JP2004339906A - スイング扉 - Google Patents

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JP2004339906A JP2003171388A JP2003171388A JP2004339906A JP 2004339906 A JP2004339906 A JP 2004339906A JP 2003171388 A JP2003171388 A JP 2003171388A JP 2003171388 A JP2003171388 A JP 2003171388A JP 2004339906 A JP2004339906 A JP 2004339906A
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Shigeo Ono
繁夫 尾野
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【課題】従来のスイング扉は、開閉時に扉本体が傾いたり揺れたりして円滑な開閉が行えないばかりでなく、取付金具を変形させたりステイの軸を破損したりする問題があった。
【解決手段】本発明のスイング扉は、扉本体と収納家具の側壁に取り付けた取付金具間に幅広の連結材を連結するとともに、連結材と取付金具とを複数箇所で固定してある。従って、扉本体の開閉時には一対の取付金具の動きが同一となり、円滑に開閉ができ、しかも扉本体が傾いたり揺れたりすることがない。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納家具の入口に設置するスイング扉に関する。
【0002】
厨房では、多くの食器や調理器を収納するためにシンクや調理台の上方に収納家具が設置されている。図5に示すように上方の高い位置に設置された収納家具Cは、人が立っていても扉の開閉に支障はないため両開き扉A、Aや片開き扉Bが用いられている。そして高い位置の収納家具の下に、さらに収納家具Dを設置する場合は、両開き扉や片開き扉では、扉の開閉時に扉が人に当たって開閉の邪魔となる。そこで人が立って人に当たるような位置に設置する収納家具Dにはスイング扉1が採用される。
【0003】
スイング扉とは、収納家具入口を一枚の扉本体が覆っており、該扉本体が上下方向に平行移動することにより収納家具の入口を開閉するものである。ここでスイング扉の構造について簡単に説明する。
【0004】
図6は従来のスイング扉である。スイング扉は、扉本体1が収納家具2の入口を覆っており、その開閉は取付金具3で行われる。スイング扉の取付金具3は、側壁用固定具4、扉用固定具5、上ステイ6、下ステイ7、等から構成されている。
【0005】
側壁用固定具4は、「L」字状となっており、長尺部8を横方に、短尺部9を縦方にして収納家具2の側壁(一方は図示せず)に固定するものである。また扉用固定具5は、アングル状となっており、扉本体1の内側両側部(一方は図示せず)に固定するものである。側壁用固定具4と扉用固定具5には必要個所に固定用の穴10…が穿設されていて、取付家具を側壁や扉本体に取る付けるときに該穴にビスを挿通して固定する。
【0006】
上ステイ6は、「く」字状に湾曲しているとともに、側壁の方にある端部がクランク状に屈曲している。該上ステイは、一端が側壁用固定具4の略中央位置(長尺部と短尺部の交差する位置)に軸11により回動自在に取りつけられている。また上ステイ6の他端は扉用固定具5に軸12により回動自在に取り付けられている。
【0007】
下ステイ7は、上ステイ6ほどではないが、やはり「く」字状に湾曲しており、一端が側壁用固定具4を取り付けた軸11よりも下方の位置に軸13により回動自在に取り付けられている。また下ステイ7の他端は扉用固定具5の前述上ステイ6を取り付けた軸12よりも下方の位置に軸14により回動自在に取り付けられている。
【0008】
また側壁用固定具4に取り付けた上ステイ6の上端部と長尺部8の端部間には引っ張りバネ15が張設されている。該引張りバネは、側壁用固定具4に回動自在に取り付けられた上ステイ6の上部を常時、引っ張ることにより、上ステイ6の端部に取り付けられた扉本体1を上方に持ち上げる力が作用していて、扉本体の開閉を容易にする。
【0009】
ところでスイング扉では、扉本体を開閉するときに、扉本体が常に安定した状態、即ち扉本体が傾いたり揺れたりせずに開閉できなければならない。なぜならば、開閉時に扉本体が傾いたり揺れたりすると扉本体の開閉が円滑とならないばかりでなく、扉本体を保持している取付金具や該取付金具を取り付けた固定具が曲がったり破損したりするからである。
【0010】
スイング扉の開閉時に扉本体が傾いたり揺れたりするのは、扉本体の両側と収納家具の両側の側壁に取り付けた一対の取付金具の動きが同一になっていないためである。そこで一対の取付金具の動きを同一にするため、従来から一対の取付金具間に連結材を架設したスイング扉が提案されていた(参照:特許文献1、2、3)。これら従来のスイング扉は、図6に示すように一対の取付金具間に架設された連結材が一本の丸棒Mであった。一対の取付金具間に丸棒を連結した従来のスイング扉は、図7に示すように丸棒Mの多端に牝ネジ17が螺設されており、取付金具である上ステイ6には皿穴18が穿設されている。丸棒Mを上ステイに固定する場合、ビス19を皿穴18に挿入し、牝ネジ17に強固に螺入する。
【0011】
特許文献1:特開平9−252854号公報(第8頁、図5)
特許文献2:特開2000−248823号公報(第4頁、図1、2)
特許文献3:特開2001−248355号公報(第6頁、図3)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の一対の取付金具間に一本の丸棒を架設したスイング扉は、連結材を全く使用しないものよりも確かに扉本体の傾きや揺れは少なくなってはいる。しかしがら丸棒の連結材を用いたスイング扉は、それでも完全なものとはいえず、多少の傾きや揺れが起こることがあった。この原因は、丸棒と取付金具との接触面積が小さいため、丸棒が捻れたり、丸棒と取付金具の固定が一本のビスだけで行われているため、捻れの力がかかるとビスが緩んだりするからである。スイング扉で開閉時に扉本体に少しでも傾きや揺れが起こると、円滑な開閉ができないばかりでなく、長期間使用するうちに、やはり取付金具が変形したり、取付金具を支受している軸の磨耗が激しくなって破損したりする原因となるものである。本発明は、扉本体の開閉時に扉本体が全く傾いたり揺れたりすることがないというスイング扉を提供することにある。
【0013】
本発明者は、柱だけで建てられた家は、地震でつぶれることが多いが、柱間に幅広の板材が張りめぐらされたツーバイフォの家は地震で大きく揺れても、つぶれにくいこと、即ち左右の柱間に幅広の板材が設置されていると強度が強くなることに着目して本発明を完成させた。
【0014】
本発明は、上ステイと下ステイからなる一対の取付金具が扉本体の内側両側と家具の内側両側壁に取り付けられていて、扉本体は家具に対して平行移動することにより家具の入口を開閉するスイング扉において、一対の取付金具間には連結材が連結されているとともに、該連結材は取付金具の長手方向において複数箇所で固定されていることを特徴とするスイング扉である。
【0015】
本発明に使用する好適な連結材としては、板状材がある。板状材は、固定する取付金具の長手方向に充分な幅を有するものがよい。図3に示すように板状材16の二箇所に牝ネジ17、17を螺設し、取付金具である上ステイ6には板状材16の牝ネジ17、17と同一箇所に皿穴18、18を穿設しておく。そして板状材16に上ステイ6を固定するときに、上ステイ6の皿穴18、18にビス19、19を挿通して板状材16の牝ネジ17、17に螺入し、強固に締め付ける。
【0016】
また連結材の他の実施例としては、図4に示すような複合棒がある。複合棒は、平行に置かれた二本の棒材20、20間を多数の架設材21…で架設して複合棒に形成したものである。複合棒のそれぞれの棒材20、20には牝ネジ17、17が螺設されており、上ステイ6には該牝ネジと同一箇所に皿穴18、18が穿設されている。この複合棒を上ステイに固定する場合は前述板状材を上ステイに固定するのと同様にして行う。
【0017】
連結材は、取付金具の内側となるステイに固定する。内側になるステイが上ステイ、或いは下ステイになる場合があるが、いずれにしても内側のステイに固定する。連結材を外側のステイに固定すると扉本体の開閉時に、外側となるステイが内側のステイと重なってしまい取付金具が動かなくなって扉本体の開閉ができなくなるからである。
【0018】
以下、図面に基づいて本発明のスイング扉を説明する。図1は本発明スイング扉の斜視図、図2は同側面断面図である。図6と同一分部には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0019】
図1、2に示す実施例は、取付金具である一対の上ステイ6、6間(一方は図示せず)に連結材である幅広の板状材16が連結されたものである。該連結材は、図3に示すように二ヶ所に牝ネジが螺設されており、ステイに穿設した皿穴を挿通してビスで強固に固定されている。
【0020】
本発明のスイング扉では、開閉時には扉本体が全く傾いたり揺れたりすることがなく、長期間の使用においても取付金具や軸が曲がったり破損することがなかった。しかしながら連結材として一本の丸棒を用いた従来のスイング扉では、開閉時に扉本体の傾きや揺れがあって、長期間の使用では、それがさらに激しく起こるようになっていた。
【0021】
なお本発明で連結材と取付金具とを複数箇所で固定するものであるが、この固定を溶接で行う場合は板状材と連結材の接する分部全域を溶接してもよい。要は、連結材と取付金具とを固定したときに、連結材と取付金具が完全に固定されていて直角状態が保っていられればよいものである。従って、本発明に使用する連結材は、実施例に示す板状材、二本の棒を架設した複合棒以外にも、両側の取付金具連結して扉本体の開閉時に扉本体が傾いたり揺れたりしないものであれば、如何なる構造、形状の連結材でも採用可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスイング扉は一対の取付金具間を幅広の連結材で連結するとともに、取付金具と連結材の固定を複数箇所で行っているため、扉本体の開閉時に一対の取付金具の動きが全く同一になって扉本体の開閉が円滑になるとともに長期間故障のない開閉が行えるという信頼性と安定性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイング扉の斜視図
【図2】本発明のスイング扉の側面断面図
【図3】板状材と上ステイの分解斜視図
【図4】複合棒と上ステイの分解斜視図
【図5】収納家具の正面図
【図6】従来のスイング扉の斜視図
【図7】従来の連結材の斜視図
【符号の説明】
1扉本体
2収納家具
3取付金具
4側壁用固定具
5扉用固定具
6上ステイ
7下ステイ
16板状材(連結材)

Claims (3)

  1. 上ステイと下ステイからなる一対の取付金具が扉本体の内側両側と家具の内側両側壁に取り付けられていて、扉本体は家具に対して平行移動することにより家具の入口を開閉するスイング扉において、一対の取付金具間には連結材が連結されているとともに、該連結材は取付金具の長手方向において複数箇所で固定されていることを特徴とするスイング扉。
  2. 前記連結材は、板状材であることを特徴とする請求項1記載のスイング扉。
  3. 前記連結材は、二本の棒を平行に架橋した複数棒状材であることを特徴とする請求項1記載のスイング扉。
JP2003171388A 2003-05-14 2003-05-14 スイング扉 Pending JP2004339906A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2551432A2 (en) 2011-07-29 2013-01-30 Sugatsune Kogyo CO., LTD. Door Opening/Closing Device With Support Member And Support Member For Door Opening/Closing Device
EP2551433A2 (en) 2011-07-29 2013-01-30 Sugatsune Kogyo CO., LTD. Door opening/closing device unit and method for mounting the same

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