JP3880644B2 - 懸垂式輸送設備の搬器の客車扉開閉機構 - Google Patents

懸垂式輸送設備の搬器の客車扉開閉機構 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は懸垂式輸送設備に用いる搬器の懸垂機へ懸垂した客車の扉の自動開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
懸垂式輸送設備には搬器を剛体の軌道で懸垂支承および誘導して搬器を運行する軌道設備と、鋼製の索条に懸垂支承、誘導および牽引することで搬器を運行する索道設備とがあるが、以降はこの内の索道設備であるゴンドラリフトにより説明をする。
【0003】
図11は従来のゴンドラリフトに用いられている客車100の概略構造を示した平面図である。客車100は矢印106または107の方向へ進行する。客車100内には背板105a,105aが搬器100の進行方向に対向するようにした2列の座席105,105が具えられている。また、2枚の扉101,102は扉開閉機構109により実線で示した閉位置101a,102aと二点鎖線で示した開位置101b,102bの間を矢印103,104方向に対称な状態をなして開閉動作をする。客車100の扉開閉機構109については特願昭59−206906号公報「索道搬器の扉機構」にその詳細な技術および構造が記載されている。こうして、扉101,102が二点鎖線で示した開位置101b,102bとなり開口した乗降口108から乗客が客車100へ乗車をして、2列の座席105,105へ対面して着座をする。乗客の乗車が完了すると搬器100の進行に伴って、開位置101b,102bにある扉101,102は扉開閉機構109により自動的に閉位置101a,102aとなり乗降口108が閉口し、搬器100は停留場から索道線路中へ出発する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の搬器の客車は中央に背板を共通に用いた2列の座席を具えたもので、乗客は背向して座席に座るようにしたものである。これにより、客車内の乗車空間が中央の座席で進行方向前後に間仕切りされた状態になる。その為、乗降口も客車側面の前後の二箇所にそれぞれ開口しており、それぞれの乗降口には扉が設けられている。こうして具えた2つの扉を従来の客車の扉と同じ構造で開くと、両扉が進行方向前後に突出するために搬器間隔が広く必要になる。この点を解消するために、2つの扉を開く際には客車中央の中枠体に重畳して格納するようにしたもので、本発明の課題はこのような客車の扉を自動的に開閉動作させるための扉開閉機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、搬器の客車を懸垂した懸垂機には上下に旋回動作をする扉開閉レバーを取付ける。つぎに、扉開閉駆動部は扉開閉レバーによって駆動されるフレキシブルケーブルと、該フレキシブルケーブルに接続された第1ラックと、該第1ラックと噛み合う第1ピニオンと、該第1ピニオンと当接して第1ピニオンの最大回転範囲を規定するストッパーと、前記第1ピニオンの回転中心に関して対称に位置する一対のベアリングポイントの各々へ一端を連結ばねで運動方向に附勢可能にして枢着された第1ラックにほぼ平行に位置する一対の第2ラックと、前記第2ラックの他端においては各々前記第2ラックに噛み合う一対の第2ピニオンと、該第2ピニオンの各々に固着した一対の旋回アームとで構成する。また、各扉から固着延出した第1サポートアームの一端には2つのリニヤベアリングを枢着し、開閉動作に際して互いの第1サポートアームが平面視で交差可能にリニヤベアリングが摺動するリニヤガイドを具える。つぎに、同様にして各扉より固着延出した第2サポートアームは一端に2つのガイドローラーを枢着して、その1つは扉開閉駆動部を構成する前記した旋回アームに嵌め込み転動するようにして旋回アームの旋回動作をガイドローラーを介して第2サポートアームに伝達することで2つの扉を開閉動作させるように構成する。
【0006】
即ち、搬器には2つのスライド式扉を具えた客車を用いたものであって、搬器側に取付けられて旋回動作をする扉開閉レバーと、該扉開閉レバーと連動する扉開閉駆動部と、前記2つの扉からそれぞれ固着して延出した第1サポートアームと、前記2つの扉から前記扉開閉駆動部の開閉作用を伝達するためにそれぞれ固着して延出した第2サポートアームとよりなり、前記2つの扉の開閉動作に際して前記それぞれの扉に固着して延出した第1サポートアームは互いに交差可能に形成し、前記2つの扉を開位置にした場合には客車の中央に重畳して収納するようにする。
【0007】
【作用】
搬器の客車は進行方向の側面視で中央には乗客が背向して座るようにした2列の座席が配備されたものである。この為、客車内の乗車空間が2列の座席で分割されており、搬器の進行方向前後にはそれぞれ乗客が乗降するための扉が設けられている。そして、扉を開いて乗客が客車へ乗降する際には客車中央の中枠体内に両側の扉を重畳して収納するようにする。
【0008】
つぎに、客車を握索装置へ懸垂した懸垂機には、先端部にローラーを枢着した扉開閉レバーを上下に回動自在にして枢着する。そして、扉開閉レバーには扉開閉駆動部を構成するフレキシブルケーブルの一端を枢着する。
【0009】
つぎに、客車に組み込んだ扉開閉駆動部は前記したフレキシブルケーブルの他端を接続した第1ラックに噛み合う第1ピニオンがピニオン軸で水平方向に回転可能に枢着し、第1ピニオンにはクランクレバーを固着する。次に、クランクレバーの両端にはそれぞれベアリングポイントによって連結ばねを枢着延出し、その延長線上にはタイロッドと第2ラックを配列して固接をする。つぎに、両端の第2ラックには旋回アームを固着延出して旋回軸を中心に回動する第2ピニオンを噛み合わせる。
【0010】
これに対して、それぞれの扉には先端部に2つのリニヤベアリングを回動自在に枢着した第1サポートアームと先端部に2つのガイドローラーを枢着した第2サポートアームの2つのアームを固着延出する。そして、第1サポートアームのリニヤベアリングが摺動して案内されるリニヤガイドは平面視で中央の同位置で上下に離隔して配備し、第2サポートアームの1つのガイドローラーが転動して案内されるガイドレールを両側に配備する。これとは別に、前記した第2サポートアームに枢着した他の1つのガイドローラーを第2ピニオンに固着して一体で旋回動作をする旋回アームに案内されて転動するようにする。即ち、第2サポートアームと旋回アームとをガイドローラーを介在させて連動するようにする。
【0011】
今、搬器の握索装置が停留場に配設した軌条を走行すると、軌条に並設した扉開レールあるいは扉閉レールを扉開閉レバーの先端部に枢着したローラーが転動して扉開閉レバーは扉開レールまたは扉閉レールの傾斜に倣って上または下方向に旋回動作をする。そして、扉開閉レバーの旋回動作は扉開閉駆動部を構成するフレキシブルケーブルで他端側に接続した客車側の第1ラックを直動させる。これにより、第1ラックと噛み合った第1ピニオンが回転し、これに固着したクランクレバーも回転する。この回転動作でクランクレバーの両端にベアリングポイントで枢着した連結ばねとタイロッドを介して接続した第2ラックを直動させる。そして、第2ラックと噛み合った第2ピニオンが回転し、これに固着延出した旋回アームも同時に旋回をする。さらに、旋回アームの旋回動作が前記した第2サポートアームに枢着したガイドローラーで第2サポートアームに伝達されると、それぞれの扉は第1サポートアームはリニヤガイドに案内され、同時に、第2サポートアームはガイドレールに案内されて開閉動作をする。2つの扉が開位置に移動する際には、各扉の第1サポートアームは平面視で交差するようにして移動することで、2つの扉は客車中央の中枠体へ重畳して収納するようにする。つぎに、扉が閉位置になるとクランクレバーの両端にベアリングポイントで枢着した連結ばねがデッドポイントをこえて旋回することで圧縮された状態になり、その際の復元力で扉を閉位置に押し付けるようにしている。
【0012】
また、同時にクランクレバーの両端に枢着した連結ばねと第2ラック間に接続したタイロッドにはそれぞれ板ばねを用いたストッパーを固着し、これを、客車本体の固定位置に具えたブラケットに当接して不時扉が開かないようにした施錠機構、および、施錠作用を解除するために解除ロッドで第1ピニオンを回転することで、反対にブラケットからストッパーを外すようにした施錠解除機構も具えるようにする。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の詳細な一実施例を説明する。図1は搬器1の進行方向に対する側面図を示す。搬器1の概略の構造は索条(図示していない。)を握索するための握索装置2へ搬器1の進行方向に揺動自在に懸垂機4を枢着し、さらに、懸垂機4の下端には吊り金具6を介して懸垂ピン5により密閉箱型をした客車11を進行方向と直角の方向に揺動自在に枢着したものである。
【0014】
図示する様に、客車11は側面視で概略正方形で進行方向前後は若干膨出した形状になっており、先端部分にはゴムまたは樹脂等の弾性質の緩衝体17,17が貼着されている。これにより、停留場内で搬器1,1,…を入出庫したり回送する際に隣り合う搬器1,1,…同志が接触して傷が付くのを防止したり、或いは、係員が客車と接触した際に怪我をしないように保護している。
【0015】
また、客車11の側面視で中央には上面に吊り金具6を固着した中枠体12がある。そして、中枠体12の両側には左右が対称形をしたスライド式の扉13と扉15が具えられている。それぞれの扉13と扉15の上半分には透明な樹脂を用いた窓14と窓16を嵌め込むことで乗客の視界を確保するようにしている。つぎに、客車11の中央には客車内全幅に渡り背板18を共通に用いた座席19と座席20とが据え付けられている。これにより、客車内の乗車空間は二分割された状態になっている。
【0016】
つぎに、握索装置2へ枢着した懸垂機4には握索装置2寄りの下部にはブラケット7を突出して固着し、樹脂製の小径のローラー10を先端部に回転可能に枢着した扉開閉レバー9を上下方向に回動自在に枢着する。そして、ローラー10側の端部付近には連結部材であるフレキシブルケーブル22の一端を枢着する。また、懸垂機4には支持ブラケット21を装着してフレキシブルケーブル22の上部側を保持する。さらに、フレキシブルケーブル22は懸垂機4から客車11の外殻24へ下側まで沿わせて、客車11内へ引き込み、床23の下部に組み入れた第1ラック60へ他端側を接続する。
【0017】
図2,3は図1の客車11に具えた扉開閉駆動部25の詳細な構成ないし構造を示した平面図である。前述した連結部材であるフレキシブルケーブル22の他端側に接続された第1ラック60はフレキシブルケーブル22の延長線上に位置している。そして、棒状の第1ラック60には半円形をした第1ピニオン53が噛み合っている。第1ピニオン53の回転軸であるピニオン軸54は定位置に取付けられており、第1ラック60が図2に示した矢印80の方向へ直動すると第1ピニオン53は矢印81の時計方向に回転運動を行い、図3に示した矢印87方向へ直動すると矢印88の反時計方向へ回転運動を行い、さらに、別に具えたストッパー58に当接するようにして回転範囲を規定している。即ち、図2で示した両方の扉13と15が閉位置13aと15aにある時には、第1ピニオン53がストッパー58の図示右端側に当接し、図3に示した開位置13bと15bにある時には第1ピニオン53はストッパー58の左端側へ当接する。
【0018】
また、ピニオン軸54には第1ピニオン53と共に回転をするクランクレバー55も枢着されている。クランクレバー55は第1ピニオン53の直径とほぼ等しい長さの長方形板材でできており、ピニオン軸54を中心とした対称をなす位置にそれぞれベアリングポイント56,57が具えられている。そして、一方のベアリングポイント56側には連結ばね42とタイロッド41および第2ラック40が直線上に接続したものが枢着され、同様にして他方のベアリングポイント57側についても反対方向へ連結ばね50とタイロッド49および第2ラック48を直線上に接続したものが枢着されている。この時、ピニオン軸54を中心にして図示左右方向に延出した第2ラック40および第2ラック48と第1ラック60はほぼ平行な位置関係にある。
【0019】
つぎに、第2ラック40および第2ラック48を接続したそれぞれのタイロッド41とタイロッド49には板ばねを用いたストッパー43とストッパー51を具え、客車11側からはブラケト44とブラケット52を固着延出する。そして、図2に示した扉13と扉15が閉位置13aと閉位置15aにある状態では第2ラック40側のストッパー43はブラケット44に当接し、第2ラック48側のストッパー51はブラケット52に当接して扉13と扉15の開動作を阻止するようにした施錠作用をする。逆に、図3に示す様に扉13と扉15がそれぞれ開位置13bと開位置15bにある状態ではタイロッド49のストッパー43はブラケット44から外れ、タイロッド49のストッパー51はブラケット52から外れた状態になる。こうして、第2ラック40と第2ラック48の動作部分には施錠機能も備るようにしている。
【0020】
つぎに、第2ラック40にはセグメントギヤである第2ピニオン38が噛み合い、第2ラック48には第2ピニオン46が噛み合っている。そして、図2と図3に示す様に、第2ラック40および第2ラック48の遠退き、または、近寄り直動動作により、一方の第2ピニオン38は旋回軸39を中心に矢印82または矢印89方向に旋回運動を行い、他方の第2ピニオン46側は旋回軸47を中心にして矢印83または矢印90方向に旋回運動を行う。そして、第2ピニオン38からは先端部に逆”T”溝形のガイド部37aを形成した旋回アーム37が固着延出され、同様にして、第2ピニオン46から同形のガイド部45aが形成された旋回アーム45が固着延出されている。
【0021】
つぎに、扉13には第1サポートアーム26aと第2サポートアーム26bの2つのアームが水平方向に固着延出されている。この内、第1サポートアーム26aについては図5に示す様に、2つのリニヤベアリング30,30を上下に2段にしてヒンジピン28,28で水平に旋回可能に枢支した構成になっている。第2サポートアーム26bについては図6に示す様に、先端部には2つのガイドローラー27,27を上下にそれぞれ水平方向に回転可能に枢着している。扉15側についても同様にして扉13とは対称をなして第1サポートアーム31aと第2サポートアーム31bの2つのアームが水平方向に固着延出されている。第1サポートアーム31aには2つのリニヤベアリング30,30を上下2段にしてヒンジピン33,33でそれぞれ水平方向に旋回可能に枢着している。第2サポートアーム31bの先端部には上下に水平に回転する2つのガイドローラー32,32が枢着されている。
【0022】
続いて、図2および図3で示した平面視で客車11の中央には同一位置で上下に離隔して4本のリニヤガイド36aと36aおよびリニヤガイド36bと36bとがそれぞれ交互に支持配備されている。図5に示す様に、第1サポートアーム26aに枢着した2つのリニヤベアリング30,30はこの内の2つのリニヤガイド36a,36aにそれぞれ支承されて円滑に摺動する。そして、第2サポートアーム26bの先端に枢着した一方のガイドローラー27は図2および図3に示した図示左右に配備した断面が逆”凹”形のやや弓状に湾曲したガイドレール29に案内されて転動し、同時に、他方のガイドローラー27は前述した旋回アーム37の先端部に形成したガイド部37aに案内されて転動する。こうして、扉13は第1サポートアーム26aは2つのリニヤガイド36a,36aで案内され、第2サポートアーム26bはガイドレール29に案内されて水平方向に開閉動作をする。
【0023】
扉15についても扉13とは左右が対称であるが同様の構造で、第1サポートアーム31aは枢着した2つのリニヤベアリング35,35がそれぞれ2つのリニヤガイド36b,36bに支承されて円滑に摺動し、第2サポートアーム31bの先端に枢着した一方のガイドローラー32は図示右側に配設した断面が逆”凹”形のやや弓状に湾曲したガイドレール34に案内されて転動し、同時に、他方のガイドローラー32は旋回アーム45の先端部に形成されたガイド部45aに案内されて転動する。こうして、扉15についても2つのリニヤガイド36b,36bとガイドレール34で案内されて水平方向に開閉動作をする。
【0024】
しかも、扉13と扉15がそれぞれ開位置13bと開位置15bにある時には客車11の側面視で中央の中枠体12へ重なった状態で収納される。従って、図5に示す様に、扉13の第1サポートアーム26aと扉15の第1サポートアーム31aは開閉動作に際して互いに干渉しないようにした形状にしている。また、二対のリニヤガイド36a,36aおよびリニヤガイド36b,36bを上下に互い違いに配置することでそれぞれの対の上下間隔を広げることにより、開閉動作中の倒れ誤差をできるだけ少なくすると共に、扉13と扉15に対する支持モーメントが大きく作用するようにしている。
【0025】
続いて、図2で示した扉13と扉15が閉位置13aと閉位置15aにある状態では第2ラック40と第2ラック48に接続されたそれぞれのタイロッド41とタイロッド49に具えたストッパー43とストッパー51とがそれぞれブラケット44とブラケット52へ当接することで施錠機能が作用した状態を解除するための施錠解除機構63については図7と図8に示す第1ラック60と噛み合った第1ピニオン53の一箇所から爪59が水平方向に固着して突出されている。そして、第2ラック48とほぼ直角を成す方向には解除ロッド61がブラケット52で矢印96または矢印97方向に摺動可能に支承され、さらに、先端部が客車11を構成する中枠体12から外部へ突出している。また、解除ロッド61の中間付近にはプレート61aが図2、図3で示した図示右側に固着延出ざれている。このプレート61aの近傍には操作ロッド62が直角を成して回転可能に枢着されている。また、操作ロッド62にも押しプレート62aが固着されており、図8に示す様に、工具等を使って矢印77方向に回転させると、解除ロッド61に固着したプレート61aへ当接して矢印97方向に摺動させることで爪59を押して第1ピニオン53を図3に示した矢印88方向へ回転させる。
【0026】
この時、図4で示す様に第1ピニオン53と共に回転するクランクレバー55に具えたベアリングポイント56の中心の点Cとベアリングポイント57の中心の点Dとを結ぶ直線Lbと、一方の第2ピニオン38の旋回中心の点Aと他方の第2ピニオン46の旋回中心の点Bとを結ぶ直線Laとが平行になる位置がベアリングポイント56とベアリングポイント57にそれぞれ枢着された連結ばね42と連結ばね50のそれぞれのデッドポイントPとデッドポイントPとなる。従って、デッドポイントPとデッドポイントPを越えて、連結ばね42と連結ばね50の復元力を両端にある第2ラック40と第2ラック48に対して、押し力に作用させて、2つの扉13と扉15を閉位置13aと閉位置15a、から、開位置13bと開位置15bへ戻らないようにその位置を維持するようにしている。
【0027】
つぎに、停留場で搬器1へ乗客が乗降する際の本発明による客車11の扉13と扉15の開閉動作について述べる。始めに、図9は停留場に到着した搬器1の握索装置2が索条(図示していない。)を放索して移送装置71の回転するタイヤ72,72,…が当接して押圧され、握索装置2の走行輪3,3が軌条70を転動することで搬器1が矢印95方向へ進行する。そして、軌条70に沿って並設した緩やかに山形に傾斜した扉開レール73へ懸垂機4のブラケット7に枢着した扉開閉レバー9の先端部に枢着したローラー10が転動すると扉開レール73の勾配に倣って扉開閉レバー9が矢印93方向に旋回する。
【0028】
つぎに、図3に示す様に、扉開閉レバー9の旋回動作が扉開閉レバー9に一端側を枢着した扉開閉駆動部25を構成するフレキシブルケーブル22で他端側に接続した第1ラック60を矢印87方向へ直動させる。これにより、第1ラック60に噛み合っている第1ピニオン53がピニオン軸54を中心にして矢印88方向へストッパー58に図示左側から当接するまで回転する。同時に、第1ピニオン53と共にクランクレバー55も回転し、クランクレバー55へベアリングポイント56で枢着された連結ばね50と、その延長線上にタイロッド49を介在して接続した第2ラック48が矢印87の方向へ引き寄せられる。同時に、対称に位置するベアリングポイント57に枢着された連結ばね42と、その延長線上のタイロッド41を介在して接続した第2ラック40も矢印80方向へ引き寄せられる。
【0029】
つぎに、図示左側の第2ラック40と噛み合った第2ピニオン38と旋回アーム37とが一緒に矢印89方向へ旋回する。同時に、図示右側の第2ラック48と噛み合った第2ピニオン46と旋回アーム45が旋回軸47を中心にして矢印90方向へ旋回する。
【0030】
この時、扉13に固着延出した第1サポートアーム26aは2つのリニヤベアリング30,30とがそれぞれリニヤガイド36b,36bに案内されて摺動し、同時に、図6で示した旋回アーム37の先端部に形成したガイド部37aには扉13から固着延出した第2サポートアーム26bの先端部に枢着した2つのガイドローラー27,27の内の1つを仲介して旋回アーム37の旋回動作を第2サポートアーム26bへ伝達すると共に、もう一方のガイドローラー27はガイドレール29を転動して案内されて、扉13は矢印91方向へ移動して開位置13bになる。
【0031】
同様にして、扉15から固着延出された第1サポートアーム31aに枢着した2つのリニヤベアリング35,35がそれぞれリニヤガイド36a,36aを摺動して案内され、第2サポートアーム31bに枢着した2つのガイドローラー32,32の内の1つが旋回アーム45の先端部に形成したガイド部45aに嵌まり込んで転動するようにしており、旋回アーム45の旋回動作をガイドローラー32を介在して第2サポートアーム31bへ伝達し、また、他の1つのガイドローラー32がガイドレール34を転動して案内されることで扉15は矢印92方向へ移動して開位置15bとなる。この時、扉13側の第1サポートアーム26aと扉15側の第1サポートアーム31aは平面視で交差をするが、図5に示した様に配設位置を上下にずらす事で相互に干渉しないようにしている。これにより、扉13と扉15を重畳して客車11の中枠体12へ収納して開位置13bと開位置15bにする。
【0032】
つぎに、図10で示す様に、停留場の出発側の軌条70には緩やかに下り傾斜した谷形の扉閉レール74が並設されている。移送装置71のタイヤ72,72,…で扉13と扉15が開いた状態の搬器1が扉閉レール74を並設した軌条70の区間を移送されると、懸垂機4のブラケット7へ枢着した扉開閉レバー9の先端部のローラー10が扉閉レール74の下面に当接して転動すると、扉閉レール74の勾配に倣って扉開閉レバー9が矢印94方向へ旋回する。この旋回動作が扉開閉レバー9に一端を枢着したフレキシブルケーブル22で図2に示した他端を接続した第1ラック60を矢印80方向へ直動させる。
【0033】
この動作で第1ラック60と噛み合った第1ピニオン53がピニオン軸54を中心にして矢印81方向へストッパー58の図示右端側に当接するまで回転をする。同時に、クランクレバー55も回転すると一方のベアリングポイント56に枢着した連結ばね42と、延長線上に接続したタイロッド41と第2ラック40を矢印87の方向へ直動させる。この時、他方のベアリングポイント57に枢着した連結ばね50、および、延長線上に接続したタイロッド49と第2ラック40とを矢印80方向へ直動させる。
【0034】
さらに、一方の第2ラック40と噛み合った第2ピニオン38と、これに固着した旋回アーム37とが旋回軸39を中心にして矢印82方向へ旋回する。また、第2ラック48と噛み合った第2ピニオン46と、これに固着した旋回アーム45が矢印83方向へ旋回する。続けて、扉13から固着延出した第1サポートアーム26aに枢着した2つのリニヤベアリング30,30がそれぞれ2つのリニヤガイド36b,36bを摺動し、第2サポートアーム26bの先端部に枢着した2つのガイドローラー27,27の内の1つが旋回アーム37の先端に形成したガイド部37aに嵌まり込んで転動しながらガイドローラー27を介して第2サポートアーム26bへ旋回動作を伝達する。そして、もう一方のガイドローラー27はガイドレール29を転動して案内さて扉13は矢印84方向へ移動して閉位置13aになる。
【0035】
同時に、第2ラック48側と噛み合った第2ピニオン46と共に旋回アーム45が矢印83方向へ旋回すると、扉15から固着延出した第1サポートアーム31aに枢着した2つのリニヤベアリング35,35がそれぞれ2つのリニヤガイド36a,36aを摺動し、もう一方の第2サポートアーム31bの先端部に枢着した2つのガイドローラー32,32の内の1つが旋回アーム45の先端部に形成したガイド部45aを転動しながらガイドローラー32を介して第2サポートアーム31bへ旋回動作を伝達し、他の1つがガイドレール34を転動して案内されて、扉15は矢印85方向へ移動して閉位置15aになる。
【0036】
そして、図4に示す様に、前記した扉13と扉15とが閉動作中に、クランクレバー55に具えたベアリングポイント56とベアリングポイント57が図2に示した矢印81方向へデッドポイントPとデッドポイントPを越えて回転すと、連結ばね42と連結ばね50の復元力を押し側に作用させて扉13と扉15が開位置13aと開位置15aへ移動しないようにしている。そして、連結ばね42と連結ばね50に接続されたタイロッド41とタイッド49に具えたストッパー43とストッパー51がそれぞれブラケット44とブラケット52へ当接して施錠作用をする。
【0037】
緊急時や客車11の整備等で施錠作用を解除する場合には、図4に示す様に、客車11外へ先端部が突出した解除ロッド61を矢印97方向に押し込むか、もしくは、図8に示した操作ロッド62を工具を使って矢印77方向へ回すと、操作ロッド62に固着した押しプレート62aも矢印77方向へ旋回させることで、解除ロッド61側のプレート61aも同様にして矢印97方向へ押す。この操作で、第1ピニオン53から固着延出した爪59を押して、第1ピニオン53を図3に示した矢印88方向へ旋回させる。その際に、第1ピニオン53と一体に固着されたクランクレバー55も同時に旋回することで、ベアリングポイント56とベアリングポイント57へ枢着した連結ばね42と連結ばね50がそれぞれデッドポイントPとデッドポイントPを越えて旋回する。この時、タイロッド41およびタイロッド49に具えたストッパー43およびストッパー51がそれぞれブラケット44およびブラケット52から外れて、施錠作用を解除して扉13と扉15は開位置13bと開位置15bへ開くことが可能になる。これとは逆に、閉動作中の扉13または扉15と客車11の外殻24との間に物や乗客が挟まれた場合には連結ばね42または連結ばね50の圧縮作用で乗客の怪我を防止したり、物の破損を防止するようにして安全性も確保するようにしている。
【0038】
【発明の効果】
以上、本発明は客車側面の搬器進行方向前後に、乗客が乗降するためのスライド式の扉を具え、この扉を搬器の進行に伴って自動的に開閉をするための扉開閉機構についてのものである。特に、両側の扉を開いた際には客車中央の中枠体にに重畳して収納することが出来る様にして、扉が開いた状態での搬器間隔を縮めることで乗客が乗降する停留場の必要面積を小さく出来る効果がある。
【0039】
そして、扉を開閉操作するための第2ラックに連結ばねを介在させることで、閉まる扉に物や乗客が挟まった場合には連結ばねが圧縮されて物や乗客を保護し、その後、扉から物や乗客が扉から取り除かれると連結ばねが復元して扉を正常に閉じる。また、第2ラック側に具えたストッパーが固定位置のブラケットへ当接して第2ラックを動作を制限することで扉が施錠される。尚、緊急時や整備時で扉を開く必要が生じた場合には、車外から解除ロッドを直接押したり、あるいは、操作ロッドを工具で回して解除ロッドを押すことで、第1ピニオンを回転してブラケットからストッパーを外して施錠作用を解除して、連結ばねをデッドポイントを越えて旋回して扉を開くことができるようにした施錠解除機構も具えており、安全性についても本発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の扉開閉機構を用いた客車式搬器の側面図を示す。
【図2】 本発明の扉開閉機構で扉が閉位置にある場合の平面図を示す。
【図3】 本発明の扉開閉機構で扉が開位置にある場合の平面図を示す。
【図4】 本発明の扉開閉機構で第1ピニオンと共に回転するクランクレバーに枢着された連結ばねがデッドポイントに位置する状況を説明した平面図を示す。
【図5】 本発明のそれぞれの扉に固着延出された第1サポートアームに枢着したリニヤベアリングがリニヤガイドを摺動する状況を説明した一部を断面にした正面図を示す。
【図6】 それぞれの扉に固着延出した第2サポートアームに枢着した2つのガイドローラーが旋回アームとガイドレールを転動する状況を説明する正面図を示す。
【図7】 本発明の扉開閉機構の一部を成す施錠解除機構の動作前の状況を説明する側面図を示す。
【図8】 本発明の扉開閉機構の一部を成す施錠解除機構の動作後の状況を説明する側面図を示す。
【図9】 搬器が軌条に並設した扉開レールの区間を通過して扉が開位置に開いた状況を説明する側面図を示す。
【図10】 搬器が軌条に並設した扉閉レールの区間を通過して扉が閉位置に閉じた状況を説明する側面図を示す。
【図11】 従来の客車の座席の位置と扉の開閉動作を説明する客車の平面図を示す。
【符号の説明】
1 搬器
2 握索装置
3,3 走行輪
4 懸垂機
5 懸垂ピン
6 吊り金具
7 ブラケット
8 ヒンジピン
9 扉開閉レバー
10 ローラー
11 客車
12 中枠体
12a,12a 開口部
13 扉
13a 閉位置
13b 開位置
14 窓
15 扉
15a 閉位置
15b 開位置
16 窓
17,17 緩衝体
18 背板
19,20 座席
21 支持ブラケット
22 フレキシブルケーブル
23 床
24 外殻
25 扉開閉駆動部
26a 第1サポートアーム
26b 第2サポートアーム
27 ガイドローラー
28 ヒンジピン
29 ガイドレール
30,30 リニヤベアリング
31a 第1サポートアーム
31b 第2サポートアーム
32 ガイドローラー
33,33 ヒンジピン
34 ガイドレール
35 管状部
36 リニヤガイド
37 旋回アーム
37a ガイド部
38 第2ピニオン
39 旋回軸
40 第2ラック
41 タイロッド
42 連結ばね
43 ストッパー
44 ブラケット
45 旋回アーム
45a ガイド部
46 第2ピニオン
47 旋回軸
48 第2ラック
49 タイロッド
50 連結ばね
51 ストッパー
52 ブラケット
53 第1ピニオン
54 ピニオン軸
55 クランクレバー
56,57 ベアリングポイント
58 ストッパー
59 爪
60 第1ラック
61 解除ロッド
61a プレート
62 操作ロッド
62a 押しプレート
63 施錠解除機構
70 軌条
71 移送装置
72,72,… タイヤ
73 扉開レール
74 扉閉レール
80〜96 矢印
100 客車
101 扉
101a 閉位置
101b 開位置
102 扉
102a 閉位置
102b 開位置
103,104 矢印
105,105 座席
105a,105a 背板
106,107 矢印
108 乗降口
109 扉開閉機構
A,B,C,D 点
P,P デッドポイント
La,Lb 線

Claims (1)

  1. 搬器には2つのスライド式扉を具えた客車を用いたものであって、搬器側に取付けられて旋回動作をする扉開閉レバーと、該扉開閉レバーと連動する扉開閉駆動部と、前記2つのスライド式扉からそれぞれ固着して延出した第1サポートアームと、前記2つのスライド式扉から前記扉開閉駆動部の開閉作用を伝達するためにそれぞれ固着して延出した第2サポートアームとよりなり、前記2つのスライド式扉の開閉動作に際して前記2つのスライド式扉にそれぞれ固着して延出した第1サポートアームは互いに交差可能に形成し、前記2つのスライド式扉のうちの一方のスライド式扉のための複数本のリニガイドが前記搬器側に取付けられており、前記2つのスライド式扉のうちの他方のスライド式扉のための複数本のリニガイドが前記搬器側に取付けられており、前記リニガイドは平面視略同一位置で一方のスライド式扉のためのリニガイドと他方のスライド式扉のためのリニガイドが上下に離隔して交互に配備されており、前記2つのスライド式扉の前記第1サポートアームはそれぞれ複数のリニベアリングを上下に隔離してかつそれぞれ水平に旋回可能に枢支しており、前記2つのスライド式扉のうちの一方のスライド式扉のためのリニベアリングは一方のスライド式扉のためのリニガイドに支承され前記2つのスライド式扉のうちの他方のスライド式扉のためのリニベアリングは他方のスライド式扉のためのリニガイドに支承され、前記2つのスライド式扉を開位置にした場合には客車の中央に重畳して収納するようにしたことを特徴とする懸垂式輸送設備の搬器の客車扉開閉機構
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