JP3876693B2 - 電子部品の誤供給防止装置および電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品の誤供給防止装置および電子部品供給装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品の誤供給防止装置および電子部品供給装置に関するもので、特に、複数個のチップ状の電子部品をランダムな状態で収納するバルクケースから、複数個の電子部品を順次供給するための部品供給装置への電子部品の供給において、誤った電子部品の供給を防止するための誤供給防止装置およびこれを備える電子部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、チップ状の電子部品を回路基板上へマウントするためのチップマウント機に備える部品供給装置に対して電子部品を供給するため、本件特許出願人による特開昭63−272686号公報に記載されるような電子部品チップ収納カセットがしばしば用いられている。
【0003】
電子部品チップ収納カセットは、複数個のチップ状の電子部品をランダムな状態で収納するバルクケースを備え、バルクケースには、電子部品を排出するための排出口と、排出口を閉じるための開閉可能な蓋とが設けられている。
【0004】
バルクケース内の電子部品を上述した部品供給装置に供給するにあたっては、バルクケースが部品供給装置に備えるケース装着部に装着される。この装着状態において、バルクケースの排出口は、部品供給装置における部品取入口に向いた状態となっており、この状態において、蓋を開くことにより、バルクケース内の電子部品が部品取入口へと導入される。
【0005】
上述した特開昭63−272686号公報には、また、バルクケース内に収納されている電子部品の種類、寸法および特性などの電子部品に関する情報をバーコードによって表わしたラベルが、バルクケースの外表面上に貼り付けることが開示されている。
【0006】
また、特開平10−335888号公報には、上述したバーコードを利用して、部品供給装置のケース装着部に対して、誤った電子部品が供給されることを防止するための方法が記載されている。
【0007】
すなわち、中央制御装置に接続されたバーコードリーダによって、バルクケース上のバーコードの情報を検出し、中央制御装置に予め入力・記憶されている情報と照合し、この照合の結果、両者の情報が一致している場合にのみ、バルクケースに備える蓋を開くように制御し、他方、照合の結果、両者の情報が不一致の場合には、警告ランプによって警告し、それによって、バルクケースの誤装着を防止しようとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平10−335888号公報に記載されたバーコードシステムによるバルクケース誤装着防止方法によれば、人間による誤認識の可能性については排除されるが、以下のような解決されるべき問題がある。
【0009】
まず、バーコードシステムが比較的高価である。
【0010】
また、バーコード読取りエラーによる誤動作の可能性がある。
【0011】
また、電力などの外部エネルギーを必要とする。
【0012】
また、電子部品の供給者と需要者との間で、バーコード情報の管理が煩雑となる。
【0013】
また、電子部品を部品供給装置に投入できるか否かの設定は、バーコード自身の情報の変更で行なわなければならない。
【0014】
また、バーコードリーダによる照合のために、設備が大型となる。
【0015】
そこで、この発明の目的は、上述したような問題を解決し得る、電子部品の誤供給を防止するための装置およびこの誤供給防止装置を備える電子部品供給装置を提供しようとすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数個のチップ状の電子部品をランダムな状態で収納するバルクケースを着脱可能に装着するためのケース装着部を有し、このケース装着部には、ここに装着されたバルクケースから排出された複数個の電子部品を受け入れるための部品取入口が設けられ、部品取入口から受け入れられた複数個の電子部品を順次供給する、部品供給装置において、電子部品の誤供給を防止するために設けられる、電子部品の誤供給防止装置にまず向けられるものであって、次のような構成を備えることを特徴としている。
【0017】
すなわち、バルクケースは、電子部品を排出するための排出口と、排出口を閉じるための開閉可能な蓋と、蓋を開閉動作させる開閉動作部材とを備えるとともに、バルクケース側には、収納されている電子部品に関する情報を表わすケース側凹凸が設けられ、ケース装着部側には、上述のケース側凹凸に対応する装着部側凹凸と、蓋が排出口を閉じた状態にあるときの開閉動作部材を固定するように係合する係合部材とが設けられる。
【0018】
そして、装着部側凹凸の凸部の位置とケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、装着部側凹凸の凹部の位置とケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、係合部材の開閉動作部材に対する係合が解かれ、バルクケースから部品取入口への電子部品への供給を許容する状態が得られるように構成されている。
【0020】
上述の開閉動作部材は、蓋の開閉に応じてスライド可能に動作し、係合部材は、開閉動作部材のスライド動作の方向と交差する方向に動作することによって、開閉動作部材に係合する状態と係合しない状態とを実現するように構成されることが好ましい。
【0021】
より好ましくは、係合部材と一体に動作しかつバルクケースに対向するように位置される押圧部材をさらに備え、押圧部材の、バルクケースに対向する面上に装着部側凹凸が設けられ、バルクケースの、押圧部材に対向する面上にケース側凹凸が設けられ、装着部側凹凸の凸部の位置とケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、装着部側凹凸の凹部の位置とケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、係合部材を開閉動作部材に係合しない状態とするための押圧部材の押圧動作が許容されるように構成される。
【0024】
この発明は、また、上述のような誤供給防止装置を有する電子部品供給装置にも向けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態による電子部品の誤供給防止装置を説明するにあたり、この誤供給防止装置において用いられるバルクケースについてまず説明する。
【0026】
図1は、バルクケース1の外観を示す正面図であり、図2は、バルクケース1の一部を断面で示す正面図である。
【0027】
バルクケース1は、複数個のチップ状の電子部品(図示せず。)を収納するための収納空間2を有し、この収納空間2に連通するように、電子部品を排出するための排出口3が設けられている。また、排出口3を閉じるため、蓋4が開閉可能に設けられている。図2では、排出口3が蓋4によって閉じられた状態が示されている。
【0028】
蓋4は、この実施形態では、たとえば樹脂薄板のような可撓性を有する板材から構成される。蓋4は、バルクケース1の排出口3を位置させる壁部から円弧状に曲がって隣接する壁部にまで延びるスリット5内に保持され、このスリット5に沿ってスライド動作することにより、排出口3を閉じた状態と開いた状態とを実現する。
【0029】
また、蓋4の一方端部には、蓋4の開閉に応じてスライド動作する開閉動作部材6が固定される。開閉動作部材6は、バルクケース1に設けられた長手の凹所7内でスライド動作可能である。開閉動作部材6は、蓋4に対して開閉動作を与えるための操作部として機能し、これを、図2における上方へ動作させたとき、蓋4の開いた状態が得られ、下方へ動作させたとき、蓋4の閉じた状態が得られる。
【0030】
バルクケース1の排出口3が設けられた側の端部は、部品供給装置に備えるケース装着部8(図4および図5参照)に対して、このバルクケース1を着脱可能に装着するための取付け部分9を構成している。取付け部分9には、図1に示すように、溝10が設けられている。ケース装着部8には、図示しないが、溝10に嵌合するリブが設けられていて、リブを溝10に嵌合させることにより、ケース装着部8に対するバルクケース1の確実な位置決めが可能になる。
【0031】
バルクケース1の外表面上には、そこに収納されている電子部品の種類、寸法および特性等の電子部品に関する情報を表わすケース側凹凸11が設けられている。このケース側凹凸11が、拡大されて図3に示されている。
【0032】
この実施形態では、ケース側凹凸11は、たとえば円柱状の凸部12の有無によって2値化データを表わすものである。なお、凹凸は、相対的なもので、図3において破線で示すように、凸部12が設けられていない部分は、凹部13とみなすことができる。
【0033】
上述したケース側凹凸11は、たとえば、粘着シート14上に凸部12を設けたものによって与えるようにすれば、粘着シート14をバルクケース1の外表面上に貼り付けることにより、ケース側凹凸11を容易に設けることができる。
【0034】
また、粘着シート14上に設けられる凸部12は、粘着シート14に固定されても、着脱可能とされ、凸部12の位置を自由に変更できるようにされてもよい。
【0035】
なお、凸部12の断面形状は、図示したような円形に限らず、その他、四角形、三角形等の形状に変更されてもよい。
【0036】
図4および図5には、バルクケース1が部品供給装置に備えるケース装着部8に装着された状態が示されている。
【0037】
この装着にあたっては、ケース装着部8に設けられた断面U字状のスライド部15に沿って、バルクケース1を矢印16方向へスライドさせることが行なわれる。このとき、バルクケース1に設けられた溝10(図1参照)内にケース装着部8側に設けられたリブが嵌合し、バルクケース1が確実に位置決めされる。
【0038】
図4および図5に示すように、バルクケース1がケース装着部8に装着されたとき、バルクケース1に設けられた排出口3の下方に部品取入口(図示せず。)が位置している。したがって、この状態で、バルクケース1の蓋4が開かれたとき、バルクケース1内の複数個の電子部品は、自然落下に従って、部品取入口へと導入される。そして、部品取入口から受け入れられた複数個の電子部品は、この部品供給装置において、順次供給され、たとえば、チップマウント工程に付される。
【0039】
しかしながら、図4に示した状態では、直ちに、蓋4を開くための操作を行なうことができない。すなわち、蓋4が排出口3を閉じた状態にあるときの開閉動作部材6を固定するように、開閉動作部材6に対して、ケース装着部8側に設けられた係合部材17が係合している。図6は、この係合部材17の動作を説明するための図4の左側から見た図であり、一部を断面で示している。
【0040】
装着されたバルクケース1に対向するように、押圧部材18が設けられる。この押圧部材18は、係合部材17と連結され、それによって、係合部材17と一体に動作する。
【0041】
押圧部材18は、ケース装着部8に設けられた垂直壁19によって図6による左右方向へ変位可能に保持される。したがって、押圧部材18と一体に動作する係合部材17も、図6による左右方向へ変位可能、すなわち、開閉動作部材6のスライド動作の方向と交差する方向、この実施形態では、直交する方向に動作することができる。
【0042】
垂直壁19には、ばね受け部20が設けられ、このばね受け部20と押圧部材18との間には、圧縮ばね21が配置される。この圧縮ばね21の作用によって、押圧部材18と係合部材17とは、ともに、図6による右方向へ変位するように付勢されている。
【0043】
前述したケース側凹凸11は、図6に示すように、バルクケース1がケース装着部8に装着されたとき、押圧部材18に対向する位置にもたらされる。
【0044】
他方、押圧部材18の、バルクケース1に対向する面上には、ケース側凹凸11に対応する装着部側凹凸22が設けられる。この装着部側凹凸22においても、凸部23と凹部24とが与えられる。
【0045】
ケース装着部8に対して、正しい電子部品を収納しているバルクケース1が装着された場合について説明する。
【0046】
上述の場合、図6に示すように、装着部側凹凸22の凸部23の位置とケース側凹凸11の凹部13の位置とが一致するとともに、装着部側凹凸22の凹部24の位置とケース側凹凸11の凸部12の位置とが一致する。したがって、押圧部材18は、矢印25方向へ押込むことができ、それによって、係合部材17を開閉動作部材6に係合しない状態とすることができる。図6において、上述のように押圧部材18を押込んだ後に実現される状態が2点鎖線で示されている。また、図5には、同様に、押圧部材18を押込んだ状態が示されている。
【0047】
上述のように、係合部材17の開閉動作部材16に対する係合が解かれると、開閉動作部材6を、矢印26方向へスライド動作させることができ、それによって、排出口3を閉じる蓋4を開くことができる。その結果、バルクケース1からケース装着部8にある部品取入口への電子部品の供給が許容される。
【0048】
他方、ケース装着部8に、誤った電子部品を収納しているバルクケース1が装着された場合には、少なくとも、装着部側凹凸22の凸部23の位置とケース側凹凸11の凸部12の位置とが一致してしまい、これら凸部23と凸部12とが当接し合い、押圧部材18を押込むことができない。そのため、係合部材17の開閉動作部材6に対する係合が維持され、開閉動作部材6を、蓋4を開く方向にスライド動作させることができない。
【0049】
このようなことから、電子部品の誤供給を防止することができる。
【0050】
なお、装着部側凹凸22についても、図3に示したケース側凹凸11の場合と同様、粘着シート上に凸部23を設ける構成および凸部23を着脱可能とする構成を採用してもよい。
【0051】
図7は、この発明の範囲内のものではないが、同様の機能を有する参考例の構造を説明するための図である。
【0052】
図7を参照して、部品供給装置に備えるケース装着部31側には、バルクケース32をケース装着部31にまで案内するため、スライド部33と、バルクケース32を保持した状態でスライド部33に沿って移動可能なケース保持部材34とが設けられる。
【0053】
スライド部33は、U字状の断面を有し、ケース保持部材34は、スライド部33内に嵌合した状態で移動可能である。
【0054】
ケース保持部材34は、バルクケース32を挟むように位置する開閉可能な1対の翼部35を有している。この実施形態では、たとえば樹脂のような適当な弾性を有する材料をもって、ケース保持部材34が構成され、この材料が有する弾性に基づき、1対の翼部35が開閉可能とされる。
【0055】
他方、バルクケース32は、図示しないが、図7による下方に向く面に、電子部品を排出するための排出口を形成していて、この排出口を閉じるための開閉可能な蓋も備えている。
【0056】
また、バルクケース32の図による下端部は、取付け部分36とされ、この取付け部分36には、溝37が設けられる。
【0057】
また、取付け部分36には、ケース側凹凸38が設けられる。ケース側凹凸38は、凹部39の有無を2値化データとして電子部品に関する情報を表わすもので、凹部39が設けられていない部分が凸部40として機能する。
【0058】
他方、ケース保持部材34に備える翼部35の、バルクケース32に対向する面上には、装着部側凹凸41が設けられる。装着部側凹凸41は、ケース側凹凸38に対応するもので、凸部42を備え、凸部42が設けられていない部分が凹部43として機能する。
【0059】
また、翼部35には、バルクケース32に設けられた溝37に嵌合するリブ44が設けられている。
【0060】
ケース保持部材34は、リブ44を溝37内に嵌合させることによって、バルクケース32を位置決めし、この位置決め状態において、ケース側凹凸38が表わす情報と装着部側凹凸41が表わす情報とが一致したときにのみ、スライド部33に沿って矢印45方向へ移動することが可能なように構成されている。
【0061】
より詳細には、バルクケース32が、矢印46で示すように、1対の翼部35間に挿入され、リブ44の溝37への嵌合によって、ケース保持部材34に対して位置決めされた状態において、装着部側凹凸41の凸部42の位置とケース側凹凸38の凹部39の位置とが一致するとともに、装着部側41の凹部43の位置とケース側凹凸38の凸部40の位置とが一致したときにのみ、翼部35が閉じることが可能である。このように、翼部35が閉じたときには、ケース保持部材34がスライド部33内に受け入れられることができ、矢印45で示すように、スライド部33内で嵌合した状態で移動可能となる。そして、この移動の終端において、図示しないが、部品取入口が設けられ、バルクケース32に収納されていた複数個の電子部品が部品取入口へと導入される。
【0062】
他方、バルクケース32が誤った電子部品を収納している場合には、少なくとも、装着部側凹凸41の凸部42の位置とケース側凹凸38の凸部40の位置とが一致し、これら凸部42および40が互いに当接するため、1対の翼部35を閉じた状態とすることができない。したがって、1対の翼部35が開いた状態に維持されるため、ケース保持部材34のスライド部33内への嵌合が禁止され、ケース保持部材34の矢印45方向への移動も禁止される。
【0063】
このようなことから、電子部品の誤供給を防止することができる。
【0064】
この発明において、ケース側凹凸および装着部側凹凸を設けるため、図8または図9に示すような方法を採用してもよい。
【0065】
図8では、凹部51が設けられている。この凹部51は、そのままの状態で凹部として機能する。他方、この凹部51を凸部に変更したい場合には、凹部51の開口を覆うようにシール52が貼り付けられる。
【0066】
図9では、凹部61を覆うように、折り曲げによって破断することが可能な爪62が設けられている。爪62は、凸部として機能し、これを折ることによって、凹部61を露出させることができる。
【0067】
以上、この発明を図示したいくつかの実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他、種々の変形例が可能である。
【0068】
すなわち、装着部側凹凸の凸部の位置とケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、装着部側凹凸の凹部の位置とケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、係合部材の開閉動作部材に対する係合が解かれ、バルクケースから部品取入口への電子部品の供給を許容する状態が得られるように構成されているものであれば、すべて、この発明の範囲内に含まれるものと理解すべきである。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、装着部側凹凸の凸部の位置とケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、装着部側凹凸の凹部の位置とケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、係合部材の開閉動作部材に対する係合が解かれ、バルクケースから部品取入口への電子部品の供給を許容する状態が得られるように構成されているので、電子部品の誤供給を機械的な手段によって確実に防止することができる。
【0070】
したがって、従来のバーコードシステムを採用したバルクケースの誤装着防止方法と比較して、安価に実現でき、誤動作を招かず、設備を小型化でき、外部エネルギーを必要とせず、さらに、電子部品の供給者と需要者との間で、照合のための情報を容易に設定できる、という効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態において適用されるバルクケース1の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示したバルクケース1の一部を断面で示す正面図である。
【図3】図1に示したケース側凹凸11を拡大して示す正面図である。
【図4】図1に示したバルクケース1を部品供給装置に備えるケース装着部8に装着した状態を示す斜視図である。
【図5】図4に対応する図であって、係合部材17の開閉動作部材6に対する係合が解かれた状態を示す。
【図6】図4の左方向から見た図であって、ケース側凹凸11と装着部側凹凸22との関係ならびに係合部材17と開閉動作部材6との関係を図解するものである。
【図7】 この発明の範囲内のものではないが、同様の機能を有する参考例の構造を示す斜視図である。
【図8】ケース側凹凸および装着部側凹凸の形成方法に関する変形例を説明するための斜視図である。
【図9】ケース側凹凸および装着部側凹凸の形成方法に関する他の変形例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1,32 バルクケース
3 排出口
4 蓋
6 開閉動作部材
8,31 ケース装着部
11,38 ケース側凹凸
12,23,40,42 凸部
13,24,39,43,51,61 凹部
17 係合部材
18 押圧部材
22,41 装着部側凹凸
33 スライド部
34 ケース保持部材
35 翼部
52 シール
62 爪

Claims (4)

  1. 複数個のチップ状の電子部品をランダムな状態で収納するバルクケースを着脱可能に装着するためのケース装着部を有し、前記ケース装着部には、ここに装着された前記バルクケースから排出された複数個の電子部品を受け入れるための部品取入口が設けられ、前記部品取入口から受け入れられた複数個の電子部品を順次供給する、部品供給装置において、電子部品の誤供給を防止するために設けられる、電子部品の誤供給防止装置であって、
    前記バルクケースは、電子部品を排出するための排出口と、前記排出口を閉じるための開閉可能な蓋と、前記蓋を開閉動作させる開閉動作部材とを備えるとともに、前記バルクケース側には、収納されている電子部品に関する情報を表わすケース側凹凸が設けられ、
    前記ケース装着部側には、前記ケース側凹凸に対応する装着部側凹凸と、前記蓋が前記排出口を閉じた状態にあるときの前記開閉動作部材を固定するように係合する係合部材とが設けられ、
    前記装着部側凹凸の凸部の位置と前記ケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、前記装着部側凹凸の凹部の位置と前記ケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、前記係合部材の前記開閉動作部材に対する係合が解かれ、前記バルクケースから前記部品取入口への電子部品の供給を許容する状態が得られるように構成されている、電子部品の誤供給防止装置。
  2. 前記開閉動作部材は、前記蓋の開閉に応じてスライド可能に動作し、前記係合部材は、前記開閉動作部材のスライド動作の方向と交差する方向に動作することによって、前記開閉動作部材に係合する状態と係合しない状態とを実現する、請求項に記載の電子部品の誤供給防止装置。
  3. 前記係合部材と一体に動作しかつ前記バルクケースに対向するように位置される押圧部材をさらに備え、前記押圧部材の、前記バルクケースに対向する面上に前記装着部側凹凸が設けられ、前記バルクケースの、前記押圧部材に対向する面上に前記ケース側凹凸が設けられ、前記装着部側凹凸の凸部の位置と前記ケース側凹凸の凹部の位置とが一致するとともに、前記装着部側凹凸の凹部の位置と前記ケース側凹凸の凸部の位置とが一致したときにのみ、前記係合部材を前記開閉動作部材に係合しない状態とするための前記押圧部材の押圧動作が許容される、請求項に記載の電子部品の誤供給防止装置
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品の誤供給防止装置を有する、電子部品供給装置。
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