JP2003314162A - 面格子の取付構造 - Google Patents

面格子の取付構造

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JP2003314162A JP2002160738A JP2002160738A JP2003314162A JP 2003314162 A JP2003314162 A JP 2003314162A JP 2002160738 A JP2002160738 A JP 2002160738A JP 2002160738 A JP2002160738 A JP 2002160738A JP 2003314162 A JP2003314162 A JP 2003314162A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網戸等を面格子の外側に簡単に出し入れでき
る面格子の取付構造を提供する。 【構成】 サッシの外側にとりつけられる面格子は、該
面格子の両側にとりつけられる取付具を介してサッシ又
は壁体に固定されるとともに、上記取り付け具はサッシ
または壁体に固定される第一取付部材と、面格子に固定
される第二取付部材とを有し、さらに両部材は互いに水
平方向に回転可能に枢着されており、かつ第二取付部材
は面格子とは着脱可能に止具で固定されており、面格子
の開閉に際してはいずれか一側の第二取付部材と面格子
との止具による固定が解除されてなることを特徴とする
面格子の取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面格子の取付構造に
関する。ことに網戸などが面格子の外側に極めて簡単に
出し入れできる面格子の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の面格子は、サッシの外側にお
いて取付金具を介して取付けられ、施錠機構を備えてい
るので防犯機能を果たしている。また、周囲枠に収めら
れた面格子本体が開閉できる構造で人の出入りが可能で
あるので、火災等の緊急避難時には脱出機能を備えてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の面格子
はそれなりの機能を発揮しているが、別の観点からして
以下に説明するような問題点がありその解決が要求され
ていた。面格子の設置箇所はトイレ、浴室、洗面所、そ
の他等さまざまであり、また巾、高さ等面格子の大きさ
もさまざまであり、これの内側のサッシ枠に収められて
いる網戸、ガラス障子をレールから外して掃除したい場
合、倉庫に収納したい場合があるが、上記従来の面格子
本体の開口では開口部が小さすぎて網戸等の出し入れが
できなかった。したがって網戸が汚れたまま、一部破損
したままの使用、あるいは室内からの出し入れであり、
衛生面上、美観上、運搬移動等の問題点が指摘されてい
た。
【0004】なお面格子本体が左右方向に回転する片開
きタイプの面格子は公知であるが、この場合設置時に開
閉方向が決まるために仮に開く側の外側に一時的にも自
転車、バイク、もの干台、掃除器具等の障害物が置かれ
れば開くことができないと言う問題点がああった。勿論
非難用面格子の外側は解放しておくべきであるが、第三
者、あるいは当事者でもその解放空間を常時有効に使用
したいが為の願望による問題点でもあった。本発明はこ
れらの問題点を解消したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明つぎの特徴を備え
ている。その一つは「サッシの外側にとりつけられる面
格子は、該面格子の両側にとりつけられる取付具を介し
てサッシ又は壁体に固定されるとともに、上記取り付け
具はサッシまたは壁体に固定される第一取付部材と、面
格子に固定される第二取付部材とを有し、さらに両部材
は互いに水平方向に回転可能に枢着されており、かつ第
二取付部材は面格子とは着脱可能に止具で固定されてお
り、面格子の開閉に際してはいずれか一側の第二取付部
材と面格子との止具による固定が解除されてなることを
特徴とする面格子の取付構造」である。その二つは「上
記の面格子の取付構造においてにおいて、第二取付部材
は面格子の両側のたて枠にそれぞれ蝶ボルト等のボルト
を介して固定されており、面格子の開閉に際しては第二
取付部材に形成している貫通口に蝶ボルト等のボルトの
頭部を合致せしめて、該頭部を貫通口より貫通せしめる
ことにより第二取付部材と面格子との止具による固定が
解除されることを特徴とする面格子の取付構造」であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を用いて
以下に説明する。図1は本発明による面格子の取付構造
の一実施例を示す。1はルーバ面格子で、サッシの外側
にとりつけられる。1aは左右のたて枠、1bは上下の
横枠、1cは開閉できるルーバ羽、1dはルーバ羽の一
方を支持している中棧である。2は面格子の両側に取付
けられる取付具で、この取付具がサッシ又は壁体に固定
されることによって面格子が固定支持される。
【0007】この実施例では取付具2はサッシ又は壁体
に固定される第一取付部材3と面格子にとりつけられる
第二取付部材4とを有し、さらに両部材は互いに水平方
向に回転可能に枢着されている。図示では取付具2は上
下に2個形成しているが、長尺であれば、あるいは面格
子の高さによっては強度面も考慮して1個ないし数個の
範囲で適宜設けることができる。
【0008】図2は図1に示す取付具の詳細を示す分解
斜視図である。3は第一取付部材、4は第2取付部材で
ある。これら部材はアルミの押出し成型で作られる。第
一取付部材3は一端にサッシの外側片に嵌合して固定さ
れる凹溝状の固定部3aを長手方向に形成している。ま
た他端には一部開口の円筒状の中空部3bおよび円筒部
3cからなる枢着部3dを形成している。
【0009】第2取付部材4は面格子のたて枠に当接さ
れる当板部4aの一方側にボルトの頭部を内側から隠蔽
する折曲部4bを形成している。また他方側の折曲片4
cには先端部に前記枢着部3dに枢着される被枢着部4
dが形成されている。被枢着部4dは中空部3bに嵌入
される円柱部4eと円筒部3cに周接するガイド部4f
からなっている。
【0010】両部材の枢着部3dと被枢着部4dの枢着
状態は図3、図5に示すごとくである。互いに上下方向
に嵌合すればよく、図示していないが中空部3bの下方
に円柱部4eの下端を受止めて支持する受止部材を装着
しているので、その位置まで円柱部4eが挿入された状
態で支持される。尚不図示であるが必要ならば円柱部4
eの抜け止めのために円筒部3cの上端を内側に潰すよ
うにしてもよい。4gは貫通口であり、図面では蝶ボル
トの頭部が貫通できる大きさと、形状にしている。
【0011】図3は図1に示す面格子取付構造の略平面
図である。面格子1は両側のたて枠1aと取付具の第2
取付部材4とを止具5、たとえば蝶ボルト等のボルトに
よって強固にネジ止め固定している。5bはボルトと螺
合するナットである。また第二取付部材4と第一取付部
材3は枢着部3dと被枢着部4dとで互いに枢着されて
いる。さらに固定部3aがサッシ6の外側片に嵌着固定
されている。
【0012】図面では第一取付部材3をサッシに固定し
ているが、壁体7に固定してもよい。その場合該部材の
形状は公知の形状も含めて適宜採択すればよい。また左
右両側のたて枠にとりつけている第一取付部材と第二取
付部材および蝶ボルトは同一のものを使用している。つ
まり1種類で左右両側に使用している。
【0013】図4は図3に示す蝶ボルトの第二取付部材
4への取り付け状態を示している。該部材の当板部4a
にはボルト頭部5a(蝶ボルトの頭部)が貫通できる大
きさと形状の貫通口4gが形成されている。この貫通口
とは90度回転した状態で蝶ボルト5の頭部5aが位置
しているのでボルト頭部が貫通口から抜けることがなく
強固に第二取付部材をたて枠に螺子止め固定している。
【0014】図5は図3に示す面格子取付構造の開閉状
態を示す略平面図である。言うなれば面格子の右側の取
付具の第二取付部材と止具5(蝶ボルト)との固定を解
除している。つまり蝶ボルトの頭部を回して第二取付部
材の貫通口に合致せしめ、その状態で面格子を外側に引
くと図示のごとくボルト頭部が第二取付部材の貫通口か
ら脱出して第二取付部材と面格子のたて枠との固定が外
れる。
【0015】それゆえに面格子は左側の取付具によって
開閉自在に枢着されている。図示より明らかな通りサッ
シの外側は明らかに開放されるので、網戸等は極めて簡
単に外側に出し入れできる。勿論逆の開きをしたければ
右側の取付具に面格子を枢着して左側の第二取付部材か
らボルトを外せば左側のサッシの外側が大きく開放され
る。
【0016】以上本発明の実施例について説明している
が、本発明の技術思想を逸脱しない範囲の設計変更は可
能である。例えば取付具の枢着機構は枢着部の一方側は
サッシ又は壁体にとりつければよく、他方側が面格子に
とりつければよく、したがって建具用の蝶番を、その取
付部を形状変更して枢着部の一方側をサッシ又は壁体
に、他方側を面格子のたて枠に取り付けることができ
る。さらにまたボルトは蝶ボルトに限らず、頭部が異形
であれば当板部の貫通口に貫通でき、しかも当板部を固
定することができる。また面格子は周囲枠の中に面格子
本体が開閉可能に収まる構造であれば、該周囲枠の左右
のたて枠に取付具をとりつければよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。サッシの外
側にとりつけられる面格子が、通常は両側の取付具によ
って強固に固定されており、網戸、ガラス障子等を外側
に出し入れしたいときは、面格子が左右いずれかの枢着
部を支点として水平方向の回転によって開閉できるの
で、サッシの外側の空間が全体に広がり有効に利用でき
る。よって網戸、ガラス障子等の大きな、重い物体でも
水平移動によって簡単に面格子の外側に出し入れでき
る。また実施例のごとき形状、構造の第一、第二取付部
材であれば、一種類で左右に使用可能であり生産性、在
庫管理、組立性がよい。よって本発明は実用価値極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面格子の取付構造の一実施例を示
す略正面図。
【図2】図1に示す取付具の詳細を示し、Aは第一取付
部材の分解斜視図、Bは第二取付部材の分解斜視図。
【図3】図1に示す面格子の取付構造の略平面図。
【図4】図3に示す蝶ボルトの取付状態を示す略説明
図。
【図5】図3に示す面格子取付構造の開閉状態を示す略
平面図である。
【符号の説明】
1 面格子 1a たて枠 1b 横枠 1c ルーバ羽 1d 中間棧 2 取付具 3 第一取付部材 3a 固定部 3b 中空部 3c 円筒部 3d 枢着部 4 第二取付部材 4a 当板部 4b 折曲部 4c 折曲片 4d 被枢着部 4e 円柱部 4f ガイド部 4g 貫通口 5 止具(ボルト) 5a 頭部 5b ナット 6 サッシ 7 壁体 8 網戸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシの外側にとりつけられる面格子は、
    該面格子の両側にとりつけられる取付具を介してサッシ
    又は壁体に固定されるとともに、上記取り付け具はサッ
    シまたは壁体に固定される第一取付部材と、面格子に固
    定される第二取付部材とを有し、さらに両部材は互いに
    水平方向に回転可能に枢着されており、かつ第二取付部
    材は面格子とは着脱可能に止具で固定されており、面格
    子の開閉に際してはいずれか一側の第二取付部材と面格
    子との止具による固定が解除されてなることを特徴とす
    る面格子の取付構造。
  2. 【請求項2】第二取付部材は面格子の両側のたて枠にそ
    れぞれ蝶ボルト等のボルトを介して固定されており、面
    格子の開閉に際しては第二取付部材に形成している貫通
    口に蝶ボルト等のボルトの頭部を合致せしめて、該頭部
    を貫通口より貫通せしめることにより第二取付部材と面
    格子との止具による固定が解除されることを特徴とする
    請求項1記載の面格子の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6202167B1 (ja) * 2016-08-26 2017-09-27 積水ハウス株式会社 進入口付きルーバ構造
JP2021025244A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 不二サッシ株式会社 防火面格子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6202167B1 (ja) * 2016-08-26 2017-09-27 積水ハウス株式会社 進入口付きルーバ構造
JP2018031228A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 積水ハウス株式会社 進入口付きルーバ構造
JP2021025244A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 不二サッシ株式会社 防火面格子
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