JP3878740B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置を回路基板に異方性導電接着剤をもちいて電気的および機械的な接続を行なう突起電極の構造とその突起電極の製造方法およびその接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術における突起状感光性樹脂を有する突起電極の構造と、この構造を形成するための製造方法を、図8〜図14の断面図をもちいて説明する。
【0003】
〔突起電極構造:図12〕
はじめに、図12をもちいて従来技術の突起電極の構造を説明する。
図12にしめすように、半導体基板12上に電極パッド14を開口するように絶縁膜16を形成する。
さらに、電極パッド14が露出するように、開口部を有する突起状感光性樹脂20を形成する。
【0004】
またさらに、突起状感光性樹脂20と、その突起状感光性樹脂20の開口部内の電極パッド14とを覆うように突起電極層22を形成する。すなわち、突起電極は、突起状感光性樹脂20と突起電極層22とから構成している。
【0005】
〔突起電極の製造方法:図8〜図14〕
つぎに、この従来の技術における半導体装置の構造を得るための製造方法を、図8〜図14の断面図および平面図を用いて説明する。図13は突起電極構造をしめす平面図であり図12は図13のB−B断面をしめす断面図である。
【0006】
はじめに図8にしめすように、半導体基板12上の全面に、絶縁膜16を形成し、フォトエッチング技術により、電極パッド14を露出するように開口部を有する絶縁膜16を形成する。
このときの平面形状を、図13の平面図の破線にて図示している絶縁膜開口部34にしめす。
【0007】
つぎに図9にしめすように、第1の感光性樹脂18を、半導体基板12上の全面に回転塗布法により形成する。
【0008】
その後、図10にしめすように露光処理、および現像処理を行ない、電極パッド14が露出するように、第1の感光性樹脂18をパターンニングして、開口部を形成した突起状感光性樹脂20を形成する。
このときの電極パッド14の開口部の平面形状を、図13の平面図の右上りの斜線にて図示する突起状感光性樹脂開口部17にしめす。なお、この電極パッド14の開口部は、20μm〜30μm角の大きさで形成する。
【0009】
その後、窒素雰囲気中で温度150℃で時間30分の焼成処理を行ない、さらに連続して温度350℃で時間30分の焼成処理を行い、突起状感光性樹脂20は焼成処理後、5μmの厚さとなるように形成する。
【0010】
この第1の感光性樹脂18からなる突起状感光性樹脂20は、突起電極の高さを確保するコアとしての役割をもつとともに、実装後の応力緩和としての役割ももつ。
【0011】
その後、図11にしめすように、突起状感光性樹脂20および絶縁膜16上の全面にスパッタリング法によって、電極層21材料として、チタニウム(Ti)を0.2μm、金(Au)を0.1μm、の膜厚で順次膜形成する。
すなわち、電極層21は2層構造としている。
【0012】
この電極層21は、電極パッド14で形成される電極材料との電気的および機械的接続性が良好で、電極材料相互の拡散がなく安定な電極材料の選定が必要である。
【0013】
その後、第2の感光性樹脂24を回転塗布法により、電極層21上の全面に形成する。
さらに所定のフォトマスクをもちいて露光処理と、現像処理を行ない突起状感光性樹脂20上に残存するように、第2の感光性樹脂24をパターニングする。
【0014】
つぎに第2の感光性樹脂24をエッチングマスクに使用して、電極層21の上層である金(Au)を王水を使用してエッチングを行う。
なお、このエッチング処理は、ジャストエッチングから30%のオーバーエッチング時間でエッチングを行う。
【0015】
つぎにメルテックス製のチタニウムのエッチング液であるアクタン70(商品名)により電極層21のバリヤ層および密着層であるチタニウムのエッチングを行う。
なおこのエッチング処理はジャストエッチングから30%のオーバーエッチング時間でエッチングを行い、突起電極層22の形成を行う。
【0016】
その後、湿式剥離液をもちいて、エッチングマスクとして使用した第2の感光性樹脂24の除去を行う。この結果、第1の感光性樹脂18からなる突起状感光性樹脂20をコアとし、その表面にチタニウム−金からなる電極層21からなる突起電極層22を形成することができる。
このときの突起電極層22の平面形状を、図13の平面図における二点鎖線でしめす。
【0017】
ここまでの処理はウエハー状態で行なっているので、つぎに、ダイシング工程により半導体基板12を単個の半導体チップに切断を行ない、半導体装置を形成する。
【0018】
〔半導体装置の接続構造:図14〕
つぎにこの半導体装置の接続構造を、図14をもちいて説明する。
図14にしめすように、絶縁性接着剤に導電材料30を混在させた異方性導電接着剤34を、複数の突起電極34を有する半導体基板12と対面配置した複数の回路電極28を有する回路基板26との間に介在させ、突起電極34と回路電極26間に加圧と加熱を加える。
【0019】
このことにより、突起電極34と回路電極28との間に導電性材料30が確保され、突起電極34と回路電極28の電気的および機械的な接続を行う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術における半導体装置における突起電極を採用することにより、めっき工程を行わなくて簡便に微細ピッチである半導体装置を安価でしかも高歩留まりで形成することができる利点がある。
【0021】
しかしながら、従来技術の突起電極34の構造と製造方法においては、突起状感光性樹脂20の開口部17(図13平面図の斜線部)が導電性材料30の外径寸法5μmにたいして20μm〜30μmの開口部を有する。
このため、開口部の内部に補足された導電性材料30は、電気的な接続には関与しない。
【0022】
充分な接続抵抗値(初期0.1Ω以下)と高信頼性を確保するためには、突起電極34と回路基板28との間に介在する導電性材料30の数が10個以上必要である。
【0023】
エポキシ系接着剤中に混在させた導電性材料30は、直径が5μmのプラスチックビーズの表面にニッケル−金の被膜が形成されている。
この導電性材料30の1個当たりの接続抵抗値は約1Ωであり、初期の接続抵抗値を0.1Ωにすることで、温度85℃/湿度85%雰囲気における高温高湿信頼性試験1000時間後の接続抵抗値を1Ω以下にすることができる。
【0024】
このときの接続抵抗値が上昇する理由は、突起電極34と回路基板28との間の絶縁性接着剤であるエポキシ系接着剤の劣化により接着力が低下し、突起電極34と回路電極26間隔が広がることによって、導電性材料30の接続面積が低下するためである。
【0025】
このため導電性材料30の数を10個以上確保するためには、突起電極34の面積を6000μm2 以上にしなければならない。
そのため従来の技術では、低接続抵抗値でしかも高信頼性のある微細ピッチ接続を行うことが非常に困難であった。
【0026】
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記課題を解決し、接続加圧時に発生する突起電極と回路電極間の導電性材料の未接続部を無くし、突起電極と回路電極間の導電性材料の数を充分に確保し、接続信頼性を向上させさらに、接続面積を小さくして、接続ピッチの微細化と高信頼性のある半導体装置および製造方法とその接続構造を簡単なプロセスでしかも安価で提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の半導体装置とその製造方法および接続構造においては、下記記載の手段を採用する。
【0028】
本発明の半導体装置の構造においては、電極パッド上の周縁部に絶縁膜を備え、電極パッド上に前記導電粒子の大きさより小さい複数の開口部を有する突起状感光性樹脂を設け、突起状感光性樹脂を覆い電極パッドに接続する突起電極層を有し、突起電極層は、開口部に対応する位置に凹部を有することを特徴とする。
【0029】
本発明の半導体装置の構造においる突起状感光性樹脂は、ポリイミド樹脂からなることを特徴とする。
【0030】
本発明の半導体装置の製造方法においては、電極パッド上の周縁部に絶縁膜を形成する工程と、前記電極パッドの上部に第1の感光性樹脂を形成する工程と、第1の感光性樹脂を電極パッドが露出するようにするとともに、導電粒子の大きさより小さい複数の開口部を形成するようにパターンニングして突起状感光性樹脂を形成する工程と、第1の感光性樹脂の上面の開口部に対応する位置に凹部を形成するとともに、この上面と側面と電極パッド上面とに突起電極層を形成する工程と、突起電極層の上部に第2の感光性樹脂を形成する工程と、第2の感光性樹脂を前記突起状感光性樹脂に対応する領域に残存するようにパターンニングする工程と、第2の感光性樹脂をエッチングマスクにして突起電極層をエッチングする工程と、第2の感光性樹脂を除去する工程とを有することを特徴とする。
【0034】
〔作用〕
本発明による半導体装置の構造と製造方法と接続構造においては、突起部を感光性樹脂で突起状感光性樹脂を形成し、電極パッド上に異方性導電接着剤の導電粒子の大きさより小さな形状で複数の開口部を設けてその全面にスパッタリング法により突起電極層を形成し、フォトリソグラフィーとエッチング技術をもちいて突起電極層を複数の開口部を有する突起状感光性樹脂上に突起電極層をパターン形成している。
【0035】
このことによって、突起電極34と回路電極28とのあいだに充分な数の導電性材料30が確保され、従来のように突起状感光性樹脂20の導電性材料30より大きな開口を有する開口部17による導電性材料30の電気的接続に関与しないものの発生を防止することができる。
したがって、突起電極34と回路電極28の電気的な接続を微小な突起電極面積で確実に行なうことが可能となる。
【0036】
さらに本発明においては、突起電極の製造工程を大幅に短縮できるとともに、高歩留まりで、しかも微細ピッチで高信頼性の突起電極を提供することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を実施するための最良の形態における半導体装置の構造および製造方法およびその接続構造を説明する。図1〜図5の本発明の半導体装置の構造と製造方法をしめす断面図と図6の平面図および接続構造をしめす図7の断面図をもちいて説明する。また図1〜図5は図6にしめす平面図のA−A線の断面形状をしめす。
まずはじめに図5を用いて本発明の半導体装置の構造を説明する。
【0038】
〔本発明の半導体装置の構造説明:図5および図7〕
図5にしめすように、半導体基板12上に電極パッド14が露出する開口部を有する絶縁膜16を設ける。
さらに、電極パッド14上と絶縁膜16上とに、回路基板との接続を行なう導電性材料よりも小さな大きさの開口部を有する突起状感光性樹脂20を設ける。この突起状感光性樹脂20はポリイミド樹脂で構成する。
さらにまた、複数の開口部を有する突起状感光性樹脂20と電極パッド14とを覆い、しかも電極パッド14に接続するように突起電極層22を設ける。
【0039】
このように、本発明の実施形態における半導体装置においては、接続に関与する導電性材料よりも小さな大きさの開口部を有する突起状感光性樹脂20を形成している。
このことにより回路電極と突起電極層22間の存在する導電性材料がすべて接続に関与し、接続抵抗値が劣化することなく、突起電極34を微細化することができる。
【0040】
〔本発明の半導体装置の製造方法説明:図1〜図7〕
つぎにこの図5にしめす構造の半導体装置を形成するための半導体装置の製造方法を説明する。
【0041】
図1にしめすように、所定の素子を形成した半導体基板12上のアルミニウムからなる電極パッド14を開口するように絶縁膜16を、フォトエッチング処理によりパターン形成する。
この絶縁膜16の平面形状は、図6の平面図における破線にて図示する絶縁膜開口部34にしめす。
【0042】
この絶縁膜16は、窒化珪素(Si3 N4 )をプラズマ化学的気相成長法により、全面に1μmの厚さで形成する。
【0043】
この絶縁膜16は、窒化珪素以外に、二酸化珪素(SiO2 )や、酸化タンタル(Ta2 O5 )や、酸化アルミニュウム(Al2 O3 )などの無機膜でも有効である。
さらに絶縁膜16の形成方法としては、プラズマ化学的気相成長法以外に、スパッタリング法でも形成可能である。
【0044】
つぎに図2にしめすように、第1の感光性樹脂18を、半導体基板12上の全面に回転塗布法により形成する。
この第1の感光性樹脂18は、感光性を備えるポリイミド樹脂をもちいる。
【0045】
その後、図3にしめすように、所定のフォトマスクをもちいて露光処理と、現像工程を行ない、電極パッド14が露出する開口部を形成するように、第1の感光性樹脂18をパターンニングして、複数の開口部を形成した突起状感光性樹脂20を形成する。
【0046】
このときの電極パッド14が露出するように形成する突起状感光性樹脂20の開口部の平面形状は、図6の平面図に右上りの斜線で図示する突起状感光性樹脂開口部17にしめす。なおこの図6では、突起状感光性樹脂20の開口部の平面形状は円形状で図示している。これはフォトマスクのパターン形状が四角形であっても露光処理と現像処理を経ると、そのコーナー部は丸くなってしまうためである。
この突起状感光性樹脂20の開口部の開口大きさは、2μm〜4μm角の大きさで形成する。
【0047】
その後、窒素雰囲気中で、温度150℃で時間30分、および温度350℃で30分の2段階の焼成処理を行い、突起状感光性樹脂20が焼成後、5μmの厚さとなるように形成する。
【0048】
この第1の感光性樹脂18からなる突起状感光性樹脂20は、ポリイミド樹脂で形成しており、突起電極の高さを稼ぐコアとしての役割をもつとともに、実装後の応力緩和としての役割ももつ。
【0049】
その後、図4にしめすように、開口部を形成した突起状感光性樹脂20と絶縁膜16上の全面に、電極パッド14に到達するように、スパッタリング法によって、チタニウム(Ti)を0.2μm、金(Au)を0.1μm、の膜厚で順次膜形成し、電極層21を2層構造で形成する。
【0050】
この電極層21は、電極パッド14で形成される電極材料との電気的および機械的接続性が良好で、電極装21材料相互の拡散がなく安定な電極材料の選定が必要である。
【0051】
電極層21は、チタニウム−金以外に、チタン−パラジウムや、チタン−白金や、チタン・タングステン合金−パラジウムや、クロム−銅やチタン・タングステン合金−金や、チタン・タングステン合金−白金などの2層膜構造や、アルミニウム−チタン−金の3層構造でも適用可能である。
【0052】
その後、感光性材料からなる第2の感光性樹脂24を回転塗布法により、電極層21上の全面に形成する。
その後、所定のフォトマスクをもちいて露光処理、および現像処理を行ない、開口部を形成した突起状感光性樹脂20に対応する領域に残存するように、第2の感光性樹脂24をパターニングする。
【0053】
つぎに、第2の感光性樹脂24をエッチングマスクに使用して、電極層21の上層である金をヨウ素系エッチング液を使用してエッチングを行う。
なおこのエッチング処理は、ジャストエッチングから30%のオーバーエッチング時間でエッチングを行う。
【0054】
つぎにメルテックス製のチタニウムのエッチング液であるアクタン70(商品名)により電極層21のバリヤ層および密着層であるチタニウムのエッチングを行う。
なおこのエッチング処理はジャストエッチングから30%のオーバーエッチング時間でエッチングを行い、突起電極層22の形成を行う。
このときのチタニウムのエッチング液としては、過酸化水素酸を含むエッチング液でも有効である。
【0055】
その後、湿式剥離液をもちいて、エッチングマスクとして使用した第2の感光性樹脂24の除去を行う。この結果、第1の感光性樹脂18からなる突起状感光性樹脂20をコアとし、その表面を被覆するチタニウム−金からなる導電被膜の電極層21からなる突起電極層22を形成することができる。
このときの突起電極層22の平面形状を、図6の平面図における二点鎖線でしめす。
【0056】
ここまでの処理はウエハー状態で行なっているので、つぎに、ダイシング工程により半導体基板12を単個の半導体チップに切断を行ない、半導体装置を形成する。
【0057】
〔半導体装置の接続構造:図7〕
つぎに半導体装置の接続構造の実施形態を、図7をもちいて説明する。
図7にしめすように、絶縁性接着剤に導電性材料30を混在させた異方性導電接着剤34を、複数の突起電極34を有する半導体基板12と対面配置した複数の回路電極28を有する回路基板26との間に介在させ、突起電極34と回路電極26間に加圧と加熱を加える。
【0058】
本発明においては、突起状感光性樹脂20に形成する開口部の開口大きさ寸法より、小さな粒径の導電性材料30を混在させた異方性導電接着剤34を用いて突起電極34と回路基板26の回路電極28との電気的接続を行なっている。
このことによって、突起電極34と回路電極28との間に導電性材料30が確保され、突起電極34と回路電極28の電気的および機械的な接続を行う。
【0059】
このようにして本発明により形成した半導体装置は、突起電極34を感光性樹脂で形成し、電極パッド14上に導電性材料30の大きさより小さな形状で複数の開口部を設けてその表面にスパッタリング法により突起電極層22を形成している。
【0060】
このことによって、突起電極34と回路電極28との間に導電性材料30が確保され、突起状感光性樹脂開口部17による導電性材料30の未接続部を完全に防止することができる。
したがって、突起電極34と回路電極28の電気的な接続を微小な面積で確実に行うことが可能となる。
【0061】
さらに本発明では、突起電極の製造工程を大幅に短縮できるとともに高歩留まりでしかも微細ピッチで高信頼性の突起電極を提供することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の半導体装置の構造とその製造方法およびその接続構造においては、突起電極34を突起状感光性樹脂20と突起電極層22から形成し、電極パッド14上に導電性材料30よりも小さな大きさで複数の開口部を有する突起状感光性樹脂20の開口部を形成することにより、突起電極34を微細化することが可能となる。
【0063】
また本発明の半導体装置の製造方法においては、めっき装置を必要とせずに半導体装置を形成することが可能であり、従来と比らべて、工業生産上非常に有利な製造方法を提供することができる。
【0064】
さらに本発明の半導体装置においては、微細ピッチでしかも従来、厚膜めっき工程で発生しためっき未済、異常めっき析出などのめっき不良を完全に無くし、高歩留まりでしかも簡略な行程で半導体装置を形成する半導体装置およびその製造方法および接続構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す平面図である。
【図7】本発明の実施形態における半導体装置とその製造方法およびその接続構造をしめす断面図である。
【図8】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図9】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図10】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図11】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図12】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す断面図である。
【図13】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造を示す平面図である。
【図14】従来の技術における半導体装置とその製造方法およびその接続構造をしめす断面図である。
【符号の説明】
12 半導体基板
14 電極パッド
16 絶縁膜
17 突起状感光性樹脂開口部
18 第1の感光性樹脂
20 突起状感光性樹脂
21 電極層
22 突起電極層
24 第2の感光性樹脂
26 回路基板
28 回路電極
30 導電性材料
32 異方性導電接着剤
34 突起電極
36 絶縁膜開口部
Claims (2)
- 電極パッド上に設ける突起電極と回路基板に設けた回路電極とを導電粒子を含む異方性導電接着剤で接着する半導体装置において、
前記電極パッド上の周縁部に絶縁膜を備え、
前記電極パッド上に前記導電粒子の大きさより小さい複数の開口部を有する突起状感光性樹脂を設け、
前記突起状感光性樹脂を覆い前記電極パッドに接続する突起電極層を有し、
前記突起電極層は、前記開口部に対応する位置に凹部を有することを特徴とする半導体装置。 - 電極パッド上の周縁部に絶縁膜を形成する工程と、
前記電極パッドの上部に第1の感光性樹脂を形成する工程と、
前記第1の感光性樹脂を前記電極パッドが露出するようにするとともに、導電粒子の大きさより小さい複数の開口部を形成するようにパターンニングして突起状感光性樹脂を形成する工程と、
前記第1の感光性樹脂の上面の前記開口部に対応する位置に凹部を形成するとともに、該上面と側面と前記電極パッド上面とに突起電極層を形成する工程と、
前記突起電極層の上部に第2の感光性樹脂を形成する工程と、
前記第2の感光性樹脂を前記突起状感光性樹脂に対応する領域に残存するようにパターンニングする工程と、
前記第2の感光性樹脂をエッチングマスクにして前記突起電極層をエッチングする工程と、
前記第2の感光性樹脂を除去する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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