JP3876382B2 - 面格子の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は面格子の取付構造に関する。ことに網戸などが面格子の外側に極めて簡単に出し入れできる面格子の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の面格子は、サッシの外側において取付金具を介して取付けられ、施錠機構を備えているので防犯機能を果たしている。また、周囲枠に収められた面格子本体が開閉できる構造で人の出入りが可能であるので、火災等の緊急避難時には脱出機能を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の面格子はそれなりの機能を発揮しているが、別の観点からして以下に説明するような問題点がありその解決が要求されていた。
面格子の設置箇所はトイレ、浴室、洗面所、その他等さまざまであり、また巾、高さ等面格子の大きさもさまざまであり、これの内側のサッシ枠に収められている網戸、ガラス障子をレールから外して掃除したい場合、倉庫に収納したい場合があるが、上記従来の面格子本体の開口では開口部が小さすぎて網戸等の出し入れができなかった。したがって網戸が汚れたまま、一部破損したままの使用、あるいは室内からの出し入れであり、衛生面上、美観上、運搬移動等の問題点が指摘されていた。
【0004】
なお面格子本体が左右方向に回転する片開きタイプの面格子は公知であるが、この場合設置時に開閉方向が決まるために仮に開く側の外側に一時的にも自転車、バイク、もの干台、掃除器具等の障害物が置かれれば開くことができないと言う問題点がああった。勿論非難用面格子の外側は解放しておくべきであるが、第三者、あるいは当事者でもその解放空間を常時有効に使用したいが為の願望による問題点でもあった。本発明はこれらの問題点を解消したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明つぎの特徴を備えている。
その一つは「サッシの外側にとりつけられる面格子は、該面格子の両側にとりつけられる取付具を介してサッシ又は壁体に固定されるとともに、上記取り付け具はサッシまたは壁体に固定される第一取付部材と、面格子に固定される第二取付部材とを有し、さらに両部材は互いに水平方向に回転可能に枢着されており、かつ第二取付部材は面格子とは着脱可能に止具で固定されており、面格子の開閉に際してはいずれか一側の第二取付部材と面格子との止具による固定が解除されてなることを特徴とする面格子の取付構造」である。
その二つは「上記の面格子の取付構造においてにおいて、第二取付部材は面格子の両側のたて枠にそれぞれ蝶ボルト等の頭部が異形のボルトを介して固定されており、面格子の開閉に際しては第二取付部材に形成している貫通口に蝶ボルト等の頭部が異形のボルトの頭部を合致せしめて、該頭部を貫通口より貫通せしめることにより第二取付部材と面格子との止具による固定が解除されることを特徴とする面格子の取付構造」である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を用いて以下に説明する。図1は本発明による面格子の取付構造の一実施例を示す。1はルーバ面格子で、サッシの外側にとりつけられる。1aは左右のたて枠、1bは上下の横枠、1cは開閉できるルーバ羽、1dはルーバ羽の一方を支持している中棧である。
2は面格子の両側に取付けられる取付具で、この取付具がサッシ又は壁体に固定されることによって面格子が固定支持される。
【0007】
この実施例では取付具2はサッシ又は壁体に固定される第一取付部材3と面格子にとりつけられる第二取付部材4とを有し、さらに両部材は互いに水平方向に回転可能に枢着されている。図示では取付具2は上下に2個形成しているが、長尺であれば、あるいは面格子の高さによっては強度面も考慮して1個ないし数個の範囲で適宜設けることができる。
【0008】
図2は図1に示す取付具の詳細を示す分解斜視図である。3は第一取付部材、4は第2取付部材である。これら部材はアルミの押出し成型で作られる。
第一取付部材3は一端にサッシの外側片に嵌合して固定される凹溝状の固定部3aを長手方向に形成している。また他端には一部開口の円筒状の中空部3bおよび円筒部3cからなる枢着部3dを形成している。
【0009】
第2取付部材4は面格子のたて枠に当接される当板部4aの一方側にボルトの頭部を内側から隠蔽する折曲部4bを形成している。また他方側の折曲片4cには先端部に前記枢着部3dに枢着される被枢着部4dが形成されている。被枢着部4dは中空部3bに嵌入される円柱部4eと円筒部3cに周接するガイド部4fからなっている。
【0010】
両部材の枢着部3dと被枢着部4dの枢着状態は図3、図5に示すごとくである。互いに上下方向に嵌合すればよく、図示していないが中空部3bの下方に円柱部4eの下端を受止めて支持する受止部材を装着しているので、その位置まで円柱部4eが挿入された状態で支持される。尚不図示であるが必要ならば円柱部4eの抜け止めのために円筒部3cの上端を内側に潰すようにしてもよい。4gは貫通口であり、図面では蝶ボルトの頭部が貫通できる大きさと、形状にしている。
【0011】
図3は図1に示す面格子取付構造の略平面図である。面格子1は両側のたて枠1aと取付具の第2取付部材4とを止具5、たとえば蝶ボルト等のボルトによって強固にネジ止め固定している。5bはボルトと螺合するナットである。また第二取付部材4と第一取付部材3は枢着部3dと被枢着部4dとで互いに枢着されている。さらに固定部3aがサッシ6の外側片に嵌着固定されている。
【0012】
図面では第一取付部材3をサッシに固定しているが、壁体7に固定してもよい。その場合該部材の形状は公知の形状も含めて適宜採択すればよい。また左右両側のたて枠にとりつけている第一取付部材と第二取付部材および蝶ボルトは同一のものを使用している。つまり1種類で左右両側に使用している。
【0013】
図4は図3に示す蝶ボルトの第二取付部材4への取り付け状態を示している。該部材の当板部4aにはボルト頭部5a(蝶ボルトの頭部)が貫通できる大きさと形状の貫通口4gが形成されている。この貫通口とは90度回転した状態で蝶ボルト5の頭部5aが位置しているのでボルト頭部が貫通口から抜けることがなく強固に第二取付部材をたて枠に螺子止め固定している。
【0014】
図5は図3に示す面格子取付構造の開閉状態を示す略平面図である。言うなれば面格子の右側の取付具の第二取付部材と止具5(蝶ボルト)との固定を解除している。つまり蝶ボルトの頭部を回して第二取付部材の貫通口に合致せしめ、その状態で面格子を外側に引くと図示のごとくボルト頭部が第二取付部材の貫通口から脱出して第二取付部材と面格子のたて枠との固定が外れる。
【0015】
それゆえに面格子は左側の取付具によって開閉自在に枢着されている。図示より明らかな通りサッシの外側は明らかに開放されるので、網戸等は極めて簡単に外側に出し入れできる。勿論逆の開きをしたければ右側の取付具に面格子を枢着して左側の第二取付部材からボルトを外せば左側のサッシの外側が大きく開放される。
【0016】
以上本発明の実施例について説明しているが、本発明の技術思想を逸脱しない範囲の設計変更は可能である。例えば取付具の枢着機構は枢着部の一方側はサッシ又は壁体にとりつければよく、他方側が面格子にとりつければよく、したがって建具用の蝶番を、その取付部を形状変更して枢着部の一方側をサッシ又は壁体に、他方側を面格子のたて枠に取り付けることができる。
さらにまたボルトは蝶ボルトに限らず、頭部が異形であれば当板部の貫通口に貫通でき、しかも当板部を固定することができる。また面格子は周囲枠の中に面格子本体が開閉可能に収まる構造であれば、該周囲枠の左右のたて枠に取付具をとりつければよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
サッシの外側にとりつけられる面格子が、通常は両側の取付具によって強固に固定されており、網戸、ガラス障子等を外側に出し入れしたいときは、面格子が左右いずれかの枢着部を支点として水平方向の回転によって開閉できるので、サッシの外側の空間が全体に広がり有効に利用できる。よって網戸、ガラス障子等の大きな、重い物体でも水平移動によって簡単に面格子の外側に出し入れできる。また実施例のごとき形状、構造の第一、第二取付部材であれば、一種類で左右に使用可能であり生産性、在庫管理、組立性がよい。よって本発明は実用価値極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面格子の取付構造の一実施例を示す略正面図。
【図2】図1に示す取付具の詳細を示し、Aは第一取付部材の分解斜視図、Bは第二取付部材の分解斜視図。
【図3】図1に示す面格子の取付構造の略平面図。
【図4】図3に示す蝶ボルトの取付状態を示す略説明図。
【図5】図3に示す面格子取付構造の開閉状態を示す略平面図である。
【符号の説明】
1 面格子
1a たて枠
1b 横枠
1c ルーバ羽
1d 中間棧
2 取付具
3 第一取付部材
3a 固定部
3b 中空部
3c 円筒部
3d 枢着部
4 第二取付部材
4a 当板部
4b 折曲部
4c 折曲片
4d 被枢着部
4e 円柱部
4f ガイド部
4g 貫通口
5 止具(ボルト)
5a 頭部
5b ナット
6 サッシ
7 壁体
8 網戸
Claims (2)
- サッシの外側にとりつけられる面格子は、該面格子の両側にとりつけられる取付具を介してサッシ又は壁体に固定されるとともに、上記取り付け具はサッシまたは壁体に固定される第一取付部材と、面格子に固定される第二取付部材とを有し、さらに両部材は互いに水平方向に回転可能に枢着されており、かつ第二取付部材は面格子とは着脱可能に止具で固定されており、面格子の開閉に際してはいずれか一側の第二取付部材と面格子との止具による固定が解除されてなることを特徴とする面格子の取付構造。
- 第二取付部材は面格子の両側のたて枠にそれぞれ蝶ボルト等の頭部が異形のボルトを介して固定されており、面格子の開閉に際しては第二取付部材に形成している貫通口に蝶ボルト等の頭部が異形のボルトの頭部を合致せしめて、該頭部を貫通口より貫通せしめることにより第二取付部材と面格子との止具による固定が解除されることを特徴とする請求項1記載の面格子の取付構造。
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