JP3876217B2 - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物の製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置内の接続用電極間あるいは導電体配線間の狭ピッチ化に伴う短絡(ショート)等の発生が抑制され信頼性の高い半導体装置を得ることのできる半導体封止用エポキシ樹脂組成物の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランジスタ、IC、LSI等の半導体素子は、通常、エポキシ樹脂組成物を用いてトランスファー成形により樹脂封止される。この種のパッケージとして、従来から各種形態のパッケージが開発されている。
【0003】
このようなパッケージの一例として、例えば、図1に示すようなタイプのパッケージがあげられる。1は絶縁基板であり、その絶縁基板1上に接続用電極部2を介して半導体素子3が搭載され、絶縁基板1と半導体素子3は電気的に接続されている。そして、絶縁基板1の半導体素子3搭載面側を封止材料であるエポキシ樹脂組成物の硬化体である封止樹脂4aにより樹脂封止されている。また、上記タイプ以外に図2に示すようなパッケージがあげられる。このパッケージは、絶縁基板5上に半導体素子3が搭載され、この絶縁基板5と半導体素子3がワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3がエポキシ樹脂組成物硬化体である封止樹脂4bにより樹脂封止されている。さらに、図3に示すパッケージがあげられる。このパッケージは、金属製のリードフレーム7上に半導体素子3が搭載され、この半導体素子3とインナーリード8とがワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3がエポキシ樹脂組成物硬化体である封止樹脂4cにより樹脂封止されている。また、上記パッケージタイプ以外に図4に示すパッケージがあげられる。このパッケージは、金属製のリードフレーム10上に半導体素子3が搭載され、この半導体素子3とリードフレーム10の周囲に設けられたインナーリード11とがワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3がエポキシ樹脂組成物硬化体である封止樹脂4dにより樹脂封止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような半導体装置において、近年、その性能向上に伴い半導体装置内の接続用電極部2間またはワイヤー6間の狭ピッチ化が要望されている。この狭ピッチ化に伴い、その封止作業工程において、短絡(ショート)の発生が頻繁になっていた。このような状況に対して、通常、カーボンの凝集物の低減等が種々検討されているが、抜本的な解決には至っていないのが実情である。そして、この半導体装置の短絡(ショート)による不良品の発生を抑制し信頼性の高い半導体装置を得ることが要望されている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、半導体装置内の接続用電極間あるいは導電体配線間の狭ピッチ化に伴う短絡(ショート)の発生が抑制され信頼性の高い半導体装置を得ることのできる半導体封止用エポキシ樹脂組成物を製造する方法の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、溶融に際して、珪素質原料を、竪型炉上部に下向きに配置した噴射口から噴射し、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスを、上記噴射口を囲った状態で下向きに配置した他の噴射口から噴射するとともに、酸素ガスを上記両噴射口を囲った状態で下向きに配置した、さらなる他の噴射口から噴射し、上記混合ガスの流速を、酸素ガスの流速の2〜10倍となる流速に設定し、上記ガスの燃焼により溶融形成した、溶融球状シリカ粉末(c)をシリカ粉末全体の50重量%以上含有させたシリカ粉末(C)を準備し、このシリカ粉末(C)と、エポキシ樹脂(A)とフェノール樹脂(B)を成分原料として半導体封止用エポキシ樹脂組成物を製造する半導体封止用エポキシ樹脂組成物の製法をその要旨とする。
【0007】
本発明者らは、まず、封止作業工程において、短絡(ショート)の発生原因となる物質を突き止めるべく鋭意検討を重ねた。そして、上記短絡原因となるものが、封止材料として通常配合されるカーボンブラックではなく無機質充填剤にあることを突き止めた。すなわち、従来から無機質充填剤として、例えば、溶融シリカ粉末が用いられているが、この溶融シリカ粉末そのものを詳しく調べた結果、溶融シリカ粉末の一部に、粒子表面にカーボンが付着して粒子表面をカーボンが被覆した状態の溶融シリカ粉末が混入しているという事実を突き止めた。そして、このカーボンが粒子表面を被覆した溶融シリカ粉末が半導体装置内の接続用電極間あるいは導電体配線間に存在して、この電極間あるいは配線間が導通し短絡(ショート)の発生を生起していることを突き止めたのである。
【0008】
このような知見に基づき、上記カーボンにて表面が被覆される溶融シリカ粉末の製造工程に着目し、その表面にカーボンの被覆が形成されない溶融シリカ粉末を得るための製造方法を中心に研究を重ねた。その結果、従来は、溶融用熱源として可燃性ガスであるプロパンガスと酸素ガスとの混合ガスによる燃焼熱を用い、これと珪素質原料とを炉内に噴射して溶融シリカ粉末を作製していたが、上記噴射口にプロパンガスに起因したカーボンが生成し付着しており、これが溶融シリカ粉末表面に付着しカーボン被覆の溶融シリカ粉末が製造されることを突き止めた。したがって、本発明者らは、溶融シリカ粉末の製造に際して、溶融用熱源材料として従来のプロパンガス単独に代えて酸素ガスとプロパンガスに代表される炭化水素系可燃性ガスの混合ガスを用いると、酸素リッチ状態となるため炭化水素系可燃性ガスが完全燃焼し酸素不足による不完全燃焼の結果生じるカーボンの発生が抑制されて、粒子表面にカーボンの付着していない溶融シリカ粉末が製造されることを突き止めた。そして、このようにして得られた、カーボンがその表面に付着していない溶融シリカ粉末を、シリカ粉末全体の50重量%以上の含有割合となるシリカ粉末を用いると、その封止工程時における短絡(ショート)の発生が抑制されることを見出し本発明に到達した。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態について詳しく説明する。
【0010】
本発明に係る半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂(A成分)と、フェノール樹脂(B成分)と、特定のシリカ粉末(C成分)を用いて得られ、通常、粉末状もしくはこれを打錠したタブレット状になっている。
【0011】
本発明に用いるエポキシ樹脂(A成分)は、特に限定されるものではなく通常用いられるエポキシ樹脂が用いられる。例えば、クレゾールノボラック型、フェノールノボラック型、ビスフェノールA型、ビフェニル型、トリフェニルメタン型やナフタレン型等の各種エポキシ樹脂等があげられる。これらは、単独で使用できるほか、2種以上を併用してもよい。
【0012】
上記エポキシ樹脂(A成分)とともに用いられるフェノール樹脂(B成分)は、上記エポキシ樹脂の硬化剤としての作用を奏するものであり、特に限定するものではなく従来公知のもの、例えば、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、ビスフェノールA型ノボラック、ナフトールノボラック、フェノールアラルキル樹脂等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0013】
上記エポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)の配合割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量あたり、硬化剤中の水酸基当量が0.5〜2.0当量となるように配合することが好ましい。より好ましくは0.8〜1.2当量である。
【0014】
上記A成分およびB成分とともに用いられる特定のシリカ粉末(C成分)は、特定の製に基づいて得られた下記の溶融球状シリカ粉末(c)をシリカ粉末全体の50重量%以上の割合で含有するものであり、特に好ましくは溶融球状シリカ粉末(c)がC成分全体を占める100重量%である。
(c)溶融に際して、珪素質原料を、竪型炉上部に下向きに配置した噴射口から噴射し、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスを、上記噴射口を囲った状態で下向きに配置した他の噴射口から噴射するとともに、酸素ガスを上記両噴射口を囲った状態で下向きに配置した、さらなる他の噴射口から噴射し、上記混合ガスの流速を、酸素ガスの流速の2〜10倍となる流速に設定し、上記ガスの燃焼により溶融形成した、溶融球状シリカ粉末。
【0015】
上記溶融球状シリカ粉末(c)の含有割合がシリカ粉末全体の50重量%未満では、例えば、従来の方法により得られた溶融シリカ粉末では、その表面にカーボンが付着したものが混入しており、封止に際してこのカーボン被覆溶融シリカ粉末が半導体装置内の接続用電極間あるいは導電体配線間に存在して、この電極間あるいは配線間が導通し短絡(ショート)の多発を招くからである。
【0016】
つぎに、上記溶融球状シリカ粉末(c)の製造方法を詳しく説明する。例えば、珪素質原料を、溶融用熱源材料となる、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスと酸素ガスによるガス焔とともに竪型炉に供給して、上記珪素質原料を火炎中に分散させ、これを個々の粒子状態のまま溶融することにより溶融球状シリカ粉末が製造される。
【0017】
上記珪素質原料としては、従来の溶融球状シリカ粉末の製造に際して用いられるものであれば特に限定するものではない。例えば、SiO2 99.5%、Al2 O3 1%、Fe2 O3 0.05%、Na2 O0.005%、K2 O0.003%の組成からなる珪石を粉砕し、その粒度が500μm以下、好ましくは200μm以下となる粉砕物があげられる。すなわち、上記粒度より大きくなると、球状となり難い、または完全に溶融しない傾向がみられるからである。
【0018】
そして、このような粉砕物を竪型炉に、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスおよび酸素ガスとともに炉内に噴射し、温度2000℃以上の火炎中に分散させ、溶融し球状体とするのである。
【0019】
上記酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスにおける上記炭化水素系可燃性ガスとしては、特に限定するものではなく従来から用いられているプロパンガス等があげられる。さらに、上記混合ガスにおける両者の混合割合は、爆発限界濃度以下とすることを考慮して、容積比で、酸素ガス:炭化水素系可燃性ガス=1:0.9〜1:1.1に設定することが好ましく、特に好ましくは1:1である。
【0020】
上記竪型炉およびその内部の噴射口等の設備および構造について詳しくは、炉は原料となる珪素質原料が火炎中に均一分散され、溶融することが可能な竪型炉が好ましい。例えば、図5に示すような竪型炉があげられる。この竪型炉の上部には、珪素質原料を貯蔵するホッパー21が設けられている。そして、上記ホッパー21下部から炉体26に接続する原料供給管22が延びており、この原料供給管22の周囲には、図6(A)および(B)に示すように、混合ガス吹管である小管23が複数本配置され、さらに上記小管23の周囲には外管25が配設されて噴射口(バーナー)部分を構成している。すなわち、珪素質原料を、炭化水素系可燃性ガスおよび酸素ガスの混合ガスによるガス焔とともに炉内に噴射する際の噴射(バーナー)部分は、外管25の中心部に原料供給管(内管)22を備えた二重管からなり、さらに炭化水素系可燃性ガスおよび酸素ガスの混合ガスと酸素ガスとが異なる流速で炉内に供給される必要があるため、外管25と原料供給管(内管)22との間に小管23を多数配設し、その小管23を炭化水素系可燃性ガスおよび酸素ガスの混合ガス供給用管とし、さらに上記混合ガス供給用の小管23の周囲(小管23と外管25の隙間)を酸素ガス供給用管24として、上記混合ガスと酸素ガスとを同時に炉内に供給するようにしたものがあげられる。
【0021】
上記炉体26の下部には、排ガスとともに生成した溶融球状シリカ粉末をブロワー30により輸送管27内を移送してサイクロン28およびバックフィルター29にて、溶融球状シリカ粉末と排ガスとを分離し溶融球状シリカ粉末を捕集するよう構成されている。
【0022】
上記炉体26の直径と長さは製造条件等にもよるが、直径に対して高さが5〜100倍、好ましくは10〜50倍である。
【0023】
このような装置を用いて、炉体26の上部に配設された噴射口(バーナー)から炭化水素系可燃性ガスおよび酸素ガスの混合ガスと酸素ガスを噴射し、温度2000℃以上の火炎中に珪素質原料となる粉砕物を噴射する。この場合、火炎中に粉砕物を充分分散させ、しかも滞留時間を可能な限り長く保持させることが好ましい。
【0024】
上記火炎を形成する酸素ガスの流速は噴射口出口において、1.5m/秒以上とし、炭化水素系可燃性ガスおよび酸素ガスの混合ガスの流速は上記酸素ガスの流速の2〜10倍、特に好ましくは2〜6倍である。
【0025】
また、上記珪素質原料となる粉砕物の供給量は特に限定するものではないが、噴射口、炉体26等の装置の大きさによって適宜に設定される。例えば、1〜100kg/時間、好ましくは5〜30kg/時間程度である。また、珪素質原料の炉体26内への供給方法は自然流下あるいは加圧供給のいずれの方法であってもよいが、自然流下が好ましい。
【0026】
そして、火炎内における珪素質原料の加熱時間は適宜に設定されるが、一般にその粒子径が小さいほど加熱時間は短縮される傾向にある。
【0027】
このようにして得られる溶融球状シリカ粉末(c)の平均粒径は、2〜40μmの範囲であることが好ましく、特に好ましくは5〜30μmである。
【0028】
上記溶融球状シリカ粉末(c)を特定の割合含有するシリカ粉末(C成分)としては、特に限定するものではなく従来公知のシリカ粉末があげられる。特に好ましくは特定の溶融球状シリカ粉末(c)と同様、溶融球状シリカ粉末である。
【0029】
上記溶融球状シリカ粉末(c)以外のシリカ粉末(C成分)の平均粒径としては、2〜40μmの範囲であることが好ましく、特に好ましくは5〜30μmである。なお、上記溶融球状シリカ粉末(c)およびシリカ粉末(C成分)の平均粒径は、レーザー散乱式粒度分布測定装置により測定することができる。
【0030】
そして、このような特定のシリカ粉末(C成分)の含有割合は、エポキシ樹脂組成物全体の75重量%以上であることが好ましく、より好ましくは80〜91重量%の範囲である。すなわち、75重量%未満のように少なすぎると、耐半田特性等の半導体装置の信頼性に劣る傾向がみられるからである。
【0031】
本発明では、上記A〜C成分に加えて、必要に応じて硬化促進剤、ブロム化エポキシ樹脂等のハロゲン系難燃剤や三酸化アンチモン等の難燃助剤、カーボンブラック等の顔料、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランやγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤、カーボンブラック等の顔料、カルナバワックス等の離型剤等他の添加剤が適宜に用いられる。
【0032】
上記硬化促進剤としては、アミン型,リン型等のものがあげられる。アミン型としては、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、トリエタノールアミン,ジアザビシクロウンデセン等の三級アミン類等があげられる。また、リン型としては、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスフィン等があげられる。これらは単独でもしくは併せて用いられる。そして、この硬化促進剤の配合割合は、エポキシ樹脂組成物全体の0.1〜1.0重量%の割合に設定することが好ましい。さらに、エポキシ樹脂組成物の流動性を考慮すると好ましくは0.15〜0.35重量%である。
【0033】
本発明に係る半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、例えば、つぎのようにして製造することができる。すなわち、上記A〜C成分および必要に応じて他の添加剤を配合し混合した後、ミキシングロール機等の混練機にかけ加熱状態で溶融混合し、これを室温に冷却した後、公知の手段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一連の工程により製造することができる。あるいは、予め顔料であるカーボンブラックをエポキシ樹脂の一部と混合して予備混合物を作製する。ついで、この予備混合物と残りの配合成分を混合して溶融混合し、後は上記と同様の工程を経由することにより製造する。
【0034】
このようなエポキシ樹脂組成物を用いての半導体素子の封止は、特に制限するものではなく、通常のトランスファー成形等の公知のモールド方法により行うことができる。
【0035】
このようにして得られる半導体装置としては、具体的には、先に述べたように、図1〜図4に示す構造のパッケージ形態があげられる。すなわち、図1に示すパッケージは、絶縁基板1上に接続用電極部2を介して半導体素子3が搭載され、絶縁基板1と半導体素子3は電気的に接続されている。そして、絶縁基板1の半導体素子3搭載面側を封止樹脂4aにより樹脂封止されている。また、図2に示すパッケージは、絶縁基板5上に半導体素子3が搭載され、この絶縁基板5と半導体素子3がワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3が封止樹脂4bにより樹脂封止されている。さらに、図3に示すパッケージは、金属製のリードフレーム7上に半導体素子3が搭載され、この半導体素子3とインナーリード8とがワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3が封止樹脂4cにより樹脂封止されている。また、図4に示すパッケージは、金属製のリードフレーム10上に半導体素子3が搭載され、この半導体素子3とリードフレーム10の周囲に設けられたインナーリード11とがワイヤー6にて電気的に接続されている。そして、このワイヤー6を含む半導体素子3が封止樹脂4dにより樹脂封止されている。
【0036】
そして、上記半導体装置において、接続用電極部とは、例えば、図1に示すように、絶縁基板1と半導体素子3とを電気的に接続するものであって、周知の電極のみでもよいが、電極とジョイントボール等の電極に配備される導電体を含む概念である。また、上記半導体装置において、導電体配線とは、図2〜図4に示すように、半導体素子3と絶縁基板5、半導体素子3とインナーリード8、半導体素子3とインナーリード11とをそれぞれ電気的に接続する各ワイヤー6、さらにインナーリード8,11および絶縁基板5上の配線をも含む概念である。
【0037】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【0038】
下記に示す各成分を準備した。
【0039】
〔エポキシ樹脂a〕
下記の一般式(a)で表されるビフェニル型エポキシ樹脂(エポキシ当量173、融点100℃)
【化1】
【0040】
〔エポキシ樹脂b〕
下記の一般式(b)で表される繰り返し単位を有するエポキシ樹脂(エポキシ当量170、融点60℃)
【化2】
【0041】
〔フェノール樹脂〕
フェノールノボラック樹脂(水酸基当量107、融点60℃)
【0042】
〔硬化促進剤〕
トリフェニルホスフィン
【0043】
〔難燃剤〕
ブロム化エポキシ樹脂
【0044】
〔難燃助剤〕
三酸化アンチモン
【0045】
〔離型剤〕
カルナバワックス
【0046】
〔顔料〕
カーボンブラック
【0047】
〔溶融球状シリカ粉末a〕
溶融球状シリカ粉末(平均粒径20μm)を、先に述べた図5および図6に示す竪型炉を用いつぎのようにして作製した。すなわち、珪素質原料である珪石(SiO2 99.5%、Al2 O3 0.063%、Fe2 O3 0.002%、Na2 O0.002%、K2 O0.003%)の粉砕物(粒度66μm以下)を準備し、これを供給機により10kg/時間で連続的に原料供給管(内管)22から炉内に供給するとともに、プロパンガスと酸素ガスの混合ガス(混合容積比1:1)〔30Nm3 /時間(流速43.9m/秒)〕を外管25と原料供給管(内管)22との間に配設した小管23から、また酸素ガス〔15Nm3 /時間(流速8.3m/秒)〕を上記外管25と小管23の隙間部分から吐出させ2000℃以上のガス焔(火炎の長さ50cm)を炉内に生じさせた。このようにして溶融球状シリカ粉末a(平均粒径20μm)を作製した。
【0048】
〔溶融球状シリカ粉末b〕
溶融球状シリカ粉末(平均粒径20μm)を、先に述べた図5および図6に示す竪型炉を用いつぎのようにして作製した。すなわち、珪素質原料である珪石(SiO2 99.5%、Al2 O3 0.063%、Fe2 O3 0.002%、Na2 O0.002%、K2 O0.003%)の粉砕物(粒度66μm以下)を準備し、これを供給機により10kg/時間で連続的に原料供給管(内管)22から炉内に供給するとともに、プロパンガス〔10Nm3 /時間(流速12.0m/秒)〕を外管25と原料供給管(内管)22との間に配設した小管23から、また酸素ガス〔5Nm3 /時間(流速6.2m/秒)〕を上記外管25と小管23の隙間部分から吐出させ2000℃以上のガス焔(火炎の長さ30cm)を炉内に生じさせた。このようにして溶融球状シリカ粉末b(平均粒径20μm)を作製した。
【0049】
〔溶融球状シリカ粉末c〕
溶融球状シリカ粉末(平均粒径10μm)を、先に述べた図5および図6に示す竪型炉を用いつぎのようにして作製した。すなわち、珪素質原料である珪石(SiO2 99.5%、Al2 O3 0.063%、Fe2 O3 0.002%、Na2 O0.002%、K2 O0.003%)の粉砕物(粒度44μm以下)を準備し、これを供給機により8kg/時間で連続的に原料供給管(内管)22から炉内に供給するとともに、プロパンガスと酸素ガスの混合ガス(混合容積比1:1)〔30Nm3 /時間(流速43.9m/秒)〕を外管25と原料供給管(内管)22との間に配設した小管23から、また酸素ガス〔15Nm3 /時間(流速8.3m/秒)〕を上記外管25と小管23の隙間部分から吐出させ2000℃以上のガス焔(火炎の長さ50cm)を炉内に生じさせた。このようにして溶融球状シリカ粉末c(平均粒径10μm)を作製した。
【0050】
〔溶融球状シリカ粉末d〕
溶融球状シリカ粉末(平均粒径10μm)を、先に述べた図5および図6に示す竪型炉を用いつぎのようにして作製した。すなわち、珪素質原料である珪石(SiO2 99.5%、Al2 O3 0.063%、Fe2 O3 0.002%、Na2 O0.002%、K2 O0.003%)の粉砕物(粒度44μm以下)を準備し、これを供給機により8kg/時間で連続的に原料供給管(内管)22から炉内に供給するとともに、プロパンガス〔10Nm3 /時間(流速12.0m/秒)〕を外管25と原料供給管(内管)22との間に配設した小管23から、また酸素ガス〔5Nm3 /時間(流速6.2m/秒)〕を上記外管25と小管23の隙間部分から吐出させ2000℃以上のガス焔(火炎の長さ30cm)を炉内に生じさせた。このようにして溶融球状シリカ粉末d(平均粒径10μm)を作製した。
【0051】
(1)半導体装置Aの封止
【実施例A1〜A8、比較例A1〜A6】
下記の表1〜表3に示す各原料を、同表に示す割合でヘンシェルミキサーに投入した後、30分間混合した。この際、顔料であるカーボンブラックは、予めエポキシ樹脂aと3本ロールにて混合(カーボンブラック/エポキシ樹脂aの混合重量比=1/10)して予備混合物を作製し、これを用いた。この後、上記混合物を混練押出機に供給し溶融混合した。つぎに、この溶融物を冷却した後粉砕し、さらにタブレット成形金型にて打錠することによりエポキシ樹脂組成物製タブレットを作製した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
このようにして得られた実施例および比較例の各エポキシ樹脂組成物製タブレットを用い、半導体素子(チップサイズ:10×10mm)をトランスファー成形(条件:175℃×120秒)し、175℃×5時間の後硬化することにより図3に示す半導体装置を得た。このパッケージは、208ピンQFP(クワッドフラットパッケージ)である。
【0056】
〔パッケージ形態〕
208ピンQFP(クワッドフラットパッケージ)タイプ:サイズ28mm×28mm×厚み2.8mm
半導体素子3サイズ:10mm×10mm×厚み370μm
金属リードフレーム7:銅製(サイズ:11mm×11mm×厚み100μm)
ワイヤー6:金製、直径25μm、ピッチ85μm、ワイヤー間距離60μm
【0057】
上記のようにして得られた各半導体装置について、短絡(ショート)発生状況を測定・評価した。すなわち、半導体素子上で導通がとられていない、隣接するインナーリード8間の電気抵抗値を測定し、1kΩ以下となったものを短絡(ショート)とした。そして、試料3000個のうちショートが発生したものをカウントした。その結果を下記の表4〜表6に示した。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
上記表4〜表6から、実施例のエポキシ樹脂組成物製タブレットを用いた半導体装置は、全く短絡(ショート)が発生しなかった。これに対して、プロパンガスと酸素ガスの燃焼熱による従来の製法により作製された溶融球状シリカ粉末をシリカ粉末全体の50重量%を超えて含有した比較例の封止材料にて樹脂封止された半導体装置は、短絡(ショート)が発生した。
【0062】
(2)半導体装置Bの封止
【実施例B1〜B8、比較例B1〜B6】
下記の表7〜表9に示す各原料を、同表に示す割合でヘンシェルミキサーに投入した後、30分間混合した。この際、顔料であるカーボンブラックは、予めエポキシ樹脂aと3本ロールにて混合(カーボンブラック/エポキシ樹脂aの混合重量比=1/10)して予備混合物を作製し、これを用いた。この後、上記混合物を混練押出機に供給し溶融混合した。つぎに、この溶融物を冷却した後粉砕し、さらにタブレット成形金型にて打錠することによりエポキシ樹脂組成物製タブレットを作製した。
【0063】
【表7】
【0064】
【表8】
【0065】
【表9】
【0066】
上記のようにして得られた各エポキシ樹脂組成物製タブレットを用い、絶縁基板上に搭載された半導体素子をトランスファー成形(条件:175℃×1分+175℃×5時間の後硬化)することにより図2に示す片面封止タイプの半導体装置を作製した。
【0067】
〔パッケージ形態〕
ボールグリッドアレイ(BGA)タイプ:サイズ35mm×35mm×厚み1.5mm
樹脂封止層4b(エポキシ樹脂組成物硬化体)サイズ:35mm×35mm×厚み1.2mm
半導体素子3サイズ:10mm×10mm×厚み370μm
絶縁基板5:ビスマレイミドトリアジン(BT)樹脂/ガラスクロス基板(サイズ:40mm×40mm×0.3mm)
ワイヤー6:金製、直径20μm、ピッチ50μm、ワイヤー間距離30μm
【0068】
上記のようにして得られた各半導体装置について、先に述べた方法と同様にして短絡(ショート)発生状況を測定・評価した。その結果を下記の表10〜表12に示した。
【0069】
【表10】
【0070】
【表11】
【0071】
【表12】
【0072】
上記表10〜表12から、実施例のエポキシ樹脂組成物製タブレットを用いた半導体装置は、全く短絡(ショート)が発生しなかった。これに対して、プロパンガスと酸素ガスの燃焼熱による従来の製法により作製された溶融球状シリカ粉末をシリカ粉末全体の50重量%を超えて含有した比較例の封止材料にて樹脂封止された半導体装置は、短絡(ショート)が発生した。
【0073】
(3)半導体装置Cの封止
【実施例C1〜C8、比較例C1〜C6】
下記の表13〜表15に示す各原料を、同表に示す割合でヘンシェルミキサーに投入した後、30分間混合した。この際、顔料であるカーボンブラックは、予めエポキシ樹脂aと3本ロールにて混合(カーボンブラック/エポキシ樹脂aの混合重量比=1/10)して予備混合物を作製し、これを用いた。この後、上記混合物を混練押出機に供給し溶融混合した。つぎに、この溶融物を冷却した後粉砕し、さらにタブレット成形金型にて打錠することによりエポキシ樹脂組成物製タブレットを作製した。
【0074】
【表13】
【0075】
【表14】
【0076】
【表15】
【0077】
上記のようにして得られた各エポキシ樹脂組成物製タブレットを用い、絶縁基板上に搭載された半導体素子をトランスファー成形(条件:175℃×1分+175℃×5時間の後硬化)することにより図1に示す片面封止タイプの半導体装置(FC−BGA)を作製した。
【0078】
〔パッケージ形態〕
フリップチップボールグリッドアレイ(FC−BGA)タイプ:サイズ12mm×12mm×厚み1mm
樹脂封止層4a(エポキシ樹脂組成物硬化体)サイズ:12mm×12mm×厚み600μm
半導体素子3サイズ:10mm×10mm×厚み370μm
絶縁基板1:ビスマレイミドトリアジン(BT)樹脂/ガラスクロス基板(サイズ:14mm×14mm×厚み300μm)
接続用電極部2:金バンプ、直径20μm、ピッチ50μm、金バンプ間距離30μm
【0079】
上記のようにして得られた各半導体装置について、先に述べた方法と同様に、導通がとられていない、隣接する金バンプ間の電気抵抗値を測定して、1kΩ以下となったものを短絡(ショート)とし、短絡(ショート)発生状況を測定・評価した。その結果を下記の表16〜表18に示した。
【0080】
【表16】
【0081】
【表17】
【0082】
【表18】
【0083】
上記表16〜表18から、実施例のエポキシ樹脂組成物製タブレットを用いた半導体装置は、全く短絡(ショート)が発生しなかった。これに対して、プロパンガスと酸素ガスの燃焼熱による従来の製法により作製された溶融球状シリカ粉末をシリカ粉末全体の50重量%を超えて含有した比較例の封止材料にて樹脂封止された半導体装置は、短絡(ショート)が発生した。
【0084】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、溶融に際して、珪素質原料を、竪型炉上部に下向きに配置した噴射口から噴射し、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスを、上記噴射口を囲った状態で下向きに配置した他の噴射口から噴射するとともに、酸素ガスを上記両噴射口を囲った状態で下向きに配置した、さらなる他の噴射口から噴射し、上記混合ガスの流速を、酸素ガスの流速の2〜10倍となる流速に設定し、上記ガスの燃焼により溶融形成した、溶融球状シリカ粉末(c)を、シリカ粉末全体の50重量%以上の含有割合に設定されているシリカ粉末(C成分)を用い、半導体封止用エポキシ樹脂組成物を製造する方法である。このため、この製造方法によって得られた半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いることにより、短絡(ショート)発生の問題が抑制され信頼性に優れた半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体装置の一パッケージ形態を示す断面図である。
【図2】 半導体装置の他のパッケージ形態を示す断面図である。
【図3】 半導体装置の他のパッケージ形態を示す断面図である。
【図4】 半導体装置の他のパッケージ形態を示す断面図である。
【図5】 溶融球状シリカ粉末の製造装置の構成を模式的に示す断面図である。
【図6】 (A)は上記製造装置の噴射口部分(バーナー)の構成を示す断面図であり、(B)はその横断面図である。
【符号の説明】
1,5 絶縁基板
2 接続用電極部
3 半導体素子
4a,4b,4c,4d 封止樹脂
6 ワイヤー
7,10 リードフレーム
Claims (2)
- 溶融に際して、珪素質原料を、竪型炉上部に下向きに配置した噴射口から噴射し、酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスからなる混合ガスを、上記噴射口を囲った状態で下向きに配置した他の噴射口から噴射するとともに、酸素ガスを上記両噴射口を囲った状態で下向きに配置した、さらなる他の噴射口から噴射し、上記混合ガスの流速を、酸素ガスの流速の2〜10倍となる流速に設定し、上記ガスの燃焼により溶融形成した、溶融球状シリカ粉末(c)をシリカ粉末全体の50重量%以上含有させたシリカ粉末(C)を準備し、このシリカ粉末(C)と、エポキシ樹脂(A)とフェノール樹脂(B)を成分原料として半導体封止用エポキシ樹脂組成物を製造することを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物の製法。
- 上記溶融球状シリカ粉末(c)が、同心円状の内管と外管からなる二重管の、上記内管と外管との間に複数の小管が設けられた噴射口において、上記内管から珪素質原料を、上記小管から酸素ガスおよび炭化水素系可燃性ガスの混合ガスを、そして上記複数の小管と外管との隙間部分から酸素ガスをそれぞれ炉内に供給して、上記ガスの燃焼により珪素質原料を溶融することにより作製されてなる請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物の製法。
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