JP3879935B2 - アンテナアレイのための変調とディジタルビーム形成を同時に行うための効率的な装置 - Google Patents

アンテナアレイのための変調とディジタルビーム形成を同時に行うための効率的な装置 Download PDF

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Description

開示の分野
本発明は、ディジタルビーム形成に関し、より詳細にはアンテナアレイのための変調とディジタルビーム形成を同時に行うための効率的な装置に関する。
開示の背景
公知の技術による電子的にステアリングされる指向性アンテナアレイは、ディジタルビーム形成として知られる技術を使用する。ディジタルビーム形成では送信すべき複数の信号波形Nを、必要であればアナログ−ディジタル(A−D)コンバータを使って数値サンプルのシーケンスによって表示する。一般的にはディジタルビーム形成ネットワークとして知られる数値プロセッサの入力端に複素数のシーケンスを加える。ディジタルビーム形成ネットワークはドライブすべきアンテナアレイ内の素子数に対応するM個の数字出力シーケンスを計算する。この一般的な複素出力シーケンスは、例えば公知のタイプの直交変調器を使用する無線周波数搬送波を変調するためのディジタル−アナログ(D−A)コンバータを使ってアナログ波形に変換される。変調された無線周波数波は送信するため、それぞれのアンテナ素子によって増幅される。このような従来のディジタルビーム形成ネットワークは入力信号の各時間サンプルごとにM個の出力の複素ベクトルを形成するよう、N個の入力の複素ベクトルとM×Nの複素マトリックスの係数との乗算を効果的に実行する。
図1には、従来のディジタルビーム形成ネットワークが示されている。アナログ信号、例えばスピーチ信号とすることができる情報信号は、A−Dコンバータ10を使ってディジタル信号に変換される。A−Dコンバータ10からの出力信号は、例えば16ビットのディジタル化されたサンプルの、毎秒8キロサンプルのPCM信号とすることができる。128キロビット/秒の総ビットレートは無線リンクを通してディジタル音声信号を送信するには過剰と考えられる。この結果、残留励起線形予測エンコーダ(RELP)または他の公知の形態のうちの1つ、例えばサブバンド、CELPまたはVSELPとすることができるエンコーダ11を使用して妥当な電話の質を維持しながら、毎秒8キロビットまたはそれ以下の値となるように音声ビットレートの大きな圧縮を行う。かかるエンコーダは音声信号から自然な冗長性をできるだけ多く除くので、受信される信号の質はビット誤りを受けやすくなる。従って、一部の冗長性を、よりインテリジェントな誤り訂正符号化の形態に置換することにより、再びビットレートを広げるのが一般的である。公知の変調技術のいずれか、例えばPSK、QPSK、オフセットQPSK、π/4−DQPSK、16QAM等を使って送信するために、無線波上に純粋データストリームを載せる。PSKでは二進の1または0であるかに応じて、送信するデータビットを無線搬送波を単に位相反転するだけである。位相の急激な反転は無線信号のスペクトル拡散と他の無線チャンネルとの潜在的な干渉を生じさせる。従って、従来の変調は「1」(+1)と「0」(−1)との間の変化を丸めるためのディジタル波形のフィルタリングを行う。部分応答信号として知られる極端なケースでは、送信のための信号によって使用されるスペクトル量を減少するのにオーバーフィルタリングが使用される。スペクトル領域における所望する特性を得るのにフィルタリングが使用されるが、このフィルタリングは抵抗器、インダクタおよびコンデンサを使って構成できるようなスペクトル領域フィルタまたは時間サンプルを使用する時間領域における処理によって達成できる。原型の時間領域フィルタは巡回フィルタまたは有限インパルス応答(FIR)フィルタとして知られている。他の従来の時間領域フィルタは無限インパルス応答フィルタ(IIR)フィルタとして知られている。
FIRフィルタはタップ付き遅延ラインを形成するよう、フィルタリングすべき信号を遅延するための1つ以上の遅延ステージを含む。信号が既にシーケンシャルな数値波形値状になっている時、かかるタップ付き遅延ラインはディジタルメモリデバイス内にサンプルを逐次記憶することによって形成できる。異なる値だけ遅延されたサンプルを重みづけし、加算することによってフィルタリング特性を形成する。ディジタル波形をフィルタリングするために使用されるかかるフィルタは、一般に入力データビットごとに数個の出力値を発生し、スペクトルを所望の形状に制御するのに重要な1−0への過渡時の形状を正しく表示する。これら値はもはや+1または−1ではないが、これらの間の任意の値となる。従って、プリ変調フィルタリングは単一ビット情報値を複数のマルチデジット値に変える効果を有する。
従来のビーム形成方法ではディジタルビーム形成器13にフィルタリングされた多値変調波形が加えられる。このディジタルビーム形成器は変調された波形のM個の異なる複素数に重みづけされた組み合わせを形成し、この組み合わせが適当な無線周波数の搬送波に変調され、対応するアンテナアレイ素子に加えられると、その結果、別個の所望する方向に各変調された信号が放射される。ビーム形成器の一般的な複素数の出力は、実数成分に対しては、例えばD−Aコンバータを使ってD−A変換され、その後、サンプル間の連続的な波形を発生するために平滑化またはエリアシング防止フィルタで処理され、虚数部分に対しても同様な装置が使用される。D−A変換された波形はI,Q波形として知られ、所望する無線搬送波周波数に複素変調を行うI,Q変調器(または直交変調器)に加えられる。D−A変換のエリアシング防止フィルタおよびI,Q変調器は、図1のブロック14で表示されている。
従って、従来のビーム形成器は組み合わせ係数のマトリックスとのM×Nのマトリックス乗算によりN個の入力信号サンプルのM個の組み合わせを形成する。例えばN=320、N=640とすると、各入力信号サンプル周期毎に204800回の複素数の乗算−加算演算を行わなければならない。一般的に符号化されるディジタル音声信号は10KHzのバンド幅の変調波形によって表示でき、この信号は1−0変化を正確に表示するために、この信号をバンド幅のサイクルごとに8サンプルでサンプリングすると、各変調波形発生器12から複素サンプルは毎秒80K個となる。従って、ディジタルビーム形成器13が実行しなければならない1秒当たりの複素演算の回数は80000×204800=16,384,000,000回となる。
ディジタル信号処理デバイスの命令実行速度は、1秒当たりのメガ命令数、すなわちMIPSで表示される。従って、16384MIPSの処理が必要となる。しかしながら1回の複素乗算−加算は、DSP能力を通常測定する4回の実数の乗算−加算から成る。従って、必要な実数のMIPSの数は65536、すなわちオーバーヘッドの余裕を考えると>100,000となる。
現在の技術レベルのディジタル信号プロセッサ、例えばテキサスインスツルメンツのTMS32OC56は、約40MIPSを実行する。従って、想定される320入力が640出力のビーム形成器に対しては、2500個のデバイスが必要である。このことは音声チャンネル当たり8個のDSPとして表示できる。現在の技術レベルのDSPは高価であるので、音声チャンネルごとに8個のDSPを使用すると、設置される音声チャンネルごとのコストに換算して表示される、通信インフラストラクチャを提供するコストが高くなる。
開示の概要
従って、本発明の課題は次の説明および添付図面に従い、本発明を実行することによって得られる、音声チャンネル当たりのコストが低くしたままディジタルビーム形成を行い、スペクトル制御された変調出力信号を発生することにある。本発明はM個のアンテナ素子を使用してN個のディジタル情報ストリームを送信するようになっているビーム形成ネットワークに関する。これらN個のディジタル情報ストリームは二進の1と0または算術ユニットでは+1または−1で表示できる。これらフィルタリングされていない数字は本発明のビーム形成器への入力信号を形成し、本発明のビーム形成器は乗算を行う必要はない。更に、計算の手間を節約するために、情報ストリームのビットのグループによってアドレス指定されるルックアップテーブルにあらかじめ計算した合計と差を記憶させてもよい。ビット形成ネットワークは線形演算を実行するので、送信されるスペクトルを区分するためにディジタル情報波形のフィルタリングを入力信号ではなく、出力信号に対して行うことができるので、ビーム形成方法を単純化できる。
本発明の一実施例によれば、第2の数のアンテナアレイ素子を使用して第1の数のディジタル情報信号を送信するためのディジタルビーム形成ネットワークが開示される。情報信号の各々から選択された1つの情報ビットをビットベクトルに組み立てるために、組み立て手段が使用される。ディジタル処理手段はビットベクトルのための1つの入力端と、アンテナ素子の第2の数に等しい数の出力端を有し、ビットベクトルを処理する。最後に、第2の数の出力端の各々に結合された変調波形発生手段は各アンテナ素子により送信するあめの信号を発生する。
本発明の別の実施例によれば、第2の数のアンテナアレイ素子を使用して第1の数のディジタル情報ストリームを送信するためのディジタルビーム形成器が開示される。このビーム形成器は情報ストリームの各々から一度に1つの情報ビットを選択するための選択手段を有し、これら情報ストリームを組み合わせて実数のビットベクトルを形成し、情報ストリームから別の情報を選択し、繰り返しシーケンスで虚数のビットベクトルを形成する。ディジタル処理手段は実数ビットベクトルと虚数ビットベクトルを交互に繰り返して処理し、各実数ビットベクトルに関連した第1の実数および第1の虚数ディジタル出力ワードを得て、更に各虚数ビットベクトルに関連した対応する数の第2の実数および第2の虚数出力ワードを得る。切り換え手段は実数のOPQSK変調値のストリームを発生するよう、第1の実数ディジタル出力ワードと第2の虚数出力ワードを交互に選択し、虚数OPQSK変調値のストリームを発生するよう、第2の実数ディジタル出力ワードと第1の虚数出力ワードとを交互に選択する変調波形発生手段は、アンテナ素子の各々に対し実数および虚数OPQSK変調値を処理し、対応するOPQSK変調無線波形を得る。
【図面の簡単な説明】
図面を参照して次の詳細な説明を読めば、本発明の上記およびそれ以外の特徴および利点についてより容易に理解できよう。
図1は、従来のマルチビーム形成ネットワークを示す。
図2は、本発明の一実施例に係わるビーム形成ネットワークを示す。
図3は、公知の方法によるフィルタリングされたPSKの発生を示す。
図4は、変調され、フィルタリングされた波形の数値発生を示す。
図5は、図2に示された波形発生器の実現例を示す。
図6は、あらかじめ計算されたルックアップテーブルを使用するビーム形成法を示す。
図7は、本発明の一実施例によりビーム形成をするための16メガビットのDRAMの使用法を示す。
図8は、異なるチャンネルの間でスタガー状になったインターステシャルビームを形成するためのDRAMを示す。
図9は、異なる周波数チャンネル間の本発明のビーム形成器の時分割を示す。
図10は、ディジタル周波数分割多重化と組み合わせて使用されるビーム形成器を示す。
図11は、オフセットQPSK変調波形の発生を示す。
図12は、本発明の一実施例に係わる、オフセットQPSKビーム形成のための装置を示す。
図13は、ハードウェア制限チャンネルによる受信をするための、本発明のビーム形成器の使用を示す。
図14は、マルチビット量の受信処理をするために本発明のビーム形成器の使用を示す。
詳細な説明
図2には、本発明のビーム形成器が示されている。アナログ−ディジタル変換(図1(10))、音声符号化および誤り訂正符号化(図1(11))は、図2のソース符号化ブロックに略されている。ソース符号化はアナログ音声、画像、ファックス用文書またはその他の形態の情報を送信のためのディジタルビットストリームに低減することを行い、送信の信頼性を改善するためのA−D変換、冗長性を除くためのデータ圧縮および誤り訂正および/または検出符号化を含むことができる。
ソース符号化の出力は情報ビット当たりの数が1のレートで+1または−1のシーケンスとして算術的に表示できる。この出力は図1の変調波形発生器12によって発生されるシーケンスよりも、より簡単なシーケンスとなっている。一般に図1の変調波形発生器12はスペクトル占有量を限定するために送信用のディジタルデータ波形をフィルタリングするので、データビット当たり8個のマルチビット複素数を発生する。本発明はビーム形成ネットワークは線形演算を実行し、変調波形の発生が線形演算であるので、これら演算の順序を反転できるという原理に基づくものである。本発明によれば、ビーム形成後、変調波形発生を実行するので、ビーム形成器の前で情報ビット当たり1つのビット値から数個のマルチビット値への拡張が防止される。従って、ビーム形成器は一般に8分の1のレートで演算を実行しなければならない。ビーム形成器は乗算をする代わりに関連する所定のビーム形成係数の(入力ビットが+1または−1であるかに従って)N回の加算と減算を実行するだけでよい。例えば、信号iの所望する送信方向に対するビーム形成係数がc1i、c2i、c3i....cmiであり、信号i=1、2、3、4....nに対するビットが+1、−1、+1、+1...+1であれば、ビーム形成ネットワークは次の式の組を計算しなければならない。
Figure 0003879935
組み合わせを形成する際の+1/−1の符号パターンは入力端におけるデータビット特性に対応する。各cikが一般に複素数であると仮定すれば、上記式は図1の4nm回の乗算−累積と比較して2nm回の加算または減算を示す。更にこれらは一般に8分の1のレートで実行すればよいので、全体で16分の1に節約できる。これにより音声チャンネル当たりのコストは8dspから0.5dspに低減でき、このことは可能である。
次に、あらかじめ計算されたルックアップテーブルを使用することにより、どれだけ多く節約できるかを説明する前に、ビーム形成器の後に設置される変調波形発生器22の機能について説明する。線形変調を使用する際は、スペクトル占有量を限定するためにデータビット波形をフィルタリングし、次に、例えばAM、PSK、QPSK、DQPSK、OQPSK等を使用して無線周波数搬送波に変調する。線形変調は変化する無線周波数振幅だけでなく、変化する位相も発生させるが、合相時に限って変調される一定振幅の信号を維持したい場合には、非線形変調、例えばFM、PM、FSK、MSK、GMSK、CPFSK等が使用される。後者の非線形変調はディジタル移動電話におけるように単一情報ストリームを送信するのに好ましいが、この理由は一定エンベロープの送信機のほうがより高い効率で作動できるからである。多数の信号を送信するアクティブ位相アレイでは、各素子によって送信されるコンポジット信号は、振幅および位相が必ず変化するので、振幅を変える必要がある、スペクトル的により効率的な線形な変調方法を使用することは欠点とはならない。
ディジタル情報のための最も簡単な線形変調方法はPSKである。このPSKはフィルタリングされたビットストリームを備えた無線搬送波の効果的なダブル側波帯び搬送波振幅変調(DSBSC)である。図3aは公知の平衡変調器30aを備えたフィルタリングされたPSKを発生するために使用される波形を示す。バンド幅を制限するローパスフィルタ31aにフィルタリングされていないデータ波形32aが供給され、フィルタリングされた波形33aを発生する。フィルタリングされた波形は平衡変調器30aないで無線周波数搬送波34を逓倍し、変調された波形35aを発生する。変調された波形では元のデータストリーム内の二進の「0」に対応して、フィルタリングされた波形が負となっている期間にRF搬送波は180度位相が反転される。図3bには、現在の最新の、より多く使われている変調方法が示されている。頂部が平らな矩形波32aの代わりに、データビット波形は符号が+または−の一連のインパルス32bとして見なされる。これらインパルスはインパルス応答として知られる特性で、各インパルスに応答してリング状に働くフィルタ31bをショック励振するように加えられる。フィルタは線形であるので出力波形33bは各データインパルスによって発生されるインパルス応答の(データビットの符号に応じて加算または減算される)線形な重ね合わせとなる。この波形は変調無線波35bを発生するために、平衡変調器30bを使用する前のように、RF搬送波34を変調する。波形33bおよび33aは波形35aおよび35bと同様である。フィルタの周波数応答H(jw)およびH’(jw)が次の式によって関連づけられる際に、図3aと3bのシステムは実際には同じである。
Figure 0003879935
ここで、Tはデータビットの周期である。
最新理論はSin(wT)/wT係数を含むように限定されないインパルス応答H’(jw)を、より望ましいものにできると主張している。利点は、オーバーフィルタリングによる通信効率の低下を生じることなく、良好なスペクトルを含むことであり、送信プロセスを送信フィルタ、伝搬チャンネルおよび受信フィルタの組み合わされたインパルス応答として、数学的に良好にモデル化することにより、良好な復調アルゴリズムが可能となる。更にこのような組み合わせチャンネルがナイキスト特性を有し、このことが組み合わされたインパルス応答がピークから離れたデータビット周期の倍数においてゼロ交差点を有することを意味する場合、正しい時間にサンプリングされた受信信号は隣接地のスミアリングによる劣化を生じることなく、すなわちシンボル間干渉(ISI)を生じることなく、データビットの極性を再生する。一般的な設計技術は少なくとも理想的な伝搬チャンネルに対する送受信フィルタの組み合わされたインパルス応答がナイキスト応答となるように保証することである。送受信フィルタのそれぞれに対し、全ナイキスト応答の任意の等しい割り当てを行うので、各フィルタはナイキストフィルタの周波数応答の平方根を有すると考えられる。送信機のフィルタをナイキスト応答の根とすることができるが、実際には受信IFフィルタに対する制御は少ない。それにもかかわらず、受信機におけるナイキスト根からの偏差は伝搬チャンネルによって導入される線形な不完全性として単にモデル化され、公知のタイプの等化器によって補償できる。
ナイキスト根フィルタまたは任意のフィルタによってフィルタリングされるデータインパルスの変調波形を数値的に発生するための有利な手段が存在する。設計プロセスは次のとおりである。所望するナイキストフィルタ応答を一旦選択すると、周波数応答の平方根を計算する。次に、ナイキスト根フィルタの周波数応答をフーリエ変換することにより、ナイキスト根フィルタのインパルス応答を計算できる。このインパルス応答は、一般には連続波形であるが、周波数応答がゼロでなく、かなり大きい最大周波数の2倍よりも大きい数のサンプル値により適当に表示できる。実際には使用されるサンプルレートはデータビットレートの倍数として表示され、サンプル波形をできるだけ簡単に平滑化するのに必要な平滑化フィルタを作成するのに使用される。アナログ部品により製造される連続時間フィルタとすべきこのフィルタは、カットオフ周波数内の公差が全体の応答に影響しないように、所望するナイキスト根応答よりもより広いバンド幅とすることが好ましく、全体の応答は正確にディジタル式に発生されるナイキスト根特性によって制御すべきである。
図4にはフィルタリングされる変調波形を数値的に発生するための方式が示されている。データビットはシフトレジスタセル40....45にクロック制御され、1、2、3、4、5または6ビット周期だけ遅延されたビットはシフトレジスタ上のタップからディジタル計算機46に利用できる。ディジタル計算機はシフトごとに次の式を計算する。
Figure 0003879935
ここで、F(t)は、ピークから離れた時間tにおける所望するフィルタのインパルス応答であり、Tはビット周期であり、上記式はビット周期当たり10個の波形サンプルを計算すべきと仮定する(すなわち図4のN1は10に等しい)。ビットごとに8個のサンプルが望ましい場合、01Tの代わりにT/8のステップでF(t)の項をインクリメントした。
インパルス応答Fおよび上記の計算をするのにその値が必要となる回数はあらかじめ知られているので、上記式における60Fの値のすべてをあらかじめ計算し、ルックアップテーブルまたはリードオンリーメモリ内に記憶できる。データビットb1....b6は、共に64個の異なる組み合わせしかできないので、各値S0....S9はF値のうちの64個の可能な組み合わせのうちの1つしかとることができず、これらの組み合わせはあらかじめ計算し、S0に対し64個の値、S1に対し64個の値、....等、総計640個の値のテーブル内に記憶できる。このようなテーブルは現在の規格により比較的小さいリードオンリーメモリ(ROM)であるので、ROMテーブルをシフトレジスタ40....45によってアドレス指定されるディジタル計算機46に置換することにより計算を省略することができる。
よってディジタル計算機46からの出力はデータビット当たりN1個の値のストリームとなる。このストリームはD−A変換器47に印加され、アナログサンプル48の対応するシーケンスを発生できる。この波形は送信信号のスペクトル拡散を防止するために平滑化すべきサンプル間の不連続点を有する。しかしながらこれら不連続点はビットレートのN1倍であるサンプルレートの比較的高い周波数で発生する。従って、これら不連続点はビットレートの数倍でカットオフする周波数応答を備えた連続時間フィルタ49によってフィルタリングにより除去できるので、我々が正確に定義しようと試みているビットレートの周りの領域における周波数応答には影響しない。上記F係数をあらかじめ計算する際にフィルタ49が全ナイキスト根応答に対して有する小さい残留効果を考慮できる。F係数は、例えばフィルタ49の逆数の近似値に所望するナイキスト根フィルタのインパルス応答を乗算した値から計算できる。
米国特許出願第07/967,027号および米国特許出願第08/375,702号には、ブロック(51....54)によって示された有利な別の技術が開示されており、双方の出願を本明細書に言及によって組み込む。
ディジタル計算機46によって発生されるビットごとのN1個のサンプルは、ディジタル補間器51を使用して元のサンプル間にエクストラサンプルを満たすことにより連続した波形に向かう第1ステージの変化を受ける。この補間器は介入するサンプルの値を予想するよう、元のサンプル間に直線を引くだけの簡単な線形補間器とすることができる。次に補間レートにおけるサンプルを高ビットレートのシグマ−デルタ変換器52に加えられ、この変換器は、より高いビットレートストリーム内の1と0の比として波形を表示する。このビットストリームの逆数も反転器54によって形成され、ストリームおよびその逆数は平衡(プッシュプル)連続時間フィルタ装置53に印加され、所望する連続波形を発生する。別の装置(51....54)の1つの利点はD−Aコンバータ47が省略されることであり、その他の利点については上記の引用した米国特許出願に記載されている。
変調を実現するために、図4に類似した変形装置を使用することもできる。ポストビーム変換変調器への入力量は組み合わせビーム形成演算によりマルチビットの複素数の値に変換されているので、もはや図4におけるような単一ビット値ではないので、このような変形が必要である。
図5は、変形された波形発生器を示す。ビーム形成器21の出力からの複素数ストリームの実数部分を含むサンプルストリームは、所望する送信フィルタリングのインパルス応答の長さに対応する一連のメモリ(60、....、61、62)で遅延される。たたみ込み器63は遅延素子からのマルチビット入力値をb1....b6に置換する式の組2を計算することにより、遅延素子60....62にシフトされる入力サンプルごとにN1個の出力サンプルを形成する。b1....b6はもはや+/−1ではないので、これを行うのに完全な乗算を行う。しかしながらフィルタリング演算を実行するのに必要な乗算の回数は、ビーム形成を実現するのに必要な回数よりもかなり少ない。従って、変調フィルタリングの複雑度を代償にしてビーム形成を簡略化することが有利である。たたみ込み器66はたたみ込み器63と同一であり、ビーム形成器21の出力からの複素数のストリームの虚数部分を処理する。ディジタル設計の当業者であれば、更に簡略化するために実数の演算と除数の演算とで1つのたたみ込み器を時分割できると認識できよう。係数を可変することによりビームをダイナミックにステアリングすべきと仮定するビーム形成器21によって実行される乗算と異なり、更に固定された定数との乗算をたたみ込み器63および66によって実行する。従って、可変量とのマトリックス乗算ではなく、固定された定数によるたたみ込みを実行するためのディジタルハードウェアのより簡単な部品を構成できる。
たたみ込み器63および66からの出力値は元のデータビット周期当たりN1個のサンプルの高いサンプルレートでの複素数のストリームを含む。たたみ込み器67および68および平衡フィルタ69および70を使用する上記補間およびシグマ−デルタ技術により無線波を変調するために、これらサンプルはアナログ波形に変換される。フェーズドアレイ素子(図示せず)による送信のための信号を得るために、無線搬送波周波数のコサインおよびサイン波形と共に、平衡I,Q変調器71、72および73に平衡I,Q波形が印加される。
次に、入力値が単に+1または−1(二進の1および0)である時に可能なビーム形成ネットワーク21の更なる簡易化について説明する。式の組1は実行すべき計算を記述している。決定された符号の代わりにデータビットの極性に従い、+1/−1による乗算を式の組2のように示される時は、式の組1は実際には式の組2と同一である。従って、アレイ素子の1のフィルタリングされていない信号に対する式は次のようになる。
アレイ素子1に対しては、E1=b1・c11+b2・c12+b3・c13+b4・c14.......+bn・clnである。
8ビットは256個の異なる組み合わせしか有せず、少なくとも多数のサンプル計算回数に対しては、係数は固定されるので、例えば8つのビットb1...b8に関連するこれら項のサブセットは、本例では256個の可能な値しかとることができない。従って、
b1・c11+b2・c12+b3・c13+b4・c14+b5・c15+b6・c16+b7・c17+b8・c18
の256個のすべての可能な値をあらかじめ計算し、テーブルT(b1、b2、b3、....b8)に記憶できる。8ビットのアドレスb1、b2、b3、...b8によりテーブルをアドレス指定することにより、このテーブルからこれら値を研削できる。65536ワードの半導体メモリは、現在の技術では単一の低コストの部品であるので、16ビットの組み合わせでもあらかじめ計算し、記憶することができる。かかるテーブルをあらかじめ計算する極めて効率的な手段は、いわゆるグレイ符号カウント順序で一度に1つのビットだけを変えることにより、すべての16ビットパターンを探査することである。よって計算される各連続値は先の値に対し変更したビットに関連したc係数の値の2倍をプラスマイナスした値に等しく、計算値当たり1回の加減算の努力をするだけでよい。
ビット17....32;33....48等に対して同様なテーブルを計算できる。最後に、かかるテーブルを用い、下記の式からE1を計算する。
E1=T1(b1...b16)+T2(b17....b32)+T3(b33....48).......
従って、必要な加算の回数はこのように16分の1に減少され、図6に示されるように二進のツリー構造およびシリアル算術加算器を使用することにより、テーブルの出力をペアに組み合わせることによってテーブルの出力の加算を実行できる。
あらかじめ計算されたRAMテーブル80に対するアドレスとして、16個のデータビットb1....b16のグループを加える。こうして8ビットの実数値と8ビットの虚数値が得られる。RAMテーブル81から同様なあらかじめ計算された部分合計が得られる。パラレル−シリアル変換器83、84、85および86により、実数値および虚数値がシリアル化され、値のビットをシリアル算術加算機87および88へシリアルに加えることができる。加算器87、88からのシリアルディジタル値として合計値Rl+R2、I1+I2が生じ、次にこの合計値は最終ステージ89および90がE1の計算を完了するまでテーパ状加算ツリー内で別の合計と組み合わされる。多数の値を加算するためのシリアル算術の利点は、本明細書に言及によって組み込む米国特許出願第07/735,805号における高速ワルシュ変換を計算するために開示されているように、集積回路技術を使用して簡単に実現でき、スループット遅延がないことである。
符号化された音声信号のための最初に述べたチャンネル当たりのデータレートが10KB/Sの近くであることを思い出せば、図6に示されたネットワークは100μSごとに出力値を計算するだけでよい。この速度はメモリテーブルへアクセスするには極端に低い速度であり、これよりも高い速度、例えば毎秒10メガワードも可能である。利用できる過剰速度を利用する1つの方法は、恐らく1024の音声ビットストリームを10MB/Sビットストリームに時間多重化するTDMAシステムのための図6を使用することである。従って、ネットワークが処理する信号数は1024N個である。係数テーブルがどのタイムスロットに対しても同じであれば、このことはすべてのタイムスロットに対し同じ方向の組にN個のTDMA信号が放射されることを意味している。タイムスロットごとに方向を変えることができる他の構造についても開示する。
例えば各アレイ素子信号を形成するために16個の65キロワードメモリ、すなわち総計16×512=8192個のメモリチップを使用して、使用して図6に従い512個のフェーズドアレイ素子を使用する256ビームシステムを組み立てることができる。しかしながらこのシステムは、1つのTDMAフレームのうちの1024個のタイムスロットの各々で256個の信号を処理できるので、その容量は262、144個の音声チャンネルとなり、複雑度は音声チャンネル当たり8192/262144=32分の1の音声チャンネル当たりのRAMチップとなることに留意されたい。このことは、極めて大容量の通信システムのための巨大フェーズドアレイ通信システムを組み立てるための経済的な可能性があることを示している。
図6において利用できる過剰なメモリ速度を利用する別の方法は図7に示されている。ダイナミックRAMチップのサイズはコンピュータマーケットでの商業的な競争により促進されてより大きくなった。現在では16メガビットのDRAMが商業的に製造されている。将来的に16メガビットのDRAMは20個のアドレスピンと16個のデータピンを有する220個の16ビットワードとして構成できるように利用できるものと、図7で仮定している。16アレイ素子に対し信号b1....b16のあらかじめ計算された組み合わせを保持するのにDRAM100を使用する。あらかじめ計算された値は8ビットの実数部分を表示するために8つの連続するワードおよび8ビットの虚数部分を表示するための次の8つの連続するワードのうちの1ビット、例えば最小位ビットを占めるシリアル値として記録される。この同じワードのうちの別のビット(例えば2番目の最小位ビット)は、アレイ素子2のための同様な情報を記憶し、次のビットは次のアレイ素子のための情報を記憶する。したがって、各16ビットワードは16アレイ素子のための実数値または虚数値の1ビットを示す。8ビットの実数値のうちの1ビットは3本の「ビット−アドレス」ラインによりアドレス指定されるが、実数部分または虚数部分がR/Iアドレスラインによって選択される。これらアドレスラインを使用することにより8ビットの実数値をシリアルに出力でき、次に8ビットの虚数値をシリアルに出力できる。16アレイ素子に対し、同時に図6のパラレル−シリアルコンバータ83〜86を使用することなく、このようにしてシリアル値を得る。従って、DRAM100、101は図6よりも16倍、すなわち符号化された音声ビットレートの16倍、すなわち約160キロワード/秒でアドレス指定される。
次にDRAMのペア、例えば100と101からシリアル状の部分合計の対応するペアを抽出し、シリアル加算機102で組み合わせる。この加算機102のシリアル出力は更に加算機103で同様な出力と組み合わされ、更に加算機104から二進ツリーを通って最終出力に達する。
実数値の8ビットすべてが加算されると、加算ツリー102、103....104への入力は最終ビット極性で凍結され、この極性は値の符号である。桁伝搬によるクロック制御をするために加算ツリーにクロックが続けて加えられ、合計出力の最大位ビットを形成する。この時間中、DRAM100、101から虚数値がクロック出力され、虚数部分のための第2加算ツリー(図示せず)で加算される。
図7に従って組み立てられる256個の信号入力と512個のアレイ素子のシステムは、16アレイ素子のための信号を形成するのに16個のDRAMチップとシリアル加算機ツリーとを使用するので612個のアレイ素子すべてに対し、すなわち合計512個のDRAMチップに対し32個のかかる構造が必要である。このことは音声チャンネル当たり2つのDRAMチップの複雑さとなることを示しているが、これらチップはフル速度で使用されることは全くない。アドレス指定速度は160キロヘルツから10メガヘルツへと64倍増加できるので、この構造を64のタイムスロットで再使用することが可能となり、以前と同じように64×256の音声チャンネルの容量と音声チャンネル当たりDRAMのうちの32分の1の複雑度を与える。しかしながらRAMチップは図6の1メガチップと比較するとかなり大きい。すなわち16メガビットチップである。これにより図6のパラレル−シリアルコンバータを省略することができるが、このような省略は経済的な妥協により行ったり行わなかったりできる。多くの要素はこのような妥協、例えば図6に示されるような8192個のチップを実装するためのプリント回路基板の数および総面積と、図7用の512個のチップの等価的なパッケージコストとの妥協に影響を与える。この妥協は広バンドの1024個のタイムスロットTDMAシステムを希望するのか、またはそれより少ないスロットの狭バンドTDMAシステムを望むのかに応じても決まる。当然ながらディジタル設計の当業者であれば異なるタイムスロットの代わりに異なる搬送波周波数でビームを形成するためのビーム形成用ハードウェアを時間分割するように、本発明を適合させ、10キロビットの音声信号の1つの組を処理するのに必要な速度よりも、図6で利用できる過剰速度を活用することも可能であろう。この場合、ビーム方向はTDMAシステムのすべてのタイムスロットにあるので、形成されるビーム方向の組は図6のハードウェアを使用するすべての搬送波周波数で同じとなる。しかしながら異なるタイムスロットまたは搬送波周波数に対し、異なる方向に向くようなビームの組を形成することが、より好ましい。かかるインタースティシャルビームを使用することは、本明細書に全体を言及によって組み込む米国特許出願第08/179,953号に記載されている。図8は、チャンネルを周波数とタイムスロットまたはその組み合わせとできる場合、異なるチャンネルに対し、ビーム方向の異なる組を形成するための、本発明の適応方法を示している。図8では、RAM80に等価的な図6の一部しか適応した状態に示されていない。その理由は、当業者であればどのように適応させて完成させるかが明らかとなるはずであるからである。
1メガワード×16ビットDRAM110は16のデータビット(16384の組み合わせ)および16の異なる通信チャンネルのための部分合計を含む。このチャンネルは他の4本のアドレスラインによって選択され、構造の他の部分は図6に示されるようにすることができる。16スロットのTDMAシステムでは、特定のタイムスロットで送信するためのすべての信号の第1ビットは、入力b1....b16およびその他のRAMへ加えられるが、タイムスロット0(二進の0000)は各RAMの他の4つのアドレスビットに加えられる。次に、タイムスロットの終了時までに連続するデータビットが加えられ、チャンネル選択ビットを0000に保持する。次に、第2タイムスロットで送信すべき第1データビットが印加され、一方、チャンネル選択ビットは0001へ変更され、次々に同様な動作が行われ、チャンネル1111に進み、ここでシーケンスが繰り返される。256ビーム、512個の素子アレイに対し8192個のDRAMチップが使用され、16個のタイムスロットで時分割される。従って、タイムスロットごとにビーム方向を変える利点と引き換えに、複雑度は音声チャンネル当たり2つのDRAMチップに増加した。しかしながら16個のタイムスロットしか使用しない場合、利用可能な速度は使用できる速度よりも低い。RAMの速度能力を良好に利用できるようにタイムスロットの数を増す場合、RAMサイズを16メガビット以上に増やすか、または16の異なる組のビーム方向しか利用できないので、所定のタイムスロットが同じ組のビーム方向を使用しなければならないように認める必要がある。しかしながらこのことはビーム中心からビームの−4dBの半径の25%までに位置する局との通信をするよう、各ビームしか使用しない米国特許出願第08/179,953号の目的を達成すれば十分である。
図9は、例えばFDMAシステムに対し、異なる周波数チャンネル間で本発明のビーム形成装置をどのように時分割できるかを示している。ビーム形成器120はチャンネル1に対するチャンネル番号アドレスビットを120にセットすることにより決定される無線チャンネル周波数1上で形成されるビームの組に向ける送信をするために、信号データビット121(b1、b2....bn)を連続的に受信する。ディジタルフォームのアンテナ素子信号はビーム形成器からチャンネル1用のラッチの組に出力され、制御ユニット127がストローブ信号を切り換え、ラッチがこれら値を登録するようにさせる。図9はチャンネル1の素子1のためのラッチ125しか示していない。チャンネル1の信号のための素子2、3、4等のためのラッチ(図示せず)も存在している。制御ユニットはチャンネル番号を2にセットし、チャンネル2上の第2の組のビーム方向の送信をするためのビットの第2の組122がビーム形成器120に与えられる。チャンネル2のための出力はチャンネル2のための第2の組のラッチ内にラッチされ、この第2の組のラッチのうちでは素子1のためのラッチ124しか示されていない。このようにすべてのチャンネル周波数を通過した後、制御ユニットはチャンネル1のための次のサンプルの計算に戻り、次々に同様な動作を行う。このラッチ125は連続するチャンネル1の値にセットされた状態になり、この値が図5に示されるような変調波形発生器125を使ったフィルタリングを受ける必要がある。フィルタリングされたI,Q変調値は次に変換器128でD−A変換され、I,Qすなわち直交変調器129を使って無線チャンネル周波数1で変調される。第2のフィルタリングされた波形発生器126、D−A変換器131および変調器132は素子1のためのチャンネル2信号を処理する。次に、連続するチャンネル周波数のための129、132等の出力が加算され、素子1から送信するためのコンポジット信号を形成し、機器の同様な組sは素子2....Mのための対応する信号を形成する。
多数のチャンネルとアンテナ素子を有する純粋なFDMAシステムでは、変調波形発生器(125、126...)の数を少なくすることが好ましく、この数は何らかの方法で周波数チャンネルの数とアンテナ素子の数の積に等しくなる。純粋なFDMAシステムではバンド幅、従って各チャンネルのビットとサンプルレートは図5に示されるようなディジタル回路が処理できる値よりもかなり低いので、チャンネルの間で変調波形発生器を時分割することを検討することもできる。少なくとも各チャンネルに対するレジスタ(60....62)と(64....65)の別個の組を設けることにより、FIRフィルタを形成する図5のたたみ込み器63を時分割することが可能である。ラッチ123は実際にはチャンネル19の素子1のためのかかる複素レジスタのうちの第1ステージ(64および60)であるが、ラッチ126はチャンネル2のためのレジスタのうちの第1バンクである。従って、各チャンネルのためのラッチ/レジスタのアレイとたたみ込み器63および66に対する入力として1つのチャンネルと連動するラッチのすべてを選択するための手段を設けることにより、チャンネル間でたたみ込み器を共用することができる。かかるレジスタのアレイが必要なときは、当業者はランダムアクセスメモリチップで適当な実現例を構成できると認識できよう。
D−A変換器および変調器の数もディジタル技術により少なくできる。集積回路チップでバルク集積する上で、適当でない、かかる多数のアナログ回路を回避することが望ましい。
変調器の機能は各チャンネル信号を自己の無線周波数に変換し、加算器130で異なる周波数の信号を加算することである。このような周波数分割多重化も高速ディジタル技術を使って実行できる。この作業は、次のような加算値の、1秒当たり十分な数のサンプルを計算することである。
So+S1・exp(jdW・t)+S2・exp(j2dW・t)+S3・exp(j3dW・t).......+Sn・exp(jndW・t)
この式は次のように書き換えることができる。
So+exp(jdW・t)[S1+exp(jdW・t)[S2+exp(jdW・t)[S3+exp........]...]
ここでdWはチャンネル間隔(ラジアル/秒)であり、nは周波数チャンネルの数よりも少ない値である。その代わりに、下記の式を形成することにより、−ndW/2と+ndW/2との間に周波数0のシーケンス、dW、2dW...ndWを中心にすることができる。
Figure 0003879935
ここで、L=n/2であり、nは偶数をとる値である。
この後者の式は次のように書き換えることもできる。
0.5[(S-L+SL)・cos(LdW・t)+(S-L+1+SL-1)・cos((L-1)dW・t)..+(S-1+S1).cos(dWt)]
j0.5[(SL-S-L・sin(LdW・t)+(SL-1-S-L+1)・sin((L-1)dW・t)..+(S1-S-1)・sin(dWt)]
従って、後者の式を使用してチャンネル信号の一対の合計からのコサイン変調(I−変調)および両者の差からのサイン変調(Q−変調)を形成することにより、I/Q変調器の数を半分にすることができる。独立側波帯変調(ISD)として知られるこの技術は、中心から負の方向にずれた周波数に一方の信号を載せ、同じ周波数であるが、中心から正の方向にずれた周波数に別の信号を載せるものである。かかる技術の結果、一般に変調器におけるハードウェアの欠陥に起因するチャンネル間の不完全な分離、例えば搬送波のアンバランス、コサイン信号とサイン信号との間の不完全な直交化等が生じる。しかしながら、希望する信号成分は存在するが、これら欠陥は1つのアンテナ素子チャンネルから別のアンテナ素子チャンネルには相関化していないので、マルチ素子アレイに関連してこれら技術は良好に働く。従って、不要な信号はランダム方向に放射される性質があり、例えば衛星システムではかかる不完全なエネルギーの一部は宇宙内に無害な状態で放射され、地球から失われる。
複素指数の項、例えばLdW・tは、tが連続的に増加する値の時に計算され、モジュロ−2のπで減算される。tの増分は少なくとも関連する搬送波周波数LdWのナイキストサンプリングを含んでいなければならない。このサンプリングレートはたたみ込み器63および66によって発生される信号S1、S2等に対するサンプリングレートよりも大きくでき、FDM方法ではチャンネル信号を更にアップサンプリングしなければならない。
上記式は、フーリエ変換と認識できる。フーリエ変換を数値的に実行するための方法は多数存在している。例えば離散的フーリエ変換および高速フーリエ変換がある。周波数分割多重をディジタル式に実行するためのすべての方法を記載することは、本発明の開示範囲を越えているので、チャンネル当たりの第1レートの多数の数値入力シーケンスが周波数分割多重化すべき信号を含み、多重化された信号を表示する、第2の、より高いサンプルレートで出力数値シーケンスを発生するディジタルFDMユニットを考えれば十分である。第1の低いサンプルレートはチャンネルごとの変調波形発生器、例えば図5のアップサンプリングたたみ込み器63および66により発生されるレートであり、第2の、より高いサンプリングレートはFDM出力に存在する最も高い周波数に対するナイキストレートに少なくとも等しい。
次に、各アレイ素子に対する複素数のストリームを含む数値FDM出力を、IおよびQのD−AコンバータでD−A変換し、これをアレイ素子ごとの単一直交変調器に加える。図10にはディジタルFDMユニットを使用することを示す構造が示されている。タイミングおよび制御ユニット127は次の原理に従って機能できる時間分割されたビーム形成器120に対するビットベクトル(b1...bn);(b(n+1)....b2n)等の連続的な表示を制御する。ビットベクトル内の各ベクトルは通信チャンネル、例えば音声チャンネルからの1つのビットを示し、これらビットベクトルは異なる指向性ビームおよび周波数チャンネルを使って同時に送信すべきである。例えばN個の異なる方向の各々への異なる会話に対し、N個の周波数チャンネルの各々を再使用できる場合、総計nN個の音声チャンネルで同時に通信できる。上記ビットベクトルは前記音声チャンネルの各々からの1つのビットを選択することによって形成される。
ビーム形成器は周波数1で送信すべき第1のN個のチャンネルからのビットのN個を組み合わせ、M個のアレイ素子出力サンプルを得る。各サンプルは関連するディジタルFDMユニット140へ送られる。図10には第1アレイ素子のためのFDMユニット140しか示されていない。次に制御ユニット127は第2ビットベクトルをビーム形成器120へ与え、同時に周波数2のチャンネル番号をビーム形成器120後アドレス入力へ接続する。これにより素子信号の一組が発生され、この結果、ビットの第2の組が第2の組のビーム方向を使って第2の周波数で放射される。従って、適当なチャンネル番号と共にビーム形成器120へビットベクトルが連続的に与えられ、この結果、アンテナアレイ素子ごとに異なる無線中心周波数で送信すべき信号を示す、対応する複素出力サンプルの連続するストリームが得られる。すべてのチャンネル番号を使った計算が完全に1サイクル完了すると、ディジタルFDMユニットは各チャンネル番号に対するサンプルを記憶し、それぞれの相対的チャンネル周波数に変換される前記サンプルを示す対応するFDM出力シーケンスを計算する。相対的チャンネル周波数とは、数ギガヘルツ範囲内に存在できる絶対的チャンネル周波数が除かれており、数値サンプルストリームが0またはディジタルFDMユニットの計算速度と両立する低周波の中心周波数を中心とするコンポジット信号を示すことを意味している。このFDMサンプルストリームは次に高速D−Aコンバータ141へ送られ、ここでサンプルストリームはIおよびQ変調波形に変換され、所望する無線周波数で変調される。このサンプルストリームは当然、まず適当な中間周波数で変調し、次にアップコンバータを使用して最終周波数に変換してもよい。これらの細部については設計上の選択事項であり、本発明に必須の事項ではない。次に、変調された最終周波数の信号は所望する送信パワーレベルまで増幅し、これをアレイ素子に送ることができる。この目的のためのパワー増幅器はアンテナアレイ素子と集積化してもよい。
本発明で説明する本発明のビーム形成器は、ビーム形成を簡略化するように変調波形発生とビーム形成の演算の通常の順序を切り換える。通常は、変調波形発生器で行われるサンプルレートおよびワード長さの拡張に起因して簡略化が生じる。ビーム形成の計算が完了するまで、このような拡張を防止することにより、ビーム形成の計算の複雑度が大幅に低下し、あらかじめ計算されたメモリテーブルを使用することが許容される。本発明をCDMAシステムに適用すると、ビーム形成前のサンプルレートの拡張を防止する利点がより明らかとなろう。CDMAシステムでは異なる信号を異なる周波数または同一周波数での異なるタイムスロットに割り当てるのではなく、異なる信号に異なる拡散シーケンスを割り当てることにより、異なる信号を伝送する。高ビットレートの拡散シーケンスと低ビットレートの情報ストリームとが組み合わされ、巧妙にそのスペクトルを拡散している。異なる拡散シーケンスを使用するいくつかの信号が時間および周波数の双方で重なった状態で送信され、受信機は既知の拡散コードを使用して希望する信号を逆拡散するので、信号はもう1回、狭バンド信号に圧縮される。しかしながら異なる符号を有する他の信号は、逆拡散されず、ワイドバンド信号のままであり、このワイドバンド信号はフィルタにより、希望する狭バンドの信号から容易に弁別できる。従来技術ではCDMAのいくつかの異なるタイプが知られている。同一周波数および時間にて同一セルで送信される信号は、理論的には信号間の残留干渉を生じることなく信号を理論的に分離できるようにする直交符号を使用するか、またはある程度の残留干渉を示す非直交符号を使用できる。米国特許第5,151,919号および米国特許出願第07/739,446号(いずれも本明細書に言及によって組み込む)に記載されているように、非直交符号用の特殊な受信機は、この残留干渉を解消しながら信号を復号化できる。異なるセルで送信された信号はアンテナシステムのセル間の弁別として同一拡散符号を再使用でき、または周波数/符号の再使用パターンは両者の間の干渉を防止する。本発明を実施することにより所定の周波数またはタイムスロットで形成されるビームの組は、かかるチャンネルの再使用を可能にするように設計できる。従って、本発明は指定されたビーム方向により異なる信号を弁別するので、すべてのビームにわたって同じCDMA拡散符号を使用できる。
次に、CDMAシステムに適用される図1に示された従来のシステムについて検討すると、変調波形発生器12は各チャンネルに対し高レートの拡散符号を適用することにより信号スペクトルを拡散するので、これを表示するのに必要な1秒当たりのサンプル数を拡張する。例えば元の10キロビット/秒のディジタル式に符号化された音声信号を1秒当たり1メガビットの拡散符号と組み合わせし、1メガサンプル/秒とすることができる。ビーム形成器13に対し1つの信号しか与えられないのか、または数個の加算的に重ねられた信号をビーム形跡13に与えるかのいずれにせよ、ビーム形成器は各入力で1メガサンプル/秒で作動しなければならない。しかしながら、本発明を使用すれば、ビーム形成の後に変調波形発生器22が設置され、ここでCDMA符号拡散または符号分割多重化(CDM)が行われる。従って、ビーム形成器21は低サンプルレートで作動し、単一ビットの入力量を使用するだけである。
CDMAの応用例では異なるCDMA符号およびビームを使用した送信のためのビットベクトルを図10の時分割されたビーム形成器120に連続的に与えることができる。次に、ディジタルFDMユニット140はCDMユニットに置換されており、これらCDMユニットは同じ時間に発生するビーム形成器120のM個の出力に同じ拡散符号を加え、異なる時間に生じる出力に異なる拡散符号を加える。従って、異なる拡散符号を使用してビーム形成器120の各出力からの連続する出力nが組み合わされ、広バンド信号を形成し、この広バンド信号は次に、D−AコンバータでD−A変換され、変調器141で変調される。異なる拡散符号は、ほぼ同じ方向に放射された信号を弁別し、これら異なる拡散符号はワルシュハッダマードの組のような直交符号とすることができる。当業者であればワルシュ変換を実行することにより直交拡散符号を使用して異なる信号を多重化することを思いつくことができよう。このワルシュ変換に対しては乗算の必要のない効率的な高速アルゴリズムが存在する。従って、かかる符号分割マルチプレクサは複雑な乗算を必要とする高速フーリエ変換に関連したディジタル周波数分割マルチプレクサよりも簡単にすることができる。上記CDM構造によって課される制限は異なる方向に対して使用される拡散符号の組が同一であるということである。これによりビーム形成器21の複雑度を最大限低減できる。しかしながら、後に最終拡散を行うビーム形成器21の前で部分拡散を行うようなハイブリッドシステムを構成することも可能である。例えば異なるビームに対し、異なる符号を使用することにより、異なるチャンネルに対するディジタル式に符号化されたビットストリームを最も妥当な量だけ拡大できる。例えばチャンネル1に対するb1はb1、−b1、bl、−b1の4倍のビットレートのストリームに拡大でき、チャンネル2に対するb1をb2、b2、−b2、−b2に拡大でき、チャンネル3に対するb3をb3、−b3、−b3、b3に拡大できる。これらは直交拡散符号として認識されるので、異なるグループのビームの直交性に信号を与える。4:1の小さいビームレートの拡大は4つの直交信号のうループしか発生できないので、指向性の弁別がより困難な隣接するビーム間で直交性を適用することが好ましい。より大きい回転角量だけ分離されるビームは、他のビームと干渉しにくく、よって直交化する必要はない。隣接するビームを指向的に弁別することを補助するのに、非直交符号でも有効である。これら非直交符号の利点は、同じビットレートの増加分に対し、より多数の非直交符号を利用できることである。米国特許出願第07/866,865号および一部継続出願(45-MR-819R)には、適当な符号セットが記載されており、これら出願のいずれも、本明細書に言及によって組み込む。これら非直交符号の使用は、いくつかの隣接するビーム内の数個の信号にわたって隣接するビームを平均化することであり、よって1ビーム単独における信号は主要な干渉要素を示すものではない。
これまで上記ビーム形成器および変調波形発生器は、特にPSK変調と共に使用するように考えられているが、任意のタイプの線形変調を使用できる。線形な性質によりビーム形成と変調波形発生の順序を交換できる。次に、この原理をどのようにQPSKまたはオフセットQPSKに適用できるかの一例を示す。
QPSKでは各音声信号からの一対のビットを、一方をコサイン波形で変調し、他方をサイン波形で変調すべきである。このことは、複素変調の実数部分をb1とし、虚数部分をb1’とすべきであると表現することにより表示できる。こうして発生されるQPSKシンボルは次のように表示できる。
S1=b1+jb1′
異なる方向に送信すべき他のチャンネルからのシンボルは、次のようにも表示できる。
S2=b2+jb2′
S3=b3+jb3′
等である。
従って、ビーム形成ネットワークに与えられるシンボルのベクトルは次のように表記できる。
Figure 0003879935
ビーム形成器の線形な性質に起因し、実数ビットベクトルと虚数ビットベクトルを別個にビーム形成器に通過させることができ、この結果を加算すると虚数部分への重み付け「j」を行う。
例えば図6のビーム形成器の入力へ印加される実数ビットベクトルと共に、まず図6のビーム形成器を使用し、素子1に対する結果R1+jI1を得ることができ、かつ他の素子のための対応する結果を得ることができる。次に虚数ビットベクトルを印加し、結果R1’+jI1’を得る。これにはjの重み付けをし、先の結果に加算し、次の値を得る。
E1=(R1+jI1)+j(R1′+jI1′)=(R1-I1′)+j(R1′+I1)
再循環シフトレジスタ内の(実数ビットベクトルを適用することによって得られる)先の結果を記憶し、次に虚数ビットベクトルを適用することによって得られる新しい結果をシリアルに加算することによって、シリアル算術加算器を使ってR1−I1’およびRl’+I1を形成できる。この複素数の結果は図5に示される発生器のような波形発生器へ送ることができる。これと異なり、図5に示された回路は常にビーム形成器21からの逐次発生されたサンプルの重み付け加算を、既に実行していることを認識すれば、ビーム形成器へ実数ビットベクトルと虚数ビットベクトルを交互に与えることによって得られる重みjと逐次サンプルとの加算は、遅延素子60へ実数ビットベクトルのための実数の結果Rと−I’を得るように符号を変えた虚数ビットベクトルのための虚数部分I’とを交互に送り、かつ遅延素子60へ虚数値Iと実数部分R’とを交互に送ることによって実現できる。次に、たたみ込み器63および66はアップサンプリングレートから一組のQPSKサンプルの組を得るようにシフトされた2つの複素数の値(R、I;R’、I’)ごとに1回動作する。たたみ込み器63は符号を変えた重みをI’入力値へ印加することもできるので、遅延素子60への入力のために−I’値を形成する必要はない。
例えばオフセットQPSKはよりストレートフォワードである。オフセットQPSKではQチャンネルに偶数ビットが加えられ、Iチャンネルに奇数ビットが加えられるが、IチャンネルビットはQチャンネルビットが変化する間に変化し、すなわち1ビットの周期だけ時間がずれた状態で変化する。インパルス励振変調を検討すると、図11に示されるように偶数ビットのための変調ビットに実数インパルスを印加し、これと交互に奇数ビットのための変調フィルタに虚数インパルスを印加する。
このような変調波形発生とビーム形成の順序を相互に交換できる原理によれば、その代わりにビーム形成ネットワークの入力端に実数ビットインパルスと虚数ビットインパルスを印加する。先に示したように、結果の実数部分を虚数部分とみなし、符号を変えた虚数部分を実数部分とみなせば、ビーム形成ネットワークへ虚数ビットベクトルを加えることは、実数ベクトルに対する動作と同じである。図12はこれを行うのに必要な図2の変形例を示す。ソース符号化20およびビーム形成ネットワーク21は同一であり、同じビットおよびサンプルレートで作動する。オフセットQPSKのための変形例はスイッチ160を増設することである。これらスイッチはビーム形成器21へ与えられる偶数ビットおよび奇数ビットに対し、実数および虚数部分を直接それぞれの実数および虚数スイッチ出力まで直接スイッチングし、実数部分と虚数部分を相互に交換し、虚数入力に対し符号の反転を行い、実数出力を形成する。これらスイッチ160からの複素数出力は、例えばFIRフィルタを使用して以前と同じように変調波形発生器22内でフィルタリングされ、アップサンプリングされる。変調波形発生器22からのフィルタリングされアップサンプリングされた出力は、D−Aコンバータおよび変調器23内で複素D−A変換され、所定の無線周波数に変調される。従って、スイッチ160が増設されていること以外に、オフセットQPSKを使用する際の図2のPSKバージョンとの唯一の差異は、同じデータレートに対するQPSK変調の縮小されたバンド幅のために、アップサンプリングフィルタのバンド幅をより狭くでき、よってアップサンプリングレートをPSKの場合の半分にできるという点が挙げられる。オフセットQPSKはビーム形成ネットワーク21を変えることなく、アップサンプリングフィルタ22の計算を低減する。スイッチ160は図2の変調波形発生ユニット22に吸収でき、この変調波形発生ユニットは線形変調のPSK、QPSKおよびオフセットQPSKのいずれかを処理するように適応できることがこれまで示されたことが理解できよう。ソース符号化ユニット20内でデータをまず差分符号化することによって差分変調、例えばDPSK、DQPSKおよびODQPSK/DOQPSKも処理できる。
π/4−QPSKまたは(その別の変形例である)π/4−DQPSKとして知られる更に別のタイプの線形変調は、例えば米国ディジタルセルラー規格IS−54における移動通信に用途がある。π/4−QPSKでは、実数部分としての偶数ビットと虚数部分としての奇数ビットを含む2ビット(クオータナリ)シンボルを形成する。しかしながら連続するクオータナリ(4分の1進)シンボルは位相が45度回転される。従って、偶数番号のクオータナリシンボルは4つの複素数I+j、I−j、−1+jまたは−1−jのうちの1つとして生じるが、奇数番号のシンボルは4つの番号、すなわち
Figure 0003879935
のうちの1つとして生じる。これとは異なり複素ベクトルが常に単位長さとなるようにスケーリングを調節すると次のようになる。
偶数シンボルに対しては、
Figure 0003879935
奇数シンボルに対しては、
1 j -1 or -j
偶数ビット値は上記のようにQPSKを示しているにすぎず、偶数値は複素数
Figure 0003879935
をかけたQPSKを示す。従って、奇数シンボルに対する
Figure 0003879935
による乗算によって示される45度の複素回転の変調波形発生器の入力への加算と共にQSPに対して説明したビーム形成器の変形例を使用することによって、本発明をπ/4−QPSKのみならず、π/4−DQPSKの処理にも適用させることができる。
ビーム形成ネットワークは単一ビット量でしか作動しないように、変調波形発生動作とビーム形成動作とを相互に交換させるように本発明を実施することにより、送信アンテナアレイのためのビーム形成ネットワークをより簡単に構成できることが、上記で示された。このことはPSK、QPSK、DQPSK、ODQPSK、ODQPSK、π/4−QPSK、π/4−DQPSKおよび直交ならびに非直交CDMA波形を含む広範な線形変調を使用することとコンパーチブルであることが示された。当業者であれば、本発明を使用することとコンパーチブルな変調波形の他の変形例を発見できよう。かかる使用法のすべては請求の範囲に記載した本発明の精神および範囲内にあるものとみなされる。
本発明のビーム形成器で使用される技術の一部を、送信の代わりに受信に適応させることも可能である。受信の際は多数の受信アンテナ素子が一般にマルチビット量である信号の信号+ノイズ波形を受信する。しかしながら信号対ノイズ比を単位量よりも大きくするのにアレイのゲインに依拠している大きなアレイでは、個々の素子の信号の信号対ノイズ比は、1単位よりも低くなるケースが多い。信号対ノイズ比が1単位よりも小さく、すべてのアレイ素子が同一であって、受信された信号成分が同じ振幅であることがアプリオリに知られている場合には、各アレイ素子の後方にハードウェアで制限する受信チャンネルを使用することにより、振幅情報を廃棄することができる。このハードウェアで制限するチャンネルは中間周波数制限増幅器の出力端で2レベルの信号しか発生しない。従って、この信号は単一ビット量として扱うことができ、先に述べた本発明のビーム形成器によって処理できる。ハードウェアで制限する中間周波数信号は、信号のバンド幅より高いサンプリング周波数を使って、フリップフロップへのその瞬間的な極性をクロック制御することによってサンプリングすることが好ましい。従って、中間周波数のゼロ交差点は最も近いクロックパルスとなるように時間すなわち位相が量子化される。これが比較的粗い位相の量子化であっても異なるアレイ素子チャンネル間で量子化ノイズは相関化されず、よって一方の所望する信号はビーム形成後相関化され、信号対量子化ノイズは信号対熱ノイズ比のように高められる。図13は本発明のビーム形成器と共にハードウェアによる制限受信チャンネルを使用することを示す。
アンテナ素子200のアレイは信号とノイズとを受信する。アンテナ信号はフィルタリングされ、増幅され、任意の中間周波数にオプションとしてダウンコンバートされ、次に受信チャンネル201内でハードウェアにより制限され、2レベル信号202を発生する。これら信号は高レベルと低レベルとの間の変化時と正確にタイミングの一致した情報を含む。ディジタル論理回路は論理信号とランダムなタイミングの過渡現象を組み合わせるには良好に適合していないので、これら過渡現象はフリップフロップ203によるサンプリングクロックの一定の時間でしか発生しないように限定される。しかしながらサンプリングクロック周波数は1周期の何分の1かの過渡現象のタイミングの変化を登録するのに充分高い。従って、各素子の信号の瞬間的な位相が捕捉され、2レベルのディジタルストリーム204に量子化される。これらストリームは単一ビット入力量を取り込む上記ビーム形成器を使用して組み合わせることができる。位相を捕捉する他の手段も使用できる。例えば粗位相デジタイザーは位相を4つの値±45度または±135度のうちの最も近い値に位相を分類し、単一ビット量である代表的な複素数±1、±jを送ることができる。±1の実数ベクトルと±1の虚数ベクトルとから成る入力信号を取り込むことができるビーム形成ネットワークについては既に説明しているので、このようなネットワークのかかる信号を処理するのに使用できる。
量子化ノイズを低下させるほど大きい処理利得を示さない、より小さいアレイのようなケースでは、ハードウェアによって制限する受信チャンネルが示すような、かかる粗量子化を使用することは好ましくない。かかるケースでは、受信された素子信号は増幅、フィルタリング、ダウンコンバージョンおよび最終の直交復調の公知の技術を使用することにより、直交ベースバンド(I,Q信号)にダウンコンバートされ、次に量子化ノイズを所望レベルに低下するのに適当な精度にディジタル化される。複素数を発生するように、無線信号をディジタル化するための別の方法は、本明細書で参考例として引用する米国特許第5,048,059号に開示されたLOGPOLAR方法である。このログポラー方法は瞬間的な信号+ノイズ振幅の対数と瞬間的な信号+ノイズ位相に関連したディジタル化された出力を発生する。これら値はビーム形成ネットワークで処理するための真数およびコサイン/サインルックアップテーブルによりI,Q(デカルト)表示に変換できる。本発明のビーム形成ネットワークは単一ビット量しか処理しない利点を主に活用するように考えられているが、図14を参照して説明するように、マルチビットのデカルト複素信号表示を処理するのにも使用できる。
例えば受信された信号の組の実数部分を表示できるマルチビット値(b3、b2、b1、b0)(c3、c2、c1、c0)ビーム形成ネットワーク300に最小位ビットを最初にシリアルに与えられる。このビット形成器は単一ビット入力b0、c0の値を組み合わせ、マルチビットの出力値S0i=C1i・b0....Cni・c0(ここでC1iはビーム/信号番号「i」のためのビーム形成係数の組である)を発生する。
次にビーム形成器に次の最大位ビットb1....c1を与え、次の出力が得られる。
S1i=C1i・b1+....+Cni・c1
同様にして、次のようにS2iおよびS3iも逐次得られる。
S2i=C1i・b2+....Cni・C2
S3i=C1i・b3+....Cni・c3
ビットb3、b2、b1、b0およびc3、c2、c1、c0の相対的な桁の大きさは、8:4:2:1の比となるので、マルチビット値8b3+4b2+2b1+b0に対するビーム形成操作の所望の結果を得るには、これら比で部分結果S3i、S2i、S1i、S0iを組み合わせればよい。
すなわちSi=8・S3i+4・S2i+2S1i+S0iが望ましい結果である。
ビーム形成器300がパラレルワード出力を発生する場合、二進の重み付けを考慮するよう、各累積の後に実数および虚数アキュムレータを左にシフトしながら複素数アキュムレータを使って連続する複素数出力S0i、S1i、S2i、S3iを累積するだけでよい。このように、単一ビット値を処理するための本発明のビーム形成器を使用してマルチビット値を処理することもできる。
入力信号が複素数である場合、複素数出力を加算する2つのビーム形成器を使用するか、または同じビーム形成器を使用して実数入力ビットベクトルと虚数入力ビットベクトルを交互に処理することができる。例えば、まず最小位ビット(実数)のベクトルをビーム形成器に与え、S0i=R0i+I0iを得てそれぞれ実数および虚数アキュムレータで累積する。次に、虚数のLSDのベクトルを与え、R0i’およびI0i’を得る。これは累積する前にjで重み付けしなければならない。このことはR0i’を虚数アキュムレータに累積し、実数アキュムレータからI0i’を減算することを意味している。双方のアキュムレータは左に1回シフトされ、このプロセスが第2の最小位ビット(実数)のベクトルに続き、次に第2のLSD(虚数)のベクトルに続き、最終結果が得られるまで次々にこのような処理が続けられる。ビット形成後、最も適度な指向性利得を有する最も適度なアレイサイズを用いても、実数および虚数入力の桁ビットの数を大きくする必要はなく、ほとんどの場合、4桁のビットで充分である。従って、入力ワード長さは短いので、本発明のビーム形成器はN×M個の複素数の乗算をする必要がなく、あらかじめ計算されたルックアップテーブルを批判的に使用することにより、残りの加算の回数さえも実質的に減少でき、コストおよび複雑さを低減する上で極めて有利となり得る。図6に示されたビーム形成器は高速処理速度を可能にしながら、異なるタイムスロットまたはチャンネル周波数の間で時分割でき、図8における変形例が行うことができるように、周波数ごと、またはタイムスロットごとにビーム方向を変えるように使用できる。かかる変形例のいずれも、受信の目的のためのビーム形成に関連した請求の範囲内に入るものと考えられる。
当業者であれば本発明の精神または本質的な特徴から逸脱することなく、本発明を他の特定の形態で実施できることが理解できよう。従って、現在開示されている実施例はすべての点において説明のためのものであり、限定的なものではない。本発明の範囲は上記説明ではなく、請求の範囲に表示されており、本発明の均等物の範囲および意味内に入るすべての変形例は本発明の範囲内に含まれるものである。

Claims (52)

  1. 第2の数のアンテナアレイ素子を使用して第1の数のディジタル情報信号を送信するためのディジタルビーム形成ネットワークにおいて、前記情報信号の各々から選択された1つの情報ビットを1つのビットベクトルに組み立てるための手段と、前記ビットベクトルのための入力および前記ビットベクトルを処理するための、アンテナ素子の前記第2の数に等しい数の出力を有するディジタル処理手段と、前記第2の数の出力の各々に結合されており、各アンテナ素子により送信できるよう、変調された信号を発生するための変調波形発生手段とを備えた、ディジタルビーム形成ネットワーク。
  2. 前記変調波形発生手段が一組のFIR係数を使用するFIRフィルタリング手段を含む、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  3. 前記係数が前記情報信号データレートに対するナイキストフィルタの平方根を決定する、請求項2記載のビーム形成ネットワーク。
  4. 前記変調波形発生手段が拡散符号を使用してCDMA信号を発生する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  5. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  6. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  7. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたオフセットQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  8. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたπ/4シフトされたQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  9. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたDPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  10. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたDQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  11. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたオフセットDQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  12. 前記変調波形発生手段がフィルタリングされたπ/4シフトされたDQPSK信号を形成する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  13. 前記変調波形発生手段がディジタル−アナログ変換を行う、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  14. 前記変調波形発生手段が直交変調を行う、請求項13記載のビーム形成ネットワーク。
  15. 前記ディジタル−アナログ変換が高ビットレートのシグマ−デルタ変調を含む、請求項13記載のビーム形成ネットワーク。
  16. 前記ディジタル処理手段が前記入力ビットベクトルのビットにより決定される算術的符号を有する所定の係数の部分合計のあらかじめ計算されたルックアップテーブルを記憶するためのメモリ手段を含む、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  17. 前記ビットベクトルの前記ビットの各組み合わせに対し、前記部分合計をあらかじめ計算し、記憶する、請求項16記載のビーム形成ネットワーク。
  18. ディジタル加算器が前記ルックアップテーブルのうちの2つ以上のテーブルの出力を組み合わせる、請求項16記載のビーム形成ネットワーク。
  19. ディジタル加算器がシリアルディジタル加算器である、請求項18記載のビーム形成ネットワーク。
  20. 連続するメモリワードアドレス内にビットの位を増しながら、前記ルックアップテーブルの値を記憶し、前記ワードの異なるビットが前記あらかじめ計算された値のうちの数個の値からの同じ位のビットを表示する、請求項19記載のビーム形成ネットワーク。
  21. 前記メモリ手段が前記係数の2つ以上の組に対して計算された値を記憶する、請求項16記載のビーム形成ネットワーク。
  22. 前記メモリにチャンネルアドレスを加えることにより、前記メモリから係数の所望する組に対応する値を選択する、請求項21記載のビーム形成ネットワーク。
  23. 前記チャンネルアドレスがTDMAフレームのタイムスロットを示す、請求項22記載のビーム形成ネットワーク。
  24. 前記チャンネルアドレスが周波数チャンネルを表示する、請求項22記載のビーム形成ネットワーク。
  25. 前記ディジタル処理手段がチャンネル表示信号を受けるための別の入力を有する、請求項1記載のビーム形成ネットワーク。
  26. 前記チャンネル表示信号がTDMAフレームのタイムスロットを示す、請求項25記載のビーム形成ネットワーク。
  27. 前記チャンネル表示信号が周波数チャンネルを表示する、請求項25記載のビーム形成ネットワーク。
  28. 情報ビットが複数の通信チャンネルを介して伝達される,請求項25記載のビーム形成ネットワーク。
  29. 前記組み立て手段が連続する通信チャンネルを通して送信するために、情報ビットを使用して前記ビットベクトルを連続的に組み立て、前記ディジタル処理手段が前記ビットベクトルを連続的に処理し、対応する連続的出力を発生する、請求項記載のビーム形成ネットワーク。
  30. 前記変調波形発生手段が更に前記連続する出力を使用して連続する通信チャンネルを通して送信するための信号を更に連続的に発生する、請求項29記載のビーム形成ネットワーク。
  31. 前記通信チャンネルはTDMAフレームのタイムスロットである、請求項28記載のビーム形成ネットワーク。
  32. 第2の数のアンテナアレイ素子を使用して第1の数のディジタル情報ストリームを送信するためのディジタルビーム形成器において、前記情報ストリームの各々から1つの情報ビットを選択し、これらを組み立てて実数のビットベクトルを形成すると共に、前記情報ストリームから別の情報ビットを選択し、虚数ビットベクトルを形成するための選択手段と、前記実数のビットベクトルを処理し、前記第2の数のアンテナ素子の各々に対し第1の実数および第の虚数ディジタル出力ワードを得ると共に、前記虚数ビットベクトルを処理し、対応する数の第2の実数および第2の虚数出力ワードを得るためのディジタル処理手段と、各アンテナ素子に対し、それらに関連する第1の実数および第2の虚数出力ワードを組み合わせると共に、関連する第1の虚数および第2の実数出力ワードを組み合わせ、対応するマルチビットのQPSK変調シンボルを得るための組み合わせ手段と、前記アンテナ素子の各々に対し、前記QPSK変調シンボルを処理し、対応するQPSK変調された無線波形を得るための変調波形発生手段とを備えた、ディジタルビーム形成器。
  33. 前記変調波形発生手段が一組のFIR係数を使用するFIRフィルタリング手段を含む、請求項32記載のビーム形成器。
  34. 前記係数が前記QPSK変調シンボルのシンボルレートに対するナイキストフィルタの平方根を形成する、請求項33記載のビーム形成器。
  35. 第2の数のアンテナアレイ素子を使用して第1の数のディジタル情報ストリームを送信するためのディジタルビーム形成器において、前記情報ストリームの各々から、一度に1つの情報ビットを選択し、これらを組み立て、実数のビットベクトルを形成すると共に前記情報ストリームから別の情報ビットを選択し、反復シーケンスで虚数ビットベクトルを形成するための選択手段と、前記実数のビットベクトルと交互に前記虚数ビットベクトルを反復的に処理し、前記第2の数のアンテナ素子の各々に対し、各実数のビットベクトルに関連した第1の実数および第1の虚数ディジタル出力ワードを得ると共に、各虚数ビットベクトルに関連した対応する数の第2の実数および第2の虚数出力ワードを得るためのディジタル処理手段と、第1の実数のディジタル出力ワードと交互に前記第2の虚数の出力ワードを選択し、実数のOQPSK変調値のストリームを発生すると共に、これと交互に第2の実数のディジタル出力ワードと交互に第1の虚数出力ワードを選択し、虚数のOQPSK変調値のストリームを発生するためのスイッチング手段と、前記アンテナ素子の各々に対し、前記実数および虚数のDQPSK変調値を処理し、対応するDQPSK変調された無線波形を得るための変調波形発生手段とを備えたディジタルビーム形成器。
  36. 前記変調波形発生手段が一組のFIR係数を使用するFIRフィルタリング手段を含む、請求項35記載のビーム形成器。
  37. 前記係数が前記OQPSK変調シンボルのシンボルレートに対するナイキストフィルタの平方根を形成する、請求項36記載のビーム形成器。
  38. 前記変調波形発生手段がディジタル−アナログ変換を行う、請求項32または請求項35記載のビーム形成器。
  39. 前記変調波形発生手段が直交変調を行う、請求項32または請求項35記載のビーム形成器。
  40. 前記ディジタル−アナログ変換が高ビットレートのシグマ−デルタ変調を含む、請求項38記載のビーム形成器。
  41. 前記ディジタル処理手段が前記入力ビットベクトルのビットにより決定される算術的符号を有する所定の係数の部分合計のあらかじめ計算されたルックアップテーブルを記憶するためのメモリ手段を含む、請求項32または請求項35記載のビーム形成器。
  42. 前記ビットベクトルの前記ビットの各組み合わせに対し、前記部分合計をあらかじめ計算し、記憶する、請求項41記載のビーム形成器。
  43. 前記ルックアップテーブルのうちの2つ以上の出力を組み合わせるためのディジタル加算器を更に含む、請求項41記載のビーム形成器。
  44. ディジタル加算器がシリアルディジタル加算器である、請求項43記載のビーム形成器。
  45. 連続するメモリワードアドレス内にビットの位を増しながら、前記ルックアップテーブルの値を記憶し、前記ワードの異なるビットが前記あらかじめ計算された値のうちの数個の値からの同じ位のビットを表示する、請求項44記載のビーム形成器。
  46. 前記メモリ手段が前記係数の2つ以上の組に対して計算された値を記憶する、請求項41記載のビーム形成器。
  47. 前記メモリアドレス入力にチャンネルアドレスを加えることにより、前記メモリから係数の所望する組に対応する値を選択する、請求項46記載のビーム形成器。
  48. 前記チャンネルアドレスがTDMAフレームのタイムスロットを示す、請求項47記載のビーム形成器。
  49. 前記チャンネルアドレスが周波数チャンネルを表示する、請求項47記載のビーム形成器。
  50. 前記ディジタル処理手段がチャンネル表示信号を受けるための別の入力を有する、請求項32または請求項35記載のビーム形成器。
  51. 前記チャンネル表示信号がTDMAフレームのタイムスロットを示す、請求項50記載のビーム形成器。
  52. 前記チャンネル表示信号が周波数チャンネルを表示する、請求項50記載のビーム形成器。
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