気エンコーダに用いる検出部は、ホー
ル素子や磁気抵抗素子等の任意の磁気センサを用いるこ
とができる。以下、磁気センサとして磁気抵抗素子を用
いる例について説明する。
【0028】第2検出部6は回転体2の原点位置を検出
する検出器であり、図1に示す回転体2の欠歯部4が形
成されている位置(図1の矢印F)を原点位置として検
出する。図1に示す第2検出部6は2つの磁気抵抗素子
61u及び61dを回転体2の軸方向に沿って配置す
る。
【0029】図2,3は原点位置を検出する磁気抵抗素
子の構成を説明するための平面図及び軸方向の概略図で
ある。図1,2,3に示すように、第2検出部6は2つ
の磁気抵抗素子61u及び61dを回転体2の軸方向に
沿って配置し、回転体2と反対側に磁気抵抗素子を挟む
ようにする磁石8を配置する。
【0030】磁気抵抗素子61u及び61dは直列接続
して直列回路を形成し、一方の端部には電圧Vccを印
加し他方の端部は接地(図中のGND)し、中間の接続
点を出力端とする。
【0031】図3(a)に示すように、第2検出部6が
原点位置(Fの位置)にある場合は、磁気抵抗素子61
uと磁気抵抗素子61dは共に回転体2の突歯3と対向
する。又、図3(b)に示すように、第2検出部6が回
転体2の原点位置と対向する位置にあるとき、磁気抵抗
素子61uは回転体2の欠歯部4と対向する位置となる
よう配置し、磁気抵抗素子61dは回転体2の突歯3と
対向する位置となるよう配置する。この構成によって、
この直列回路の出力端からは、回転体2の原点位置に応
じた出力信号が出力される。以下、原点位置の出力端か
ら得られる信号をZ相で表す。
【0032】第2検出部6が原点位置以外の位置にある
場合には、磁気抵抗素子61u及び61dは回転体2の
突歯あるいは凹部と同時に対向するため、磁気抵抗素子
に加えられる磁界は同じ強度となり、磁気抵抗素子61
u及び61dの抵抗比は変化しない。したがって、Z相
の出力端からは磁気抵抗素子の抵抗比で分圧された一定
電圧が出力される。一方、第2検出部6が原点位置にあ
る場合には、磁気抵抗素子61uは回転体2の欠歯部4
と対向し、磁気抵抗素子61dは回転体2の突歯と対向
する。これによって、磁気抵抗素子61uには、磁気抵
抗素子61dよりも小さな磁界が加えられることにな
る。これにより、磁気抵抗素子61u及び61dの抵抗
比は変化し、出力端からは該抵抗比に応じて前記一定電
圧とは異なる電圧が出力される。
【0033】図4は第2検出部と回転体の原点との位置
関係を説明するための図である。第2検出部6の2つの
磁気抵抗素子は回転体2の軸方向に配置されるため、Z
相の出力端子からは、図4(b)に示すように欠歯部4
の位置にある突歯3の形状に応じた電圧が出力される。
【0034】又、第1検出部5は、回転体2の回転位置
を検出する検出器であり、通常知られる構成によって、
回転体2の周期的な突歯3による周期的な磁界変化を検
出することができる。図1に示す第1検出部5は2つの
磁気抵抗素子51A及び51A’を回転体2の周方向に
沿って配置する。
【0035】図5は回転位置を検出する磁気抵抗素子の
構成を説明するための図である。図5(a)において、
磁気抵抗素子51A及び51A’は回転体2の突歯3の
配置ピッチの半分の距離を開けて配置し、これらを直列
接続して直列回路を形成する。直列回路の一方の端部に
は電圧Vccを印加し、他方の端部は接地(図中のGN
D)し、中間の接続点を出力端とする。この直列回路の
出力端からは回転体2の回転位置に応じた出力信号が出
力される。
【0036】第1検出部5は位相をずらせたA相及びB
相の2相の出力端を備える。通常、このA相とB相をπ
/2だけ位相をずらせることによって、回転体2の回転
方向を検出することができる。なお、図1ではA相のみ
示している。
【0037】上記構成により、磁気抵抗素子51Aが突
歯3と対向する場合には、磁気抵抗素子51A’は突歯
3間の凹部に対向してA相信号を出力する。一方、磁気
抵抗素子51B及び51B’は磁気抵抗素子51A及び
51A’から4分の1ピッチだけずれて配置され、B相
信号を出力する。図5(b)はA相信号及びB相信号を
表している。
【0038】第1の構成例において、アジマス角の調整
は図4(b)の図はZ相の出力信号を用いて行うことが
できる。図6はこのアジマス角の調整を説明するための
図である。図6(b)は、アジマス角がずれた状態のZ
相信号であり、軸方向に配置したZ相の2つの磁気抵抗
素子は、被検出体の周方向(回転方向)に位相がずれる
ため、2つの磁気抵抗素子の抵抗変化に時間的なずれが
生じ、原点位置(Fの位置)以外の場所においても微少
な信号が出力される。
【0039】これに対して、図6(a)はアジマス角が
調整された状態のZ相信号であり、2つの磁気抵抗素子
は被検出体の周方向(回転方向)の位相ずれるがなく、
その抵抗変化に時間的なずれが生じないため、原点位置
(Fの位置)以外の場所では信号は出力されない。これ
によって、Z相と正しく直角に配置されたA相信号とB
相信号の位相差は90度となる。
【0040】次に、本発明の磁気式エンコーダの第2の
構成例について説明する。図7,8,9は本発明の磁気
式エンコーダの第2の構成例を説明するための概略斜視
図、軸方向から見た概略図、原点位置における概略図、
及び検出信号例である。
【0041】第2の構成例は、前記第1の構成例中の第
2検出部を周方向にずらして2つ配置するものであり、
2つの第2検出部の出力端ZLと出力端ZRの出力信号
の差を求めることによって原点位置信号を得るものであ
る。
【0042】図7において、磁気式エンコーダ1は被検
出体として回転体2を備え、磁気検出器として第1検出
器5と第2検出器6を備える。回転体2及び第1検出器
5は前記した第1の構成例と同様である。以下、第2検
出器6の構成についてのみ説明する。
【0043】検出部6は回転体2の原点位置を検出する
検出器である。一方の磁気抵抗素子64uLと64dLの
組は、両磁気抵抗素子を軸方向に配置し、磁気抵抗素子
64uLは欠歯と対向するよう配置し、磁気抵抗素子6
4dLは欠歯が形成される回転位置において突歯側と対
向するよう配置する。又、磁気抵抗素子64uL と64
dL は直列に接続し、一端に電圧Vccを印加し、他端
を接地する(図中のGND)し、接続点をZL相の出力
端とする。
【0044】又、他方の磁気抵抗素子64uR と64d
R の組は、前記磁気抵抗素子の組と同様に、2つの磁気
抵抗素子を軸方向に配置し、磁気抵抗素子64uR は欠
歯と対向するよう配置し、磁気抵抗素子64dR は欠歯
が形成される回転位置において突歯側と対向するよう配
置する。又、磁気抵抗素子64uRと64dRは直列に接
続し、一端に電圧Vccを印加し、他端を接地する(図
中のGND)し、接続点をZR 相の出力端とする。この
とき、磁気抵抗素子64uL と64dL の組と、磁気抵
抗素子64uRと64dRの組の電圧印加は逆方向とす
る。
【0045】上記2つの磁気抵抗素子の組は、図8に示
すように、回転体の周方向に、歯部のピッチに対して2
分の1ピッチだけずらし、π/4位相がずれた信号が出
力されるよう配置する。
【0046】原点位置において、ZL相及びZR相は図9
(b)に示すようなπ/4だけ位相がずれてた1回転信
号が出力される。このZL相及びZR相から出力される信
号の差を求めると、図9(c)に示す信号が形成され
る。この差信号によって原点位置を求めることができ
る。
【0047】この第2の構成例によれば、得られる信号
の大きさは、一つの直列接続回路から得られる検出信号
強度の4倍となるため、1回転信号の信号強度及び信号
強度変化を大きくすることができ、原点位置の位置信号
の検出精度を向上させることができる。
【0048】次に、本発明の磁気式エンコーダの第3の
構成例について説明する。図10,11,12,13,
14は本発明の磁気式エンコーダの第2の構成例を説明
するための概略斜視図、軸と平行な方向から見た概略
図、原点位置における概略図、原点位置以外の位置にお
ける概略図、及び検出信号例である。
【0049】図10において、磁気式エンコーダ1は被
検出体として回転体2を備え、磁気検出器として第1検
出部5(図示していない)及び第2検出部6を備える。
回転体2及び第1検出部5は前記した第1の構成例と同
様である。そこで、ここでは第1検出部5の説明を省略
し、第2検出部6について説明する。
【0050】第2検出部6は回転体2の原点位置を検出
する検出器であり、回転体2の欠歯部4が形成されてい
る位置(図6の矢印F)を原点位置として検出する。第
2検出部6は、2つの磁気抵抗素子62及び62’を回
転体2の周方向に沿って配列したものを2組用い、該2
組の磁気抵抗素子の組を軸方向に対して、回転体2の周
方向に位相を合わせて配置する。この位相合わせによっ
て、回転体2の原点位置において、磁気抵抗素子62u
が凹部に対向するとき、磁気抵抗素子62dは凸部に対
向する。
【0051】図11は原点位置を検出する磁気抵抗素子
の構成を説明するために軸方向と平行は方向から見た概
略図である。図10,11に示すように、第2検出部6
は4つの磁気抵抗素子62u,62u’及び62d,6
2d’を回転体2の周方向及び軸方向に沿って配置し、
回転体2と反対側に、磁気抵抗素子を挟むようにする磁
石8(図示していない)を配置する。この内、磁気抵抗
素子62u及び62u’を直列接続して直列回路を形成
し、一方の端部には電圧Vccを印加し他方の端部は接
地(図中のGND)し、中間の接続点を出力端Zuと
し、又、磁気抵抗素子62d及び62d’を直列接続し
て直列回路を形成し、一方の端部には電圧Vccを印加
し他方の端部は接地(図中のGND)し、中間の接続点
を出力端Zdとする。
【0052】図11に示すように、原点位置において、
磁気抵抗素子62u,62u’は回転体2の欠歯部4と
対向する位置側にあり、他方、磁気抵抗素子62dは回
転体2の突歯3と対向する位置側にある。この構成によ
って、この直列回路の出力端Zu,Zdからは、回転体
2の原点位置を形成する出力信号が出力される。
【0053】第2検出部6が原点位置以外の位置にある
場合には、磁気抵抗素子62u,62d、及び磁気抵抗
素子62u’,62d’は回転体2の突歯あるいは凹部
と同時に対向するため、磁気抵抗素子62u,62u’
と磁気抵抗素子62d,62d’に加えられる磁界は同
様に変化し、出力端Zu,Zdからは回転体の回転位置
に応じた電圧が出力される。
【0054】一方、第2検出部6が原点位置にある場合
には、図12(a),(b)及び図13(a),(b)
に示すように、磁気抵抗素子62uと、該磁気抵抗素子
62uから2分の1ピッチ周方向にずらして配置した磁
気抵抗素子62u’と、磁気抵抗素子62dから2分の
1ピッチ周方向にずらして配置した磁気抵抗素子62
d’の3つの磁気抵抗素子は、回転体2の欠歯部4及び
凹部に対向する。他方、磁気抵抗素子62dは回転体2
の突歯に対向する。これによって、磁気抵抗素子62
u,62u’,62d’には、磁気抵抗素子62dより
も小さな磁界が加えられることになる。これにより、原
点位置において、磁気抵抗素子62uと62u’の抵抗
比の変化と、磁気抵抗素子62dと62d’の抵抗比の
変化は異なることになり、出力端Zu,Zdからは図1
4(a),(b)に示すような電圧が出力される。
【0055】図14(a)は出力端Zuから出力される
信号である。出力端Zu側の磁気抵抗素子62uと62
u’の周方向の配置間隔は歯部のピッチに対して2分の
1ピッチであるため、磁気抵抗素子62uと62u’は
原点位置において2つの突歯間の凹部と対向し、この位
置の1サイクル分について、周期信号ではなく一定の電
圧が出力される。
【0056】これに対して、図14(b)は出力端Zd
から出力される信号である。出力端Zd側の2つの磁気
抵抗素子62dと62d’の周方向の配置間隔は歯部の
ピッチに対して2分の1ピッチであり、対向する歯部に
は欠歯の部分は無いため、原点位置においても、出力端
Zuからは周期信号が出力される。
【0057】上記出力端Zuの出力信号と出力端Zdの
出力信号の差(Zd−Zu)を求めると、図14(c)
に示す信号が得られる。この信号は原点位置に対応し
て、回転体2が1回転する間に1つだけ出力される。し
たがって、この信号を原点位置信号として用いることが
できる。
【0058】なお、図10には図示していないが、前記
図1に示す第1の構成例と同様に第1検出部5を配置
し、これによって、回転体2の回転位置を検出すること
ができる。第1検出部5の構成は前記第1の構成例と同
様であるため、ここでの説明は省略する。よって、Z
u,Zdの磁気抵抗素子と、A相,B相の磁気抵抗素子
を正しく平行に配置することにより、Z相信号を見てア
ジマス角を調整すれば、A相とB相の位相差は正しく9
0゜となる。
【0059】第3の構成例によれば、原点位置を零クロ
ス位置で検出することができる。
【0060】次に、本発明の磁気式エンコーダの第4の
構成例について説明する。図15,16,17,18,
19は本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例を説明
するための概略斜視図、軸と平行な方向から見た概略
図、原点位置における概略図、原点位置以外の位置にお
ける概略図、及び検出信号例である。
【0061】第4の構成例は、前記第3の構成例中の第
1検出部と第2検出部を1つの検出部で構成するもので
あり、第1検出部の出力端Zd側の磁気抵抗素子を第2
検出部として使用し、原点位置信号とともに回転位置信
号を得るものである。
【0062】図15において、磁気式エンコーダ1は被
検出体として回転体2を備え、磁気検出器として検出部
7を備える。回転体2は前記した第1,2,3の構成例
と同様であり、又、検出部7の構成は前記第2構成例中
の第2検出部6とほぼ同様である。検出部7は回転体2
の原点位置及び回転位置を検出する検出器であり、回転
体2の欠歯部4が形成されている位置(図15の矢印
F)を原点位置として検出する。検出部7は、2つの磁
気抵抗素子を回転体2の周方向に沿って配列したもの
と、4つの磁気抵抗素子を回転体2の周方向に沿って配
列したもの(A相,B相)の2組の磁気抵抗素子を用
い、該2組の磁気抵抗素子の組を軸方向に対して、回転
体2の周方向に位相を合わせて配置する。なお、図15
は、一方の磁気抵抗素子の組の内A相のみを示してい
る。この位相合わせによって、回転体2の原点位置にお
いて、磁気抵抗素子71uが凹部に対向するとき、磁気
抵抗素子71dは凸部に対向する。
【0063】図16は原点位置を検出する磁気抵抗素子
の構成を軸と平行な方向から示し、図17,18は磁気
抵抗素子の構成を軸方向から示している。図15〜19
に示すように、検出部7は2つの磁気抵抗素子71u,
71u’の組を回転体2の周方向に配置し、4つの磁気
抵抗素子71Ad,71Ad’,71Bd,71Bd’
の組を回転体2の周方向に配置し、上記磁気抵抗素子の
2つの組を回転体2の軸方向に沿って配置し、回転体2
と反対側に、磁気抵抗素子を挟むようにする磁石8(図
示していない)を配置する。この内、磁気抵抗素子71
u及び71u’は、回転体2の歯部のピッチの2分の1
のピッチで周方向に配置するとともに、直列接続して直
列回路を形成し、一方の端部には電圧Vccを印加し他
方の端部は接地(図中のGND)し、中間の接続点をZ
相の出力端Zuとする。他方、磁気抵抗素子71Ad,
71Ad’は、回転体2の歯部のピッチの2分の1のピ
ッチで周方向に配置し、直列接続して直列回路を形成
し、一方の端部には電圧Vccを印加し他方の端部は接
地(図中のGND)し、中間の接続点をA相の出力端Z
Adとし、又、磁気抵抗素子71Bd,71Bd’は、
回転体2の歯部のピッチの2分の1のピッチで周方向に
配置し、直列接続して直列回路を形成し、一方の端部に
は電圧Vccを印加し他方の端部は接地(図中のGN
D)し、中間の接続点をB相の出力端ZBdとする。A
相の磁気抵抗素子の組とB相の磁気抵抗素子の組の間
は、回転体2の歯部のピッチの2分の1のピッチを開け
て配置する。これによって、A相の出力信号とB相の出
力信号の間には、π/4の位相差が形成される。さら
に、磁気抵抗素子71uと磁気抵抗素子71Adは軸方
向に位置合わせし、磁気抵抗素子71u’と磁気抵抗素
子71Ad’は軸方向に位置合わせして配置する。
【0064】図16に示すように、原点位置において、
磁気抵抗素子71u,71u’は回転体2の欠歯部4と
対向する位置側にあり、他方、磁気抵抗素子71Ad,
71Ad’,71Bd,71Bd’は欠歯部4が形成さ
れない側にある。この構成によって、この直列回路の出
力端Zu,Zdからは、回転体2の原点位置を形成する
出力信号、及び回転位置の出力信号が出力される。
【0065】検出部7が原点位置以外の位置にある場合
には、磁気抵抗素子71u,71Ad、及び磁気抵抗素
子71u’,71Ad’は回転体2の突歯あるいは凹部
と同時に対向するため、磁気抵抗素子71u,71Ad
と磁気抵抗素子71u’,71Ad’に加えられる磁界
は同様に変化し、出力端Zu,ZAdからは回転体の回
転位置に応じた電圧が出力される。又、磁気抵抗素子7
1Bd,71Bd’の出力端ZBdからは、出力端ZA
dからの信号とπ/4の位相がずれた信号が出力され
る。
【0066】一方、検出部7が原点位置にある場合に
は、図17(a),(b)に示すように、磁気抵抗素子
71uと、該磁気抵抗素子71uから2分の1ピッチ周
方向にずらして配置した磁気抵抗素子71u’と、磁気
抵抗素子71Adから2分の1ピッチ周方向にずらして
配置した磁気抵抗素子71Ad’は回転体2の欠歯部4
及び凹部に対向する。他方、磁気抵抗素子71Adは、
図18(a),(b)に示すように、回転体2の突歯に
対向する。これによって、磁気抵抗素子71u,71
u’,71Ad’には、磁気抵抗素子71Bdよりも小
さな磁界が加えられることになる。これにより、原点位
置において、磁気抵抗素子71uと71u’の抵抗比の
変化と、磁気抵抗素子71Adと71Ad’の抵抗比の
変化は異なることになり、出力端Zu,ZAdからは、
図19(a)のZ相信号及び図19(b)のA相信号に
示すような電圧が出力される。
【0067】図19(a)は出力端Zuから出力される
信号である。出力端Zu側の磁気抵抗素子71uと71
u’の周方向の配置間隔は歯部のピッチに対して2分の
1ピッチであるため、磁気抵抗素子71uと71u’は
原点位置において2つの突歯間の凹部と対向し、この位
置の1サイクル分について、周期信号ではなく一定の電
圧が出力される。
【0068】これに対して、図19(b)は出力端ZA
d及びZBdから出力されるA相信号及びB相信号であ
る。出力端Zd側の2つの磁気抵抗素子71dと71
d’の周方向の配置間隔は歯部のピッチに対して2分の
1ピッチであり、対向する歯部には欠歯の部分は無いた
め、原点位置においても出力端ZAd及びZBdからは
周期信号が出力される。
【0069】上記出力端Zuの出力信号と出力端ZAd
の出力信号の差(ZAd−Zu)を求めると、図19
(c)に示す信号が得られる。この信号は原点位置に対
応して、回転体2が1回転する間に1つだけ出力され
る。したがって、この信号を原点位置信号として用いる
ことができる。
【0070】なお、上記第4の構成例では、Z相とA相
の位相を一致させた構成例を示しているが、Z相とB相
の位相を一致させた構成例とすることもできる。
【0071】この第4の構成例によれば、回転位置を求
めるための検出器を省略することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気式エ
ンコーダによれば、アジマス角の調整が容易で、調整工
数が少なく調整のばらつきを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例を説
明するための概略斜視図、
【図2】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例を軸
方向から見た平面図である。
【図3】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例を軸
と平行な方向から見た概略図である。
【図4】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例の原
点位置における概略図である。
【図5】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例の原
点位置以外の位置における概略図である。
【図6】本発明の磁気式エンコーダの第1の構成例の1
回転信号の例である。
【図7】本発明の磁気式エンコーダの第2の構成例を説
明するための概略斜視図である。
【図8】本発明の磁気式エンコーダの第2の構成例を軸
方向から見た概略図である。
【図9】本発明の磁気式エンコーダの第2の構成例の原
点位置における概略図、及び検出信号例である。
【図10】本発明の磁気式エンコーダの第3の構成例を
説明するための概略斜視図である。
【図11】本発明の磁気式エンコーダの第3の構成例を
軸と平行な方向から見た平面図である。
【図12】本発明の磁気式エンコーダの第3の構成例の
原点位置における概略図である。
【図13】本発明の磁気式エンコーダの第3の構成例を
原点位置以外の位置における概略図である。
【図14】本発明の磁気式エンコーダの第3の構成例の
検出信号例である。
【図15】本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例を
説明するための概略斜視図である。
【図16】本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例を
軸と平行な方向から見た平面図である。
【図17】本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例の
原点位置における概略図である。
【図18】本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例を
原点位置以外の位置における概略図である。
【図19】本発明の磁気式エンコーダの第4の構成例の
検出信号例である。
【図20】磁気式エンコーダの位相差を説明するための
図である。
【図21】磁気式エンコーダの位相差を説明するための
図である。
【図22】従来の磁気式エンコーダを説明するための概
略斜視図である。
【図23】従来の磁気式エンコーダの原点位置における
概略図である。
【図24】従来の磁気式エンコーダの原点位置以外の位
置における概略図である。
【図25】従来の磁気式エンコーダの検出信号例であ
る。
【図26】磁気式エンコーダのアジマス角を説明するた
めの図である。
【図27】従来の磁気式エンコーダのアジマス角の調整
を説明するための図である。
【符号の説明】
1,11 磁気式エンコーダ 2,10 回転子 3 突歯 4 欠歯部 5 第1検出部 6 第2検出部 7 検出部 8 磁石 15A,15A’,15B,15B’,51A,51
A’,51B,51B’,54A,54A’,61d,
61u,62d,62d’,62u,62u’,64d
L,64dR,64uL,64uR,71Ad,71A
d’,71Bd,71Bd’,71u,71u’ 磁気
抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けられた磁性体からなる
    被検出体の歯車と、前記歯車に対向して固定される磁界
    形成用の磁石と、前記歯車と磁石との間に配置される磁
    気抵抗素子を有し、歯車の凹凸による磁界変化を検出す
    る磁気検出器とを備え、前記磁気抵抗素子は、軸方向に
    配置する磁気抵抗素子を含み、前記歯車の内で、複数個
    の歯の内の一つの歯のみ軸方向に一部分歯山を欠く一つ
    の歯車を検出して1回転信号を検出し、1回転信号から
    アジマス角を検出する磁気式エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記軸方向に配置する磁気抵抗素子を周
    方向に二組配置し、1回転信号を二組の磁気抵抗素子の
    出力の差信号から求める請求項1記載の磁気式エンコー
    ダ。
  3. 【請求項3】 回転軸に取り付けられた磁性体からなる
    被検出体の歯車と、前記歯車に対向して固定される磁界
    形成用の磁石と、前記歯車と磁石との間に配置される磁
    気抵抗素子を有し、歯車の凹凸による磁界変化を検出す
    る磁気検出器とを備え、前記磁気抵抗素子は、周方向に
    配置する磁気抵抗素子を軸方向に位相を合わせて二組配
    置し、前記歯車の内で、複数個の歯の内の一つの歯のみ
    軸方向に一部分歯山を欠く一つの歯車を検出する二組の
    磁気抵抗素子の出力の差信号から1回転信号を検出し、
    1回転信号からアジマス角を検出する磁気式エンコー
    ダ。
  4. 【請求項4】 前記二組の磁気抵抗素子の一方は、前記
    歯車の全歯を検出して位置信号を検出する請求項3記載
    の磁気式エンコーダ。
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