JP3876626B2 - 駆動回路、表示装置および電子機器 - Google Patents

駆動回路、表示装置および電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データの読み出しが書き込みを追い越すのを防止するのに好適な駆動回路、表示パネル、表示装置、および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
マトリクス型の表示パネルは、マトリクス状に配列された画素電極の各々にスイッチング素子が設けられるとともに各スイッチング素子の一端が接続された複数のデータ線が設けられた素子基板と、走査線やカラーフィルタなどが形成された対向基板と、両基板の間に充填された液晶とを備えている。このような構成において、スイッチング素子として薄膜ダイオード(TFD:Thin Film Diode)などの2端子型非線形素子を用いたものがある。
【0003】
この表示パネルの各データ線に、表示階調に応じてパルス幅変調されたデータ線信号を供給する一方、各走査線にそれらを順次選択する走査線信号を供給すると、各画素のスイッチング素子が表示階調に応じた期間だけオン状態となり、液晶に電圧が印加される。これにより、所望の階調表示が得られることになる。
【0004】
データ線駆動回路は、画像データに基づいて上述したデータ線信号を生成するが、このデータ線駆動回路の前段に書き込みと読み出しを同時に行うことができるVRAMを設けることがある。VRAMからの画像データの読み出しは、表示パネルに設けられた制御回路によって制御される一方、外部装置はVRAMに対して画像データを書き込む。
【0005】
静止画を表示する場合には、VRAMに記憶された画像データを繰り返し読み出せばよいので、画像データの生成処理を簡略化できる。これにより、システム全体の消費電力を削減することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、VRAMへの画像データの書き込みは外部装置が行う一方、VRAMからの画像データの読み出しは内部の制御回路が行うため、書き込みと読み出しが同期していない。このため、読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越す場合がある。
このような場合、ある画面の途中から表示内容が次画面に切り替わるので、不連続な画面が表示されてしまい表示画像の品質が損なわれるといった問題がある。とくに、スイッチング素子を用いたアクティブマトリックス型の表示装置の場合には、応答速度が早いため、大きな問題となる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、連続した画面を表示するのに好適な駆動回路、表示装置、および、電子機器を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素とを備える表示装置を駆動するための駆動回路であって、画像データの書き込みと読み出しとを非同期で行う記憶部と、第1発振回路を備え、当該第1発振回路から出力されるクロック信号に基づいて、前記記憶部への前記画像データの書き込みを行うための書き込みクロック信号を生成するとともに、開始信号に基づいて、前記画像データの書き込みを許可する信号を生成する外部タイミング制御回路と、第2発振回路を備え、当該第2発振回路から出力されるクロック信号に基づいて、前記書き込みクロック信号とは非同期であり、前記記憶部から前記画像データを読み出すための読み出しクロック信号を生成するとともに、前記開始信号を生成して、前記外部タイミング制御回路に出力する内部タイミング制御回路と、を備え、前記外部タイミング制御回路は、前記内部タイミング制御回路から供給される前記開始信号に基づいて、前記記憶部からの前記画像データの読み出し開始に先行して、前記記憶部への前記画像データの書き込みを開始させることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、駆動回路はタイミング基準信号を外部に出力するが、タイミング基準信号は、所定の画素に対応する画像データの読み出しタイミングを示すから、外部回路では、タイミング基準信号に基づいて、1フレームの先頭に対応する画像データの読み出し開始タイミングを検知することができる。そして、外部回路が、読み出し開始タイミングに対して余裕を持って画像データを供給することにより、読み出しが書き込みを追い越すことを防止することができる。
【0010】
また、本発明の駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素を備える表示パネルを駆動するものであって、画像データの書き込みと読み出しとを非同期で行う記憶部と、前記記憶部から読み出された画像データに基づいて、前記各データ線を駆動するためのデータ信号を生成するデータ線駆動部と、前記画像データを読み出すための読み出しクロック信号を生成するとともに、前記画像データの読み出し開始タイミングに先行する書き込み開始タイミングを示す書き込み開始信号を生成して外部に出力する制御部とを備えることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、駆動回路は書き込み開始信号を出力するが、当該信号は読み出し開始タイミングに先行する書き込み開始タイミングを示すものであるから、外部回路は書き込み開始信号に従って画像データを供給することにより、書き込みを読み出しに先行して開始することができる。
【0012】
ここで、前記書き込み開始信号は、パルスの前エッジで書き込み開始を示し、かつ後エッジで読み出し開始を示すものであってもよい。駆動回路においては、読み出し開始を指示する開始パルスを生成するが、この発明によれば、開始パルスと書き込み開始信号を兼用することができ、新たに書き込み開始信号を生成する必要がない。
【0013】
また、前記記憶部は1フレーム分の画像データを記憶し、前記書き込み開始タイミングから前記読み出し開始タイミングまでの時間が、1フレーム分の画像データを書き込むのに要する書き込み期間と1フレーム分の画像データを読み出すのに要する読み出し期間との差の時間より長いことが好ましい。書き込み開始タイミングは読み出し開始タイミングより先行するから、この条件の下に書き込みと読み出しを行えば、1フレーム分の画像データの読み出しが終了する前に書き込みを必ず終了させることができる。したがって、読み出しが書き込みを追い越すことがない。
【0014】
本発明の表示装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素と、前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、前記記憶部から読み出された画像データに基づいて、前記各データ線に供給されるデータ信号を生成するデータ線駆動回路と、上述の駆動回路とを備えることを特徴とする。
また、前記データ線駆動回路はラインメモリを備え、前記ラインメモリは、前記読み出しクロック信号に同期して前記記憶部から供給される前記画像データを転送することを特徴とする。
【0015】
本発明の表示装置は、前記外部タイミング制御回路を含み前記画像データを前記記憶部に書き込む画像信号処理回路と、を備えたことを特徴とする。
また、前記画像信号処理回路において、前記開始信号を遅延させ、当該遅延させた信号によって前記記憶部への画像データの書き込みを開始することを特徴とする。
【0016】
さらに、前記画像信号処理回路は、前記画像データに同期した書き込みクロック信号を生成し、当該書き込みクロック信号の周波数は、前記読み出しクロック信号の周波数よりも高いことが好ましい。この場合、書き込みが読み出しに先行し、かつ、書き込みクロック信号の周波数は読み出しクロック信号の周波数よりも高いので、読み出しが書き込みを追い越すことがない。
【0017】
ここで、前記記憶部は1フレーム分の画像データを記憶し、前記画像信号処理回路は、前記画像データに同期した書き込みクロック信号を生成し、当該書き込みクロック信号の周波数をfw、前記読み出しクロック信号の周波数をfr、前記書き込み開始タイミングから前記読み出し開始タイミングまでの時間をT、総画素数をkとしたとき、k/fr−k/fw<Tが成り立つことが好ましい。
k/frは1フレーム分の画像データを読み出すために要する読み出し期間であり、k/fwは1フレーム分の画像データを読み出すために要する書き込み期間である。したがって、発明によれば、読み出し期間と書き込み期間の差時間よりも長い時間、書き込みを読み出しに先行させて開始することができるから、1フレーム分の画像データの書き込みを読み出しに先行させて終了させることができる。この結果、読み出しが書き込みを追い越すことがない。
【0018】
次に、本発明の表示パネルは、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素と、前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、書き込み開始信号を生成する駆動回路を備え、前記書き込み開始信号を外部に出力することが望ましい。この発明によれば、表示パネルに駆動回路を組み込むことができるので、小型化を図ることができる。
【0019】
次に、本発明に係る表示装置は、上記表示パネルと、前記書き込み開始信号の指示する書き込み開始タイミングから前記画像データを生成して前記表示パネルに供給する画像信号処理回路とを備えたことを特徴とする。この発明よれば、記憶部からの読み出しに先行して画像データを表示パネルに供給できるから、書き込みを読み出しに先行させることが可能となる。
【0020】
さらに、前記画像信号処理回路は、前記画像データに同期した書き込みクロック信号を生成し、当該書き込みクロック信号の周波数は、前記読み出しクロック信号の周波数よりも高いことが好ましい。この場合、書き込みが読み出しに先行し、かつ、書き込みクロック信号の周波数は読み出しクロック信号の周波数よりも高いので、読み出しが書き込みを追い越すことがない。
【0021】
次に、本発明に係る電子機器は、上述した表示装置を備えるものであって、例えば、携帯電話、携帯端末、ディジタルスチルカメラの他にも、液晶テレビや、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが該当する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1:表示装置の全体構成>
はじめに、本発明の第1実施形態に係る表示装置の電気的構成について説明する。図1は、この表示装置の電気的な構成を示すブロック図である。この図に示すように表示装置は、液晶パネル100、画像信号処理回路700、および電源回路800を備える。
【0023】
このうち、液晶パネル100の表示領域Aには、n本のデータ線(セグメント電極)212が列(Y)方向に延在して形成される一方、m本の走査線(コモン電極)312が行(X)方向に延在して形成されるとともに、データ線212と走査線312との各交差に対応して画素116が形成されている。さらに、各画素116は、液晶層118と、スイッチング素子の一例であるTFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)220との直列接続からなる。
【0024】
また、液晶パネル100のYドライバ350は、1チップのICで構成され、一般には走査線駆動回路と呼ばれる。Yドライバ350は、走査信号Y1、Y2、……、Ymを対応する走査線312に供給するものであって、詳細には、走査線312を1本毎に(1水平走査期間毎に)順次選択する。
【0025】
この例のXドライバ250は、1チップのICで構成され、VRAM400、データ線駆動回路500、および制御回路600を備える。
まず、VRAM400は書き込みと読み出しが非同期で動作する2ポートタイプのもので、総画素数k(=n・m)と一致する数の記憶領域を備えており、各記憶領域に画像データが記憶されるようになっている。すなわち、VRAM400には、1フレーム分の画像データが記憶されることになる。以下の説明ではVRAM400に書き込む画像データを入力画像データDin、VRAM400から読み出す画像データを出力画像データDoutと称することにする。
【0026】
次に、データ線駆動回路500は、Yドライバ350により選択された走査線312に位置する画素116に対し、表示内容に応じたデータ信号X1、X2、……、Xnを、それぞれ対応するデータ線212を介して供給するものである。
【0027】
次に、制御回路600は、第2マスタークロック信号を生成する発振回路を内蔵しており、第2マスタークロック信号に基づいて、Yドライバ350、VRAM400、およびデータ線駆動回路500に対して、各種制御信号やクロック信号などを供給して、これらを制御する。詳細には後述するが、制御回路600は、VRAM400から出力画像データDoutを読み出すための読み出しクロック信号CKrと読み出しアドレス信号ADRrを生成し、これをVRAM400に供給するようになっている。
【0028】
また、制御回路600は、電源回路800から給電される電源電圧に基づいて、データ信号におけるデータ電圧および走査信号の非選択電圧として兼用される電圧±VD/2と、走査信号の選択電圧として用いられる電圧±VSとをそれぞれ生成する。さらに、制御回路600は、VRAM400から画像データを読み出すタイミングの基準となる信号を生成し、これを画像信号処理回路へ出力する。なお、本実施形態においては、走査線312やデータ線212に印加される電圧の極性は、データ線212に印加されるデータ電圧±VD/2の中間電位を基準として高電位側を正とし、低電位側を負としている。
【0029】
次に、画像信号処理回路700は、入力画像データDinを生成するとともに、これをVRAM400に書き込むために用いる書き込みクロック信号CKwと書き込みアドレスADRw等を生成し、VRAM400に供給するものである。
【0030】
<1−2:液晶パネルの機械的構成>
次に、本実施形態に係る液晶パネルの機械的な構成について説明する。図2は、液晶パネル100の全体構成を示す斜視図である。この図に示されるように、液晶パネル100にあっては、素子基板200と対向基板300とを互いに貼付した構成となっている。そして、素子基板200の対向面において対向基板300から張り出した一方の部分には、Xドライバ250がCOG(Chip On Glass)技術により実装されるとともに、Xドライバ250に各種信号を供給するためのFPC(Flexible Printed Circuit)基板260の一端が接続される。同様に、素子基板200の対向面において対向基板300から張り出した他方の部分には、Yドライバ350がCOG技術により実装される。なお、FPC基板260の他端には、画像信号処理回路700や電源回路800(図1参照)がそれぞれ接続される。
【0031】
ここで、Xドライバ250およびYドライバ350における実装は、それぞれ、第1に、基板との所定位置において、接着材中に導電性微粒子を均一に分散させたフィルム状の異方性導電膜を挟持し、第2に、ベアチップたるドライバを基板に加圧・加熱することにより行われる。FPC基板260の接続も同様にして行われる。なお、Xドライバ250およびYドライバ350を、それぞれ素子基板200および対向基板300に実装する替わりに、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いて、ドライバが実装されたTCP(Tape Carrier Package)を、基板の所定位置に設けられる異方性導電膜により電気的および機械的に接続する構成としても良い。
【0032】
次に、液晶パネル100における画素116の詳細構成について説明する。図3は、その構造を示す部分破断斜視図である。この図に示されるように、素子基板200の対向面には、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電体からなる画素電極234がX方向およびY方向にマトリクス状に配列しており、このうち、同一列に配列する240個の画素電極234が、Y方向に延在するデータ線212の1本に、それぞれTFD220を介して接続されている。ここで、TFD220は、基板側からみると、タンタル単体やタンタル合金などから形成され、データ線212から枝分かれした第1の導電体222と、この第1の導電体222を陽極酸化してなる絶縁体224と、クロム等などの第2の導電体226とから構成されて、導電体/絶縁体/導電体のサンドイッチ構造を採る。このため、TFD220は、電流−電圧特性が正負双方向にわたって非線形となるダイオードスイッチング特性を有することになる。
【0033】
また、絶縁体201は、素子基板200の上面に形成されて、透明性および絶縁性を有するものである。この絶縁体201が形成される理由は、第2の導電体226の堆積後における熱処理により、第1の導電体222が剥離しないようにするため、および、第1の導電体222に不純物が拡散しないようにするためである。したがって、これらが問題とならない場合には、絶縁体201は省略可能である。
一方、対向基板300の対抗面には、ITOなどからなる走査線312が、データ線212とは直交する行方向に延在し、かつ、画素電極234の対向する位置に配列している。したがって、走査線312は、画素電極234の対向電極として機能することになる。
【0034】
そして、このような素子基板200と対向基板300とは、基板周辺に沿って塗布されるシール剤(図示省略)と、適切に散布されたスペーサ(図示省略)とによって、一定の間隙を保っており、この閉空間に例えば、TN(Twisted Nematic)型の液晶105が封入されている。したがって、図1における液晶層118は、データ線212と走査線312との交差において、当該走査線312と、画素電極234と、両者の間に位置する液晶105とで構成されることになる。
【0035】
ほかに、対向基板300には、液晶パネル100の用途に応じて、例えば、ストライプ状や、モザイク状、トライアングル状等に配列されたカラーフィルタが設けられ、それ以外の領域には遮光のためブラックマトリクスが設けられる。くわえて、素子基板200および対向基板300の各対向面には、それぞれ所定の方向にラビング処理された配向膜などが設けられる一方、各基板の背面には配向方向に応じた偏光子などがそれぞれ設けられる(いずれも図示省略)。
【0036】
<1−3:VRAMおよびその周辺回路>
次に、図4はVRAM400とその周辺回路の構成を示すブロック図であり、図5はVRAM400の動作を示すタイミングチャートである。なお、上述したようにVRAM400はk個の画像データを記憶する。
【0037】
まず、画像信号処理回路700は、第1発振回路710、外部タイミング制御回路720、書き込みアドレスカウンタ730、および画像データ生成回路740を備えている。第1発振回路710が第1マスタークロック信号MCK1を生成して外部タイミング制御回路720に出力すると、外部タイミング制御回路720は、第1マスタークロック信号MCK1を所定の分周比で分周して書き込みクロック信号CKwを生成する。
【0038】
また、外部タイミング制御回路720は、制御回路600からの開始パルスYDに基づいてリセット信号RESTとライトイネーブル信号WEとを生成する。ここで、開始パルスYDは、所定期間だけローレベルとなる信号であって、その立ち上がりエッジ(後エッジ)を基準として1枚の画面表示処理が開始される。また、ライトイネーブル信号WEはハイレベルでアクティブとなり、VRAM400のライトイネーブル端子(図示せず)と画像データ生成回路740へ供給される。
【0039】
VRAM400は、常時、読み出し状態にあり、また、ライトイネーブル端子の論理レベルがハイレベルのときに入力画像データDinの書き込みを許可する一方、その論理レベルがローレベルのとき、書き込みを不許可とする。画像データ生成回路740は、ライトイネーブル信号WEがハイレベルの期間中、書き込みクロック信号CKwに同期して入力画像データDinを出力する。
【0040】
図5に示すようにライトイネーブル信号WEは、開始パルスYDがローレベルになった後(時刻t0)、最初の書き込みクロック信号CKwの立ち上がりエッジに同期してハイレベルとなり(時刻t1)、書き込みクロック信号CKwのk周期と一致する期間だけハイレベルを維持した後、ハイレベルからローレベルへ遷移する(時刻t4)。したがって、画像データ生成回路740は、時刻t2から時刻t5までの書き込み期間Twにおいて入力画像データDinを出力する。
【0041】
また、図5に示すようにリセット信号RESTは開始パルスYDがローレベルになった後(時刻t0)、最初の書き込みクロック信号CKwの立ち上がりエッジに同期してハイレベルとなり(時刻t1)、次の立ち上がりエッジに同期してローレベルとなる(時刻t2)。
【0042】
書き込みアドレスカウンタ730は、同期式のカウンタであって、書き込みクロック信号CKwの立ち上がりエッジに同期してカウント値をインクリメントさせるとともに、リセット端子電圧がハイレベルのとき書き込みクロック信号CKwの立ち上がりエッジに同期してカウント値をリセットする。この書き込みアドレスカウンタ730のリセット端子には、上述したリセット信号RESTが供給される一方、書き込みアドレスカウンタ730からはカウント値が書き込みアドレスADRwとして出力される。
【0043】
リセット信号RESTは、時刻t2において書き込みクロック信号CKwの立ち上がりエッジに同期してローレベルとなるから、このタイミングで書き込みアドレスカウンタ730はリセットされる。したがって、時刻t2において、書き込みアドレスADRwは「0」となる。以後、書き込みアドレスADRwは書き込みクロック信号CKwに同期して順次インクリメントされることになる。
【0044】
このようにして得られた入力画像データDin、書き込みアドレスADRw、およびライトイネーブル信号WEがVRAM400に供給されると、書き込みアドレスADRwに対応する記憶領域に入力画像データDinが書き込まれる。例えば、時刻t2においては、ADRw=0に対応する先頭の記憶領域にデータd0が書き込まれることになる。
【0045】
次に、制御回路600は、第2発振回路610、内部タイミング制御回路620、および読み出しアドレスカウンタ630を備えている。
第2発振回路610が第2マスタークロック信号MCK2を生成して内部タイミング制御回路620に出力すると、内部タイミング制御回路620は、第2マスタークロック信号MCK2に基づいて上述した開始パルスYDを生成するとともに、第2マスタークロック信号MCK2を所定の分周比で分周して読み出しクロック信号CKrを生成する。第2マスタークロック信号MCK2は上述した第1マスタークロック信号MCK1と異なる第2発振回路610によって生成されるから、読み出しクロック信号CKrと書き込みクロック信号CKwとは非同期となる。
【0046】
次に、読み出しアドレスカウンタ630は、同期式のリングカウンタであって、読み出しクロック信号CKrの立ち上がりエッジをカウントし、カウント値を読み出しアドレスADRrとして出力する。このカウント値は、開始パルスYDの立ち上がりエッジに同期して「0」となるように調整されている。したがって、時刻t3においてADRr=0となり対応する記憶領域からデータd0が出力画像データDoutとして読み出される。以後、d1、d2、…、dk-1の順に読み出される。
【0047】
ここで、書き込みクロック信号CKwの周波数をfw、読み出しクロック信号CKrの周波数をfrとすれば、書き込み周波数fwと読み出し周波数frの関係は、fr<fwとなっている。この例では、1フレーム当たりの画像データの総数はk個であるから、書き込み期間はTw=k/fwとなり、読み出し期間はTr=k/frとなる。したがって、書き込み期間Twは読み出し期間Trより常に短くなる。
【0048】
また、この例では、開始パルスYDをXドライバ250から画像信号処理回路700に出力するので、画像信号処理回路700において、読み出し開始に先行して書き込みを開始させることができる。具体的には、時刻t1から入力画像データDinの書き込みが開始される一方、時刻t3から出力画像データDoutの読み出しが開始される。すなわち、Xドライバ250は、開始パルスYDを出力することによって、外部装置に対して、読み出し開始タイミング(開始パルスYDの後エッジ)を知らせるとともに、これに先行する書き込み開始タイミング(開始パルスYDの先エッジ)を知らせている。
【0049】
このように、書き込み開始タイミングが読み出し開始タイミングよりも先行し、かつ、書き込み期間Twは読み出し期間Trより短いので、1フレーム分の入力画像データDinの書き込みを出力画像データDoutの読み出しに先行して終了させることができる。これにより、読み出しが書き込みを追い越すことが原理的になくなり、高品質の画像を表示することが可能となる。
【0050】
<1−4:データ線駆動回路>
次に、データ線駆動回路500の詳細について説明する。図6は、このデータ線駆動回路500の構成を示すブロック図である。この図において、ラインメモリ510は、1ライン分のFIFOで構成されており、n個の出力ポートを備えている。ラインメモリ510は、出力画像データDoutを読み出しクロック信号CKrに同期して順次転送する。
ラッチ回路520は、ラインメモリ510のn個の出力ポートから出力されるデータを1水平走査期間毎に供給されるラッチパルスLPでラッチする。これにより、点順次の出力画像データDoutが線順次の画像データに変換される。
【0051】
次に、PWMデコーダ530は、データ信号を階調に応じてパルス幅変調するためのものであり、データ信号X1〜Xnの電圧を選択する電圧選択信号を、画像データに応じて、交流駆動信号MXとリセット信号RESと階調コードパルスGCPとから各データ線212毎に生成する。ここで、本実施形態において、データ線212に印加されるデータ信号の電圧は、+VD/2(正側データ電圧)、−VD/2(負側データ電圧)の2値である。
【0052】
次に、セレクタ540は、PWMデコーダ530による電圧選択信号によって指示される電圧を実際に選択して、対応するデータ線212の各々に供給するものである。
【0053】
<1−5:Yドライバ>
次に、Yドライバ350の詳細について説明する。図7は、このYドライバ350の構成を示すブロック図である。この図において、シフトレジスタ3502は、走査線312に総数に対応するnビットシフトレジスタであり、1垂直走査期間の最初に供給される開始パルスYDを、1水平走査期間1Hの周期を有するクロック信号YCLKにしたがってシフトして、転送信号YS1、YS2、…、YSmとして順次出力するものである。ここで、転送信号YS1、YS2、…、YSmは、それぞれ1行目、2行目、…、m行目の走査線312にそれぞれ1対1に対応するものであって、いずれかの転送信号がHレベルになると、それに対応する走査線312を選択すべきであることを意味するものである。
【0054】
続いて、電圧選択信号形成回路3504は、交流駆動信号MYおよび転送信号YS1、YS2、…、YSmから、走査線312に印加すべき電圧を定める電圧選択信号を、走査線312毎に対応して出力するものである。ここで、本実施形態において、走査線312に印加される走査信号の電圧は、上述したように+VS(正極側選択電圧)、+VD/2(正極側非選択電圧)、−VS(負極側非選択電圧)、−VD/2(負極側選択電圧)の4値である。非選択電圧は、選択電圧+VSが印加された後では+VD/2であり、選択電圧−VSが印加された後では−VD/2であって、直前の選択電圧により一義的に定まっている。
【0055】
このため、電圧選択信号形成回路3504は、転送信号YS1、YS2、…、YSmのいずれかがHレベルになって、それに対応する走査線312の選択が指示されると、当該走査線312への走査信号の電圧レベルを、交流駆動信号MYの信号レベルに対応した極性の選択電圧とする。一方、転送信号YS1、YS2、…、YSmのいずれかがローレベルになって、それに対応する走査線312の非選択が指示されると、当該走査線312への走査信号の電圧レベルを、直前の選択電圧の極性と同一の極性を取る非選択電圧とする。
【0056】
そして、レベルシフタ3506は、電圧選択信号形成回路3504によって出力される電圧選択信号の電圧振幅を拡大するものである。そして、セレクタ3508は、電圧振幅が拡大された電圧選択信号によって指示される電圧を、実際に選択して、対応する走査線312の各々に印加するものである。
【0057】
<1−6:駆動方法>
ここで、液晶パネル100の駆動方法を説明する。ここでは4値駆動法(1Hセレクト、1H反転)を一例として説明する。図8は、この4値駆動法の波形例を示す図である。この駆動法では、走査信号Yj(jは1からmまでの自然数)として、1水平走査期間1Hに選択電圧+VSを印加した後、保持期間に非選択電圧+VD/2を印加して保持するとともに、前回の選択から1垂直走査期間(1フレーム)1V経過すると、今度は選択電圧−VSを印加して、保持期間に非選択電圧−VD/2を印加して保持する、という動作を繰り返す一方、データ信号Xiとして電圧±VD/2のいずれかを印加する、というものである。この際、ある走査線への走査信号Yjとして選択電圧+VSを印加すると、その次の走査線への走査信号Yj+1として選択電圧−VSを印加する、というように1水平走査期間1H毎に、選択電圧の極性を反転する動作も行われる。
【0058】
この4値駆動法(1Hセレクト、1H反転)におけるデータ信号Xiの電圧は、選択電圧+VSを印加する場合であって、画素116をオン表示(例えば、ノーマリーホワイトモードにおいては黒色表示)とするときには−VD/2となり、画素116をオフ表示(ノーマリーホワイトモードにおいては白色表示)とするときには+VD/2となる一方、選択電圧−VSを印加する場合であって、画素116をオン表示とするときには+VD/2となり、画素116をオフ表示とするときには−VD/2となる。
【0059】
<2.第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、開始パルスYDをXドライバ250から、入力画像データDinを供給する画像信号処理回路700に出力し、開始パルスYDの立ち下がりエッジに同期して入力画像データDinの書き込みを開始した。
【0060】
これに対して第2本実施形態に係わる液晶表示装置にあっては、画像処理回路700の内部にタイマー回路を設け、開始パルスYDを遅延させて書き込み開始パルスWSを生成し、これに同期して入力画像データDinの書き込みを開始する。
【0061】
図9は、開始パルスYDと書き込み開始パルスWSの関係を示すタイミングチャートである。ただし、この例では、タイマー回路の遅延時間をTdとしている。ここで、時刻t3から開始される読み出し期間Trに着目すると、書き込み期間Twは、開始パルスYDの立ち下がりエッジ(時刻t2)よりも更に先行する時刻t1から開始する。このため、十分な余裕をもって入力画像データDinの書き込みと出力画像データDoutの書き込みを行うことが可能となる。
なお、タイマー回路を制御回路600に取り込み、Xドライバ250から書き込み開始パルスWSを出力するようにしてもよい。
【0062】
<3.変形例>
本発明は上述した第1および第2実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)上述した各実施形態にあっては、Xドライバ250から開始パルスYDを出力したが、本発明はこれに限定されるものではなく、Xドライバ250から予め定められた画素に対応する出力画像データDoutの読み出しの基準となるタイミングを示すタイミング基準信号を出力するのであれば、どのようなものであってもよい。どの画素に対応するかが既知であれば、外部装置において、タイミング基準信号に基づいて読み出し開始タイミングを知ることができ、それに先行させて入力画像データDinの書き込みを開始することができるからである。
【0063】
(2)また、上述した各実施形態においては、書き込み周波数fwと読み出し周波数frとの間にはfw>frの関係があるとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、読み出しが書き込みを追い越さないように書き込み周波数fwと読み出し周波数frを設定するのであれば、それら大小関係は問わない。
具体的には、書き込み開始タイミングが読み出しタイミングより時間Tだけ先行するものとすれば、以下の式が成り立てばよい。
Tr−Tw<T
k/fr−k/fw<T
【0064】
この場合には、書き込み周波数fwが読み出し周波数frよりも低くても、入力画像データDinの書き込みが出力画像データDoutの読み出しより必ず先に終了するので、読み出しが書き込みを追い越すことはない。
【0065】
(3)上述した各実施形態においては、図1に示すように、TFD220はデータ線212の側に接続され、液晶層118が走査線312の側に接続されているが、これとは逆に、TFD220が走査線312の側に、液晶層118がデータ線212の側にそれぞれ接続される構成でも良い。
【0066】
また、上述した液晶パネル100におけるTFD220は、スイッチング素子の一例であり、他に、ZnO(酸化亜鉛)バリスタや、MSI(Metal Semi-Insulator)などを用いた素子や、これら素子を2つ逆向きに直列接続または並列接続したものなどの二端子型素子が適用可能であり、さらに、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)や、絶縁ゲート型電界効果トランジスタなどの三端子型素子が適用可能である。
【0067】
ここで、スイッチング素子としてTFTを適用する場合には、例えば、素子基板200の表面にシリコン薄膜を形成するとともに、この薄膜にソース、ドレイン、チャネルを形成すれば良い。また、スイッチング素子として絶縁ゲート型電界効果トランジスタを適用する場合には、例えば、素子基板200を半導体基板とし、当該半導体基板表面にソース、ドレイン、チャネルを形成すれば良いが、半導体基板が光透過性を有しないので、画素電極234をアルミニウムなどの金属からなる反射電極から形成して、反射型として用いることになる。
【0068】
なお、スイッチング素子として三端子型素子を適用する場合には、素子基板200にデータ線212および走査線312の一方だけではなく、双方を交差させて形成しなければならないので、それだけ配線ショートの可能性が高まる点、さらに、TFT自体は、TFDよりも構成が複雑であるので、製造プロセスが複雑化する点において、不利である。
【0069】
また、TFDやTFTのようなスイッチング素子を用いずに、STN(Super Twisted Nematic)型液晶を用いたパッシブ型液晶などにも適用可能である。また、画素電極234を反射性金属から構成して、あるいは、画素電極234の下側に反射層を別途形成して、反射型として用いても良いし、さらには、当該反射層を極めて薄く形成して半透過・半反射型として用いても良い。
【0070】
さらに、上述した説明にあっては、電気光学材料として液晶を用いた表示装置を例にとって説明したが、エレクトロルミネッセンスや、蛍光表示管、プラズマディスプレイなど、電気光学効果により表示を行う表示装置に適用可能である。すなわち、本発明は、上述した表示装置と類似の構成を有するすべての表示装置に適用なものである。
【0071】
<4.電子機器>
次に、上述した液晶装置を具体的な電子機器に用いた例のいくつかについて説明する。
<その1:携帯電話機>
上述した表示装置を、携帯電話の表示部に適用した例について説明する。図10は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話2300は、複数の操作ボタン2302のほか、受話口2304、送話口2306とともに、上述した液晶パネル100を備えるものである。なお、この液晶パネル100の背面には、視認性を高めるためのバックライトが設けられるが、外観には表れないので、図示を省略している。
【0072】
<その2:携帯端末>
上述した表示装置を、携帯端末の表示部に適用した例について説明する。図11は、この携帯端末の構成を示す斜視図である。図において、携帯端末2200は、GPSアンテナ2202、ジョグダイヤル2203、電源ボタン2204のほか、上述した液晶パネル100を備えるものである。なお、この液晶パネル100の背面にも、視認性を高めるためのバックライトが設けられるが、外観には表れないので、図示を省略している。
<その3:ディジタルスチルカメラ>
次に、上述した表示装置をファインダに用いたディジタルスチルカメラについて説明する。図12は、このディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図であるが、外部機器との接続についても簡易的に示すものである。
【0073】
通常のカメラは、被写体の光像によってフィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ2400は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号を生成するものである。ここで、ディジタルスチルカメラ2400におけるケース2402の背面には、上述した液晶パネル100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて、表示を行う構成となっている。このため、液晶パネル100は、被写体を表示するファインダとして機能する。また、ケース2402の前面側(図13においては裏面側)には、光学レンズやCCDなどを含んだ受光ユニット2404が設けられている。
【0074】
ここで、撮影者が液晶パネル100に表示された被写体像を確認して、シャッタボタン2406を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板2408のメモリに転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ2400にあっては、ケース2402の側面に、ビデオ信号出力端子2412と、データ通信用の入出力端子2414とが設けられている。そして、図に示されるように、前者のビデオ信号出力端子2412にはテレビモニタ2420が、また、後者のデータ通信用の入出力端子2414にはパーソナルコンピュータ2430が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作によって、回路基板2408のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ2420や、パーソナルコンピュータ2430に出力される構成となっている。
【0075】
なお、電子機器としては、図10の携帯電話や、図12の携帯端末、図13のディジタルスチルカメラの他にも、液晶テレビや、ビューファインダ型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した表示装置が適用可能なのは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像データの読み出しが画像データの書き込みを追い越さないようにできるので、連続した画面を表示する際に表示画像の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る表示装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図2】 同表示装置における液晶パネルの構成を示す斜視図である。
【図3】 同液晶パネルの要部構成を摸式的に示す部分破断斜視図である。
【図4】 同表示装置におけるVRAMとその周辺回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 同表示装置におけるVRAMの動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 同表示装置におけるデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 同表示装置におけるYドライバの構成を示すブロック図である。
【図8】 同表示装置における4値駆動法の波形例を示すタイミングチャートである。
【図9】 第2実施形態に係わる表示装置における開始パルスと書き込み開始パルスの関係を示すタイミングチャートである。
【図10】 同表示装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。
【図11】 同表示装置を適用した電子機器の一例たる携帯端末の構成を示す斜視図である。
【図12】 同表示装置を適用した電子機器の一例たるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
100……液晶パネル
105……液晶
116……画素
118……液晶層
200……素子基板
212……データ線
220……TFD
234……画素電極
250……Xドライバ
300……対向基板
312……走査線
350……Yドライバ
2200……パーソナルコンピュータ
2300……携帯電話
2400……ディジタルスチルカメラ

Claims (9)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素とを備える表示装置を駆動するための駆動回路であって、
    画像データの書き込みと読み出しとを非同期で行う記憶部と、
    第1発振回路を備え、当該第1発振回路から出力されるクロック信号に基づいて、前記記憶部への前記画像データの書き込みを行うための書き込みクロック信号を生成するとともに、開始信号に基づいて、前記画像データの書き込みを許可する信号を生成する外部タイミング制御回路と、
    第2発振回路を備え、当該第2発振回路から出力されるクロック信号に基づいて、前記書き込みクロック信号とは非同期であり、前記記憶部から前記画像データを読み出すための読み出しクロック信号を生成するとともに、前記開始信号を生成して、前記外部タイミング制御回路に出力する内部タイミング制御回路と、
    を備え、
    前記外部タイミング制御回路は、前記内部タイミング制御回路から供給される前記開始信号に基づいて、前記記憶部からの前記画像データの読み出し開始に先行して、前記記憶部への前記画像データの書き込みを開始させること
    を特徴とする駆動回路。
  2. 前記記憶部は1フレーム分の画像データを記憶し、
    前記書き込み開始タイミングから前記読み出し開始タイミングまでの時間が、1フレーム分の画像データを書き込むのに要する書き込み期間と1フレーム分の画像データを読み出すのに要する読み出し期間との差の時間より長いこと
    を特徴とする請求項に記載の駆動回路。
  3. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して設けられた複数の画素と、
    前記走査線を順次選択する走査線駆動回路と、
    前記記憶部から読み出された画像データに基づいて、前記各データ線に供給されるデータ信号を生成するデータ線駆動回路と、
    請求項1に記載した駆動回路とを備えることを特徴とする表示装置
  4. 前記データ線駆動回路はラインメモリを備え、前記ラインメモリは、前記読み出しクロック信号に同期して前記記憶部から供給される前記画像データを転送することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記外部タイミング制御回路を含み前記画像データを前記記憶部に書き込む画像信号処理回路と、を備えたことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 前記画像信号処理回路において、前記開始信号を遅延させ、当該遅延させた信号によって前記記憶部への画像データの書き込みを開始することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  7. 前記画像信号処理回路は、前記画像データに同期した書き込みクロック信号を生成し、当該書き込みクロック信号の周波数は、前記読み出しクロック信号の周波数よりも高いことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  8. 前記記憶部は1フレーム分の画像データを記憶し、
    前記画像信号処理回路は、前記画像データに同期した書き込みクロック信号を生成し、
    当該書き込みクロック信号の周波数をfw、前記読み出しクロック信号の周波数をfr、前記書き込み開始タイミングから前記読み出し開始タイミングまでの時間をT、総画素数をkとしたとき、
    k/fr−k/fw<T
    が成り立つことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  9. 請求項に記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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