JP4291942B2 - 防犯障子付き引違い窓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通風と安全とが確保できるようにした防犯障子付き引違い窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
窓枠に引違い障子を嵌め込み、障子の前面に網戸を横移動可能に取り付けた引違い窓が多用されている。この引違い窓は、高温多湿の夏期などには全開した開口を網戸で塞ぎ、外気を室内に取り入れるようにして使用されることが多い。また、窓には防犯のため窓の外に格子を取付けることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
網戸は取外しが容易であり、夜間などには防犯上の問題が生じる。また、窓の外に固定される格子は、火災などの緊急時に避難の障害になりやすい。
この発明の目的は、障子を全開した状態で開口をロック機構付き格子障子で閉鎖することにより、障子の全開状態の通風を確保できるとともに、防犯および緊急時の避難口も確保できる防犯障子付き引違い窓の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の防犯障子付き引違い窓は、外側障子と内側障子の間に格子障子を配するとともに、該格子障子を施錠するロック機構を設けたことを特徴とする。ロック機構としては、前記外側障子と前記格子障子とを固定するクレセントと、前記格子障子と前記内側障子とを固定するクレセントとで構成すると便利である。また、格子障子は、窓枠に設けたレールに架設されて移動するが、レールを内側障子の格子枠に設けることも可能である。
【0005】
【発明の作用および効果】
この発明では、内側障子を全開にした状態で開口を格子障子で塞ぎ、ロック機構で施錠できるので、通風および防犯が同時に達成できる。このため、夏期などに窓を全開した状態で安心して就寝できる。また、火災などの緊急時には、通常の引違い窓と同様に避難口が確保できる。
【0006】
請求項2に記載の構成では、ロック機構は、前記外側障子と前記格子障子とを固定するクレセントと、前記格子障子と前記内側障子とを固定するクレセントとで構成されている。この構成では、安価で使い勝手に優れたロック機構が得られる。
【0007】
請求項3に記載の構成では、格子障子は、格子枠と、該格子枠に取外し可能に取り付けた縦桟とからなり、前記格子枠は、上枠部材と下枠部材とに下溝と上溝とが設けられており、中心側縦枠部材はスリットが形成され、前記下溝と上溝とは、奥が幅広となっている略T字形の断面を有し、前記縦桟は、上下の端部がT字形に形成され、該T字形端部の断面は前記下溝および上溝の略T字形の断面に嵌まり込む寸法に設定され、前記縦桟は、前記スリットを挿通して下溝と上溝との間に嵌め込まれる。この構成では、縦桟の間隔および固定が確実にでき、アルミサッシで格子障子を形成する場合に有利である。
【0008】
請求項4に記載の構成では、格子枠の中心側縦枠部材には、前記スリットの上端部および下端部を塞ぐ固定金具がビスにより固定されている。これにより、格子の不要な時期にはビスを捩じって固定金具を外し、縦桟を1つづつ外しておくことが簡単にでき、格子のない開放感を有する引違い窓が得られる。
【0009】
請求項5に記載の構成では、格子障子の格子枠にレールを設け、前記内側障子を該レールに架設している。この構成により、外側障子および内側障子のみを有する既存の引違い窓に、内側障子の代わりに格子障子を嵌めることで、格子障子付き引違い窓を構成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、この発明にかかる防犯障子付き引違い窓を示し、アルミサッシまたはスチールサッシである窓枠1と、該窓枠1に横方向に滑動自在に取付けられた障子群10とからなる。窓枠1は、上枠部材11および下枠部材12に各3本づつ上側レール14および下側レール15が突設されている。
【0011】
障子群10は、この実施例では、室外側に配された外側障子2、室内側に配された内側障子3、および中間に配された格子障子4とからなる。各障子2〜4は、それぞれ上側レール14と下側レール15とに架設されている。外側障子2および内側障子3は、障子枠21および31内にガラス22および32を嵌め込んだガラス障子となっている。なおガラス22および32は、金網入り、ピアノ線入り、強化ガラスなど防犯効果の高いものを使用することが望ましい。
【0012】
格子障子4は、格子枠41内に格子42を嵌め込んだ構造を有する。この実施例では、格子42は、上下を格子枠41に固定された多数の縦桟43と、縦桟43間に張られた防虫網44とからなり、格子障子4が網戸も兼ねている。格子は縦横の桟を有する井桁状、千鳥格子、その他所望のデザインのものが使用できる。また、格子として、透明な樹脂、木などを使用して閉塞感を緩和したり自然な暖かさを得ることも可能である。
【0013】
なお、防虫網44はなくてもよいが、格子障子に防虫網を張ることにより、通常は窓枠1の外側に設けられる網戸用のレールが省略できる利点がある。また、格子42を、ブラインド(目隠し)として機能するデザインに構成してもよく、スチールワイヤ、鎖など目立たない材料で形成してもよい。
【0014】
各障子2〜4には施錠のためのロック機構5が設けられている。ロック機構5は、内側障子3の障子枠31と格子障子4の格子枠41とを固定するためのクレセント51、52、および格子枠41と外側格子2の障子枠21とを固定するためのクレセント53とからなる。
【0015】
ロック機構5として、クレセント51〜53以外の構造の施錠手段が使用できる。また、施錠は、上記クレセント51〜53の如く障子枠21、31または格子枠41同士を固定する構成以外に、障子枠21、31または格子枠41と窓枠1とを固定する構造であってもよい。
【0016】
クレセント51、52は、障子枠31の窓中央側枠部材311と格子枠41の窓中央側枠部材411との間に設けられている。クレセント53は、格子枠41の窓中央側枠部材411と障子枠21の窓中央側枠部材211との間に設けられている。クレセント53は、クレセント51、52の中間位置に取り付けられて設定されているため、操作時に干渉は生じない。
【0017】
なお、クレセント53が解除されレバー531が回動して室内側に突き出した状態では該レバー531が内側障子3と干渉するが、クレセント53が固定されている状態では図1に示すごとくレバー531は格子枠41の厚さ内に収まっているため、内側障子3の滑動の障害とはならない。
【0018】
通常の引違い窓の開閉においては、クレセント51、52は固定してあり内側障子3と格子障子4とは一体にレール14、15間を滑動する。窓の開放は、クレセント51、52を固定したままクレセント53を解除して内側障子3と格子障子4との連結体、または外側障子2をスライドさせ、窓枠1の右側または左側を、一部または全面開放して使用される。
【0019】
防犯機能および通風機能を確保するときは、クレセント51、52を解除するとともにクレセント53を固定しておき、内側障子3を開放する。これにより、図1に示す如く、内側障子3による開口は、格子障子4により施錠つきで塞がれ、通風と防犯が両立する。このため、夏の夜などは、クーラーの使用を減らし、省資源、環境保護、健康の増進を図ることができる。
【0020】
この状態で、クレセント53は、外側障子2と内側障子3との間に挟まれる。このため、縦桟43の隙間から手を差し込んでクレセント53を解除することは不可能である。この結果、縦桟43の隙間が手が入る寸法であっても、防犯効果は失われない。なお、開放の程度は、全開でも図示の如く半開でもよく、内側障子3と窓枠1との間に係止手段(図示せず)を付設して所望の位置で内側障子3を係止できるようにしてもよい。
【0021】
図3はこの発明の第2実施例を示す。この実施例では、格子障子6は、格子枠61と、該格子枠61に取外し可能に取り付けた縦桟62とからなる。格子枠61は、上枠部材63と下枠部材64とに、下溝631と上溝641とが設けられており、中心側縦枠部材65にはスリット651が形成されている。下溝631と上溝641とは、略T字形の断面を有し、奥が幅広となっている。
【0022】
縦桟62は、上下の端部621、622がT字形に形成され、横材部分は下溝631および上溝641の略T字形の断面に対応して肉厚に形成されている。縦桟62は、スリット651を挿通して下溝631と上溝641との間に嵌め込まれる。この際に、T字形の上下の端部621、622が縦桟62の間隔を決め、かつ端部621、622が肉厚であるため、下溝631と上溝641から抜けることが防止される。
【0023】
中心側縦枠部材65には、スリット651の上端部および下端部を塞ぐ固定金具66がビス661により固定されている。この構成では、固定金具66を外すと、縦桟62はスリット651から引き出すことができる。これにより、窓を開放することが不要な冬季などには、縦桟62を取り外して、通常のガラス障子と同様に開放されたガラス窓が得られる。
【0024】
図4は第3実施例を示す。この実施例では、内側障子3のレール3A、3Aを、格子枠41の上側枠部材412および下側枠部材413に内側面に設けている。なお、外側障子2または内側障子3の障子枠21または31に格子障子4のレールを設けてもよい。
【0025】
以上の実施例では横方向の2枚の引違い窓について説明したが、、この発明は4枚組の引違い戸、引違い玄関戸、外側障子または内側障子が上下にスライドする引違い窓にも適用でき、外側障子または内側障子の一方が固定されている引違い窓であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】防犯障子付き引違い窓の斜視図である。
【図2】防犯障子付き引違い窓の断面図である。
【図3】第2実施例の格子障子の斜視図である。
【図4】第3実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 窓枠
2 外側障子
3 内側障子
4 格子障子
5 ロック機構
6 格子障子

Claims (5)

  1. 外側障子と内側障子の間に格子障子を配するとともに、該格子障子を施錠するロック機構を設けたことを特徴とする防犯障子付き引違い窓。
  2. 請求項1に記載の防犯障子付き引違い窓において、前記ロック機構は、前記外側障子と前記格子障子とを固定するクレセントと、前記格子障子と前記内側障子とを固定するクレセントであることを特徴とする防犯障子付き引違い窓。
  3. 請求項1または2に記載の防犯障子付き引違い窓において、前記格子障子は、格子枠と、該格子枠に取外し可能に取り付けた縦桟とからなり、前記格子枠は、上枠部材と下枠部材とに下溝と上溝とが設けられており、中心側縦枠部材はスリットが形成され、前記下溝と上溝とは、奥が幅広となっている略T字形の断面を有し、前記縦桟は、上下の端部がT字形に形成され、該T字形端部の断面は前記下溝および上溝の略T字形の断面に嵌まり込む寸法に設定され、前記縦桟は、前記スリットを挿通して下溝と上溝との間に嵌め込まれることを特徴とする防犯障子付き引違い窓。
  4. 請求項3に記載の防犯障子付き引違い窓において、前記格子枠の中心側縦枠部材には、前記スリットの上端部および下端部を塞ぐ固定金具がビスにより固定されていることを特徴とする防犯障子付き引違い窓。
  5. 請求項1または2に記載の防犯障子付き引違い窓において、前記格子障子の格子枠にレールを設け、前記内側障子を該レールに架設したことを特徴とする防犯障子付き引違い窓。
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