JP2004162401A - 把手 - Google Patents
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Abstract
【課題】精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置所等における引き戸や開き戸用に、特に自殺のための紐や縄掛けができないような構造の把手を提供する。
【解決手段】把手1の把手部2を幅広の板状に形成すると共に該把手部2の上端部及び下端部を内側に円弧状に曲げて該把手部2を弓状又は半楕円状を有する角部のない形状に形成し、更に該把手部2の内側空間を左右に仕切る板状の仕切り部材3を該把手部2の内側面の中間部に内方に向かって突設し、これら把手部2及び仕切り部材3が取付けベース板4上に突出する構造に形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】把手1の把手部2を幅広の板状に形成すると共に該把手部2の上端部及び下端部を内側に円弧状に曲げて該把手部2を弓状又は半楕円状を有する角部のない形状に形成し、更に該把手部2の内側空間を左右に仕切る板状の仕切り部材3を該把手部2の内側面の中間部に内方に向かって突設し、これら把手部2及び仕切り部材3が取付けベース板4上に突出する構造に形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置室等における引き戸や開き戸の把手として有用な、特に自殺防止用として好適な把手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の精神科の病室等においては、引き戸や開き戸用の把手として、球形をしたノブやレバー式のハンドルなどの一般のオフィスや住宅等で使用されているものと同様のものが使われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
精神科病院の患者又は警察の拘置室に収監された者の中で、自殺願望を有する者が前記病室又は拘置室のノブやハンドルに紐を掛けて自殺を図ることがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題点を解消し、精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置所等における引き戸や開き戸用に、自殺のための紐掛けができないような構造の把手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成すべく、戸の把手において、把手部を幅広の板状に形成すると共に該把手部の内側面の中間部に、該把手部の内側の空間を左右に仕切る板状の仕切り部材を内方に突設した。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面により説明する。
【0007】
図1は本実施の形態の把手1の側面図、図2は該把手1の正面図、又、図3は該把手1の図2におけるII−II線截断面図を示す。
【0008】
即ち把手1は、幅広の板状に形成された把手部2と、該把手部2の内側面の中央部にて内方に突設し該把手部2の内側空間を中央で左右に仕切る板状の仕切り部材3と、これら把手部2と仕切り部材3とを固定した平らな取付けベース板4とからなり、該把手部2はその上端部と下端部とを円弧状に内側に曲げて、該把手部2を側面より見ると縦長の半楕円状を有する角部のない形状としている。
【0009】
又、前記仕切り部材3は該仕切り部材3を貫通するような貫通孔を有さず、これら把手部2と仕切り部材3とが前記取付けベース板4から突出するように形成されている。
【0010】
更に又、前記取付けベース板4は、取付け用の皿穴4aを複数個有する四角形の板状体からなる。
【0011】
尚、これら把手部2、仕切り部材3及び取付けベース板4は、丈夫なステンレス鋼の板材を用いて作られている。
【0012】
前記取付けベース板4と前記仕切り部材3、又は前記把手部2と前記仕切り部材3とは、図3に示す如く、複数ヵ所のプラグ溶接3bによって固定されている。尚、これらは突き合わせ溶接によって固定するようにしてもよい。
【0013】
次に本実施の形態の把手1の使用方法及びその利点について説明する。
【0014】
本把手1は、主として精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置室等における戸の把手に用いられる。
【0015】
即ち、取付け台4に設けた複数個の皿穴4aに介入した皿ねじ又は皿リベットにより、把手1を前記戸に固定する。
【0016】
尚、前記把手1は左右いずれからも手先を差し入れることができるので、引き戸の開け閉めに好都合であり、又、開き戸に取付けて用いてもよい。
【0017】
然して把手1には角部が無いので当っても傷をすることなく、紐を挿通するような貫通孔もないので、自殺願望のある人でも紐や縄を該把手1に掛けることができず、安全である。
【0018】
尚、本実施の形態では把手1をステンレス鋼の板材を溶接してなるとしたが、これはステンレス鋼以外の板材を溶接して作ってもよく、又は、鋳造等の方法で一体に成形するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
このように本発明によれば、精神科病院の病室等の引き戸や開き戸の把手として、自殺防止用に最適で且つ開け閉めの容易な把手を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の把手の側面図である。
【図2】同上把手の正面図である。
【図3】図2におけるII−II線截断面図である。
【符号の説明】
1 把手
2 把手部
3 仕切り部材
4 取付けベース板
【発明の属する技術分野】
本発明は精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置室等における引き戸や開き戸の把手として有用な、特に自殺防止用として好適な把手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の精神科の病室等においては、引き戸や開き戸用の把手として、球形をしたノブやレバー式のハンドルなどの一般のオフィスや住宅等で使用されているものと同様のものが使われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
精神科病院の患者又は警察の拘置室に収監された者の中で、自殺願望を有する者が前記病室又は拘置室のノブやハンドルに紐を掛けて自殺を図ることがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題点を解消し、精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置所等における引き戸や開き戸用に、自殺のための紐掛けができないような構造の把手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成すべく、戸の把手において、把手部を幅広の板状に形成すると共に該把手部の内側面の中間部に、該把手部の内側の空間を左右に仕切る板状の仕切り部材を内方に突設した。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面により説明する。
【0007】
図1は本実施の形態の把手1の側面図、図2は該把手1の正面図、又、図3は該把手1の図2におけるII−II線截断面図を示す。
【0008】
即ち把手1は、幅広の板状に形成された把手部2と、該把手部2の内側面の中央部にて内方に突設し該把手部2の内側空間を中央で左右に仕切る板状の仕切り部材3と、これら把手部2と仕切り部材3とを固定した平らな取付けベース板4とからなり、該把手部2はその上端部と下端部とを円弧状に内側に曲げて、該把手部2を側面より見ると縦長の半楕円状を有する角部のない形状としている。
【0009】
又、前記仕切り部材3は該仕切り部材3を貫通するような貫通孔を有さず、これら把手部2と仕切り部材3とが前記取付けベース板4から突出するように形成されている。
【0010】
更に又、前記取付けベース板4は、取付け用の皿穴4aを複数個有する四角形の板状体からなる。
【0011】
尚、これら把手部2、仕切り部材3及び取付けベース板4は、丈夫なステンレス鋼の板材を用いて作られている。
【0012】
前記取付けベース板4と前記仕切り部材3、又は前記把手部2と前記仕切り部材3とは、図3に示す如く、複数ヵ所のプラグ溶接3bによって固定されている。尚、これらは突き合わせ溶接によって固定するようにしてもよい。
【0013】
次に本実施の形態の把手1の使用方法及びその利点について説明する。
【0014】
本把手1は、主として精神科病院の病棟や病室、又は警察の拘置室等における戸の把手に用いられる。
【0015】
即ち、取付け台4に設けた複数個の皿穴4aに介入した皿ねじ又は皿リベットにより、把手1を前記戸に固定する。
【0016】
尚、前記把手1は左右いずれからも手先を差し入れることができるので、引き戸の開け閉めに好都合であり、又、開き戸に取付けて用いてもよい。
【0017】
然して把手1には角部が無いので当っても傷をすることなく、紐を挿通するような貫通孔もないので、自殺願望のある人でも紐や縄を該把手1に掛けることができず、安全である。
【0018】
尚、本実施の形態では把手1をステンレス鋼の板材を溶接してなるとしたが、これはステンレス鋼以外の板材を溶接して作ってもよく、又は、鋳造等の方法で一体に成形するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
このように本発明によれば、精神科病院の病室等の引き戸や開き戸の把手として、自殺防止用に最適で且つ開け閉めの容易な把手を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の把手の側面図である。
【図2】同上把手の正面図である。
【図3】図2におけるII−II線截断面図である。
【符号の説明】
1 把手
2 把手部
3 仕切り部材
4 取付けベース板
Claims (4)
- 戸の把手において、把手部を幅広の板状に形成すると共に該把手部の内側面の中間部に、該把手部の内側の空間を左右に仕切る板状の仕切り部材を内方に突設したことを特徴とする把手。
- 前記把手部は、その上端部及び下端部を内側に円弧状に曲げて弓状又は縦長の半楕円状を有する角部のない形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の把手。
- 前記把手部及び前記仕切り部材には貫通孔を有しない構造としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の把手。
- 前記把手部と前記仕切り部材とからなる把手を平らな取付けベース板上に固定して、取付けベース板と一体の把手に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の把手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002330214A JP2004162401A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 把手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002330214A JP2004162401A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 把手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004162401A true JP2004162401A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32807961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002330214A Pending JP2004162401A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 把手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004162401A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7373694B1 (en) * | 2005-07-22 | 2008-05-20 | Kopp Laurence D | Door handgrip negating suicidal attempt |
WO2010075567A2 (en) * | 2008-12-23 | 2010-07-01 | Berner John M | Secured room monitoring |
US20130019434A1 (en) * | 2011-07-22 | 2013-01-24 | Kopp Laurence D | Ligature-resistant vertical grab bar |
JP2013117106A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Kanda Seisakusho:Kk | 手摺 |
US8991881B2 (en) | 2009-01-29 | 2015-03-31 | Assa Abloy, Inc. | Anti-ligative doorknob |
US9714525B2 (en) | 2012-06-05 | 2017-07-25 | Sargent Manufacturing Company | Anti-ligature handle and escutcheon for operating a lock |
US10883273B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-01-05 | Behavioral Safety Products, Llc | Combinable ligature-resistant grab bar for vertical and horizontal application |
US11136786B2 (en) | 2018-06-26 | 2021-10-05 | Accurate Lock & Hardware Co. Llc | Confinement room lock |
US11156016B2 (en) | 2017-05-31 | 2021-10-26 | Sargent Manufacturing Compay | Anti-ligature turn piece |
US11434686B2 (en) | 2019-11-20 | 2022-09-06 | Kingsway Enterprises (Uk) Limited | Pressure monitor |
US11462091B2 (en) | 2020-11-26 | 2022-10-04 | Kingsway Enterprises (Uk) Limited | Anti-ligature device |
-
2002
- 2002-11-14 JP JP2002330214A patent/JP2004162401A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7373694B1 (en) * | 2005-07-22 | 2008-05-20 | Kopp Laurence D | Door handgrip negating suicidal attempt |
WO2010075567A2 (en) * | 2008-12-23 | 2010-07-01 | Berner John M | Secured room monitoring |
WO2010075567A3 (en) * | 2008-12-23 | 2010-10-28 | Berner John M | Secured room monitoring |
US8991881B2 (en) | 2009-01-29 | 2015-03-31 | Assa Abloy, Inc. | Anti-ligative doorknob |
US20130019434A1 (en) * | 2011-07-22 | 2013-01-24 | Kopp Laurence D | Ligature-resistant vertical grab bar |
US8646151B2 (en) * | 2011-07-22 | 2014-02-11 | Laurence D. Kopp | Ligature-resistant vertical grab bar |
JP2013117106A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Kanda Seisakusho:Kk | 手摺 |
US9714525B2 (en) | 2012-06-05 | 2017-07-25 | Sargent Manufacturing Company | Anti-ligature handle and escutcheon for operating a lock |
US11156016B2 (en) | 2017-05-31 | 2021-10-26 | Sargent Manufacturing Compay | Anti-ligature turn piece |
US11136786B2 (en) | 2018-06-26 | 2021-10-05 | Accurate Lock & Hardware Co. Llc | Confinement room lock |
US10883273B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-01-05 | Behavioral Safety Products, Llc | Combinable ligature-resistant grab bar for vertical and horizontal application |
US11434686B2 (en) | 2019-11-20 | 2022-09-06 | Kingsway Enterprises (Uk) Limited | Pressure monitor |
US11462091B2 (en) | 2020-11-26 | 2022-10-04 | Kingsway Enterprises (Uk) Limited | Anti-ligature device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070709 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20070724 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070817 |