JP3876785B2 - ユニットルームの施工構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニットバスのようなユニットルームの施工構造に関し、詳しくは、直方体形状に製作されたユニットルームにおいて、家屋の梁に合致するルーム天井及び背板も含めたルーム側壁が構成しているコーナー天井部を切除して切除部を形成し、切除部に合致する断面L字状のコーナー天井部材を付設するユニットルームの施工構造に関し、更に詳しくは、施工性及び仕上がり性を向上させようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユニットルームの施工構造においては、図16(a)に示すように、直方体形状に製作されたユニットルームA’において、家屋の梁1に合致するルーム天井2及び背板20に含めたルーム側壁3が構成しているコーナー天井部を切除して切除部5を形成し、同図(b)に示すように、切除部5において対向するルーム側壁3、3のL字状の切除縁6に沿って支持桟7’を取り付け、又、同図(c)に示すように、背板20となるルーム側壁3にも上桟4’を取り付け、対向する支持桟7’間及び上桟4’に切除部5に合致する断面L字状のコーナー天井部材11’を付設するものである。
【0003】
この場合、図16(b)に示すように、支持桟7’はルーム側壁3のL字状の切除縁6に沿って、又、上桟4’は背板20となるルーム側壁3の切欠き上縁25に沿って、例えば、エポキシ系の接着剤Bにて貼着させるものであることから、接着剤Bが充分に硬化(硬化時間:約30分)するのを待たなければならなくて施工に時間を要すること、支持桟7’及び上桟4’の位置を正確に出し難いこと、支持桟7’及び上桟4’の取り付けを安定化させ難いこと、及び、支持桟7’及び上桟4’の相互の関係を維持し難いこと等となっていた。
【0004】
因みに、コーナー天井部材11’は、図17に示すように、梁欠きパネル36を梁1の幅及び高さに合わせたサイズにカットし、補強木37をエポキシ系の接着剤Bにて接着し、硬化を待つものである。
【0005】
そこで、従来においては、図18に示すように、支持桟7’とルーム側壁3のパネル上端枠26とにわたって三角形の補強プレート27を、支持桟7’とルーム側壁3のパネル側枠28とにわたって同様の補強プレート27を、更に、背板20となるルーム側壁3の上桟4’と同ルーム側壁3のパネル側枠28とにわたって同様の補強プレート27をビス29…にて固定して補強を図るとともに位置決めをおこなうものである。
【0006】
更に、従来においては、図19に示すように、断面L字状のコーナー天井部材11’の長さ方向の両端縁、コーナー天井部材11’の天井片12’の後端縁部にアングル状の固定用金具30をビス29…にて取り付け、又、図20に示すように、コーナー天井部材11’の縦板片13’の上縁内面に横向きT字状の取付金具31をビス29にて取り付け、しかして、図21及び図22に示すように、ユニットルームA’側の支持桟7’にこれに対向しているコーナー天井部材11’側の固定用金具30を、又、ユニットルームA’側に架設した横桟33にコーナー天井部材11’を取付金具31とともにそれぞれビス29…にて固定するのである。又、図22に示すように、ユニットルームA’のルーム天井2を取付金具31の載設片31aに載置してビス29にて固定するのである。取付金具31の載設片31a及び縦片34にわたって樹脂製の廻り縁35を付設するのである。
【0007】
この場合、載設片31aの下から打入したビス29によってルーム天井(ルーム天井)2が突き上げられて、廻り縁35との間の箇所Xに隙間が生じるやすいものである。
【0008】
このように、従来のユニットルームの施工構造においては、施工性、仕上がり性に多くの問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、施工性及び仕上がり性を向上させることができるユニットルームの施工構造を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明においては、直方体形状に製作されたユニットルームAにおいて、家屋の梁1に合致するルーム天井2及び背板20も含めたルーム側壁3が構成しているコーナー天井部を切除して切除部5を形成し、切除部5において対向するルーム側壁3、3のL字状の切除縁6、6に沿って支持桟7、7を取り付け、対向する支持桟7、7間に切除部5に合致する断面L字状のコーナー天井部材11を付設するユニットルームの施工構造であって、支持桟7にはL字状の切除縁6における横切除端面8に載設する載設片9及び切除縁6における縦切除端面10に当接する当接片23を設け、載設片9を横切除端面8に載設し、当接片23を縦切除端面10に当接させて支持桟7を切除縁6に沿って取り付け、対向している支持桟7、7間にコーナー天井部材11を固定し、断面略L字状のコーナー天井部材11は天井片12と縦板片13とで構成し、縦板片13の上部内面に固定するルーム天井固定桟14を上片15、下片16及び垂下片17とで断面略F字状に形成し、上片15及び下片16との間の支持溝18にルーム天井2の端部を挿入して上片15、下片16及びルーム天井2を貫通するビス19にて固定し、天井片12の外端部を保持する天井片固定桟40を上片材41、下片材42及び垂下片材43とで断面略F字状に形成し、天井片固定桟40の垂下片材43をユニットルームAの背板20も含めたルーム側壁3に固定し、上片材41及び下片材42との間の支持溝44に天井片12の外端部を挿入して上片材41、下片材42及び天井片12を貫通するビス19にて固定していることを特徴とするものである。
【0011】
このような構成によれば、支持桟7の載設片9がL字状の切除縁6における横切除端面8に載設され、支持桟7の当接片23がL字状の切除縁6における縦切除端面10に当接されるのであり、支持桟7をL字状の切除縁6に位置決めした状態で取り付けることができ、施工性を高め、長期にわたって支持桟7の取り付けを安定化させ、ひいては断面L字状のコーナー天井部材11の支持強度を高め、ユニットルームAの商品価値を高めることができる。
また、請求項1においては、縦板片13側に固定したルーム天井固定桟14における上片15及び下片16で形成している支持溝18にルーム天井2を挿入し、上片15、ルーム天井2及び下片16にビス19を貫通させることで、ルーム天井2を固定することができ、この場合、ルーム天井2は支持溝18に挿入されていてルーム天井2がビス19によって突き上げられることがなく、従来のように、ルーム天井2の縁部において隙間が生じることがなく、仕上がり性を向上させることができる。
更に、請求項1においては、背板20も含めたルーム側壁3に固定した天井片固定桟40における上片材41及び下片材42で形成している支持溝44に天井片12を挿入し、上片材41、天井片12及び下片材42にビス19を貫通させることで、天井片12を安定的に支持することができ、コーナー天井部材11の取り付けを安定化させることができる。
【0012】
請求項2の発明においては、L字状の支持桟7は、横片71と縦片72とで形成され、横片71には載設片9が、縦片72には当接片23が形成され、横片71及び縦片72の突き合わせ端縁には斜めとなる斜め突き合わせ縁73、73が形成され、横片71と縦片72とが各々の斜め突き合わせ縁73、73において突き合わされていることを特徴とするものである。このような構成によれば、載設片9が形成された横片71と当接片23が形成された縦片72とが互いに斜め突き合わせ縁73、73において突き合わされてL字状の支持桟7の形状維持が容易となり、かつ、支持桟7の構成が容易となる。
【0015】
請求項3の発明においては、ルーム天井固定桟14又は天井片固定桟40にユニットルームA内に突出して天井廻り縁21を接続する接続突起22を設けていることを特徴とするものである。このような構成によれば、ルーム天井2を固定するルーム天井固定桟14又は天井片12を固定する天井片固定桟40を有効に利用することで、天井廻り縁21を簡単・容易に取り付けることができる。
【0016】
請求項4の発明においては、切除部5に臨むユニットルームAの背板20も含めルーム側壁3の切断上縁部に防水テープ24を貼着していることを特徴とするものである。このような構成によれば、例えば、金属板45を備えた背板20も含めたルーム側壁3の切除端面を、例えば、アルミ箔テープのような防水テープ24によって覆うことができ、防水ができ錆止めを図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は支持桟をユニットルームの切除部に取り付ける前の分解斜視図、同図(b)は取り付け後の斜視図である。図2(a)は同上のユニットルームにおいて切除する箇所を示す説明図、同図(b)はルーム側壁を切除する箇所を示す説明図である。図3(a)は同上の支持桟の横片を切除する箇所を点線で示す説明図、同図(b)は支持桟の縦片を切除する箇所を点線で示す説明図である。
【0018】
ユニットルームAは直方体形状に製作されている例えばユニットバスルームである。ユニットルームAは床板65、背板20も含めてルーム側壁3が四方において立設され、背板20も含めたルーム側壁3…の上端にルーム天井2が付設されている。このようなユニットルームAを家屋に据え付ける際に、家屋の梁1に合致するルーム天井2及び背板20も含めたルーム側壁3が構成しているコーナー天井部を切除して切除部5を形成し、この切除部5に合致する断面L字状のコーナー天井部材11を付設するのであり、このように梁1を避けてユニットルームAを据え付けるのである。図2(a)において、矢印イは切除箇所を指示している。以下、詳述する。
【0019】
ユニットルームAの切除部5において対向しているルーム側壁3、3にはL字状の切除縁6、6が形成されて切除縁6、6にL字状の支持桟7、7が取り付けられる。
【0020】
支持桟7は、横片71と縦片72とで形成され、横片71にはL字状の切除縁6における横切除端面8に載設する載設片9と、ルーム側壁3への取付片51と、コーナー天井部材11を接続する接続片52が形成されている。縦片72にはL字状の切除縁6における縦切除端面10に当接する当接片23と、ルーム側壁3への取付用片53と、コーナー天井部材11を接続する接続用片54が形成されている。横片71及び縦片72は図3(a)(b)に示すように適宜の寸法に切断される。
【0021】
しかして、図1(a)(b)に示すように、横片71の取付片51に、又、縦片72の取付用片53に接着剤Bを塗布し、載設片9を横切除端面8に載設し、当接片23を縦切除端面10に当接させて横片71及び縦片72からなる支持桟7を切除縁6に沿って取り付けるのである。
【0022】
この場合、横片71が載設片9、取付片51及び接続片52を含めて全体が水平方向に対して斜めとなる斜め突き合わせ縁73において一連に切断されている。又、縦片72が当接片23、取付用片53及び接続用片54を含めて全体が縦方向に対して斜めとなる斜め突き合わせ縁73において一連に切断されている。横片71及び縦片72が斜めとなる斜め突き合わせ縁73、73において突き合わされている。しかして、載設片9が形成された横片71と当接片23が形成された縦片72とが互いに斜め突き合わせ縁73、73において突き合わされてL字状の支持桟7の形状維持が容易となり、かつ、支持桟7の構成が容易となっている。
【0023】
図5(a)及び図10(a)(b)に示すように、断面L字状のコーナー天井部材11の両端部に設けている接続片材55、55を支持桟7の接続片52及び接続用片54にタッピングビス56にて接続するのである。
このように、本発明においては、支持桟7にはL字状の切除縁6における横切除端面8に載設する載設片9及び切除縁6における縦切除端面10に当接する当接片23を設け、載設片9を横切除端面8に載設し、当接片23を縦切除端面10に当接させて支持桟7を切除縁6に沿って取り付け、対向している支持桟7、7間にコーナー天井部材11を固定していることから、支持桟7の載設片9がL字状の切除縁6における横切除端面8に載設され、支持桟7の当接片23がL字状の切除縁6における縦切除端面10に当接されるのであり、支持桟7をL字状の切除縁6に位置決めした状態で取り付けることができ、施工性を高め、長期にわたって支持桟7の取り付けを安定化させ、ひいては断面L字状のコーナー天井部材11の支持強度を高め、ユニットルームAの商品価値を高めることができるのである。
図4に示すように、断面L字状のコーナー天井部材11は天井片12と縦板片13とで構成され、各々の幅は梁1の大きさに応じて切断される。縦板片13の上部内面に付設するルーム天井固定桟14を上片15、下片16及び垂下片17とで断面略F字状に形成している。図4(a)において、矢印ロはコーナー天井部材11の切除箇所を指示している。
図11に示すように、ルーム天井固定桟14の上片15及び下片16との間の支持溝18にルーム天井2の端部を挿入して上片15、下片16及びルーム天井2を貫通するビス19にて固定している。ルーム天井固定桟14はビス57にてコーナー天井部材11の縦板片13の上部内面に固定される。ところで、ルーム天井2は図6及び図7に示すように、梁1の大きさに応じて切断されている。図6(a)において、矢印ハはルーム天井2の切除箇所を指示している。符号59は天井用ジョイナーである。図11(a)において、矢印トはルーム天井2とコーナー天井部材11との接続箇所を指示している。
このように、ルーム天井2は支持溝18に挿入されていてルーム天井2がビス19によって突き上げられることがなく、従来のように、ルーム天井2の縁部において隙間が生じることがなく、仕上がり性を向上させることができる。
図5(a)(b)及び図10(c)に示すように、断面略L字状のコーナー天井部材11の天井片12の外端部を保持する天井片固定桟40を上片材41、下片材42及び垂下片材43とで断面略F字状に形成している。天井片固定桟40の上片材41及び下片材42との間の支持溝44に天井片12の外端部を挿入して上片材41、下片材42及び天井片12を貫通するビス19にて固定している。天井片固定桟40の垂下片材43は背板20にビス58にて固定される。背板20は図8(a)の切断指示箇所ニにおいて同図(b)(c)に示すように、梁1の大きさに応じて切断され、又、図9に示すように、コーナージョイナー60及び平ジョイナー61も切断される。図10(a)において、矢印ホはコーナー天井部材11のルーム側壁3への接続箇所を指示し、矢印ヘはコーナー天井部材11を背板20に接続する箇所を指示している。
このように、天井片固定桟40の支持溝44に天井片12を挿入し、上片材41、天井片12及び下片材42にビス19を貫通させることで、天井片12を安定的に支持することができ、コーナー天井部材11の取り付けを安定化させることができる。
図13に示すように、ルーム天井固定桟14及び天井片固定桟40にユニットルームA内に突出して天井廻り縁21を接続する接続突起22を設けている。しかして、ルーム天井2を固定するルーム天井固定桟14及び天井片12を固定する天井片固定桟40を有効に利用することで、天井廻り縁21を簡単・容易に取り付けることができる。接続突起22と天井廻り縁21の接続形態は種々設計変更できるものである。図13(a)において、矢印ヌは天井廻り縁21の施工箇所を指示している。
図12に示すように、上記天井廻り縁21が付設される箇所以外の箇所を矢印チ及び矢印リで示していて、このような箇所に弾性を備えた廻り縁66が冶具62を介してハンマーにてルーム側壁3とコーナー天井部材11との間に打ち込まれて水密を図っている。図14に示すように、ルーム側壁3は例えば銅板のような金属板45に石膏ボード63を裏打ちした複合板を使用していて、このようなルーム側壁3の切断上縁部に例えばアルミ箔テープのような防水テープ24を貼着して、金属板45を備えた背板20も含めたルーム側壁3の切除端面の水密性を確保して錆止めを図っている。図15はルーム側壁3が薄い場合の例を示し、背板20を含めてルーム側壁3の厚さが薄い場合に、スペーサ64を接着して当てることで、図14のルーム側壁3と同じ厚みにでき、弾性を備えた廻り縁66における挿入深さを図14の形態と同等にして水密性が低下されないようにしたものである。このような薄いルーム側壁3の切断端面においても防水テープ24を貼着してもよい。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、直方体形状に製作されたユニットルームにおいて、家屋の梁に合致するルーム天井及び背板も含めたルーム側壁が構成しているコーナー天井部を切除して切除部を形成し、切除部において対向するルーム側壁のL字状の切除縁に沿って支持桟を取り付け、対向する支持桟間に切除部に合致する断面L字状のコーナー天井部材を付設するユニットルームの施工構造であって、支持桟にはL字状の切除縁における横切除端面に載設する載設片及び切除縁における縦切除端面に当接する当接片を設け、載設片を横切除端面に載設し、当接片を縦切除端面に当接させて支持桟を切除縁に沿って取り付け、対向している支持桟間にコーナー天井部材を固定し、断面略L字状のコーナー天井部材は天井片と縦板片とで構成し、縦板片の上部内面に固定するルーム天井固定桟を上片、下片及び垂下片とで断面略F字状に形成し、上片及び下片との間の支持溝にルーム天井の端部を挿入して上片、下片及びルーム天井を貫通するビスにて固定し、天井片の外端部を保持する天井片固定桟を上片材、下片材及び垂下片材とで断面略F字状に形成し、天井片固定桟の垂下片材をユニットルームの背板も含めたルーム側壁に固定し、上片材及び下片材との間の支持溝に天井片の外端部を挿入して上片材、下片材及び天井片を貫通するビスにて固定しているから、支持桟の載設片がL字状の切除縁における横切除端面に載設され、支持桟の当接片がL字状の切除縁における縦切除端面に当接されるのであり、支持桟をL字状の切除縁に位置決めした状態で取り付けることができ、施工性を高め、長期にわたって支持桟の取り付けを安定化させ、ひいては断面L字状のコーナー天井部材の支持強度を高め、ユニットルームの商品価値を高めることができるという利点がある。
また、請求項1においては、縦板片側に固定したルーム天井固定桟における上片及び下片で形成している支持溝にルーム天井を挿入し、上片、ルーム天井及び下片にビスを貫通させることで、ルーム天井を固定することができ、この場合、ルーム天井は支持溝に挿入されていてルーム天井がビスによって突き上げられることがなく、従来のように、ルーム天井の縁部において隙間が生じることがなく、仕上がり性を向上させることができる。
更に、請求項1においては、背板も含めたルーム側壁に固定した天井片固定桟における上片材及び下片材で形成している支持溝に天井片を挿入し、上片材、天井片及び下片材にビスを貫通させることで、天井片を安定的に支持することができ、コーナー天井部材の取り付けを安定化させることができる。
【0025】
請求項2の発明においては、請求項1の効果に加えて、L字状の支持桟は、横片と縦片とで形成され、横片には載設片が、縦片には当接片が形成され、横片及び縦片の突き合わせ端縁には斜めとなる斜め突き合わせ縁が形成され、横片と縦片とが各々の斜め突き合わせ縁において突き合わされているから、載設片が形成された横片と当接片が形成された縦片とが互いに斜め突き合わせ縁において突き合わされてL字状の支持桟の形状維持が容易となり、かつ、支持桟の構成が容易となるという利点がある。
【0028】
請求項3の発明においては、請求項1の効果に加えて、ルーム天井固定桟又は天井片固定桟にユニットルーム内に突出して天井廻り縁を接続する接続突起を設けているから、ルーム天井を固定するルーム天井固定桟又は天井片を固定する天井片固定桟を有効に利用することで、天井廻り縁を簡単・容易に取り付けることができるという利点がある。
【0029】
請求項4の発明においては、請求項1の効果に加えて、切除部5に臨むユニットルームのルーム側壁の切断上縁部に防水テープを貼着しているから、例えば、金属板を備えた背板も含めたルーム側壁の切除端面を、例えば、アルミ箔テープのような防水テープによって覆うことができ、防水ができ錆止めを図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は支持桟をユニットルームの切除部に取り付ける前の分解斜視図、(b)は取り付け後の斜視図である。
【図2】(a)は同上のユニットルームにおいて切除する箇所を示す説明図、(b)はルーム側壁を切除する箇所を示す説明図である。
【図3】(a)は同上の支持桟の横片を切除する箇所を示す説明図、(b)は支持桟の縦片を切除する箇所を示す説明図である。
【図4】(a)は同上のコーナー天井部材の切除箇所を示す説明図、(b)はコーナー天井部材の側断面図である。
【図5】(a)は同上のコーナー天井部材の天井片を天井片固定桟に保持させる前の分解斜視図、(b)は保持後の側断面図である。
【図6】(a)は同上のユニットルームのルーム天井を切除する箇所を示す説明図、(b)は切除する作用を示す説明図である。
【図7】(a)は同上の切除後のルーム天井を天井固定桟にて保持する作用を示す分解斜視図、(b)は保持後の側断面図である。
【図8】(a)は同上の梁下パネルとなる背板を切除する箇所を示す説明図、(b)は切除後の背板に天井固定桟を取り付ける作用を示す側断面図、(c)は斜視図である。
【図9】(a)は同上のコーナージョイナーの切除作用を示す説明図、(b)は平ジョイナーの切除作用を示す説明図である。
【図10】(a)は同上のコーナー天井部材のルーム側壁及び背板への取り付け箇所を示す説明図、(b)はコーナー天井部材をルーム側壁に取り付ける作用を示す説明図、(c)は背板との取り付けを示す説明図である。
【図11】(a)は同上のルーム天井をコーナー天井部材に取り付ける箇所を示す説明図、(b)はルーム天井をコーナー天井部材に取り付ける作用を示す説明図、(c)は取り付け後の説明図である。
【図12】(a)は同上の天井廻し縁の打ち込み箇所を示す説明図、(b)(c)は作用を示す説明図である。
【図13】(a)は同上の廻り縁の打ち込み箇所を示す説明図、(b)(c)は作用を示す説明図である。
【図14】同上のルーム側壁の厚さが厚い場合にその切除端面に防水テープを貼着した断面図である。
【図15】同上のルーム側壁の厚さが薄い場合の施工形態を示す断面図である。
【図16】従来例を示し、(a)はユニットルームにおいて切除する箇所を示す説明図、(b)は支持桟を切除部に取着する作用を示す説明図、(c)は上枠を切除部に取着する作用を示す説明図である。
【図17】同上のコーナー天井部材の製作を示す分解斜視図である。
【図18】同上の補強プレートを取り付ける作用を示す分解斜視図である。
【図19】同上の固定用金具を取り付ける作用を示す分解斜視図である。
【図20】同上の取付金具を取り付ける作用を示す分解斜視図である。
【図21】同上のコーナー天井部材を切除部に取り付ける作用を示す分解斜視図である。
【図22】同上の取り付け後の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 梁
2 ルーム天井
3 ルーム側壁
5 切除部
6 切除縁
7 支持桟
8 横切除端面
9 載設片
10 縦切除端面
11 コーナー天井部材
23 当接片

Claims (4)

  1. 直方体形状に製作されたユニットルームにおいて、家屋の梁に合致するルーム天井及び背板も含めたルーム側壁が構成しているコーナー天井部を切除して切除部を形成し、切除部において対向するルーム側壁のL字状の切除縁に沿って支持桟を取り付け、対向する支持桟間に切除部に合致する断面L字状のコーナー天井部材を付設するユニットルームの施工構造であって、支持桟にはL字状の切除縁における横切除端面に載設する載設片及び切除縁における縦切除端面に当接する当接片を設け、載設片を横切除端面に載設し、当接片を縦切除端面に当接させて支持桟を切除縁に沿って取り付け、対向している支持桟間にコーナー天井部材を固定し、断面略L字状のコーナー天井部材は天井片と縦板片とで構成し、縦板片の上部内面に固定するルーム天井固定桟を上片、下片及び垂下片とで断面略F字状に形成し、上片及び下片との間の支持溝にルーム天井の端部を挿入して上片、下片及びルーム天井を貫通するビスにて固定し、天井片の外端部を保持する天井片固定桟を上片材、下片材及び垂下片材とで断面略F字状に形成し、天井片固定桟の垂下片材をユニットルームの背板も含めたルーム側壁に固定し、上片材及び下片材との間の支持溝に天井片の外端部を挿入して上片材、下片材及び天井片を貫通するビスにて固定して成ることを特徴とするユニットルームの施工構造。
  2. L字状の支持桟は、横片と縦片とで形成され、横片には載設片が、縦片には当接片が形成され、横片及び縦片の突き合わせ端縁には斜めとなる斜め突き合わせ縁が形成され、横片と縦片とが各々の斜め突き合わせ縁において突き合わされて成ることを特徴とする請求項1記載のユニットルームの施工構造。
  3. ルーム天井固定桟又は天井片固定桟にユニットルーム内に突出して天井廻り縁を接続する接続突起を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のユニットルームの施工構造。
  4. 切除部に臨むユニットルームの背板も含めたルーム側壁の切断上縁部に防水テープを貼着して成ることを特徴とする請求項1記載のユニットルームの施工構造。
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